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No.34C
ストレンジ・コンタクト

【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
チャールズ「ようこそ、俺達の愛の巣へ。こいつが白鳥号だ」
レントン「凄い…。軍艦なのに綺麗に使ってるんですね」
レイ「ありがと。来てくれて嬉しいわ、レントン」
レントン「いえ、そんな…。どっかの艦とは大違いですね」
チャールズ「少年、世辞ならいらんぞ」
レントン「いえ…そうじゃなくて…」
チャールズ「ガキはガキらしくしとけ。大人に気を遣うような事は言うな」「ガキがガキでいられるのは今の内だけだからな」
レントン(結局…俺はその言葉に甘えてしまった…)(何も出来ないガキの俺は、やっぱり誰かに頼って生きていくしかないのかも知れない…)
レイ「もうすぐ料理も出来るからね。たくさん食べてね、レントン」
レントン「…ありがとうございます」
チャールズ「遠慮は要らんぞ。何ならずーっと白鳥号にいてもいいからな」
レントン「はい…」
チャールズ「飯を食ったら、男同士の話をしようぜ。後でいいモノ、見せてやるからな」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ開始】

アテナ「…ねえ、お母様…。どうして、あたしにはお父様がいないの?」
ティナ「お父様は旅に出ているのよ。遠い遠い所へ…」
アテナ「あたしとお母様を置いて?」
ティナ「…お父様は自由な人なの。だから、一つ所にとどまっているのは出来ないのかもね…」
アテナ「お父様って、どんな人だったの? もっと教えて」
ティナ「名前は桂木桂…。とても素敵な人よ…」
アテナ「桂木桂…」

南アメリア大陸中部

ランド「いやぁ、自由ってのは爽快だ! 寝坊しても誰にも怒られねえってのはまさにフリーダム!」
ガロードZEUTHにいたら、うだうだしてるとサラかケンゴウのオッサンにどやされるもんな」
ジロン「アウトサイダーな割に意外と口うるさいのがそろってるんだよな、ZEUTHって」
ランド「そうそう。俺、この間、医務室の花瓶を割ってミーシャさんに叱られちまった」
チル「あたいはオネショしたシーツ隠してたら、ヒルダにお尻ぶたれた」
ジロン「俺はアポロとつまみ食いしてたの見つかって、ミムジィに怒鳴られた」
桂「お前達の場合はつまみ食いってレベルじゃないけどな」
レーベン「口うるさいと言いますけど、それらは注意されて当然だと思いますが…」
ランド「…まあ、そう固い事言うなって。俺達、今はアウトサイダーの中のさらにはぐれ者なんだからよ」
レーベン「…エーデル准将…自分はどこで道を間違えたのでしょうか…」
メール「レーベン大尉も、そんな悲しい顔しないの。今日は何して遊ぼうか考えようよ!」
ガロード「ゲーセンのハシゴも飽きたし、どっかのマーケットでものぞいてみるか?」
ジロン「う~ん…イマイチだな。荒野でトカゲ狩りってのはどうだ?」
パーラ「そんなの狩って楽しいの?」
チル「とっても美味しいんだよ!」
パーラ「食べるの!?」
ジロン「ああ、そうだ。塩コショウで丸焼きすると美味いぞ!」
パーラ「あ、あたし…パス! そういうのはちょっと無理!」
桂「そんなのはゾラで散々やったんだろ? それよりもナンパに行こうぜ」
ゲイン「それこそお前さんはどこでも散々やっただろうが」
桂「何言ってんだ。土地それぞれの女の子がいるんだから、ここでのナンパはここでしか出来ないのさ」「行こうぜ、レーベン大尉。大尉の女性恐怖症のリハビリメニューを組んでやるよ」
レーベン「え、遠慮します! 自分は今のままで結構です!」
ガロード「自由を満喫ってのはいいんだけどよ…。いざやってみると、遊ぶってのは意外に難しいんだな」
エニル「仕方ないんじゃない? あたし達の世界は生きる事に精一杯だったんだから」
ランド「ま…それ自体がたまらなく楽しいからな。娯楽ってのが発展しないのも仕方ないか」
ジロン「エルチはそれじゃ駄目だって言って…文化、文化って頑張ってるけどな」
メール「こういう時にゲッコーステイトのみんながいれば暇つぶしのネタをくれるんだけどな…」
ランド「んじゃ、若者のカリスマに代わって、この俺が一つナウな遊びを考案しようじゃないの!」
チル「暑苦しい!」
メール「ナウって、いつの言葉?」
エニル「どうせ、ビルの解体か、山賊退治でしょ?」
パーラ「カリスマにしてはイケてない!」
ランド「厳しいね、君達…もう慣れたけど…」
レーベン「…でも、いいんでしょうか…。こうして街をブラブラしているのは危険を伴うと思います」
ゲイン「桂の事か?」
レーベン「特異点を感知するセンサーがある以上、桂さんの居場所はチラムに筒抜けだと思うのですが…」
ゲイン「だが、本隊から離れている今が仕掛けてくるチャンスのはずなのに、それらしい動きは見えない」
桂「向こうにも事情があるんじゃないの。ま…チラムが来たんなら逃げるだけさ」
ロジャー「大した度胸と言うべきかな、ミスター桂木」
桂「あんたは…!」
〔眼鏡を外す音〕
ロジャー「久しぶりだな。元気そうで何よりだ」
桂「ロジャー・スミス! あんたも南アメリアに来てたのか!」
レーベン「ロジャー・スミス…。フリーのネゴシエイター…。その交渉の成功率はギリギリ50%と聞く…」
ロジャー「世間の噂というのはむせきにんなものだ。真実は闇の中というわけか」
ゲイン「で、何の用だ、ネゴシエイター? まさか懐かしい顔を見かけたんで、声をかけたってわけじゃないだろ」
ロジャー「さすがに察しが早い。では、ビジネスの話をさせてもらおう」
桂「やっぱり、交渉に来たってわけか…」
ロジャー「交渉と言う程の話ではない。桂木桂…君をある場所に案内するように頼まれた」
桂「デートのお誘い界? いったい、どこの可愛い子ちゃんからだ?」
ロジャー「依頼人については明かす事は出来ない。そして、他の人間の動向も、行き先を予め聞かせる事も禁じられている」
ゲイン「いったい何が目的だ、そいつは?」
ロジャー「桂木桂個人にとって重大な話だそうだ。当然の事ながら、身の安全も保障すると言っている」
蹴り「だからと言って、そんな怪しげな話に乗れってのは無理ってもんだ」
ロジャー「その対応は当然だろう。依頼人は、その場合、次の名前を出せと言っていた」「ティナ・ヘンダーソン」
桂「!」
ロジャー「その顔…私と同行してくれると見ていいようだな?」
桂「その名前を出されちゃな…」
ロジャー「では、本日22:00にこの公園に迎えに来る。くれぐれも待ち合わせに遅れないように」「改めて言っておくが、君一人で来てくれ。…では、失礼する」
〔歩き去る足音〕
桂「………」
レーベン「誰なのです? そのティナ・ヘンダーソンというのは」
桂「俺の恋人だ…。ブレイク・ザ・ワールドが起きる前の…な」
ゲイン「じゃあ、お前を呼んだ人物ってのは昔の知り合いか?」
桂「わからん…。だが、単純な悪戯じゃあないのは確かだろう」「ゲイン…俺はロジャーと行く。尾行や護衛はノーサンキューだ」
ゲイン「…わかった。だが、くれぐれも気をつけろ」「間に人を立てるって事はそれなりの訳ありが相手って事だからな」
桂(ティナ…。俺を呼び出したのは、君なのか…?)

