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No.11B
G奪回作戦

【シナリオデモ開始】
ビッグファルコン

三輪「何ぃっ!? その話は本当か!?」
アデナウアー「そうだ。火星のクリュス基地から参謀本部へ報告があった」
三輪(う…む…! 大文字博士の言葉は間違っていなかったのか…!)
アデナウアー「ついては、大空魔竜にこちら側の大使を乗せ、火星へ派遣してもらいたい」
三輪「正気か!? 奴らの誘いを受けるつもりなのか!?」
アデナウアー「…これは参謀本部の決定だ。彼らについての情報が乏しい現状で不用意な真似は禁物だからな」
三輪「馬鹿な! そやつらの目的は地球の侵略に決まっておる! すぐに戦力を送り込み、殲滅を!!」
アデナウアー「向こうが交渉のテーブルを用意しているのにか? それでは前大戦の二の舞だ」
三輪「参謀本部こそ、前回の教訓を何も生かしておらん! 奴らは敵だ! 侵略者だ!」
アデナウアー「仮にそうであったにしろ、時間稼ぎは必要だ」
三輪「ならば、ロンド・ベル隊を火星へ向かわせればよい! ワシらには地下勢力殲滅作戦があるのだぞ!」
アデナウアー「現在、短時間で火星圏へ行くことが出来る艦は大空魔竜ぐらいだ」「それに、宇宙ではネオ・ジオンの残党が活動を始めている。ロンド・ベル隊は送り込めんよ」
三輪「うぬっ…!」
アデナウアー「大空魔竜戦隊を火星へ向かわせる代わりに、そちらへジム部隊を派遣する」「用件は以上だ」
〔モニターの開閉音〕
三輪「おのれ…! 異星人など敵以外の何者でもないと言うのに…!」

竜崎勇「…お久しぶりです、大文字博士」
大文字「ええ…」
剛健太郎「我々3名が顔を合わせるのは前回の防衛会議以来ですな」
豹馬「お? あれって、健一の親父さんじゃねえか?」
十三「ホンマや。確か、今は四ッ谷博士らと一緒にダイモビックにいるはずやのに…」
ちずる「それに、リリーナさんもいるわね。何かあったのかしら…?」
リリーナ「…外務次官のリリーナ・ドーリアンと申します」
大文字「大文字洋三です。お噂はかねがね…。それで、あなた方がこの大空魔竜へ来られた理由は何なのですか?」
剛健太郎「実は…私は竜崎勇博士やリリーナ・ドーリアン外務次官と共に……」「地球側の大使を務めることになりました」
大文字「地球側の…大使?」
竜崎勇「はい。実は……火星圏に新たな異星人が現れたのです」
大文字「何ですと…!?」
サコン「新たな…とおっしゃられましたね。では、エアロゲイターではないと?」
竜崎勇「ええ。火星にいるプリベンターからの情報では…彼らは『バーム星人』と名乗っているようです」
サコン「バーム……」
大文字「剛博士、ご存知で?」
剛健太郎「いえ…。過去にボアザンの民と接触したという事実はありません」
サコン「大文字博士、もしかして……」
大文字「うむ。我々が何回か接触した異星人かも知れん。…だが、あなた方が大使と言うからには…」
リリーナ「はい。そして、彼らは私達と平和的な話し合いを望んでいます」
大文字「バーム星人が太陽系へ来た目的は?」
リリーナ「現段階では何とも言えません。直接彼らに聞くしかないと思います」
剛健太郎「そこで、大文字博士…彼らと会談を行うため、私達3名を火星へ連れて行って頂きたいのです」
大文字「なるほど…。それで、ここへ来られたのですな?」
リリーナ「はい。今回の件は連邦政府及び軍参謀本部の決定でもあるのです」
竜崎勇「…三輪長官も渋々とは言え、それに従ったと聞いています」
大文字「だが…地下勢力が行動を開始した現状で、我々が火星へ行ってしまってよいものか…」
剛健太郎「その件に関しては、大空魔竜戦隊の代わりとして、極東支部へジムの部隊が送り込まれるそうです」
大文字「……わかりました。では、大空魔竜は火星へ向かいましょう」

