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No.36B
示される明日

【シナリオデモ開始】
南アメリア大陸北部

ジャミル「ラミアス艦長、チラムの戦況はどうなっている?」
マリュー「新連邦軍は北アメリアを南下中。チラムの国境付近の守備隊はほぼ壊滅した模様です」
レーベン「それぞれの世界の最大勢力の集合である新連邦の国力は絶大です」「その突然の侵攻は一国が耐えきれるものではありません」
サラ「アークエンジェルは大空洞で我々を援護した後、ガリアに向かったと聞いていましたが…」「連邦のチラム侵攻をどうやって知ったのです?」
マリュー「私達は各地で取材をしているジャーナリスト達と情報を交換しています」「今回のチラム侵攻を感知出来たのはその内の一人からの連絡によるものです」
シンゴ「UNの速報よりもリアルタイムの情報なのか…」
トニヤ「それでエニルを通じてあたし達に連絡をくれたんですね」
マリュー「ええ…彼女は必ずあなた達の所に行くと思っていましたから」「もしもの時を考えて、通信コードを決めておいたのが幸いしました」
サラ「しかし、このままでは我々の到着前にチラムの首都も陥落するのではないでしょうか?」
マリュー「その点ですが、ザフトからも連邦を迎撃する部隊が派遣されているようです」
ジャミル「プラントはチラムを支援するか…」
サラ「それならば、何とか持ち堪える事が出来そうですね」
マリュー「ですが、派遣された部隊はあまり積極的には動いていないようです」
ジャミル「様子見という事か…。いったい何が狙いだ…?」
レーベン「推測ですが、デュランダル議長はこれを機にチラムの併合を考えているのではないでしょうか?」
マリュー「…考えられない線ではありません」
ジャミル「デュランダル議長は戦争の早期終結を望んでいると考えていたがそのような手に出るとは…」
レーベン「だからこそ、新連邦とチラムが互いに疲弊するのを街、同盟という形を取ると思われます」「これならばザフトを消耗させる事なく対連邦の地盤を固める事が出来ます」
ジャミル「勝利する事が戦争を終結させる一番の早道か…。確かに一部の理はあるが…」
マリュー「我々は新連邦のやり方もそのようなザフトのやり方も世界を歪ませるものと考えています」
ジャミル「同感だ、ラミアス艦長。…我々はどこの国家にも組織にも属さない人間の集まりだ」「だからこそ、このような暴挙に対し個人の集まりとして抵抗したい」「どこまで出来るかは、わからないがな…」
マリュー「ジャミル艦長…。やはり、あなた達に連絡したのは間違いではありませんでした」「私達も、この世界のために出来る限りの事をするつもりです」
ジャミル「おそらく我々はチラムの首都で合流する事になる…。そして、そこが最大の戦場となるだろう」
マリュー「オーブを発ったあの日から私達は覚悟は出来ています」

南アメリア大陸 チラム首都

  ~チラム総裁 執務室~
総裁「戦況はどうなっている、ウェズリィ中将?」
ウェズリィ「国境守備隊に続き、迎撃ラインも連邦の新兵器に次々と突破されております」「このままでは明後日にはこの首都に敵は到達する見込みです」
総裁「ウェズリィ…脱出の用意をしろ。時空制御装置を運び出すのだ」
ウェズリィ「しかし…!」
総裁「新連邦の狙いは我々の開発した時空制御装置に間違いないだろう」
ウェズリィ「奴らめ…装置欲しさにチラムの国土を焼くとは…!」
総裁「それだけの意味が時空制御装置とD計画にはある」「皮肉なものだな…。愚か者達が、やっと事の重大さに気づいたと思ったら、結果がこれか…」
ウェズリィ「新連邦はブルーコスモスの傀儡であった大西洋連邦を組み込んでおります。独善と攻撃性は変わらずです…」
総裁「だが、世界もチラムも終わらせはしない。そのためのD計画だ」
ウェズリィ「では、直ちに移送の手配をいたします」
総裁「頼むぞ…。D計画にはチラムの存亡が懸かっているのだからな」
オルソン「………」
総裁「オルソン…君には首都防衛部隊の指揮を執ってもらう」
オルソン「了解です」
総裁「だが、君が死ぬ事は許さん…。もしもの時には、他を犠牲にしてでも生き延びるのだ」
オルソン「総裁…」
総裁「新たに開発した時空制御装置による時空修復…」「我が国の技術を疑うわけではないがあれはブレイク・ザ・ワールドを引き起こした時空振動弾の部分的応用に過ぎん」
オルソン「その完成度に疑問があると…?」
総裁「そうは言っておらん。…だが、もしもの場合を考えねばならん。連邦の攻撃も含めてだ」「そのためには君には生き残ってもらわねばならん。時空を修復する特異点として」
オルソン「その言葉…胸に刻んでおきます」
総裁「頼むぞ、オルソン大尉。D計画に何か起きた場合、君と桂木桂が時空を修復するのだ」「君達がチラムを存続させる事を信じているぞ」
オルソン「はい…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「示される明日」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

総裁「首都守備隊もほぼ壊滅か…!」
ウェズリィ「総裁、早く避難を! 時空制御装置の移送も開始しております!」
総裁「万が一と考えていた事が現実になるとはな…」
チラム「各機、突撃だ! 総裁と時空制御装置が避難するまで時間を稼げ!」
オルソン「やめろ! あれに不用意に近づくな!」
〔イシュキック隊&イシュキック・コマンダー隊、前進〕
ステラ「来るな、カトンボっ!!」
〔ステラ、MAP兵器「ネフェルテム」使用〕
〔味方ユニット撃破〕

