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No.51A
決別

【シナリオデモ開始】
太平洋トリニティシティ

テラル「…ZEUTHは宇宙へと上がったのですか?」
月影「先程、最低限の補給を済ませてすぐに出発しました」
クインシュタイン「あなたによろしく伝えてくれと闘志也君が言っていました」
香月「闘志也さんも勝平も薄情だぜ。トリニティシティに寄ったと思ったら、俺達に挨拶も無しで行っちまうんだもの」
クインシュタイン「彼らは死地に赴く覚悟で旅立ったのです。それをあなた達に悟られたくなかったのでしょう」
ジェーン「では兄さん達は?」
月影「ZEUTHは月へと向かい、ロゴスとスカルムーン連合に決戦を挑む」
香月「ついに、この日が来たかか…!」
アーサー「そして、彼らはD.O.M.E.に眠る黒歴史の真実を明らかにするつもりです」「その終焉に何が起こったかを知るのはこの世界を救う力となるでしょう」
テラル「………」
アフロディア「………」
ミチ(テラルさんとアフロディアさん、複雑な顔をしていますね…)
ジェーン(無理もないわ。自分の生まれた星の人達とZEUTHが戦うのだから…)
月影「テラル司令、あなたから聞いた未来の地球とエルダーの戦いはZEUTHには話しておりません」
テラル「月影長官…」
月影「ですが、私は地球の未来がそのような道を進まない事を信じております」
テラル「並行世界への分岐ですか?」
クインシュタイン「その通りです」「地球洪水作戦を阻止した事で我々の世界はS-1星へと進む道を回避したと言えます」
アフロディア「我がS-1星が、この星の遠い未来の姿だったとはな…」「私は自らの手でS-1星の悲劇に満ちた歴史を作るところだった」
ミチ「でも、アフロディアさん。ZEUTHが頑張ったおかげでそんな未来は起きなくなったんです」
クインシュタイン「同時に地球がトリニティエネルギーの力で他星へ侵略する未来も回避出来るはずです」
テラル「彼らの高潔な魂を見れば、その言葉も信じられます」「だから、私は地球とエルダーの戦いを自らの手で止めたいと考えています」
アフロディア「テラル司令…」
テラル「アフロディア…あなたはどうだ? S-1星と地球の戦いこそエルダー以上に無意味なものだぞ」
アフロディア「…ですが、我々はS-1星の民に安住の地を与えねばなりません」
テラル「アフロディア…」
月影「答えを急ぐ必要はありません。…まず私は、この事実をスカルムーン連合にも知ってもらいたいと思っています」「テラル司令、アフロディア司令…。あなた方両名には、それを伝える役をお願いします」
アフロディア「我々を解放すると言うのか?」
クインシュタイン「あなた方は理性を持った方です。この戦いが、どれだけ空しいものかを理解していただけたと信じています」
アフロディア「しかし…」
クインシュタイン「あなたはマリンによって教えられました。憎しみによる戦いが何も生まない事を…」「そして、彼がもっと大きなもののために戦っている事を知ったはずです」
アフロディア「………」
テラル「負けだ、アフロディア。力ではなく心に我々は負けた」「そして、あなたは自分の気持ちにもっと素直になるべきだ」
アフロディア「私の気持ち…?」
テラル「そうだ…。私がもう二度と手にする事の出来ないものをあなたは見失わないでくれ」
アフロディア「はい…」
〔基地の扉の開閉音〕
不動「月影長官、ZEUTHはいますか?」
月影「不動司令…、いつトリニティシティに?」
クインシュタイン「彼らなら、つい先程、宇宙に向けて出発しましたが…」
不動「遅かったか…」
月影「何かあったのですか、司令?」
不動「獅子身中の虫…。このままではZEUTHが危険にさらされる」
クインシュタイン「ZEUTHにレーベン大尉以外にも内通者が…」

月面 レクイエム

  ~レクイエム司令室~
シロッコ「久しぶりだな、ロード・ジブリール」
ジブリール「シロッコ…貴様っ! よくもぬけぬけと私の前に!」
シロッコ「私を殴る気かな? そのつもりなら止めた方がいい」
シャギア「あなたが不穏な動きを見せた瞬間、その身体は蜂の巣にされるのですからね」
ジブリール「フロスト兄弟…! 貴様達が反乱軍のスパイだったとは!」
オルバ「見苦しい真似はおやめ下さい。あなたはロゴスの代表者なのですから」
シロッコ「あなた方はよくやってくれたよ。オーブを疲弊させ、プラントに大打撃を与えてくれたのだからな」
バスク「貴様…! 我々の戦力を利用するためにわざと泳がせていたのか!?」
シャギア「その通り。それをコントロールするために私をオルバが派遣されたのだ」
シロッコ「民衆を欺いていた賢人会議の残党なのだから、それくらいの償いをしてもらわねばな」「だが、安心するがいい。私はあなた方を粛清するためにここに来たのではない」「あなた方の今後の働きによってはそれなりの地位を用意しようとさえ思っている」
バスク「何っ…!?」
シロッコ「あなた方は、このまま部隊を率いてアプリリウス同盟軍の討伐を行ってもらいたい」
ジブリール「………」
シロッコ「デューイのアゲハ構想は地球自体にも深刻なダメージを与える事が予測されている」「下手をすれば、あの星は人間が居住する事が出来なくなる」
バスク「アゲハ構想とはそれ程の間での犠牲を払うものなのか…!」
シロッコ「見方を変えれば、重力に魂を縛られた人間を解放するいい機会とも言える」
ジブリール「そのためにスペースコロニーを確保する必要があると?」
シロッコ「さすがに察しが早い」「その万一の時を考え、我々はコロニーと月を手に入れなくてはならない」
ジブリール「…いいだろう」「コーディネイターとデュランダルを討てるのなら貴様に降るという恥辱にも耐える事が出来よう」
シロッコ「賢明な判断だ。…デュランダルは自ら指揮を執り月へと部隊を進める気らしい」「あなたとバスク大佐にはその迎撃をお願いしよう」
バスク「望む所だ。奴らを潰すのは我々の目的でもあるのだからな」
ジブリール「デュランダルさえ倒せば勝負はつく。レクイエムの力の前に残った戦力も屈服せざるを得ないだろうからな」
シロッコ「ザフトの到着までは、まだ間がある。…サラ、お二人を別室に案内してくれ」
サラ「かしこまりました。…では、こちらにどうぞ」
バスク(見ているがいい、シロッコ…。プラントとアクシズを潰した次は貴様の番だ…)
ジブリール(この私をブラッドマンのように飼いならせると思うなよ…!)
〔ハッチの開閉音〕
シロッコ「…俗物が。お前達に未来などない」
シャギア「見事な手腕です、大佐」
シロッコ「ご苦労だったな、シャギア・フロスト。発電施設の制御の方はどうなっている?」
シャギア「ティファ・アディールによって第一段階のアクセスが成功した以上…」「完全にコントロール出来る日も遠くはないでしょう」
シロッコ「それが完了すれば、レクイエムの連射も可能となる。急げよ」
シャギア「了解です」
シロッコ「お前達のもう一つの任務である黒歴史の救命の方はどうだ?」
オルバ「そちらはティファ・アディールの感応だけでは封印は解かれない模様です」
シロッコ「やはり、D.O.M.E.を建造した者の子孫であるソレル家の人間が必要となるか…」
オルバ「では?」
シロッコ「私はこれからの社会は女性が統治すべきものだと考えている」「そして、地球が失われる今、ディアナ・ソレルという女性はその役に最もふさわしい人物であろう」
シャギア「………」
シロッコ「D.O.M.E.の封印を解くためにも私は彼女を、この地へ招待するつもりだ」「発電施設の制御を急げ。それがお前達の任務だ」
シャギア「了解です」
オルバ(自らをニュータイプと称する男の傲慢…。許せない…)
シャギア(感情を殺せ、オルバ。もうすぐ我々の復讐は始まる…)(我らの運命を歪めた者、我らを出来損ないと蔑む者達…、そして世界の全てへの復讐が…)