甲児「これから火星へ行く!? ホントかよ!?」
ファン・リー「ああ。向こうにバーム星人という異星人が現れ、コンタクトを取ってきたそうだ」
鉄也「コンタクト…と言うからには、攻撃を仕掛けて来たわけじゃないのか?」
ファン・リー「うむ。バーム星人はこちらとの会談を希望しているらしい」
ボス「珍しい連中だわさ。だいたいは問答無用で攻めてくるパターンなのによ」
大作「そうたい。キャンベル星人の時んごつ、いきなり来るとが普通ばい」
鉄也「罠……かも知れんな」
ファン・リー「ああ。それでこちらの出鼻をくじくという可能性もあり得る」
甲児「…ま、火星にはプリベンターに万丈さん、ボルテスチームがいるからな」「バームって連中も、そう簡単に攻められなかったんじゃねえか?」
鉄也「…だからこそ、バーム星人はこちらの出方をうかがうつもりなのかも知れんぞ、甲児君」
甲児「う〜ん…だまし討ちか。言われてみれば、その線も捨てきれないな」
美和「でも、他の星から来る全ての人が、みんなそうだと限らないんじゃないかしら…」
勇「だとしたら、わざわざ地球まで来た理由は何だ? まさか、俺達と友達になりたいわけじゃないだろう」
比瑪「そういうの、あるんじゃない?」
勇「どうしてそんなことが言えるんだ?」
比瑪「だって、この宇宙は広いもの。バームの人達、寂しかったのかも知れないわ」
勇「寂しい?」
比瑪「だから、あたし達と会いに来たっていうの…あり得るでしょ?」
甲児「ふ〜ん。比瑪って、面白い考え方をするなあ」
比瑪「そう? 異星の人だって、同じ人間なんでしょ?」
甲児「まあ、そうだけどさ」
比瑪「だったら、ちゃんと話し合えばわかりあえるんじゃないかしら?」
美和「そうね…。それで戦いが回避できるならいいわね」
勇「…気楽だな。向こうが何を考えてるかわからないんだぞ?」
比瑪「だから、それを確かめるために火星へ行くんでしょ」
勇「オルファンはどうするんだ?」
比瑪「それは……」
ラッセ「…こっちにはノヴィス・ノアやGGGがいる」「それに、連邦軍だって動いてくれるんだろ? …頼りになるかどうかは知らないがね」
勇「………」
ナンガ「…ところで、ブレンは宇宙でも動けるのか?」
勇「深海で耐圧をかけられるぐらいだ…こっちに影響が出ない程度に調整をしてくれると思う」
ラッセ「オルファンは宇宙船らしいし…ブレンだって宇宙で動けるかも知れないな」
ナンガ「本当かよ?」
ボス「いざとなったら、宇宙服を着ればいいんだわさ」
ナンガ「宇宙服、ねえ…」
比瑪「ブレンが嫌がるんじゃない?」
ラッセ「ま、承知の覚悟ってことにしときますか」

L5宙域付近

ピート「…現在、L5宙域X2547。これより、惑星間航行の準備に入ります」
大文字「うむ。各員に警戒態勢を怠らぬよう伝達を。ネオ・ジオンの残党と遭遇する可能性があるからな」
ピート「了解」
豹馬「…宇宙に上がるのは久しぶりだなあ。ロンデニオンにいるカミーユとか、元気かな?」
さやか「そうねえ。例の事件があってから、会ってないもんね」
豹馬「あん時は大変だったなあ…」
〔モニターの開閉音〕
ミドリ「大文字博士、本艦に通信が入ってきました」
大文字「発信者の名前と所属は?」
ミドリ「不明ですが…『砂漠の王子』というコードで、こちらとの接触を求めています」
豹馬「あ、それ…カトルじゃねえか?」
さやか「大文字博士、その人はプリベンターのメンバーです」
大文字「では、着艦デッキを開放してくれたまえ」
ピート「了解です」

