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No.43
運命と自由と

【シナリオデモ1開始】
日本 サンジェルマン城

万丈「…以上が先日の戦闘の様子だ」
レイヴン「エィナと琉菜が戦死…。斗牙が失踪とは…」
サンドマン「エィナ…。プロトグランディーヴァの力を使ったのか…」
万丈「Gドリラーも破損は激しいが、とりあえずは回収した。こちらで可能な限りの修理はしてみる」
レイヴン「すまない、万丈。世話をかける」
万丈「先日の戦闘でのゼラバイアはスカルムーン連合に協力する動きを見せていた」「僕達はトリニティシティへ向かっている。サンドマン…あなたも一度こちらへ出向き、ゼラバイアについて話を聞かせてもらいたい」
サンドマン「………」
レイヴン「サンドマン…」
万丈「相克界が薄まった事で異星人の攻撃はさらに激しさを増すだろう。あなたも覚悟を決めてくれ」「では、待っている」
〔映像の切れる音〕
サンドマン「あ…ああ…」
レイヴン「サンドマン…」
サンドマン「…怖いんだ…。兄さんが…僕を殺しに来たんだよ…」
レイヴン「サンドマン! しっかりしてください、サンドマン!」
サンドマン「重力子エネルギーを吸収して、ゴッドグラヴィオンごと爆発する…」「そんな事が出来るのはヒューギ義兄さんしかいない…。あの人がまさか生きていたなんて…」
レイヴン「ジェノサイドロンシステムを開発したヒューギ・ゼラバイア…」
サンドマン「もうお終いだ…」「ふふふ…ふふ…お終いなんだ! 何もかも!」「過去の過ちも償えず、闇の閉ざされた未来に怯える意気地のない男…。自分の美学を真実と取り違えた道化…」「愚かな男だな、僕は…」
レイヴン「………」

太平洋 トリニティシティ

月影「…時空崩壊とコーラリアンの存在にそのような関係があったとは…」
ホランド「詳しい話は、トレゾア技研にいるドクターベアに聞いてくれ」
月影「ドクターベア…。約束の地のグレッグ・イーガン博士か」
ジャイル「月影長官…我々ZEUTHはあらゆる国家や組織から独立してこの世界のために行動するつもりです」
ブライト「差し当たっては、新連邦を牛耳るブラッドマン一派を打倒し、人類の力を一つにする事を考えています」
月影「その旗頭としてプラントのギルバート・デュランダル議長を考えているのか?」
ブライト「それは…」
兵左衛門「…現時点では、あの方が一番の適任でしょう」
クインシュタイン「現時点では…ですか」
兵左衛門「人類の力を一つにせねば、異星人連合に打ち勝つ事は出来ません」「議長に力がある事は認めざるを得ません。ならば、彼がそれを正しき方向に使う事を願いましょう」
月影「わかりました、兵左衛門さん。我々もZEUTHを全面的に支持する体制をとらせていただきます」
クインシュタイン「グレッグ・イーガン博士の研究がまとまり次第、科学者間のネットワークでも検討させていただき…」「コーラリアンに対する有効な対処方法を考えましょう」
ホランド「忘れねえでくれよ、博士。コーラリアンは俺達と同じで生きてるんだ」「こっちの勝手な都合で全滅させるなんてやり方を俺達は認める気はねえからな」
クインシュタイン「それは承知しています。…ですが、決断を下さねばならない時が来る事も考えておいてください」
ホランド「…ああ…」
月影「特異点による時空修復についてもその方法を検討させてもらおう」
シャイア「桂とオルソンと私達…この限られた人数でどうやって世界の全ての意志を反映させればいいのか…」「大特異点を発見出来たとしても具体的にどうすればいいかはまだ何も決まっていないも同然です」
月影「まずは時空崩壊について事態を再確認する事から始めよう。…それで、風見博士は?」
ブライト「自室に閉じこもって研究を続けています。最近では食事を運ぶ理恵君しか顔を見ていない様子です」
月影「そうか…。では、こちらから出向くとしよう」
〔基地の扉の開閉音〕
風見「その必要はありませんぞ、月影長官」
月影「おお、風見博士。ご無沙汰しています」
風見「時空崩壊についての研究はここの施設を使用して行います。もう少しで結果を出してみせましょう」
月影「それは心強い。期待させてもらいます、風見博士」
クインシュタイン「微力ながら、私もお手伝いさせていただきます」
風見「いや…結構です、クインシュタイン博士。これは私一人でやるべきものなのです」
クインシュタイン「…わかりました。では、研究の完成をお待ちしています」
月影「ブライト艦長、カラバからの補給物資も到着している。その搬入も進めてくれ」
ブライト「了解です。ご協力に感謝します」
月影「君達は心身共に傷を負っている。ここにいる間にそれを少しでも癒してくれたまえ」

鉄也「エイジとちびメイド達は斗牙を捜すためにイングレッサに残ったのか…」
闘志也「あいつ…斗牙をあそこまで追い詰めちまったのは自分だって言ってたぜ」
甲児「エィナと琉菜の事は誰の責任でもねえのによ…。…馬鹿だぜ、斗牙もエイジも…」
キラケン「エイジも家出経験者だ。斗牙の気持ちがわからんでもないんだろう」
闘志也「そんな事を言うんなら、こうなる前にもっとぶつかり合えってんだ…!」
鉄也「やめろ、闘志也。それを最も思ってるのはエイジだろう」「今はあいつを信じるしかない。あいつが斗牙を連れ戻す事を」
ロラン「でも、斗牙とエイジが戻ってきてもグランナイツにはもう戦う力はない…」
ソシエ「エィナ…琉菜…。あの二人まで…あんな事になるなんて…」
さやか「いくらファントムシステムがあっても、たった二人じゃゴッドグラヴィオンは力を発揮出来ない…」
メール「じゃあ、グランナイツは…」
ランド「言うんじゃねえ、メール…。あいつらは全力で戦ってきたんだ…」
メール「でも…」
ランド「残された奴がやるしかねえ…。それ以上はあいつらが戻ってきてからだ」
甲児「くそっ…! せめてミヅキさんとリィルが戻ってくれればよ…」
さやか「ミヅキさんは消息不明…、リィルは意識が戻らないまま…」
闘志也「グランナイツ…。お前らがこのまま終わっちまったら、サンドマンの願いは誰が受け継ぐんだよ…」
〔歩み寄る足音〕
デビット「お前がマリン・レイガンか…」
マリン「そうだが…」
雷太「デビット! デビット・ウェインじゃないか!」
オリバー「お前もトリニティシティに来てたのか!」
デビット「まあな。クインシュタイン博士に呼ばれたのさ」
マリン「オリバー、雷太…お前達の知り合いか?」
デビット「俺はデビット・ウェイン。士官学校でオリバー達の同期だった」「そして、ここにはバルディオスの新パイロットとして呼ばれた」
マリン「何…!?」
デビット「亜空間力学についてはクインシュタイン博士から学んだんでな。バルディオスの操縦もやれるさ」「おまけに俺は地球人だ。地球を守るのは、やはり地球人の役目だ…。そうだろう、オリバー、雷太?」
雷太「そ、それは…その…」
オリバー「…お前の言う事もわかるが…」
デビット「まあいい…。マリン…それについて博士からお前に話があるそうだ」
マリン「…いいだろう。俺も博士に言いたい事がある…」「パルサバーンは俺のものだとな」
デビット「OK。だが、俺は実力でメインパイロットの座を手に入れるぜ」「それだけの自信はある」
マリン(どういう事だ、これは…? 今さら博士は俺の事を信用していないとでも言うのか…)