ロジャー「…これは驚いた。今日は懐かしい顔に縁があるようだ」
エンジェル「久しぶりね、ロジャー・スミス。会うのはベルファスト以来ね」
ロジャー「ビッグオーの整備のために立ち寄った工場でまさか君と出会うとはな」
エンジェル「あのおじいさんの息子さんとお孫さんの事でちょっと調べ物があったのよ」
ロジャー「まだシベリア鉄道の総裁秘書をやっているのかい?」
エンジェル「あの方は魅力的よ。アレックス・ローズウォーターに負けず劣らずね」
ロジャー「お茶でもご一緒したいところだが、あいにくこちらも忙しくてね」
エンジェル「そう…それは残念だわ。ご馳走になるのは、次の機会って事ね」
ロジャー「もっとも、再会出来る保証はないがね」
エンジェル「出来るわよ。私とあなたは、そういう巡りあわせになっているのだから」
ロジャー「私は運命論者ではないが、その言葉は信じてもいいし、信じたくもある」
エンジェル「…きっとすぐに私達は合う事になる。だって、あなたの知りたい真実の一端に私はいるから」
ロジャー「謎かけか…?」
エンジェル「もうすぐ黒い歴史の遺産が目覚める…。そして、そこに真実はある…」
ロジャー「エンジェル…君は…」
エンジェル「また会いましょう、ロジャー…。あの笑わない人形にもよろしくね」
〔歩き去る足音〕
ロジャー「黒歴史…。多元世界を構成する世界の一つの過去…謎多き時代…」「その遺産が目覚める…? そこに真実がある…?」「エンジェル…君の言うそれはあのシュバルツの求める『真実』と同じものを意味するのか…」
ヴェラ「…あれがロジャー・スミス…。黒いメガデウスのドミュナスか」
アラン「切り刻み甲斐のありそうな男だよ、実にね」
ヴェラ「待て、271号。あの男がザ・ビッグのドミュナスである以上、利用価値はある」「それよりも問題とすべきは340号だ。あれは任務からの逸脱が見られる」
アラン「あの女…キッズ・ムントとアレックス・ローズウォーターと我らを秤にかけているのか?」
ヴェラ「確かめる必要があるだろう」
アラン「我々を裏切った場合は?」
ヴェラ「その時は始末するまでだ。全ては、この世界の真実を手にするために」
アラン「了解…。では私もパラダイム社へ向かい、任務を続行しよう」