アテナ「あの機体、化け物か!」
オルソン「連邦軍め…! 時空制御装置を得るためとは言え無差別に街を焼き払うとは!」
バスク「フン…ジブリールが用意した機体とファントムペインの残りカスにしてはなかなかやるものだ」「見ているがいい、シロッコめ。戦争のやり方というものを教えてやるぞ」
スティング「ちっ…デストロイに乗れば、俺だってあれぐらいはチョロいもんだぜ」
ネオ「文句を言うな、スティング。機体との相性ってのがあるんだ」
スティング「しかし、あのステラって女、どこから見つけてきたんだ? 見覚えがあるんだが…」
ネオ「…上からの補充だ。お前が気にする事じゃない」(アウルを失ったスティングは精神を安定させるために再度の調整を行った…)(敵の捕虜となっていたステラの衰弱も激しく、こちらも再調整するしかなかった…)(そして、ステラはあの機体…デストロイのパイロットとして調整された…)
ステラ「はあ…はあ…」
ネオ(互いの事を忘れたのはあいつらにとって幸福だろう…。これからの事を考えれば…)(…すまんな、ザフトの坊主君…。ステラを解放した君に、もう彼女は戦わせないと誓ったが…)(俺は君との約束を破っちまったよ…)
ジャマイカン「バスク大佐! ZEUTHの艦が来ます!」
バスク「ザフトめ…! チラムに恩を売りに来たか」
ジャマイカン「いえ違います! これは南アメリアで活動していた方の部隊です!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
オルソン「桂達か…!」
ランド「ひでえ…! 街が滅茶苦茶じゃねえか!」
デューク「いくら戦争だとは言え、街をここまで破壊するとは…」
マリン「あのマシンの力なのか…!」
〔カーソル、ステラを指定〕
レントン「黒い巨大なガンダム…!?」
ガロード「新連邦はあんなものまで造ったのかよ!」
ジャミル「広域破壊用の戦略兵器…! この機体がチラムの守備隊を壊滅させたのか!」
ロジャー「禍々しい姿だ…。まさに破壊の使徒だな」
桂「そのデバイスに乗ってるのはオルソンなんだろ! 無事なのか!?」
オルソン「何とかな。アテナも生き残っている」
アテナ(桂木桂…。オルソンのおじさまと同じく特異点…。そして、私の父親…)
桂「オルソン! 俺達は、あの怪物マシンを叩く! お前達も手伝え!」
オルソン「チラムに戻る事を決心したのか?」
桂「そうじゃない! …だけど、こんな事を目の前でやられて放っておけるか!」
ジロン「確かに俺達…お尋ね者の風来坊だけど、こんなのは許せないんだよ」
竜馬「新地球連邦…! ここまでやるとは…!」
ホランド「軍ってのは、こんなものだ…。いつだって人の命なんて虫ケラみたいに考えてやがる!」
桂「聞いたか、オルソン? 俺達はどこかの国のために戦っているんじゃない…」「生きている人間のために戦っているんだ!」
オルソン「人間のため…」
桂「自分の国だけよければいいって考えは新連邦と変わらないからな」「わかったら、お前も手伝え! アテナもだ!」
アテナ「私に命令するな!」
桂「娘だったら父親の言う事を聞け!」
アテナ「私はお前を認めていない…! 母様を不幸にした男など父親として認めるものか!」
オルソン「…後退するぞ、アテナ」
アテナ「しかし! 自分達の国を守るのを他の国の人間に任せるのは!」
オルソン「国は復興する事は出来る…。だが、世界が崩壊しては全てが終わりだ」
アテナ「!」
オルソン「行くぞ。我々は時空制御装置の移送部隊と合流する」
アテナ「了解しました」
桂「オルソン…」
オルソン「桂…お前の考えはわかった。…今度は俺に時間をくれ」
桂「じゃあ、ここは任せておけ。士官学校時代からお前には散々世話になってるからな」
オルソン「恩に着るぞ、桂。だが、死ぬなよ…」
〔味方ユニット離脱〕
ゲイナー「さっきのチラムの人…桂さんの知り合いなんですか?」
桂「オルソン・D・ヴェルヌ…。ブレイク・ザ・ワールド前からの俺の親友だ」「もっとも、あいつは俺よりも5年前のこの世界に跳ばされたんでちょっと老けちまったがな」
ミムジィ「彼がチラムの特異点なのね…」
桂「安心しな、ミムジィ。誘われはしたが、俺はチラムに行くつもりはない」
ランド「話は後だ、桂! ダチに大見得切ったからにはヘタこくんじゃねえぞ!」
ジャミル「各機、攻撃準備! 目標は敵戦力の中枢であるあの巨大なガンダムだ!」
マシュー「頼むぜ、フリーダム野郎! お前さんには期待してるからな!」
キラ「は、はい…!」
アポロ「何だよ…あいつ。この前も思ったが、腕はいいけど、妙な匂いがしやがる…」「やる気があんのか、ないのかわかんねえ野郎だぜ」
隼人「ふ…俺達のガラの悪さに驚いてるんだろうさ」
シルヴィア「自分達だってオーブから花嫁を誘拐したのに!?」
カガリ「あれは仕方のなかった事だ! 私も今では、そう思ってる!」
ジュン「あれって…オーブのお姫様のカガリ・ユラ・アスハ!?」
シリウス「UNで見た映像とは随分とイメージが違うな…」
ピエール「名前負けのお姫様ってのはそう珍しくないだろ、お兄様?」
シルヴィア「それどういう意味よ、ピエール!」
アポロ「うるせえぞ、ボケ姫! 今日はボケてる場合じゃねえんだ!」
キラ「…こんな戦いを続けていたら僕達の世界は、またあの悲劇を繰り返す事になる…」「それは…許されない…。そのために僕は…」
カガリ「キラ…」
エニル(キラ・ヤマト…。あなたは優し過ぎるのよ…。そう…甘さと紙一重な程にね)(見せてもらうわよ…。そのあなたの覚悟ってのを…)
<戦闘開始>