  ~アーガマ 格納庫~
ハヤト「…アムロ、これがお前のために用意された新しい機体だ」
アムロ「新型のガンダム…。こんな機体も開発されていたのか…」
ハヤト「ヘンケン艦長から聞いているだろうが、エゥーゴも独自の戦力を用意する必要があるという事だ」
クワトロ「ザフトの暴走への警戒か…。確かに万一の事を考えたら、彼らに完全に依存するのは危険だろう」
ハヤト「クワトロ大尉はデュランダル議長のやり方をどう見ます?」
クワトロ「…口にしたくはないな。外に出してしまえば、疑念は革新へと一人歩きする事がある」
ハヤト「その答えで十分です」「アムロ、アナハイムから送られてきたのは新型だけじゃない。お前にプレゼントもあるそうだ」
アムロ「この白いパイロットスーツか?」
ハヤト「アナハイムにお前の熱烈なファンがいてな。彼女が言うには、アムロ・レイはやはり白が似合うそうだ」
ベルトーチカ「彼女…? じゃあ、これ…女性からのプレゼントなんですか?」
ハヤト「まあ、そうなるな…」
ベルトーチカ「あまりいい気分がしませんね…」
アムロ「顔も知らない相手だ、ベルトーチカ。おかしな事を考えないでくれ」「しかし、いくらガンダムだからってなぜ俺の専用機扱いなんだ?」
ハヤト「この機体はニュータイプ専用の武装が実験的に装備されているんだが…」「その調整にお前の過去のデータが使われたそうだ」
クワトロ(サイコフレーム…。アナハイムに提供したあれが有効に利用されたようだな)
アムロ「ニュータイプ研究所のデータが流れたというわけか…。…いい気持ちがしないな…」
ハヤト「だが、きっと気に入ると技術陣は自信を持って言っていたそうだ」「名前はνガンダム。パイロットスーツ共々、大事に使ってやってくれ」
アムロ「わかったよ。…機体に罪はないからな。後は俺との相性が問題なだけだ」
ハヤト「では、俺はこのままトレゾア技研に向かう。あそこにも届けなくてはならない荷物があるんでな」
アムロ「カツには会っていかないのか?」
ハヤト「あれも自分の意志でエゥーゴに参加したのだからな。もう子供じゃないさ」「…母さんを悲しませるな、とだけ伝えておいてくれ」
アムロ「了解だ。ちゃんと父親をやってるようで安心したよ」
クワトロ(ブレックス准将は議長への警戒心を強めているか…)(そろそろアクシズが地球圏に到達した頃だろう…)(議長のそれへの接し方によってはエゥーゴは独自の道を行かざるを得ないだろうな…)
アムロ「クワトロ大尉…」
クワトロ「わかっている。…まずはミネルバを待とう」
アムロ「査問か…。見ようによればZEUTHへの牽制とも取れるな」
クワトロ「アクシズと議長の動き…。どちらも警戒が必要だろう…」

ガリア大陸 ジブラルタル基地

  ~モビルスーツ格納庫~
デュランダル「…査問などという窮屈な思いをさせて悪かったね」
シン「い、いえ! 全てを不問に処すという寛大な処置、ありがとうございました!」
デュランダル「グラディス艦長はFAITHなのだから本来なら査問という行為は権利の侵害に当たるのだが…」「ZEUTHとミネルバは一部では何かと風当たりが強くてね。形式だけでもやらざるを得なかったのだ」
レイ「議長の心中、お察し申し上げます」
デュランダル「そう言ってもらえるとこちらも助かるよ」
シン「俺…いえ、我々も先日のメッセージ、感動しました」
デュランダル「シン…以前に君には言ったと思うが、あれが私の戦争を終わらせるための術だよ」「結果として新連邦は賢人会議派とそれに反する者に割れ、戦いは継続する事になったけれどね…」
シン「ですが、あのまま賢人会議の存在を放置しておくよりはずっといいと思います」
デュランダル「ありがとう。…シン、君のその真っ直ぐな想いは我々にも力を与えてくれる」
シン「デュランダル議長…」
デュランダル「きっとこれからの君の戦いにこれが役に立ってくれるだろう…」
シン「え…」
デュランダル「気にはなっていたんだろう? 目の前のこの2機が…」「ZGMF-X42Sデスティニー、ZGMF-X666Sレジェンド…」「どちらも従来のものを遥かに上回る性能を持った最新鋭の機体だ。シン、レイ…君達の新しい力となるだろう」
シン「俺の…俺達の…」
デュランダル「そうだ。シン…君にはデスティニーを預ける。全ての点でインパルスを上回る機体だ」「君の進化し続ける能力もこの機体なら活かす事が出来るだろう」
シン「俺の力を…」
デュランダル「そうだ…。人には持って生まれた役割というものがある。君やあのキラ・ヤマトは戦士なのだ」
シン「俺やあの男は…戦士…ですか?」
デュランダル「今のこの世界では、我らは誰も本当の自分を知らず、その力も役割も知らず、ただ時々に翻弄されて生きている」「私は、それこそがこの世界の混沌…言い換えれば戦争の根だと思っている」
シン「議長…」
デュランダル「キラ・ヤマト…。私は彼に同情に似た感情を持っている…。実に不幸だったと…」「あれだけの資質…力を持った彼だ。彼は戦士として…兵士として生きれば、その力を存分に発揮出来ただろう」「なのに誰一人…彼自身それを知らず、知らぬが故に、そう素只図、そう生きず…ただ時代に翻弄されてしまった」「あれ程の力…正しく使えば、どれだけの事が出来たか、わからないというのにね…」
シン「………」
デュランダル「前大戦の後、ラクス・クラインと離れ、何を思ったか知らないが、オーブの姫をさらい、戦場に現れては好き勝手に敵を討つ」「そんな事のどこに意味があるのか、私には理解出来ない…」
レイ「………」
デュランダル「彼がもっと早く自分を知っていたら…君達のようにその力と役割を知り、それを活かせる場所で生きられたら…」「彼自身も悩み苦しむ事もなくその力は称えられて、幸福に生きられただろうに…」
シン「幸福…で、ありますか?」
デュランダル「人は自分を知り、精一杯出来る事をして役立ち、満ち足りて生きるのが一番幸せだろう?」「この戦争が終わったら、私は是非ともそんな世界を創り上げたいと思っているのだよ」「誰もが皆幸福に生きられる世界になれば、もう二度と戦争など起きはしないだろう…。…夢のような話だがね…」
シン「………」
デュランダル「だが、必ず実現してみせる。だから、その日のためにも君達にも今を頑張ってもらいたいのだ」
シン「はい…!」
デュランダル「期待しているよ、シン…。それに、レイも」
レイ「はい…」
デュランダル(君達は戦士なんだ…。余計な事を考える必要はない…。そう…彼のようになってはいけない…)

