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No.40B
崩壊序曲

【シナリオデモ開始】
太平洋

  ~アークエンジェル 艦内~
キラ「………」
カガリ「具合はどうだ、キラ?」
キラ「もう大丈夫…。心配かけて、ごめん」
カガリ「よかった…。もう少し発見が遅れてたら、さすがのお前も危なかったらしいからな」
キラ「でも、フリーダムが…」
カガリ「え…」
キラ「あれを落とされちゃったら、僕は…」
カガリ「何言ってんだ、キラ! 今はそんな事はいいから…」
〔ハッチの開閉音〕
ネオ「邪魔するぜ」
キラ「ムウさん…」
ネオ「おいおい…。何度も言うが、俺はネオ・ロアノークだ」「ま…服はあんた達のを拝借してるがな」
カガリ(記憶はまだ戻らないのか…)
ネオ「で、インパルスにやられたんだって?」
キラ「………」
ネオ「ざまあみろ」
キラ「え…」
ネオ「真っ直ぐで勝気そうな小僧だぜ、インパルスのパイロットは…。どんどん腕を上げてる」
キラ「…会った事、あるんですか?」
ネオ「ああ、一度な」「と言っても、不義理しちまった以上、次に会った時は、ただじゃ済まないだろうがな」「しかし、この艦は何やってんだ? 俺達と戦ったかと思えば、今度はザフトが敵とはな…」「おまけにZEUTHは敵味方に分かれて大喧嘩だ。まったく訳がわからないぜ…」
キラ「…それは僕も同じです…」
ネオ「で、この艦の今度の行き先は?」
カガリ「オーブだ。そこでアークエンジェルを修理しなくちゃならない」
ネオ「こいつは驚いた。オーブを脱出したくせに、そこに戻るってのか」
カガリ「セイラン家がロゴスの一員で賢人会議に協力していた事が判明した今、オーブは大混乱に陥っている」「私は、あそこでやらなくてはいけない事があるんだ…」
ネオ「それは?」
カガリ「そんな事まで話せるか…!」「いくら艦内で自由行動が許されていても自分が連邦の軍人だと言い張るなら、こちらも相応の対応をとらせてもらう」
ネオ「っと、こっちの考えはお見通しか。お飾りの代表かと思えば、意外にやるじゃないの」
カガリ「そろそろ出て行ってくれ。ここには怪我人がいるんだ」
ネオ「了解だ。姫様のご機嫌を損ねてしまった以上、退散するさ」
〔ハッチの開閉音〕
カガリ「まったく…食えない男だ…! ああいう所はフラガ少佐そのものだ!」
キラ「………」
カガリ「お前…あの男の言った事を気にしてるのか?」
キラ「あのインパルスという機体のパイロット…」「チラムで戦った黒いマシンのパイロットの知り合いだったみたいだ…」
カガリ「もう考えるのはやめろ…! お前があれを倒したのは仕方のない事だったんだ…!」
キラ「…でも、彼は僕を許せなかった…。その思いが、彼に力を与えていた…」「そういう風に憎しみが憎しみを呼ぶような戦いを僕はやってはいけないと思っていた…」「でも、本当は…僕自身がそれ巻き込まれる事を恐れていただけかも知れない…」
カガリ「キラ…」
キラ「僕が誰かの命を奪って、それで誰かに恨まれて、その人と戦って…」「アスランと僕がそれぞれの友達の命を奪った時のように…」
カガリ「………」
キラ「だから、僕は…人の命を奪わない戦いをしてきた…つもりだった。でも、やっぱり出来なかった…」「今までの戦いだって僕のやってきた事で間接的に命を落とした人達もいたと思う…」「きっと、これからっもこういう事は起こる…。僕は…どうすればいいんだろう…」

マリュー「あら…キラ君のお見舞い?」
ネオ「そのつもりだったんだがね…。どうもあいつを見てると、こう…からかいたくなっちまって…」
マリュー「それでカガリさんを怒らせて追い出されたってところ?」
ネオ「お見通しってわけか…。さすがは艦長さんだ」「で、ムウ・ラ・フラガってのは…」
マリュー「え…」
ネオ「あんたの何なんだ?」
マリュー「………」「…戦友よ…掛け替えのない。でも…もういないわ」
ネオ「そうか…。悪い事を聞いちまったな…」
マリュー「いいのよ、もう…」
ネオ(ムウ・ラ・フラガ…か…)