桂「…ここかい? その依頼人との待ち合わせ場所は」
ロジャー「その通りだ。では、私はここで失礼する」
桂「あんたに依頼された内容はここまでってわけね」
ロジャー「ここからは込み入った話らしいのでね。席を外すのが礼儀だろう」
桂「じゃあな、ロジャー。ドロシーに、うちのモームが会いたがっていると伝えてくれ」
ロジャー「わかった。必ず彼女に伝える事を約束する」
〔歩き去る足音〕
桂「さて…鬼が出るか、蛇が出るか…」「出来れば、女の子…それも可愛い子ちゃんなら文句無しだが…」
???(アテナ)「………」
桂「お前は…チラムの人間か!?」
アテナ「桂木桂…。私と一緒に来てもらうぞ」
桂「ちっ! 大人しくしてると思ったら、こんな罠で俺を捕まえようとするとはな!」「これのどこが身の安全は保障するだ!? やり方が汚いぞ!」
アテナ「黙れ! お前の存在を私は許さない!」「抵抗するのなら、この手で…」
桂「そうはいくか!」
〔画面、明滅〕
〔人の倒れる音〕

アテナ「くうっ!」
桂「女の子に手荒な事をするのは趣味じゃないが、悪く思わないでくれよ! こっちにも事情が…」「え!?」
〔画面、「ティナの写真」を表示〕
桂「ティナの写真…! どうして、お前がそれを持ってる!?」
アテナ「触るな!」「許さない…! 許さないぞ、特異点!」
???「やめろ、アテナ…」
桂(この声…どこかで聞いた事が…)
アテナ「おじさま…」
???(オルソン)「アテナ…。ここにいるという事は、私とネゴシエイターの会話を盗み聞きしていたな?」
アテナ「それは…」
???(オルソン)「言い訳は無用だ。下がっていろ」
アテナ「しかし、この男は…」
???(オルソン)「これは上官としての命令だ。反論は許さん…!」
アテナ「はい…。申し訳ありませんでした…」
〔草の上を歩き去る足音〕
???(オルソン)「………」
桂「どうやら、あんたが真の依頼人のようだな…」「可愛い子ちゃんじゃないのは残念だが、命を狙われるよりはマシだと思う事にするよ」
???(オルソン)「相変わらずだな、桂…。安心すると同時に呆れたぜ」
桂「こいつ…! こそこそと回りくどい手を使ってきたくせに馴れ馴れしいんだよ!」
???(オルソン)「おいおい、短気はよくないぜ。…まあ、俺が誰かわからないのも無理はないが…」
〔眼鏡を外す音〕
オルソン「俺だ…オルソンだよ。オルソン・D・ヴェルヌだ」
桂「オルソン…!? 本当に俺の相棒のオルソンか!」
オルソン「ああ…。久しぶりだな、桂。軌道エレベーターでの戦い以来だ」
桂「これで納得出来た! お前ならティナの名前を出しても不思議じゃないぜ!」「しかし、なんで今頃になってのこのこと連絡してきやがった! 生きていたんなら、もっと早く出て来い!」
オルソン「こちも事情ってのがあったんだよ」
桂「お前がチラムに所属している事か?」
オルソン「まあな。今の俺の肩書きはチラム軍特務少将…」「その任務は特異点の捕獲…。先日、捕獲は抹殺に変更になったがな」
桂「何っ!?」
オルソン「落ち着けよ、桂。お前を殺す気ならば、とっくにやっている」「ついでに俺の権限でお前の追跡も一時中止させている」
桂「そうか…。それで最近、チラムが大人しいのか…」「じゃあ、何のために俺を呼び出した? それを聞かせろ」
オルソン「そう焦らすなよ。それには俺の5年間を話さなきゃならない」
桂「5年? おいおい…軌道エレベーターの戦いからまだ1年も経っちゃいないんだぜ」
オルソン「…俺はお前より5年過去に跳ばされた。俺はこの多元世界で既に5年の時を過ごしているんだ」
桂「じゃあ…」
オルソン「俺とお前は本来、同じ歳だった。だが、今の俺はお前より5歳年上ってわけだ。…見た目で違和感を感じなかったか?」
桂「その…お前って昔から少し老け気味だったから…」
オルソン「まったく…相変わらずトボけた奴だ」
桂「そう言うなって。そんな事は親友のお前さんはとっくに諦めてるだろ?」
オルソン「まったくだ。そうでなければお前の相手はしてられんかったからな」「それでだ、桂…。お前、自分がなぜチラムに追われるか知っているか?」
桂「それは俺が特異点って存在で、時空を修復する鍵だからだろ」
オルソン「どうやらエマーンで説明を受けたようだな」
桂「ついでにチラムが俺達の国の成れの果てだってのも知ってるぜ」
オルソン「ならば、話が早い。桂…俺と一緒にチラムに来い。それが最善の策だ」
桂「それでチラムを残すように時空を修復しろって? 冗談じゃない!」「俺は、どこかの国や誰かを消滅させて特定の国や人間を守るなんて考え方は納得出来ない!」
オルソン「桂…!」
桂「それに、今の俺はチラムに何の義理も感じてないからな」
オルソン「チラムは俺とお前にとってだけの祖国ではない」「お前の娘にとっての国でもあるんだぞ」
桂「娘…? ちょっと待て! どういう事だ!?」「そうだ! ティナは!? ティナ・ヘンダーソンはどうなった? 彼女もこの世界にいるのか!?」
オルソン「………」「…桂…落ち着いて聞いてくれ。彼女は時空振動弾の発動により、20年前のこの世界へと跳ばされた…」「彼女はチラムの国民として過ごし、そして、数年前に亡くなった…。お前との子供を残してな」
桂「ティナが…死んだ…? それに俺の子を妊娠していた…?」「待てよ! ティナは20年前に多元世界に来ていたのなら、その子供は今、幾つなんだよ!?」
オルソン「…さっきお前を撃とうとした女…。名をアテナ・ヘンダーソンという」
桂「まさか…!?」
オルソン「そうだ。彼女はお前の娘なんだ」
桂「!」
〔レーダー反応〕
〔通信パネルの開く音〕