  ~ジブラルタル基地~
アスラン「何の用だ、ミーア? こんな所に呼び出したりして…」
ミーア「お願い、アスラン…! 議長に謝って」
アスラン「え…」
ミーア「私…聞いちゃったの…。議長があなたの事を処罰する話を…」「議長は、あなたがキラ・ヤマトと会った事も知っているのよ!」
アスラン「何だって…!?」
アスラン(うかつだった…。あの時…ポート・タルキウスでキラに会った時、誰かに尾行されていたか…)
ミーア「議長はあなたがキラ・ヤマトの事を忘れない限り、いつか敵に回ると思って…それで…」
アスラン「ありがとう、ミーア…」
ミーア「え…」
アスラン「議長は自分の意に従わないものは理由をつけて粛清する…。それが正しくとも、正しくなくとも…」
ミーア「アスラン…」
アスラン「これまでの議長の言葉、世界へのメッセージ…そして、君の存在…。もう俺は彼を信じる事は出来ない…!」「俺は彼の言う通りの戦う人形になんかはなれない! いくら彼の言う事が正しく聞こえても!」
ミーア「!」
アスラン「議長は自分の認めた役割を果たす者にしか用はない」「彼に都合のいいラクス…そして、モビルスーツパイロットとしての俺…」「だが君だって、ずっとそんな事…ラクス・クラインを演じていられるわけないだろ!」
ミーア「………」
アスラン「そうなれば、いずれ君だって殺される! だから一緒に行こう!」
ミーア「あ、あたしは! あたしはラクスよ!」
アスラン「ミーア!」
ミーア「違う!」「あたしはラクス! ラクスなの! ラクスがいい!」
アスラン「ミーア…」
ミーア「役割だっていいじゃない! ちゃんと…ちゃんとやれば! そうやって生きたっていいじゃない!!」「だから、アスランも…ね? 大丈夫よ…」
〔サイレン〕
アスラン「!」
ミーア「このサイレン…。きっとアスランを追っての…」
アスラン「くっ…!」
〔走り寄る足音〕
メイリン「アスランさん…! それにラクス様も…」
アスラン「メイリン・ホーク…」
ッメイリン「何があったんです、アスランさん!? 保安部の人がアスランさんを捜して私達の所にも来て…」
アスラン「俺はザフトに追われる事になったようだ…」
メイリン「なぜです!? 理由を聞かせて下さい!」
アスラン「理由なんて無いさ…。俺は何もしてはいないんだからな」
メイリン「………」「アスランさん…こっちです。向こうは保安部の人達がたくさんいます」
アスラン「メイリン…」
メイリン「あの人達…銃を持ってました。殺されるくらいなら、行って下さい!」
アスラン「すまない…!」
ミーア「行っちゃ駄目よ、アスラン!」
アスラン「さよならだ、ラクス…」
ミーア「アスランーッ!!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「運命と自由と」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
メイリン「ここまで逃げれば、もう安全ですね」
アスラン「すまない 。結局君まで巻き込んでしまって…」
メイリン「…私はアスランさんを信じてます。だから、後悔していません」
アスラン「ありがとう、メイリン…」
メイリン「待って、アスランさん! こっちに追いついてくる機体が!」
アスラン「セイバーに追いすがる機体だと!?」
〔味方ユニット出現〕
シン「アスラン…」
アスラン「シンか…!」
シン「何をやってるんですか!? あんたは何を!?」
アスラン「待つんだ、シン! これには…」
レイ「シン、アスランには撃墜命令が出ている」「このまま基地に戻っても彼は極刑になるだけだ」
シン「撃墜しろってのか!? あれにはメイリンも乗っているんだぞ!」
レイ「メイリンも同罪だ」
シン「だからと言って!」
レイ「今、世界は議長の努力によって一つになろうとしている」「それを待ち望む人々の想いを無駄にする気か?」
シン「!」
レイ「アスランは議長だけでなくZEUTHの皆も裏切ったんだぞ」「覚悟を決めろ、シン! 俺達で決着をつけるんだ!」
アスラン「やめろ、シン! 議長やレイの言う事は確かに心地よく聞こえるかも知れない!」「だが、彼らの言葉はやがて世界の全てを殺す!!」
シン「何っ…!?」
レイ「聞くな、シン! アスランは既に少し錯乱している!」
アスラン「どうしても俺を討つというのなら、メイリンだけでも降ろさせろ! 彼女は…!」
レイ「彼女は既にあなたと同罪だ。その存在に意味はない」
シン「レイ…」
レイ「シン! あれは敵だ!」「議長を裏切り、我らを裏切り、その想いを踏みにじろうとする! それを許すのか!?」
シン「くそぉぉぉぉぉっ!!」
[イベントデモ「シン、SEED覚醒」]
シン「アスラン! あんたが悪いんだ…あんたが! あんたが裏切るからああっ!!」
アスラン「シン!」
<戦闘開始>

