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No.47B
俺達の行き先

【シナリオデモ開始】
南アメリア大陸西部

メダイユ「…グエン卿、例の品は貴君の使者へ託した。数日中には君の手元に届くだろう」
グエン「ありがとうございます、メダイユ公。ご協力に感謝致します」
メダイユ「私は約束を守った。今度は貴君の番だぞ」
グエン「わかっております。あなたのご息女アナ姫様の安全は私が保証致します」
メダイユ「あの本を何に使うかは知らぬが、過ぎた野心は身を滅ぼす。それだけは言っておくぞ」
グエン「ご忠告、ありがとうございます。ですが、私も自分の分というものをわきまえております」「そして、この世界で果たす役割というものを」
メダイユ「私は貴君という人間を図りかねる」「もしかしたら、私は娘可愛さのあまりに取り返しのつかない過ちを犯したのかも知れない…」
グエン「ご安心を。私がすべき事は、この世界を正しい方向に導く事ですから」

マリア「…グラディス艦長とブライト艦長、ずっと今後の事で話をしているみたいね」
さやか「でも、ザフトからの出頭勧告はうやむやになったって聞くわよ」
ジュン「あのラクス・クラインの騒動でプラント側は、それ所じゃないんでしょうね」
ビューティ「今まで世界をリードしてきたデュランダル議長の初めてのスキャンダルだもの…」「世界中の議長ファンはショックを受けたんじゃないの?」
レイカ「でも、ここで下手な釈明会見を開かないのが議長のうまさね」「人の噂も75日…。これまでの実績を盾にすれば、自然に混乱は収まるかも知れないわ」
ギャリソン「ところが、そうはいかないようです」
万丈「何かつかんだのかい、ギャリソン」
ギャリソン「不安にかられた市民は情報源としてUNに飛びつき、その結果、より一掃の混乱がおきている模様です」
桂「UNの混乱って、まさか…」
ノーマン「そのまさかでございます。あの黒のカリスマが現れ、様々な情報をバラまいております」「その幾つかをプリントアウトしてきました」
ロジャー「…議長の下にいるラクス・クラインは並行世界のラクスであり、もう一人の本物であるとも言える…か」
オルソン「こちらでは、オーブのラクス・クラインは前大戦の最中に造られたクローンの一人であると言っている」
桂「こっちも凄いな…。DNA制御の権威である議長は、人類を遺伝子的に支配する手段を研究中だとさ」
アテナ「いったい何者なのだ、あの黒のカリスマなる人物は…!」
オルソン「我々を敵視するだけでなく、社会を混乱に陥れる事を目的としているようだが…」
ボス「あの野郎…そのドサクサにまぎれて、世界征服を考えてるんじゃねえのか!?」
斗牙「どうやって?」
ボス「そりゃその…。悪の大軍団を作り出してだな…」
斗牙「そんな戦力が動いていたら連邦軍か、ザフトがすぐに気づくと思うよ」
ミヅキ「斗牙の疑問ももっともね。征服を考えるのなら、それなりの戦力が最終的には必要となる…」「でも、あの黒のカリスマは単独で動き回っているだけみたいね」
万丈「世界征服を考えるのなら、もう少しそれらしい動きを見せるだろう」
エイジ「じゃあ、何が目的だ? まさか、ただの愉快犯だってのか?」
ロジャー「これまでの奴の動きでは判断のしようがない。…だが、その存在は無視出来ないものになりつつある」
万丈「黒のカリスマ…。僕達を挑発し、何を企む…」
シン「………」
レイ「気持ちを切り替えろ、シン。どうやらロード・ジブリールは月に上がったらしいぞ」
シン「月に…?」
レイ「そうだ。ロゴスは戦力を月に結集させている」
カツ「あいつら…まだ抵抗を続けるつもりなのか」
エマ「でも、その力は侮れないわよ」「ティターンズとブルーコスモスは対スペースノイドとして、かなりの規模の戦力を宇宙に配備していたのだから」
カミーユ「しかし、なぜ月に…? あそこにはムーンレィスもいるし、異星人の基地もあるというのに…」
ハリー「連中は月の大規模発電システムを拠点としているのだ」
カミーユ「ハリー大尉…」
ソシエ「ムーンレィスは連邦軍が月に基地を造るのを、黙って見ていたんですか?」
ハリー「あの施設は黒歴史と呼ばれる時代より前に造られたもので、ムーンレィスにとって禁断の地とされているのだ」
ジロン「もしかして、それってD.O.M.E.って呼ばれているやつの事かい?」
ハリー「その通りだ。なぜ、君がそれを知っている?」
ジロン「アーサーさんに聞いたんだよ。そこには黒歴史の事が全部記録されているはずだって」
ハリー「…ディアナ様も黒歴史の真実を求めて、月へと向かわれた」
ロラン「え…」
グエン「ディアナ・ソレルが黒歴史を…? いったい何のためにです?」
ハリー「ディアナ様は、このまま戦いが続けばいずれ黒歴史と呼ばれた時代が再来すると考えられている」「それを阻止するためにも、全てを明らかにし、全ての人間に警鐘を鳴らそうとされているのだ」
ラグ「だけど、その施設はロゴスに占拠されちまったんだろ?」
グエン「これは見逃せない状況だな」「下手をすれば、オーバーデビルのような黒歴史の遺産と呼ばれる力を彼らに利用される事になる」
ジャミル「それだけではない。あの施設の生み出す膨大なエネルギーは巨大な力となる」
ウィッツ「GXやDXのサテライトシステムか」
ロアビィ「なるほどね。ロゴスの連中が、いまだに強気なのも納得出来るってわけだ」
ハリー「心配は要らない。彼らではD.O.M.E.の力を使いこなす事は不可能だ」「あの施設は力を封印されているのだからな」
グエン「封印…?」
ハリー「そうだ。ムーンレィスの伝承では、あの施設は生きているとされている」
ルナマリア「生きているって…? 施設自体が生き物って事ですか!?」
ハリー「あそこには何者の意思が眠っているとされているのだ」
アムロ「ニュータイプの意思…か…」
ハリー「我々の伝承では、『新たな人類の先駆けとなる者』と言われています」「そして、その者の意志が施設の機能の大半を眠りに就かせているのです」
ジロン「じゃあ、賢人会議の連中もそのD.O.M.E.ってのを好きには出来ないってわけだ」
ロアビィ「理屈はよくわからないが、とりあえずは安心だな」
ジャミル「………」
カリス「どうしました、キャプテン…?」
ジャミル「カリス…君がフリーデンに到着した時、ちょうどフロスト兄弟がティファをさらっていくところだったのだな…」
ガロード「………」
カリス「僕は多くの自治都市が連邦の圧力の下で強引に併合されていく中…」「その抵抗勢力となるプラントの真意を確かめるべく、オーブへ向かっていました」
ウィッツ「そこでゲテモノガンダムに襲われてるフリーデンに遭遇したってわけか」
カリス「彼らは僕の追撃をかわしながら言っていました」「ティファ・アディールの力をいよいよ使う時が来たと…」
ロラン「ティファの…? ニュータイプの力の事なのか…」
ジャミル「ガロード…。ティファのさらわれた先がわかったぞ」
ガロード「え…!?」
ジャミル「ティファは月にいる…。彼女はD.O.M.E.の封印を解くのに使われるのだろう」
アムロ「封じ込められたニュータイプの意思にティファを感応させる気か」
ジャミル「おそらく、ゾンダーエプタデノルチルとの感応の実験も、それのテストだったのだろう」「そして、以前にティファはこんな夢を見たとも言っていた…」「いつの日か私は月の女王と共に真実に触れる…。そして、蝶は未来に羽ばたく…と」
グエン「その話…ディアナ・ソレルと黒歴史の真実に触れるという意味と見ていいでしょう」
ガロード「くそっ! ティファの力を、そんな事に利用させてたまるか!!」
エニル「落ち着きなよ、ガロード。ここであんたが怒っても、事態は何位も変わらないんだから」
ガロード「だけど…!」
カリス「君の気持ちはわかるよ、ガロード。だけど、がむしゃらに戦うだけでは、ティファを救う事は出来ない」
ガロード「わかっている…。わかっているけどよ…」
ジャミル「そして、我々が戦うべき相手…考えなければならない問題はティファの事だけではない」
アムロ「世界の覇権を巡っての人類間の戦争、異星人、堕天翅、百鬼帝国等の外敵との戦い。さらには時空崩壊の危機…」「これだけの問題に対して、俺達ZEUTHに何が出来るか、考えなくてはならないな…」(シャア…。お前も心を決める時だぞ…)
闘志也「ところで、ランドやホランド達がいないみたいだが…」
キラケン「あいつらならガンレオンで買い物に行ったぞ」
鉄也「この非常時にのん気な連中だ」
ジロン「そう言うなよ。あいつらなりの大事な用があるんだから」
ジュン「大事な用って?」
エルチ「タルホに贈るものを買いに行ったのよ。あ~羨ましい!」