<バスクorネオorステラと戦闘or3PP・味方援軍1出現>

チャンドラ「このエリアに接近する部隊があります!」
ミリアリア「この反応は!?」
〔味方ユニット出現〕
キラ「アスラン…!」
エルチ「ミネルバって事は…! ザフトのZEUTH!」
デューク「甲児君…」
シン「あんた達…! アークエンジェルなんかと何をやってる!?」
ゲイナー「シン…」
クワトロ「ジャミル艦長、今のあなた達はチラムの傭兵という事か?」
ジャミル「そうではない。我々は我々の意志で戦っている」
鉄也「聞こえはいいが相変わらず気分次第でフラフラしているってわけか」
シリウス「聞き捨てならんな、剣鉄也」
カミーユ「連邦と手を組んだかと思ったら今日はその連邦と戦う…。そんな人間を信用は出来ない…!」
ランド「お、おい! ちょっと待てよ、カミーユ! お前、何言ってんだ!?」
ホランド「ほっとけ、修理屋! こいつらはザフトに飼われて性根が腐っちまったんだよ!」
マリン「異星人虐殺も、その一例か…」
勝平「うるせえよ、S-1星人! 俺達の気持ちがお前等なんかにわかるかよ!」
デューク「やめろ、勝平君!」
甲児「デュークフリード…。もう俺達は別の道を歩いているんだ…」
竜馬「何を言ってるんだ、甲児君! 変わったのは君達の方だ!」
アポロ「くそっ! こいつら、本当に飼い犬になっちまったみたいだぜ!」
シン「何だと…! もう一度、言ってみろ!」
アスラン「やめろ、シン! 今は目の前の連邦を止めるのが先だ!」
アムロ「周辺の敵はロランや闘志也達が止めている! 俺達は敵の本体を叩くぞ!」
タリア「各機は攻撃を敵の中枢のあの黒いマシンに集中させて!」
シャイア「ど、どうしましょう…。向こうのZEUTHと戦う事になるの…?」
ジャミル「彼らも連邦を止めに来ている以上、こちらに仕掛けてはこないだろう」
ホランド「だが、気をつけろ。おかしな動きをするようだったら遠慮はするな」
レントン「そんな…仲間だった人達と戦うなんて…!」
ランド「落ち着け、レントン! 向こうが仕掛けてきたらの話だ!」
ジロン「くそっ! そんな事にならないのを祈るぞ!」
キラ「アスラン…」
カガリ「どうして…! どうして、わかってくれないんだ、アスラン!」
アスラン「キラ、カガリ…俺は…」

<カミーユが戦闘>
カミーユ「なぜ、戦いを広げる! こうまでしてお前達は自分の欲望を満たしたいのか!」「お前達のような人間がフォウを殺したんだ…! 俺は…こんな戦いを許しはしない!」

<シンが戦闘>
シン「これ以上、連邦の好きにやらせていたら戦争は終わらない…!」「俺が止めてやる! お前達も戦争も、この力で!」

<甲児が戦闘>
甲児「やめろ、やめやがれ! お前達、何が目的だ!?」「関係ない人達を巻き込むな! 戦いがしたいんなら俺達が相手になってやる!!」

<鉄也が戦闘>
鉄也「自分達の国以外の人間の命はお前達にとっては虫ケラと同じか…!」「そんな奴らに遠慮は不要だ! 俺が叩き潰してやる!!」

<勝平が戦闘>
勝平「やめろ、お前らーっ!! 戦争に関係ない人達まで巻き込むのはやめろっ!!」「家を焼かれた人達の気持ちを考えてみやがれ! お前ら、絶対に許さないぞ!!」

<ステラと戦闘(戦闘後)>
ステラ「うああああああっ!!」
〔ステラから爆発の広がり〕
ジロン「くっそおおおっ! 手が付けられないぞ、あいつ!」
ロジャー「あのパイロット、錯乱状態で戦闘しているようだ!」
シン「くそっ! 何なんだよ、あの化け物は!」
ステラ「うう…うおおおおおおおっ! うおおおおおおっ!!」
シン「どうして、こんな事を! 何で、そんなに殺したいんだ!?」
ネオ「…やめろ…」「やめろ、坊主!」
シン「ネオ・ロアノーク…!?」
ネオ「あれに乗っているのは…ステラだ!」
シン「!」
ルナマリア「どうしたの、シン!?」
シン「あれには…ステラが乗っている…」
アムロ「シンが逃がした連邦のエクステンデッドか!」
カミーユ「シン! ステラを止めなければこの戦い、終わらないぞ!」
シン「だけど! どうやって!?」
カミーユ「あれだけの巨体だ…! コックピットに当てないようにして動きを止めるんだ!」
シン「この混戦で、そんな事が出来るものか!」
カミーユ「やるんだ! やらなければフォウの時のような事になるんだぞ!」
シン「カミーユ…」
ゲイナー「あの黒いマシンのパイロット…シンの知り合いなのか?」
ゲイン「だが、どうしようもないぜ。あのお嬢さん…こちらの言葉は聞くような状態じゃない」
ガロード「シンはどうするつもりなんだ…?」
アムロ「シン…カミーユの言う通りだ。決着は自分の手でつけろ」
シン「…それしか方法がないのなら…やるさ…! やるしかないんだ!」
ステラ「………」
シン「ステラ…! 君を守るって約束、果たしてみせる!」