<シンvsアスラン>

※※ザフトルート確定の場合のセリフ※※
アスラン「やめろ、シン! 俺はお前と戦いたくない!」
シン「だったら、投降してください! このままじゃ!」
アスラン「戻っても俺の言葉は封じられる! だから、行くしかないんだ!」
シン「あんたもキラ・ヤマトと同じなのか! 自分が正しいと言うのならそれを示せよ!」
アスラン「シン!」
シン「一人だけ全てをわかったような顔をして!」「どうして何も話してくれない!? 俺達はあんたの仲間じゃないのか!?」
※※ザフトルート未確定の場合のセリフ※※
シン「あんたが悪いんだ…あんたが! あんたが裏切るから!」

アスラン(…駄目だ…。言葉では今のシンに議長の危険さは伝えられない…)(…そんな事をしても逆にシンを惑わせるだけだ…!)
※※ザフトルート確定の場合のセリフ※※
シン「何も言い返せないのかよ! やっぱり、あんたは裏切り者なのかよぉぉぉぉっ!!」
※※ザフトルート未確定の場合のセリフ※※
シン「議長が頑張って世界を一つにしようとしているのに…」「ZEUTHだって頑張っているのに、あんたって人はぁぁぁぁぁっ!!」


<レイvsアスラン>
アスラン「レイ! お前は議長のやっている事を全て承知で従っているのか!?」
レイ「議長は世界を一つにするために努力をされている。俺達はその力となるだけだ」
アスラン「そのやり方が危険だと理解していないのか!?」
レイ「今は手段を論じている時ではない。議長の敵となる者は俺が排除する…!」

<アスラン撃破or4PP・勝利条件達成>
※※アスラン撃破の場合のセリフ※※
〔アスランに爆発〕
※※4PPの場合のセリフ※※
レイ「何をしている、シン!? デスティニーの力を使いこなせていないのか!」
シン「だけど…!」
レイ「お前が迷っているなら、俺がやる!」
アスラン「やめろ、レイ!」
レイ「ギルの敵は俺が排除する!」
〔レイ、アスランへ隣接〕
[イベント戦闘「レイvsアスラン」]
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

アスラン「くうっ!」
〔敵ユニット撃破〕
シン「アスランーッ!!」
レイ「…俺達の任務は終わった…」
シン「任…務…?」
レイ「そうだ…。俺達は裏切った彼らを…敵を討ったんだ…」
シン「………」
レイ「やるべき事をやったんだ…」
シン「………」
レイ「さあ、戻るぞ…」
シン(アスラン…メイリン…)
〔味方ユニット離脱〕
???(キサカ)「アスラン・ザラはあの機体に乗っていたのか…」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ザフト士官「報告します。セイバーを撃墜したとの事です」
タリア「…!」
デュランダル「そうか…」
タリア「………」
デュランダル「グラディス艦長…。君の気持ちもわかる…。そして、それは私も同じだ」「アスランは私が復隊させてFAITHとまでした者だ。それがこんな事になるとは…」
タリア「しかし、あまりにも事が急過ぎます。保安部を動かした経緯を説明願います」
デュランダル「無論そうするつもりだ。それにこちらも君に話を訊かなくてはならん」「彼の事…そして、ZEUTHの事を」
タリア「それは…」
デュランダル「その前にメイリン・ホークの姉に事情を説明しなくてはならないだろう。彼女をここへ…」
タリア「了解です…」
デュランダル(アークエンジェルの消息は確認出来ぬもののフリーダムとキラ・ヤマトは撃墜した…。これでチェックメイトか…?)(いや…油断は出来んな…。白のクィーンは強敵だ…)(だが、もう遅い、ラクス・クライン…。この世界で君に味方する者はもうすぐいなくなるだろう…)
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
ディアナ「ミーム・ミドガルド。私をこのような所へ連れてきて何をするつもりだ?」
ミドガルド「申し訳ございません、ディアナ様。これも全ては御身に月の女王としての使命を果たしていただくため…」
ディアナ「新連邦に私を売るか? その見返りは何か答えよ」
ミドガルド「そこまで察しておられましたか。さすがの眼力でございます」
ディアナ「答えよ、ミドガルド。これはアグリッパ・メンテナーの指示か?」「それともギム・ギンガナムの差し金か?」
ミドガルド「それはお答えするわけにはいきません…」「ですが、あなた様を必要とされる方は月の自治と独立を約束してくださいました」「御身はこの世界の女王となり、月は救われる…。全てが上手くいくのです」
ディアナ(私を世界の女王に据える…? あの男…いったい何を考えて、そのような事を…)
ミドガルド「…迎えが来たようです。お支度を」
〔敵ユニット出現〕
ミドガルド「パプテマス・シロッコの使いが来たか」
サラ「あの艦にディアナ・ソレルが乗っているか…」
レコア「聞こえる、サラ。私達の任務はあの艦の護衛よ」
サラ「言われなくてもわかっています。この作戦の指揮官は私である事を忘れないで下さい」
レコア「そうだったわね…。では、指示をお願いするわ」
サラ(パプテマス様は、なぜあのような元エゥーゴの女をお側に置く…)
レコア(撃墜された私を拾ったシロッコは世界を見せてくれると言った…)(私はその言葉に惹かれた…。いや…私を必要としてくれるシロッコに惹かれた…)(だから、私は彼のために戦おう)
ティターンズ「レーダーに反応! この宙域に高速艦が接近!」
サラ「友軍の可能性は低い! 各機、迎撃用意!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