〔カーソル、宇宙へ移動〕
暗証空域

ヨウラン「…あのレクイエムの攻撃でプラントの死傷者…100万員を超えてるらしいぜ」
ルナマリア「でも、月から発射されたビームがプラントを直撃するのって軌道から考えてもおかしいわ」
ヴォーノ「ロゴスお連中はどうやらビームを曲げて、あらゆる角度への狙撃を可能としたらしい」
キラケン「そんな事が出来るのか!?」
ジュリィ「エネルギーを偏向させる技術は既に開発されていたんだ。それの応用なのだろう」
ハリー「そして、それだけの高出力のビームを生み出すエネルギー…」「残念ながらD.O.M.E.はロゴスの手に落ちたようだ」
ウィッツ「あんた、あれを制御するのは不可能だって言ってたじゃねえかよ!」
闘志也「やめろ、ウィッツ」
ガロード「………」
ウィッツ「すまねえ、ガロード…! 俺、そんなつもりで言ったわけじゃ…」
ガロード「いや…いいんだ。俺だって状況はわかってる」「発電施設を使えたって事はロゴスの奴らがティファに何かをしたんだろうさ…」
シン「それって…」
ジャミル「おそらく精神制御の類だろう。それでティファを操り、D.O.M.E.に強制的にアクセスさせたと思われる」
闘志也「だったら、とっとと月に行ってティファを取り戻して、レクイエムをぶっ壊そうぜ」
大介「落ち着くんだ、闘志也。月にはロゴスだけでなく、スカルムーン連合も待ち構えている」「闇雲に突撃するだけでは下手をすれば、両方からの攻撃を受ける事になる」
エイジ「けどよ、このままチンタラやってたら、そのレクイエムってのがまた発射されちまうぜ」
大介「それを阻止するためにまず僕達は中継ステーションを破壊するんだ」
琉菜「何です、それ?」
ジュリィ「さっき話に出た月からのビームを曲げるための施設だ」
シン「はあ、それを破壊すれば、プラントへの攻撃を止める事は出来るんですね!」
ジュリィ「…一時的にはな」
シン「え…」
エマ「エゥーゴの調査では中継ステーションは複数存在する事が判明しているわ」「その一つを破壊しても他のものを、その位置に移動させたり、屈曲を幾つか組み合わせたりすれば…」
レイ「再びプラントは狙われる事になる」
カミーユ「最終的には月のレクイエムそのものを叩かなければ終わらないのか」
闘志也「どっちにしても急がなきゃならないのは変わりねえ」「あの宇宙の色を見ちまったら、さすがに焦るぜ」
雷太「いったい何なんだよ、あの玉虫色のまだ宇宙は?」
マリン「次元境界線の湾曲の結果だ。宇宙空間の方が、歪みが顕著に観測出来るからな」「下手をすれば、あのオーロラの向こうに別の世界が見えるかも知れない」
斗牙「僕達の世界が崩壊の危機に立たされている証拠なんですね」
フェイ「地球人同士の争い、異星人や外敵との戦い…。そして、時空崩壊…」「私達の世界は聞きの只中にある…」
アレックス「それでも百鬼帝国とオーバーデビルは倒したんスよ、隊長! きっと何とかなりますって!」
エイジ「何とかなるんじゃねえよ。何とかするんだ」
斗牙「そのために僕達が…ZEUTHがあるんだからね」
エルチ「せっかく憧れの宇宙に出たのにあんな不気味な色になってるなんてがっかりだわ」
ラグ「文句があるんなら地上に帰って、コトセットと留守番してな」
エルチ「冗談よしてよね。あたしだってウォーカーマシンのパイロットとして戦うんだから」
シン「あのマシンって宇宙でも使えるのか?」
ブルメ「アストナージやキッドの話じゃちょっと改造すれば、基本的にはOKなんだってよ」「今、メカニック総がかりで改造作業をやってるぜ」
シン「土木作業用のマシンだと思ってたけど、意外にしっかりした造りなんだな」
ゲイナー「もしかするとイノセントはいつかまた宇宙に出る時の事を考えていたのかも知れないね」
ジロン「場所がどこだろうとやってみせるさ。ウォーカーマシンは根性で動かすもんだからな」
シン「そういう問題じゃないと思うけど…」
エルチ「言っておくけど、あたしの役目はパイロットだけじゃないわよ」「あたしは黒歴史の真実を確かめる役をアーサー様から言い付かったんだから」
マリア「いつの間に、そんな大役を!?」
ビリン「どうせ自称に決まってるわよ」
ジロン「まあまあ、いいじゃないの。愛しいジロンと離れたくないっていう女心の一念なんだから」
ゲイン「そういうロマンチックなのはアイアン・ギアーじゃない方の艦長さんの話だな」
ジャミル「サラ…君が宇宙行きを志願するとはな」
サラ「フリーデンはシンゴ達に任せっています。私はキャプテンと共に行動させていただきます」
ジャミル「…助かる」
エニル「ジャミルとサラ…。あの二人、なかなか進展しないわね」
ロアビィ「勝手に進まれちゃ困るぜ」
桂「ん?」
ロアビィ「こっちの話だ。とりあえず、忘れてくれ」
桂(頑張れよ、ロアビィ。俺はお前の方を応援しちゃうぜ)
レイ「………」
シン「どうした、レイ? もうすぐ中継ステーション攻略のブリーフィングが始まるぞ」
レイ「シン、ルナマリア…。お前達もそろそろ覚悟を決めろ」
ルナマリア「覚悟って…?」
レイ「ザフトの本隊が動き出した今、俺達にも帰還命令が出されていると見るのが自然だろう」
シン「じゃあ、俺達は…」
レイ「ZEUTHは既にザフトとの協調体制にない」「俺達はもうすぐ彼らと別れる事になる」
シン「それは…」
レイ「忘れるな、シン。俺達はザフトだ」
シン「…わかっている…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「決別」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔ヘンケンの周囲に爆発〕

エゥーゴ兵「ヘンケン艦長! 戦況はこちらが不利です!」
ヘンケン「弱音を吐くな! もう少しだけもたせろ!」
ガディ「ザフトと同盟を解消したエゥーゴではここまでだな」
ヤザン「せっかくのハンブラビもこれでは宝の持ち腐れだぜ」
レコア「ヤザン大尉、我々の任務はこの中継ステーションの防衛です。遊びではありません」
ラムサス「シロッコに取り入って新型をもらった女の言う台詞か?」
ダンケル「やめとけ、ラムサス。あの女は元エゥーゴだからな。お仲間を気遣ってるのさ」
レコア「………」
ジェリド「無駄話はそこまでにしろ。次が来るぞ」
ヤザン「ザフトか? それとも噂のアークエンジェルか?」
ヘンケン「来たか!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
ヘンケン「来てくれたか、ZEUTH!」
※※カミーユ(Zガンダム搭乗)出撃の場合、セリフ追加※※
ファ「カミーユ、ゼータの新しいパーツの具合はどう?」
カミーユ「追従性をアップさせるための改良だと聞いたが、問題はない」

