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No.30B
アクペリエンス

【シナリオデモ1開始】
北アメリア大陸 新地球連邦本部

  ~新地球連邦本部 賢人会議~
ブラヤ「…チラムが時空制御技術の提供を拒んだだと?」
ジャミトフ「うむ…。奴らは例のD計画を進め、自分達の力で時空を修復する気らしい」
クゼミ「言い換えれば、世界をチラムの思うままに創り変える気か…」
ジャミトフ「チラムめ…。ブレイク・ザ・ワールド以前の体制をそのまま引きずっているか」
クゼミ「あれは、時空破壊による時間軸のズレで20年早く多元世界に跳ばされた人間達が作り上げた国だったな」「その母体は旧地球連合の中心であった大西洋連邦と反目していた国家と聞く」
ジャミトフ「そして、20年のアドバンテージにより、連中は我々には無い時空制御の技術を持っている」
ジブリール「ジャミトフ・ハイマン! これは交渉役のあなたの失態だ!」「チラムはD計画を盾にし、こちらに服従を迫るのかも知れないのだぞ!」
ジャミトフ「落ち着け、ジブリール。まだチラムとて時空制御システムを完成させたわけではない」「そして、それが完全に作動するという確信も持っていないだろう」
コーダ「デューイからの報告では、チラム、エマーンは共に特異点を引き続き追っているそうだ」
クゼミ「特異点はエマーンを離反したか…」
ブラヤ「どうする? 保険として特異点を入手するか」
ジブリール「捕獲などという及び腰ではチラムかエマーンに出し抜かれる可能性もある」「後の憂いとなるぐらいなら、抹殺するべきだろう」
ジャミトフ「それも一つの案だな。…大局の見えない一人の凡人が世界を作り変えるなどあってはならない…」「世界の行く末を決めるためにこの賢人会議が存在するのだからな」
コーダ「クダンの限界…。この多元世界の理を破壊させるあれは、何としても阻止せねばならない」「その根を絶つために我々はあの男の復帰を認めた…」
ジブリール「アゲハ隊は何をしているのだ? その特異点はゲッコーステイトとおも行動を共にしているのだぞ」「さっさと連中を捕捉し、特異点もろとも始末すればいい」
コーダ「そう焦られるな。アゲハ隊の目的はゲッコーステイトの殲滅だけではないのだ」
ジャミトフ「だが、特異点の存在は無視出来ん。デューイ大佐には、計画を進めると同時に桂木桂なる人物の捕獲もやってもらおう」「無論、捕獲が困難な場合は抹殺も認めるという事でな」
コーダ「了解した。デューイには、そのように命じよう」
クゼミ「連中の現在の動きはどうなっているのだ?」
ジャミトフ「奴らはエマーンの追跡をかわすため、南アメリアに逃げ込んでいる」
ジブリール「南アメリアか…。無法地帯に逃げ込むとはネズミのやりそうな事だな」
エーデル「………」
ジャミトフ「そして、地球連邦に協力しないチラムなど邪魔者でしかない」
ジブリール「いい機会だ。例の機体をチラムに投入しよう」
エーデル「お待ち下さい。このタイミングでチラムに侵攻しても何の益もありません」「彼らに独自の時空修復の案があるのなら、ここは互いの計画を持ち寄り、世界の崩壊を止める最適な方法を検討すべきです」
ジャミトフ「エーデル准将…。それは特異点か、アゲハ隊を以って成せばいいのだ」「我々が考えるべきは、既に次の段階なのだよ」
エーデル「そんな…。世界が崩壊してしまっては、全てが無に帰すのですよ」
ジャミトフ「口を慎め、エーデル・ベルナル…!」
クゼミ「ジャミトフ総帥の言う通りだ。…この賢人会議は多元世界を統べるために、存在する」
コーダ「末席とは言え、お前を参加させたのはUNの働きを買ってのものだ。己の分というものをわきまえよ」
エーデル「…はい」
ジブリール(フ…ロゴスの経済力を後ろ盾にした賢人会議など、所詮は飾りだ…)(それを、この老人達にもいつか思い知らせてくれる…)
ジャミトフ「この世界は滅びんよ。そして、世界を統べ、人をより良き方向に導くのは我々の役目だ」「デュランダルなどにこの世界を渡してはならんのだ」
エーデル(目先の利に囚われた人間に未来を見通す力はない…)(ここにいる人間達こそが世界を闇に閉ざす者かも知れない…)
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現済み〕
モーム「チラムの追撃部隊、何とか振り切れたみたいです!」
シャイア「昨日は連邦軍、今日はチラム…。明日はザフトに追われるのかしら?」
エルチ「のん気な事言わないで下さいよ! せっかく太平洋を越えて逃げてきたっていうのに!」
ジャミル「だが、南アメリアはそのほとんどが荒野だ」「上手く身を隠す事が出来れば、しばらくは休めるだろう」
エルチ「しばらくって言いますけど、こんな生活をずーっと続けなきゃならないんですか?」
ジャミル「………」
ホランド「るせえよ、ブレーカー。嫌なら、とっととケツまくって勝手にのたれ死にやがれ」
エルチ「何ですって! もう一度言ってみなさいよ!」
コトセット「ちょ、ちょっとお嬢さん! こんな時に喧嘩しないでくださいよ!」
ハップ「ホランドもつっかかるな。こんな状況じゃ、嫌気がさすのも無理ないだろうさ」
ホランド「チッ…」(所詮、こいつらは自分達の役目ってのがわかってねえんだよ)
タルホ「………」
ケンゴウ「とりあえず、各艦の修理もしなくてはならん。どこかに一度落ち着くぞ」
サラ「南西に30キロの地点に大規模な地下空洞があるようです。そこに向かってはどうでしょう?」
ジャミル「うむ…そこなら敵の追撃をかわす事も出来るだろう。…ホランドもいいな」
ホランド「…いちいち俺に確認しなくてもいいぜ」
ジャミル「では、地下空洞へ向かう。各艦はジャミングを忘れるな」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