サラ「何だ、あの艦は…!? ザフトのものか!」
ミドガルド「金色のスモー! 親衛隊のハリー・オードか!」
ディアナ「ハリー…さすがです」
ハリー「あの艦にディアナ様が乗っておられるか!」
バルトフェルド「キラを拾ってから仕掛けるつもりだったが、この状況じゃ予定を変更せざるを得ないな…!」
ラクス「聞こえますか、新連邦の方…そして、ディアナ様をさらったムーンレィスの方」「その方を自らの野望に利用する事は許しません。速やかに解放しなさい」
ミドガルド「勝手な事を! いったいお前達は何者だ!? ザフトなのか!?」
ラクス「我々は世界の未来を憂える者です」
サラ「各機、迎撃だ! あの艦に賊を近づけるな!」
バルトフェルド「ハリー中尉、出番だ! 親衛隊の腕前を見せてくれよ!」
ハリー「言われるまでもない! そのために私はここにいる!」
キエル「ハリー中尉…」
バルトフェルド「ダコスタ君! ラクスのフォローを頼むぞ!」「人手不足である以上俺も出なきゃあならん!」
ダコスタ「了解です! 隊長もお気をつけて!」
ラクス「我々も世界のために出来る事をするまでです」「そのためにもディアナ・ソレル閣下をお救いします」
バルトフェルド「攻撃目標はあの戦艦だ! あれの足を止めるぞ!」
ハリー「待っていろ、ミドガルド! 親衛隊の名に賭けて、貴様を成敗する!」
ディアナ「よしなに、ハリー」
<戦闘開始>

<敵12小隊以下or2PP・味方援軍2出現>

ダコスタ「気をつけてください! 何者かが高速で接近してきます!」
ハリー「新連邦の増援か!?」
〔味方ユニット出現〕
ハリー「何だ、あのモビルスーツは!?」
ギンガナム「久しいな、ハリー・オード! 己の責も果たせぬ未熟者めが!」
ハリー「ギム・ギンガナム! なぜ、貴様がここに!?」
ギンガナム「このターンXの慣らしに来たのよ。…それとコソコソ動き回るネズミの退治にな」
ミドガルド「お、御大将が来るとは…!」
ギンガナム「ミドガルド! 貴様ごときにディアナ・ソレルを好きにする権利はない!」「月の女王を守るのはこのギンガナム家の総領ギム・ギンガナムの役目よ!」
ディアナ「ギム・ギンガナム…!」
バルトフェルド「ハリー中尉! 奴は何者なんだ!?」
ハリー「名はギム・ギンガナム…。武門を司るギンガナム家の当主…月の艦隊の司令官だ」
バルトフェルド「じゃあ、奴もディアナ・ソレルを救いに来たってわけか?」
ハリー「………」
ギンガナム「その通りだ。後は小生に任せて帰っていいぞ。このターンX一機で事足りる」
バルトフェルド「随分と尊大な御仁だな。時代錯誤のサムライか…?」
ハリー「奴はただ戦えればいいというだけの男。あのような輩にディアナ様救出を任せるわけにはいかない!」
ギンガナム「フン…嫌われたものだな…」「では、勝手にやらせてもらおう! このターンXの雄姿をディアナにも見せてやらねばならんからな!」
ディアナ「ギム・ギンガナム…! 月のマウンテン・サイクルに触れたか…!」
ギンガナム「だが、小生も不慣れ! 手が滑る事にはご容赦願おう!」
ミドガルド「ま、まさか、ギンガナムは私共々ディアナ様を手にかけるつもりか…!?」
ギンガナム「さあ行くぞ、ターンX! 小生とお前の力を今ここに!!」

<サラミス改と戦闘or味方援軍1出現後に3小隊撃破or4PP・味方援軍2&敵増援1出現>
タコスタ「この宙域に接近する部隊あり! これはザフトです!」
バルトフェルド「ちいっ! こいつは最悪のタイミングだぞ!」
〔敵ユニット出現〕
イザーク「我々の追っていたテロリストがエターナルとはな」「ラクス・クラインの艦が鹵獲されたというわけか!」
ザフト兵「ジュール隊長、我々の標的は新連邦と戦っているようですが!」
イザーク「我々の任務はあくまでテロリストの殲滅だ! 連邦は放っておけ!」
バルトフェルド「まずいな…。向こうの狙いは俺達か!」
ギンガナム「獲物が増えたか! この高揚感…これが人と人との戦いというものだな」
ダコスタ「バルトフェルド隊長! さらに接近する機体が!」
〔味方ユニット出現〕
キラ「ラクス!」
ラクス「キラ…! キラなのですね!」
イザーク「ストライクだと! ええい、古傷がうずくようだ!」「テロリストめ! 嫌な記憶を掘り起こしてくれた礼だ! 叩き落としてやる!」
〔キラの周囲に爆発〕
キラ「僕は…止まるわけにはいかないんだ!」
〔キラ、ラクスへ隣接〕
〔味方ユニット消失〕

ラクス「ダコスタさん、ブリッジをお願いします!」
ダコスタ「ラクス様、どちらへ!?」
ラクス「キラに新しい力を…!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

ラクス「キラ…!」
キラ「ラクス…こうして君がここにいる…。。それが本当に…嬉しい」
ラクス「私もですわ、キラ」
キラ「あれは…?」
ラクス「こちらです」
キラ「ありがとう…。これで僕はまたちゃんと戦える…。僕の戦いを…」
ラクス「キラ…」
キラ「ありがとう、フリーダム…。今まで僕と戦ってきてくれて…」「ストライクも…。僕をここまで連れてきてくれて…」「君達と戦ってきた日々…僕は忘れないよ」
ラクス「キラ…あなたには想いがある…」
キラ「そして、君は力を与えてくれる。…待ってて、すぐに戻るから。そして帰ろう…みんなの所へ」
ラクス「はい…」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
キラ「CPC設定完了。ニューラルリンケージ。イオン濃度正常」「メタ運動部パラメータ更新。原子炉臨界、パワーフロー正常。全システムオールグリーン」「ストライクフリーダム、システム起動!」
ラクス「X20A、ストライクフリーダム、発進どうぞ!」
キラ「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」
〔味方ユニット出現〕
イザーク「フリーダム…!? いや…細部が違う!」
ハリー「キラ・ヤマトか…!」
バルトフェルド「キラ! 俺達はディアナ王女を救う! お前はザフトを頼むぞ!」
キラ「はい! バルトフェルドさん!」
イザーク「エターナルにストライクにフリーダム! どこまで俺を挑発すれば気が済む!?」
ギンガナム「フン…増援というわけか。だが、あのような殺気無き小僧に何が出来ると言うのだ」
キラ「想いと力…! 僕は戦う…戦うんだ!」
[イベントデモ「キラ、SEED覚醒」]

