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No.49A
幻想のメトロポリス

【シナリオデモ開始】
  ~パラダイム社 社長室~
ベック「…仕事は終わったぜ」
アレックス「ご苦労だったね、ベック君。やはり、あのアンドロイドが役に立ってくれたか」
ベック「あんたのメガデウスのインターフェイスはあれのメモリーサーキットのコピーで代用した」
〔画面、「メモリーディスク」表示〕
ベック「出来の方は保証するぜ」
アレックス「さすがだ。いきなり君を呼びつけたお詫びも兼ねて、報酬ははずませてもらうよ」
ベック「呼びつけただ? あれは拉致か、誘拐って言うんじゃねえか?」
アラン「口の利き方に気をつけろ、チンピラが」
ベック「…まあいい。俺がパラダイムシティの外でくすぶっていたのは事実だし…」「ロジャー・スミスとクソ生意気なアンドロイドには恨みがあったからな」
アレックス「君の中の怒りと憎しみがあれを完成させる原動力になったか」
ベック「どういうわけか知らねえが、俺にはメガデウスのインターフェイスをいじくるメモリーがあるからな…」
アレックス「この街の住人は、みな過去…記憶を失っているが、それぞれに技術や能力のメモリーは残されている」「これは、神がそれぞえに与えた役割を意味していると思わないかね?」
ベック「パラダイム社の経営者であるあんたは、この街の王様役ってわけかい?」
アレックス「フフ…」
ベック「ま…あのメガデウスを完璧に動かせるなんてさぞ楽しいだろうよ」
アレックス「よくわかっているねえ。そう…僕は楽しみでならないのだよ」「ビッグファウのドミュナスこそ、この世界の覇者になるのだから」
ベック「で、その世界ってのはパラダイムシティの事かい? それとも、外の世界の事かい?」
アレックス「この街が手に入れば、下界などどうでもいいのだよ」「それをわかっていないのがあのシュバルツバルトであり、ロジャー・スミスだ」
ベック「そういうもんかね…」
アレックス「このパラダイムシティはもうすぐ戦場となる。その後、この街はもう一回リセットをするんだ」「この僕が、この僕の意志とこの僕が手に入れる力で」
ベック「そうなるとメモリーをみんな失うと?」
アレックス「そんな非効率的な事まで繰り返すつもりはないよ」
ベック「………」
アラン「お前の役目はここまでだ。報酬を受け取ったら、どこへでも好きに行くがいい」
ベック「言われなくても、そうさせてもらうぜ。あばよ、アレックス・ローズウォーター」
アレックス「残念だよ。君には私の帆さをお願いしようと思っていたのだけどね…」
ベック「悪いな。俺は誰の下にもつく気はねえんだ」「たとえ、相手が王様でもよ」
アレックス「了解だ。では、もう二度と会う事はないだろう」

南アメリア大陸中部

アムロ「…レントン達のいた世界の約束の地とムーンレィスが帰還する場所と定めた約束の地が、同じものを意味していたとは…」
ホランド「俺達のいた世界も黒歴史後に分岐した世界だったってわけかよ」
万丈「ここまでに判明しているだけで、黒歴史の最後に起きたとされる時空破壊で4つの並行世界が誕生している事になる」
ゲイン「俺達やガロードのいた世界、アポロや堕天翅達のいた世界、地球がS-1星となった世界…」
ゲイナー「そして、スカブコーラルに大地が覆われた約束の地ですね…」
グエン「こうなるとますます黒歴史の真相というものを知りたくなる」「オーバーデビルやアクエリオン、あのターンXなるモビルスーツといった黒歴史の遺産以外にも…」「今の我々が想像もつかないような何かがそこにはあるのだろう」
キエル「ですが、グエン様…。そこに秘められた力を追い求める事は私には滅びへの道のように思われます」
グエン「…確かに黒歴史の終焉は、人間の手には余るような力が働いた事が推測されるな」
アムロ「時空破壊…。数々の並行世界を生んだ巨大な時空震動か…」
グエン「ですが、力は力です。使い方を誤らねば、大いに役に立ってくれるでしょう」「そう…敵を打ち破る力として」
キエル「………」
ハリー「キエル嬢…。先日の堕天使の力の事を考えておられるのか?」
キエッル「あの力を人は手にしてはならなかった…。黒歴史の遺産もそれと同じに思えるのです」
ロラン「わかります、お嬢様。力を求めるあまり、それに溺れるのは決してあってはならない事です」
ゲイン「だが、現実的な問題として世界は時空崩壊という危機に直面している」「それを回避、あるいは阻止する手がかりとして黒歴史を調べる必要はあるだろう」
ゲイナー「結局コーラリアンとの対話の方は、具体的な方法は判明しませんでしたね…」
ホランド「そうでもないぜ。レントンとエウレカは何かをつかんだみたいだしな」
万丈「ヴォダラ宮に行ったのは無駄ではなかったって事だね」
ハリー「だが、あの戦いは我々に消えない傷を残していったな」
アムロ「シリウスの離脱…。いや…堕天翅に降った以上、離反と言うべきだな」
ロラン「彼は堕天翅の血を引いている事を隠して、人間のために戦ってきたのに…」
キエル「その彼の背中をしたのは人間の罪深さ…」
ホランド「ディーバの不動が堕天翅の子供のデータを連邦軍に流したのか?」
万丈「あの方に限ってそれはないと思いたいが…」
グエン「不動司令のあずかり知らぬ所で自体が動いていたとしたら、ディーバ内部に内通者がいるという事になるか」
万丈「既に、この一件はディーバにも連絡を入れている。向こうでも調査をしてくれるだろう」
アムロ「…シルヴィアはどうしている?」
ゲイナー「部屋に閉じこもっているみたいです。シリウスの事のショックが大きいみたいで…」
ロラン「そして、ドロシーの誘拐…。僕達の行く先々で事件が起きていくみたいですね」
万丈「風見博士が言っていたそうだよ。我々は時空修復の鍵という意味以上の特異点だと」
グエン「我々の進む先に事件が起こっていく…。言いえて妙だな」
ゲイン「敵が来るなら相手をするまでだが、こうも事件の連続だと正直しんどいな」
アムロ「だが、戦いは終局に向かっている…。それだけは確かだ」「その時、世界がどうなるかは誰にもわからないだろうがな…」