南アメリア大陸東部 ハッシェンダ

  ~ハッシェンダ 発掘現場跡~
ギジェット「この洞窟…あたし達のいた世界のものみたいね」
サラ「ここの岩がスカブコーラルってやつだから?」
ジョブス「その通りです。そして、ここはLFOの発掘現場跡のようです」
ベロー「発掘って…あのLFOってのは土の中に埋まってるものなのかい?」
ジョブス「LFOの骨格と言える部分、いわゆるアーキタイプはスカブの奥深くに埋まっているものなのです」「そのアーキタイプに人が操縦できるようにメカニックを埋め込んだものが私達の使用するLFOです」
ウォズ「ちなみにエウレカのニルヴァーシュは世界で最初に作られたLFOなんだ」
サラ「ふうん…だからtype ZEROって名前なんだ」
エウレカ「…レントン」
レントン「何? エウレカ…」
エウレカ「ニルヴァーシュは元気?」
レントン「え…」
エウレカ「………」
レントン「そう言えば、エウレカ…最近、出撃していないね」「何だかニルヴァーシュに近寄らないようにしてるみたい」
エウレカ「………」
レントン「もしかして、調子…悪いの?」
レントン「ねえ…よかったら、俺がニルヴァーシュに乗ろうか?」「ほら…ゾンダーエプタでも俺、それなりに戦えてたし…」
エウレカ「………」
レントン「俺もさ…自分でも結構不思議っていうの? けど、乗れちゃったんだよね。これって才能?」「って、そんなのあるわけ無いって!」
エウレカ「………」
レントン「けど、案外…俺ってニルヴァーシュとの相性、いいのかもしんないね」「って言うか、ニルヴァーシュは君より俺の方がいいって言ってんのかも」
エウレカ「…!」「…そうね。そうかも知れない…」
レントン「え…」
エウレカ「私…今、何も出来ない…。だから、ニルヴァーシュはレントンが…」
レントン「ちょ、ちょっと待ってよ! さっきのは冗談なんだから…」
エウレカ「でも! きっとその方がいい! あの子もそれを望んでいるから!」
レントン「エウレカ…」
エウレカ「ホランドには私から話をしておく…。だから、あの子をお願い…」
〔歩き去る足音〕
レントン「何だよ…」(俺…ニルヴァーシュのせいでエウレカが苦しんでると思って…それなのに…)(なのに、エウレカはわかってくれない…。俺の事を何も…)(俺が何のためにゾンダーエプタでニルヴァーシュに乗ったのかも…。全部、エウレカのためなのに…!)
ホランド「…エウレカをどう見る、ミーシャ?」
ミーシャ「わからない…。ただ、この発掘現場から何らかのストレスを受けているようね」
ホランド「スカブの影響か? それとも…」
ミーシャ「ニルヴァーシュ? そのどちらも影響があるとしか言えないわ」「ただ、あの子はニルヴァーシュを自分から遠ざけている。こんな事は初めての事よ」「そう…おそらく生まれて初めてでしょうね」
ホランド「………」
ミーシャ「…どうしてLFOが人の形をしているか、考えた事ある?」
ホランド「…俺が波に乗ってる時には、何時だってその事を考えてるさ」「アドロックならその質問に答えられたのかも知れないが…」
ミーシャ「アドロック・サーストン…。サマー・オブ・ラブから世界を救った英雄…。アミタドライヴの持ち主…」「あなたの師匠…。そして、レントンの父親…」
ホランド「………」