ヤザン「こいつはいい! ZEUTHもついに宇宙に上がってきたか!」
エマ「ヘンケン艦長、ご無事ですか!?」
ヘンケン「心配はいらん、エマ中尉! 牽制ぐらいはやってみせるさ!」
ブライト「後は我々が引き受けます。ラーディッシュは後退を」
ヘンケン「了解だ。後は頼むぞ、ブライト艦長」
〔味方ユニット離脱〕
カツ「あれが中継ステーションか…!」
〔画面、「中継ステーション」を表示〕
勝平「月に行く前の景気づけだ! とっととぶっ壊しちまおうぜ!」
鉄也「だが、勢いだけでは勝てんぞ。向こうもかなりの戦力を投入している」
クワトロ「だが、あの部隊編成…。ロゴスのものではないようだ」
アムロ「俺達の知らない間に連邦軍はロゴスを取り込んだのかも知れない」
ガロード「理屈は後だ! こいつらがステーションを守ってるなら叩き潰すまでだぜ!」
レコア「ZEUTH…。ついに戦場で会ってしまったか…」
カミーユ「!」
〔精神感応音〕
カミーユ「う…」
斗牙「何かあったのか、カミーユ?」
カミーユ「大丈夫だ…。少し頭痛がしただけだ」
クワトロ(カミーユも感じたか…)(この感覚…。あの中には…彼女がいる)
レコア「………」
ガディ「各機は攻撃開始しろ! ステーションを防衛するぞ!」
ジェリド「ZEUTH! お前達が来たなら好都合だ! ここで決着をつけてやる!」
シン「………」
カミーユ「どうした、シン? もう戦闘は始まってるんだぞ」
シン「カミーユ…」
ルナマリア「シン…今は余計な事を考えちゃ駄目よ」
レイ「プラントのためにもあれは確実に破壊する」
シン「わかっている…! わかっているさ!」
カミーユ「シン…」
<戦闘開始>

<敵8小隊以下or4PP・味方援軍1&第3軍増援1出現>

パーラ「このエリアにモビルスーツ部隊が接近!」
ガロード「連邦軍の増援か!?」
〔第3軍ユニット出現〕
タリア「宇宙革命軍!」
ブライト「彼らも中継ステーションを破壊するために来たのか!」
ランスロー「各機、攻撃を開始せよ」
〔ブライトの周囲に爆発〕
〔タリアの周囲に爆発〕

カリス「革命軍は僕達も攻撃対象にしているのか!?」
タリア「革命軍の指揮官、応答を願います! こちらはZEUTHのタリア・グラディスです!」「我々の目的はそちらと同じく中継ステーションの破壊です! 攻撃を中止してください!」
ランスロー「こちらは宇宙革命軍のランスロー・ダーウェル大佐だ」
ジャミル「ランスロー・ダーウェル…! やはり、彼だったか!」
ガロード「知り合いなのか、ジャミル?」
ジャミル「15年前の戦争で私と何度も戦った男だ」
ウィッツ「かつてのライバルってやつか」
ランスロー「我々の攻撃目標には貴官らZEUTHも含まれている。戦いを避けたくば後退しろ」
シン「あんたは何を言ってるんだ! 今はあれを破壊するのが先決なのがわからないのか!」
クワトロ「やめろ、シン。向こうも命令で動いている以上、理屈を説いても無駄だ」
ランスロー(ザイデル総統とデュランダル議長はZEUTHを危険視している)(後の憂いとなる前に彼らを潰せという事か…)
桂「くそっ! また、二つの勢力のお相手かよ! 本当に俺達ってアウトサイダーだな!」
アテナ「この位置では挟撃される形になるか…!」
ルナマリア「待って! まだ何か来るわ!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

メール「見て、ダーリン! アークエンジェルだよ!」
ランド「あの連中も宇宙に上がってたってわけか!」
ラクス「ZEUTHの皆さん。私達が援護します」
ロラン「あれは!?」
シン「本物のラクス・クライン…なのか…」
ゲイナー「僕達がオーブを救ったからその恩返しのつもりなんですか?」
ラクス「そうではありません。私達はこの世界から争いを根絶するために戦っています」
マリュー「そのために同じ目的を持つあなた達に協力します」
鉄也「今さら何を言っている…! お前達の身勝手なやり方のおかげでどれだけの被害が出たと思っている!」
キラ「………」
甲児「全部があんたらのせいってわけじゃないけどよ…。それでも納得出来るもんじゃないぜ」
マリュー「………」
エイジ「お前らの手助けなんかいるかよ! 邪魔だから、とっとと帰れ!」
ヒルダ「ミネルバやアーガマ組のみんな…。かなり怒ってるみたいだね」
マシュー「アークエンジェルの連中、かなりのフリーダムっぷりだったからな」
ストナー「ミネルバやアーガマは連中のおかげで、少なからず被害を被ったと聞く」
アスラン「みんな、聞いてくれ! キラ達は…」
ルナマリア「アスラン・ザラ! あなたのおかげでメイリンは!」
メイリン「やめて、お姉ちゃん!」
ルナマリア「メイリン! エターナルに乗っているの!?」
メイリン「そうよ! 私達が戦う必要なんてないわ!」
クワトロ「…各機へ、オーブ軍と協力して新連邦と革命軍を迎撃する」
カミーユ「クワトロ大尉…!」
クワトロ「この状況を打破するためには、彼らの戦力も必要とされる」「だが、その意図が不明である以上、油断はするな」
キラ「僕達は…」
ラクス「そう思われても、仕方のない事を私達はやってきたのです…」
アスラン「だからと言って、世界が戦いに包まれるのを黙って見てはいられない…!」「それを止めるために俺達はここにいる。オーブで待つカガリの想いと共に」
キラ「アスラン…」
アスラン「行くぞ、キラ…! 信じてもらえなくても俺達は俺達の戦いをするまでだ!」
シン「………」
ゲイナー「シン…」
カミーユ「シン…彼らには構うな。目の前の連中に集中するぞ」
シン(わからない…。俺は…どうすればいいんだ…)

<敵4小隊or第3軍6小隊以下・敵増援1出現>
トーレス「連邦軍の部隊、さらに来ます!」
ブライト「各機、警戒しろ! 増援だ!」
〔敵ユニット出現〕
ランド「レーベン! お前が来たか!」
レーベン「久しぶりだな、ZEUTH。先日はシュランが世話になった」
※※既にジェリド撃破でまだガディ健在の場合、セリフ追加※※
ガディ「カイメラか。いったい何のつもりだ?」
レーベン「ご挨拶だな。見ての通り、援護に来たまでだ」「あのZEUTHには俺も縁があるのでな」
※※まだジェリド健在の場合、セリフ追加※※
ジェリド「カイメラのレーベン大尉か! 何のつもりだ!?」
レーベン「ご挨拶だな、ジェリド中尉。見ての通り、援護に来たまでだ」「あのZEUTHには俺も縁があるのでな」

