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No.1B
龍虎激突

【シナリオデモ開始】
クスハ(…バルマー戦役と呼ばれた戦いが終わり…しばらくしてからのことです…)(…私は……あの時……

???「…行きなさい。あなた達はもう自由の身よ
クスハ「え…? で、でも…私は……
???「気にすることはない。これが…私達に出来るせめてもの償いだから
ヴィレッタ「縁があったら…また会いましょう
クスハ「ヴィレッタさん……

クスハ(…こうして…私はブリット君と一緒に、自由の身になりました……)(…そして、時が過ぎ……私達は………

沿岸都市

ケン太「クスハ姉ちゃん!」
クスハ「あら、ケン太君。おでかけ?」
ケン太「えへへ、ちょっとね。そういうクスハ姉ちゃんは?」
クスハ「お勉強をしに図書館へ行くの」
ケン太「へ~、真面目だなあ。確か、お医者さんになりたいんだっけ?」
クスハ「ええ…。こんなご時世だもの、人を助けられるお仕事をしたいの」
ケン太「そっか…ここ最近、地震とか津波とか多いもんね」
クスハ「うん…。それに、戦災の復興もまだ完全に終わってないし…」
ケン太「でも、クスハ姉ちゃんならきっといいお医者さんになれるよ」
クスハ「ありがと、ケン太君。…ところで、勉強が嫌で家から抜け出してきたの?」
ケン太「え! ど、どうしてわかったの? テレパシーか何か?」
クウシャ「うふふ…違うわよ。だって、後ろからOVAが追いかけて来てるもの」
ケン太「ええっ!?」
OVA「見つけましたよ、ケン太君! どこへ行くつもりなんです!?」
ケン太「し、しまったぁ!」
OVA「もうすぐ旦那様がお帰りになられるんですから…ちゃんと私の言うことを聞いて下さい」
ケン太「やだよ! だって、オバさんは勉強ばかりやらせるんだもの」
OVA「『さん』はいりません! 私はケン太君の教育ロボット、OVAです!」
ケン太「OVAなんか、オバさんで充分ですよ~だ!」
OVA「んもう…ケン太君ったら!」
クスハ「あら…ケン太君。お父さんが帰ってくるの?」
OVA「そうなんですよ、クスハさん」「久しぶりに旦那様がアメリカからお戻りになるというのに…ケン太君ったら遊んでばっかりで」
クスハ「ケン太君…ちゃんと勉強しなきゃ、お父さんに怒られちゃうよ?」
ケン太「平気、平気。子供の仕事は遊ぶことだもの!」「それより、クスハ姉ちゃんの恋人もアメリカにいるんでしょ?」
クスハ「え? う、うん…」
ケン太「今度はいつ会えるの?」
クスハ「そうね…。ケン太君のお父さんと違って、もうしばらくかかるかな?」
〔雷の音〕
OVA「あら? 雷が…」
ケン太「ホントだ。こんなにいいお天気なのに」
OVA「空も暗くなってきましたよ」
クスハ「雨でも降るのかしら……?」
〔サイコドライバー能力発現〕
クスハ「!!」
ケンタ「ど、どうしたの、クスハ姉ちゃん!?」
クスハ「あ…! こ、この感じ……! 前と同じ……」
〔雷鳴〕
ケン太「ああっ!!」
クスハ「きゃああっ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「龍虎激突」


【戦闘マップ開始】
〔落雷×5〕
クスハ「きゃあああっ!!」
ケン太「わあああっ!!」
〔落雷〕
〔味方ユニット出現〕

クスハ「ああっ!!」
ケン太「な、何なの、あのロボット!?」
龍王機「……グ…グルル…ル…」
クスハ「あ、あれは…龍王機……!」
ケン太「ええっ!? クスハ姉ちゃん、あのロボットのこと知ってるの!?」
クスハ「…ま、間違いないわ……! どうして龍王機がこんな所に……!? それに、あんなに傷ついて……!」
龍王機「!!」
〔落雷×5〕
〔落雷〕
〔敵ユニット出現〕