〔発掘の音〕
ジロン「よいしょっと! どんどん掘れよ、ファットマン!」
ファットマン「!」
アポロ「…何やってんだ、お前ら?」
ジロン「見てわからないか? 発掘だよ、発掘」
ランド「ここにはLFOのアーキタイプってのが埋まってるらしいからな」
ダイク「そいつを掘り当てて、売っ払えば一財産ってやつだ」
竜馬「でも、資金難の方は当面はシャイアさんとミムジィが自腹を切る事で落ち着いたはずだが…」
ジロン「それはそれ、これはこれ。…俺の親父もブルーストーンを発掘するロックマンだったからな」「地面にお宝が埋まってるとなれば、掘り出したくなるってもんだ」
シリウス「それほどの値打ちののものがそう簡単に見つかるとは思えんがな」
ブルメ「何言ってんだよ。お前達のアクエリオンだってどっかに埋まってたんだろ?」
シリウス「ぬっ…」
アポロ「言われてみれば、ごもっともだぜ。俺も穴掘りやってみるかな」「ハヤト、ライガーを持って来いよ。あれを使えば、穴掘りなんて一発だ」
隼人「お理だ。ゲッターは土木作業用のマシンじゃねえんだ」
ランド「んじゃ、ここはガンレオンとウォーカーマシンの出番だな」
隼人「やめときな。遊び半分でマシンを動かすと、リーダーの機嫌がまた悪くなるぜ」
竜馬「そこまで固い事を言うつもりは…!」
隼人「お前の事じゃねえ。ゲッコーステイトのリーダーの方だ」
弁慶「確かに…。どうも、あのお方…日本を発ってから不機嫌な顔ばかりしてるな」
隼人「正確には、あのコーラリアンってのに遭遇してからだろう」
ジロン「触らぬ神にたたり無しってやつだ。余計なトラブルを招くぐらいなら、ツルハシ一本でやるまでだ」
ガロード「でもよ、考えてみればGXも埋まっていたのを掘り出して使ってるんだよな」
チル「ロランのヒゲやソシエ達のカプルもそうだね」
ゲイナー「キングゲイナーも同じだ。オーバーマンは大変動の前に造られたもので、それを発掘したものだから」
ランド「どいつもこいつも似たような事情みたいだな」
ゲイナー「もしかして、ガンレオンも…?」
メール「うん。ガンレオンはパパが発掘したものなんだよ」
ランド「で、親方はそいつを改造して、修理屋に使ってたってわけだ」
竜馬「驚いたな…」「アクエリオンは別にしても、ゲイナー達のいた世界は地中に色々なものが埋まってたんだな」
ゲイナー「大変動の時代には色々な事があったみたいだからね。詳細はわかってないけど…」
ジロン「アーサーさんは、その時代の事を黒歴史って言ってたな」
アポロ「そのアーサーさんってのは誰だ?」
ジロン「イノセントの一番偉い人だったんだ。凄いものしりで、色んな事を俺達に教えてくれたんだ」
ガロード「黒歴史…」
メール「どうしたの、ガロード?」
ガロード「あのリーナって子が言ってたんだ…。蝶の羽、黒い歴史…って」
ブルメ「何だそりゃ?」
アポロ「気にする事はねえよ。あいつの言ってる事は不動のオッサンと同じで、さっぱりわからねえからな」
桂「…しかし、ここもそう長くはいられないんだろうな…」
ジャビー「どうしてです? いくら連邦軍やチアムでも、そう簡単にはここは発見出来ないと思いますが…」
桂「忘れたのか、ジャビー? チラムの連中は特異点を感知するセンサーを持っているんだぜ」
ジャビー「そう言えば…!」
モーム「じゃあ、桂様はどこに隠れてもチラムに見つかっちゃうって事ですか?」
桂「そうなるな…」
〔歩み寄る足音〕
マリン「おい…」
桂「…っと、聞かれちまったようだな」「で、どうするつもりだ、マリン? 敵の標的の俺を追い出すつもりか?」
マリン「そんなつもりはない。俺が用があるのは、そっちの怪獣の方だ」
ジャビー「怪獣って私の事ですか? ひどいですねえ…」
マリン「お前…時空転移を感知出来ると聞くが、あのコーラリアンと呼ばれる雲をどう思う?」
ジャビー「どうって…その…」
マリン「バルディオスにはS-1星で作られた亜空間センサーが搭載されている」「そのセンサーが、あの雲の周辺で次元境界線のゆがみを計測した」
ジャビー「………」
マリン「加えて、あの時に転移も起きた。これについて、お前の考えを聞かせてくれ」
ジャビー「…では、正直に話します。私は、あのコーラリアンというものが怖くてしかたありません」
桂「怖い…?」
ジャボー「はい…。私はあの雲は別の次元、別の世界へ通じる『門』だと思います」
マリン「やはり、そうか…。俺もあの雲の存在が次元境界線を崩壊させたのだと思う」「もし、あれが複数出現したり、もっと規模が大きいものが現れたりしたら想像も出来ない事が起こる事になるだろう」
桂「じゃあ、時空崩壊ってのはあのコーラリアンが関係しているのか?」
マリン「そこまでは俺もわからん」「ジャビーとか言ったな…。お前が感じた恐怖って言うのはその事なのか?」
ジャビー「…心に浮かんだ事なので、上手くは説明出来ません…」「ですが、私はあの雲の向こうに何かが『いる』ような気がするんです」
マリン「その何かとは何だ?」
ジャビー「…わかりません…。ただ怖いのです…その正体もわからないというのに…」
桂「ジャビーをそこまで怯えさせるとはね…。その何かってのは俺達の敵なのか…」