南アメリア大陸 チラム首都

  ~チラム総裁 執務室~
総裁「…では、チラム侵攻について新地球連邦代表として正式に謝罪すると言うのだな?」
ブラッドマン「それについては、既に就任演説で述べた通りだ」「チラム侵攻は賢人会議の独断であり、再編成された新政府は貴国と以前同様に友好的な関係を築いていくつもりだ」
総裁「その見返りとして我が国の時空制御技術を求めるのか?」
ブラッドマン「誤解しないでいただこう。貴国から、あれの提供を迫ったのも老人達の独断だ」「我々とて時空崩壊の危機に対して独自の対策は進めている」「事実、次元境界線の安定のために再び時空震動を発生させる装置については新連邦でも試作が完成している」
総裁「何…?」
ブラッドマン「その作動実験をあなた方にお見せしよう。私は互いの技術を交換する事で装置の完成度を高めたいと考えている」
総裁「連邦の時空制御技術をチラムに提供すると言うのか?」
ブラッドマン「チラムには借りもある。何より、世界を救うためには国家の面子にこだわっている時ではない」「私の言っている事に間違いがあるかな?」
総裁「………」「ブラッドマン大統領、そちらの提案を受け入れよう」
ブラッドマン「では、装置の作動実験に正式にチラムを招待しよう。日時については追って連絡する」
総裁「了解した。互いの繁栄を願い、貴国の実験の成功を祈らせてもらおう」
〔モニターの閉じる音〕
総裁「互いの繁栄か…」
ウェズリィ「総裁…新連邦に時空を制御する術がある以上、事態は一刻の猶予も許されません!」「直ちに脱走したオルソン・D・ヴェルヌと桂木桂を捕獲、並びに精神制御し、特異点による時空修復を行うべきです!」
総裁「………」
ウェズリィ「D計画が瓦解した今、それしかチラムを救う方法はありません! 総裁、特異点捕獲のご命令を!」
総裁「…チラムを救う方法は他にもある」
ウェズリィ「と、おっしゃられますと?」
総裁「新連邦の傘下に入る事だ」
ウェズリィ「それは…!」
総裁「新連邦はプラントとの戦いのためにも戦力を欲している」「おそらく連中が時空制御装置の実験を公開するのも、国力を見せ付ける事で無血併合を目論んでいるためだろう」「もしかすると我が国の時空制御装置を破壊したのはそれを目的とした新連邦の手の者かも知れない」
ウェズリィ「総裁…どうなさるおつもりで?」
総裁「このまま新連邦と泥沼の戦いを続けても国家の益とはならない…」「何より互いが潰しあいを続ければそれこそ世界の全てが消滅する可能性もある」
ウェズリィ「では、総裁はチラムを…」
総裁「まだ決めてはおらん…。…だが、世界を救う有効な手段が見つからないのなら…」「新連邦に降るのもやむを得ないだろう…」
ウェズリィ「………」
総裁「まずは新連邦の実験を見せてもらおう。一個中隊を回すのだ」
ウェズリィ「了解です」
総裁(オルソン…。君を信頼した私は間違っていたようだ)(全ては私の責だ。私はチラム国民を守るために決断をしなくてはならない…)

南アメリア大陸南部 トレゾア技研

レントン「じゃあ、ハヤトさんはベルフォレストでじっちゃんに会ったんですね」
ハヤト「モリタ所長はアクセルさんを心の底から尊敬しているからね」「だから、ニルヴァーシュのボードをあの方にお願いし、私はその発注と輸送役を引き受けたんだ」
レントン「そうだったんですか…。所長さんも言ってくれればいいのに…」
ハヤト「運んできたのはボードだけじゃない。…これはアクセルさんから君への手紙だ」
レントン「じっちゃんから俺へ…」
アクセル(…前略、まずは元気にしているか…。お前の…と言うより、お前達の活躍についてはハヤトさんから聞いた)(色々とあったようだが、まだまだ何もかもが途中なようだ。答えが出るまでとことんまでやるがいい)(ワシはベルフォレストで待っている。お前が、あのお嬢さんと一緒に帰ってくるのをずっと待っておるからな…)
レントン「…ありがとう、じっちゃん…。俺、頑張るよ…」「じっちゃんの造ってくれたボードでエウレカとニルヴァーシュと一緒に…」
ハヤト「いいもんだな、家族というものは…」「レントン君、向こうのZEUTHには私の息子がいるんだ」
レントン「ハヤトさんってそんな大きなお子さんがいるんですか?」
ハヤト「子供と言っても、養子だけどね」「名前はカツ…。もし会う事があったら、私も元気でやってると伝えて欲しい」
レントン「わかりました、ハヤトさん。…カツとはあまり話した事なかったけれど必ず伝えます」
ハヤト「カラバは消息不明のノルブ師を捜す。君達の健闘を祈っているぞ」
レントン「はい…!」
〔歩み寄る足音〕
???(タルホ)「レントン…」
レントン「なっ…!?」
???(タルホ)「話があるの…。みんなを月光号に集めて」
レントン「は、はい! 了解しました!!」