麗花「………」
つぐみ「先輩…」
麗花「…思うの…。あの時、私が翅を受け入れていたら、シリウスは行かなかったのかと…」
ミチル「そんな…。いきなりあれを見れば、誰でも驚くわよ」
麗花「でも、それが取り返しのつかない結果を生んでしまった…」
アポロ「悪いのはお前じゃねえ。シリウスの方だ」
麗花「え…」
アポロ「あの野郎…やっぱり、つまんねえ事を気にしてたみてえだな」
麗花「もしかして、あなた…シリウスの秘密を知っていたの?」
アポロ「まあな…」
竜馬「お、おい…アポロ…!?」
甲児「お前…よく普通にしてられたな!?」
アポロ「へ? どうにかしなきゃいけなかった?」
竜馬「いや…そういうわけじゃないが…」
ジロン「ここはアポロの勝ちだ。ここまでくれば、誰が何だろうと気にしてる方が馬鹿らしいもんな」
レントン「俺もそう思います。そういうのを超えたところに俺達の今いる世界はあるんですから」
アポロ「言うようになったじゃねえか、レントン」
ピエール「お前も腹くくったってわけか。余程、そのサクヤ様ってのはイカした女神様だったんだろうな」
レントン「俺は実際に会ったわけじゃないっスけどね…」
エウレカ「………」
リーナ「新しい髪型…似合うわよ、エウレカ」
えうれか「ありがとう」
アポロ「ってわけだ。あんまり気に病むんじゃねえぞ、麗花」
麗花「ありがとう、アポロ…」「…不幸になる人間って自分で自分を不幸にするんだわ…」「私は…自分で不幸を選び取った…」
アポロ「お、おい…だからよぉ!」
麗花「わかっている。だから、私は自分の力を不幸を断絶してみせる」「そして、シリウスにその時の事を謝りたいの」
アポロ「その意気だ。俺もあの野郎に会ったら、言いたい事が山ほどあるぜ」
鉄也「気になるのは百鬼帝国の動きだ。ここに来て奴らは一気に戦力を増強させたからな」
隼人「あの強化百鬼兵もそうだが、ヒドラーの死の間際の言葉が気になる」
大介「時空制御装置か…。桂…君はどう思う?」
桂「言葉通りの意味で受け取れば、百鬼帝国は時空を制御するシステムを完成させようとしているんだろうな」
竜馬「堕天翅は次元の壁を越えて出現し、黒歴史の最後には大規模な時空震動が起きた事が推測されている…」「それらを研究していた百鬼帝国はついに自力で時空を制御する術を手に入れたという事か…」
アテナ「ならば、百鬼帝国に攻勢に出るべきだ! 奴らが時空修復を行ったら、この世界は鬼のものとなってしまう!」
オルソン「落ち着け、アテナ」「百鬼帝国が時空制御に成功したとしても、大特異点に接触しなければ時空修復は出来ないはずだ」
大介「大特異点…」「時空震動によって生じた次元のひずみ…。時空を振動させたエネルギーが集約されている地点ですね…」
オルソン「その通りだ。時空を制御するという事は、そのエネルギーを転用する事を意味する」
さやか「ブレイク・ザ・ワールドを発生させたぐらいなんだから凄い力なんでしょうね」
オルソン「時空を制御するという事は言い方を変えれば、結果を制御する事と同じ意味だ」
桂「結果の制御って…。つまり、好き放題って事じゃないか!」
オルソン「理論的にはな。例えば、お前を女にする事も可能だ」
桂「どうやって!?」
オルソン「無限に存在する並行世界からお前の同位体が女性で存在する世界を見つけ、彼女と今のお前の肉体をすり変えればいい」「元は同じ存在なのだから、すり替え自体は問題なく成功するだろう」「無論、そこまで都合のいい並行世界が存在するかは別問題だがな」
弁慶「とんでもない事なんだな、時空の制御ってのは…」
オルソン「その性質もさる事ながら、それを転用して得られる量的なパワーも莫大であるだろう」
ランド(時空震動を発生させるエネルギーか…)
オルソン「時空制御装置が完成したならば、時空修復の手段として使われなくとも…」「無尽蔵ともいえる次元のエネルギーを引き出すシステムというだけで、恐るべきものと言える」
桂「あ~あ…俺達も時空修復の鍵の特異点だっていうなら、そのエネルギーを自由に使えればいいのにな」
甲児「そうしたら、どんな敵が来ても怖いもの無しだろうな」
オルソン「だが、時空を修復するには時空震動の起こった始原の地点である大特異点への物理的な接触が要求される」
アテナ「そして、それがどこにあるかはまだ判明していないのですね…」
ミムジィ「チラムとエマーンは各地に部隊を派遣して調査を進めているけど、今の所は手がかりも見つかってないそうよ」
ロジャー「………」
ランド「ロジャー、何か心当たりがあるのか?」
ロジャー「その大特異点なる場所…パラダイムシティかも知れない」
鉄也「パラダイムシティ…。あんたがいた場所か」
ロジャー「全てのメモリーを失ったあの町はあまりにも不可解だ…」「まるで、この世界から隔絶された場所…まさに特異点だと言える」
ミムジィ「じゃあ、そこに行ってみましょうよ! さらわれたドロシーを取り戻すって目的もあるんだから、丁度いいわ!」
ロジャー「それは出来ない…」
マリア「どうしてです!? ドロシーを助けたくないんですか!?」
ロジャー「そうではない…。我々はパラダイムシティに侵入する事は出来ないのだ」
ランド「どういう事だ、そりゃ…?」
ロジャー「パラダイムシティを発った後、私は一度あの街へ戻ろうとした事があった…」「だが、あれがあるべき地点にあの街は存在していないらしいのだ」
メール「存在していないらしいって…」
ロジャー「あの町は北アメリア大陸の東海岸にあったはずだ…」「だが、そこには何もなかった。その一帯は荒涼とした大地が広がっているだけだった…」
大介「時空転移で、どこかに跳ばされてしまったのでは?」
桂「でも、この間のアラン・ゲイブリエルは確かにパラダイムシティで待っていると言っていたぜ」
オルソン「考えられる線では、パラダイムシティは、この世界とは別の次元に存在しているのかも知れない」
ロジャー「だが、あのアラン・ゲイブリエルは我々の前に現れ、ドロシーをパラダイムシティに連れ去った…」
大介「あの男は次元を越える特別な力を持っているというのか…」
ランド「出て行く事は出来ても、戻る事は出来ねえ街か…。笑えねえ程、ミステリアスだぜ…」
桂「こいつはますます大特異点の疑いが強くなってきたな…」
〔エマーン艦の扉の開閉音〕
モーム「皆さん! マニーシャさんから百鬼帝国の情報が入りました!」
桂「本当か、モーム!」
モーム「百鬼帝国は巨大な空中要塞で北アメリアを西から東へ横断中だそうです!」
大介「奴らは北アメリアの東海岸に向かっているのか…?」
ロジャー「時空制御装置を完成させた百鬼帝国がパラダイムシティに向かっているとしたら…」
甲児「まずいぜ! それだけは何としても阻止しねえと!」
モーム「で、でも…マニーシャさんの話では百鬼帝国の要塞…凄く大きくて強いんだそうです…!」
隼人「それだけのものを完成させたって事は、百鬼の奴ら…次元のエネルギーを取り出すのは成功したんだろうぜ…!」
鉄也「だが、奴らを止めなくては世界は鬼のものとなる…!」
竜馬「行くぞ、みんな! この世界を守るためにも百鬼帝国と決着をつけるんだ!」