  ~月光号 リビング~
エウレカ「………」
リーナ「怖いの?」
エウレカ「え…」
ティファ「あなたは何かに怯えている」
エウレカ「私の事が…わかるの?」
ティファ「私もあなたと同じだったから…」
エウレカ「ねえ、教えて…。私はどうすればいいの? 私…このままじゃ…」
リーナ「…撃受け入れるのよ」
エウレカ「え…」
ティファ「変わる事を恐れないで…。人は何かを捨てて、何かを得るのだから」
エウレカ「でも…」
リーナ「誰もが経験する事よ。子供から大人に、サナギから蝶に…」
エウレカ「でも…! 私、おかしくなっちゃったのよ! 私…私…」
ティファ「落ち着いて。あなたの動揺は、あの子達に伝わるわ」
リンク「ママ…」
エウレカ「リンク…」
メーテル「ママ…具合、悪いの…?」
エウレカ「………」
モーリス「行こう、メーテル、リンク…」
〔引き戸の開く音〕
エウレカ「みんな…」
ティファ「エウレカ…心を落ち着けて。誰でも変わっていくのだから」
リーナ「それを受け入れられないのなら何も起きない…。でも、それはゆっくりとした滅び」
エウレカ「………」
ティファ「私達も手伝うから…。だから、一緒に探しましょう」
エウレカ「私は…」
〔走り去る足音〕
ティファ「エウレカ…!」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「アクペリエンス」


【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔警報〕

ギジェット「コンパク干渉波、感知! 警戒ラインに侵入機を確認しました!」
モーム「多分、チラムです!」
シャイア「もう来たの!? ちょっと早過ぎよ!」
ジャミル「迎撃準備! 各機、発進だ!」
〈出撃準備〉
オリバー「忙しい奴らだぜ! 少しは休ませろよな!」
マリン「………」
桂「いいんだぜ、マリン。俺が原因で居場所がばれたって言ってもさ」
マリン「だからと言って、お前を放り出すわけにはいかない」「そんな事はみんな、とっくに覚悟しているしな」
桂「え…」
ジャミル「チラムが特異点を感知するセンサーを所持しているのは承知の上だ」
アデット「気にする必要はないよ、色男。旅は道連れ、世は情けってね」
ラグ「どうせお尋ね者だってんなら、とことんやってやるよ」
アポロ「仲間を放り出す程、俺達は腐っちゃいねえぜ」
桂「みんな…」
ミムジィ「あなたがファクトリーを言えだと言ったように、みんながあなたを仲間だと思ってるのよ」
桂「大丈夫なのか、ミムジィ?」
ミムジィ「ごめんね、心配かけて。でも、いつまでも泣いているわけにはいかないから」(だから、スレイ…。私とグローマを見守っていてね…)
ランド「ってなわけだ。下手な遠慮してんじゃねえぞ、特異点様よ!」
桂「了解! 改めてよろしくだ!」
ハップ「ご歓談の時間は終わりだ。アウトサイダー狩りの皆様のお出ましだ」
〔敵ユニット出現〕
タルホ「こんな狭い所に結構な数で押し込んで来たじゃない!」
ケンゴウ「待て、タルホ! 格納庫のハッチが開いたぞ!」
〔敵ユニット出現〕
エウレカ「…ごめんね…。ママ、おかしくなっちゃったみたいなの…」「みんなもニルヴァーシュみたいに私を嫌いになっちゃうね…」
ホランド「ニルヴァーシュだと…! 戦えるのか、エウレカ!?」
レントン「エウレカ!」
ムーンドギー「レントン! おめ、どうしてニルヴァーシュに乗ってないんだよ!」
レントン「だ、だって、エウレカが勝手に一人で…」
エウレカ「どうしてかな…。どうして、こうなっちゃったのかな…」
〔エウレカ、マップ端へ移動〕
エウレカ「…私m、変わっちゃったんだ…。こんなになるなら、私…変わらない方がよかった…」
〔味方ユニット離脱〕
レントン「エウレカーッ!!」
ホランド「俺が行く! 俺がエウレカを連れ戻す!」
タルホ「何言ってるのよ、ホランド! 目の前に敵がいるのよ!」
メーテル「ママ…あたし達を捨ててどこかに行っちゃうの…」
リンク「僕達…ママが病気だから静かにしてたのに…」
レントン「お前らは、ここで待ってるんだ。何とかして俺がエウレカを連れ戻してくる!」
モーリス「でも、敵がいるのに…!」
レントン「大丈夫だ。きっと、何とかなる!」
ジャミル「各機は速やかに敵を迎撃しろ! エウレカが戻るまでここで敵を迎え撃つぞ!」
ホランド(エウレカ…)
レントン(どうしたんだよ、エウレカ…。いったい君に何が起きたんだ…!?)
<戦闘開始>