〔ざわめき〕
ガロード「ふへえ…」
ゲイナー「ど、どういう事なの、タルホさんのあれ…?」
ベロー「俺に聞いてもわかるかよ…!」
ウィッツ「やっぱり、あれって…失恋したって意味か…?」
トニヤ「いつの時代の話よ、それ!?」
エニル「心境は本人しかわからない…。でも、並大抵の事じゃないと思うな」
タルホ「………」
エウレカ「…変わった…。タルホ、変わったね…」
タルホ「違う…。戻ったのよ」
エウレカ「………」
タルホ「何かね…。全部放っぽらかしちゃおうかなって思ったんだ…色々辛かったしね」「だけど、こうしてみて思ったんだ。やっぱり全然変わってなかった」「昔の想い、昔の気持ち…。昔に戻っただけなのよ。変よね、ほんと、変…」
エウレカ「いいんじゃないかな」「だって、私にはタルホが変わったって思えるもの。私も気づかない内に変わっていたもん」「タルホだって変わった…。でも、それって怖い事じゃないよ。ティファもリーナもみんなもそう言ってた」
タルホ「…まったく…あんたにはかなわないな。ほんと、羨ましいよ」
ホランド「…で、どういうつもりだ? 皆を集めて、お披露目会のつもりか?」
タルホ「………」
ガウリ「ヤーパンでは引退する時には人を集めて髪を切ったという…。もしかしたら、それなのか…?」
弁慶「ガウリ隊長…。そいつは相撲取りの断髪式だ…!」
アデット「残念だったね、ガウリ。あんたの予想は外れみたいだよ」
タルホ「それがそうでもないのよね…」
ガウリ「どういう事だ?」
ホランド「まさか、お前…! ゲッコーステイトを抜けるってのか!?」
タルホ「落ち着きなさいよ。あたしが引退するのは、月光号のメインパイロット役よ」
ホランド「いきなりかよ…! 理由は何だ!?」
タルホ「あんたのくれた未来のためよ。わかる? ここに命があるの…」
ホランド「腹に命って…お前…そりゃ…」
タルホ「あんたの子供よ」
〔歓声〕
ホランド「…マジか…」
パプティ「はい…。タルホさんのお腹の中には赤ちゃんがいますよ」「だから、おヘソを出すのもやめた方がいいって言ってたんです」
ハップ「なるほどねぇ。ただのイメチェンじゃないってわけか」
リンク「どういう事なの、モーム?」
モーム「もうすぐホランドはパパになるんです。ロボットの私には、よくわかりませんが」
メーテル「ママがママでホランドがパパなの!?」
モーリス「そうじゃないよ。ホランドがパパで、タルホがママだよ」
ホランド「ちょ、ちょっと待て! パパって…その…急に言われても…」
メール「パパが嫌なら子供には何て呼ばせるの!? ねえねえ!」
ホランド「そ、そんな事…考えた事もねえよ…」
ノーマン「お父様…父上…ダディ…パパン…」
ドロシー「父ちゃん…」
ホランド「その声で言うな!」
ロジャー「勘弁してやってくれ、ミスター。ドロシーも覚えた言葉を使ってみたかったんだろう」
ゲイン「それにしても…」
ランド「まあ…何と言うか…」
ホランド「て、てめえら! 何だ、そのツラは! その目は!」
ゲイン「いやあ…今まで仲良くしてくれてありがとうな、ホランド」
ランド「向こうに行っても元気でな。お前の事、忘れないぜ」
ホランド「何だよ、そりゃ!? 向こうって、どこだよ!?」
ランド「まずはおめでとうだ! いつかのオゴリの約束は、お前の旅立ちへの祝杯にしようぜ!」
ゲイン「人気モデル、ご懐妊。お相手は同僚でカリスマボーダーのH氏か…。盛り上がるねえ、これは」
サラ「あの人達…あれで祝福しているつもり!?」
不動「色々と複雑な心境なのだろう」「まだまだ青いな…」
ゲイナー(でも、ゲインの場合、確か子供がいるんじゃなかったっけ…)
ジャミル「おめでとう、ホランド。祝福させてもらうぞ」
ホランド「お前ぐらいだぜ、ジャミル。素直に祝ってくれるのはよ…」「過去を乗り越えたお前達が創る未来だ。それは私達の希望になるだろう」
ホランド「へ…お祝いの言葉はいいからよ…お前も周囲に目をむけろよな」「あの子のお前への想い…気づいてないとは言わせねえぞ」
ジャミル「………」
ヒルダ「おめでとう、タルホ。…でも、もっと早く言って欲しかったな」
タルホ「ごめん、ヒルダ。何だか照れくさくてね…」
シャイア「おめでとう、タルホ。そのスタイルも似合ってるわよ」
タルホ「ありがとう、シャイア。…パプティも色々アドバイス、ありがとうね」
パプティ「これからも何でも聞いてくださいね。みんなで協力しますから」
ホランド「気持ちは嬉しいが、その必要はねえ」
タルホ「ホランド…」
ホランド「タルホ…お前は月光号から降りろ。これから俺達の戦いはさらに激しくなる…。もし何かあったら…」
タルホ「じゃあ、どこへ行けばいい? この世界で安全な場所はどこ…?」
ホランド「それは…」
タルホ「そんなのどこにもないわ。だったら、あたしは世界を創る…。この子を守るために…」「この子だけじゃない。メーテルもモーリスもリンクもレントンもエウレカもみんなを守ってみせる」
ホランド「随分と子沢山だな」
ラルホ「そう…だから、あんたは死ねない。どんな事があっても…」
ホランド「死なねえよ。…そして、俺も守ってみせるぜ」「俺達の愛する自由なリフとリフが出来るこの世界を。それをぶっ壊そうとする奴らから…」
タルホ「うん…」
ホランド「それと、リフしか能のないダサい俺を好きでいてくれるお前の事を」
〔歓声〕
ハップ「だが、現実問題としてタルホにメインパイロットは無理だ。どうする?」
ケンゴウ「月光号はトラパーを受けて飛ぶからな。独得のコツがいる以上、そう簡単に代役は見つからん…」
ムーンドギー「おお、俺が…」
レントン「ドギー兄さん…」
ムーンドギー「お、俺がやる…。船舶免許ならあんだ」
タルホ「初耳…」
ホランド「そういや、聞いた事もある気もすっけど…」
ムーンドギー「お、俺…今まで戦闘中は何もする事がねがった…」「だから、何でもいい! 俺も…みんなと世界のために役に立ちてえんだ!」
ギジェット「あたしもドギーをサポートします! やらせてやってください!」
ハップ「な…いいんじゃないか…。ドギーのリフの腕なら、何とかなるかも知れん…」
ケンゴウ「だが、状況が状況だ。やってみて出来ませんとは言わせんぞ。覚悟はいいか?」
ムーンドギー「は、はい!」
タルホ「当分は後ろから、あたしがビシビシしごいてあげるからね」
桂(子供か…)
ミムジィ「もしかして、アテナって人の事…考えてたの…?」
桂「まあね…。実感はないけど、俺も父親なんだよな…」
ミムジィ「桂…」
〔空船の扉の開閉音〕
オルソン「どうしたんだ、この大騒ぎは?」
モーム「ホランドとタルホに赤ちゃんが出来たんだそうです」
オルソン「そいつはめでたいな。…で、桂の複雑な表情はアテナの事を考えてるからか」
桂「お前にはお見通しってわけかよ…。ところで、どこに行ってたんだ?」
オルソン「その宛名から通信が入った。…新地球連邦が北アメリアで時空制御装置の実験をするそうだ」
桂「何だって!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「崩壊序曲」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
連邦軍艦長(UC)「各隊、配置に付きました」「なお、万一の場合を考えて周辺には3個小隊を配備してあります」
ブラッドマン「実験の指揮は私が直接執る。いつまでもディーンやシロッコに大きい顔をさせるわけにはいかんからな」
ロベルト「新連邦め…。チラムを焼いておきながら友好国ヅラをしおって…」「おまけに我々を招いて時空制御装置の実験を行うとはどういうつもりだ」
ヘンリー「いっその事、あの装置を破壊してやりましょうか?」
ロベルト「そうしてやりたい気分だが、さすがに不味いだろう」
ヘンリー「…特異点とD計画を失った今、チラムの未来はどうなるのでしょうか…」
ロベルト(だが、どんな事があろうと俺は生き延びて、ノリ上がる…。たとえ、チラムが滅びてもだ…)
ブラッドマン「フフフ…チラムの連中め、もうすぐ連邦の力を見せ付けてやるぞ」「我が方の時空制御技術を目の当たりにすれば、さすがに連中も抵抗を諦め新連邦に屈するだろう」
ティターンズ「このエリアに艦隊が接近!」
ブラドッドマン「何…? さらにチラムの部隊が来るのか?」
連邦軍艦長(UC)「違います! これはZEUTHです!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
ロベルト「ZEUTH! 特異点がいる部隊か!?」
ブラッドマン「何故だ! なぜ奴らが、この実験の事を知っていたのだ!?」「チラムめ…! まさか奴らに情報を流したのか!?」
マーイ「もしかして、あそこで吠えてるのって新連邦の大統領!?」
リーア「うっそお! 大物が来てるじゃない!」
桂「情報は正しかったってわけだな。じゃあ、あのチラムの部隊は実験の見物人か」
オルソン「どうする? 時空制御装置はあの輸送機に積まれていると見るが」
〔カーソル、ガルダ級を指定〕
エルチ「あいつらにあんなものを持たせておくと、ロクな事にならないわよ!」
ホランド「奴らは時空を制御する技術でコーラリアンを目覚めさせている。放っておくわけにはいかねえぜ」
ジャミル「おそらく、新連邦はチラムのD兵器がとん挫した事を知っているのだろう」「だから、自国の技術を見せ付ける事でチラムや他国に服従を迫ると思われる」
ガロード「奴らは、あの装置で世界中を支配するつもりかよ!」
ジロン「よし! そんな物騒なもの俺達でぶっ壊しちまおうぜ!」
ゲイナー「でも、あの装置がなかったら時空世崩壊をどうやって止めるんです?」
ゲイン「そっちの方はあのドクターベアの研究を信じるしかないだろう」
ランド「いざとなったら、桂とオルソンの特異点コンビに何とかしてもらうさ」
桂「そんな簡単に決めていいのか?」
ランド「いざとなったらの話だ。あんまり気負うなって」
レーベン「今は新連邦の暴走を止めるのが先でしょう…!」
シャイア「では、決まりね。我々はあの輸送機の時空制御装置を破壊します」
オルソン「おそらく周囲から増援も来る。速やかにターゲットを撃墜するぞ」
タルホ「頼むわよ、ドギー! あんたの覚悟ってのを見せてよね!」
ムーンドギー「お、おう! 任せてくれ!」
ブラッドマン「奴らを迎え撃て! 何としても時空制御装置を守るのだ!」
ロベルト「フフフ…特異点め! 飛んで火にいる夏の虫とはお前の事だ!」「奴さえ手に入れれば、新連邦に大きな顔をされる事もない! 我々は特異点を捕獲するぞ!
<戦闘開始>