<ハリーが戦闘>
ハリー「ミドガルドめ! 新連邦にディアナ様を売り払うつもりか!」「そのような破廉恥な輩には私が鉄槌を下す! 逆賊め、覚悟するがいい!!」

<ギンガナムが戦闘>
ギンガナム「楽しいものだな、戦争とは! 異星人を狩るのとは違い、人間の生の感情がある!」「ターンXよ、存分に楽しむがいい! 我が世の春はもうすぐ来るぞ!」

<レコアと戦闘>
レコア「シロッコは私を必要としてくれる…! その期待に応えてみせる!」

<サラと戦闘>
サラ「パプテマス様から与えられた任務、必ず果たしてみせる!」

<ハリーvsイザーク>
イザーク「この機体…ディアナ・カウンターの親衛隊のものか!」
ハリー「いい腕をしているな…!だが、ディアナ様を前にした私を止められる者はいない!」
イザーク「テロリストに堕した者が言ってくれる! 世界に混乱を引き起こす者が大口を叩くな!」

<ギンガナムvsイザーク>
ギンガナム「いいぞ、貴様! その荒武者のごとき戦いぶり小生とターンXの相手に相応しい!」
イザーク「何だ、こいつは!? 戦いを武芸と勘違いしているのか!」
ギンガナム「小生にとって戦は芸事!」「2500年もの間、磨きぬかれたギンガナム家の戦いの術! 貴様に見せてくれようぞ!!」

<キラvsイザーク>
イザーク「この機体、フリーダムの後継機か! また、こいつと戦う事になるとはな!」
キラ「このパイロット、強い…! だが、以前にも戦った事がある…?」
イザーク「行くぞ、テロリスト! その機体を再び奪わせるわけにはいかないのだ!」

ラクスVSイザーク
イザーク「この艦はラクス・クラインのものだ!テロリストなどに使わせるか!」
ラクス「ここでエターナルを落とされるわけにはいきません
    真実を人々に伝えるためにも我々は行かねばならないのです」

バルトフェルドVSイザーク
イザーク「テロリストめ!奪われたセカンドステージシリーズを使うか!」
バルトフェルド「惜しいな…!腕はいいが、熱くなると周りが見えないタイプと見た!
        ん?こういうタイプ…前の戦争の時も砂漠で会ったな…」

<レコア撃破>
〔レコアに爆発〕
レコア「戦闘続行不能…! レコア機、後退する!」(シロッコ…ディアナ・ソレルを使い何をする気なの…?)
〔敵ユニット離脱〕

<サラ撃破>
〔サラに爆発〕
サラ「くうっ! パプテマス様の与えてくれた任務を果たせないとは…!」「この借り…必ず返すぞ…!」
〔敵ユニット離脱〕

<イザーク撃破>
〔イザークに爆発〕
イザーク「くうっ! こいつら、ただのテロリストではない!」「覚えているがいい! エターナルとフリーダムを使う者よ! 俺は必ずお前達を追い詰めてみせる!」
〔敵ユニット離脱〕
キラ「あの機体のパイロット、もしかしてアスランの友達の…。確か…イザーク…?」

<サラミス改撃破・勝利条件達成>
〔サラミス改に爆発〕
バルトフェルド「戦艦の足は止まった!」
ミドガルド「こ、これでは私は…! ギンガナムに粛清される!」
ディアナ「覚悟を決めるのだ、ミドガルド」
ミドガルド「こうなれば…!」
ハリー「ディアナ様! 今お救い致します!」
〔敵ユニット出現〕
ミドガルド「ギム・ギンガナム! そして、ハリー・オード!」
ハリー「ミドガルド!」
ミドガルド「この度の事は全て私の独断! 我が身で全てを収められよ!」
ギンガナム「フン…ディアナと共に潰してやろうと思ったが、最後に忠義を見せたか…!」
ハリー「ミドガルド…! ならば、お前の望み通りに…!」「ディアナの法の裁きを受けていただく!」
〔ハリー、ミドガルドへ隣接〕
〔敵ユニット撃破〕

ディアナ「ミドガルド…」
バルトフェルド「あの男…自分を討たせる事でディアナ女王を守ったか」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ダコスタ「新連邦もザフトも後退していきます」
バルトフェルド「とりあえず、何とかなったか…」
ラクス「いいえ、まだです」
ハリー「ギンガナム…戦いは終わった。大人しく月へ戻られよ」「まさかディアナ様に弓退くような真似はしまいな?」
ギンガナム「フン…ミドガルドのおかげで興が覚めたわ」「だが、小生はギンガナム家の総領。ディアナ・ソレルは貰い受ける」
ハリー「そうはさせん…! 貴様にディアナ様を好きにさせてなるか!」
ディアナ「おやめなさい、ハリー」「…ギム・ギンガナム、私は月に参ります。全てを明らかにするために」
ギンガナム「全てとは?」
ディアナ「黒歴史です」
このまま人が愚かな争いを続ければ、必ずやあれの再来を招きます」「その前に私は全てを明らかにし、全ての人に警鐘を鳴らします」
ギンガナム「その方法は?」
ディアナ「D.O.M.E.に接触します」
ギンガナム「面白い! 戦乱の時代…黒歴史! 小生もあれには興味がある!」「いいだろう、ディアナ・ソレル。黒歴史を明らかにするのであれば、小生はそなたを月へお連れしよう」
ディアナ「よしなに」
ハリー「ディアナ様…」
ディアナ「聞いた通りです、ハリー。キエル・ハイムに伝言を頼みたい。よろしいか?」
キエル「ディアナ様! キエルはここにおります!」
ディアナ「キエル・ハイム…。あなたも来てくれていたのですね」「そのあなたに私の想いを託します」
キエル「承知致しました。ディアナ様の想い…このキエル、確かに受け取りました」
ディアナ「ハリー…略式ですが、お前を大尉に任命し、キエル・ハイム嬢の護衛を命じます」
ハリー「確かに承りました」
ディアナ「そして、その艦にはラクス・クラインがいらっしゃるとお見受けします」
ラクス「はい、ディアナ様」
ディアナ「短い時間でしたが、あなたを拝見させていただきました」「あなたの歌う平和の歌…それを私も信じさせていただきます」
ラクス「はい…」
ギンガナム「小生にはわかるぞ、小娘。いかにお前が綺麗事を並べようとその言葉で戦いが起きる」「お前が歌うのは戦いの歌だ」
ラクス「何とでもおっしゃるがいい。私も覚悟は出来ております」
ギンガナム「覚えておくぞ、ラクス・クライン…! 戦乱の歌姫よ!」「では、ディアナ・ソレル! いざ行かん! 黒歴史の真実へ!」
ディアナ「艦長…迷惑をかけますが、よろしく頼みます」
連邦軍艦長(UC)「は、はい!」
ディアナ「よしなに」
〔敵ユニット離脱〕
〔味方ユニット離脱〕