<敵7小隊以下or3PP・敵増援1出現>

シャイア「ねえ、ミムジィ。この間から思っていたんだけど…チラムの攻撃、激しくなってない?」
ミムジィ「向こうも桂を捕まえるのを焦ってるんじゃないの?」
大尉「違う、違う! この攻撃…連中は捕獲なんて甘い事を考えとらんぞ!」
ミムジィ「じゃあ、チラムは桂を殺そうとしているって事!?」
モーム「でも、特異点である桂様がいなかったら、時空修復は出来ないんじゃないんですか?」
シャイア「まさか、チラム川の特異点だけで時空修復を決行するつもりなの…」
パプティ「チーフ! 新たな部隊の接近を確認! 今度は連邦軍です!」
シャイア「えーっ!」
〔敵ユニット出現〕
マシュー「ったくよ! こんな所までご苦労さんだぜ!」
ストナー「見ろ、マシュー!この間の黒いKLFもいるぞ!」
アネモネ「何よ…。the ENDのそっくりさんはいないじゃないの」
ドミニク「アネモネ、今日の任務にtype ZEROは関係ない。速やかに連中を…」
アネモネ「うるさいよ、ドミニク! あんたはガリバーの世話をしてればいいのよ!」
ドミニク「わかったよ、アネモネ。君の無事を祈ってる」
アネモネ「何よ、それ…。気持ち悪い…!」
ドミニク(ごめんね、アネモネ…。それくらいしか、僕は君にしてやれる事がないんだ…)(だから…祈ってるよ、君の無事を…)
ユルゲンス「各機、攻撃開始! 我々の標的はZEUTHだ! チラムには手出しするなよ!」
ウィッツ「今回は三つ巴のドサクサとはいかないようだぜ!」
ヒルダ「地球連邦にとってチラムは友好国だものね」
ガウリ「周りは全て敵という事か…! 進退窮まったようだな!」
ホランド「くそっ…! こんな所でやられるかよ…!」
ジロン「こうなったらヤケクソだ! 最後の瞬間まで大暴れしてやるぜ!」

<アネモネと戦闘or敵17小隊以下or敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
トニヤ「レーダーに反応! このエリアに何か来るよ!」
サラ「また敵の増援!?」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