ホランド「新連邦の一員としてステーションの防衛に来たってわけか!」
レーベン「フン…レクイエムなど本来なら不必要なシロモノだがな」
シン「何っ!?」
レーベン「あんなものが無くともカイメラの勝利は揺ぎ無い」
万丈「カイメラにはあれ以上の兵器があるのか…!?」
レーベン「知りたいのなら教えてやろう。カイメラの切り札…それは…」「この俺の中にたぎるエーデル准将への忠誠心だ!!」
レントン「な、何言ってるんだ、あの人!?」
マシュー「ヤバいぜ、あいつ…! 完全にイッちまってる!」
レーベン「エーデル准将がお決めになった枠をお前達は越えた。それは万死に値する罪だ!」「このレーベン・ゲネラール! あの方の統治する新世界のためにお前達を叩き潰す!」
メール「レーベン大尉…! いい加減にしなさいよ!」
レーベン「気安く俺の名を呼ぶな、女! 人間でもないくせに!」
桂「女性恐怖症がひっくり返って憎しみまでいっちまってるぜ!」
ロジャー「あそこまで行くと病気の域だろう」
ランド「俺としちゃ、メールを『女』扱いしている事が驚きだがな」
レーベン「ZEUTH! 我が君エーデル准将のために死ねええええっ!!」

<ランドvsレーベン>
レーベン「修理屋! ステーションを壊しに来るとはやっぱり、お前は破壊屋だな!」
メール「怒れ、ダーリン! あんな事言うレーベン大尉は完全にあたし達の敵だよ!」
ランド「………」
メール「ダーリン?」
ランド「みっともねえな、レーベン…」
レーベン「何っ!?」
ランド「お前がエーデルのために戦うってんならそれはそれで有りだと思ってたさ」「確かに卑怯な手は使ったが姐さんが世界を良くしようってんならそれも正義かも知れねえからな」
レーベン「その通りよ! エーデル准将こそが新しい世界の統治者に相応しい御方だ!」
ランド「うるせえ! 何の罪もない人達をいきなり撃つような奴らはただのド悪党だ!」「その片棒を担ぐってんならお前が相手でも容赦はしねえ! 覚悟しろよ、ドサンピンが!!」

<アムロvsヤザン>
ヤザン「アムロ・レイ! 宇宙に上がってブランクも完全に取り戻したようだな!」「それでこそ倒し甲斐もある! 覚悟しな、元連邦の白き流星!」
アムロ「こいつ…! 俺を相手に遊んでいるのか!?」

<アムロvsレコア>
レコア「アムロ大尉、あなたは今のクワトロ大尉に満足しているのですか…!?」
アムロ「レコア少尉…」
レコア「ブレックス准将の遺言が無ければ、あの人は、きっとエゥーゴの代表として起ちはしなかった」「自分の存在を恥じているような男に私は何の魅力も感じないのです!」

<クワトロvsヤザン>
ヤザン「一介のパイロットがエゥーゴの代表者になるとは大した出世だな!」
クワトロ「………」
ヤザン「だが、俺としちゃ政治家としてのお前よりパイロットとしての方が興味ありだ!」「落ちな、クワトロ・バジーナ!」
クワトロ「こんな所でやられるわけにはいかん…! 一人の男としてな!」

<クワトロorカミーユorファorエマvsレコア(戦闘後)>
カミーユ「レコアさん…! そのモビルスーツに乗っているのはレコアさんですね!?」
レコア「カミーユ…。やっぱり、あなたに気づかれてしまったわね」
ファ「レコアさん…!」
エマ「ジブラルタルで戦死したはずのあなたが、なぜティターンズに!?」
レコア「それをここで語るつもりはないわ」「でも、これだけは言える…! 私の居場所はZEUTHにはなかった!」
カミーユ「では、ティターンズにはそれがあると言うんですか!?」
レコア「ティターンズではないわ! あの人の側よ!」
カミーユ「あの人…。パプテマス・シロッコですか!?」
クワトロ「やめろ、カミーユ…! 今の彼女は我々の敵だ!」
レコア「!」
カミーユ「クワトロ大尉! あなたがそんなだから、レコアさんは!」
レコア「やめなさい、カミーユ! クワトロ大尉が言う通り、今の私はあなたの敵よ!」「私は私を必要としてくれる人のために戦うだけよ!」
カミーユ「そんな…! そんな事が認められるもんか!」

≪クワトロorカミーユorファorエマがレコアと戦闘後≫
<クワトロvsレコア>

レコア「クワトロ大尉! あなたを討てば、エゥーゴはその中核を失う!」
クワトロ「それは君の望みか? それとも、君を縛る者の望みか?」
レコア「誰かのために戦うのがいけない事だと言うのか!?」
クワトロ「そんな戦いは、君の身を滅ぼす事になる」
レコア「人を戦士として見ていなかったあなたに口出しはさせない! シャア・アズナブル!!」

<カミーユvsジェリド>
ジェリド「見つけたぞ、カミーユ!」
カミーユ「ジェリド! こんな殺戮兵器を使う事がティターンズのやり方か!」
ジェリド「戦争はシロッコに任せる! 俺は、まずお前という男を倒して前へ進むんだ!」
カミーユ「状況が見えていないのか! そんな小さな男の踏み台になどなってたまるか!!」

<カミーユvsヤザン>
ヤザン「ジェリドから名前を聞いた! 貴様がカミーユ・ビダンか!」
カミーユ「こいつ…! ジブラルタル周辺で戦った男か!」
ヤザン「お前は極上の獲物だ! ジェリドごときにくれてやるわけにはいかんな!」
カミーユ「この男も個人的な感情で戦争をやっている!」「ティターンズは信念も大義もないただの戦争集団なのかよ!」

≪クワトロorカミーユorファorエマがレコアと戦闘後≫
<カミーユvsレコア>

レコア「そこをどきなさい、カミーユ! 私の邪魔をするのならあなたでも許さない!」
カミーユ「レコアさんのプレッシャーに押されていく…!?」「この力…! パプテマス・シロッコへの想いから来るのか!?」

≪クワトロorカミーユorファorエマがレコアと戦闘後≫
<エマvsレコア>

エマ「レコア少尉! あなたという人は!?」
レコア「ティターンズからエゥーゴに来たあなたは戦士であろうとした…」「だけど、それでは男にとって都合のいい女になるだけなのよ!」
エマ「私は自分の意思で戦いを決めたわ! 誰のためでもなく自分のために!」
レコア「エマ中尉…! あなたは強い人だわ!」「でもね! 私は女なのよ!」

<ロランvsレコア>
ロラン「やめてください、レコアさん! どうして僕達が戦わなくちゃならないんです!」
レコア「ロラン…あなたは優しい子だわ。でも、優しさだけでは大人は生きてはいけないのよ」
ロラン「ZEUTHを抜けたいのなら好きにしてください! でも、どうしてティターンズに!?」
レコア「それは答えを見つけたからよ! あなたのディアナ・ソレルに等しい価値を持つ人を!」

<キラvsヤザン>
ヤザン「お前達の噂は聞いている! あちこちで暴れまわっているそうだな!」「一度、お前とは遊んでみたかったんだ! 俺をがっかりさせるなよ、羽付き!」
キラ「この人は…戦いを楽しんでいる…」「こんな人を許していては世界は本当に取り返しのつかない事になる…!」