バルトフェルド「行ってしまったか…」
キエル「ディアナ様…その想い、確かにお預かりしました」
ハリー「このハリー・オード…必ず使命を果たし、ディアナ様をお迎えにあがります」
〔通信のコール音〕
ダコスタ「バルトフェルド隊長、カイ・シデンと名乗る人物から通信が入っています」
バルトフェルド「ジャーナリスト氏からか…。それで何と?」
ダコスタ「…エゥーゴの代表者であるブレックス・フォーラ氏が暗殺されたとの事です」
バルトフェルド「何だと…!?」
ダコスタ「詳しい事はこちらと合流してから話すそうです」
バルトフェルド「このタイミングでの代表の急死…。下手をすれば、エゥーゴは空中分解する事になるぞ」
ラクス「バルトフェルド隊長…皆さん…。私達は急がなくてはなりません」
キラ「ラクス…」
ラクス「ディアナ様に託された想い…この世界に平和をもたらすための戦いを始めましょう」「私達は迷いながらでも前に進まねばならないのです」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

暗証宙域

  ~エターナル ブリッジ~
バルトフェルド「ナイスタイミングだったな、キラ。お互いにもう少し遅れてたら、こうして会う事は出来なかったぞ」
キラ「すいません。カガリの貸してくれたストライクルージュで宇宙に上がったんですが…」「ブースターの調整にミスがあって、少し軌道がずれてしまったみたいです」
バルトフェルド「で、アークエンジェルは無事にオーブへ入港出来たのか?」
キラ「ええ…。今はウズミ様を支持していた人達が用意してくれた秘密ドックに入ってます」「それと…アスランももすうぐオーブへ来るようです」
ラクス「まあ…」
キラ「デュランダル議長の動きを探っていたキサカさんがアスランを発見したんだけど…」「ザフトを抜ける時の戦闘で撃墜されて怪我をしてるらしいんだ」
ラクス「アスランが…」
キラ「宇宙に上がる僕と入れ違いになったんで詳しい事はわからないけど…」
バルトフェルド「あいつもしぶとい男だからな。そう簡単にはくたばる事はないさ」「俺としては、あいつを撃墜するだけのパイロットがいた事が驚きだがな」
キラ「………」
バルトフェルド「それより…驚いたろ? この宇宙の様子には?」
キラ「ええ…。あのオーロラのようなもの何なんです?」
バルトフェルド「詳しい事はわからんが、宇宙も地球と同じく次元の状態が不安定なんだろうさ」
キラ「セカンド・ブレイクの影響ですか…」
ダコスタ「相克界が薄まったおかげで月に基地を持つ異星人連合の動きも活性化しています」「セカンド・ブレイクの直後に出現した月の裏側の巨大な小惑星も異星人の要塞ではないかと思われます」
キラ「そんなものまで現れたなんて…」
ラクス「私達は急がねばなりません。人類の力を一つにしなくては、この脅威に立ち向かう事は出来ないでしょう」
キラ「ラクス…君はどうするの?」
ラクス「私は地上に降りるつもりです。そこで真実を世界に発表しようと思っています」
キエル「ラクスさん、私とハリー大尉もそのお手伝いをさせていただきます」
ラクス「ありがとうございます、キエルさん」
バルトフェルド「気になるのはブレックス准将暗殺のニュースだな」「ただでさえエゥーゴはザフトに取り込まれる形で不安定な状態だ…」「誰が犯人かは置いておくとして、指導者を失ったエゥーゴはこのままザフトに接収されるかも知れんぞ」
ダコスタ「詳しくはカイ・シデンさんの合流を待つしかありませんね」
ラクス「バルトフェルド艦長。カイさんと合流後、私はキラ達と地上に降下します」
バルトフェルド「了解だ。では、追手をかわしながら彼の到着を待つとしよう」
ハリー「君がキラ・ヤマト君か…」
キラ「あ…はい…」
ハリー「私はディアナ・ソレル親衛隊隊長、ハリー・オード大尉だ。以前の戦闘でも世話になったな」
キラ「いえ、こちらこそ…」
ハリー「助けてもらった身で不躾だが、聞かせてもらう。君はあの時の戦闘も今日も不自然な戦い方をしていた…」「なぜ君はコックピットを外して攻撃する?」
キラ「え…」
ハリー「私はパイロットの命を奪えと言っているわけではない。だが、君の戦い方はあまりに不自然だ」「どういった心境かは知らないが、いつかそれは自身と仲間を滅ぼす事になると思うが」
キラ「………」
ハリー「良心の呵責…。それとも善行のつもりか…」「だが、はっきり言おう。その程度の覚悟で戦いに臨むのなら下がっていたまえ」
キラ「!」
ハリー「誤解しないでもらいたい。これは君のためを思って言っている」「そのような中途半端な想いで戦っているのなら、君自身もいつかそれに押し潰されるだろう」「ならば、その前に自分から戦うのを止めたまえ」
キラ「では、あなたは…敵の…戦う相手の命を奪う事を何とも思っていないんですか?」「ディアナ女王をさらった人を討った事も全て任務だと割り切れるんですか?」
ハリー「それに答える気はない。…代わりに君にこの言葉を送ろう」「正しかろうと、そうでなかろうと人は自分のやるべき事を果たすまでだ」
キラ「自分のやるべき事…」
ハリー「この言葉はZEUTHのカミーユ・ビダンという少年の言葉だ」「恥ずかしい話だが、私もこの言葉で迷いを吹っ切った事もある」「私はディアナ様の親衛隊の隊長だ。そのディアナ様のためなら、どのような痛みや恥辱にも耐えよう」「なぜなら、それが私の使命であり、私の信じる戦いだからだ」
キラ「信じる戦い…」
ハリー「迷う事は必要だ。迷わない事は盲信と同じだからな。だが、君はこのままでは自分を滅ぼす」
キラ「僕は迷いを…捨てればいいんですか? 何も感じないまま、機械のようにただ戦えばいいって言うんですか?」
ハリー「それでは心を殺しているのと同じだよ。私は君が迷いの向こうに答えを見つける事を望むまでだ」
キラ「迷いの向こうの答え…」(僕にとっての、それは…)
ラクス「キラ…」