デュオ「よ! みんな、久しぶり!」
ちずる「デュオ!」
カトル「お元気そうで何よりです」
竜馬「君達がまとまって行動をしているなんて珍しいな」
トロワ「…プリベンターからの特別任務で、ネオ・ジオンの動向を探っていた」
五飛「ところで、ヒイロはこちらに来ていないか?」
ちずる「ううん。連絡とかもないけど…」
カトル「そうですか…」
レミー「むむ、今度の新メンバーは美少年ばかりじゃない。お姉さん、俄然やる気が出てきたわぁ」
真吾「…うらやましいね。こっちは火星旅行決定でゲンナリしてるってのに」
ハチロー「そう? 僕は楽しみだよ」
真吾「一つ教えといてやるが、火星ってのは何かとヤバい所なんだ」
ハチロー「どうして?」
真吾「そりゃもう、メガノイドの連中は反乱を起こすわ、異星人には攻撃されるわ…とにかくロクなことが起きないのさ」
ハチロー「ふ〜ん…」
レミー「…今回も何かあると思っといた方がいいわね」
真吾「ああ」
レミー「じゃ、心の準備はしておきましょ」
真吾「美少年の色気に惑わされるなよ?」
レミー「悪いけど、あたしは惑わす方なの」
リリーナ「…では、ヒイロの行方はわからないのですか?」
デュオ「そっちに連絡が行ってないのなら、そういうことになるねえ」
リリーナ「………」
竜馬「何かあったのか?」
カトル「実は…僕達のガンダムがネオ・ジオンの残党に奪取されてしまったようなんです」
ちずる「え……!?」
リリーナ「それは本当なのですか…!?」
カトル「ええ…。イージス計画の後、僕達は太陽に向けてガンダムを放出しました……」「そのことを知っている人間はプリベンター以外にいませんし…」「ガンダムは廃棄ブロックの中に入れて飛ばしました。ですから、行方を知っている者は他にいないはずです」「ましてや、それを拾おうとするなんて……」
竜馬「待ってくれ。どうして君達のガンダムがネオ・ジオンに奪われたとわかったんだ?」
カトル「それに関しては、ラシードから説明を……」
ラシード「私達マグアナック隊はカトル様のご命令を受け、廃棄ブロックを追跡していました」「しかし…その中に皆さん方のガンダムは存在していなかったのです」
カトル「僕はジャンク屋か海賊がガンダムを奪ったと考え、さらに捜索を進めていました」「そんな時…謎のメッセージを受け取ったんです」
ちずる「謎のメッセージ?」
カトル「はい。発信者は不明、内容は僕達のガンダムの輸送ルート…しかも、ネオ・ジオンの…」
竜馬「何だって…!?」
デュオ「胡散臭いだろ? ま、十中八九罠だな」
トロワ「ああ。俺達を誘き寄せるためのな」
竜馬「もしかしたら、ヒイロは…」
五飛「独自にガンダムの行方を追っているのかも知れん」
デュオ「思い立ったが吉日…って奴だからな。連絡の一つぐらいよこしても良さそうなもんだけど」
リリーナ(ヒイロ……)

大文字「…君の話には一つ腑に落ちない点があるのだが」
カトル「ガンダム廃棄の事実を何故、ネオ・ジオンが知っていたか…ですね?」
大文字「そうだ。偶然とは考えにくい」
ピート「プリベンターに内通者がいたのかも知れませんね」
カトル「それなら、まだマシな方だと思います」
ピート「どういう意味だ?」
カトル「調査の結果、わかったことなんですが…」「現在のネオ・ジオンには新たな指導者が現れたようなんです」
鉄也「ミネバ・ザビ……いや、ハマーン・カーンか?」
カトル「僕も最初はそう思いました。しかし、前大戦のネオ・ジオンとは何かが違うような気がするんです」
鉄也「だったら、アナベル・ガトー…。いや、ガンダムが廃棄されたことを知っていたとなると…」「まさか……!」
カトル「…僕の予想が外れていればいいんですが…」
大文字「…で、それを確かめるためにも、罠に乗ってみたいと言うのだな?」
カトル「はい。出来れば、僕達のガンダムを取り戻したいんです。もっとも、情報が真実であれば、の話ですが」「もちろん、ネオ・ジオンの輸送部隊には僕達だけで接触するつもりです」
大文字「いや…我々も向かおう」
カトル「え…? 僕達の勝手な都合に皆さんをお付き合いさせるわけには…」
大文字「気にせんでくれたまえ。火星圏への航行コースに乗るまで、まだ時間がある…」「それに、君達のガンダムを取り戻すことが出来れば、戦力の増加にもつながるのでな」
カトル「…すみません。それでは、博士のお言葉に甘えさせて頂きます」
大文字「よし…これより大空魔竜は先回りして、ネオ・ジオン輸送部隊と接触する」「各機は出撃準備をしてくれたまえ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「G奪回作戦」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔警報(戦艦パターン)〕