  ~マーケット~
ゲイナー「…ねえ、レントン。本当に、そのアクセサリーを買ってくとタルホさんは喜ぶのかい?」
レントン「本当っス! タルホさんはジョン・ヘンリの大ファンなんですから」「ねえ、エウレカ?」
エウレカ「知らない…。私…アクセサリーって、よくわからないから」
レントン「きっとエウレカも気に入ると思うよ。そうだ…! よかったら、君にもプレゼントしようか?」
エウレカ「ありあとう…。その気持ちだけで嬉しいよ」
レントン(ひ、久々に来ました、姉さん…! やっぱり、エウレカは可愛いです!)
ゲイナー「…いいのかい、レントン? そのジョン・ヘンリのアクセサリーってかなり高いんだよ」
メール「レントンの月光号でのバイトの三ヶ月分の給料ぐらいだね」
レントン「給料の三ヶ月分!? そ、それって…まさに!」
ゲイン「何を興奮してんだ、レントンは?」
メール「うんとね…。どこかの世界ではプロポーズの時は給料の三ヶ月分の指輪を買って送るの」
ランド「レーベン! 桂とオルソン、呼んで来い!」
レーベン「い、いきなり、どうしたんです、ランドさん!?」
ランド「今すぐ時空修復してそんなふざけた風習を作った奴を俺がぶん殴ってやるんだ!」
レーベン「そんな無茶、言わないで下さいよぉ…」
ホランド「落ち着けって、修理屋。もう婚約してるお前は関係ねえだろうが」
ランド「で、大将は三ヶ月分の給料をタルホへのプレゼントにつぎ込む気か?」
ホランド「誰も知らない誰かの作った商売に乗る気はねえよ」「だが…まあ…ケジメってのは必要だろうな…そりゃ…」
ゲイン「いいもんだねえ。お前さんも人並みに照れってもんを持っていたとはな」
ホランド「るせえ…。…だいたい何だって、お前らまで俺の買い物についてくんだよ?」
ゲイナー「その…いわゆる後学のためです」
レントン「ゲイナー兄さんに同じくです」
メール「アクセの見立ては、あたしに任せてよ! って事で、アシスト役!」
ゲイン「せっかくだから見物だ」
ランド「見物人その2だ」
レーベン「…無理矢理つき合わされました…。それもカオス・レオーを足代わりに使われて…」
メール「レーベン大尉はシュラン大尉に贈り物を買えばいいじゃないですか?」
レーベン「え…」
ゲイナー「駄目だよ、メール…! そういうデリケートな問題に触れちゃ!」
レーベン「あの…もしかして、自分とシュランの事をそういう仲だと?」
メール「違うの?」
レーベン「とんでもない! 自分の女性恐怖症とシュランとの友情は全く無関係です!」
メール「ご、ごめんなさ~い! あたし、勘違いしてました!」
ランド「すまんな、レーベン。小娘は、どうにも男の友情ってのを変に勘ぐる時があってよ」
レーベン「自分は気にしてはいません。ですが、シュランの前ではそういう冗談はやめてくださいね」「一見すると冷たい印象を受けますが、あれで根は熱いものを持っている男ですから」
ゲイン「あの兄さんとは付き合いは長いのかい?」
レーベン「新連邦軍結成時からですが、数年来の友のようなものです」「自分達は、エーデル准将の理想に打たれて集った同志ですから」
レントン「それを言うなら俺達も同じですね」
ホランド「で、兄さんはずっと女が苦手だったのかい?」
レーベン「え…その…まあ…恥かしながら」
ホランド「手ひどく女に裏切られたのが原因と見た」
レーベン「!」
メール「図星だったみたい…」
ゲイン「過去の恋は、新たな恋で忘れるのが一番だ」「どうだい、大尉? あんたもプレゼントを買って、隊の誰かにアプローチしてみるってのは」
レーベン「え、遠慮させていただきます! エーデル准将の安否も不明な今、とてもそんな気分にはなれません!」
メール「准将さんはレーベン隊の女神様ですもんね」
レーベン「はい」
ゲイン「恥ずかしげもなく言い切ったか。負けたよ、大尉」
ホランド「…しかしよ、世界は大混乱の只中ってのに野次馬気分でひっついてくるとは酔狂な連中だぜ」
ランド「そう言うなって。これdめお俺達なりに祝福する気があるから、ここにいるんだぜ」
ホランド「ちっ…! ありがたくて涙が出てくるぜ!」
ゲイン「本当はジャミルの旦那も誘いたかったんだが、ティファの件もあるからな」
メール「ガロードも落ち込んでたね…。普段なら、絶対こういうイベントには参加するのに…」
ランド「!」
メール「どうしたの、ダーリン?」
ランド「…ちょっと腹が痛くなった…。先にショップに行っててくれ」
メール「大丈夫? お薬、飲む?」
ランド「心配要らねえから、早く行った行った! 限定アクセが売り切れちまうぜ」
ゲイン「それじゃ先に行ってるぜ、ランド」「…気をつけろよ」
ランド「おう…」
〔複数の歩き去る足音〕
ランド「さすがは黒いサザンクロス…。あいつも気づいたってわけか…」「さてと…」「まさかお前から来るとはな」
アサキム「久しぶりだね、ザ・ヒート」
ランド「…立ち話も何だ。ちょいと付き合えよ」

  ~バー~
アサキム「…これは何だ?」
ランド「見ての通り、酒だ。…男二人がシラフで話をするのはどうにもサマになんねえからな」「まさか、酒を飲んだ事がないなんて言うんじゃねえだろうな?」
アサキム「さ、どうだろうね」
ランド「相変わらず訳のわかんねえ奴だぜ。じゃあ、俺が飲み方を教えてやる。…ジョッキを肩の高さに掲げな」
アサキム「こうか?」
ランド「それじゃ乾杯だ。え~と…」
アサキム「僕と君と、そしてスフィアに。どうかな、ザ・ヒート」
ランド「いいだろう。そのスフィアってのは、何だかわからんがゴロがいい」「それじゃ俺とお前とスフィアに!」
アサキム「乾杯」
〔グラスの重なる音〕
ランド「ぷはーっ!」
アサキム「…不思議な味だね」
ランド「何だよ? 本当に飲むのは初めてなのかよ」
アサキム「…ここでは、ね。やはり、君は面白い男だよ」
ランド「よせやい。お前に礼を言われる筋はねえ」
アサキム「やはり、僕の事を怒っているのか?」
ランド「…あん時はともかくとして、今は微妙な所だな…」
アサキム「………」
ランド「確かにツィーネの姐さんを親方に化けさせた事と、メールに秘密をバラした事は許せねえ」「だが、元はと言えば、そこらの原因は全て俺にある。お前に恨み言を言うのも筋違いだ」「それどころか、今になってみりゃ踏ん切りのつかなかった状況にきっかけを与えてくれたとさえ思ってる」
アサキム「そうか」
ランド「勘違いするんじゃねえぞ。だからって、お前に感謝していると思ったら大間違いだ」「セツコ姐さんの事もあるからな。とりあえず、お前が善人じゃねえってのはもう確定してんだ」
アサキム「なら、僕と戦うか?」
ランド「…それは俺自身もわからねえ…」「セツコには悪いが俺の中で引っかかってる部分が片付かない限り、前へ進めねえんだ」「だから、こうして一席儲けてんだよ。それも俺のオゴリでな」
アサキム「そうか。一応、礼を言っておこう。…こんな気分は久しぶりだからね」
〔ざわめき〕
ランド「ん? 表が騒がしいな…」
市民(若者・男)「喧嘩らしいぜ。連邦軍の連中が子供に絡んでる」
ランド「何だよ? 軍人さんがチンピラみたいな事をしてんのかい?」
市民(若者・男)「この町の部隊はチンピラ以下のクサレだよ。治安維持を名目にやりたい放題だ」
ランド「…そいつはいけねえな」「待ってろよ、アサキム。お前との話の前に、ちょいと一汗かいてくる」
アサキム「どこに行く?」
ランド「最近、とんと忘れていたが、俺は修理屋だからな」「曲がった根性は叩き直してやるまでだぜ」

レントン「何しやがんだよ! 返せよ、お前ら!!」
ティターンズ「随分と分不相応なものをもってるな、お前」
連邦軍兵(SEED)「ジョン・ヘンリの新作だぜ、これ。ガキのプレゼントにしちゃ贅沢過ぎるな」
ゲイナー「それは人から預かっているものです。返してください」
連邦軍兵(エウレカ)「やだね」
連邦軍兵(SEED)「どうしても返して欲しいんなら、土下座して犬の真似でもするんだな」
レントン(くそっ…! ホランド達と別行動している時にこんな事になるなんて…)
ティターンズ「そっちの小娘が俺にぶつかった罰だ。こいつはもらっておく」
エウレカ「返して。…それにぶつかってきたのはあなたの方よ」
連邦軍兵(SEED)「薄気味悪い女だぜ、こいつは…」
ティターンズ「この暑い中、帽子なんかかぶってよ。ハゲでもあるのか?」
エウレカ「………」
ティターンズ「帽子をとって見せろよ、ハゲ女」
レントン「エウレカに触るな!!」
連邦軍兵(エウレカ)「貴様! 俺達を誰だと思ってる!?」
〔画面、明滅〕
〔強い殴打音〕

レントン「くっ!」
ゲイナー「レントン!」
連邦軍兵(エウレカ)「ハハハハハハ! 格好いいなあ、お前!」
ティターンズ「馬鹿なガキだぜ。この町で軍に歯向かうとはな」「覚えておけよ、クソガキ。新地球連邦と連邦軍こそが正義だ。それに楯突いた事を後悔するんだな」
ゲイナー「何が正義だ! 人のものを無理矢理奪っておいて!」
ティターンズ「悔しかったら、向かって来い。その時は公務執行妨害か、反逆罪で監獄にぶち込んでやる」
ゲイナー「あなた達は…!」
連邦軍兵(SEED)「おい、メガネ。こっちのガキみたいになりたくなけりゃ大人しく引っ込んでろ」
ゲイナー「そんな事は出来ません…!」
連邦軍兵(エウレカ)「何ぃ?」
ゲイナー「何なんです、あなた達は!? 女の子にぶつかっておいて謝るどころか、人の物を奪おうとして!」「強盗と同じじゃないですか! これが連邦の軍人さんのやる事なんですか!?」
ティターンズ「子供が言ってくれる! 俺達にそんな口を利くって事は覚悟は出来てるんだろうな!」
ゲイナー「!」
〔画面、明滅〕
〔強い殴打音〕

