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No.1C
抹消されたMkーIII

【シナリオデモ開始】
EARTH AREA
L5宙域付近

ヤザン「…ほう。ジオンの残党と木星の連中がな」
???(オサリバン)「いずれにせよ、近いうちに大きな戦乱が起きると見て間違いない」
ヤザン「…で、俺に接触してきた目的は何だ?」
???(オサリバン)「フフフ…。噂どおり、一筋縄ではいかん男だな、ヤザン・ゲーブル大尉」「あのダカール戦を生き延びた理由にも納得がいく」
ヤザン「つまらん世辞を言うぐらいなら、ガンダムタイプの一機でも回せ。どうせ新型を開発しているんだろう?」
???(オサリバン)「…そんなものを渡せば、すぐに足がつく。これでも、我が社は得意先を選んでいるつもりでね」
ヤザン「フン、結果を出せということか。…それで、貴様らの見返りは何だ?」
???(オサリバン)「…ジオンとジュピトリアンの残党に関する情報を私個人に提供してもらいたい」
ヤザン「提供だと? とぼけるな。貴様の噂…ある程度は聞いているぞ?」「前の大戦では、ジオンのシーマ・ガラハウとかいう女狐とつるんでいたそうだな」
???(オサリバン)「さて…何の話かね?」
ヤザン(…狸が……)
???(オサリバン)「私の依頼を引き受けてもらえるのなら、補給は保証しよう。無論、君が何をしようと…」「どこの陣営につこうと構わん。いや…いっそのこと、彼ら側についてもらえる方がありがたいな。フフフ」
ヤザン「狸は狸でも、とんだ古狸だな」「…いや、ハゲ狸か? クックック」
???(オサリバン)「! ハゲ…!?」
ヤザン「…ま、いいだろう。この話、乗ってやる。ただし……」
???(オサリバン)「わかっている。こちらも、それを保証するために直接通信を入れたのだ。…信用してくれたまえ」
ヤザン「フン、金稼ぎも程々にな。やり過ぎると、ガンダム2号機どころの火傷じゃすまんぞ?」
???(オサリバン)「フフフ……覚えておこう」
〔通信を切る音〕
〔扉の開閉音〕