<シンvsヤザン>
シン「そこをどけっ! お前達に構っている時間はないんだ!」
ヤザン「ザフトのエース機か! 俺がいる限り中継ステーションには行かせんぞ、小僧!」
シン「だったら、お前を倒すまでだ!」
ヤザン「気に入ったぞ、小僧! その鼻っ柱を俺のハンブラビがへし折ってやる!」

<シンvsレコア>
シン「レコアさん…! 俺は誰が相手でも敵になったなら容赦はしませんよ!」
レコア「シン…あなたのその真っ直ぐさが羨ましく思えるわ」「でも、私は知っている。あなたが迷い、傷つきながら進んでいる事を」
シン「!」
レコア「それは私も同じなのよ! そして、私も道を見つけた…あなた達とは別の道を!」

<カミーユがレコアを説得>
カミーユ「やめてください、レコアさん! どうして俺達が戦わなくてはいけないんです!?」
レコア「あなたにはわからない…。それはあなたが男だからよ!」
カミーユ「そんな理由で納得しろって言うんですか!?」
レコア「理解する必要はないわ! 私はあなたの敵なのだから!」
カミーユ「レコア・ロンド! パプテマス・シロッコに取り込まれたとでも言うのか!」

<ファがレコアを説得>
ファ「レコアさん! どうして、こんな事に!?」
レコア「強くなったわね、ファ。今の渡神ら、あなたの戦う理由がわかるわ」
ファ「レコアさんにとっての大事な人がティターンズにいるんですか!?」
レコア「あの人は…シロッコは私を必要としてくれた…」「アーガマにいた時に感じていた隙間をあの人は埋めてくれた! あの人は私の居場所を作ってくれた!」「わかりなさい、ファ! 私も女なのよ!」
ファ「レコアさん…」

<ジェリド撃破>
〔ジェリドに爆発〕
ジェリド「なぜだ! なぜ、俺は勝てない!? カミーユにも、ZEUTHにも!」「くそぉぉぉぉっ!! 次こそは!」

<マウアー撃破>
〔マウアーに爆発〕
マウアー「くっ…ここまでか! 機体破棄する!」

<ヤザン撃破>
〔ヤザンに爆発〕
※※カミーユ(Zガンダム搭乗)が撃破の場合のセリフ※※
ヤザン「やってくれたな、ゼータ! やっぱり、お前は楽しませてくれる!」
〔ヤザン、精神コマンド「根性」使用〕
カミーユ「貴様っ! 戦争で遊ぶな!!」
〔カミーユ、気力上昇〕
クワトロ「カミーユ…!」
アムロ「ゼータが…カミーユの意思を力にしている…!?」
カミーユ「うあああああっ!!」
[イベントデモ「Zガンダム、バイオセンサー発動」]
ヤザン「何だ、これは!? 俺が気圧されているだと!」
カミーユ「命は…命は力だって! 宇宙を支える力だって!」「それをエゴで弄ぶ奴はああっ!!」
[イベント戦闘「カミーユvsヤザン」]
ヤザン「くおぉぉぉっ! 脱出だ!!」
〔敵ユニット撃破〕
カミーユ「はあ…はあ…」
ファ「カミーユ…あなた…」
アムロ「これがゼータの…カミーユの意思の力か…」
カミーユ「なぜだ…! なぜ、わかろうとしないんだ!」「これでは世界が崩壊する前に人類は自滅するだけだぞ!」
クワトロ「………」
※※カミーユ(Zガンダム搭乗)以外が撃破の場合のセリフ※※
ヤザン「いいぞ、ZEUTH! やはり、お前達は最高の獲物だ!」
カミーユ「貴様っ! 戦争を遊びにするな!」
ヤザン「ハハハハ! また会えるのを楽しみにしてるぜ!」
〔敵ユニット離脱〕
カミーユ「戦争を…命の奪い合いを楽しむなんて…!」「そんな人間を許していたら世界が崩壊する前に人類は自滅するだけだ…!」


<ラムサス撃破>
ラムサス「や、やられたのか! この俺が!?」

<ダンケル撃破>
ダンケル「機体が制御出来ん…! 脱出だ!」

<レコア撃破>
〔レコアに爆発〕
カミーユ「レコアさん! これ以上の戦闘は無理です! こちらの指示に従ってください!」
レコア「私には帰る場所がある…。それはあなた達の所ではないわ」
〔敵ユニット離脱〕
クワトロ「レコア・ロンド…」
カミーユ「どうして…! どうして俺達が戦わなくてはならないんです!?」

<ガディ撃破>
〔ガディに爆発〕
ガディ「ちいっ! アレキサンドリアを鎮めるわけにはいかん!」「本艦は後退するぞ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ランスロー撃破>
〔ランスローに爆発〕
ランスロー「この力…! デュランダル議長が危険視するのもやむ無しか!」
ジャミル「ランスロー・ダーウェル! 今は我々が争っている時ではない! それをわかってくれ!」
ランスロー「だが、それでも人は戦いを止める事は出来ない…。君や私のように…」
〔敵ユニット離脱〕
ジャミル「ランスロー…私達は15年前の過ちを繰り返してはならない…」「このままでは我々だけでなく人類全てが、あの時の悲劇を再び味わう事になるかも知れないのだ…」

<レーベン撃破>
〔レーベンに爆発〕
レーベン「くっ…このハエ共を放っておいてはエーデル准将の美しきご尊顔を曇らせる事になる!」
メール「いい加減にしなよ、レーベン大尉! エーデル准将は世界を征服しようって考えてるんでしょ!」
ゲイナー「そのためにUNを使って人々をコントロールするなんて!」
レントン「あんな人の下について恥ずかしくないんですか、あなたは!」
レーベン「黙れ、小物が! お前達にエーデル准将の高潔な志が理解出来てたまるか!」「強く賢く気高いあの方こそ、愚民共を導く美しき統治者なのだ! 覚えておけ、低脳共め!」
〔敵ユニット離脱〕
ランド「あんの野郎…! 言いたい放題かよ!」
ロジャー「取り付く島も無しか」
ホランド「…ありゃ言って聞くようなタマじゃねえな」
アポロ「だったら、真っ向から勝負するだけだ。あの野郎が何度来てもな」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
サエグサ「敵機の全滅を確認!」
ブライト「これより中継ステーションを攻撃する! 各機は火力を集中させろ!」
タリア「一斉砲撃、用意! てーっ!!」
〔画面、フラッシュ〕
〔一斉攻撃音〕

ジロン「やったぜ! これであの筒、もう使い物にならないぜ!」
竜馬「まだだ、ジロン。まだ戦いは終わっていない」
ロラン「アークエンジェル…。彼らはどうするつもりなんだ?」
〔キラ&マリュー&ラクス、中継ステーションへ移動〕
〔味方全機、フォーメーション〕