シーマ「何だって、連邦軍の戦艦が!?」
ネオ・ジオン艦長「はっ。機種は特機タイプの戦闘母艦、部隊を展開させつつ接近中です!」
シーマ「チッ、味方との合流前に…! ただでさえも、ガンダムが一つ足りなかったってのにねえ」「だいたい、何であいつらがあたし達の艦の航路を知っているのさ?」
ネオ・ジオン艦長「そ、それは…」
シーマ(どうやら、内通者がいたようだねえ。おおよその見当はつくが……)
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
五飛「とりあえずは情報どおりか」
トロワ「ああ。後は、奴らがガンダムを輸送しているかどうか…確かめるだけだ」
カトル「あまり時間はありません。手前のムサカから接触しましょう」
トロワ「了解した」
デュオ「さあて、鬼が出るか蛇が出るか…。それどころか、中が空だったらどうする?」
カトル「…僕は大丈夫だと思います」
デュオ「ホントかよ?」
カトル「ええ…情報を流した人物が僕の予想と一致しているなら」
デュオ「…そう簡単に事が運ぶとは思えないけどねえ」
ピート「トロワ、敵の増援が現れることを想定して、3分以内にムサカへ接触してくれ」
トロワ「…了解」
ピート「各機へ。トロワとカトルのトーラスがムサカへ取り付くまで援護しろ」
クスハ「はいっ!」
シーマ「フフフ、あいつらは…。腐れ縁って奴かい、ロンド・ベル。懐かしさすら感じるねえ」「だけど、このシーマの上前をハネるような真似はさせないよ」「いいかい、お前達! お宝を奪われるんじゃないよ!」
<戦闘開始>