ラムサス「ヤザン大尉、補充パイロット4名を連れて来ました」
ヤザン「ご苦労」
ゼオラ「はじめまして、大尉。自分はゼオラ・シュバイツァー曹長であります」「以後、よろしくお願い致します」
アラド「自分はアラド・バランガ曹長……以下同文であります」
ゼオラ「ちょっと、アラド! 何よ、その言い方! それに、敬礼を忘れてるわよ、敬礼を!」
アラド「…ったく、うるせえなあ」
ゼオラ「何ですってぇ!?」
アラド「わかったわかった! ちゃんとやりゃあいいんだろ?」「…あんまりカリカリしてると頭の血管切れるぜ、ゼオラ」
ゼオラ「もうとっくの昔に切れてるわよっ! それから、その一言多い性格! 直しなさいっ!」
アラド「…持って生まれたモンだから、しょうがねえだろ。お前だって、すぐに怒る性格直んないし」
ゼオラ「もう、いいから! さっさと自己紹介をやり直しなさいっ!」
アラド「それじゃ…」「自分はっ! アラド・バランガ曹長! 以下同文でありますっ!」
ゼオラ「あ、あなたねえ!」
ヤザン「…おい、ラムサス。ここはいつからミドル・スクールになった?」
ラムサス「…正直言って、自分も面食らっております」
ヤザン「チッ、あのハゲ狸め、よりにもよってこんなガキ共を押しつけやがって」
ゼオラ「…お言葉ですが、ヤザン大尉。自分とアラド曹長は『スクール』の出身です」「大尉達のお力添えとなれる自信は持っているつもりです」
ヤザン「スクール? …ああ、前にティターンズが管理してたっていうアレか」
ラムサス「ヤザン大尉、そのスクールとは何でありますか?」
ヤザン「モビルスーツやパーソナルトルーパーのパイロットをガキの頃から養成するっていう機関でな」「ま、強化人間候補生の訓練学校みたいなもんだ。もっとも、使い物にならん奴が多かったと聞くが」
ゼオラ「…し、しかし…! 自分達はジャミトフ・ハイマン閣下のご遺志を継ぎ…」「ティターンズを再建して、地球を揺るぎない存在とするために…」
アラド(チェッ、また始まったぜ…)
ヤザン「過去の遺物なんざ、どうでもいいんだよ」
ゼオラ「か、過去の遺物…!?」
ヤザン「ああ、そうだ」「ただし、ティターンズを壊滅させたロンド・ベル隊を…野放しにしておくつもりはない」「それだけは理解しておけ」
ゼオラ「…わかっております。ロンド・ベル隊を許すわけにはいきません…!」
ヤザン「上等だ。ま、最初の内は盾代わりぐらいに思っておいてやる。…貴様もな、アラド」
アラド「! 盾代わりですか!?」
ヤザン「何だ、その目つきは? あ?」
ゼオラ「ヤ、ヤザン大尉…! な、何を…!?」
アラド「…つっ!」
ヤザン「縮んどらんな? 少しぐらいは見込みがあるか」
アラド「盾代わりとしての見込みなら、遠慮しておきます…っ!」
ヤザン「フン、いい度胸だ。その意気を忘れるな」「…で、そこでさっきから黙ってる陰気なガキもスクールの出身か?」
ヒイロ「…………」
五飛「…………」
ゼオラ「…違います。あの二人はここで合流したばかりで……」
ヤザン「どこかで見たような面だな? 名前と前の所属を言え」
ヒイロ「…デュオ・マックスウェル…」
五飛「張五飛。二人共、前の所属はマリーメイア軍だ」
ヤザン「ほう…。火消しにやられたデキムの残党か。案外、水をかけていた方だったんじゃないのか?」
五飛「…疑うのなら、認識票を見せるが?」
ヤザン「まあいい。お前達は格納庫へ行き、出撃準備をしろ」
ゼオラ「了解です、ヤザン大尉。では、失礼します」
ヤザン「…ラムサス」
ラムサス「はっ」
ヤザン「あのガキ二人の監視を怠るな」
ラムサス「…デュオ・マックスウェルと張五飛ですね?」
ヤザン「そうだ。あそこまで堂々とされると、かえって気持ちがいい。…もっとも、本気かも知れんがな」
ラムサス「…いずれにせよ、奴らが我々に気づいたと?」
ヤザン「ああ。俺達も出撃準備だ。クックック…掛かったぞ、獲物が…」「ロンド・ベル…。いや、カミーユ・ビダンとゼータがな」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「抹消されたMk-III」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕

エマ「…そろそろ見えるはずね」
カミーユ「エマ中尉、あれじゃないですか?」
〔カーソル、クラップ級を指定〕
ファ「識別、確認しました。あの艦に間違いありません。ただ、護衛のサラミスはダミーのようです」
キース「ふう、とりあえずは無事かぁ」
コウ「いや、キース…まだ油断は出来ない。少なくとも、あれをロンデニオンへ持って帰るまでは」
エマ「ウラキ少尉の言うとおりよ」
キース「は、はい。しかし、同型機が今頃になって見つかっただなんて…」
カミーユ「起動実験に失敗して封印され、戦後のどさくさで行方不明になっていたらしい」
キース「管理が杜撰だねえ。まあ、俺達も他人のことは言えないけどさ」
エマ「いずれにしても、穏やかな話じゃないわね」
カミーユ「そうですね。何かあるといけません。早く戦艦に接触しましょう」
エマ「わかったわ」
〔警報〕
キース「な、何だ!?」
ファ「エマ中尉! 高熱源体の反応がっ!」
エマ「!!」
〔敵ユニット撃破〕
キース「ダミー艦がやられた!?」
ファ「気をつけて! モビルスーツ隊が来るわ!!」
〔味方ユニット出現〕
コウ「あのモビルスーツは…!」
カミーユ「まさか、ティターンズの!?」
コウ「それにトーラス…しかも、有人タイプだ!」
ヤザン「…久しぶりだな、カミーユ」
カミーユ「お、お前は…ヤザン! 生きていたのかっ!?」
ヤザン「ああ、狙った獲物は逃がさん主義でな。ずっと機会を窺っていたのさ……」「お前とゼータを倒すためにな」
カミーユ「貴様! 性懲りもなく!」
連邦軍艦長「ロンド・ベル隊のモビルスーツへ! こちらは推進部をやられて動けない! 援護を頼む!」
エマ「了解。ウラキ少尉とファは戦艦の援護に回って。カミーユとキースは私と一緒に敵機の迎撃を」
カミーユ「了解…!」
ヤザン「来るか。さて、ガキ共…お前達の実力を見せてもらおうか?」
ヒイロ「任務了解……」
五飛「…こちらもだ」
コウ「まさか…あれにはヒイロ達が?」
キース「う、嘘だろ!? またかよ!?」
コウ「…どう思います、エマ中尉?」
エマ「今、プリベンターの主要メンバーは火星にいるはずよ」
コウ「しかし…ヒイロやデュオ達なら極秘任務で…しかも単独で動いているという可能性もあります」
エマ「…わかったわ。私が確認してみる」
ヤザン「…カップルの方はどうした? 怖じ気づいたか?」
アラド「あの…ヤザン大尉。自分達はそんな関係じゃありません」「ついでに言うなら、自分はおしとやかなタイプが好みなんですが…」
ゼオラ「! がさつで悪かったわねっ!」
アラド「そんなこと、一言も言ってねえっての!」
ヤザン「フン、戦闘前に痴話ゲンカか? 随分と余裕があるな」
ゼオラ「す、すみません! それよりも…」「どうしてアラドの機体はザクなんですか!? バーザムはもう1機あったはずです!」
ヤザン「お前の恋人の度胸を試してやろうと思ってな……」
アラド「あの…ヤザン大尉。こいつは恋人でも何でもないんですが」
ゼオラ「ちょっと! 何でもないって、どういう意味よ!? …って、それよりも!」「ヤザン大尉、相手はあのロンド・ベル隊で…しかもガンダムタイプが3機です!」
ヤザン「そうだ。奴らがジャミトフとバスクを倒した。仇を討つには絶好の機会だぞ?」
ゼオラ「そ、それはわかっていますが…」
アラド「気にすんなよ、ゼオラ。ザクは訓練生時代、さんざん世話になった機体だ。おれはこいつの方が性に合ってる」「それに、ザクは基本中の基本。ザクを制する者は全てのモビルスーツを制す…」「あの赤い彗星のシャア・アズナブル大佐が、一年戦争時代にそう言ってたそうだぜ?」
ゼオラ「ホントなの!?」
アラド「…ウソだ」
ゼオラ「あ、あなたねえっ!! ただでさえスクールじゃ一番成績が悪かったんだから…」「下手をすると死んじゃうわよっ!?」
ヒイロ「…奴の言葉はあながち間違いじゃない」
ゼオラ「え!?」
ヒイロ「ザクの機体性能を限界まで引き出し、機転を利かせば…ガンダムと互角以上に戦える」「かつて……それをやった一人のジオン兵がいた」
アラド「へえ……。その人って凄かったんだな」
ヒイロ「だから、お前もやってみせろ」
アラド「ああ、死ぬつもりはないよ。で、あんた達は大丈夫なのか?」
ヒイロ「フッ…ガンダムのことなら、良く知っている」
五飛「ああ…嫌というほどな」
アラド「?」
ヤザン「無駄話はそこまでにしろ。俺の隊はゼータをやる。お前達はまず戦艦を攻撃しろ」
ゼオラ「了解です! ジャミトフ閣下やバスク大佐の仇を討ってみせますっ!!」
<戦闘開始>