<ランドvsステラ>
ランド「それくらいにしとけ、嬢ちゃん! いくら何でもやり過ぎだ!」
メール「駄目、ダーリン! このパイロット…完全に自分を失っちゃってる!」
ランド「そんな状態でお説教しても意味無いじゃねえかよ! こうなりゃ力ずくで止めるぞ!」

<カミーユvsステラ>
ステラ「来るなっ! 消えろっ!! 消えちゃえぇぇっ!!」
カミーユ「この子…再調整されているのか…!」「人間は兵器じゃないんだぞ! こんな事が許されるものか!!」

<ガロードvsステラ>
ガロード「こいつを倒せば、敵は総崩れだ! 俺が止めてやる!」
ティファ「ガロード…! その人の命を奪っては駄目!」
ガロード「わかってる、ティファ! 事情はわからないが、こいつはシンの知り合いなんだ!」「出来るかどうかわからないけど機体の動きだけ止めてみせる!」

<ジャミルvsステラ>
ジャミル「このパイロット…! ただ錯乱しているだけではない…! 心を何かに乱されている…!?」「それがわかれば機体を止めるだけではなくパイロットを救う事も出来るのか…!」

<キラvsステラ>
キラ「もうやめろ! こんな戦いをしていたら僕達の世界は!」「…覚悟を決めるしかないのか…! この機体を止めるためには!!」

≪ステラと戦闘後≫
<シンvsネオ>

シン「あんたはっ! ステラを戦わせないって約束したはずなのにっ!!」
ネオ「言い訳はしない…。俺は君との約束を破った…」
シン「許さないぞっ! ステラを戦わせようとする奴は絶対にっ!」
ネオ「だからって、討たれるわけにはいかん! ステラを守ってやるためにもな!!」

≪ステラと戦闘後≫
<シンvsステラ>

シン「ステラ! 俺だ、シンだ! 俺の事がわからないのか!?」
ステラ「うああああっ! ここからいなくなれっ!!」
アスラン「何をしている、シン! まずは機体を止めるんだ!」
シン「そんな事、わかってます! だけど!」
ステラ「うあああああああっ!」
シン「ステラ…! 少しだけ我慢してくれよ! 今、助けてあげるから!!」

<デュークvsステラ>
デューク「無差別に街を破壊するこの姿はまさに悪魔だ…!」「なぜ同じ人間に対してこんなひどい事が出来る! 互いを滅ぼし合うつもりなのか!」

<竜馬vsステラ>
竜馬「ゲッターならパワー負けはしない! 正面から止めてみせる!」「戦争だからって最低限のルールがあるはずだ!それを守らない相手に容赦はしない!」

<ジロンvsステラ>
ジロン「アイアン・ギアーと同型のグレタ・ガリーはこいつよりも大きかったんだ!」「サイズ違いにひるむもんか! 男は器の大きさで勝負だ!!」

<桂vsネオ>
桂「あんた、俺がこの世界に来た時に助けてくれた隊長さんか!」
ネオ「悪いが俺は軍人だ…。君を助けたのも命令だからやったまでだ」
桂「この虐殺も任務ってわけか! そんな命令を出すような軍なんかやめちまえよ!!」

<桂vsステラ>
桂「オイタが過ぎるぜ、お嬢さん! さすがにここまでやっちゃ放ってはおけない!」「チラムが俺の母国だからってわけじゃないが、止めさせてもらうぜ!」

<ロジャーvsステラ>
ロジャー「破壊される街…炎の中に立つ黒い巨人…」「この光景が私のメモリーを刺激する…」「これは私の記憶なのか、それともビッグオーのものなのか…!?」

<ゲイナーvsステラ>
ゲイナー「何だ…この感じ…!? シンシアと戦っていた時と同じようなモヤモヤを感じる!」
サラ「どういう事、ゲイナー!?」
ゲイナー「このパイロットの心、何かに縛られている!」「コックピットを狙っちゃ駄目だ! 機体の動きだけを止めるんだ!」

<ゲインvsステラ>
ゲイン「これだけデカいマシンが相手だ…! 正攻法じゃやってられん!」「無駄な被害は出したくない…! 悪いが、コックピットを撃ち抜かせてもらう!!」

<アポロvsステラ>
アポロ「気に食わねえんだよ! デカい図体で上からバカスカ、撃ちまくりやがってよ!」「そういう野郎をぶん殴るのは慣れてんだよ! 覚悟しやがれよ!!」

<レントンvsステラ>
レントン「やめろっ! 街の人達は戦争には関係ないだろ!」
エウレカ「…あのパイロット…きっと昔の私と同じ…。意味なんてわからず戦ってる…」
レントン「だったら、なおさら止めなきゃ! こんな事はしちゃいけないって誰かが、教えてやらなきゃ駄目だ!」

<ホランドvsステラ>
ホランド「てめえが暴れてるおかげでどれだけの人間が死んでいると思っていやがる!」「戦争だからってやっちゃいけねえ事があるんだ! それをわかりやがれ!!」