オルソン「レーダーに反応…!? これは…」
桂「オルソン! あれを見ろ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ストレンジ・コンタクト」


【戦闘マップ2開始】
〔敵ユニット出現〕
桂「チラムだと!? 話が違うじゃないか、オルソン!」
オルソン「応答しろ、ロベルト大尉! 私は待機を命じたはずだぞ!」
ロベルト「特務少将殿こそ、何をしていらっしゃる!」「抹殺すべき対象である特異点と接触するなど、重大な軍紀違反ですぞ!」
オルソン「私の権限での行動だ! 今すぐ部隊を後退させろ!」
ロベルト「黙れ! 貴様が内通者であるのは明らかだ!」「もう特異点など不要の存在なのだ! ここで始末してくれる!」
〔桂のいる地点の周囲に爆発〕
オルソン「逃げろ、桂! 俺がナイキックで援護する!」
桂「って言っても、この状況じゃどうにもならん!」
ロジャー「ビッグオー、ショータイムッ!!」
〔味方ユニット出現〕
桂「ビッグオー! ミスター・ネゴシエイターか!」
ロジャー「身の安全を保障すると私は行った。そう約束した以上、最後までそれを遵守するのが私の仕事だ」
ヘンリー「デカブツめ! 我々の邪魔をする気か!?」
ロジャー「私は自分の職務に誠実でありたいと思っているだけだ」「アンフェアなやり方をする者達はそれがどれだけ愚かであるか、その身で知る事になるだろう」
ロベルト「やるぞ、ヘンリー! 裏切り者と特定点を片付ける!」
ヘンリー「了解です! 各機、攻撃開始だ!」
ロジャー「忠告を無視するのなら仕方あるまい! 私が相手をしよう!」「ビッグオー! アクション!!」
オルソン「桂! 今の内に逃げろ! 後は俺が何とかする!」
桂「おう! 死ぬなよ、オルソン!」
<戦闘開始>

<ロベルトと戦闘or敵7小隊以下・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
ロベルト「特務少将と小娘のナイキックか!」
オルソン「ロベルト大尉、部隊を退かないのなら上官として制裁を与える…!」
ロベルト「ふざけた事を! 内通者が何を言うか!」
オルソン「…やむを得ん。アテナ…お前は本部へ帰還しろ」
アテナ「その命令は拒否します」
オルソン「アテナ…!」
アテナ「おじさまの背中は私が守る増す。それが私の任務であり、願いです」
オルソン「すまんな、アテナ…」
〔味方ユニット出現〕
桂「待てよ、オルソン。お前の相棒はここにいるぜ」
オルソン「桂…! 戻ってきたのか!?」
桂「俺も近くまでオーガスで来ていたからな」「それにお前との話もまだ終わっていない」
オルソン「帰れ…と言って聞く男ではないか」
桂「お前も知っての通りさ」
オルソン「ネゴシエイター! 君にも迷惑をかける事になるが、頼むぞ!」
ロジャー「これも依頼の範囲内だ。気にしないでくれたまえ」
桂「こちらの御方の仕事熱心ぶりには頭が下がるよ」
ロベルト「エマーンの特異点め! 戻ってきたなら好都合だ! まとめて叩き落としてやる!」
桂「そうはいくかよ! やるぜ、オルソン!」「ブロンコ隊のツートップの腕、奴らに見せてやるぞ!」

<ロベルトと戦闘or味方援軍1出現後に敵2小隊撃破or次PP・味方援軍2出現>
ロベルト「くそっ! 数ではこちらが上なのだ! 波状攻撃で追い込め!」
ロジャー「残念ながら、その優位性もここまでだ」
〔味方ユニット出現〕
オルソン「桂の仲間達か…!」
桂「遅いんだよ! こっちは結構危なかったんだぜ!」
ゲイン「何言ってんだ。一人で行くって言ったのはお前さんの方だぜ」
チル「戦闘してるのに気づいてせっかく来てあげたのに、そんな事言うなんてさ!」
ジロン「帰ろうかな、俺達…」
桂「っと悪かった! ヘソ曲げないで、援護を頼む!」
ガロード「まったくよ! 最初っから、そう言えばいいのに!」
桂「それとあっちの可変デバイスは俺の味方だ。間違えないでくれよ」
ランド「よう、ロジャー! モメ事のド真ん中にいるとはそっちも相変わらずだな!」
ロジャー「そいう思いたくば、そう思えばいい。やむを得ない状況というものが世間には往々としてあるものだ」
ランド「同情するぜ。俺もお前さんも、もうちょっと本業の方で評価されたいもんだ」
メール「二人共、ドンマイ、ドンマイ!」
桂「頼むぜ、みんな! 俺もオルソンも、こんな所で死ぬわけにはいかないんでな!」