ガロード「アークエンジェル! オーブのお姫様を誘拐した連中か!」
バルトフェルド「苦戦しているようだな、ゲッコーステイト」
ハップ「砂漠の虎か! まさか、あんた達まで俺達を狙っているのか!?」
バルトフェルド「その逆だ。俺達が援護するからこのエリアを離脱するんだ」
タルホ「オーブの仕事のお礼のつもり?」
バルトフェルド「そう取ってくれて結構だ」
マリュー(新連邦の不穏な動きの中心には彼らがいる…)(今、彼らを討たせるわけにはいかないわ)
ガロード「しかし、タイミング良過ぎだぜ。俺達、隠れていたのによ」
バルトフェルド「こっちには道案内がいたからね」
エニル「久しぶりね、ガロード」
ガロード「エニル…! お前もいるのか!?」
トニヤ「え!? ガロードとエニルって知り合いなの!?」
ランド「込み入った話は後だ! こっちは大ピンチなんだぜ!」
ガロード「エニル…信じさせてもらうぜ!」
エニル「そんな言葉をかけてもらえるなんてね…」「…ありがとう、ガロード…。取り返しのつかない事になる前に間に合ったみたいね…」
トニヤ「エニル…」
バルトフェルド「そういうわけだ。とっとと離脱するぞ」
ホランド「そうはいかねえ…。俺達はここを離れるわけにはいかねえんだ!」「手伝うのはそっちの勝手だが、俺は絶対に動かねえぞ!」
ジャミル「アークエンジェル、ホランドの言葉は我々全員の意志だ」
バルトフェルド「…仕方ない。では、こちらも可能な限りの援護をさせてもらう」「やるぞ、キラ。準備はいいな?」
キラ「…僕も取り返しのつかない事になる前に…」
[イベントデモ「キラ、SEED覚醒」]
キラ「自分のやるべき事をやります。何が立ち塞がろうと」
マシュー「相変わらずのフリーダム!」
ガロード「我が道を行くってわけか。あいつも随分とアウトサイダーだぜ!」
アネモネ「何よ、あいつ! こっちの邪魔をするってんなら、脳ミソ溶かしてやるよ!」
キラ「戦うしか方法がないのなら、僕は…」

<ランドが戦闘>
メール「レントンだってエウレカのために頑張ってる! あたし達も負けないんだから!」
ランド「その通りだ、メール! ここでヘタこいたらザ・ヒートの名が泣くってもんだぜ!」

<ガロードが戦闘>
ガロード「急げよ、レントン! こっちもそう長くはもちそうにないんだからな!」

<キラが戦闘>
キラ「僕は誓ったんだ…。もう誰も殺さないと…」「だから、戦う力だけを奪う…! それが僕の戦いだ!」
エニル(不殺の誓いってわけね…。さて…どこまで出来る事やら…)

<竜馬が戦闘>
竜馬「ここで俺達が負けたら、エウレカを連れ戻しに行ったレントンの頑張りも無駄になる!」「彼らが来るまで何としても持ち堪えるぞ!」

<ジロンが戦闘>
ジロン「うおおっ! 来るなら来い! レントンとエウレカが戻ってくるまで絶対に退くものか!」

<桂が戦闘>
桂「いいねえ…惚れた彼女のために全力疾走ってのは!」「頑張れよ、レントン! こっちはこっちで何とかしてみせるさ!」

<ゲイナーが戦闘>
ゲイナー「レントン…! 僕の事を兄さんって呼ぶなら、やってみせろ!」「君の事を信じてるんだからな!」

<アポロが戦闘>
アポロ「根性見せろよ、レントン! ガキはガキなりにやれるって事をお前んとこの大将に見せてやんな!」

<ホランドが戦闘>
ホランド「レントン…。もし、エウレカに何かあったら、俺はてめえを…」「くそっ! どうしてこんな事になっちまったんだ!」

<マリンが戦闘>
マリン「俺もこの部隊の一員だ…! 仲間が命を懸けているのなら、俺も全力を尽くすまでだ!」

<キラvsアネモネ>
アネモネ「こいつ! 見た目以上にすばしっこい!」
キラ「戦いたくなくてもそっちが向かって来るのなら…!」
アネモネ「ムカつくよ、そういうの! やる気がないんなら大人しく引っ込んでなよ!!」

<アネモネ撃破>
〔アネモネに爆発〕
アネモネ「つまんない! あのそっくりさんもいないし!」「それにここ…何か気分悪い…。帰る…!」
〔敵ユニット離脱〕

<ユルゲンス撃破>
〔ユルゲンスに爆発〕
ユルゲンス「遺憾ながら、本艦は後退だ! 以降は友軍の奮戦に期待する!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ギジェット「敵部隊の壊滅を確認しました!」
ケンゴウ「油断するな! また敵が来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
ロアビィ「ちょっと待てよ! いくら何でも限度ってもんがあるぜ!」
ガロード「くそっ! まだかよ、レントン!!」
ティファ(エウレカ…)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

レントン「エウレカーッ! どこだぁ!? 返事をしてくれーっ!」「俺は君に謝りたいんだーっ!!」(俺…君を助けたいと思ってニルヴァーシュに乗るって言ったけど、君を傷つけちゃったみたいだ…)(俺…君に機械の気持ちがわかるって初めて会った時、言ったよね…)(そんなの当たり前じゃないって君は言った…。同じだってうれしかった。でも…違うんだ…)(俺は機械の気持ちがわかる気がするだけ…勝手にそう思い込んでるだけかも知れない)(けど、君は多分、本当にニルヴァーシュと気持ちが通じ合ってるんだね…)(俺…思うんだ。君ともう結構ずっと一緒にいるのに俺は君の事、君の気持ち…全然わかってない)(もっと俺…わかりたいんだ、君の事…。だから…)「だから! 返事をしてくれ、エウレカーッ!! エウレカーッ!!」
〔走り寄る足音〕
レントン「あれはニルヴァーシュ…!? エウレカは…」