<マリンvsステラ>
マリン「このマシン…明らかに大規模破壊を目的としたものだ!」「くそっ! 地球人はなぜ同じ星の人間にこんな兵器を使う事が出来るんだ!!」

<バスク撃破>
〔バスクに爆発〕
バスク「ええい! 目的はほぼ達成したのだ! これ以上、ここに留まる必要もない!」「本機は後退する! 後は任せるぞ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<ネオ撃破>
ネオ「くっ…俺もここまでか!!」
〔敵ユニット撃破〕
ステラ「ネオ! ネオーッ!!」「うああああああああああっ!!」
〔ステラ、精神コマンド「熱血」使用〕
ひかる「あのパイロット、暴走しているの!?」
デューク「わからない! だが、このままでは街が壊滅するぞ!」
ガロード「くそっ! あいつを倒さなけりゃ戦いは終わらないのかよ!」

<スティング撃破>
スティング「がああっ! 俺にも、もっと強力な機体があれば!」「そうすれば、アウルも! ステラも!!」

≪ステラと戦闘後≫
<シンが撃破される>

シン「絶対にステラを助けるんだ! 落ちてたまるか!!」
〔シン、精神コマンド「ド根性」使用〕
ウィッツ「シンの奴…まだ戦えるのか!?」
ロアビィ「参ったね…。あいつ…爆発力にますます磨きがかかってるってわけかよ」

<ステラ撃破・勝利条件達成>
〔ステラに爆発〕
ステラ「いや…駄目…いやぁぁぁぁっ!!」
シン「ステラ! 今行く! 俺が行くから!!」
ステラ「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔ステラから爆発の放射〕
アスラン「あのパイロット! 暴走しているのか!」
ステラ「いやああああっ! 死ぬのは駄目…いや…怖い!!」
カガリ「このままじゃ本当に街が壊滅するぞ!!」
ステラ「いや! いやぁぁぁぁぁっ!!」
シン「ステラ! ステラ! 俺だ! シンだよ!!」
ステラ「いや! いやぁぁぁぁぁぁっ!! 死ぬのは駄目! いや! 怖い!!」
シン「ステラ! 大丈夫だ、ステラ! 君は死なない!」
ステラ「!」
シン「君は俺が! 俺が守るからああああっ!」
ステラ「…シン…」
シン「ステラ…?」
ステラ「シン! シン!!」
マリュー「動きが止まった!?」
キラ「!」
〔キラ、ステラへ接近〕
ステラ「来るなあああっ!!」
シン「やめるんだ、ステラ! ステラーッ!」
ステラ「うわあああああああっ!!」
キラ「もう! やめろぉぉぉっ!!」
[イベント戦闘「キラvsステラ」]
ステラ「あ…」
シン「ステラアアアアアッ!!」
ステラ「シン…会いに…来た…?」
シン「うん…! うん!」
ステラ「シン…ステラ…守る…う…って…」
シン「ステラ!」
ステラ「シン…好き…」
〔敵ユニット撃破〕
シン「ステラアアアアアアアアッ!!」
ゲイナー「シン…」
ガロード「くそっ…。こんな結末しか…なかったのかよ…」
キラ「僕は…また…。でも…これしか方法がなかった…」「でも…これでは…」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

モーム「連邦軍、帰っていきます!」
大尉「切り札がやられたのだ。当然だろう」
ミムジィ「これでチラムへの攻撃も止まるのかしら…」
桂「そうだといいけどな…」
〔味方戦艦出現〕
竜馬「キング・ビアルとアーガマか…」
エルチ「説明してくださいよ、兵左衛門さん! これはどういう事です!?」
兵左衛門「…道を違えた以上、互いに言葉は必要ないだろう」
ブライト「我々は君達に干渉するつもりはない。ただ、君達が敵に回らない事を願う…」
パーラ「何言ってんのさ! ザフトの指揮下に入ってメチャクチャやってるくせに!」
カミーユ「…混乱した世界に乗じて秩序を乱しているのはそちらだ…!」
勝平「見損なったぜ、兄ちゃん達…! 俺達の敵になるってんなら俺は容赦しねえからな!」
デューク「勝平君…」
キラ「アスラン…」
アスラン「キラ…俺は俺の道を行く…。俺の前に…現れないでくれ…」
シン「ステラ…ステラ……」
カミーユ「後退するぞ、シン…」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕

雷太「どうなってるんだ、いったい…!」
オリバー「見ての通りさ。向こうはザフトに組み込まれ、変わっちまったのさ」
サラ「あんな調子で民間人を攻撃したり、強引にプラントに従わせたりしてるのね…!」
レーベン「きっと、今日もザフトの戦略上の意図があって現れたんでしょう」
ハップ「漁夫の利で連邦を叩きにきたか、混乱に乗じて火事場泥棒にきたか、それともチラムに恩を売りにきたか…」
ゲイン「どれにしても、気持ちのいいもんじゃないな」
ランド「帰ろうぜ。俺達も長居は無用だ」
メール「ダーリン…。私達…ロランや甲児達にもう会えないのかな…」
ランド「さあな…。だが、このままここにいると嫌な事を考えちまいそうだぜ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シン「…ステラ…聞こえるかい…。もう大丈夫だよ…」「何も怖い事なんかない…苦しい事もない…だから…」「もう何も…君を怖がらせるものはないから…。誰も…君をいじめに来たりしないから…」「だから…安心して…おやすみ…。あの星になって…」「…守るって言ったのに…俺…守るって言ったのに…」「ステラ…ごめん…。ごめん…うう…」
〔草の上を歩み寄る足音〕
カミーユ「シン…」
シン「カミーユ…俺達は…」
カミーユ「…俺達は…また何も出来なかった…。何も…」
シン「俺は…絶対に…許さない…。戦争を…戦争をする奴らを…」
カミーユ「俺も…だ…。もう…二度と…フォウみたいな子を…生み出さないために…」
シン(ごめん…ごめんよ、ステラ…)
カミーユ(フォウ…俺は…)