ティターンズ「うわっ!」
ランド「いけねえな…。文人さんが民間人に迷惑をかけちゃ」
レントン「ランド!」
ランド「いいガッツだったぜ、ゲイナーもレントンも」「男を磨いてるな、お前ら!」
連邦軍兵(SEED)「ええい、暑苦しい! 俺達を新連邦の軍人だと知っての事か!?」
ランド「それがどうした? お前こそ俺の名前、知ってるか?」
連邦軍兵(SEED)「な、何…!?」
ランド「さすらいの修理屋ビーター・サービスのザ・ヒートってのは俺の事だぜ!」
〔画面、明滅〕
〔強い殴打音〕

連邦軍兵(SEED)「うわあっ!」
連邦軍兵(エウレカ)「くそっ! こうなったら部隊全員で、こいつらを逮捕してやる!」
〔複数の歩み寄る足音〕
ゲイン「やれるもんなら、やってみな」
ホランド「だが、そん時は覚悟を決めて来いよ。俺達は半端はする気はねえぞ」
ティターンズ「こ、こいつら…手配書で見たぞ! 黒いサザンクロスとゲッコーステイトか!」
ランド「な、何っ!? ゲインとホランドは有名人で俺はどマイナーかよ!」
レーベン「そんな事を嘆いている場合じゃありませんよ…!」
連邦軍兵(エウレカ)「何だ、お前は…!?」
レーベン「君達に勧告する。これ以上の狼藉は、然るべき機関に連絡し監察官の派遣を要請するぞ」
ティターンズ「な…」
レーベン「自分は総司令部直下の特殊部隊所属、レーベン・ゲネラール大尉だ。申し開きがあるなら、ここで聞くぞ」
連邦軍兵(SEED)「し、失礼しました! こちらはお返しします!」
〔複数の走り去る足音〕
ランド「何だよ! ザ・ヒートも知らねえくせにレーベンの肩書きにはイチコロかよ!」
ゲイン「ザ・クラッシャーの方を出せばきっとビビってくれただろうぜ」
ランド「嬉しくねえぜ、そいつはよ…」
レントン「………」
ホランド「どうした、レントン?」
レントン「…自分が嫌になったんだ…。あまりにもカッコ悪くて…」
ホランド「………」
レントン「思い知ったよ…。ニルヴァーシュを降りたら、やっぱり俺なんて…只のガキなんだって…」
エウレカ「レントン…」
ホランド「ありがとよ…」
レントン「え…」
ホランド「ありがとよ。タルホへのプレゼントとエウレカを守ってくれてよ…」
レントン「ホランド…」
ゲイン「上出来だぜ、レントン。それにゲイナーも」
ランド「腕っ節なんてのは、場数をくぐればそれなりに身につくもんだ」「大事なのはガッツだ。そっちの方はお前らもそろそろ一人前だな」
ゲイナー「僕達が…一人前…」
ランド「フフン…もうちょっと育てば、一緒に酒が飲めそうだぜ」
アサキム「楽しませてもらったよ、ザ・ヒート…。やはり、君の魂は自由だ」
レントン「お前は!?」
ゲイナー「アサキム・ドーウィン!」
ランド「まあ待て、お前ら。とりあえず、ここは俺に任せてくれ」
アサキム「余裕を見せるのは結構だが、いいのか? ほら…」
ゲイン「まずいぜ、ランド! さっきの奴らが来る!」
ランド「何っ!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「俺達の行き先」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ホランド「あのチンピラ共! 喧嘩にマシンを持ち出したのかよ!」
レーベン「皆さんは避難して下さい!自分がカオス・レオーを持ってきます!」
エウレカ「来る…!」
レントン「来るって…また敵が!?」
〔味方ユニット出現〕
〔シュウロウガ、アサキムのいる地点へ隣接〕

アサキム「………」
ランド「アサキム…! てめえ、ドサマギで俺を潰す腹か!」
〔シュウロウガのパイロット、無人→アサキムへ変更〕
アサキム「ザ・ヒート…。あのような連中に君を傷つけさせるわけにはいかない」
ランド「お前…」
アサキム「酒の礼だ。君は僕が守ろう」
〔アサキム、前進〕
連邦軍兵(エウレカ)「何者だ、奴は!?」
ティターンズ「構うものか…! この町で俺達に歯向かう奴は痛い目に遭わせてやるまでだ!」
連邦軍兵(SEED)「数の差は圧倒的だ! 勝てると思うなよ、お前!」
アサキム「…昔によく聞いた、陳腐な台詞だね」
ティターンズ「何っ!?」
アサキム「さて、君達は僕に何をもたらす?」「ランドのように僕を楽しませてくれるのかな…?」
ランド「アサキム…」
<戦闘開始>

<敵7小隊以下or2PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
ランド「ガンレオン…! 乗ってるのはメールか!?」
メール「えへへ…あたしだって操縦するぐらいは出来るんだから!」
レーベン「メールさん! ランドさんの所に急ぎましょう!」
メール「ちょ、ちょっと待って! 真っ直ぐ走らせるの難しいんだから!」
〔レーベン、前進〕
〔メール、迷走〕
〔メール、ランドのいる地点へ隣接〕
〔ガンレオンのパイロット、メール→ランドへ変更〕

ゲイン「連中の相手はランド達に任せりゃいいな」
ゲイナー「今の内に僕達は避難しましょう!」
ランド「よくやった、メール! お前も0.8人前だ!」
メール「何よ、その微妙な数字!?」「それより、あれは…」
アサキム「………」
ランド「今はアサキムに手を出すな。チンピラ共を片付けた後で奴から全てを聞き出す…!」
レーベン「わかりました、ランドさん!」「まずは連邦軍をバックに無法を働く者達を粛清しましょう!」
ランド「そんなにマジになるな、レーベン。こいつはさっきの続きだ」「だが、ガキの喧嘩に獲物を持ち出したからには奴らにゃ痛い目に遭ってもらうぜ!」
メール(もうザ・クラッシャーになってる…!)