クスハ「虎王機!?」
???「…逃がさんぞ、龍王機」
[イベント戦闘「???vs龍王機」
クスハ「ど、どうして…!? どうして龍王機と虎王機が戦ってるの!?」
???「…まだあがくか……」
クスハ「!! 虎王機に乗ってるのは誰!?」
???「…さあ、龍王機よ……超機人の使命を思い出せ…」
クスハ「…ブリット君じゃ……ない…!?」
???「…我と共に主の下へ還るのだ」
龍王機「グ、グルル…ウ……」
???「あくまでも拒むか。…ならば………」
クスハ「や、やめて…! それ以上は……! 龍王機が死んじゃうっ!!」
〔味方ユニット出現〕
???「む……?」
ボルフォッグ「凱機動隊長…あれは龍王機と虎王機です」
凱「ああ、間違いない…!」
ボルフォッグ「GGGの資料によれば、あの2体は龍虎王・虎龍王として人類の敵と戦ったはず…」「それがいったい何故…?」
凱「詮索は後回しだ! あいつらを止めなければ、街に被害が及ぶ!」
ボルフォッグ「わかりました」
凱「ボルフォッグ、ここは俺に任せてデータ収集に専念しろ。…お前はまだ完全じゃないからな」
ボルフォッグ「いえ、私も戦います。それが私に与えられた使命ですから」
凱「…仕方のない奴だな。ただし、無茶はするんじゃないぞ!」
ボルフォッグ「機動隊長こそ、無理は禁物です。ギャレオンとガオーマシンはまだ使用不可能なのですから」
凱「わかってるって。じゃあ、行くぞ! ボルフォッグ!!」
ボルフォッグ「はっ!」
凱「イィィィィクィィィィップ!!
〔味方ユニット出現〕
凱「いいな、虎王機を止めるぞ!」
ボルフォッグ「了解です!」
???「………」
クスハ「あ、ああ……!」
OVA「ケン太君、クスハさん! 今の内に逃げましょう!」
ケン太「う、うん! クスハ姉ちゃん、行こうよ!!」
クスハ「わ、私……ここに残る……!」
ケン太「ど、どうして!?」
クスハ「だって、私…龍王機を……!」「私と一緒に戦ってくれた龍王機を見捨てて行けないもの!」
ケン太「え、ええっ!? 一緒に戦ったって…どういうこと!?」
クスハ「いいから、ケン太君はOVAと一緒に逃げてっ!」
<戦闘開始>

<凱vs???>

凱「事情は知らないが、ここで暴れるんじゃないっ!!」
???「………」

<ボルフォッグvs???>
ボルフォッグ「…多少の無理は覚悟の上。街に被害が及ぶのを黙って見ているわけにはいきません!」
???「…………」

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>
ボルフォッグ「凱機動隊長、こちらへ急速接近してくる機体を感知しました!」
凱「何っ!?」
〔敵ユニット出現〕
???「む……?」
バーダラー「ふふふ…ついに見つけたぞ、超機人め」
凱「奴らは…!」
ボルフォッグ「データによれば、あれはミケーネ帝国七つの軍団…怪鳥将軍バーダラー…」「ここ最近、鳥類型戦闘獣は偵察行動を繰り返していましたが…よもや指揮官クラスの者が現れるとは」
凱「まさか、奴らの狙いは龍王機と虎王機か!?」
バーダラー「人間に迎合した超機人の力など、恐るるに足りんが…」「奴らの動力源を入手すれば、闇の帝王もワシの実力をお認めになるはずだ!」
ボルフォッグ「闇の帝王…! では、ミケーネ帝国が本格的に活動を開始したと…?」
バーダラー「さあ、超機人よ…大人しく我らの下へ来い。さすれば、命だけは助けてやる」
???「…我はただ一人の主にのみ仕える。…全ては、この星を守護するために」
クスハ「……!」
???「忘れるな、龍王機。我ら超機人は与えられた宿命から逃げられぬということを……」
〔敵ユニット離脱〕
クスハ「ああっ!!」
凱「ボルフォッグ!」
ボルフォッグ「大丈夫です、隊長。データはGGG本部へ転送済み…」「後は向こう側がサテライトシステムで追尾してくれます」
凱「手際がいいな、ボルフォッグ」
バーダラー「ふん、逃げおったか。だが、もう1体が残っておればよい! 奴を捕まえるのだ!!」
???「そうはさせねえぜ!!」
〔味方ユニット出現〕
バーダラー「ぬっ! 貴様は!!」
甲児「ミケーネが出てきたとあっちゃあ、この兜甲児様が黙っちゃあいないぜ!!」
バーダラー「おのれ、マジンガーZめ! また我らの邪魔をするつもりか!!」
甲児「そいつぁこっちの台詞だ! それにな、てめえらが出てくるのは百も承知なんだよ!!」「今度という今度こそ、決着をつけてやるから覚悟しやがれ!!」
凱「甲児! 来てくれたのか!」
甲児「遅れてすまねえ! 助太刀するぜ!」
クスハ「マジンガーZ…! 甲児君達が助けに来てくれた…!」
さやか「!!」「こ、甲児君! あれを見て!!」
〔カーソル、龍虎王を指定〕
甲児「何!? あいつは…!!」
ボス「龍王機じゃねえか!!」
ヌケ「ボス~、龍王機って何でしゅか?」
ボス「前の大戦で、俺様達と一緒に戦ったロボットだわさ!」
ムチャ「それが何であんなにボロボロになってんの?」
ボス「お、俺様がそんなこと知るかよ!!」
甲児「あいつ、行方不明になったって聞いてたのに…!」
さやか「とにかく、凱さん達と一緒に龍王機を守った方がいいんじゃない!?」
甲児「お、おう!」
バーダラー「来るがいい! 積年の恨み、ここで晴らしてくれるわ!!」