ゲイン「しかし…連邦はなぜチラムに侵攻したんだ…?」
ロジャー「不可解な戦略だな。表面的とは言え、両者は友好的な関係だったと聞く」
桂「…チラムって事はやっぱり時空修復が関係してるんじゃないか…?」
ロジャー「時空の崩壊が進んでいる件についてはシャイアから話は聞いた。確かに、その線が最も可能性が高いだろう」
レーベン「エーデル准将の話ではチラムの時空制御技術は練ぽい寄り遥かに進んでいるそうです」
ゲイナー「それを手に入れるために攻撃を仕掛けたんでしょうか?」
ロジャー「そうとは思えんな。あの戦い方では何かを奪うというより破壊するようにしか見えない」
ロアビィ「だが、連中だって、このままでは時空が崩壊するって知ってるはずだぜ」
桂「特異点でもチラムの技術でもない時空崩壊を止める方法…。連邦には、それがあるのか…」
ホラン「………」
ジャミル「心当たりがあるのか、ホランド?」
ホランド「まだ話せるようなレベルじゃねえがな…」
ランド「もったいぶうんなよ。とりあえず、聞かせな」
ホランド「悪いな修理屋。こいつばかりはおいそれと話せるようなネタじゃねえのさ」(その答えはおそらくアゲハ構想…。デューイの奴…ついに本気で動き始めるってわけかよ…)
〔ドアノブを回す音〕
ノーマン「皆様、ここにお集まりでしたか」
ロジャー「何かあったのか、ノーマン?」
ノーマン「もうすぐ「デュランダル議長がUNを通じて全世界にメッセージを発するそうです」
レーベン「プラントの最高評議会議長がこのタイミングで…?」
ゲイナー「新連邦のチラム侵攻に抗議するんでしょうか?」
ゲイン「かも知れんな…。しかし、全世界に向けてとは随分と大掛かりな事だ」
ジャミル「ノーマンさん、皆をアークエンジェルに集めて下さい。全員で議長のメッセージを聞きましょう」
ノーマン「かしこまりました」

ガロード「あんた達がアークエンジェルのクルーかい?」
ノイマン「ああ、そうだ。何人かはオーブを出る時にも世話になったがこうして顔を合わせるのは初めてだな」
マシュー「で、砂漠の虎ってのは誰だい? 一応、挨拶しとかねえとな」
ミリアリア「あの人は用事があって宇宙へ上がりました」
パーラ「へえ相克界を突破して宇宙に行くなんてよっぽど大事な用なんだね」
ジャミル「ラミアス艦長はどちらに?」
ミリアリア「申し訳ありません。今、艦長は席を外しています」
ノイマン「艦長…あの男の所に行ってるのか…」
チャンドラ「ザ・ストームとかいう奴が連れてきた例の連邦軍の兵士か…」
マードック「無理もないだろうぜ。俺だって驚いたからな、あの男の顔を見た時は…」
ノイマン「認識票にはネオ・ロアノークってあった…。だけど、仮面の下の顔は俺達の知ってる人間だった…」
マードック「ムウ・ラ・フラガ少佐…。ヤキン・ドゥーエで戦死したと思っていたが生きていたのか…」
キラ「………」
カガリ「デュランダル議長は何を話すつもりなんだろうな…」
キラ「わからない…。でも、きっとあの人の言葉で世界はまた動くと思う…」
〔歩み寄る足音〕
エニル「キラ・ヤマト…今日は大活躍だったわね」
キラ「エニルさん…」
エニル「敵の切り札を倒したのは君よ。もっと誇ってもいいんじゃない?」
キラ「…あの時はああするしかなかった…。あのままでは街は完全に壊滅したから…」
カガリ「もうやめろ、お前! キラは好きで戦っているんじゃないんだぞ!」
エニル「そうなの? じゃあ、何のためにお姫様をさらってオーブを脱出したの?」
キラ「それは…」
エニル「世界を相手に戦いを始めたにしては随分とナイーブなのね…」「それとも自分の手を汚さずに何かが出来ると思ってる?」
カガリ「やめろと言っている! これ以上、キラを惑わせるような事を言うのは許さないぞ!」
エニル「ごめんなさい、お姫様。…あたし達の世界じゃ誰もが生きるために必死で戦っていたの…」「誰かの命を奪う事になってもね…」
キラ「………」
エニル「誤解しないで。あなたを責める気は欠片もないわ。あれは、ああするしかなかったのだから」「でもあなたは、いつか死ぬわ」
キラ「!」
エニル「そんな中途半端な覚悟じゃ、本当に命を懸けて向かって来る相手には勝つ事は出来ないから」
カガリ「お前!」
エニル「そこまでにしましょう。議長のメッセージが始まる時間よ」
〔映像の繋がる音〕