〔カーソル、北北西へ移動〕
北アメリア大陸東部

〔レーダー反応〕
一太郎「百鬼帝国の空中要塞を捕捉しました!」
源五郎「奴らは本拠地である移動島をそのまま要塞化したか!」
兵左衛門「各機に出撃指示を出せ! 何としても、ここで奴らを止めるぞ!」
一太郎「ま、待って下さい! 次元境界線の歪曲を確認!」「この一帯が転移します!!」
兵左衛門「何っ!?」
一太郎「だ、駄目です! 百鬼帝国の要塞とZEUTH各艦、転移に巻き込まれます!」
兵左衛門「ぬう! こんな時に!!」
〔画面、発光〕


サブタイトル
「幻想のメトロポリス」


???(ゴードン)「…そろそろ目を覚ましたらどうだ、ロジャー・スミス?」
ロジャー「ここは…!?」
ゴードン「私の畑だよ。君は私の話の途中で眠ってしまったようだ」
ロジャー「話…?」
ゴードン「君は疲れているんだ。街に戻って、ゆっくり休むがいい」
ロジャー「違う…。私達は…百鬼帝国を追ってパラダイムシティへ向かって…」
ゴードン「…トマトはトマトでしかない。そして、トマトでなくなったトマトは腐るしかないだろう…」
ロジャー「ゴードン・ローズウォーター…」
ゴードン「それとも別の何かになったつもりかね、君は?」
ロジャー「私が何者であるかは私が決める事だ」
ゴードン「私との契約を忘れたのか、ネゴシエイター?」
ロジャー「契約?」
ゴードン「それならば、それでいい。それも一つの結末だろう」
ロジャー「………」
ゴードン「ロジャー・スミス…君に迎えが来たようだ」
〔歩き去る足音〕
エンジェル「久しぶりね、ロジャー」
ロジャー「エンジェル…。君もパラダイムシティに戻っていたのか?」
エンジェル「…行きましょう。あなたと話したい事があるわ」
ロジャー「…わかった…。ゴードン・ローズウォーター…あなたとも一度じっくり話をしたい」
ゴードン「収穫の時期を誤るな、ネゴシエイター。そろそろ季節が来る…」
ロジャー「………」

