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No.26A
相容れぬ存在

【シナリオデモ開始】
シナプス「パサロフ大尉、各艦の補給作業の進行状況は?」
パサロフ「あと30分で終了します」
シモン「…シナプス艦長、GGGの大河長官より通信が入っています」
シナプス「うむ、こちらに回してくれ」
〔モニターの開閉音〕
大河「シナプス大佐…あなた方の活躍で地下勢力殲滅作戦はひとまずの成功を迎えたようですな」
シナプス「しかし、まだミケーネ帝国が残っています。地下勢力との戦いはこれからが本番だと言えるでしょう」「それで…ご用件は?」
大河「ええ。実はオルファンが浮上を再開したのです」
シナプス「何ですと…!?」
大河「浮上速度は遅いのですが…数日後には海面上にオルファンの頭頂部が達する見込みです」
シナプス「あれが完全に浮上すれば…」
大河「ええ…今まで以上の災害が発生することになります」「それどころか、オルファンのオーガニック・エンジンの加速で生命体に影響を与える可能性も…」
シナプス「…………」
大河「現在、ノヴィス・ノアはオルファンの浮上を阻止するための作戦を展開しつつあります」「このまま他の敵に動きがなければ、αナンバーズにもそれを手伝っていただきたいのですが…」
シナプス「了解しました。とりあえず、我々はノヴィス・ノアと合流します」

WORLD AREA
太平洋 ノヴィス・ノア

大文字「バイタル・ネット作戦?」
アノーア「ええ。ノヴィス・ノアのオーガニック・エンジンと積載したプレートの共振作用による…」「オルファンの封じ込め作戦です」
大文字「そんなことが可能なのですか?」
ゲイブリッジ「オルファンの浮上地点を囲むようにノヴィス・ノアとプレートを配置することで…」「オルファンを含むオーガニック・エナジーの共振作用を発生させ…」「オルファンの頭を押さえるネットを作り出すのです」
麗雄「なるほど…。要はオルファンを網にかけようと言うのじゃな?」
アノーア「ええ。それによってオルファンを止めるのです」
シナプス「しかし、そう簡単に全長150キロメートル以上の物体を阻止することが出来るとは…」
ゲイブリッジ「プレートの共振によってオルファンの頭を押さえれば…」「あれは自分自身が放出するエネルギーの反発を受けて、海中へ沈んでくれるはずです」
アノーア「ただ…問題はリクレイマーです。彼らが黙って我々の作戦を見過ごすとは思えません」
ゲイブリッジ「…………」
アノーア「あなた達の事情は承知していますが、お力をお借りできればこちらとしても助かります」
シナプス「つまり、我々はノヴィス・ノアを護衛すればよろしいのですな?」
アノーア「ええ」
シナプス「わかりました。こちらで対処しなければならない問題が起きなければ…ご協力しましょう」

ナンガ「ここへ戻って来るのは久しぶりだな」
ラッセ「ああ。…ところで、カナン・ギモスは確かここにいるんだよな?」
勇「…ああ」
比瑪「会わなくていいの?」
勇「時間が出来ればな」
比瑪「何よ、カッコつけちゃって。ホントは会いたいんでしょ? だったら、カナンさんの所へ行けばいいじゃない」
勇「何言ってんだよ?」
ゲイブリッジ「…元気そうだな、諸君」
比瑪「ゲイブリッジさん…」
ゲイブリッジ「君達の活躍は大河長官や大文字博士から聞いている。…それから、伊佐未勇君…」
勇「何です?」
ゲイブリッジ「君に会わせたい人がいる」
勇「!?」
伊佐未直子「勇……大きくなって……」
勇「ばあちゃん…! ばあちゃんが何故ここに!?」
伊佐未直子「ここにいればお前や依衣子に会えるかも知れないと思ったのよ…」
勇「………」
伊佐未直子「怒ったのかい…?」
勇「そうじゃないよ、ばあちゃん…。俺…ばあちゃんに会えて嬉しいよ…」
比瑪「どういうことなんです…?」
ゲイブリッジ「勇君はオルファンに行くまで、お姉さんと共に彼女の所に預けられていたのだ」
ラッセ「勇の血縁者ということは…例の伊佐未ファミリーの?」
ゲイブリッジ「ああ、彼女は伊佐未翠博士の母親だ」
ナンガ「どうして彼女がノヴィス・ノアにいるんです?」
ゲイブリッジ「GGGに寄港した後、私が個人的に彼女の乗艦を要請したのだ」
ナンガ「個人的ということは…司令とお知り合いというわけですか」
ゲイブリッジ「…古い付き合いだよ」
ラッセ(なるほど、昔の女ってことか)