<1EP>

エマ(トーラスに乗っているのがヒイロ達なら…プリベンターの通信コードを使えば、反応があるはず…)
ヒイロ「! …エマ中尉か」
エマ「ヒイロ? ヒイロなのね?」
ヒイロ「…現在、特別任務を遂行中…。クラップ級のクルーへ脱出勧告を」
エマ「脱出勧告!?」
ヒイロ「俺達は戦艦へ攻撃を仕掛ける。…今ならまだ間に合う」
エマ「でも、あれには積み荷が…!」
ヒイロ「後で何とかする。そちらは適当な所で切り上げてくれ」「ただし…攻撃は本気でな」
エマ「…わかったわ」
コウ「どうでした、エマ中尉?」
エマ「やっぱり、ヒイロ達だったわ。みんな…適当な所で戦線から離脱して、戦艦のクルー救出に回って」
コウ「…演技をしろってことですね。了解です」
カミーユ「エマ中尉、積み荷はどうするんです?」
エマ「ヒイロ達に何か考えがあるみたよ。後は彼らに任せましょう」
キース「だ、大丈夫でしょうか?」
エマ「心配はいらないわ。…彼らならね」

<アラドvsカミーユ(1回目)>
ゼオラ「Zガンダム、カミーユ・ビダン! ジャミトフ閣下とバスク大佐の無念は、私が晴らしてみせる!!」
カミーユ「何だと? ティターンズが何をやったか、知っているのか?」
ゼオラ「当然よ! あの方達は反乱を目論むスペースノイドを倒し…地球を救おうとしたのよ!!」「それを…あなた達ロンド・ベルとプリベンターが!」
カミーユ「違う! ティターンズは力でスペースノイドを抑えつけようとした」「俺達はそれを止めるために!」
ゼオラ「ジオンだのエゥーゴだのが宇宙にいれば、武力を行使するのは当然でしょうっ!!」
カミーユ「だが、ティターンズが取った方法は決して許されるものじゃない!」
ゼオラ「だまされないわよ! あなた達こそ、地球圏を戦乱に巻き込んだ張本人! 覚悟しなさいっ!」
アラド(おいてけぼりなんだけどな、おれ……)

<アラドvsカミーユ(2回目)>
カミーユ「お前の目的もジャミトフの仇を討つことか!?」
アラド「いや…。正直言って、そんなのどうでもいいんだ」「ティターンズやあんた達の大義や正義なんかに興味はないんだ。ヤなんだよ…そういうの」
カミーユ「何…!?」

<アラドvsファ>
ファ「あなたのような子供がまだティターンズにいるなんて…!」
ゼオラ「子供って…そんなに歳は変わらないでしょ!」

<アラドvsエマ>
ゼオラ「あなた、エマ・シーン中尉ですね!? ティターンズを裏切ったっていう…!」
エマ「…過去って、そう簡単に振り切れないものね。本人の意思とは関係なく…」
ゼオラ「あなたのような人がいたから、ティターンズはっ!」
エマ「…あの組織の行く末は決まっていたわ。力を誇示するだけで地球圏が統治できるのなら…」「一年戦争の時代にジオン軍がそれをやっていたわ」
ゼオラ「ジ、ジオンと一緒にするなんて…!」
エマ「結果は同じよ。どのみち、ティターンズは淘汰される運命だったのよ…」「今という時代ではね」
ゼオラ「そんなこと、認めるわけには!」

<アラドvsコウ>
コウ「お前達、ティターンズが過去に何をやったか…知っていて戦っているのか!?」
ゼオラ「あなた達のお題目はいつもそうよ! ティターンズを悪者扱いして…!」
コウ「何…?」
ゼオラ「彼らを滅ぼしたあなた達が…戦後にもたらしたものは何なの?」「結局、無能な連邦の支配体制を強化させただけじゃないの!」
コウ「だが、G-3ガスやコロニー落としで、多くの人が死ぬよりははるかにマシだ!」「大義をかざせば、何をやっても許されるわけじゃない!」
ゼオラ「うっ…!」
アラド(向こうの言ってることは…正しいよな)