<敵全滅・味方援軍2&敵増援1出現>
ランド「一丁あがりだぜ! おととい来やがれ、チンピラ軍人!」
アサキム「…終わりじゃない、ザ・ヒート。ここからが始まるのさ」
〔アサキム、味方から敵へ〕
〔アサキム、前進〕
ランド「アサキム…」
〔ランド&レーベン、アサキムへ接近〕
メール「アサキム…理由を聞かせて。どうして、あたし達と戦うの?」
アサキム「………」
メール「あたしを守ってくれたあなたの優しさ…。あれも全部、嘘だったの…?」
ランド「話してもらうぜ、アサキム。お前の事…そして、俺達の事を」
〔レーベン、味方から敵へ〕
レーベン「ランドさん…」「死ねええええっ!!」
ランド「レーベン!」
[イベント戦闘「ランドvsレーベン」]
レーベン「何っ!?」
ランド「甘いぜ、レーベン! ついに尻尾を出しやがったな!!」
レーベン「こいつ…! 無防備を装い、俺の攻撃を誘っただと!?」
アサキム「しくじったな、レーベン・ゲネラール」
〔レーベン&アサキム、後退〕
ランド「…おまけにアサキムとつるんでやがったとはな」
メール「どういう事なの、ダーリン! レーベン大尉があたし達を攻撃するなんて…!」
ランド「見たままだろう。奴は俺達の敵だ」
レーベン「ランド…! お前、俺の正体に気づいていたのか!?」
ランド「お前がどこの誰で何を目的にしてるかまでは知らねえ…」「だが、お前が時々見せる悪意…。俺はどうしてもそれが気になった…」
レーベン「それだけの理由で警戒を解かなかったというのか!」
ランド「俺だって、こんな結果を望んでいたわけじゃねえ…」「だから、お前への疑念はおれの中だけにとどめておいた」
レーベン「………」
ランド「レーベン…。お前がどこの誰かなんて事は知りたくもねえ」「このまま俺達の前から消えろ。みんなには適当に誤魔化しておく」
レーベン「黙れ、ザ・クラッシャー! どうして、この俺が尻尾を巻いて逃げる必要がある!!」
〔敵ユニット出現〕
ツィーネ「無様だね、レーベン。アサキムがせっかくの舞台を用意してやったのに」
レーベン「まだ戦いは終わっちゃいねえ! あのゴロツキは俺が叩き潰す!」「カイメラの獅子の誇りに懸けてな!」
シュラン「相変わらず熱い男だな、君は」
レーベン「俺の全てはエーデル准将に捧げる! この命も、この戦いも!」
シュラン「………」
ランド「こいつは参ったぜ。レーベンだけでなく、シュランの兄さんも全てがグルだったってわけか…!」
メール「じゃ、じゃあ…! あのエーデル准将も…!」
レーベン「気安くあの方の御名前を口にするな! このドチビが!!」
メール「!」
レーベン「てめえのようなチンクシャが気高くも美しいエーデル准将の名前を口にするなど畏れ多い!」「てめえの暑苦しい男と一緒に死んで詫びを入れやがれ!」
メール「レーベン大尉…」
ランド「見事なもんだな。真面目な好青年がブチ切れ外道に早変わりとはよ」
レーベン「全てはエーデル准将のためだ!」「あの方のためなら、お前ら相手に愛想笑いをするぐらい、俺にとっては屁でも無い!」「エーデル准将こそが、この俺の忠誠を捧げる唯一の女性であり統治者に相応しい御方なのだからな!」
ランド「…レーベン。お前のビョーキぶりはわかったがちょいとしゃべり過ぎたな」
レーベン「何っ!?」
〈母艦出撃〉
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
シュラン「ZEUTHが来たか」
ジロン「あんまり遅いんで迎えに来てみたけどどうなってんだよ、これは!?」
竜馬「レーベン大尉がなぜアサキム・ドーウィン達といるんだ!?」
ツィーネ「いい機会だよ、レーベン、シュラン。宣戦布告と行こうじゃないか」
マリン「宣戦布告だと!?」
シュラン「その通りだ。お前達の始末も我々の任務だからな」
〔敵ユニット出現〕
サラ(ゲイナー)「カラスメカと連邦軍の機体!?」
エルチ「そして、レーベン大尉とアサキムが一緒にいて…! もうわけがわかんないわよ!」
レーベン「まだ状況が理解出来ないとはおめでたいにも程があるぜ!」
ツィーネ「聞きな、ZEUTH!」
シュラン「我々は新地球連邦軍のエーデル・ベルナル准将直下の特殊部隊カイメラだ」
レーベン「今日まで、お前達はよく働いてくれたぜ…!」「異星人の相手をし、賢人会議の残党を追い込むとはまさに獅子奮迅の活躍だったな!」「だが、それも終わりだ! エーデル准将はお前達の存在がそろそろ目障りになってきたそうだ!」
シン「レーベン大尉…! あんた、俺達の敵だったのか!」
アムロ「UNの該当記事を見せつけ、さらに疑問を確信に変える誘導…」「ZEUTHの同士討ちは近しい人間による工作が必要だったがそれはあなたの仕業だったか!」
レーベン「その通りだ! そして、お前達はエーデル准将の望み通りに世界を引っ掻き回してくれた!」「おかげで目の上のタンコブだったロゴスも一掃出来たよ!」
斗牙「じゃあ、エーデル准将はクーデターで行方不明になったんじゃなくて…」
カミーユ「その首謀者だったという事か!」
ジュリィ「なるほどな…。准将はUNの敷設に関わっていた人物だ。それを使っての情報操作はお手の者か」
マリン「そして、協力者を装い俺達を利用してきたのか!」
シュラン「クーデターが成功したところでお前達はその役目を終え、同士討ちで果てるはずだった…」「ところが、お前達は生き残り、それどころか再び一つになった」
ホランド「あいにくだったな…! 物事が何でもお前らの思う通りになると思うなよ!」
シュラン「計画のズレは修正すればいいだけの話だ」
ツィーネ「そのために、こうしてあんた達の相手をしてやろうと言うんだからね」
桂「あんたはアサキムの手下じゃなかったのか?」
ツィーネ「その前にカイメラの一員だよ。私は協力者であるアサキムとの連絡役だったのさ」
アサキム「………」
ツィーネ「アサキム…帰還命令が出た以上、私はカイメラに戻らなくてはならない」「でも、この心はいつの日もあなたの側にあるわ」「全てはあなたを解き放つために…」
アサキム「そうだよ、ツィーネ。そして、君も解放される」「時空崩壊の日に味わった絶望…全てを失った痛みと苦しみからね」
ツィーネ「部下達を失った痛み、悲しみ…。それを全て忘れさせてくれるなら…」
アサキム「では、これまでのお礼をしよう。ザ・ヒートの悲鳴を君にも聞かせてあげるよ」
ランド「アサキム!」
アサキム「楽しかったよ、ザ・ヒート」「後は君に痛みの悲鳴を上げさせ、傷だらけの獅子を完全に目覚めさせるだけだ」
メール「やっぱり戦うの、アサキム!?」
アサキム「メール・ビーター…スフィアに囚われた君の属性は変わりつつある」「そして、シュウロウガが君の魂を貪れば、僕は今度こそ望みの物を手に入れられるかも知れない」
ランド「スフィア…。それがメールの身体を取り込んだあの光の名前か…!」
アサキム「さよならだ、ザ・ヒート。僕はまた君と会えるかも知れないが、君はもう僕には会えない」
レーベン「悪いな、アサキム・ドーウィン! あの暑苦しい男は俺の獲物だ!」
ランド「黙ってろ、三下!」
レーベン「何っ!?」
ランド「アサキム…! お前が俺とメールを潰す気なら俺も腹をくくる!」「俺は俺が生きるためにお前と戦う!」
〔ランド、気力上昇〕
アサキム「フッ…別れる気はない、か。やはり、この世界で僕を楽しませてくれるのは君だけのようだ」
レーベン「修理屋が! 俺は眼中にないって事かよ!」
ランド「来るならきやがれ、レーベン! まとめて相手をしてやるぜ!」
エルチ「みんな! あたし達を騙していた連中を絶対に許しちゃダメよ!」
ジャミル「各機はカイメラの隊長機とアサキムに攻撃を集中させろ!」
シュラン「フン…ついにこの日が来たか」
レーベン「言っておくが、お前達と一緒にいた時の俺を本気の俺だと思うなよ!」
〔レーベン、気力上昇〕
シュラン「残念だよ。UNに踊らされて右往左往するお前達は格好の玩具だったのだがな」
〔シュラン、気力上昇〕
ツィーネ「さてと…。久々に三番隊隊長としての仕事をしようか…」「もっとも、お前達を潰すって目的は変わりないけどね!」
〔ツィーネ、気力上昇〕
ランド「いくぜ、アサキム! それにカイメラ!」「行き先に立ち塞がる奴は誰だろうと容赦はしない! それが俺の生き方だ!!」

<レーベンorシュランorツィーネorアサキムと戦闘or味方援軍2出現の次PP・味方援軍3出現>
ガウリ「各機、気をつけろ! 何か来るぞ!」
ベロー「こんな時に敵の増援かよ!」
〔味方ユニット出現〕
ブルメ「ありゃシルエットマシンだぜ!」
ダイク「こんな所にシベ鉄の連中が来たのか!?」
ヤッサバ「見つけたぜ! あれがZEUTHか!」
アデット「ヤッサバ隊長! どうして、あんたがここに!?」
ヤッサバ「おう、アデットか! 風の噂にゃ聞いてたが、元気そうじゃねえか!」
ゲイン「元シベ鉄隊長のヤッサバ・ジン…」
ランド「あいつ…! やっぱり、生きてやがったか!」
ロラン「あの人…ガルナハン渓谷で僕達を助けてくれた人です!」
ゲイナー「こんな所にもいるって事は…あの人もエクソダス成功似成功したんだな」
ジロン「ゲイナーの奴…ヤッサバを許すなんて、心に余裕出てきたじゃないの」
ヤッサバ「ケジナン、エンゲ! 約束通り、ZEUTHの所へ連れてきてやったぜ」
ケジナン「何が約嘘管…! 旅の途中の俺達を見つけて強引に割り込んできたくせによ!」
ヤッサバ「何か言ったか!?」
エンゲ「な、何でもありません!」
ヤッサバ「そう縮こまるなって。今の俺はシベ鉄とは無関係な人間なんだからよ」「アデット! あいつらはZEUTHに用があるそうだ!」「まずは邪魔者を片付けるのを手伝うぜ!」
アデット「了解だよ、隊長。久々に強いあんたを見せておくれよ」
ガウリ「………」
ラグ(アデットの昔の男の登場か…。面白くなってきたね、こりゃ…!)
ベロー(ガウリ隊長、心中穏やかじゃないみたいだな)

<ヤッサバが戦闘>
ヤッサバ「コレンの野郎も自分の使命ってのを思い出したんだ! 俺ももう一旗上げるのも悪くねえな!」
ケジナン「まさか、隊長…! シベ鉄に復帰するんスか!?」
ヤッサバ「今さらシベ鉄に戻れる程、俺のツラの皮は厚くねえんだよ!」「それに男だったら自分の行き先はレール任せじゃなくて、自分で決めるもんだぜ!!」

<ランドvsレーベン>
メール「やめてください、レーベン大尉! あたし達、今まで一緒にやってきたじゃないですか!」
レーベン「小娘が! 身体だけでなく頭の中身まで貧弱なようだな!」
メール「こ、これはスレンダーって言うんです!」
ランド「突っ込むのは、そっちかよ!」
レーベン「行くぞ、ザ・クラッシャー! アサキムに代わって、俺がお前に悲鳴を上げさせてやる!」
ランド「レーベンよぉ…。お前にも事情がある以上、裏切りがどうのとは言うつもりはねえ」「だが、お前は言っちゃいけねえ台詞を言った! そいつはアウトだぜ!」

<ランドvsシュラン>
シュラン「制御出来ない感情の垂れ流し…。見ているだけで虫唾が走る」
ランド「お前さんこそそんなにスカした生き方で疲れちまわないか?」
シュラン「私には私のスタイルがある。口出しは無用だ」
ランド「図星を指されてムカッ腹かい? どうやら、あんた…腹ん中に色々溜め込んでるらしいな!」「戦いの時くらい叫んでみな! ストレス溜まってるから陰険な手をやりたくなるんだよ!」

<ランドvsツィーネ>
ランド「姐さんもあっちこっちに大忙しだな! 出来る女はつらいってやつだ!」
ツィーネ「黙りな、ザ・ヒート。私は捻じ曲げられた自分の運命を破壊するために戦っているのさ!」「お前のようにお気楽なノリで生きている男に、私の生き方をとやかく言われてたまるか!」
ランド「被害者面はやめとけ! 落ち込むのは勝手だが、八つ当たりされちゃいい迷惑だ!」
メール「そうよ! どんな理由だろうとあんたがやる気だってんなら相手になってやるんだから!」

<ランドvsアサキム>
アサキム「フフフ…君の命の灯火はどこまで揺らぐのかな?」
ランド「口じゃ調子いい事言いながら、結局は俺を潰すってのかよ!」「お前の自由っぷりにはさすがの俺も何も言えないぜ!」
アサキム「それでも君は戦うのだろう? なぜなら、君だから」
ランド「よくわかってるじゃねえかよ、元兄弟!」「「決めたぜ、アサキム! お前の根性は修理屋の俺が叩き直す!」「もう怒りも憎しみもねえ! お前にとことん付き合ってやるぜ!」