<桂vsロベルト>
ロベルト「エマーンの特異点め! 抹殺の命令が出た以上、つまらん手加減は無しでいくぞ!」
桂「捕虜だ、抹殺だってそっちの都合で人を好き放題出来ると思うなよ!!」「そんな奴らの片棒をかついで時空の修復なんてしてたまるか!」

<オルソンvsロベルト>
ロベルト「合法的に貴様を始末する事が出来る日が来るとはな!」
オルソン「勝手に部隊を動かした貴様に正当性などない!」
ロベルト「そして、この私を簡単に落とせるとは思わん事だな!」

<アテナvsロベルト>
ロベルト「小娘が! 貴様ごときが実戦で鍛え上げた俺に勝てると思うなよ!」
アテナ「私は特務少将殿に全ての戦技を叩き込まれたのだ! 誰が相手でも負けはしない!」

<ヘンリー撃破>
〔ヘンリーに爆発〕
ヘンリー「くそっ! これ以上は機体がもたんか!」
ロベルト「下がれ、ヘンリー! 後は俺に任せるんだ!」
ヘンリー「申し訳ありません、大尉! ご武運を祈ります!」
〔敵ユニット離脱〕

<ロベルト撃破・敵増援1出現>
〔ロベルトに爆発〕
ロベルト「くそっ! 叩き上げの兵士を甘く見るなよ! この程度で落ちるか!」
エニル「大した気迫ね。執念って言うべきかしら?」
〔レーダー反応〕
ロベルト「…ちいっ! こんな時に邪魔が入るか! 各機、後退だ!」
オルソン「待て、ロベルト大尉!」
ロベルト「オルソン・D・ヴェルヌ! 貴様の件は司令部に報告する! 覚悟を決めておけよ!」
〔敵ユニット離脱〕
オルソン「………」
アテナ「あの男…おじさまの事を個人的に敵視しているようです」
桂「あ、あのさ…。君…アテナって言うんだって…?」
アテナ「………」
パーラ「桂さん、ナンパなら後にして! 何か来るよ!」
〔敵ユニット出現〕
ガロード「シベ鉄と雇われブレーカーか!?」
アスハム「聞こえるか、黒いサザンクロス! 私は貴様と決着をつけるためにここへ来た!」
ゲイン「アスハム・ブーンのお兄ちゃんか! こいつは驚いた!」「もしかして、お前…セント・レーガンを首になってシベ鉄に拾ってもらったのか?」
アスハム「その通りだ! 私は地位も名誉も捨てた! ただ貴様を討つために!」
ザッキ(付き合わされた我々はいい迷惑だがな…)
パーラ「あの人、誰?」
ガロード「個人的な恨み満載のゲインのライバルってところだ」
ランド「私怨バリバリなのはあの二人の間だけじゃないぜ」
ジロン「あのガラバゴス、もしかしてホーラか!?」
チル「グレタのドランもいるよ!」
ホーラ「ジロン! ここで会ったが百年目だ! 今日こそ決着をつけてやる!」
ジロン「台詞がワンパターンなんだよ! お前、会う度にそうやって言ってるぞ!」
グレタ「タレ目の兄さんもあたしもそれだけの借りがあんたにはあるって事だよ!」
ゲラバ「炎のモビルスーツ乗り! ザ・クラッシャー! 俺もいるのを忘れるな!」
ガロード「タレ目の腰巾着のオッサンか!」
ランド「俺…あいつにだけはあの名前で呼ばれても腹が立たなくなってきたぜ…」「気の毒過ぎてよ…」
ゲラバ「くっそぉぉぉぉぉっ! そんな目で俺を見るな!!」
ガロード「しかしよ…個人的な恨みで南アメリアまで俺達を追っかけてくるとはよくやるぜ」
アスハム「知りたいなら教えてやる。エクソダスを成功させたお前達はキッズ・ムントの怒りを買ったのだ」
レーベン「鉄道王キッズ・ムント…! シベリア鉄道の総裁か…!」
アスハム「エクソダスを請け負ったお前達を野放しにしていては、シベ鉄の沽券に関わるからな」「だから、キッズは貴様達を見せしめとして潰すために我々を雇ったのだ!」
ロジャー「なるほど…。ここは積年の恨みを晴らすための決戦の場となるようだな」
???「一人だけスカしてんじゃねえ、カラス野郎!」
レーベン「何だ、あれは!?」
ランド「スーパーカーにトレーラーに建設車両!?」
ベック「ファイナル・トゥギャザー!」
〔敵ユニット出現〕
ベック「ベック・ザ・グレートRX3! あ、推参!!」
Tボーン「決まったぁ!!」
ダヴ「かっこよすぎるわよ、アニキ!」
ロジャー「合体しただと…!」
メール「すっごい! ザンボット3とか、ゲッターとか、バルディオスみたい!」
ベック「ハッハッハッハ、カラス野郎! アスハムの旦那の依頼で来てみれば、まさかお前に会えるとはな!」「こいつは馬鹿ツキって奴だ! ベック・ザ・グレートRX3を持ってきた甲斐もあったぜ!」
ロジャー「ベック! それがお前の新しいオモチャか!」
ベック「オモチャかどうかはその身で確かめてみやがれ!」「このベック様の頭脳っとヨシフラ・ヤカモト工業の技術力の結晶! 甘く見ると、痛い目に遭うぜ!」
アスハム「ゲイン! そして、ZEUTHとやら! 今日は小細工は無しだ!」「正々堂々、正面からお前達を叩き潰してくれる!!」
ゲイン「いい心がけだ、アスハム!その潔さに免じて相手をしてやる!」
桂「オルソン、乗りかかった船だ! お前達も手伝ってもらうぜ!」
オルソン「ふ…お前に面倒事に巻き込まれれるのは慣れているさ、桂」
アテナ(あんなに楽しそうなおじさまの顔…見た事がない…)
グレタ「意地と恨みのぶつかり合い! 今日はとことんまでやるよ!!」
ジロン「望む所だ! そっちが決着をつけるつもりなら、受けて立つ!!」
ベック「盛り上がってきたぜ! 最高のステージになりそうだ!」
ロジャー「お前というチンピラを叩き潰すには惜しい程のな」
アスハム「攻撃開始だ! 我らの怒りと誇り、受けるがいい!」