ロジャー「百鬼帝国はどうなった?」
エンジェル「今頃は次元の狭間をさまよっているんじゃないかしら」
ロジャー「あの転移は侵入者を排除するための障壁のようなものか」「やはり、パラダイムシティは多元世界とは別の次元に存在しているんだな」
エンジェル「解釈はあなたに任せるわ」
ロジャー「では、ZEUTHは? 彼らも百鬼帝国と同じくその次元の狭間にいるのか?」「なぜ、私だけがパラダイムシティに入る事が出来た?」「あのアラン・ゲイブリエルはアレックス・ローズウォーターの手下だな? 奴は何を目的にドロシーをさらった?」
エンジェル「………」
ロジャー「君は何を知っている? …いったい君は何者だ?」
エンジェル「さっきから質問してばかりね。久しぶりに会えたのに」
ロジャー「これが別の場所ならば、夕食をご馳走するといういつかの約束を果たしていた」「だが、事態は急を要する。君の知る限りを話してもらうぞ、エンジェル…!」
エンジェル「…私だって全てはわからない…」「でも、あなたと私が今ここにいるのは選ばれたからよ」
ロジャー「選ばれた…?」
エンジェル「そう…そして、彼らもね」
ランド「ロジャー! やっぱり、お前もここにいたか!」
ロジャー「ザ・ヒート! それにメールか! 他の人間はどうしている!?」
メール「わ、わかんない…。時空転移に巻き込まれたと思ったら、あたし達だけこの街にいて…」
ランド「あの時と…ブレイク・ザ・ワールドの後とまったく同じ状況だぜ…!」
ロジャー「彼らも選ばれたという事か…」
エンジェル「そうとしか言いようがないわね」「少なくともあなたはメガデウスのドミュナスとして、ここに戻ってきた。持って生まれた定めとして」
ロジャー「私は運命論者などではない。…確かに今の私の知らないメモリーによって私はこの街でビッグオーと出会った」「だが、それはそれまでの事。出会った後に私とビッグオーがどうするか、何を目的に生きるかは私自身が決める事だ」「たとえ私が誰かの目的のために生み出された存在だとしてもだ」
エンジェル「…私達、似た者同士みたいね」
ロジャー「君が自分の運命を自分で選ぶのなら、そうなのだろう」
エンジェル「そう行きたいと願っていたわ…。いつでも…」
ロジャー「君が私にシンパシーを感じているのなら、教えてくれ」「パラダイムシティとは何だ? この街は大特異点なのか?」
エンジェル「多分違うと思うわ。でも、ここは世界から隔絶された特別な場所…」「この街は太極へ至る未知の途中にある箱庭のようなものだと聞く…」
ロジャー「箱庭…?」
メール「………」
ランド「どうした、メール?」
メール「ロジャーさんがパラダイムシティに戻ってきたのがビッグオーの持ち主だからとしたら…」「あたし達がここにいるのはガンレオンに乗っているから…!?」
エンジェル「あなた達の機体…。あれはザ・ビッグに近しい存在だと聞く」
ロジャー「なぜ、それが君にわかる? それが君のメモリーなのか?」
エンジェル「わからない…。私はもう…自分が何者であるか…」
???(アラン)「おしゃべりはそこまでだ、340号」
ロジャー「アラン・ゲイブリエル!」
アラン「先日は急に失礼してすまなかった。ようこそ、ロジャー・スミス。君の帰還を歓迎しよう」
ランド「このハリガネ野郎! 今すぐドロシーを返せ!!」
アラン「大いなる力の御使いか。お前達も結界をくぐりぬけたようだな」
メール「大いなる力って…!?」
アラン「それを次元力と呼ぶ者もいれば、太極の力と呼ぶ者もいる…」
メール「太極って…! アサキムの言っていた言葉…!」
〔スフィアの輝く音〕
メール「う…!」
ランド「どうした、メール!?」
メール「あたしの身体の中の何かが…語りかけてくる…」「あたしの中に入ってきた光の珠…あれは太極を使うためのもの…」
ランド「それがスフィアの力…。アサキムの求めるものか…!」
ロジャー「アラン・ゲイブリエル! 大いなる力とは何だ!?」
アラン「それは世界の理であり、根幹であり、全てと言えるものだ」「私やお前、そこにいる女達…そして、この街の住民はそれに選ばれた存在なんだよ」
ロジャー「パラダイムシティ自体が大いなる力…次元力に選ばれた存在…」
エンジェル「271号…! ロジャーを殺すつもりなの!?」
ロジャー「エンジェル…! 君は、あの男を知っているのか?」
アラン「ククク…340号…。もう私はユニオンの人間ではない。それは、お前も同じだろうがな」
ランド「ユニオン? 何だそりゃ!?」
アラン「大いなる力は、自らが選んだ人間でパラダイムシティを造ると同時に外の世界にも少数の人間をおいた」「そして、パラダイムシティには永遠の平穏と枝雀を与え、一方の外の人間には何も与えなかった」「だから、我々は大いなる力を望み、それを手に入れようとした!」
ロジャー「その一団がユニオン…! お前やエンジェル達は、その一員か!」
エンジェル「だけど、あなたは組織を裏切り、アレックス・ローズウォーターについた!」
アラン「この街を統治する者が現時点では最も大いなる力に近い存在だからな!」「そして、奴は見返りとして私にビッグデュオをくれた!」
ランド「やばいぜ、ロジャー! あのプロペラ野郎が来る!」
ロジャー「アラン・ゲイブリエル!」
アラン「ハハハハハハ、ロジャー・スミス! 始めようか!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
ロジャー「ビッグデュオ!」
アラン「アッハッハッハッハ! 何て気分がいいんだ!」「こんなに気分がいいのは人間であるのを半分止めた時以来だよ!」「我が身体…我が神経の全てはビッグデュオと結ばれた。このビッグデュオこそ我が身体!」
ロジャー「くっ…! このまま奴にやられるのを待つだけなのか!」
〔通信パネルの開く音〕
ノーマン「ロジャー様、既に準備は出来ております」
ロジャー「ノーマン! 君もパラダイムシティに来ていたのか!」
ノーマン「私は執事としての責務を果たすだけです。それに誇りを持っておりますから」
ロジャー「君のプロフェッショナル精神に敬意を示すよ、ノーマン。…そして、私も君も同じだ」「私は私の運命を自分で選び取る! そして、それを阻む者には断固とした態度で臨む!」「ビッグオー、ショウタイム!」
〔味方ユニット出現〕
アラン「来たな、ビッグオー! 私のビッグデュオはお前の存在を認めないと言っている!」
ロジャー「哀れだな、アラン・ゲイブリエル!」
アラン「何っ!?」
ロジャー「お前は自分の身体をビッグデュオと結合させることで、半ば意識を乗っ取られているようだ!」「お前はメガデウスの操り人形に過ぎない!」
アラン「ロジャー・スミス!」
ロジャー「主の下に戻って伝えろ…! ドロシーを返してもらうとな!」
アラン「お前のその無根拠なる自信、その傲慢さを幻想だと思い知らせねばならない! 地獄でな!」
ロジャー「やはり、言葉の通じる相手ではないか!」
アラン「殺してやるぞ、ロジャー・スミス! ビッグデュオ! ショウタイム!」
〔アラン、浮上〕
<戦闘開始>

<アランにダメージor2PP>

ダストン「黒いメガデウス…! 久々に現れやがったか!」
ランド「ダストンのダンナ! この辺りでエンジェルの姐さんを見なかったか!?」
ダストン「おお! 前にロジャーの助手と一緒にいた暑苦しい見習いか!」
メール「エンジェルさんを知りませんか!? さっきまで一緒にいたんですが、急にいなくなっちゃって…」
ダストン「いや…見ていないが…」
ランド「姐さんよ…。いったいどこへ消えちまったんだ…」
???(ベック)「おい…あんた…」
ランド「お前は…!」

<アランHP60以下or3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
〔通信パネルの開く音〕
ロジャー「こんな時に通信だと…!?」
アレックス「久しぶりだね、ロジャー・スミス。元気そうで何よりだ」
ロジャー「アレックス・ローズウォーター!」
アレックス「僕は平穏と静寂を愛する男だ。無粋な戦いは好まない」「どうだろう? 君さえよければ、戦いを止めてお茶などいかがかな?」
ロジャー「断る…!」
アレックス「ほう…」
ロジャー「自らの目的のためにドロシーをさらい、壊れた機械人形を送る込む人間と同じテーブルにつく気はない」
アレックス「ネゴシエイターである君が自ら交渉の場を蹴るとはね」
ロジャー「それに値する人物が相手である以上、当然の話だ」
アレックス「残念だよ、ロジャー・スミス。その気になってくれれば、君には相応の席を用意するつもりだったのに」「アラン、後は君に任せる」
アラン「余所見をしているな、ロジャー・スミス!」
ロジャー「!」
〔アラン、ロジャーへ隣接〕
〔ロジャーの周囲に爆発〕