<2PP>

デュオ「トロワ、あと2分だぜ!」
トロワ「ああ、わかっている」

<3PP>
デュオ「トロワ、あと1分だ! 早くムサカに取り付いてくれよ!」
トロワ「…了解」

<3EP>
トロワ「…間に合わなかったか…」
デュオ「あ、あのなあ! 他人事みたいに言うなよ!」
(→GAME OVER

<シーマのHP80%以下orトロワ&カトルがムサカ2に隣接>
トロワ「…到着だ」
デュオ「ついでだ! カタパルトあたりに威嚇射撃を頼むぜ!」
トロワ「ああ」
〔ムサカ2で爆発〕
ネオ・ジオン艦長「な、何っ!?」
シーマ「フフフ…さすがにやるもんだねえ。だけど、こちらが何の手も打っていないと思っているのかい?」
〔敵ユニット出現〕
カトル「!!」
デュオ「おい! 囲まれちまったぞ!」
トロワ「……!」
シーマ「お前達がガンダムを狙っているのは百も承知だからねえ…フフフ」
大文字「いかん! 彼らを救助するんだ!」
ミドリ「ま、待って下さい! 新たな敵の部隊が!!」
大文字「何!?」
〔敵ユニット出現〕
ゼクス「やはり、現れたか…ロンド・ベル」
竜馬「あ、あれはトールギスIII!?」
甲児「ど、どういうこった!? 何であれがジオン側にいるんだよ!?」
カトル「そんな…! あの人はレディさん達と一緒に火星へ行っているはずなのに…!」
デュオ「チッ、鬼と蛇の両方が出やがったぜ…!」
シーマ「…説明してもらおうかねえ、ゼクス・マーキス」
ゼクス「何をだ?」
シーマ「とぼけるんじゃないよ。奴らにガンダムの情報を流したのはあんただろ?」
ゼクス「…そんなことをして私に何のメリットがある?」
シーマ「ガンダムのことを知っていたのは、元プリベンターだったあんたともう一人……」「可能性は前者の方が高いさね」
ゼクス「ならば、こうやってそちらの援護に来る必要もないだろう?」
シーマ「さあ? 芝居かも知れないからね、特にあんたの場合は」
ゼクス「…………」
シーマ「まあいい。何にせよ、落とし前はキチンとつけてもらうよ?」
ゼクス「この場に私を残して行って構わないのか?」
シーマ「出迎えがあんただってのも、どうせ上の方で思惑があったんだろ?」「ガキの使いじゃあるまいし…これ以上、三文芝居に付き合わされちゃ商売上がったりだからねえ」
〔敵ユニット離脱〕
ミドリ「敵艦、後退しました!!」
大文字「だが、カトル君達が危険な状態であることに変わりはない!」「ピート君、このまま大空魔竜で突っ込むんだ!」
ミドリ「ま、待って下さい! 正体不明の機体が準外宇宙航行速度で接近中です!!」
ピート「何!?」
デュオ「今度は何だってんだ!?」
ミドリ「このサイズは…モビルスーツ!? で、でも、こんなスピードを出せる機体なんて…!」
デュオ「! もしかして、そいつは…!」
ゼクス「やはり来たか…」
〔敵ユニット撃墜〕
カトル「遠距離からのビーム…!?」
五飛「こんな真似をする男は…!」
〔味方ユニット出現〕
ナンガ「何だ、あれは!?」
比瑪「ま、まるで天使みたい…!」
キリー「ガンダム…だよな?」
真吾「あ、ああ…最近のは随分と派手だな」
レミー「ホ〜ント。ブンドルがここにいなくて良かったわあ」
カトル「間違いない…あれはウイングゼロ…!」
デュオ「やっぱりヒイロか! あいつ、自分のガンダムだけちゃっかり取り戻してやがったのかよ!」
トロワ「それよりも、今の内に敵艦へ突入するぞ」
〔味方ユニット離脱〕
ゼクス「…ヒイロ・ユイ…。やはり、ゼロを奪取したのはお前だったか」
ヒイロ「………」
ゼクス「…いつ気づいた?」
ヒイロ「お前が火星から姿を消した後…すぐにだ」
ゼクス「なるほど。それでガンダムの行方を追ったか…」
ヒイロ「…今のプリベンターやロンド・ベル以外で、ガンダム廃棄の事実を知っている者は二人いる……」「一人はゼクス…お前だ。そして、もう一人は……」
〔味方ユニット出現〕
デュオ「ヘヘ…久しぶりだな、相棒
カトル「サンドロック、また君の力を借りることになったよ…
トロワ「フッ…やはり、このシートが一番馴染む
五飛「行くぞ、ナタク
デュオ「よ〜し、じゃあ…」「聞かせてもらおうか? あんたがジオン側についた理由をよ」
ゼクス「…答える必要はない。お前達には、ここでガンダムと共に表舞台から立ち去ってもらう」
デュオ「おいおい、立ち去るもの何も…今、舞台に上がったばっかりだっての」「しかも、あんたの演出どおりにな」
ゼクス「…………」
ヒイロ「答えるつもりがなければ、それでいい。だが、俺達の邪魔をするなら…」「お前を殺す」
ゼクス「…ゼロが私の未来を見せたのか?」
ヒイロ「ゼロに訊くまでもない。地球圏を混乱に陥れる者の未来は決まっている」
ゼクス「では、一つだけ言っておこう。私の行動は私の本意によるもの…下手な詮索は無用だ」
デュオ「本気でやり合おうってんだな? だったら、遠慮はしねえぜ!」

<ヒイロvsゼクス>
ヒイロ「三度目はないぞ、ゼクス」
ゼクス「…共に戦っていたからこそ、見える欠点がある…」「お前達のやり方では、滅亡までの時間を引き伸ばしているだけに過ぎないのだ」
ヒイロ「滅亡だと…?」
ゼクス「そうだ。それを食い止めるには…今一度、試練の時が必要なのだ」

<デュオvsゼクス>
デュオ「裏切り者が相手となれば、俺も本当の死神になるぜ」
ゼクス「私もライトニング・カウントと呼ばれた男だ。簡単にこの命をくれてやるわけにはいかない」
デュオ「そうかいっ!」

<トロワvsゼクス>
トロワ「敵として俺達の前に立つのなら…容赦はしない」
ゼクス「こちらとしても気兼ねなく相手が出来るというもの…!」

<カトルvsゼクス>
カトル「あなたはリリーナさんやノインさんまで裏切るつもりですか!?」
ゼクス「その二人に伝えてくれ。お前達が知るゼクス・マーキスは死んだと」
カトル「えっ…?」