<ガルダ級と戦闘or敵9小隊以下or2PP・敵増援1&第3軍増援1出現>

不動「…来るか」
〔ヒプノサウンド〕
シルヴィア「ちょっと! 何でこんな時にヒプノサウンドが!?」
ジュン「高次元量子パターン確認! これは!?」
リーナ「操り人形だけじゃなく堕天翅本人が来るみたいね」
〔第3軍ユニット出現〕
アポロ「この匂い…覚えてるぜ!世界がぶっ壊れた時に来た頭翅って奴か!」
頭翅「太陽の翼…。お前もあの力を憎むか…」
アポロ「何っ!?」
頭翅「我らを無限の牢獄へと幽閉した忌まわしき力…」「翅なし共め…。その禁忌の力の一端に触れるならお前達に相応しい罰を与えよう」「そして、我らに付きまとう鬼達にも」
ミチル「レーダーに反応! 百鬼帝国が来ます!」
〔敵ユニット出現〕
グラー「時空制御装置…。次元力を限定的に使用する事で局地的な時空震動を引き起こすか」「まさか人間共が、そのようなものを作り上げていたとはな」
ヒドラー「しかし、グラー博士…。その情報…信用出来るのですか?」
グラー「確かに得体の知れぬ者からもたらされた話だ。用心するに越した事はない」「だが、ZEUTHと堕天翅も動いている以上、事実と見て間違いあるまい」
ヒドラー「しかし、あやつ…我々の科学要塞島に直接通信を送ってくるとは何者なのだ…」
???(黒のカリスマ)(フフフ…フフフフフ…)(ようこそ、百鬼帝国。君達の来訪を歓迎しましょう)(それに堕天翅の諸君も。そうでなければ面白くありません…)
頭翅「…誰かが私を見ている…? 私の存在を翅無しの分際で感じているのか…?」
アポロ「余所見してんじゃねえ! てめえが来てるんなら好都合だ!」「てめえらがさらったバロンをここで返してもらうぞ!」
頭翅「出来るかな、太陽の翼? かつての強さの足元にも及ばない君に…」
アポロ「てめえええええっ!!」
シルヴィア「落ち着いて、アポロ! 感情に任せるだけじゃあいつには勝てない!!」
シャイア「堕天翅と鬼も来るなんていったいどうすればいいの!?」
竜馬「どうやら百鬼帝国の狙いは俺達と堕天翅のようだ…!」
シリウス「だが、堕天翅の方は全てに攻撃を仕掛けてくるぞ」
アデット「面倒くさいね! こういう時は向かって来る奴から相手をすればいいんだよ!」
オルソン「だが、我々の狙いはあくまで時空制御装置だ! それを忘れるな!」
???(黒のカリスマ)(健闘を祈ります、ZEUTH。私が招待したゲストは彼らだけではないのですからね)