〔映像の繋がる音〕

デュランダル「…皆さん、私はプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルです」「我らプラントと地球の方々との戦争状態が解決しておらぬ中、突然このようなメッセージをお送りする事をお許し下さい」「ですが、お願いです。どうか聞いていただきたいのです」「私は今こそ皆さんに知っていただきたい。こうして未だ戦火の収まらぬ理由…」「そもそも、またもこのような戦争状態に陥ってしまった本当の理由を」「…各国の政策に基づく情報の有無により未だご存知ない方も多くいらっしゃると思われますが…」「過日、新地球連邦軍は友好国であったチラムに対して突如、侵攻を開始しました」「新連邦軍の大部隊と新型兵器は逃げる間もない住民ごとチラムの首都を壊滅させたのです」「我々はすぐさまこれの阻止を試みましたが、残念ながら多くの犠牲を出す結果になりました」「なぜ、このような事になったのか…。…理由を考える前に、まず事実を認識していただきたい」「この多元世界の秩序の維持を謳い、全人類の最高意思統一機関を標榜する新地球連邦…」「その彼らが、こうして都市ごと住民を焼き払ったのです。これが彼らのやり方なのです…!」「この世界は様々な立場の人間達が生きていく場であります。そこには意見の相違も生まれましょう」「ですが、地球連邦はそれを力で封じようとしたのです! これが彼らの言う人類の統一でしょうか!?」「なぜですか…!? なぜ、こんな事をするのです!? 対話ではなく、なぜ銃を取るのです!?」「平和など許さぬと! 戦わねばならぬと! 誰が! なぜ言うのです!?」「なぜ我々は手を取り合ってはいけないのですか!?」
ミーア「…この度の戦争は、多元世界という新たな世界の誕生による混乱が生み出したものでしょう」「ですが、このままではいけません…! こんな撃ち合うばかりの世界に安らぎはないのです!」「果てなく続く憎しみの連鎖も苦しさも私達はもう十分に知ったはずです!」「どうか目を覆う涙をぬぐったら、前を見て下さい!」「その悲しみを叫んだら、今度は相手の言葉を聞いて下さい!」「そうして私達は優しさと光の溢れる世界を創り出そうではありませんか!」「それが私達全ての人のこの新たな世界への真の願いでもあるはずです!」
デュランダル「…なのに、どうあってもそれを邪魔しようとする者がいるのです。様々な世界から集った闇に」「自分達の利益のために戦えと、戦えと! 己のエゴを世界の秩序にすり替えて真実を闇に葬り…」「人々を意のままに操ろうとする者達…! 地球連邦の暴挙も、彼らが裏で操っている事が原因なのは明らかです!」
デュランダル「間違った危険な存在とコーディネイターを忌み嫌うブルーコスモスと、その背後にいる軍需産業複合体、死の商人ロゴス…」「宇宙移民者を危険分子として弾圧するティターンズも彼らの指揮の下で動いている事を皆さんはご存知でしょうか?」「地球連邦を陰から支配する者達…」「その名は賢人会議…! 彼らこそ平和を望む私達全ての真の敵です!」

  ~新地球連邦本部 賢人会議~
デュランダル「その名は賢人会議…! 彼らこそ平和を望む私達全ての真の敵です!」
ジャミトフ「デュランダルめ…! 既に我々の存在まで掴んでいたとは!」
クゼミ「何という事だ…! 奴め…賢人会議の協力者を公表する気か!」
ジブリール「やめさせろ! 今すぐUNの回線を遮断するんだ! エーデル・ベルナルは何をしている!?」
デュランダル「皆さん…人類は今、未曾有の危機を迎えています」「この明日をも知れぬ混沌の世界で、我々が生きていくためには人類は一つにならねばなりません!」「よってそれを阻害せんとする者…世界の真の敵、賢人会議こそを滅ぼさんと戦う事を私はここに宣言します!」

サラ(ゲイナー)「世界を裏から操る者、賢人会議…」
弁慶「そいつが新連邦の悪事の元締めってわけか!」
レントン「凄い…! あのデュランダル議長って人、それを全世界にすっぱ抜いたんだ!」
ギジェット「あの人の隣にいたのって噂のラクス・クラインよね」
ムーンドギー「平和の歌姫と正義の使者のジョイントかぁ。たまんね!」
ミリアリア(でも、あのラクス・クラインは偽物…。デュランダル議長が政治的な演出のために用意した替え玉…)
ノイマン(本物のラクス・クラインはバルトフェルド隊長と宇宙へ向かった…)
サラ(GX)「大変な事になるわね、これは…。発表された賢人会議の協力者、政治、経済、軍事の重鎮ばかりだわ…」
ジャミル「ティターンズやブルーコスモス、オーブのセイラン家も、その一員だったのか…」
ストナー「やるもんだ…チラム侵攻の映像と合わせるとはすさまじいインパクトだぜ」
ハップ「このメッセージで世界は上を下への大騒ぎになるだろうな」
大介「だが、あまりに性急過ぎる…」「確かに言っている事は正しい…。だが、このやり方が果たして本当に世界のためになるのかは疑問だ…」
ランド「ウミを出すためにはある程度、仕方無いんじゃねえのか?」
ホランド「ウミだ…? そんな甘っちょろいもんじゃねえぜ、これは…」
ランド「どういう意味だ?」
ホランド「ザフトの連中は南半球を根城にしてんだ。新連邦を止める気になりゃもっと出来る事があったはずだ…」
ジャミル「ラミアス艦長の報告でもザフトは連邦軍の侵攻に対して様子見をしていた節があると聞いている」
ゲイナー「そんな…!」
ジロン「じゃあ、わざと連邦が首都に踏み込むまで放っておいたって事か…!?」
ホランド「大した正義の味方だぜ…! 演説の効果を最大限に高めるために奴はチラムを見殺しにしたんだろうさ」
ひかる「でも、ミネルバが来たのは、ザフトがチラムを守ろうとしたからじゃないの?」
レーベン「…それもプラントの正当性を世界に示すためのデモンストレーションかも知れません…」「認めたくありませんが…」
ガロード「シンや勝平達は、その駒になっちまったのか…!」
ホランド「そして、俺達はまんまとその片棒を担いだってわけかよ…!」
カガリ「そんな…セイラン家やオーブの者も賢人会議の協力者だったなんて…」「だが、これでは世界中に彼らの協力者がいた事になる! 議長は、それを暴いてどうする気だ!?」
キラ「カガリ…。もし、ZEUTHの人達の考えが当たっていたら…」「デュランダル議長は僕達が思っている以上に危険な人かも知れない…」
大介「キラ・ヤマト君…。僕はナチュラルとコーディネイターの戦いを調べてみたのだが…」「その際、君についての話も聞く事が出来たよ」
キラ「僕の…?」
ロジャー「私もいくらかの噂は耳にしている」「「前大戦の英雄、キラ・ヤマト…。ナチュラル、コーディネイターの垣根を越え、戦争の終結に大きく貢献する…」「だが、戦後はオーブにて隠遁生活を送っていたはずだ」
ハップ「だが、お前さん達は戦場に戻ってきた。それもオーブの花嫁誘拐なんていう大パフォーマンスと共にな」
大介「君は先程、デュランダル議長を危険だと言った…」
キラ「はい…」
ジャミル「我々もデュランダル議長の行動には疑問を感じる」「これからの行動のためにもキラ君…君の考えを聞かせてくれ」
カガリ「キラ…」
キラ「………」「申し訳ありません…。もう少しだけ待って下さい…」
ランド「待つって、お前よぉ…!?」
キラ「確かに僕はデュランダル議長を信じる事が出来ません…」「だけど、僕も自分達のやっている事が本当に正しいかわからないんです」「だから、それにあなた達を巻き込むのは…」
カガリ「キラ…」
ジャミル「…わかった。では、我々は君達と行動を共にする事で我々自身が答えを見つけよう」
キラ「…ありがとうございます…」
カガリ(キラ…何を迷っている…)(もしかして、お前…。あの黒いマシンを倒した事で…)
キラ「………」