<アムロvsレーベン>
レーベン「アムロ・レイ! あんたには使い道がある!」「俺と一緒にカイメラに来るのなら生かしてやってもいいぜ!」
アムロ「この男のエゴと悪意がプレッシャーとなって押し寄せてくる」「この男をここまで心酔させるエーデル・ベルナルの存在…危険過ぎるな」

<クワトロvsレーベン>
クワトロ「あのエーデル・ベルナルがクーデターの首謀者だったとは…!」
レーベン「連邦を老人に任せておけるかよ! この世界の統治者に相応しいのは俺のエーデル准将だ!」
クワトロ「結局、トップの首をすげかえ自分がそこに座るだけか…!」「エーデル・ベルナル…! 欲に支配された俗物という事か!」

<カミーユvsレーベン>
カミーユ「こんな男に振り回され俺達は仲間同士で戦ったのか…!」
レーベン「ハハハハハ! ニュータイプってのは互いを理解し合えるんじゃなかったのか!?」「俺の正体に気づかないとは人類の革新なんてものは遥か遠いな!!」

<ガロードvsレーベン>
レーベン「いいのか、ガロード・ラン! お前の愛しいティファ・アディールは今頃月にいるんだぞ!」
ガロード「うるせえ! お前なんかに言われるまでもなく、ティファは俺が助け出してやる!」
レーベン「そう急ぐ必要は無い…! あの小娘にはやってもらわねばならん事があるからな!」

<ジャミルvsレーベン>
ジャミル「エーデル・ベルナルと対面しながらその真意を見抜けんとは…!」
レーベン「当然の事よ! 准将は心の底からこの世界を憂いておられるのだからな!」「あの方は、この世界を正しく導くために統治者の座につかれようとされているのだ!」
ジャミル「他人を騙し、利用する事で利益を得ようとする者にそのような資格があるものか!」

<ロランvsレーベン>
ロラン「レーベン大尉! 僕達はあなたやエーデル准将を信じて共に戦ってきたんですよ!」
レーベン「ならば、そのまま准将を崇めろ! あの方こそ、この世界の統治者に相応しい御方だ!」「お前の崇拝するディアナ・ソレルなどあの方の前ではただの小娘よ!」
ロラン「ディアナ様は人を騙すような事はしない! そんな事をする人がみんなを導く事など出来るものか!」

<シンvsレーベン>
レーベン「ザフトもエーデル准将のためによく働いてくれたな! 一応、礼を言っておくぞ!」
シン「お前ら! 俺だけじゃなくデュランダル議長も騙していたのか!」
レーベン「そこがギブ・アンド・テイクだ! どうせ、あの男もエーデル准将を利用する腹積もりだろうからな!」
シン「くそっ! こんな奴らにプラントも地球も好きにさせるか!!」

<甲児vsレーベン>
甲児「レーベン大尉! よくも今まで俺達を騙してくれたな!」
レーベン「笑わせるな、兜甲児! こんな世界だからな! 騙される奴、弱い奴が悪いんだよ!」
甲児「くそぉぉぉぉぉっ! だったら、俺達にやられても文句を言うんじゃねえぞ!!」

<鉄也vsレーベン>
鉄也「正々堂々とした武人だと思っていたが、とんだ卑怯者だったぜ!」
レーベン「俺はエーデル准将のためなら何だってやるのさ!」「あの方の望みをかなえるためなら、お前達に愛想笑いを浮かべるくらい屁でもなかったぜ!!」

<デュークvsレーベン>
デューク「僕達を騙し、同士討ちをさせるとはどこまで汚い手を使うんだ!」
レーベン「我が友シュランの作戦を随分と気に入ってくれたようだな!」「だが、今は細工は無しだ! お前達を正面から叩き潰し、勝利をエーデル准将に捧げてやる!」

<竜馬vsレーベン>
竜馬「俺達は今日まで、あなたとエーデル准将を信頼し、協力を誓ってきたのに…!」
レーベン「それには感謝してるさ。准将に代わって、俺が礼を言ってやる!」「だが、お前達はもう用無しだ! 准将の理想をかなえる役はこの俺がやるんだよ!!」

<勝平vsレーベン>
勝平「ちっきしょおっ!! よくも…よくも俺達を今まで騙してきてくれたな!」
レーベン「覚えておきな、小僧! この世は騙し、騙されて回ってるんだ!」「この世界の中で信じられるのはエーデル准将と、あの方への俺の忠誠心だけだ!!」

<万丈vsレーベン>
万丈「レーベン大尉! まさか、あなたが獅子身中の虫だったとはな!」
レーベン「波嵐万丈! お前が余計な事さえしなければ、シュランの作戦も上手くいったものを!」
万丈「そのよく回る口をつぐんでもらおう! お前の言葉など、もう聞く気はない!」「エーデル・ベルナルの野望、僕達が必ず打ち砕いてみせるぞ!」

<ジロンvsレーベン>
レーベン「イノセントの法を破壊したシビリアンめ! お前のような存在は、エーデル准将の統治する世界には不要だ!」
ジロン「俺は誰かに許しをもらって生きてるんじゃない! 俺が生きたいから生きてるんだ!」「あの綺麗な准将さんに伝えとけ! 汚い手を使って人の命を狙うような奴を俺は許さないってな!」

<桂vsレーベン>
レーベン「特異点、俺と一緒に来い! お前達はもしもの時のための保険として生かしておいてやる!」
桂「お断りだね…! 俺は女に騙されるのは嫌いじゃないが、笑えない嘘は大嫌いなんだ!」「レーベン大尉…! あんたは女性恐怖症と言うより病的な女嫌いのようだが…」「あんな女に忠誠を誓うようじゃ女を見る目もないようだな!」
レーベン「貴様っ! エーデル准将を愚弄する事は許さんぞーっ!!」

<ロジャーvsレーベン>
ロジャー「世論と我々を陰から操るとは、中々の策士だな、カイメラとは」
レーベン「エーデル准将とシュランの作戦はお前の口先だけの交渉術とは綿密さが違うんだよ!」
ロジャー「悪党が吐くのは、やはり悪態か…! お前のような卑劣な無法者にもはや語る言葉は無い!」「私の法で、お前とお前の主人を裁かせてもらうぞ!」

<ゲイナーvsレーベン>
レーベン「現実はゲームのように甘くはない! それを知れ、ゲームチャンプ!」
ゲイナー「人をゲームの駒のように使うあなた達の言う台詞ですか!」「そんな人達の思い通りになるほど世界も僕達も甘くありませんよ!!」

<ゲインvsレーベン>
ゲイン「大したもんだよ、レーベン大尉。ここまで俺達に気取られず、内通者をやるとはな」
レーベン「お前達はお人好しなんだよ! おかげで俺も随分と楽をさせてもらったぜ!」
ゲイン「確かに、お前さんの言う通りかも知れないな…」「だが、俺は卑怯者よりお人好しが好きなんでな! そういうわけで覚悟してもらうぜ!」

<斗牙vsレーベン>
リィル「ずっと私達を騙してきたなんて…」
琉菜「許さないよ、レーベン大尉!」
ミヅキ「もうあなたは仲間じゃないのだから容赦はしない!」
エィナ「覚悟してください!」
レーベン「うるせえんだよ、女共! ピーチクパーチクとよ!! お前らは、まとめて駆除だ!」
エイジ「な、何だ…!? 女性恐怖症って言うより、女を憎んでるのかよ!?」
レーベン「この世界に女はエーデル准将だけでいいんだよ! 後は皆殺しだ!」
斗牙「そんな身勝手な理由で闘う人間を僕達は許す気はない! 行くぞ、レーベン・ゲネラール!」

<闘志也vsレーベン>
ジュリィ「どうにも俺達の行動が都合よく利用されていると思ったら、やはりスパイがいたか…!」
レーベン「気づくのが遅かったな! だが、こうして正体を明かした以上、正面から叩き潰すだけだ!」
キラケン「くそおっ! もうあんたなんぞ、仲間とは思わん!」
闘志也「行くぞ、スパイ野郎! 俺達の怒り、その身に思い知らせてやる!!」

<レントンvsレーベン>
レーベン「来い、ニルヴァーシュのガキ! お前がどれだけ無力な存在であるか、この俺が教えてやる!」
レントン「お前なんかに負けるか! エウレカを守るためにも、お前なんかに負けてたまるかーっ!!」
レーベン「何がエウレカだ! この俺のエーデル准将への想いの方がお前よりも千倍は強いわ!」

<ホランドvsレーベン>
ホランド「ちっ! 俺とした事があの女にすっかり騙されたって事かよ!」
レーベン「ゲッコーステイト! デューイ・ノヴァクが敵視するお前達はここで潰しておく!」
ホランド「あの女…裏ではデューイともつるんでやがったか…!」「だったら、遠慮は要らねえな! お前は完全に俺達の敵だ!!」

<アポロvsレーベン>
アポロ「てめえの匂いを嗅ぎ分けられなかった俺のミスだ! その借りを返すぜ!」
レーベン「野良犬め! そう簡単に尻尾をつかませてなるか!」「俺はエーデル准将の理想のために戦っているのだ! 小汚いガキにかまっていられるか!!」

<マリンvsレーベン>
レーベン「ご苦労だな、S-1星人! 地球のために命懸けで戦ってくれて!」
雷太「黙れ、裏切り者! マリンは俺達の仲間だ!!」
オリバー「お前のような男に俺達の仲間をどうこう言う権利はないぜ!」
レーベン「生まれた星は違おうと心は一つか! 友情ごっことは笑わせてくれる!」
マリン「笑いたければ笑うがいい! 俺達は同じ目的のために死線をくぐりぬけてきた友だ!」「仲間のふりをしてきた卑怯者に俺達の絆がわかってたまるか!!」