<ガルダ級or頭翅と戦闘or敵増援1出現後に敵&第3軍4小隊撃破・敵増援2&第3軍増援2出現>
ギジェット「レーダーに反応! 上空から何か来ます!」
ムーンドギー「ま、また敵が!?」
〔第3軍ユニット出現〕
ひかる「異星人の連合軍!」
マリン「アルデバロン! アフロディアもいるのか!?」
マシュー「マジかよ! 全く嬉しくないゲストだぜ!」
ブッチャー「ホホホ、愉快、愉快! これだけの面子が揃うとは…まさにパーティーだな!」
テラル「地球の最大組織の元首と我らの障害となるZEUTHの片割れが同じ場にいるとは…」
アフロディア「スカルムーン基地に通信を送ってきた人物は、奴らを潰す事を望んでいるようです」
テラル「その人物…奴らと敵対する組織の者という事か」
ブッチャー「そんな事はどうでもよい。せっかくのパーティーだ…。存分に楽しもうではないか」
ギッザー「では、ブッチャー様…攻撃目標の指示を」
ブッチャー「もちろん全部! 地球の軍隊も鬼もZEUTHも叩き潰してしまえ!」
ギッザー「ギョイ、ブッチャー!」
デューク「みんな、気をつけろ!異星人の中でもガイゾックは目に入るもの全てに攻撃してくるぞ!」
ロジャー「相変わらずの無軌道ぶり…。不快の極みだな」
ブラッドマン「何がどうなっているのだ!? なぜ、次から次への敵がやってくる!?」「援軍はまだ来ないのか!?」
連邦軍艦長(UC)「そ、それが…! 周辺にも鬼や異星人が現れ、そちらでも戦闘が発生しています!」
ブラッドマン「わ、我々は孤立したのか!?」
???(黒のカリスマ)(ふむ…これでは時空制御装置の方がピンチですね。では、カウンターを呼ぶとしましょう)
〔指パッチン〕
〔敵ユニット出現〕

メール「あのヤギメカ…! ツィーネ・エスピオだ!」
ランド「あの女、こんな時に何しに来やがった!?」
ツィーネ「ご挨拶だね、ザ・ヒート。でも、今日はあんた達、夫婦と遊んでる暇はないよ」
メール「どういう意味よ!?」
ランド「俺達は夫婦じゃねえって前にも言ったはずだぞ!」
マシュー「突っ込むの、そっちかよ!」
レーベン「あなたは何が目的なのです!? なぜ、ランドさんとメールさんに付きまとうのです!?」
ツィーネ「教えてあげるよ、坊や。女の願いはいつだって一つ…」「愛する人のために戦う…! それしかないのさ!」
ランド「この近くにアサキムもいるのか!」
ツィーネ「フフフ…そんなに悲鳴を上げたのが恥ずかしいのかい、ザ・ヒート?」
ランド「あいにくだな、姐さん…! これくらいの歳になりゃ、恥なんてもんはとっくにねえのさ!」
ゲイナー「そうなんですか、ゲインさん!?」
ゲイン「俺やジャミルとランドと一緒にするなって!」
ランド「あいつに伝えとけ、姐さん! セコい手を使ってねえで正面から来いってな!」
ツィーネ「その時はすぐに来るさ。とりあえず、今はせいぜい暑苦しさを振りまいてな」「今日の私の遊び相手は宇宙からのお客様と堕ちた天翅達だからね」
ピエール「何考えてんだ、あの姐さんはよ!」
レーベン「奴の意図はわかりませんが時空制御装置を守る気のようです!」
ガロード「そっちの事情は知らないがランドや俺達を騙していた事は忘れちゃいないからな!」
ウィッツ「あの装置を守るってんならまとめて片付けてやるぜ!」
ブラッドマン「ZEUTHに異星人、百鬼帝国と堕天翅に謎の集団だと!?」「なぜだ!? なぜ極秘のはずの、この場にこれだけの敵が集まるのだ!?」
???(黒のカリスマ)(しっかりしなさい、ブラッドマン。今日のパーティーの主役はあなたなのですから)(さあ、クラッカーを鳴らして下さい。この世界のために…)
ブラッドマン「ぬうう…! こうなったら、こちらにも考えがあるぞ!」

<ランドvsツィーネ>
ツィーネ「相変わらずの男前だね、ザ・ヒート」
ランド「引っ込んでな、姐さん! 俺が用があるのは、アサキムだ!」
ツィーネ「残念だね。あの人は色々と忙しいのさ!」「でも、こうして向かって来るのなら、今日は私があんたを鳴かせてやるよ」
ランド「悪いな、姐さん! 俺はザ・ヒート! 痛みなんて屁でもねえ!」「俺の雄たけびは魂が燃える程、熱いぜ!!」

<デュークvsブッチャー>
デューク「キラー・ザ・ブッチャー! 人の命を自らの欲望で弄ぶ悪魔め! 僕が相手だ!」
ブッチャー「グレンダイザーか…。留守番をしているベガ大王にその首を土産としてやるとしよう」
デューク「戦いを遊びだと思っているお前達はこの宇宙の害悪だ! その存在は許されない!」

<デュークvsテラル>
テラル「デュークフリード! 貴様にも言っておこう!」「私は壇闘志也との約束を守った! 人間爆弾にされるはずだった捕虜達は今は私の下にいる!」
デューク「テラル司令。君の誠意には敬意を表す」「だが、君達が地球を襲う以上、僕は君達と戦う!」
テラル「望む所だ! 私もエルダー軍人として未来のために戦おう!」

<デュークvsアフロディア>
アフロディア「グレンダイザー! ルビーナ姫の想い人か!」
デューク(この女がアフロディア…。ルビーナが秘書をしているアルデバロンの司令官か…!)
アフロディア「ルビーナ姫…! 私は軍人として、この男と戦わねばならない!」
デューク(ルビーナ…君もスカルムーン基地で平和のために密かに戦っている…)(僕も志は同じだ。宇宙の平和のためにこの命を懸けて戦おう…!)