エウレカ(そうだ…私は本を探していたんだ…。探さなきゃ、本を探さなきゃ…)(早くしないとバスが行ってしまう。早くしないと日が暮れてしまう)(早く私の本を探さなきゃ。早くしないと夜が私を溶かしてしまう)「見つけた…」(…これが私…。言葉の無い本…何も書かれていない本…。それが私…)

エウレカ(何もない私…何でもない私…。私は私を見つけられなかった…)

エウレカ(…溶けていく)(溶けていく…私が溶けていく…。怖い、怖いよ…)(誰か…誰か助けて…お願い、誰か…。助けて、誰か…)(助けて、助けて…レントン…!)
レントン「エウレカーッ!!」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
レントン「エウレカーッ!」
〔画面、「サナギのエウレカ」を表示〕
エウレカ「…ごめんね…」
レントン「え!?」
エウレカ「きっとバチが当たったんだよね、私…」
レントン「エウレカ!」
エウレカ「…ねえ…私…どうなっちゃうのかな…」
レントン「戻ろう…! みんなの所に戻ろう!」
エウレカ「私…私……ごめんね…」
レントン「大丈夫!! 必ず…必ず俺が守るから!!」
〔カーソル、前進〕
〔味方ユニット出現〕

ゲイナー「ニルヴァーシュ! レントンか!?」
レントン「ゴメンね、ゴメンね、ゴメンね…。謝らなきゃいけないのは俺だ。身勝手だったのは俺だ…」
エウレカ「………」
レントン「エウレカは必死だったのに…必死の覚悟で俺にニルヴァーシュを預けるって言ったのに!」「なのに俺は…俺は…!」
〔モンスーノ20隊、レントンへ接近〕
ガロード「逃げろ、レントン!」
レントン「うああああああああああっ!!」
〔レントン、前進〕
〔敵ユニット撃破〕

ゲイン「何っ!?」
ホランド「あいつ…」
レントン「お願いだよ、ニルヴァーシュ! 俺に力を!」「エウレカを守る力を俺にくれっ!!」
[イベントデモ「アミタドライヴ起動」]
[イベントデモ「セブンスウェル現象」]

ホランド「まずい! 逃げろ、みんな!!」
ランド「こいつはベルフォレストの時と同じ…!」
ホランド「来るぞ、セブンスウェルが!!」
レントン「うあああああああああああっ!!」
[デモムービー「ニルヴァーシュ覚醒」]
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

南アメリア大陸東部

  ~アークエンジェル ブリッジ~
エニル「ありがとう…。あなた達のおかげで色々と助かったわ」
マリュー「こちらこそ。あなたの提供してくれた情報で新連邦やチラムの動きが随分と把握出来たわ」
エニル「ZEUTHの連中を追って旅をしてきたからね」「連邦やチラム、エマーンは同じ穴のムジナみたいなものよ」
マリュー「ついでと言ってはあれだけど、噂のZEUTHについても自分達の目で確かめる事が出来たわ」
エニル「噂?」
マリュー「ええ…。UNで幾つか気になる話を見かけたのだけど、それは私達の誤解だったみたいだわ」
エニル「そんな所で話題になってるなんて、あの連中も有名になったものね」
バルトフェルド「しかし、残念だったな…。あの不思議な光から逃げるのに精一杯で結局、彼らとははぐれちまった…」
エニル「気にしないで。…あたしに彼らと合わせるような顔は無いから」
バルトフェルド「こんな美人を嫌う男は、そうはいない。自信を持って会いに行くといい」
エニル「ありがとう…。でも、駄目なの…もう一度、ふられてるから」「…それで、あなた達はこれからどうするつもり?」
バルトフェルド「そうだな…。連邦の動きがつかめたから、ジブラルタルに向かうとするかな…」
エニル「ジブラルタル…。ザフトの一大拠点ね…」「そう言えば、あなた達…ガリアの法では、もう一つのZEUTHと戦っていたそうね」
マリュー「望んで、そうなったわけではないのだけどね…」
バルトフェルド「だが、連邦とプラント双方の動きが見えてきた以上、俺達もそろそろ行動を起こす時が来たようだ」
エニル「行動…?」
〔歩み寄る足音〕
キラ「…この世界を間違った方向に進ませないための戦いです」
エニル「ふ…ふふふ…」
カガリ「笑うな…! 私達は本気なんだ…!」
エニル「ごめんなさい、お姫様。彼の言った事は至極まともよ」「そう…まるで高い所に立った聖者の言葉みたいだったわ」
キラ「え…」
エニル「あなた…戦闘中に、敢えて敵にとどめを刺さなかったでしょう?」
キラ「はい…」
エニル「一緒に戦った身として一つだけ言わせてもらうわ」「こんな世界で自分の手を汚さないで何かが出来るとしたら、それは本当の神様だけね」
キラ「え…」
エニル「じゃあ、あたしはここでお別れね。あなた達の戦いが上手くいく事を祈ってるわ」「皮肉抜きでね」
バルトフェルド「君も元気でな、エニル・エル…」
キラ「………」
カガリ「気にするな、キラ。他の誰に何と言われようと、お前はお前のやり方を貫けばいい」
キラ「うん…」(…自分で決めた事なんだ…。でも…)(アスラン…本当に僕は正しい道を歩いているのかな…)(もう一度君に会ったら、答えは出るのかな…)