<甲児vsバーダラー>
甲児「怪鳥だか絶好調だか知らねえか!」「鉄也さんの手をわずらわせるまでもねえ! 俺がキッチリと引導を渡してやるぜ!!」
バーダラー「馬鹿め! グレート共々、貴様を地獄へ送ってやる!」

<さやかvsバーダラー>
さやか「あなた達が現れるのを待ってたわよ!!」
バーダラー「備えは万全というわけか。だが、それが何の役にも立たぬことを教えてやる!!」

<ボスvsバーダラー>
ボス「ひっさびさの出番だわさ! 張り切って行くわよん!!」
ムチャ「やれやれ! 親分!!」
ヌケ「今回は俺達も協力するぜ~!」
バーダラー「フン! 雑魚が二匹増えたところで!!」

<凱vsバーダラー>
凱「ギャレオンとガオーマシンがなくとも、戦ってみせるっ!!」
バーダラー「何だ、こやつは!? 身体一つでミケロスに挑むつもりか!!」

<ボルフォッグvsバーダラー>
ボルフォッグ「いずれ来る決戦に備え、あなた達の詳細なデータを取らせて頂きます…!」
バーダラー「データを取るだと? 馬鹿め、貴様のようなガラクタなど一思いに潰してくれる!!」

<バーダラー撃破>
バーダラー「お、おのれぇぇ…!! 覚えておれよ!!」

<勝利条件達成>
ボルフォッグ「うぐっ…!」
凱「どうした、ボルフォッグ!?」
ボルフォッグ「…な、何でもありません…!」
凱「…無理をし過ぎたようだな。すぐにGGG本部へ帰還するぞ」
ボルフォッグ「…それよりも…」
凱「ああ、龍王機が…」
クスハ「龍王機! しっかりしてっ!!」
龍王機「…グルル…ル……」
クスハ「あ、ああ…! こんなにケガをして…! どうして……どうして…!?」
甲児「!! あ、あれ…クスハじゃねえか!?」
さやか「ええっ!?」
ムチャ「クスハって、俺達と同じ学校に通ってた…?」
甲児「ああ、間違いねえ! クスハだ!!」
クスハ「こ、甲児君! みんな!!」
さやか「クスハ…! あなた、無事だったの!?」
ボス「今までどこに行ってたんだわさ!?」
甲児「俺達、お前のことを心配してたんだぞ!」
クスハ「ご、ごめんなさい…! それより…このままじゃ龍王機が…!!」
甲児「そうだ、あの傷じゃあ…!」
さやか「ど、どうしたらいいの…!?」
凱「みんな、龍王機をGGGへ運ぶんだ」
甲児「な、何だって!?」
凱「それしか龍王機を救う方法はない! 早く! このままは死んでしまうぞ!!」
甲児「わ、わかった!!」
クスハ「お願い、龍王機…! 死なないでっ!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