<ホーラorグレタorベックorアスハム撃破or敵増援1出現の次PP・味方援軍3出現>
〔味方ユニット出現〕
ゲイン「あのKLF、この間の傭兵か!」
チャールズ「まいったな、レントン。お前にスピアヘッドを見せてやったら、戦場に出ちまった」「あれ…お前のツレだろ?」
レントン「はい…」
チャールズ「…しっかりつかまってろよ! あいつらに加勢するぞ!」
レントン「いいんですか!? チャールズさんは傭兵なのに…」
チャールズ「傭兵だから無料奉仕をしちゃいけないなんてルールはないぜ」「あいつらには借りもある。何より、俺はあいつらを助けたい。それでOKだ」
レントン「でも…」
チャールズ「心配するな。お前たここにいるってのは、あいつらには内緒にしておくから」
〔チャールズ、前進〕
ガロード「オッサン! 俺達を手伝ってくれるのか!?」
チャールズ「この間の礼だ。遠慮しないでくれ」
ランド「そんなもの欠片もするつもりはねえな!」
ジロン「もらえるものはありがたくいただくってのが俺達のやり方だからな!」
チャールズ「いいノリだ! それじゃ行くぜ!!」
レントン(ガロード…ランド…みんな…)

<チャールズが戦闘>
チャールズ「しっかりつかまってろよ、少年! ちょっと派手に行くぜ!」
レントン「は、はい!」
チャールズ「音楽っていう目に見えないもんを肌で感じて踊る事も…」「トラパーっていう目に見えないものを心で感じてリフする事も一緒って事だ。要は乗れるかだ!」
レントン「感じて…乗る…」
チャールズ「そう! 世の中いつだって気持ちよくなっちまった方の勝ちだ! 自分の心に素直にな!」
レントン(そうだ…。そうやって俺はゲッコーステイトに憧れて、メンバーになった…)(でも、それだけじゃないんだ…)
チャールズ「考えるのは後だ、レントン! まずはあいつらを片付けるぜ!」

<ランドorガロードVSゲラバ>
ゲラバ「行くぜ、炎のザ・クラッシャー! まとめて今までの借りを返してやる!」
ガロード「意気込みはわかるけど、俺とランドの通り名を勝手にまとめるなよな!」
ランド「さくっと返り討ちにしてやるから、さっさとガリアに帰んな! 大好きなアニキと一緒によ!」

<パーラorエニルvsグレタ>
グレタ「さあ行くよ、お嬢ちゃん! 大人の女の迫力をたっぷり教えてあげようかい!」
パーラ「そんな押し売り、こっちからお断りだよ!」
エニル「言いたくないけど、逆恨みで誰かを付け狙うのって見苦しいのよね…」
グレタ「本当は復讐なんてどうでもいいのさ。戦いは女の美しさを保つ秘訣だからやってるだけなんでね!」
パーラ「あんたの老化を誤魔化すために襲われたんじゃ、こっちは迷惑だよ!」

<ジロンvsホーラ>
ジロン「なあ、ホーラ。お前もいい加減、俺を追っかけるの飽きてこないか?」
ホーラ「俺だって、お前のドマンジュウ顔を見るのはうんざりだ!」「だから、とっととお前を倒して今までの借りを清算したいんだよ!」
ジロン「勝手に人を追い回して勝手に盛り上がられてもいい迷惑なんだよ!」「こっちもタレ目は飽き飽きだ! そっちの望み通りに決着をつけてやるぞ!」

<ジロンvsグレタ>
グレタ「ジロン・アモス! そのドマンジュウ顔をぺっちゃんこにしてやるよ!」
ジロン「お断りだ! 俺を追う暇があったら、いい男を捜してろってんだ!」
グレタ「あんたも悪くないよ! このあたしのハートを怒りで燃え上がらせてくれるからね!」
ジロン「そ、そんなのをいい男って言うのかよ!!」