<レーベンorシュランorツィーネorアサキム撃破・勝利条件達成>
※※レーベン撃破の場合のセリフ※※
〔レーベンに爆発〕
シュラン「大丈夫か、レーベン!」
レーベン「心配するな、シュラン。少し遊びが過ぎただけだ」
ツィーネ「今日の所は、ここまででいいさ」
※※シュラン撃破の場合のセリフ※※
〔シュランに爆発〕
シュラン「くっ…!」
レーベン「大丈夫か、シュラン! 今、助けに行くぞ!」
シュラン「ありがとう、レーベン。だが、心配は要らない」
ツィーネ「今日の所は、ここまででいいさ」
※※ツィーネ撃破の場合のセリフ※※
〔ツィーネに爆発〕
ツィーネ「ちいっ! 忌々しい奴らだ!」
シュラン「下がれ、ツィーネ。後は私とレーベンでやる」
レーベン「俺とシュランが組めば恐れるものなど何も無いからな!」
ツィーネ「相変わらず仲のいい事よ。だが、今日の所はここまででいいさ」
※※レーベンorシュランorツィーネ撃破の場合のセリフ※※
ツィーネ「どうせ、私達が手を下さなくてもこいつらは自分で破滅の中で首を突っ込んでいくだろうしね」
デューク「どういう意味だ、それは!?」
ツィーネ「ハハハハハハ! 報われない戦いの中で死んでいきな、ZEUTH!」「お前達もいずれ知るだろうさ! 自分達のやっている事が何の意味もない徒労だって事がね!」
〔敵ユニット離脱〕
勝平「あいつら、逃げてくぜ!」
万丈「追う必要はないさ。こちらも情報を整理する必要がある」
桂「それにまだ大物が残っているぜ」
ランド「アサキム…」
※※アサキム撃破の場合のセリフ※※
〔アサキムに爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

アサキム「フフフ…残った甲斐があったよ。君とはまだ楽しめそうだね」
ランド「タマの取り合いが楽しみときたか! お前、どこまでぶっ壊れてやがる!」
アサキム「僕が求める物は自由への『鍵』…とでも言っておこうか」「それを得るには、スフィアの所有者である君を消滅させる事が必要なのさ」
※※レーベンorシュランorツィーネ撃破の場合のセリフ※※
ランド「どういう事だ、おい!?」
※※アサキム撃破の場合のセリフ※※
ランド「どういう事だ、アサキム!?」

アサキム「また会おう、ザ・ヒート。…この世界でね」
〔敵ユニット離脱〕
ランド「何なんだよ、あいつはよ…」
※※アサキム撃破の場合、セリフ追加※※
シュラン「レーベン、ツィーネ。アサキムの協力依頼を果たした以上、後退するぞ」
レーベン「まだ俺は戦える! 奴らを潰すまでやるぞ!」
ツィーネ「今日の所は、ここまででいいさ」「どうせ、私達が手を下さなくてもこいつらは自分で破滅の中で首を突っ込んでいくだろうしね」
デューク「どういう意味だ、それは!?」
ツィーネ「ハハハハハハ! 報われない戦いの中で死んでいきな、ZEUTH!」「お前達もいずれ知るだろうさ! 自分達のやっている事が何の意味もない徒労だって事がね!」
〔敵ユニット離脱〕
勝平「あいつら、逃げてくぜ!」
万丈「追う必要はないさ。こちらも情報を整理する必要がある」

エルチ「ふう…色んな事がありすぎて、疲れちゃったわ…」
ジャミル「まずはグラディス艦長達と合流して、今後の事を検討しよう」
ゲイン「で、シベ鉄のガニマタと眼帯は何しに来たんだ?」
アデット「まさかと思うけど、たった二人でZEUTHに喧嘩を売りに来たのかい!?」
ケジナン「そ、、そうじゃねえですよ、姐さん! 俺達は、皆さんにお願いをしに来たんです!」
ガウリ「お願い?」
エンゲ「あんたらの所にイノセントのアーサー・ランクがいるって聞いてる!」
ケジナン「うちの総裁が、その人と話をしたいって言ってるんだ!」
ゲイン「キッズ・ムントがか?」
ジロン「ジリ貧のシベ鉄がアーサーさんに何の用があるんだ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

南アメリア大陸西部

  ~総裁選用列車チェルノボーグ 応接室~
ジロン「…じゃあ、俺達が倒したオーバーデビルは不完全だったって事か!」
キッズ「その通りだ。あんなものは真のオーバーデビルの前では赤子も同然だ」
サラ「威張らないで下さいよ! その化け物が、シンシアを取り込んで暴走しているんでしょ!」
ゲイナー「なぜです!? なぜ、シンシアがオーバーデビルに!?」
キッズ「あれはいいオーバーセンスを持っていた」「本来ならオーバーデビルを制御する役をやってもらうはずだったが、取り込まれてしまうとは…」
ゲイナー「無責任過ぎますよ! シンシアはあなたの娘同然なんでしょ!」
キッズ「だから、こうして恥を忍んで協力の依頼に来たのだ」
ジロン「とてもじゃないが、忍んでいるようには見えないがな」
アデット「言っても無駄だよ。この男が人に頭を下げるなんて事は時空崩壊が起きても考えられないね」
アーサー「ですが、オーバーデビルを放置しておくわけにはいきません」「あれがキッズ総裁の言う通りに完全体だとしたら、この世界は氷に閉ざされる事になるでしょう」
ビリン「どういう事です、アーサー様?」
アーサー「オーバーデビルの持つオーバースキルは全てを凍っり着かせると聞きます」「それは物理的な凍結だけでなく、人の心にまで及ぶそうです」
キッズ「ぬうう…やはり、伝説に謳われる力は本物だという事か…」
マリア「人間の心が凍らされるなんて…想像も出来ません…」
ゲイナー(シンシア…君の心もあいつに凍らされてしまったのか…)
キッズ「オーバーデビルは今はまだ力を溜めているらしく、どこかに潜伏している」
ゲイン「そして、それを仕切っているのがアスハム・ブーンなんだな?」
キッズ「奴はオーバーデビルに魅入られ、その力の下僕となったのだ」「ワシの配下にいたブレーカーを雇い入れ、奴はオーバーデビルを中心とした軍団を造り上げている」
ゲイン「ちっ…。あの男がからんでるんじゃ俺も知らん顔ってわけにもいかんな…」
竜馬「………」
シリウス「どうした、リョウ?」
竜馬「以前に百鬼帝国がイノセントのドーム跡を調べていた事があったが…」「奴らも黒歴史の遺産を狙っているんじゃないだろうか?」
ジュン「それは十分に考えられます!」「オーバーデビルや堕天翅を始めとしてあの時代には、とんでもない力が幾つも存在していましたからね」
隼人「さらにその最後には時空崩壊まで起きているらしいしな」「そこには、想像のさらに上を行くような何かが存在していたかも知れねえ」
アポロ「オーバーデビルも百鬼の連中も放っておくわけにゃいかねえ…。見つけ次第、ぶっ潰してやるぜ…!」
グエン「キッズ総裁、オーバーデビルの件は連邦とプラントにも伝えさせていただきます」
キッズ「それは困る。シベリア鉄道の責任が追及されては私の立場がない」
ケジナン「だから、俺達は今までの恨みを忘れてお前らに協力を頼んでんじゃねえか!」
ジロン「あんた達、事の重大さをわかってるのか!?」
ケジナン「そ、それは…その…」
グエン「黒歴史の遺産は人類を滅ぼすかも知れません」「事態は個人の面子などにこだわっている場合ではないのです」
キッズ「…わかった…。それについての対応は任せよう」「私とて、奴を止める必要があると思ったからこそ、ここに来たのだからな」
グエン(もし、制御も出来ず暴れ回るだけの存在ならばオーバーデビルは危険過ぎる…。破壊するしかないだろう)
ジロン「まず、あんたらはオーバーデビルの行方を追ってくれ。発見次第、こちらも手を打つ」
キッズ「おそらく、あれは北アメリアにいると思われる。すぐに捜索にとりかかろう」
ゲイナー「頼みます、総裁。僕はシンシアを救いたいんです」
アデット「ただでさえ問題が山積みだってのに、また新たな問題がやってきたよ…」
ガウリ「ZEUTHはトリニティシティで状況の整理をするそうだ」
ゲイン「オーバーデビルの暴走…。そして、エーデル・ベルナル率いるカイメラか…」
ヤッサバ「久しぶりだな、アデット。ますます女ぶりが上がってるじゃねえか」
アデット「ありがとよ、隊長。ここでいい男を見つけたからね」
ヤッサバ「フン…俺の入り込む余地はもうなさそうだな」
アデット「まあね…。でも、あんたもいるんだろ? 帰りを待っててくれる可愛い子が」
ヤッサバ「俺にとって、あいつはミイヤ以上のエクソダスの導き手だぜ」「だが、世界全体がきな臭くなってきやがったからな。楽隠居を決め込んでる場合じゃねえようだ」
ゲイン「やるかい、ヤッサバ・ジン?」
ヤッサバ「おうよ。お前やアデットがいる以上、ここは俺の性に合いそうだ」
ガウリ「ヤッサバ・ジン。お前がZEUTHに志願するのなら、過去の経歴を問うつもりはない」
ヤッサバ「むう…」
ガウリ「な、何だ?」
ヤッサバ「知っているぞ、お前。ヤーパンの天井のヒューズ・ガウリだな」「どうやら、お前がアデットの言ういい男って奴らしい。よろしく頼むぜ、色男!」
ガウリ「フ…こちらこそな」
ゲイン「格納庫には、あんたのラッシュロッドもある。使ってくれ」
ヤッサバ「エクソダスの費用の足しに売り飛ばしたあいつにまた会えるとはよ。こいつはマジで運命ってやつかもな」「『窮地にありて、道は拓かれる』! エイファ…おじさんは頑張るぜ!」