Gアイランドシティ

スワン「…動力システムの出力、低下してイマス!!」
牛山「Gリキッド、注入準備よし!!」
猿頭寺「拒絶反応の恐れがある…。注入量に気をつけて」
牛山「了解! Gリキッド、注入!」
スワン「注入確認!」
麗雄「…………」
スワン「成功デス! 動力システムの出力、上昇しまシタ!」
麗雄「…やれやれ、何とかなったようじゃな」
猿頭寺「後は龍王機の自己修復能力次第ですねえ」
麗雄「うむ。こいつはギャレオンとは別の意味でオーバーテクノロジー…」「いや、ロストテクノロジーの結晶じゃからのう」
火麻「…これからどうするんだ、博士?」
麗雄「極東支部の三輪長官が騒ぎ出すかも知れんが、しばらくはGGGで面倒を見るしかあるまいて」
火麻「大丈夫なのか?」
麗雄「ま…ライオンの世話もドラゴンの世話も同じようなもんじゃし、後は欠損した部分を補えば何とかなる」
火麻「おいおい、こいつに合うパーツなんてあるのかよ?」
麗雄「その点は大丈夫だ。すでに龍王機には前大戦の時、グルンガストのパーツが組み込まれておる」「以後の作業はロバート君と考古学者の安西エリ博士…そして、ビルドベースの司馬遷次郎博士に任せるつもりじゃ」
猿頭寺「なるほど、考古学とサイボーグ工学の権威である司馬博士なら適任ですねえ」
麗雄「そういうことじゃ。…ところで、もう一体の超機人の行方はわかったのかね?」
猿頭寺「いえ…。途中までは追尾できたのですが…」
麗雄「う~む…サテライトシステムもまだ完全ではないようじゃのう」
猿頭寺「申し訳ありません。すぐに煮詰め直します」
麗雄「では、ボルフォッグの再調整も頼む。それが済むまで、出動は禁止じゃ」
猿頭寺「…わかりました」
牛山「それにしても…龍王機と虎王機はバルマー戦役以後、行方不明になっていたはずなのに…」
火麻「ああ。そいつらが何で今頃になって姿を現し…しかも仲間割れをしてやがったんだ?」
麗雄「…わからん……。じゃが、これは何かの前触れかも知れん」
火麻「前触れだと?」
麗雄「うむ…。案外、ギャレオンが再び目覚めるような事態が起きるかも知れんぞ…」
火麻「…………」

クスハ「え…!? 龍王機は助かったんですか!?」
命「ええ。もう安心よ」
クスハ「あ、ありがとうございます、みなさん。それから、あの金色の服を着た人はどこに…?」
命「ごめんなさい…今、凱は……」
甲児「ま、まあ…ワケありってことだ。その内、顔を出すと思うよ」
クスハ「あの……ところで、ここは?」
さやか「それは…」
〔自動扉の開く音〕
大河「それは私から説明しよう」「前大戦の後、連邦政府によって結成された秘密防衛組織、ガッツィー・ジオイド・ガード…」「通称『GGG』のメインオーダールームだよ、クスハ・ミズハ君」
クスハ「あ、あなたは…?」
大河「私の名前は大河幸太郎。ここの最高司令官を務めている者だ」
クスハ「え? でも…ニュースとかでは確か、宇宙開発公団の…」
大河「ほう、よく勉強しているね。君のいうとおり、私は宇宙開発公団の総裁も兼任している」
甲児「つまり、そいつぁ世を忍ぶ仮の姿って奴さ。ですよね、長官?」
大河「そのとおり。まだ我々GGGの存在は公には秘密となっている…」
甲児「だから、長官の依頼で俺達がここへ手伝いに来てるってわけさ」
クスハ「そうだったの…」
さやか「それより、クスハ…あなた、今までどこへ行ってたの?」
クスハ「バルマー戦役の後…龍虎王と別れてから、私とブリット君はティターンズの人達に拘束されてたの…」
さやか「えっ! それ、ホントなの!?」
クスハ「うん。私達が…どうして龍虎王を動かせるのか調べるためにって…」
甲児「もしかして、ロンド・ベル隊がバラバラになった頃の話か…?」
クスハ「ええ…。それから、ティターンズがなくなった後でヴィレッタさんに助けてもらったの」
さやか「その時、どうしてあたし達に連絡してくれなかったの?」
クスハ「…ごめんなさい…。オオミヤ博士にしばらく身を隠してた方がいいって言われて…」
さやか「あ…。あなたを責めてるわけじゃないのよ。ただ、心配だっただけ…」
甲児「ま、いいじゃねえか。こうして無事だったんだし。ところで、ブリットの奴は?」
クスハ「それが…ブリット君はテスラ研に残ったんだけど…ここ数日、連絡が取れなくなったの」
甲児「え…!?」
クスハ「ついこないだまで、メールのやり取りとかしてたのに……」
甲児「行方不明…ってことか?」
さやか「も、もしかして、さっきの黒い虎王機に…!?」
クスハ「…わからない……。あの虎王機は前と感じが違ってた…」「ブリット君があれに乗ってるとは思えないけど……」
大河「…クスハ君、ロバート・オオミヤ博士は間もなくここへ到着する」「ブルックリン・ラックフィールド君のことは彼に聞いてみてはどうかね?」
クスハ「……はい……」(…ブリット君……虎王機…。いったい、何があったって言うの…?)
【シナリオエンドデモ終了】


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