ロジャー「くっ…! 直撃か!!」
〔ロジャー、後退〕
ロジャー「ビッグオーの挙動がおかしい…! インターフェイスをやられたか!」
アラン「アハハハハハ、無様だな! 次はとどめを刺してやろう!」
ベック「不意打ちかましといて偉そうなんだよ、てめえは!」
〔味方ユニット出現〕
ロジャー「その悪趣味なロボット! ベックか!」
ベック「うるせえよ、カラス野郎! お前は人形遊びでもしてな!」
ロジャー「何っ!?」
ランド「こっちだ、大将! ドロシーもいるぜ!」
ロジャー「ドロシーが!」
〔ロジャー、ドロシーのいる地点へ移動〕
ドロシー「………」
ロジャー「頭部のメモリーサーキットが抜き去られている…! アレックスがやったのか!」
メール「あのベックって人がドロシーとこのディスクをあたし達に預けたんだけど…」
ロジャー「ドロシーのメモリーサーキットか…!」「だが、メモリーはリセットされている。ディスクを入れてもドロシーの記憶はもう戻らない…」
ランド「やっぱり、駄目か…」
アラン「ベック! 我々を裏切る気か!?」
ベック「俺は黒いのも赤いのも嫌いだが、白いのは大嫌いなのさっ!」
アラン「拾ってやった恩を忘れたか! このチンピラめが!」
ベック「てめえらのそういう上から目線が気に食わねえんだよ!」「だいたいよ! 選ばれた選ばれたって威張ってるがよ…」「この街に入り込めたのはお前らだけじゃねえみたいだぜ!」
アラン「何だとっ!?」
〈母艦出撃〉
〔味方戦艦出現〕
メール「ZEUTH! みんなも無事だったのね!」
チル「よくわからないけどとりあえず大丈夫だわさ!」
ホランド「早く戻れ、修理屋! 出るぞ!」
ランド「ロジャー! ドロシーはお前に任せるぜ!」
〈出撃準備〉
アポロ「やれんのか、シルヴィア!」
シルヴィア「当然よ! レントンもエウレカも麗花もみんな、やるんだもの!」「あたしだけ泣いてるわけにはいかないじゃない!」
アポロ「へ…それでこそだぜ! 抜かるんじゃねえぞ!」
アラン「特異点共め! 次元の壁をすり抜けたか!」「それとも奴らも大いなる力に選ばれたとでも言うのか!?」
アレックス「無粋な侵入者め! 相応のもてなしをしてやろう!」
〔敵ユニット出現〕
アレックス「地下に眠る亡霊とユニオンのメガデウスを量産したものだ。これが僕の力だよ、ロジャー・スミス」
ロジャー「アレックス・ローズウォーター! こちらと戦う気か!」
アラン「当然だ! 選ばれるのは我々だけでいいのだ!」
桂「要するにお前らは自分の目的のためにドロシーをさらったってわけか」
ジロン「そんな勝手をする奴にはお返しをしてやらないとな!」
アラン「黙れ、異物め! お前達に世界の理の何がわかる!」
グエン「世界の理…」
ロジャー「お前達の言う大いなる力とやらがどれ程のものであろうと許してはならない事がある…!」「それを手に入れるために誰かの命や運命を弄ぶ者がいるなら、私はそれと戦おう!」
ドロシー「それがロジャー・スミスの選択」
ロジャー「ドロシー! 君は記憶があるのか!?」
ドロシー「メモリーは人の形の中にあるもの。あなたの空っぽの頭にもあるのだから私にあっても不思議じゃないわ」
ロジャー「その口の利き方…。それでこそR.ドロシーだ」「だが、ビッグオーはいささか困った状況にある」
ドロシー「心配は要らない。私がビッグオーのインターフェイスになるから」
ロジャー「任せる…! ビッグオー、アクション!!」
〔ビッグオーのサブパイロット、ドロシー追加〕
〔ロジャー、気力上昇〕

ベック「こいつは貸しにしとくぜ、カラス野郎!」
ロジャー「ドロシーのメモリーが無事だった以上、今回の事は不問にしてやろう。あくまで今回の事だがな」
ベック「けっ! しみったれた野郎だぜ!」
アラン「貴様らーっ!」
ロジャー「アラン・ゲイブリエル! 私も彼らも運命に屈しない!」「誰かに与えられた力に喜ぶお前達に我々の強さを教えてやろう!」

<ランドvsアラン>
アラン「そうか…! お前が結界を越えたのはそのメガデウスの所持者だからか!」
ランド「こいつはメガデウスじゃねえ! ピーター・サービスのガンレオンだ!」
アラン「その力はお前の手には余るものだ! メガデウスごと死ね!」
メール「何言ってんのよ! ガンレオンが無くなったら、あたし達、失業しちゃうんだから!」
ランド「大いなる力だか、次元力だか、太極だか知らねえが、それで飯が食えるのかよ!」「一発狙いのトンデモ力に頼ってねえで地道に働きやがれってんだ!!」

<ロジャーvsアラン>
アラン「ロジャー・スミス! 今日の私の仕事はお前を殺す事だ! この前のような遊びは無しだ!」
ロジャー「人の命を奪う事を喜びとするか、壊れた機械人形め!」
アラン「お前にはわかるまい! この身体の与えてくれる喜びが!ビッグデュオと一つになった身体が、お前を殺す喜びで震えているぞ!」
ロジャー「メガデウスの力に溺れる者め! シュバルツの亡霊と共に炎の中に消えるがいい!」

<ベックvsアラン>
アラン「ベック! 貴様、拾ってやった恩を忘れて飼い主に牙をむくか!」
ベック「俺様を野良犬みたいに言うんじゃねえ!俺は誰の指図も受けねえ孤高の天才、ベック様よ!」「はした金でコキ使ってくれた礼だ! とりあえず、てめえは潰してやるぜ、ケチョンケチョンにな!」

<アラン撃破・敵増援2出現>
〔アランに爆発〕
アラン「ぬおおおっ! 馬鹿なあああああっ!!」
勝平「な、何だよ!? あの化け物やろう、コードに巻きつかれてるぞ!」
万丈「機械に取り込まれているのか!」
ロジャー「ビッグデュオめ…! 自分の意に反する搭乗者を取り込む気か!」
アラン「カハハハハ! イヒヒヒヒ! か、身体全体を走る快楽…! まさに夢の世界だ!」「アーハッハッハ! 怯えろ、愚かな人間共!」「この夢は、お前達を殺すまで終わりはしないんだよ!!!」
〔アラン、気力上昇〕
〔アラン、パラダイム社へ隣接〕

ロジャー「くっ! メガデウスに完全に取り込まれたか!」
ドロシー「あれを破壊する方法を知っている」
ロジャー「ドロシー!?」
ドロシー「巻き毛の趣味の悪い男が教えてくれたの」
ロジャー「いささか釈然としないが、それを論じている場合ではないな」
〔ロジャーから光〕
〔ロジャー、アランへ接近〕