マリュー「…我々は自分のしてきた事を弁明するつもりはありません」「ですが、私達の望む世界があなた達の望むものと同じであると思っています」
ジュリィ「とってきた手段は違えど、目的は同じって言いたいわけか」
闘志也「そう言われても今までの事を簡単に水に流すわけにはいかないな」
ハリー「キラ・ヤマト。君達にとっては信念に基づいた行動であったかも知れないが…」「残念ながら、ZEUTHの多くは君達を受け入れる気はないようだ」
キラ「仕方のない事だと思います…」「僕のやった事で大事な人の命を奪われた人はきっと僕を許さないでしょう」
シン「………」
ハリー「では、君はどうするつもりだ? 人に憎まれる事を恐れて戦いをやめるか?」
キラ「僕は…」「僕は…進みます。アスランやラクスや…アークエンジェルのみんなと共に」
シン「キラ・ヤマト…」
レイ「………」
アーサー「艦長! このエリアに接近する艦隊があります!」
タリア「このタイミングで…!?」
〔敵ユニット出現〕
クワトロ「グワダン…! ハマーン・カーンか!」
ブライト「革命軍の次はアクシズか! 各機、迎撃準備!」
ハマーン「待て、ZEUTH。私は戦いに来たのではない」
クワトロ「何?」
ハマーン「私はアクシズ艦隊総司令官のハマーン・カーンだ」「ミネバ・ザビの名において我々はエゥーゴとZEUTHに共闘を申し込む」
アムロ「アクシズが我々と同盟を結ぶだと?」
ハマーン「そちらにはエゥーゴの代表者のクワトロ・バジーナ大尉もいると聞く」「まずは会談の場を持ちたい。よろしいか?」
クワトロ「………」
タリア(ZEUTHと共闘するという事はアクシズはプラントとの同盟を解消したという事か…)(では、今…ザフトは…)「…アーサー、艦をプラントへ向けなさい」
アーサー「え…?」
タリア「聞こえなかったの? ミネルバの進路をプラントへ」
アーサー「りょ、了解です!」
〔タリア、後退〕
ホランド「どこへ行く気だ、タリア!?」
タリア「これよりミネルバはザフト本隊へ合流します」
シン「!」
ブライト「グラディス艦長…」
タリア「これはデュランダル議長の命令です。そして、議長は私にZEUTHへの攻撃命令も出しています」
ジャミル「何っ!?」
ハマーン「やはりな…」
アムロ「グラディス艦長…あなたは、それを拒否したのですね…」
タリア「ですが、ここまでです。ここからは私はプラントの人間として…ザフトとして行動します」
ルナマリア「待ってください、艦長! あたし達はどうすればいいんです!?」
タリア「シン、レイ、ルナマリア…。あなた達は自分で自分の戦う相手を決めなさい」
シン「そんな…」
タリア「コーディネイターだから、ザフトだからではなく、あなた達は自分の意志で戦いなさい」「これは命令ではなく、一人の人間としての私の願いです」
〔シン&ルナマリア&レイ、小隊解消〕
カミーユ「シン…」
シン「俺は…」
レイ「迷う必要はない。俺達はザフトだ」「行くぞ」
〔レイ、タリアへ接近〕
レイ「シン…! なぜ、来ない…!?」
シン「俺は…どうすればいいか…わからない…」「誰が正しくて、何が正しくないのか、そして、何をすればいいか…」
レイ「正義は議長が教えてくれる。俺達はそれを信じて戦えばいい」
シン「…わからない…。それが正しいか…俺にはわからない…」
カミーユ「シン…」
シン「だけど、俺には一つだけ信じられるものがある…」
タリア「それがZEUTHなのね?」
シン「はい…」
ルナマリア「あたしもシンと同じです! 今日まで一緒に戦ってきたみんなをあたしは信じます!」
タリア「ミネルバ、発進。進路はL5宙域プラント…」
アーサー「了解です」
ブライト「グラディス艦長…」
タリア「ブライト艦長、クワトロ大尉。シンとルナマリアをお願いします」「なお、去っていく身でありながら、一つだけお願いがあります」「アークエンジェルとアクシズの言葉に耳を傾けてください」
クワトロ「………」
タリア「確かに私達は堕天翅となったシリウスが言うように愚かで醜い生き物かも知れません…」「だけど、私達は人間です。困難を乗り越える想いと力があるはずです」
マリュー「グラディス艦長…」
タリア「偏見や憎しみや過去に囚われて未来を閉ざす前に言葉でお互いの想いを伝えてください」「それをやっていれば、もしかしたらアークエンジェルとも戦う必要がなかったのかも知れません」
クワトロ「わかった…。彼らと話をしてみよう」
マリュー「グラディス艦長…あなたは…」
タリア「私は私の戦いをします。結果として、あなた方の進む道とは分かれてしまいましたが…」
ブライト「各員、グラディス艦長とミネルバのクルーを礼を以って送れ」
タリア「ありがとう、ブライト艦長。あなた達と過ごした日々を忘れません」
シン「レイ…」
レイ「シン…。俺はお前を許さない…」
〔レイ&タリア、マップ端へ移動〕
〔味方戦艦離脱〕
〔味方ユニット離脱〕

シン「レイ…」
キラ「彼も…自分の進む道を自分で決めたんだね…」
アスラン「俺達は遠回りして、お互いを誤解し、時には憎みあってきた…。だが、同じだったんだ…」
ルナマリア「シン…」
シン「自分で選んだ道なんだ…。だから、俺は後悔はしない…」「後は前に進むだけだ…。ZEUTHのみんなと…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