デューイ「…さすがはギルバート・デュランダル議長だ。歴史に残る名演説だったよ」
シロッコ「大衆は大袈裟なパフォーマンスが好みだ。そして、俗物は具体的な対象を与えてやれば、それに飛びつく」
デューイ「では、改革者である我々はその具体的な敵を打倒しよう。王の座を継承するためにも」
シロッコ「もうすぐ最後の準備が整う。その報告が宴の開始の合図だ」
デューイ「オペレーション・クルセイド…。世界を救う戦いを始めよう」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

≪「エマーン土産のペナント」所持≫

ミムジィ「…どうしたの、桂?」
桂「不思議なもんだな…」「チラムなんて俺には関係ないと思っていたがこうして焼かれた街をみると何だか胸が痛くなる…」
ミムジィ「私もエマーン人だけどこの光景を見れば悲しくなるわ…」
ひかる「ZEUTHのみんなはこんな光景を見たくないから戦っているんでしょうね」
大介「そうだな…。…だが、打ちのめされた人達もいつまでもくじけたままではないさ」「ほら…向こうではもうバザーが開かれている」
ミムジィ「見て、桂! あれ…エマーンの隊商のマーケットよ!」
桂「驚いた…。エマーンとチラムは敵対してると思ってたが、随分と安値の大サービスだ」
シャイア「甘く見ないでよね、桂。エマーン商人の魂は恨みや憎しみよりもずっと濃いのよ」
桂「こいつはいい! エマーン人のたくましさに今日は完敗だ!」
ミムジィ「ねえ、桂…せっかくチラムに来たんだから記念になりそうなもの、探してみたら?」
桂「そうだな…。ここが俺の祖国だった事は事実なんだ…」「手持ちのエマーンのペナントを売り払って何か買っていくか…」

戦地救済マーケット。物資不足につき売却大歓迎。

 チラム製バイク
大排気量空冷V型ツインエンジン
搭載のオートバイ。
その独特の音と振動はファンが多く、
慣性制御システムが実用化した今でも
コレクションとして所有している者が
数多くいる。

時空震動前からのベストセラーモデル。
残念ながら骨董品扱い。

≪「チラム製バイク」購入≫
リーグ「桂…何だ、この乗り物は?」
ゴーヴ「ほお…車輪で走るとは随分と原始的なもんだな」
桂「こいつはチラム製のバイクさ。さすがに骨董品扱いでロクに走れないらしいがな」
リーア「そんなのどうして買ったのよ?」
マーイ「そうよ。チラムのメカなんてエマーンよりも技術的に遅れてるのに」
桂「そこが味ってわけさ。…実はこのバイク…俺が元の世界で乗ってたのと同じタイプなんだよ」
ゴーヴ「思い出の品ってやつか」
桂「まあね…。こいつのタンデムシートに色んな女の子を乗せたもんだ」「フランチェスカ、マダム・リン、フランソワーズ…」
モーム「桂様、鼻の下が伸びてます!」
ミムジィ「いやらしい! デュランダル議長の演説で世界は大騒ぎだって言うのに!」
桂「ごめんよ、ミムジィ。君の前で別の女の子の話をして」
ミムジィ「わ、私には関係ないわよ! 先に行くからね!」
〔歩き去る足音〕
モーム「ミムジィって、すぐに怒りますね、桂様」
桂「いや…さっきのは俺の方が悪かった。ちょっとヤキモチを焼かせるつもりがやり過ぎたみたいだ」(ごめんよ、ミムジィ…)(…だけど、俺…君とは別にもう一人大切にしなくちゃならない女の子がいるんだ…)(チラムでも、生意気でも俺とティナの娘なんだ…。何とかしなくちゃならないな…)

【概要】
 チラムに突如侵攻を開始した新連邦軍。一行はそれ
を阻止するためにアークエンジェルと共に戦うが、か
つての仲間達の変容に、ただ驚くのであった。


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