アラン「ロジャー・スミス! 殺してやる! 殺してやるぞおおっ!」
ロジャー「夢を見続けるだけの男! 永遠に夢の中にいろ!」
[イベント戦闘「ロジャーvsアラン」]
アラン「ま、まだ奴を殺しちゃいないのに! がああ!!」
シュバルツ(人の愚かさと機械の愚かさを持つ者よ)
アラン「な、何を!?」
シュバルツ(人が造りし神の力。御するに足る資格…真実の一つに到達しうる者)(お前はそうではない!)
アラン「あ…ああ!」
シュバルツ(汝、罪あり…)
アラン「ぐあああああああああっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ベック「手を貸すのも、ここまでだ。後は勝手にさせてもらうぜ」
ロジャー「感謝の言葉は送らんぞ、ベック」
ベック「お前の口から、そんな言葉を聞いた日にゃ、虫酸が走るぜ! …じゃあ、あばよ!」
〔味方ユニット離脱〕
ロジャー「チンピラにはチンピラの美学か…」
エンジェル「ロジャー…」
ヴェラ「あの男の勝利がそれ程までに嬉しいか、340号」
エンジェル「12号…ヴェラ・ロンシュタット!」「ユニオンのリーダーであるあなたもパラダイムシティに来ていたのね…!」
ヴェア「大いなる力を手に入れるため…。そして、裏切り者を粛清するためにな!」
エンジェル「!」
ロジャー「アレックス・ローズウォーター。まだ戦いを続けるか?」
アレックス「言ったはずだよ。僕は戦いは嫌いだと」
桂「おい、あんた…! ここは大特異点なのか!?」
アレックス「大特異点…。大いなる力が満ちるもう一つの場所か」
オルソン「もう一つという言葉…。つまり、ここは別物という事か」
アレックス「ここは下界の喧騒から隔絶された静寂と平穏を約束された街なのさ」
闘志也「どういうカラクリでこの街は次元の壁に守られてるんだ!?」
アレックス「ここは黒い災厄の後、大いなる力が生み出した別世界だ」「その管理者を任されたパパを僕は心から尊敬しているよ」
ロジャー「パパ…。ゴードン・ローズウォーター…」
アレックス「その役目は僕が受け継ぐ。つまり、大いなる力の管理者…この世界を統べる者は僕なんだよ」
グエン「世界を統べる者の力…。ここがあの本の書かれた地…」
万丈「お前の言う大いなる力とは次元のエネルギーの事か…!?」
アレックス「それを君達が知る必要はない」「さあ去りたまえ、無粋な侵入者よ。ここは君達が足を踏み入れる事が許されない聖域なのだ」
ロジャー「アレックス…お前は…」
〔マップ上に爆発〕
アレックス「何だ、これはっ!?」
〔敵ユニット出現〕
竜馬「百鬼帝国の巨大要塞!」
鉄也「奴らも次元の壁を乗り越えていたのか!」
グラー「ワシの開発した時空制御装置があれば、あの程度の障壁など物の数ではないわ!」
ブライ「フフフ…この街を選挙すれば、次元力を思うままに引き出す事も出来るというわけか」
アレックス「ぬうう…! パラダイムシティの平穏を乱す侵入者め!」
ブライ「聞け、ZEUTH! 我こそは百鬼帝国のブライ大帝! 世界の支配者となる者だ!」「その邪魔となる貴様達はこの場でワシ直々に始末してくれる!」
隼人「それはこっちの台詞だぜ、鬼の大将…!」
ブライ「何っ!?」
竜馬「ブライ大帝! 百鬼帝国の野望は俺達が止める!」
弁慶「ここであったが百年目だ! 大将自ら出てきたってんなら、決着をつけてやるぜ!」
エイジ「飛んで火にいる夏の鬼! わざわざ、やられに出てくるとはよ!」
甲児「次元の力も世界もお前達には渡さねえ! くれてやるのは敗北の味だけだ!」
ブライ「身の程知らずめが! 次元力によって空中要塞と化した科学要塞島に勝てると思うなよ!」
鉄也「新兵器に浮かれたとはいえ、正面から向かって来る勇気だけは褒めてやる!」
アポロ「だがよ、てめえらはここで終わらせる!」
ロジャー「アレックス・ローズウォーター! そこで我々の戦いを見ているがいい!」
アレックス「!」
ロジャー「次元力なるものを振りかざしてもそれに屈する事なく戦い、勝利する者がいるのをみせてやろう!」
兵左衛門「各機、攻撃を開始しろ! 攻撃目標は敵巨大要塞!!」
勝平「行くぜ、百鬼帝国! 鬼退治のクライマックスだ!」
ブライ「おのれ、ZEUTH! 世界の支配者の力を思い知れ!」
竜馬「ブライ大帝! お前にたっぷり味わわせてやるぞ!」「全ての人達と俺達の怒りをな!」

<ランドvsブライ>
ランド「今まで見つからないように逃げ回っていた鬼の大将さんが自ら来てくれるとはな!」
ブライ「我々は人の闇に住みし者…! だが、力を得た今、全てをこの手で蹂躙してくれるわ!」
メール「威勢のいい事言っちゃって! 鬼は外、福は内なんだから!」
ランド「行くぜ、大将! ご自慢の空飛ぶ鬼ヶ島をビス一本残らず解体してやる!」

<甲児vsブライ>
甲児「行くぜ、百鬼の親玉! そのぶっとい角をへし折ってやる!」
ブライ「兜甲児! 光子力研究所の一件ではヒドラーが世話になったそうだな!」「今は亡き奴の無念を晴らすためにもお前を地獄に送ってやる!」
甲児「だったら俺は、お前の野望の犠牲になった人達のために戦ってやる!」「覚悟しろよ、ブライ大帝! ご自慢の空中要塞をお前のカンオケにしてやるぜ!」

<鉄也vsブライ>
ブライ「お前が剣鉄也か! 角を植えつければ、素晴らしい鬼の戦士になるだろうな!」
鉄也「悪党の片棒を担ぐなんて事は真っ平御免だ!」「俺の戦いは正義と平和のためだ! 欲望にまみれたお前達の戦いと同じだと思うなよ!」

<デュークvsブライ>
ブライ「異星の王子よ! 故郷から遠く離れたこの星で果てるその身を呪うがいい!」
デューク「地球は僕のもう一つの故郷だ! それを守る戦いに命を懸けるのは当然の事!」「お前達のように人の心を持たない悪魔に僕の故郷を渡してなるものか!」