<竜馬vsヒドラー>
竜馬「ヒドラー元帥、お前達の目的は何だ!? なぜ堕天翅を追う!?」
ヒドラー「そんな事を貴様達に話す必要はないわ!」「だが、我らがあの力を手に入れればこの世界は瞬く間に百鬼帝国のものとなる!」「その邪魔をする貴様達はここで始末してくれるわ!!」

<桂vsロベルト>
ロベルト「見つけたぞ、特異点! ここで貴様を捕えれば俺はチラムを救う英雄になる!」
桂「そういう事を言ってる場合じゃないんだよ!」「自分の出世の事ばかり考えてないで少しは世界に目を向けろ!!」

<オルソンvsロベルト>
オルソン「戦いを止めろ、ロベルト大尉!」
ロベルト「オルソン・D・ヴェルヌ! 貴様、桂木桂と行動を共にしているのか!?」
オルソン「時空制御装置を新連邦に持たせるのは危険だ! 連中に手を貸すのはやめろ!」
ロベルト「全てはチラム存続のためだ! 祖国を捨てた貴様に口出しはさせんわ!」「逃がさんぞ、裏切り者! ここで貴様を叩き落して桂木桂共々、捕獲してくれる!」

<ロジャーvs頭翅>
頭翅「世界の理を司る者よ…。我らを無限の牢獄へと再び幽閉する気か?」
ロジャー「何を言っている…!? お前達は堕天翅は何かを知っているのか…!?」
頭翅「お前も牢獄に囚われた呪われた罪人というわけか…」「ならば、あの力の介入の前にお前を闇へと葬ろう」

<ロジャーvsブッチャー>
ロジャー「お前達の暴挙は勝平君から聞いている。そして、言葉が通じるような知性も持ち合わせていないとな」
ブッチャー「何だ? 小うるさい奴が来たな…。とっとと始末しろ」
ロジャー「あいにくだが、私はお前のような快楽主義者に屈する程、墜ちてはいない…!」「私なりの流儀でお前達に対処させてもらう!」

<ゲイナーvs頭翅>
ゲイナー「オーバーデビルやアーリーオーバーマン達は堕天翅と戦ったという!」
頭翅「悪魔の眷属を使う者よ…古の記憶に触れたか…」
ゲイナー「なぜだ!? 何故違う世界のはずなのに堕天翅が黒歴史にいるんだ!?」
頭翅「その答えは既に忘却の彼方…。それは我らにとって忌まわしき日々の始まりだったのだ」

<アポロvs頭翅>
頭翅「一万二千年前のあの日…」「成層圏まで立ち上がる雲のいただきでプロミネンスが太陽黒点の上を越えていく様を共に見つめた夕暮れ…」
アポロ「な、何を言ってやがる!」
頭翅「大地の愛に身を任せ、降り注ぐ雨の一雫に記されたわだつみの記憶に耳を澄ませた朝…」「生命の樹の下で世界の始まりのその残響に身を任せた日々を…」
アポロ「うるせえ! 訳のわからない事を言ってんじゃねえ!」
頭翅「…やはり君の瞳に…私は映っていない…」

<マリンvsテラル>
テラル「母星を捨てた男め! 貴様のような存在を私は認めない!」
マリン「俺は自分の信じるもののために戦っている!」「エルダーの司令官テラル! お前は自分の戦いを誇る事が出来るのか!?」
テラル「出来る! 私の戦いはエルダーの未来を守るための戦いなのだ!」

<マリンvsアフロディア>
マリン「アフロディア、戦いをやめろ! ガットラーの野望はS-1星人全てを不幸にするぞ!」
アフロディア「黙れ、マリン! ガットラー相当は我々に新たな母星を与えて下さる方だ!」
マリン「自分達のやってる事を考えろ! それは地球の人間達の不幸の上に成り立つものだ!」「S-1星人に誇りはないのか! 侵略などという手段が許されると思っているのか!」
アフロディア「私はアルデバロンの軍人だ! 全てはS-1星の民のための行為だ!」
マリン「そんなやり方で手に入れたもので人々が幸せになるものか! だから、俺はお前達と戦う!」「地球とS-1星、二つの星の人々のために!!」

<ヒドラー撃破>
〔ヒドラーに爆発〕
ヒドラー「ええい! またしてもZEUTHにしてやられるとは!」
グラー「やむを得ん! ここは撤退だ、ヒドラー元帥!」
〔敵ユニット離脱〕
竜馬「百鬼帝国は堕天翅を追ったり、イノセントのドームを探ったりしている…」「奴らの狙いは何だ…? 今日ここに現れたのもその目的と関係するのか…」

<ブッチャー撃破>
〔ブッチャーに爆発〕
ブッチャー「地球人もそれなりにやるようになってきたものよのう」「次に相手をする時はもう少し真面目にやってやるか」
〔第3軍ユニット離脱〕
デューク「キラー・ザ・ブッチャー…。遊び感覚で人の命を弄ぶ恐るべき敵…」「ガイゾックは何のために地球に攻撃を仕掛ける…?」

<ロベルト撃破>
〔ロベルトに爆発〕
ロベルト「特異点め! 必ず貴様を捕えてみせるぞ!」「それが我がチラムを救う道なのだ!」
〔敵ユニット離脱〕
オルソン「ロベルト大尉…。事態は一国の問題ではないのだ…」「それを理解しない限り、チラムも世界も滅ぶ事になるぞ」