アムロ「…どうでした、シナプス艦長」
シナプス「雲をつかむような話だったが…オーガニック的な力を信じるのなら、オルファンを止められるかも知れん」
アムロ「なるほど。今は少しでも可能性の高い方法にかけるしかないですからね」
シナプス「そうだな。我々がここにいる間、他の敵が動きを見せねばいいのだが…」
〔通信のコール音〕
シモン「艦長、プリベンターのハヤト・コバヤシ氏から通信が入っています」
シナプス「うむ、こちらへ回してくれ」
〔モニターの開閉音〕
ハヤト「はじめまして、シナプス大佐。プリベンターのハヤト・コバヤシです」
シナプス「君の話はブライト中佐から聞いている。ホワイトベース時代やカラバの件も含めてな」
ハヤト「お恥ずかしい限りです」
アムロ「ハヤト…また太ったか?」
ハヤト「おいおい、久々に顔を合わせた相手にそれはないだろう?」
アムロ「いや、冗談だ。ところで、フラウは元気か?」
ハヤト「ああ、おかげさまでな。お前とカツによろしくと言っていた」
シナプス「積もる話の所、すまないが…」
ハヤト「申し訳ありません。そちらに連絡を入れたのは…」「ネオ・ジオン軍のモビルスーツ部隊が北米地区へ降下したことをお伝えしようと思ったからです」
アムロ「何だって…!?」
シナプス「ネオ・ジオン軍が…?」
ハヤト「ええ。規模的にはそれほどでもないのですが…」「シャア・アズナブルが次の行動に出る前触れとも考えられます」
アムロ「……!」
ハヤト「つまり…アースノイドを粛清するための下準備かも知れません」「できれば、αナンバーズで降下した部隊の対処をお願いしたいのですが…」「そちらがノヴィス・ノアとの作戦を優先されるのであれば、北米にはプリベンター部隊を向かわせます」
シナプス「…………」
「シナプス選択」
 「バイタル・ネット作戦に参加する」
 「北米のネオ・ジオンを追う」

≪「バイタル・ネット作戦に参加する」を選択≫

シナプス「すまんが、我々はバイタル・ネット作戦の方を優先したい」
ハヤト「わかりました。では、北米の方は我々で何とかします」
アムロ「ハヤト…ネオ・ジオンの動きについて何かわかったら、すぐに連絡してくれ」
ハヤト「ああ。そちらも気をつけてな」

≪「北米のネオ・ジオンを追う」を選択≫
(→ No26B「謀略の大地」 へ進む)

アノーア「…αナンバーズに参加しているとは言っても。私はまだ伊佐未勇を全面的に信用しているわけではありません」「彼は元リクレイマーであり、グランチャーに乗っていた人間です」
ゲイブリッジ「だからと言って、伊佐未勇君をバイタル・ネット作戦から外す理由にはならないと思うがね」
伊佐未直子「…あの子は両親と違う道を見つけたのだと思います。…そういう子なのです」
アノーア「…親子の絆がそう簡単に断ち切れるものでしょうか?」
ゲイブリッジ「今、オルファンやリクレイマーに対処するには彼が必要だ」
アノーア「直感ですか?」
ゲイブリッジ「まあ、そうだ」
アノーア「…わかりました。司令がそうおっしゃるのなら……」
ゲイブリッジ「では、アノーア艦長…補給艦と補充要員の受け入れを頼む」
アノーア「…了解です」
伊佐未直子「………」
アノーア(…オルファンとグランチャー…それに対するブレンパワードは子供が親兄弟に刃向かう関係と言うが……)(オーガニック・マテリアルと言っても、あれは金属に見える……)(…生身の私はこのザマだ……)

ヒギンズ「本日付けでブレンパワードのパイロット候補としてαナンバーズに配属となりました…」「ヒギンズ・サスです」
カナン「…同じく、カナン・ギモスです。よろしくお願いします」
バニング「サウス・バニング大尉だ。こちらこそよろしく頼む」
ヒギンズ「…ところで、この艦にもプレートが運び込まれているんですね」
バニング「ああ、バイタル・ネット作戦の一環でな」
ヒギンズ「…あのプレート…あたしを見てリバイバルしてくれないのかしら……」

比瑪「ねえ、勇。どうして直子おばあちゃんと話さないの? 会った時はあんなに喜んでたのに…」
勇「関係ないだろ」
比瑪「何よ、その態度! おばあちゃんがかわいそうでしょ!」
勇「だから、お前には関係ないだろ!」
比瑪「そういう口の利き方かわいくない! やきもちやき!」
勇「何言ってんだよ!」
比瑪「カナンさんが忙しくて相手にしてくれないからでしょ!」
勇「カナンこそ、関係ないだろ! 俺は施設の生徒じゃない! 何でお前の…」
比瑪「じゃあ、そういうあんたはクマゾー以下!?」「カナンさんが自分の方を見てくれないんで、イライラして!」
勇「なっ……!」
比瑪「文句があるなら、前みたいにキスでも何でもして黙らせなさいよ!」
勇「そんなクマゾー以下のことが出来るか!」
比瑪「オ・ル・ファ・ン・組・が!」
護「比瑪姉ちゃん…それ、何なの?」
比瑪「え? な、何でもないよ。…それより、どうしてあなたがここに?」
護「僕達、ノヴィス・ノアに呼ばれたんだ」
比瑪「たち?」
アカリ「うん、ユキオやケン太、クマゾー、トッポにイルイもこっちへ来てるよ」
比瑪「子供ばっかりじゃない…」
凱「…俺の父さんとノヴィス・ノアのアイリーン先生のアイデアなんだ」
比瑪「どういうこと?」
凱「子供達がここにいれば、バイタル・ネット作戦にオーガニック的な効果が期待できるらしい」
比瑪「それって…子供達が大人より純粋だから?」
凱「そういうことらしいけど…特に護には例の力もあるからね」
護「それで、凱兄ちゃん…僕達は何をすればいいの?」
凱「特に何もする必要はない。バイタル・ネット作戦を展開している間、ノヴィス・ノアにいればいいのさ」
護「え? ホントにそれだけ?」
凱「ああ。その代わり、こっちに来ているαナンバーズのメンバーの邪魔をするんじゃないぞ」
アカリ「うん、わかった!」
比瑪(そっか…。子供達の存在がオルファンにいい影響を与えるかも知れないってことなのね…)