<竜馬vsブライ>
ブライ「ゲッターロボよ! 幾多の百鬼の精鋭を倒してきた貴様はこのブライが直々に葬ってくれる!」
弁慶「望む所だぜ、鬼の大将!」
隼人「こっちはずっと前からお前の顔を拝みたくてウズウズしてたんだ! 決着をつけてやる!」
ブライ「貴様達のゲッター線がどれほど強力であろうと、次元力を手に入れたワシにかなうと思うなよ!」
竜馬「力は所詮力でしかない! その真価は使う者によって決まる!」「行くぞ、ブライ大帝! 一つになった俺達の心とゲッターの力がここで百鬼帝国を終わらせる!!」

<鉄甲鬼vsブライ>
鉄甲鬼「ブライ大帝! この私がお相手します!」
ブライ「鉄甲鬼! 貴様、このワシに刃を向けるか!」
鉄甲鬼「人の心を知った私はもはや百鬼帝国の一員ではありません!」「あなたが科学の力を野望に使うなら、私は自分の科学を信じるもののために使うまでです!」

<勝平vsブライ>
勝平「こいつが昔話にも出てきた鬼ヶ島って奴かよ! 空を飛ぶとは驚きだぜ!」
恵子「相手は敵の総大将よ! 真面目にやりなさい!」
ブライ「こわっぱめ! この科学要塞島の力を見て、己の小ささを思い知るがいい!」
宇宙太「気をつけろ、勝平! うかつに近寄れば、集中砲火を浴びる事になるぞ!」
勝平「わかってら! だが、日本をメチャクチャにしてくれたこいつらは許しちゃおけねえ!」「覚悟しろよ、鬼の親分! 日本の…世界中の人達の怒りを俺がぶつけてやるぜ!」

<万丈vsブライ>
万丈「これだけの巨大な物体を宙に浮かべるとは、次元力とはどれだけの力を持っている!」
ブライ「フフフ…あれこそはこのワシが持つに相応しいもの! 世界を統べる力よ!」
万丈「歪んだ野望を持つ者が過ぎた力を持つ事は許されない!」「この破嵐万丈とダイターン3、そして、ZEUTH! お前の野望を止めてみせるぞ!!」

<ロジャーvsブライ>
ブライ「知っているぞ、ネゴシエイター。お前もこの街の人間だという事を」
ロジャー「………」
ブライ「この街を手に入れた者は世界を御する力を手に入れたも同然。そこをどいてもらうぞ!」
ロジャー「断る…!」
ブライ「何っ!?」
ロジャー「私はこの街で人々に必要とされる仕事をしてきた自負がある」「その私が街を襲う暴徒を放置するわけがなかろう!」
グラー「ブライ大帝! 奴の乗る機体…あれは黒歴史の最後の…」
ブライ「ええい! わしに逆らう者は全て叩き潰すまでだ!」
ドロシー「全てを暴力で解決…。最低ね」
ロジャー「そんな輩にこの世界もパラダイムシティも渡すわけにはいかんな!」

<斗牙vsブライ>
琉菜「いくら次元力が凄くったって負けないんだから!」
リィル「この世界をあなた達には絶対に渡しません!」
ブライ「小娘共が! 世界の支配者であるワシへの無礼、その身で償ってもらうぞ!」
エィナ「そんな事を言うのでしたら、あなたこそ人々にしてきた事を謝りなさい!」
ミヅキ「みっともないのよね。新しい玩具を手に入れたからってはしゃいじゃって」
ブライ「貴様らーっ! このワシを愚弄する気か!」
エイジ「あんまり怒ると脳の血管が切れるぜ、鬼の大将!」
斗牙「お前は僕達グランナイツが退治する! この世界の全ての人達のために!」

<闘志也vsブライ>
キラケン「どうなっとるんじゃ、ジュリィ! 島が本当に空を飛んでるぞ!」
ジュリィ「これが奴らの言う次元力か…! 恐るべきエネルギーだぜ!」
ブライ「人間よ、恐れおののくがいい! そして、このワシに許しを請うのだ!」
闘志也「冗談じゃねえ! 鬼だか水牛だかわからねえ奴に負けてたまるかよ!」
ブライ「す、水牛だと! ワシの角を侮辱する気か!?」
闘志也「科学の力は戦争のためのもんじゃねえ! 世界征服なんぞに使う奴は俺達が叩き潰してやるぜ!!」

<アポロvsブライ>
ブライ「アクエリオンめ! お前達さえいなければ、日本と早乙女研究所が手に入ったものを!」
アポロ「恨み言かよ! 随分と器の小さい総大将だな!」
ブライ「吠えるがいい、野良犬め! お前達から得た堕天翅の力、我々が有効に利用させてもらう!」
アポロ「ざけんじゃねえ! どっかの馬鹿野郎の尻馬に乗って、はしゃいでるのも、ここまでだ!」「堕天翅の力なんていう汚い手はこの俺が許さねえ! てめえら、覚悟しやがれよ!!」

<マリンvsブライ>
ブライ「あわれなものだな、異星人よ! 別の星の人間のためにその命を散らすがいい!」
マリン「あいにくだな、ブライ大帝! 俺にとっては生まれた星がどこだろうと関係はない!」
雷太「人々の幸せや平和を奪う奴と戦うのが、俺達の任務だ!」
オリバー「相手が異星人でも地球人でも鬼でも悪魔でも相手になるぜ!」
マリン「人の心を持たないお前は俺達の…いや全ての人間の敵だ! 覚悟しろ!」

<独眼鬼撃破>
独眼鬼「ぬおぉぉぉっ! 百鬼帝国、万歳ーっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ブライ「見事な散り様だ、独眼鬼! お前の犠牲は無駄にはせんぞ!」

<ブライ撃破・勝利条件達成>
〔ブライに爆発〕
ブライ「ぬおぉぉぉぉっ! 世界の支配者であるワシがこの程度で倒れるものか!!」
グラー「ブライ大帝! 次元力を使えば、科学要塞島はまだ戦えます!」
〔ブライ、パラダイム社へ隣接〕
〔ブライ、気力上昇〕

マリア「見て! ダメージを受けた個所がどんどん直っていく!」
ひかる「修復じゃない…! あれは再生だわ!」
桂「あれが次元力の力なのか…!」
グラー「その通りよ! 並行世界の質量を引き出せば、無から有を生み出す事さえも可能だ!」
ブライ「この力を完全に統べれば、世界を手に入れる事など容易い事よ! 人間共よ、恐れおののくがいい!」
デューク「何者であろうと相手が悪である限り、僕達は屈しはしない!」
鉄也「無限に回復するというなら、完膚なきまでに叩き潰すまでだ!」
甲児「行くぜ、みんな!」
〔甲児&鉄也&デューク&竜馬、ブライへ接近〕
竜馬「行くぞ、ブライ大帝! 俺達の一つになった力をくらえ!」
[イベント戦闘「竜馬vsブライ」]
グラー「だ、駄目です、ブライ大帝!! 次元力による再生が追いつきません!」
ブライ「ば、馬鹿な! このワシがここで…こんなところで倒れるうだと!」「お…恐るべしは人間! ぬわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、フラッシュ〕