<アラドvsキース>
キース「F2型のザク…! 何か懐かしいな。昔、そいつに乗ってバニング大尉にしごかれたもんだ」
アラド「やっぱり、ザクは基本だからね」
ゼオラ「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!!」

<ヤザンvsカミーユ>
カミーユ「ヤザン、貴様…! ティターンズを再興しようとでも言うのか!?」
ヤザン「ティターンズを? この俺が? ハッハッハッハ!」
カミーユ「何がおかしい!?」
ヤザン「ジャミトフやシロッコの野望など、知ったことか。奴らは自分の力に溺れ、貴様らに敗れた。それだけだ」
カミーユ「ならば、何故!?」
ヤザン「愚問だな、カミーユ!」「俺はな…貴様やロンド・ベルをこの手で倒せば、後は何だっていいんだよ!」

<ヤザンvsファ>
ヤザン「運がなかったな。カミーユと一緒でなければ助かったものを」「…いや、わずかに生き長らえるだけか? この俺に見つかった以上はな!」
ファ「好きにさせるものですか!」

<ヤザンvsエマ>
エマ「あのダカールの戦いを生き延びていたなんて…!」
ヤザン「そういうことだ。貴様らが死ぬまで…俺の戦いは終わらんよ!」

<ヤザンvsコウ>
コウ「生きていたのか、ヤザン・ゲーブル!」
ヤザン「フン、お決まりの台詞だな。だが、そいつは俺相手に言うだけじゃすまないぜ?」
コウ「どういうことだ!?」
ヤザン「その内わかることだ、その内な」

<ヤザンvsキース>
キース「ヤ、ヤザン・ゲーブル…! 生きていたなんて…!」
ヤザン「それはこっちの台詞だ。ま、俺にとっちゃ獲物が増える分には困らないがな」

<ヒイロvsカミーユ>
ヒイロ「遠慮は不要だ…」
カミーユ「わかっている…!」

<ヒイロvsファ>
ファ「出来れば、ちょっと手加減して欲しいんだけど…」
ヒイロ「…狙いは外す。コンマ2桁でな」
ファ「…って、それだけなの!?」

<ヒイロvsエマ>
エマ「ヒイロ、五飛…後のことは頼むわよ」
ヒイロ「任務了解…」
五飛「任せろ」

<ヒイロvsコウ>
コウ「いくら芝居だとは言え、本気で味方を攻撃するのは……」
五飛「…下手に手心を加えられるよりはマシだ。以前と同じように攻めてこい」
ヒイロ「ただし、こちらも本気でいく…」
コウ「わかった…。そこまで言うのなら!」

<ヒイロvsキース>
キース「ちょっとは手心を加えてくれるんだろうな!?」
ヒイロ「ああ、少しぐらいはな」
キース「って…本気なんだろ、やっぱり!」

<カミーユ撃破>
※※ヤザンが撃破の場合のセリフ※※
ヤザン「腕が落ちたな、カミーユ!」
カミーユ(奴をだませるとは思えないが…やっておくか)「くっ、ヤザンめ! 覚えていろ!!」
※※ヤザン以外が撃破の場合のセリフ※※
カミーユ(ヤザンをだませるとは思えないが…やっておくか)「くっ! よくもっ!!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット撃破〕
ヤザン「フン、逃げたか……。まあいい、一度でケリをつけるのはつまらんからな」