<ロジャーvsベック>
ベック「行くぜ、カラス野郎! こいつには採算度外視で金掛けてんだ! パワー負けはしねえぜ!」
ロジャー「確かに資金はつぎ込んだようだが、センスの方は相変わらず美学の欠片もないようだな」
べック「んだと!? 合体の素晴らしさが理会出来ないとはお前にはロマンってのがないのかよ!」
ロジャー「私の美意識はお前を否定している。そのお前が駆る機体である以上、そこに美を見出す事は出来んよ!」
ベック「カラス野郎が偉そうに! その真っ黒なボディをベコベコにへこませてやるぜ!」

<ロジャーvsベック(戦闘後)>
ベック「どうだ、ネゴシエイター! このベック・ザ・グレートRX3の力におののいたか!」
ロジャー「なるほど…。確かに今までのガラクタに比べれば少しはマシなようだ」「だが、私のビッグオーの前では…」
〔脳波の乱れる音〕
ロジャー「くっ! 何だ…頭に何かが流れ込んでくる…!」「Oサンダー…プラズマギミック…。ビッグオーの隠された武器か…!?」
〔ロジャー、気力上昇〕
ベック「な、何だ!? あのメガデウスに何が起こってんだ!」
ロジャー「私のメモリーの一部がよみがえったというのか…?」「だが、なぜだ…? なぜ、こんな事が起きた…?」「この武装を使わねばならない敵が現れると言うのか…」
ベック「こんの野郎! このベック様を前にして勝手にぶつぶつ言ってんじゃねえ!」
ロジャー「相手にとって不足ありだが、試してみるか…! ビッグオーの隠された力を!」

<ゲインvsアスハム>
アスハム「ゲイン・ビジョウ! 今の私には貴様以外は目に入らん! 尋常に勝負!!」
ゲイン「熱烈なラブコールも相手次第だな。いい加減、お前の挑戦も飽きてきた…」「悪いが俺も色々と抱えてるんでな! 今日で決着をつけてやるさ、お前の望み通りにな!」

<ゲラバ撃破>
〔ゲラバに爆発〕
ゲラバ「ア、アニキ、すまねえ! 俺は一足先に下がってるぜ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ホーラ「馬鹿野郎っ! まるで俺も負けるみたいな言い方をするんじゃねえ!」
メール「あの人、また泣いてたね」
ランド「あれを見ちまうと憎めなくなるんだよなぁ…」

<ホーラ撃破>
〔ホーラに爆発〕
ホーラ「くっそおおお! また負けた! なぜだ!? なぜなんだあぁぁぁぁっ!?」
ジロン「それがお前の実力だ、ホーラ! いい加減、自分の腕と器ってのを理解しろよ!」
ホーラ「黙れ! もっと強力なウォーカーマシンがあれば、お前なんかに負けるか!」「見てろよ、ジロン! お前が度肝を抜くようなマシンを用意してきてやるからな!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだゲラバ健在の場合、セリフ追加※※
ゲラバ「ア、アニキ! 俺を置いてかないでくれーっ!!」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

チル「ホーラの奴、本当にそんなマシンを見つけて来るのかな?」
ジロン「その時はその時だ。あいつが懲りるまで何度でも叩きのめしてやるさ」

<グレタ撃破>
〔グレタに爆発〕
グレタ「こんな所で死んでたまるか! あたしは花盛り真っ最中、女の旬なんだから!」
パーラ「図々しい! どこから、そんな台詞が出てくんだよ!」
グレタ「あたしの女が枯れない限り、戦いに終わりはないのさ! また来るよ!」
〔敵ユニット離脱〕
エニル「あのバイタリティ、見習わなくちゃね」
ガロード(ティ、ティファは年とっても、あんな風になりはしねえよな…)

<ベック撃破>
〔ベックに爆発〕
ベック「んな、馬鹿な! どうして、俺様が何度も何度も負けなきゃなんねえんだ!」
ロジャー「それがお前の運命だ、ベック。大人しく受け入れるがいい」
ベック「チッ…! メガデウスのドミュナスだからって偉そうに!」
ロジャー「ドミュナスだと? なぜ、お前がその言葉を知っている?」
ベック「知らねえよ! いきなり、メモリーに浮かんだのさ!お前とお前のメガデウスの事がよ!」「覚えてやがれよ! 次は絶対に負けねえからよ!」
〔敵ユニット離脱〕
ロジャー(どういう事だ…? ベックの失われたメモリーの中に私についての情報があったとは…)(私とビッグオーは何なのだ…。シュバルツの言うようにそこに『真実』が隠されているのか…?)

<ザッキ撃破>
〔ザッキに爆発〕
ザッキ「隊長の私怨に付き合うのもこれまでだ! 自分は後退するぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
アスハム「ザッキめ! あの程度で退くとは情け無い奴!」
ゲイン「アスハム! 自分の都合で人が動くと思ったら大間違いだぜ!」
アスハム「黙れ、ゲイン! 貴様を倒すのは私一人いれば充分だ! 覚悟するがいい!」

<アスハム撃破>
〔アスハムに爆発〕
アスハム「おのれ! おのれ、ゲイン! 私の力が足りないと言うのか!」
ゲイン「諦めな、アスハム! そんな姿はカリンだって喜ばないぜ!」
アスハム「黙れ、ゲイン! 私は必ず戻ってくるぞ…! 貴様に負けない力を手にしてな!」
〔敵ユニット離脱〕
ゲイン「昔っから、ああだ…。真面目なのはいいんだが、思い込みが激し過ぎるんだよ…」