※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔耳鳴り〕
〔敵ユニット離脱〕

ミチル「残っていた敵が消えた…!?」
エウレカ「あの鬼達…次元の狭間に飲み込まれてしまった…」
レントン「え…」
オルソン「この場に留まる事が出来ていたのは、あの要塞の時空制御装置があったからこそか…」
※※鉄甲鬼が仲間にいる場合、セリフ追加※※
鉄甲鬼「眠れ、百鬼帝国…。お前達の魂は、俺が弔おう…」

マリン「これで百鬼帝国は滅んだか…」
ジュリィ「奴らの使っていた次元力…恐るべきものだった…」
風見「フ…フフフ…ハハハ! アーッハッハッハッハッハ!!」
理恵「風見博士…」
風見「素晴らしい…! やはり、科学の力こそが世界を動かす! それが証明されたか!」
闘志也「だが、俺達はそれを打ち破った」
ロジャー「見ての通りだ、アレックス・ローズウォーター」「お前が次元力を手に入れたとしても、それにより分不相応な野望を抱くなら我々が相手となる」
アレックス「ネゴシエイターめ…! この僕に向かってふざけた口を!」
〔レーダー反応〕
一太郎「次元境界線の歪曲を確認! 何者かがこのエリアに現れます!」
源五郎「時空制御の技術を持つ者か!?」
〔悪魔の叫び〕
サラ「こ、この声は…!?」
ゲイナー「オーバーデビルの!!」
〔敵ユニット出現〕
カミーユ「あれが黒歴史の遺産、オーバーデビルか!!」
ジロン「俺達が戦った奴よりデカいぞ!」
ゲイン「キッズ・ムントの言う通りなら、完全体って事か!」
アレックス「黒歴史の化け物め! 大いなる力に恨みを晴らすために現れたか!」
シンシア「………」
ゲイナー「シンシア!」
〔ゲイナー、シンシアへ接近〕
サラ「ゲイナー、無茶よ!」
ゲイナー「無茶でもやるんだ! 僕が…シンシアの友達の僕があの子を救うんだ!」「シンシア! 僕だよ、ゲイナーだよ!」「さっさとこんな所からはエクソダスしよう!!」
シンシア「…ゲイナー…?」
ゲイナー「目を覚ましてくれ、シンシア! まだ君の全部が氷の悪魔に負けたわけじゃない!」
シンシア「ゲイナー…寒いよ…」
ゲイナー「シンシア!」
〔ゲイナー、シンシアへ隣接〕
オーバーデビル「………」
〔悪魔の叫び〕
〔シンシア、MAP兵器「オーバーフリーズ」使用

ゲイナー「う、うわあぁぁぁっ!」
〔味方ユニット離脱〕
アデット「ゲイナーがオーバーデビルに食われた!?」
ゲイン「食われたんじゃない! より強いオーバーセンスを持つゲイナーを取り込んだんだ!」
〔悪魔の叫び〕
〔敵ユニット離脱〕

サラ「ゲイナー!!」
兵左衛門「各機は帰還せよ! このままオーバーデビルを追うぞ!」
キエル「待って下さい、兵左衛門さん! 先程からグエン様の姿が見えないのです!」
源五郎「まさか戦闘中に艦から降りたのか!」
ゲイン「兵左衛門さん! 御曹司が自分の意志で降りたのなら、放っておけばいい!」
ソシエ「この街って入るのは無理でも出るのは出来るんだから、自分で何とかするわよ、きっと!」
ロラン「でも…!」
ジロン「あの化け物が動き出したって事は下手をすれば世界が氷漬けにされるんだ! 急がないと!!」
兵左衛門「…やむを得ん! 御曹司の件は後回しにする!」
ロラン「グエン様…ご無事で…!」
ロジャー「忘れるな、アレックス・ローズウォーター!」「これ以上世界に干渉するのなら、我々が相手になるぞ!」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕

アレックス「ロジャー・スミス! この僕を侮辱した罪を必ず償わせてやるぞ!!」
グエン「ZEUTHは行ったか…」
黒のカリスマ「私の呼びかけに応えてくれてありがとう、御曹司。聡明な判断、さすがです」
グエン「君が欲しいのは私の持っているあの本…メトロポリスの後半だろう?」
黒のカリスマ「その通り。あれこそが黒歴史の真相を記したもの」「このパラダイムシティに残されている前半を合わせれば、大いなる力を解明する鍵となるでしょう」
グエン「わかったよ…。君は今日から私のパートナーだ、黒のカリスマ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~パラダイムシティ 地下迷宮~
エンジェル「………」「私は…何をやっているんだろう…。ユニオンにも戻れず、こんな所で一人で…」「メモリーさえ見つければ、私も幸せになれると思った…。でも…」「こんな所に…もういたくいない…。メモリーを見つけて、ママの所に帰りたい…」「私を天使と呼んでくれたママの所に…」「この先はパラダイムシティの最深部…。誰も足を踏み入れた事のない場所…。そこにたどり着けば全てがわかる…」「そこで私の失われたメモリーも見つかるはず…」「あの扉の向こうに全てがある…。だから、進もう…」

エンジェル「何…? 何なの、ここは…」
???(アサキム)「ようこそ、太極の使者…」
エンジェル「あなたは誰…!?」
アサキム「僕は呪われし者…。過去に大罪を犯し、無限獄へ堕落した」「そして、魂と翼を闇黒に染め、因果の鎖に囚われてしまったのさ」
エンジェル「因果の鎖…」
アサキム「僕は捜さなければならない。『鍵』と…かつての僕に近しい存在を」「全てをやり直す者よ、君の力を見せてくれ。そうすれば、見つかるかも知れない」「僕が失った因子を持つ者が…」
エンジェル「全てをやり直す…。…それが私の役目…」
アサキム「………」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

味は保証付き!ドンキーのパン、大安売り!

【概要】
 百鬼帝国の要塞を追う一行はパラダイムシティに転
移させられる。一行は次元力の力の恐怖しながらも、
百鬼帝国の野望を打ち砕くのであった。


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