<ヘンリー撃破>
ヘンリー「ええい、やってくれる! 撤退だ!」

<テラル撃破>
〔テラルに爆発〕
テラル「地球人の戦力はさらに増大している…!」「このままでは銀河は戦火に包まれる! 私は歴史を変える事は出来ないのか!?」
〔第3軍ユニット離脱〕

<アフロディア撃破>
〔アフロディアに爆発〕
アフロディア「おのれ、地球人…! おのれ、マリンめ!」「貴様達が抵抗を続けるのならこちらにも考えがある! 我らアルデバロンを甘く見るなよ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
マリン「アフロディア…。憎しみで戦うお前達はS-1星の民を不幸にするだけだ」「自らの過ちを認めない限り俺はお前達と戦い続ける…!」

<ツィーネ撃破>
〔ツィーネに爆発〕
ツィーネ「フフフ…無駄な戦いをしてくれるよ、お前達は…」
レーベン「どういう意味だ!?」
ツィーネ「いずれ全てがわかる。だがもうお前達はあの人の手の上から逃げられない」
ランド「待ちやがれ、姐さん! 話はまだ終わっちゃいねえ!」
ツィーネ「そう焦らなくても、また会えるさ! お前達が次元の彼方に跳ばされなければの話だけどね!」
〔第3軍ユニット離脱〕
レーベン「何なんだ、あの女は…」
ランド「アサキム…。てめえは、いったい何を考えてやがるんだ…」

<ガルダ級or頭翅撃破・勝利条件達成>
〔頭翅に爆発〕
頭翅「遊びが過ぎたという事か…。だが…」
〔頭翅、精神コマンド「ド根性」使用〕
シルヴィア「再生した!?」
アポロ「まだやるってんならとことんまで相手になってやるぜ!」「てめえを倒してバロンを取り戻してやる!」
頭翅「それ程までにこの薄汚い翅無しが欲しいのか…」
バロン「アポロ…」
アポロ「バロン!」
シルヴィア「あれって…堕天翅にさらわれた、アポロの友達!?」
頭翅「太陽の翼よ…。この者を助けたくば生贄を差し出せ…」
アポロ「生贄だと!?」
頭翅「そう…ここにはアポロニアスとセリアンお血を引く者が二人いるはずだ」
麗花「セリアンの血統…!」
リーナ「人間に味方した堕天翅アポロニアスとその想い人セリアンの末裔…。それはアリシア王家の人間…」
シルヴィア「つまり…」
シリウス「私とシルヴィアか…!」
アポロ「く…くそっ! そんな事が出来るかよ!!」
頭翅「ふふ…あやつらの正体を知ったうえでもか…?」
アポロ「何っ!?」
ランド「何がどうなってんだ!? あいつら、何を話してる!」
ブラッドマン「ええい! このままでは時空制御装置が奪われる!」「そんな事になるぐらいなら、この場で時空震動を発生させる!」
連邦軍艦長(UC)「大統領! それはあまりに危険です!」
ブラッドマン「心配は要らん! この装置はあくまで試作であり、極小の時空震動しか発生しない!」「転移によって跳ばされるのはこの一帯のみだ!」「時限装置をセットして脱出だ! 急げ! これは命令だ!!」
連邦軍艦長(UC)「りょ、了解しました!」
トニア「輸送機の様子がおかしい! 期待を捨てて乗員は脱出するみたいよ!」
サラ「時空制御装置を放棄するの!?」
メール「レーダーに反応! 向こうのZEUTHが来たよ!」
〔味方戦艦出現〕
エイジ「万丈さん! あんたの知り合いからの情報、正しかったみたいだな!」
万丈(新連邦の中にもブラッドマン一派のやり方を快く思ってない人間はいる…)(ありがとう、ミヅキ…。君の協力に感謝するよ)
アムロ「あの輸送機に時空制御装置が積まれているのか…!」
シャイア「皆さん、聞いて下さい! 私達、そちらの事を誤解してたみたいなんです!」
エッルチ「でも、お互い様だから許してくれるよね!? ね!」
タリア「わかっています! こちらこそ謝罪しなければなりません!」
兵左衛門「我々は何者かによって踊らされていた! こちらもそれを知った!」
ブライト「時空制御装置についても聞いている! そちらを援護するぞ!」
ジャビー「もう駄目です! あの輸送機の周辺から時空が歪み始めています!」
シャイア「何ですって!?」
〔敵ユニット出現〕
ブラッドマン「愚か者共め! 集まってくれたなら好都合だ!」「時空制御装置は起動した! まとめて次元の果てへ吹き飛ぶがいい!」
〔敵ユニット離脱〕
エルチ「ちょ、ちょっと! 装置が動き出したって事はこの一帯、転移しちゃうの!?」
兵左衛門「各機、後退だ! 可能な限り遠くまで逃げるんだ!」
ジャビー「だ、駄目です! 距離の問題じゃないんです!」
桂「どういう事だ、ジャビー!?」
ジャビー「この感じ…! ブレイク・ザ・ワールドの時と同じなんです!」「世界全体が歪みます!」
〔画面、歪曲〕
〔スフィアの共鳴〕

メール「………」
ランド「どうした、メール! どこか怪我したのか!?」
???(黒のカリスマ)「傷だらけの獅子のスフィアが原理の力に反応しているのです」
レントン「人…!? ガルダ級の機首に人が立ってる!」
???(黒のカリスマ)「私の声が聞こえますか…?」「ようこそ、ZEUTH。私の主催したパーティーに来てくれて嬉しく思います」
メール「ああ…あ…ああ…」
ランド「メール! しっかりしろ、メール!!」
メール「助けて、ダーリン…。パパが…パパが…」「あの時みたいな事が起こる…。ダーリン…助けて…」
???(黒のカリスマ)「そう…! 再び世界は混沌に包まれるのです! 全てが交じり合ったカオスに!!」
レーベン「何者だ、お前は!?」
黒のカリスマ「黒のカリスマ…」
ランド「黒のカリスマだと!?」
黒のカリスマ「あなた達を中心に世界は回るのです。また会いましょう、ZEUTH!」
〔時空震動現象〕
〔画面、発光〕