太平洋 トリニティシティ

ブライト「…エーデル准将があのクーデターの首謀者だったとはな…」
ジャミル「レーベン大尉の言葉を借りるなら、彼女は新世界の統治者の座を求めているらしい」
タリア「ホランドやカミーユ達のの話と合わせると、今の新地球連邦軍を取り仕切っているのは三人の人物でしょう」
ブライト「パプテマス・シロッコとデューイ・ノヴァク…。そして、エーデル・ベルナルですか」
兵左衛門「プラントとアクシズ、革命軍の同盟…。そして、連邦軍とそこから分かれた賢人会議派の一党…」「人類間の戦争は三つ巴の様相を見せてきたか…」
ホランド「タリア、ブライト…。お前らはどうするか決めたのか?」
ブライト「…アーガマの…いや、今後のエゥーゴの動きを決定するのは私ではない」
ブライト「クワトロ大尉…お願いする」
クワトロ「ブレックス准将の遺言だ…。無下には出来んな」
シャイア「どういう事です?」
ブライト「本日を以って、クワトロ・バジーナ大尉はエゥーゴの代表者に就任した。これはブレックス准将の遺志だ」
クワトロ「そういう事だ。未熟な身であるが、よろしく頼む」
ホランド「大出世だな、クワトロ。ブライトを顎で使う事になるってわけか」
ブライト「相手がクワトロ大尉では従うしかないな」
クワトロ「よしてくれ。あくまで私は代表者であり、アーガマの指揮官は艦長だ」
ジャミル「だが、エゥーゴの舵取りは大尉の役目だ。その上で、今後の事を聞かせてほしい」
クワトロ「………」「エゥーゴはザフトとの同盟を解消し、独自の戦略に基づいて行動する」
タリア「…!」
アーサー「そ、それって、やっぱりザフトと戦うって事ですか?」
クワトロ「必要とあれば、そうするまでだ」
タリア「その言い方…。つまり、今はそのつもりはないと?」
クワトロ「…デュランダル議長の行動には確かに不審な点はあるが、今の所は明確な危険性は見えない」「だが、アクシズと宇宙革命軍は違う。先のオーブでの戦闘を見る限り、彼らは地球に対して強攻策を取るだろう」
タリア「その彼らと手を結んだプラントとはやっていく事は出来ないというわけね…」
クワトロ「そう取っていただいて差し支えない」
ホランド「タリア…次はあんたの番だ。ミネルバはどうするつもりだ?」
タリア「………」
※※「ザフトルート」選択フラグ成立の場合、セリフ追加※※
「タリア選択」
「1.ZEUTHとして戦う」
「2.ザフトへ戻る」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

※※「ザフトルート」の場合のセリフ※※
タリア「…この世界の何が正しく、何と戦うべきなのかは、今の私もわからない…」「だから、わつぃもZEUTHの一員としてギリギリまで世界の在り様をこの目で確かめてみるわ」
アーサー「か、艦長…! それは…」
タリア「落ち着きなさい、アーサー。出頭命令が出ていない以上、私はFAITHの権限を行使するまでよ」「だから、この決定もプラントに背くものではないわ」
ホランド「了解だ。とりあえず、当面の間は一蓮托生ってわけだな」
タリア「そのつもりよ。あらためて、よろしく頼むわね」
ジャミル「では、これからどうする? 我々が向き合わねばならない問題は数多いぞ」
ホランド「…その事だが、俺に考えがある」
シャイア「それは?」
ホランド「ノルブと共にヴォダラクの本山、ヴォダラ宮に向かう」「奴の話では、そこにコーラリアンとの対話のヒントがあるんだとよ」
ジャミル「時空崩壊を止めるためにもコーラリアンについての情報収集は急がねばならんな」
兵左衛門「了解した。皆さんも、それでよろしいようだ」
※※「ノーマルルート」の場合のセリフ※※
タリア「…我々はザフトの一員であり、ミネルバはザフトの戦力です」「ミネルバは本隊と合流し、デュランダル議長の指示を仰ぎます」
アーサー「では…?」
タリア「アーサー…各員に通達を。ミネルバはZEUTHから離脱してカーペンタリア基地へ向かうと」
アーサー「了解です、艦長」
ホランド「…寂しくなっちまうな、タリア」
タリア「ホランド…あなたは軍を嫌うけど、私は自分の祖国であるプラントを守るザフトに誇りを持っているわ」「だから、この考えも自分なりに考えて出した結論であり、胸を張って言えるわ」
ホランド「そうか…。あんたと戦うような事がないのを祈るぜ。あの雪山みたいな事は二度と御免だからな」
タリア「こちらも同じ気持ちよ。いつかまた、あなた達と共に戦う事が出来るのを信じているわ」
クワトロ「グラディス艦長…ミネルバの乗員の武運を祈らせてもらいます」
タリア「ありがとう、クワトロ大尉。エゥーゴ代表として、聡明な判断に期待させていただきます」「では、私とアーサーはこれで失礼させていただきます」
ブライト「シン達は、どうするつもりです?」
タリア「…大げさに騒ぎ立てるのは彼らにとっても、ZEUTHにとってもいい事とは思えません」「各自に短い自由時間を与えた後、ミネルバは出発します」
ブライト「了解しました。その間の事は我々も干渉するつもりはありません」
タリア「ご協力に感謝します。…では、皆さんもご無事で」
〔ハッチの開閉音〕
兵左衛門「…結局、こうなったか…」
ジャミル「我々の中にデュランダル議長への不信感が存在する以上、遅かれ早かれこういう結果になったでしょう」
ホランド「冗談抜きで連中に戦場で会わないのを祈るだけだぜ…」
エルチ「それで…私達はどうします?」
ジャミル「ロゴスの動きが気になる…。やはり、我々も宇宙へ上がるべきだろう」
エルチ「う、宇宙ですか…!?」
ジャミル「その間、アイアン・ギアーとフリーデンは地上の状況の調査とオーバーデビルの捜索を担当してもらおう」
エルチ「あ! あたしは宇宙に行きますからね。アイアン・ギアーはコトセットに任せておけばいいし」
ホランド「遊びに行くわけじゃねえんだぜ、エルチお嬢さんよ」
エルチ「何言ってんの、ホランド・宇宙に行くって事は月にも行くんでしょ?」「私もこの目で黒歴史の真実を確かめるんだから!」…
ジャミル「では、これからどうする?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ハッチの開閉音〕
キエル「私もそれに同行させていただきます」
ブライト「キエル・ハイム…。いつ、こちらに?」
キエル「つい先程、オーブより到着しました」「ディアナ・ソレルの意志を伝えた以上、私が次にすべきは、この世界を見聞きしディアナ様にお伝えする事です」
コレン「ご立派です、キエルさん」「このコレン・ナンダー…ディアナ様にお仕えするのと同じようにあなたを守らせていただきます」
キエル「ありがとう、コレンさん」
シャイア「こちらの方は?」
アーサー「この人…確かローエングリン砲台で我々に協力してくれた方です!」
コレン「私はコレン・ナンダーと申します」「先日のキエル・ハイム嬢の御言葉に自分の使命を思い出し、友人と共にオーブに馳せ参じた次第です」
エルチ「その友人って…もしかして!」
コレン「その名はヤッサバ・ジン…。義侠心に溢れた好漢です」
ブライト「それで、あなたの使命とは?」
コレン「黒歴史を二度と繰り返させない事です」
キエル「ムーンレィスであるコレンさんは黒歴史以前に冷凍睡眠に入り、おぼろげながら当時の記憶があるそうです」
コレン「虹色に染まる空に舞う破壊の蝶…。それが私の記憶にある黒歴史であり、あれを止めるために戦うつもりです」
エルチ「黒歴史の生き証人ってわけね。頼りにさせてもらいますよ、コレンさん」
コレン「はい…! こちらこそよろしくお願いします」「つきましては、私の乗る機体を用意していただけると助かるのですが…」
ブライト「そちらの方の手配はしましょう。ただ、こちらも余裕はないので、予備パーツから組み上げる事になりますが」
コレン「それで十分です! 早速、私も手伝わせていただきます!」
ジャミル(破壊の蝶…。まさか、ティファの言っていた蝶の羽が関係するのか…?)(全ては月に上がれば判明する…。ティファ…その日まで私達を待っていてくれ…)

タルホ「…で、どうしてあんたがあたしに指輪をくれるわけよ?」
レントン「お、俺はホランドにタルホさんに渡すように頼まれただけで…」
タルホ「冗談よ…。あいつが選んだ事ぐらい、デザインの趣味を見ればわかるから」「ついでに、あいつが照れてるって事もね」
レントン「ホランドの事…よくわかってるんですね」
タルホ「あいつとは長いからね…」「でも、あいつはずーっと忘れてないのよ。いなくなっちゃったダイアンの事…。あなたのお姉さんの事を」
レントン「え…!? どうして、ホランドがお姉ちゃんの事を…」
タルホ「あの男はそういう男なのよ…」「自分を捨てた女を忘れられない…。ダサくて…馬鹿で…不器用で身体を張る事しか能のない駄目な奴なのよ」
レントン「ホランドもお姉ちゃんが今どこにいるかはわからないんですね…」
タルホ「うん…」「ごめんね、レントン…。ホランドがあんたを色々と嫌な目に遭わせて…」
レントン「俺…全然、気にしてませんよ」「だって、今でもホランドは俺のヒーローですから」
タルホ「レントン…」
レントン「それとタルホさん…」「今のホランドを支えてあげられるのはタルホさんしかいないと思います」
タルホ「バカ…。当たり前の事、言ってんじゃないわよ」
レントン「じゃあ、俺…格納庫に行きます。新しいマシンが届いたらしいんで」
タルホ「17:00からの店番、忘れんじゃないわよ!」
レントン「今日の当番はエウレカとですから! 忘れるわけないっスよ!」
〔空船の扉の開閉音〕
タルホ「ありがとね、レントン…」「それにホランドも…」「あたし達の子供のためにも頑張ろうね…。このZEUTHで…」