<ファ撃破>
ファ(ちょっとわざとらしいぐらいにしておいた方がいいかもね…)「きゃあああっ! 助けてっ!!」

<エマ撃破>
エマ(みんなに言った手前、ちゃんとやらなきゃね)「ここまでね…。離脱を!」

<コウ撃破>
コウ(…こういうの、あまり得意じゃないんだけど…)「やられたっ! 離脱する!」

<キース撃破>
キース(ま、いつものとおりにやればいいか…)「だ、駄目だぁっ! これ以上は!!」

<クラップ級撃破・勝利条件達成>
ヤザン「…あっさりと引きあげたな。連中らしくもない」
ダンゲル「そうですね。戦艦のクルーも、攻撃を仕掛ける前から脱出を始めていたようですし」
ヤザン「…理由には見当がつく。獲物と出会えたことでよしとしておこう」
ダンゲル「む…? ヤザン大尉、モビルスーツ用のコンテナを発見しました」
ヤザン「コンテナ?」
ダンゲル「はい。さっきの戦艦に積まれていたようです」
ヤザン「なるほど。本命はそいつだったか」
ダンゲル「…どうします?」
ヤザン「せっかくのお宝だ…。回収はアラドとゼオラにやらせろ。チェックを怠るなよ」
ダンゲル「了解です」
ヤザン「よし……引きあげる!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

EARTH AREA
L1宙域付近

ヤザン「…中身はヒュッケバインだと?」
ラムサス「はい。しかも、量産型のMk-IIではなく…Mk-IIIです」
ヤザン「フン…前の大戦でロンド・ベル隊が使っていた奴か?」
ラムサス「いえ、エンジンを通常の物に交換した同型機だと思われます」「また、登録番号が抹消されており…専用の換装パーツも見当たりません」
ヤザン「さしずめ、予備パーツ用…あるいはデータ取得用か。なら、多少は使えるな」
ラムサス「しかし、パイロットが…」
ヤザン「アラドを乗せろ。奴は自分の言葉どおり、ザクでガンダムを相手にして生き残ってみせたからな…」「使える奴に成長するかも知れんぞ」
ラムサス「了解です、ヤザン大尉」
ヤザン「それよりも、網を張れ。奴らはロンデニオンへ戦力を集結させつつある。もっといい獲物が掛かるかも知れん」
ラムサス「いい獲物…でありますか?」
ヤザン「そうだ。新型機やいわくつきの機体は、ロンド・ベルの所へ送られる可能性が高い…」「何にせよ、面白くなって来た。クックック…」

ゼオラ「ええっ!? アラドがヒュッケバインMk-IIIに乗るって……本当ですか!?」
ダンゲル「ああ、ヤザン大尉の決定だ」
アラド(ヒュッケバインって、確か……)
ゼオラ「そんな無茶な! あれって、危険な機体なんでしょう!?」
ダンゲル「…さあ、知らんな」
ゼオラ「…………」
ダンゲル「文句があるなら…お前が乗るか?」
ゼオラ「じゃ、じゃあ…」
アラド「いえ、自分が乗ります」
ゼオラ「アラド!?」
ダンゲル「ならば、すぐに使えるようにしておけ」
アラド「了解です」
ゼオラ「アラド、あなた…わかってるの!? あれ…バニシング・トルーパーなのよ!」
アラド「…知ってるよ。あれに関わるとロクな目に遭わないってんだろ?」
ゼオラ「だったら、どうして…? あなたの腕じゃ…」
アラド「何かの縁って奴さ。それに、いわくつきの機体に乗る機会なんて滅多にねえし」
ゼオラ「な…!」「何言ってんのよ!」
アラド「おろ?」
ゼオラ「死んじゃったら…あんなのに乗って死んじゃったら、どうするつもりなのよ!」「あなた、あの時の約束を忘れたの!?」
アラド「…心配はいらねえよ、ゼオラ。そう簡単に死ぬ気はねえって」「それにさ、おれ……お前との約束以外に守らなきゃならないものもあるしな」
ゼオラ「な…何カッコつけてんのよ…!」
アラド「?」
ゼオラ「落ちこぼれのあなたが何を守るっていうの!?」
アラド「いや、あのさ…。そんな言い方ないだろ?」
ゼオラ「じゃあ、守るものって何よ!? 言ってみなさいよっ!!」
アラド「……いいよ、いいよ。そういうの、口に出すモンじゃねえし」
ゼオラ「もう! お願いだから真面目にやってよねっ!!」
アラド「あ~い…」(…ま、わかんなくてもいいか…)
【シナリオエンドデモ終了】


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