メール「あ…」
ランド「メエエエエエエエルッ!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アポロ「何だ、ここは…!? いったい何が起きた!?」
頭翅「ここは狭間の世界…。無限の牢獄へと続く回廊が刹那の時、開いた…」「そう…。大いなる理が混沌の闇と光を再び混ぜ合わせた故だ…」
アポロ「訳のわかんねえ事を! ここで会ったが100年目だ! バロンを返せ!」
頭翅「あの翅無しならば、ここに…」
バロン「アポロ…!」
アポロ「バロン! お前もここにいるんだな!?」
頭翅「そして、彼らも…」
シルヴィア「頭翅! 一万二千年前、アポロニアスとセリアンを罠にかけた堕天翅!」
シリウス「この男が…!」
頭翅「嬉しいよ…。覚えているものがいたとは…」
シルヴィア「忘れるものか! たとえ、何度生まれ変わったとしても!」
アポロ「シルヴィア! シリウス!」
頭翅「もう一度、問おう。もしお前が友を取り戻したくば、その二人を差し出せ!」
アポロ「ふざけんじゃねえ! そんな事が出来るか!」
頭翅「フフ…こやつらの正体を知った上でもか?」
シリウス「!」
頭翅「さあ、共に羽ばたこう。その翅を広げて」
〔画面、フラッシュ〕
〔光の放射音〕

シリウス「うう…くううああっ!」
シルヴィア「い、いやぁぁぁぁぁっ!!」
アポロ「何だ、あれは…!? 堕天翅の翅なのか…!」
頭翅「そう…我らと同じく翅を受け継ぐ者達だ」
アポロ「何だと!?」
頭翅「裏切り者アポロニアスとセリアンとかいう翅無しの子孫…」「そう…この二人は我らと同じ一族…」
アポロ「う、嘘だろ…」
頭翅「奴らはヒトではない…。生贄にするのに何をためらう?」
シリウス「く…うう…」
シルヴィア「…見ないで…お願い…。見ないで…」
頭翅「さあ…友を救いたくばその者達を捧げよ」
アポロ「…俺は…俺は…」
バロン「駄目だ、アポロ! そいつらだって、お前の友達なんだろ!」
アポロ「バロン…」
バロン「俺はもう死んだんだ! 奴らに命を吸い取られ、今は偽物の命で動いてるだけだ!」
アポロ「何っ!?」
バロン「だから、俺の事はもういいんだ! 死んだ奴よりも生きている奴の事を考えろ!!」
アポロ「だけど…だけどよ…!」
バロン「お前は太陽なんだ! だから、真っ直ぐに誰よりも熱く高く生きてくれ!」「お前はアポロなんだろ!」
アポロ「!」
頭翅「さあ決断しろ…。その二人を差し出せ」
アポロ「こいつらは…」「こいつらはてめえの一族なんかじゃねえ…」
シルヴィア「アポロ…!」
アポロ「俺の! 俺の仲間だあっ!!」
バロン「そうだ…それでいいんだ、アポロ…」「…それで…いい…」
アポロ「バロン…!」
頭翅「愚か者め…。お前は自らの意思で友の命を断った」
バロン「…騙さ…れる…な…。こい…つ…は…俺を…利用した…だけ…だ…」
アポロ「バロン…! バロン!!」
バロン「あり…がと…な…ア……ポ……」
〔映像の切れる音〕
アポロ「バロン…」「バロオオオオオオオンッ!!」
頭翅「後悔の海で溺れるがいい…。それがお前に下された罰だ…」
アポロ「待ちやがれ、頭翅! てめえだけは! てめえだけは許さねえ!!」
頭翅「もう時間だ…。だが翅無し共の愚行が我々に味方した…」「もうすぐ無限の牢獄の扉は開く。その時に再び会おう…・。それが新しい世界の始まりの日だ」
アポロ「頭翅アアアアアアアアアッ!!」

黒のカリスマ「………」
〔大型ハッチの開く音〕
黒のカリスマ「シュランか…」
シュラン「ZEUTHはこの世界に残った模様です」
黒のカリスマ「さすがです。そして、彼らは新たな特異点になったのですね」
シュラン「よろしいのですか? あの部隊には先の時空破壊においての特異点も存在しますが」「それにあれだけの戦力の集中は侮る事のできない存在となるでしょう」
黒のカリスマ「ほう…」
シュラン「…出過ぎた発言でした」
黒のカリスマ「いえ…構いません。あの程度の不確定要素がなければ、あまりにも退屈な展開になります」「そう…面白みがないのです」
シュラン「………」
黒のカリスマ「これで世界は新たな混沌に包まれました。さて…次は誰が動く?」「異星人、百鬼、堕天翅、チラム、エマーン、新連邦、プラント…」「そして、コーラリアン…」
シュラン「しかし、あれを放置しておく事は世界の危機を招きます」
黒のカリスマ「それはデューイ・ノヴァクに任せましょう。地球と宇宙の戦いもパプテマス・シロッコがきっとやってくれます」「だから、私は世界を楽しむ事にします。この醜く歪んだ素晴らしき世界を…」
【シナリオエンドデモ終了】

【概要】

 新地球連邦の時空制御装置の破壊を考える一行。複
数の勢力が入り乱れての乱戦となる中、時空震動弾は
発動し、再度の時空破壊が起きるのであった。


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