レントン「…このLFO、トレゾア技研から送られてきたんですか?」
ジョブス「ターミナス303、通称デビルフィッシュ。人型軌道マシン黎明期における負の遺産と呼ばれるものです」
ムーンドギー「負の遺産って…。随分と物騒な代物みてえだな」
ジョブス「リミッターの存在しないこのマシンはライダーに過度の負担をかけます」
レントン「負担?」
ジョブス「その超絶的な運動性能を引き出すためには、ライダーに薬物の投与といった処置が必要なのです」
レントン「そんなマシンが、どうしてここに!?」
〔歩み寄る足音〕
ホランド「俺がモリタに頼んだんだよ。トレゾアで、こいつが眠っている事は聞いていたんでな」
レントン「でも、ホランド…」
ホランド「余計な事は言うんじゃねえ、レントン。俺も自分のやるべき事をやるまでだ」「この命を懸けてもな」
レントン「…でも…タルホさんは…」
ホランド「そんな顔すんじゃねえ。俺だって自分のガキも見ずに死ぬ気はねえよ」「それにゲッコーステイトのルーキーにちっとはリフのコーチもしてやんなきゃならねえしな」
レントン「ホランド…」
ホランド「だから、お前も覚悟を決めろ、レントン。…ねだるな」
レントン「勝ち取れ。さすれば与えられん…」
ホランド「そうだ…。それを忘れちゃならねえんだよ、俺達はな」
レントン「うん…!」

北アメリア大陸 新地球連邦本部

  ~エーデル・ベルナル執務室~
シロッコ「…では、私は宇宙に上がり、ロード・ジブリールの末路を見物させてもらおう」
エーデル「了解しました、パプテマス・シロッコ。宇宙移民者との戦いは、あなたにお任せします」「デューイ大佐、アゲハ構想の方はいかがです?」
デューイ「オレンジによる爆撃は計画の75%以上をクリアした。中心核が見つかるのも、そう遠くはない」「その後は速やかに作戦をシフトし、コーラリアンを殲滅する」
エーデル「これで時空崩壊は未然に防がれ、この世界は安定するのですね」
シロッコ「その通りだ。そして、残された人類には優れた指導者が必要となる」
エーデル「パプテマス・シロッコ…。あなたがそれになるつもりなのですか?」
シロッコ「私もデューイもその手伝いをしているに過ぎない」「私は社会は女性の手によって統治されるべきだと考えているのだからな」「そして、それに相応しい人物は既に目星をつけている」
エーデル「わかっております」
シロッコ「なお、ブラッドマンも宇宙へ上がるそうだ。あれも保身のために必死なのだろう」
エーデル「それについてはお任せします。状況によっては、名誉の戦死も市民を高揚させる手段となりましょう」
シロッコ「賢人会議の残党を処理した後はいよいよプラントとの決戦となる」
エーデル「その後は全人類の力を結集し、外敵を掃討しましょう」
デューイ「スケジュールの管理と世論の操作はエーデル・ベルナル…あなたに任せよう」「だが、くれぐれも自重を忘れるな。我々が守るべき世界を破壊するサード・ブレイクは許されないぞ」
エーデル「心得ています…」
シロッコ「次に我々が会う時は人類が新たなステップに進む時だ。互いの健闘を期待する」
〔モニターの開閉音〕
エーデル「………」
ジエー「お疲れ様ですにゃ、エーデル様。いや~相変わらず、シロッコもデューイも偉そうですなぁ!」「エーデル様とデュランダルの連携のおかげでクーデターも成功したってのに!」
エーデル「………」
ジエー「デューイのオレンジだってワシの時空制御技術があってのものなのにそれをあいつら…」
エーデル「黙れ、ウジ虫がっ!!」
〔画面、明滅〕
〔頬を叩く音〕

ジエー「おえあっ!」
エーデル「このグズが! 低脳が! 羽虫が! お前の造った新時空震動弾でセカンド・ブレイクが起こったのだぞ!」
ジエー「あ…あれはちょっと失敗しちゃっただけにゃ…」
エーデル「おかげで、私の立場が悪くなったのだ! 死んで詫びろ!この無能が!!」
〔画面、明滅〕
〔頬を叩く音×4〕

ジエー「お、お許しを! お許しを、エーデル様ぁ!」
エーデル「口を開くな、汚らわしい! お前のせいで…お前のせいで、奴らに要らぬ借りを作ったのだぞ!!」「新世界の統治者である、この私が! このエーデル・ベルナルがだぞ!!」
〔画面、明滅〕
〔頬を叩く音×6〕

ジエー「あ…あふん! も、もっと! もっとぶってくだされ! この醜いジジイに粛清の暴力を!!」
エーデル「口を開くなと言っている! 媚びるな、この薄汚い汚物が!!」
ジエー「アイラビュ~! ストップです、エーデル様!」
エーデル「…ジエー、レーベン達の状況は?」
ジエー「はい! レーベン、シュラン、ツィーネの三名は明日には、こちらに到着しますにゃ!」「宣戦布告はバッチリだそうですにゃ! これでZEUTHは新連邦を危険視してくれるっしょ!」
エーデル「全ては計画通りです。私のやる事にミスはありません」
ジエー「しかし、いいんですかにゃ? ツィーネをアサキムの所からこちらに戻して…」
エーデル「…我々の時空制御技術の基礎はあの男によってもたらされたものであり…」「その見返りとしてあの男が我々を利用してきた事も承知しています」
ジエー「あいつ…いつかワシ達の敵になるかも知れませんにゃ」
エーデル「その危険性があるからこそ距離をとり、我々は独自の道を行くのです」「ジエー、お前は一刻も早くレムレースを完成させなさい。あれこそが我々の切り札になります」
ジエー「時空震動弾…作っちゃダメ?」
エーデル「…一度は万一の保険とするために製作を許可しましたが、結果はセカンド・ブレイクを引き起こしました」「やはり、次元力は我々の手に余るものです」
ジエー「そ、それは…ちょっと失敗しちゃっただけで…」
エーデル「そのちょっとの失敗で水星と金星が失われ、この星は大陸の形まで変えたのですよ!」
ジエー「ご、ごめんして、エーデル様!」
エーデル「時空崩壊への対処はデューイに任せて、お前はレムレースの完成に集中なさい」
ジエー「はぁい…」
エーデル「幸せに思いなさい、ジエー。お前は新世界の統治者である私の御座を任せられたのですから」
ジエー「へへぇ…!」
エーデル「シロッコにもデューイにもディアナにもデュランダルにも異星人にも黒歴史の遺産にもこの世界を渡すわけにはいきません…」「なぜなら、全てはこの私…エーデル・ベルナルが統べるために存在しているのですから」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

≪「化粧道具」所持≫

ロラン「ガロード…その化粧品のセット、売ってしまうのかい?」
ガロード「まあな…」
ソシエ「それ…ティファにプレゼントするために買ったんじゃない…!」「まさか、あんた…! ティファの事、諦めたの!?」
ガロード「勘違いするなよ。こいつを売って、ティファを迎えにいく時のプレゼントの資金の足しにするんだよ」
ロラン「結局、その化粧品もあげてなかったんだ…」
ガロード「こいつはティファにはまだ早かったみたいなんだ」「だから、今すぐ喜んでもらえそうなものに変えようと思ってよ」
レントン「さっすが、ガロード! どんな時にもポジティブだ!」
ガロード「落ち込んでいてもティファが戻ってくるわけじゃない…」「だったら、気持ちだけでも前向きにティファの事を考えるぜ」
カリス「君らしい考え方だよ、ガロード」
エニル「そういう事なら、あたしがプレゼントを選ぶのを手伝ってあげてもいいわよ」
ガロード「本当か、エニル?」
エニル「ちょっと悔しいけどあなたの笑顔が見られるんなら手を貸してあげる気にもなるわ」
ガロード「ありがとよ! じゃあ、早速マーケットに付き合ってもらうぜ!」

ディアナ・カウンターの特殊モビルスーツ入荷。ここだけの大放出。

 花束
色とりどりのバラをベースとした
美しい花束。
多元世界においても花の意味は
変わらず、様々な世界の人達の
心を慰める。
なお、自然環境を管理された
スペースコロニーにおいては、
花の価値は地球上よりも遥かに
高いものとなっている。

生花の花束。
宇宙では貴重な一品

≪「花束」購入≫
キッド「それで買ったのが、この花束か」
パーラ「ステキじゃん! 女の子はやっぱり綺麗なものが好きだし、きっとティファ、喜ぶと思うな!」
キッド「でもよ…ティファに会う前にこの花、枯れちゃうんじゃねえの?」
エニル「その心配は要らないわ。これはプリザーブドフラワーにするために買ったんだから」
パーラ「何それ…?」
ガロード「花を保存する方法なんだってよ。これでティファに会う時にも綺麗に咲いたまんまってわけだ」
キッド「で、言うんだろ? ボクの想いも、この花の美しさのように永遠です、なんてよ!」
ガロード「ば、馬鹿! そんな恥ずかしい事、言えるかよ!」
ゲイナー(あの様子…)
ロラン(もしかして、ガロード…)
レントン(本気で言う気だったんじゃ…)
パーラ(あ~あ…)
エニル(ちょっとヤケちゃうかな…)
ガロード(待ってろよ、ティファ…。この花を持って…俺、絶対にティファの事、迎えに行くからな…)

【概要】
 アサキムを追うガンレオンを襲うレーベン。驚く一
行にカイメラはその真の目的を明かし、宣戦布告をす
るのであった。


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