L2宙域

クワトロ「…では、アクシズはデュランダル議長とザイデル総統の考えに賛同できないと言うのだな?」
ハマーン「ザイデルについては言わずもがなだ。あの男はニュータイプの意味を完全に履き違えている」
ウォン「宇宙革命軍はニュータイプ主義を標榜し、それをアイデンティティとする連中だ」
ホランド「ニュータイプ主義? 何だ、そりゃ?」
ジャミル「ニュータイプを人類の先駆けと信じ、人類の全てがそれになるべきだとする考え方だ」
兵左衛門「そのニュータイプとやらは努力や練習によって体得するものなのか?」
ジャミル「いえ…。その覚醒については、未だに解明されていない部分が多いのです」「そして、その能力についても勘が鋭かったり、意識を共有する事が出来たりと言ったように…」「定義する事が難しい曖昧なものなのです」
エルチ「あのティファの予知能力もニュータイプの力の一つってわけなのね」
クワトロ「注目すべきは、我々の世界にもニュータイプと呼ばれる能力が存在し…」「ジャミル艦長の語るそれをほぼ同一である事だ」
ウォン「だが、ザイデルの語るニュータイプ主義は人心を集めるための方便でしかない」「奴にとってニュータイプの存在は自分の権力を固めるだけの道具なのだ」
クワトロ(なるほどな…。ハマーンにとって、ザイデル・ラッソは最も唾棄すべき人間という事か…)
ブライト「しかし、ウォンさん…。あなたがアクシズに身を寄せているとは驚きましたよ」
ウォン「ブレックス准将の暗殺を見れば、私とて身の危険を感じるからな」
クワトロ「では、暗殺の犯人はデュランダル議長の手のものだと?」
ウォン「そこまではわからん」「だが、准将の死後もエゥーゴがザフトと協調体制を貫いていれば、なし崩し的に戦力を接収されていったろう」
ハマーン「やってくれるよ、シャア。すぐさま離脱を決めるとは状況は見えているようだな」
シャイア「あの…シャアって、どなたです?」
ハマーン「これは失礼をした。今はクワトロ・バジーナと名乗っているのだったな」
クワトロ「………」
ジャミル「シャア・アズナブル。コントリズムの提唱者であるジオン・ズム・ダイクンの忘れ形見…」
ホランド「こいつは驚いたぜ。伝説のエースパイロット赤い彗星が、俺達の目の前にいたとはな」
クワトロ「今の私はクワトロ・バジーナだ。それ以上でも、それ以下でもなくな」
〔眼鏡を外す音〕
クワトロ「ハマーン…。私を辱めるために、この場に来たわけではあるまい」
ハマーン「………」
クワトロ「聞かせてもらうぞ。ザフトから…デュランダル議長の下から離反した理由を」
ハマーン「ここでは敢えて、それは語らないでおこう。いずれお前達も知る事になるだろうからな」「だが、これだけは言っておく。私は、エゴや過去を振り切れない男に世直しの資格など無いと思っている」
クワトロ「…私への当て付けか?」
ハマーン「そう思うのなら思えばいい。お前に後ろ暗い事があるのならばな」
ホランド「おい、あんた…。クワトロとどんな因縁があるか知らねえが、痴話喧嘩に俺達を巻き込むんじゃねえよ」
ハマーン「知ったような口を利かないでもらおう。エゥーゴの代表となったこの男は、既にアクシズとは無関係な人間だ」
クワトロ「………」
ハマーン「デュランダルの真意は、お前達が自分の目と耳で確かめろ」「私もあの男の意図の全てを理解しているわけではないのだからな」
ブライト「結局、話す気はないと言うのか…」「では、ラミアス艦長…あなたとラクス代表の意見を聞かせてもらいたい」
マリュー「私達もデュランダル議長の危険性について確固たる証拠を持っているわけではありません」「今までに明らかにされている議長の行動は多少に行き過ぎはあったにせよ、多くの人達に受け入れられるものです」
ホランド「例の歌姫の替え玉も政治的な駆け引きと言ってしまえば、そこまでのものだしな」
ジャミル「では、なぜあなた方は議長の行動を疑問視するのだ?」
マリュー「…あの放送では明かさなかった事ですが、本物のラクスさんはコーディネーターの暗殺者に襲われた事があります」
サラ「コーディネーターの暗殺者という事は…」
ジャミル「その黒幕はデュランダル議長だと?」
バルトフェルド「残念ながら証拠は無しだ。だから、あの場では言えなかった」「だが、議長の周辺は疑い始めれば限りなく黒に近い」「そして恐るべきは、事が重大になる前に議長の敵は密かに処分されている事だ」
クワトロ「先程のラクス・クライン暗殺未遂、そして、アスランの一件か」
マリュー「だから、私達は彼の言葉を信じる事が出来なくなったのです」
ラクス「ですが、先程もお話した通り、確固たる証拠は何もつかめておりません」「他人を納得させるには弱い根拠ですが、予感というには無視出来ない疑い…」「それはデュランダル議長だけでなく、新連邦に対しても同様でした」
ハマーン(この女が真のラクス・クライン…)(なるほどな…。デュランダルが恐れるだけの何かを持っている。危険な女だ)
マリュー「世界の二大陣営のどちらにも賛同する事が出来なかった私達には、自ら行動を起こす以外の道はなかったのです」
クワトロ「それが、あまりにも不可解で一見すると独善的な行動の理由か…)
マリュー「はい…」
ブライト「確かに、あなた方の話だけでは議長の行動を疑いのは早計だと思います」
兵左衛門「だが、我々もプラントの裏は目の当たりにしてきた」「あなた方の話を合わせてもまだ他人を納得させるだけの根拠としては弱いものだが…」「確かに勘や邪推では収まらない疑いを我々も持っている」
エルチ「事実、デュランダル議長は、ドサクサ紛れにあたし達を始末するようにグラディス艦長に命じてました」「もうこれだけで世間では正義の味方でも私達の敵なのは確実ですよ!」
ホランド「エルチの言う通りだな。世間がどう言おうと、あの男がやる気な以上、相手をしなきゃなんねえ」
ハマーン「その奔放さこそがデュランダルがお前達を恐れる理由だよ」
クワトロ「つまり、彼の想定した以上の動きを我々が見せたと?」
ハマーン「その通りだ。最初は奴もお前達を便利な駒として考えていたのだろう」「だが、お前達は奴の意図を超え始めた。だから、粛清の対象となったのだ」
ブライト「ミネルバを帰還させた以上、もう我々に容赦はしないと宣言したようなものだな」
マリュー「議長の攻撃の対象となっているのは私達も同じです」「そして、あらゆる組織や国家を越えて平和のために行動するあなた方の戦いを私達は支援します」
クワトロ「わかりました、ラミアス艦長」「あなた方の過去の行動を認める気はなくとも、今、我々の目的は一つです」
兵左衛門「ならば、偏見や過去や憎しみを捨て、手を取り合うべきだろう」
ラクス「グラディス艦長の御言葉ですね」
ホランド「あの言葉…ズシンと来たぜ。…俺達はコーラリアンや異星人とは手を取り合うのを考えてきたのに…」「肝心の人間同士はガチガチに凝り固まった目で互いを見ていたとはな」
マリュー「私達も同じです」「言葉を尽くす事をしないで、ただ信念の名の下で戦っていた事の愚かしさをあの方に教えてもらった気がします」
シャイア「だけど、グラディス艦長はもういないわ…」
ホランド「固すぎんだよ、タリアはよ…。今さら、ザフトに義理立てする必要なんてねえってのによ」
クワトロ「ザフトと言うより、議長個人に対してだろうがな」
ハマーン「心の機微がわかるような物言いをお前がするとはな」
クワトロ「………」「確かにな…。今の私に人の心を語る資格はない」
ブライト(レコア少尉の事か…)
ハマーン「まあいい。お前個人の事など、アクシズを預かる私には取るに足らないものだからな」
ジャミル「ハマーン・カーン。我々があなたの申し出を受けるとしたら、アクシズをどう動かすつもりだ?」
ハマーン「アクシズの全戦力を以ってザフトや新連邦と正面からぶつかる事は互いに消耗戦になるだけだ」「だが、指導者が明確である以上、両軍共、頭を潰せば戦いは終わる」
ブライト「ザフトはデュランダル議長、新連邦はシロッコ、デューイ、そして、エーデル・ベルナルか」
兵左衛門「今日のステーション防衛部隊を見る限り、ロゴスは新連邦に接収されたと見ても構わんだろうな」
ハマーン「おそらく最後は乱戦となるだろう。その際、アクシズ軍は周辺の牽制に当たり敵戦力を分散させる」「そして、このZEUTHで敵の中枢を一点で討つ事を提案する」
シャイア「それって、つまりは私達を利用するって意味ですか?」
ハマーン「この私自らがZEUTHに参加すると言ってもか?」
クワトロ「何…?」
ハマーン「私のパイロットとしての技量はお前も知っていよう」「無論、一パイロットとしての扱いで構わん。リスクを背負わせる以上、その程度の事では文句を言うつもりはない」
ホランド「驚いたぜ。あんた…ただの腹黒じゃねえようだな」
ハマーン「勘違いするな。無礼な口を容認するという意味ではないぞ」
ホランド「ちっ…扱いづらい女だぜ」
ブライト「では、ハマーン・カーン…。そして、ラミアス艦長、ラクス代表…」「ZEUTHはあなた方を受け入れます。同じ目的のために共に戦いましょう」
マリュー「ありがとうございます、ブライト艦長」
ホランド「へ…やっと会えたな、砂漠の虎よぉ」
バルトフェルド「ま…紆余曲折を経て、一つにまとまったって所だな」「だが、トップ間は何とかなったがパイロット一人一人はどうだろうな…」
ラクス「その心配は要りません。今、私達は同じ方向を向いて、歩き始めようとしているのですから」「あのザフトの方が自分の道を自分で決めたように」
クワトロ「そして、中継ステーションを落として当面の脅威を止めた今…」
ジャミル「我々が次に向かうのは、月か…」