<敵全滅・勝利条件達成>
チャールズ「さてと…片付いたようだから俺の方は帰るぜ」
ゲイン「ありがとよ、傭兵。こいつはツケにしといてくれ」
チャールズ「何の何の。これで貸し借りなしのイーブンだ」「いや…俺とレイの方が最高の贈り物をいただいたかも知れないな…」
ガロード「何だ、そりゃ?」
チャールズ「じゃあな! 縁があったら、また会おうぜ!」
〔味方ユニット離脱〕
オルソン「俺達も行くぞ、アテナ」
アテナ「はい、おじさま…」
桂「あ、あのさ…アテナ…」
アテナ「おじさまに話を聞いたようね…」
桂「あ、ああ…」
アテナ「ならば、言っておく。私はお前を絶対に認めない…!」「お母様を不幸にしたお前を認めてなるものか!」
〔味方ユニット離脱〕
桂(あの子が俺の娘か…。操縦のクセが似てるわけだ…)
オルソン「すまんな、桂…。アテナはお前がティナを捨てたと思い込んでるんだ」「俺はあの子が少女の頃からの付き合いだが、こればっかりはどうしようもなかった…」
桂「お前のせいじゃないさ、オルソン。…確かに俺はティナにとっていい恋人じゃなかったからな…」
オルソン「あの子の事を想うのなら、俺が言った事を考えてみてくれ」
桂「…それとこれとは話は別だ。俺の決心は変わらない」「お前こそ祖国や義理みたいなものに囚われて、本当に大事なものを忘れてるんじゃないか?」
オルソン「桂…」
桂「誰かを不幸にして自分だけいい思いをするなんてのは、俺の性に合わないのさ」「お前も5年前はそういう男だったはずだぜ」
オルソン「………」「また会おう、桂。その時にもう一度、答えを聞く」
〔味方ユニット離脱〕
桂「オルソン…」
ゲイン「あいつがお前を呼び出した人間か…」
ジロン「昔の知り合いか?」
桂「ああ…最高の男だよ」
ランド「もう一人の女の子の方は込み入った事情がありそうだな」
桂「そっちの方はノーコメントだ。俺の方も頭の中が滅茶苦茶になりそうなんでね」
パーラ「待って、みんな! 向こうから何か来るよ!」
〔味方戦艦出現〕
桂「グローマ! どうしてここに!?」
シャイア「大変よ、みんな! ZEUTHの本隊がシベ鉄の大部隊に攻撃を受けてるの!」
ゲイン「キッズ・ムントの標的はZEUTH全員ってわけか…!」
ガロード「じゃあ、向こうが本命って事かよ!」
ジロン「そう言えば、さっきの敵の中にティンプやウンコ部長がいなかった!」
シャイア「今入った通信だと、さらに怪物みたいな奴まで出てきて大苦戦してるそうよ!」
モーム「そいつ、凄く強いんですって! 黒歴史の遺産って言われてるオバケなんだそうです!」
ロジャー「黒歴史の遺産だと…?」
ミムジィ「私達はみんなを迎えに来たの! お願い! 一緒に戻って!!」
ランド「非常事態だ! 四の五の言ってる場合じゃねえ! 行くぞ、みんな!」
ガロード「おう! フリーデンや月光号をやらせるわけにはいかねえからな!」
ロジャー「私も行こう。少し気になる事がある」
ゲイン「戦力は少しでも多い方がいい。恩に着るぜ、ロジャー」
ロジャー(黒歴史の遺産…。エンジェルの言う事実がそこに待っているのか…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

南アメリア大陸北部

  ~チラム空母 ブリッジ~
ウェズリィ「…既にロベルト大尉より貴官の行動についての報告は受けている」
オルソン「どのような報告がされたかは敢えて聞きませんが、私は自分の潔白を主張します」「また、ロベルト大尉の越権行為に対して厳正な処罰を求めます」
ウェズリィ「だが、貴官が特異点抹殺の機会をみすみす棒に振ったのは事実だ」「オルソン・D・ヴェルヌ特務少将…。略式であるが、貴官を大尉へ降格し本国への帰還を命じる」
オルソン「………」
ウェズリィ「この命令に反する行動を取った場合、反逆罪を適用し、貴官には極刑の処罰が下される」
オルソン「わかりました。オルソン・D・ヴェルヌ…チラム本国へ帰還します」
ウェズリィ「貴官は我が国にとって重要な存在だ。今後もそれなりの厚遇を約束しよう」「では、無事の帰還を祈っているぞ」
〔大型モニターの閉じる音〕
アテナ「おじさま…」
オルソン「厚遇か…。おそらく待っているのは軟禁だろうな」
アテナ「それでも戻られるのですか?」
オルソン「…他に選択肢はない。チラムは私の祖国だからな」
アテナ「………」
オルソン(いや…選択肢はあるか…)(桂…あの時と変わらないお前の方が正しい道を歩いているのかも知れないな…)
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

本日もフリマ開催中! ハイブリッドアーマー、大放出!

【概要】
 ロジャーの手引きでかつての友と再会する桂。それ
ぞれの立場から相容れない二人であったが、共通の敵
を前にして昔のように共に戦うのであった。


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