南アメリア大陸東部 ハッシェンダ

  ~月光号 格納庫~
エウレカ「………」
レントン「エウレカ…」
ホランド「こいつはどういう事だ?」
レントン「わかんないです…」
ホランド「現場にいたんだろ、お前は!?」
レントン「わかんないです! 俺にだって…俺にだってわかんないっスよ!」
ホランド「わかんねえじゃねえ…。いったい何があった? エウレカに何をした!?」
レントン「全部わかんないっスよ…。俺が見つけた時は、もうエウレカはこんなだったし…」「ニルヴァーシュに乗せたら、すぐにエウレカは気を失っちゃって…」
ホランド「何!? じゃあ、お前…まさか一人でセブンスウェルを…」
レントン「だってエウレカが…エウレカがあんなになっちゃって!」
ホランド「うるせえっ!!」
レントン「!」
ミーシャ「ホランド、とりあえずエウレカは医務室に運ぶわ」「…何が出来るかはわからないけど…」
ホランド「頼む、ミーシャ…」
ミーシャ「あなたはブリッジに上がって。カイメラのレーベン大尉から通信が入ったそうよ」
ホランド「カイメラ…新連邦軍か…」

ハップ「ホランド、フリーデンもグローマもアイアン・ギアーも無事だそうだ」
ホランド「そんな事はどうでもいい。カイメラからの通信を回せ」
タルホ「何て言い草よ! みんな、セブンスウェルの中を必死に逃げてきたってのに!」
ホランド「ギジェット、通信を回せ」
ギジェット「は、はい!」
タルホ「ホランド!」
ホランド「うるせえ…!」
〔モニターの開く音〕
レーベン「ZEUTHへ。こちらはレーベン・ゲネラール大尉です。無事で何よりです」
ホランド「つまらん挨拶は後にしてくれ。あんたに頼みがある」
レーベン「頼み?」
ホランド「連邦軍の力を借りたい。…あんた、近くにいるんだろ? 詳しくは会って話す」
レーベン「了解しました。こちらもあなた達に会っていただきたい方がいます」
ホランド「誰だ、そいつは?」
レーベン「エーデル・ベルナル准将。我々カイメラの指導者です」
ホランド「…いいだろう。その方がこっちも話を通しやすい」
レーベン「わかりました。では、合流地点を指示しますので、こちらの誘導に従ってください」
〔モニターの閉じる音〕
タルホ「ホランド! あんた、こんな大事な事を勝手に決めて…」
ホランド「うるせえんだよ! ジャミル達にカイメラと合流するのを伝えろ!」
ハップ「他の連中が行くのを拒んだらどうする?」
ホランド「その時は俺達だけで行く…。それしか方法はねえんだ…!」
ゲンゴウ「エウレカのためか?」
ホランド「ああ…」
タルホ「…ムカつくのよ、どいつもこいつも口を開けばエウレカ、エウレカって!」
ハップ「タルホ…」
タルホ「わかってる! 相手は只の女じゃないんだものね!」
ホランド(待ってろ、エウレカ…。俺が何とかしてやる…何とかしてみせる…)(どんな手段を使おうともな…)
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

小隊員のあなたは必読。戦技マニュアル、絶賛発売中。

【概要】
 身を隠すためにLFOの発掘現場に逃げ込む一行。
そこでエウレカはスカブと一体化し、驚愕したレント
ンはセブンスウェルを発動させるのであった。


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