シン(マユ…お前の携帯電話…。ミネルバの部屋に置きっぱなしだ…)(俺…もうお前の声…聞けないんだな…)
カミーユ「シン…」
シン「大丈夫だ、カミーユ。俺…ZEUTHを選んだ事、後悔していないから」「レイは俺を許さないって言ってたけど、いつかきっとわかってくれると思う…」
〔歩み寄る足音〕
アスラン「もし、レイと戦場であったらどうする?」
シン「…戦いますよ。俺もレイも自分で自分の道を選んだ以上、胸を張って進むだけです」「そして、わかってもらうまでレイに呼びかけるつもりです」
アスラン「強くなったな、シ…。俺とキラにも今のお前の強さがあれば、あんな風に遠回りする必要もなかったよ」
シン「アスラン…」
ルナマリア「メイリン…!」
メイリン「ごめんね、お姉ちゃん…。ずっと心配かけて…」
ルナマリア「いいよ、もう…! こうやって、また会えたんだから!」
メイリン「うん…うん…!」
ファ「よかったわね、ルナマリア…」
カミーユ「ああ…」(俺達もレコアさんとああいう風に笑いあえる日が来るのか…)
キラ「君が…カミーユ・ビダン君?」
カミーユ「え、ええ…。あなたは…?」
アスラン「みんなにも紹介しよう。キラ・ヤマトだ」
シン(あの人が…オーブの慰霊碑にいた人が…キラ・ヤマトだったんだ…)
キラ「カミーユ君…。君の言葉をハリー大尉から聞いたよ」
カミーユ「え…」
キラ「正しかろうと、そうでなかろうと人は自分のやるべき事を果たすまでだ…って」
カミーユ「それはシンに言った言葉…」
キラ「ずっと、その意味を考えていた…。そして、やっとわかったんだ、自分のやるべき事が…」
シン「正義の味方気取りで戦場を引っ掻き回す事ですか?」
アスラン「シン…」
キラ「いいんだ、アスラン…。そう思われても仕方のない事を僕はしてきた」「それによって起こる事からは自分の都合のいいように目を背けたままで」「そして、僕は君の大事な人の命を…」
シン「…戦争だから仕方のない事だって俺だってわかってますよ…。でも…」
キラ「許してもらえるとは思えないし、許して欲しいと言うつもりもない…」
シン「え…」
キラ「戦うって、そういう事だってわかったよ…。どんなに言い訳をしようとそれは誰かを傷つける事だって」「でも、僕は歩くのをやめない…。誰かを傷つける事になってもこれが僕の戦いなんだから」「それで誰かに恨まれ、憎まれても僕はその痛みを抱えたまま歩き続けるよ」
シン「…あなたも人間だったんですね…」
キラ「シン…」
シン「俺やカミーユやみんなと同じように傷つきながら戦っていたんですね」「俺…覚えてます。オーブの慰霊碑の前で会った時のあなたの事を…」「あの時のあなたは悲しそうな顔をしていました…。きっと俺と同じように…」
キラ「………」
シン「不思議ですね…」「戦っている時はわからなかったけどこうやって、ちゃんと言葉を交わせばあなたの事が理解出来ます」
アムロ「グラディス艦長が言っていただろう。人は想いと力を持つって」
カミーユ「アムロさん…」
アムロ「人はわかりあえる…」「それは幻想かも知れないが、その努力もしないのなら、俺達は滅んでも仕方のない生物かも知れない」
キラ「はい…。こうして言葉を交わす事で、僕も皆さんが近くに感じられます」
シン「俺もです」
キラ「シン…君はオーブで会った時、人はきれいに咲いた花を何度も吹き飛ばすって言ったね…」「僕達は一緒に花を植えよう。どんなに吹き飛ばされても何度でも…」
アスラン「それが俺達の戦いだ」
シン「はい…!」
〔歩み寄る足音〕
ネオ「お取込み中、いいか?」
シン「あんたは!」
ネオ「ネオ・ロアノークだ。今はアークエンジェルの乗員だ」「君に一言謝りたくて来た」
シン「よくも…よくもステラを戦わせないって約束を破ってくれたな!」
ネオ「………」
シン「戦わせるために返したんじゃない! ステラを殺したのは、あんただ!」
ネオ「言い訳はしない。君が望むのなら、どんな罰でも受けよう」
シン「…俺は…」「…俺は…憎しみで人を殴ったりはしない…」
ネオ「坊主…」
シン「俺はあなたを一生許しません…。あなたには痛みを背負ったまま生きてもらいます」「俺や…キラさんと同じように」
キラ「シン…」
シン「俺だって過ちを犯してきました…。きっと俺の事を許さない人達だっていると思います…」「俺もあなたと同じなんです…。だから…」
ネオ「わかった…。罪を償うというわけではないが、俺も自分の出来る事をするつもりだ」
シン(誓うよ、ステラ…。俺…新しい仲間達と一緒に戦争を起こす奴らと戦う…)(そして、いつかきっとステラみたいな悲しい想いをする子を無くしてみせるから…)(だから…俺達を見守っていてくれ…)

月面都市ゲンガナム

  ~ゲンガナム 白の宮殿~
アグリッパ「…パプテマス・シロッコの招待を受けるですと?」
ディアナ「あの男はD.O.M.E.の封印を解く事を望んでいます」「その目指す先は違うとはいえ、黒歴史の真実を明らかにする事は私も同意します」
アグリッパ「なにませぬ…! 閣下はこれ以上、世界の戦いの炎で包む事をお望みなのですか?」「闘争本能を刺激する事は、戦いを望む人の性を目覚めさせる事に他なりません」「ターンXを手に入れたあのギム・ギンガナムのように…!」
ディアナ「人はそこまで愚かではありません。それこそが私が地球で学んだ事です」「私は黒歴史を明らかにする事で全ての人類に警鐘を鳴らし、その理性を呼び覚ますつもりです」
アグリッパ(恐れてきた事が起きた…。地球に降下する事は人の眠れる性を目覚めさせるだけだと思っていたが…)(まさかディアナ・ソレルその人の闘争本能が刺激されるとは…)
ディアナ「ZEUTHに連絡を入れた後、D.O.M.E.へ向かいます」「支度をなさい、アグリッパ・メンテナー。月の冷凍睡眠施設を管理するお前も私に同行してもらいます」
アグリッパ(パプテマス・シロッコにディアナを売り渡す事でムーンレィスの平穏を守ろうとしたのに…)(奴め…。よりによってD.O.M.E.の封印を解こうとすると…)(万が一の場合は非常手段に出るしかない…。ムーンレィスの永遠の平穏のために…)
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

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【概要】
 レクイエムの中継ステーションをアークエンジェル
と共に攻撃する一行。戦闘後、ミネルバとレイは一行
と袂を分かち、ザフトへと帰還するのであった。


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