<五飛vsゼクス>
五飛「これがお前の求めた正義か?」
ゼクス「トレーズと戦ったお前ならわかるだろう。私が何を考えているか…」
五飛「死んだ人間の名前を出すな。言いたいことがあるならば、生きているお前の言葉で語れ!」
ゼクス「残念だったな……私はすでに死んだ人間だ」「故にそのような者にしか出来ぬことをやるまで!」

<ゼクス撃墜>
ゼクス「フッ…さすがだと褒めておこう」「任務は終了した。撤退する」
〔敵ユニット撃墜and離脱〕

<ゼクスHP2000以下で撤退>
ゼクス「…これ以上は危険か。それに役目も果たした………後退する」
〔敵ユニット離脱〕

<勝利条件達成>
ヒイロ「…逃げたか、ゼクス」
ジュン「どうして、あの人が裏切ったの……?」
カトル「…ただ裏切ったとも思えません。何か理由があるのかも…」
ヒイロ「………」
竜馬(だが、結果的にはガンダムを取り戻すことが出来た…)(情報を流したのはゼクスだったのか? それとも……)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

デュオ「おい、ヒイロ。何で俺達のガンダムも持って帰って来てくれなかったんだよ?」
ヒイロ「最も短時間で地球圏へ帰還するには、ウイングゼロだけの方がいいと判断した」
デュオ「ちぇっ。おかげで色々とえらい目に遭っちまったぜ」
トロワ「だが…合理的な判断だ」
デュオ「でもさ…少しぐらい気を利かせてくれたって、バチは当たらねえだろ?」
五飛「ヒイロにそういうことを期待するだけ無駄だ」
デュオ「…説得力ねえなぁ、おい」
ヒイロ……お前達なら自力で自分達のガンダムを取り戻すと思っていた」
デュオ「また他人事みたいに言いやがって…」
トロワ「それよりも、問題はゼクスが再び俺達の敵に回ったことだ」
デュオ「ああ。あいつ、いったい何考えてやがんだ? 今さらOZ時代に逆戻りかよ」
カトル(…ガンダムの情報を僕達に流したのはあの人に間違いない…)(けど、僕はそれ以外の人間の意志も感じる…)
ヒイロ「…リリーナはこのことを知っているのか?」
カトル「え? そ、それは…」
〔扉の開閉音(パターン1)〕
リリーナ「…こうなる予感はしていました」
ヒイロ「リリーナ…。奴はお前に何も?」
リリーナ「ええ」
ヒイロ「……………」
リリーナ「何か考えがあってのことでしょう。しかし、今の私には兄を気にかけている時間はありません」「地球側の大使としての役目を果たし、バーム星人との話し合いを良い方向へ持っていかなければ……」
ヒイロ「ああ、俺も火星へ行く。お前を守るためにな」
リリーナ「ありがとう、ヒイロ」「でも…もし、兄が私達の前に立ち塞がるなら…」
ヒイロ「わかっている。その時は俺の手で……奴を倒す」

≪鋼鉄ジーグが出撃した≫
ボス「…いや〜、久々の宇宙で緊張しちまったわよん」
ヌケ「ね〜、これからずっと宇宙服を着てなきゃ駄目なんでしゅか?」
ムチャ「しょうがないだろ。ボロットは機密性ゼロなんだから」
ボス「さやかよかマシだわさ。ダイアナンのコックピットはバイクだしな」
さやか「ちょっとぉ! それ、あたしのダイアナンがボロット以下だって言いたいの!?」
ボス「まあまあ、同じ宇宙服を着なきゃならない者同士…ケンカするのはやめようぜ。な?」
さやか「んもう、失礼しちゃうわ!」
宙「………」(…俺は…宇宙服を着なくても平気だった)(いくら鋼鉄ジーグに変身しているとは言え……)(俺は…他の連中とは違うのか?)
美和「どうしたの、宙さん?」
宙「いや…何でもねえよ」

ピート「博士、惑星間航行の準備が整いました」
大文字「うむ。では、これより大空魔竜は火星圏へ向けて発進する!」
【シナリオエンドデモ終了】


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