月面 スカルムーン基地

ガガーン「では、諸君らに紹介しよう。彼こそがジェノサイドロンシステムの統治者、ヒューギ・ゼラバイア殿だ」
ヒューギ「お初に御目にかかる。我こそがヒューギ・ゼラバイア…。完全な生命体だ」
ガットラー(完全な生命体か…。随分と大言壮語を行ってくれる)
ベガ大王(だが、ゼラバイアは確かに強力な戦力だ…。侮るわけにはいかぬ…)
ブッチャー「では、ヒューギ殿に質問。隣の美しい女の人は誰?」
ルフィーラ「………」
ヒューギ「我が妹ルフィーラだ。諸君らに紹介するために同席させた」
ルフィーラ「………」
ブッチャー「う~ん…実に美しい。まるで人形のようだな」
ヒューギ「………」
ブッチャー「では、続いて質問。この地球にやってきた理由を50文字以内に述べよ」
ヒューギ「不完全な生命体に己の愚かさを教え、苦しみ惑う者達に統制と安堵、そして、永遠を与えてやるためだ」
ギッザー「46文字です」
ブッチャー「う~ん…よくわからんが、とりあえず地球を滅ぼすって事でOK?」
ヒューギ「その通りだ。そのために我がジェノサイドロンシステムは存在する」
ブッチャー「合格~! ヒューギ殿…スカルムーン連合は貴公を歓迎するぞ」
ヒューギ「滅びこそが運命…。我はその使徒…」「この星系の不安定な次元境界線が我をここへたどり着かせた。これを運命と言わず何と言おう」
ガガーン「我がエルダー本隊とヒューギ殿の力があれば、停滞していた地球攻略も一気に進む」「そうであろう、リーツ、ジーラ?」
リーツ「ガガーン司令、テラル様の救出はいかがなされるのです!?」
ジーラ「テラル様は必ず生きておいでです! どうか…どうか探索のご命令を」
ガガーン「生きているのなら自力で戻ってこよう。仮にも一時はエルダーの司令を名乗った男なのだからな」
リーツ「貴様っ! 己が身可愛さにテラル様を見殺しにする気か!?」
ガガーン「口の利き方に気をつけろ…! 私を誰だと思っている!」
〔画面、フラッシュ〕
〔光線銃の銃声〕

リーツ「がっ!」
〔人の倒れる音〕
ガガーン「馬鹿め…。エルダー軍総司令であるこの私に歯向かうからだ」
ジーラ「リ、リーツ…!」
ヒューギ「面白い見世物だな、ガガーン殿。次はそちらの生意気な女かな?」
ガガーン「お望みとあらば、この場で処刑しよう。貴公の歓迎の場であるしな」
ジーラ「あ…ああ…」
ブッチャー「ホッホッホ! ただ撃つのでは面白くない…」「頭に当たったら100点、胴体は50点、手足は20点、胸は200点でゲームをするのはどうだ?」
ベガ大王(何なのだ、こいつらは…!? ゲーム気分で部下を撃ち殺すなど、いくらワシでもここまではやらんぞ!)
ガットラー(このような者共に地球攻略の主導権を握られては、我らが居住するはずの星までも破壊するやも知れん…)(最早手段を選んでいる時ではないか…)
ガガーン「どうされたかな、ガットラー総統? エルダーのジョークはお気に召さないかな?」
ガットラー「このような余興にふけるより、我々にはやるべき事がある」「新たな戦力を得た今、一気に地球を攻め落とすぞ」
ブッチャー「おっしゃる事はごもっとも。では、全軍で世界中にじゅうたん爆撃と行こうか?」
ガットラー「その前にワシの考案した作戦を実行に移させてもらう」
ガガーン「アルデバロン主導の作戦か…。聞かせてもらおうではないか」
ガットラー「その名は地球洪水作戦…!」
ベガ大王「地球洪水作戦…!?」
ブッチャー「ホッホッホ…。これは面白くなってきたぞ…」

日本 サンジェルマン城

サンドマン(リィル…君はまだ目を覚まさない…。そして、ミヅキは去り、エィナと琉菜は逝った…)(私も彼女達の下へ行こう…。自らの手でこの愚かな人生に幕を引こう…)
レイヴン「今さら逃げ出すつもりか?」
サンドマン「レイヴン…」
レイヴン「あなたが運命から逃げるのならば、私もこの仮面を外そう…」
〔眼鏡を外す音〕
〔物が転がる音〕

アヤカ「………」
サンドマン「アヤカ…」
アヤカ「私はそんなあなたのためにこの仮面を受け継いだわけじゃないわ!」「答えて! あなたはいったい何のために戦ってきたの!?」
サンドマン「それは地球を…君達の生きるこの星を…私の星と同じ運命にさせまいと…」
アヤカ「ジーク!」
〔画面、明滅〕
〔頬を叩く音〕

サンドマン「あ…」
アヤカ「地球のため、私達のため…確かにそうよね。だけど、そうじゃないはずよね」「この戦いはあなたが始めた、あなた自身が決着をつけなければならない戦いだったはずよ!」
サンドマン「私自身の…戦い…」
アヤカ「あなたはそこで震えてなさい! 私は私の選んだ戦いの場に行きます!」
サンドマン「………」「…すまなかった、アヤカ」
アヤカ「サンドマン…」
サンドマン「私の前にどんな運命が立ち塞がろうとも私はそこから決して目を背けてはいけなかったのだ…」
アヤカ「サンドマン…」
サンドマン「ありがとう、アヤカ…。さあ戻ろう! 私達の戦場へ!」「私は運命に打ち勝ち、魂の自由を手に入れる! そのために戦おう!」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

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【概要】
 新たな力を受け取るシン、ザフトと離脱するアスラ
ン、新たな戦いを決意するキラ。三者はそれぞれに己
の信じる道を進もうとするのであった。


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