アノーア「…コモド、補給作業の方は?」
コモド「もうすぐ終了します」
アノーア「了解した。作業要員の引きあげはなるべく早く頼む」
〔扉の開閉音〕
イルイ「………」
アノーア「ここはブリッジだぞ。子供達は別の場所で……」
イルイ「ごめんなさい…」
アノーア「何…?」
???「…そう怒るなよ。この子達は俺をここまで案内してくれたんだ」
ゲイブリッジ「君は!?」
〔銃声〕
ジョナサン「挨拶が遅れました。私はジョナサン・グレーン…リクレイマーのパイロットです
アノーア「ジョ、ジョナサン…! ジョナサンだと言うの…!? 何で、あなたが…!」「リクレイマーって…あなた、いつから!?」
ジョナサン「近づくな!俺の持つ爆薬はこのブリッジを吹き飛ばす!」
アノーア「ジョナサン…! あなたって言う人は…!!」
ジョナサン「息子がバラバラになる姿なんて見たくないだろ? ママン?」
アノーア「……!」
ジョナサン「…ノヴィス・ノアの指揮権を渡してもらおう」
アノーア「ジョナサン…」
ジョナサン「今さら母親面はするなよ。あんたは息子を捨てた女だからな…」
アノーア「………」
ジョナサン「男との愛情を育てるのを面倒がった女は、子供を育てるのも面倒だったんだよな!」「だから、俺を捨てて! 仕事に逃げたんだ!」
アノーア「…あなたを愛しているわ…」
〔スイッチを入れる音〕
〔サイレン〕

ジョナサン「今、何をやった!?」
アノーア「非常スイッチを入れました。これで、艦内の全ての操作は私の音声確認が必要となります…」
ジョナサン「やるね…ママン。だったら…」
イルイ「きゃあっ!」
ジョナサン「来い! お前達二人は人質になってもらう!」

クマゾー「ひ、比瑪姉ちゃん…!」
イルイ「………」
ジョナサン「お前達を巻き込んだことは詫びる。だが、もう少し辛抱してくれよ」
アノーア「ジョナサン、私が人質になります。その子達を解放しなさい!」
ジョナサン「あんたの考えは読めてるよ。子供を解放した瞬間、俺を打つ気だろう?」
アノーア「息子を撃つ気などありません…」
ジョナサン「大した演技力だ。だが、あんたの巧妙さには騙されんよ!」「甲板に俺を追い込んだのも…ここなら爆発の被害が少ないからだ!」
アノーア「………」
ジョナサン「あんたはそういう女さ! 子供を産むことまで、全て計算尽くなんだからな!」
〔走る複数の足音〕
勇「ジョナサン!!」
ジョナサン「勇か…。俺はお前と違うぜ。目的のためなら母親だって殺してみせるさ」
比瑪「母親…!? お母さん!?」
ゲイブリッジ「そう。あの男はアノーア艦長の息子なのだ…」
勇「何だって…!?」
クスハ「お、お願いです! クマゾー君とイルイちゃんを放してあげて下さい!」
勇「ジョナサン! 人質を取るなんて、いつからそんな小さい男になった!?」
ジョナサン「挑発しても無駄だ。俺はお前と違って任務に忠実なんだよ」
アノーア「ジョナサン…あなたは大変聡明な方の遺伝子を受け継いでいるのですよ」「そういう行動がどれだけ馬鹿げているかわかるはずです」
ジョナサン「あんたは男と女の愛情なんかより、まだ遺伝子の方を信じているんだな…!」「それで天才の精子を買って、シングル・マザーになったか!」「この俺の気性はその天才の遺伝子を受け継いだからじゃないのかね? ヒャハハハハ!!」
アノーア「そ、それは…! 私の遺伝子に問題があったからよ! 精子の問題ではない!」
ジョナサン「だったら、子供なんか作るな! 俺の前で母親面なんかするんじゃない!!」
伊佐未直子「ジョナサンさん…そうやって憎まれ口を叩けるのも、生命を与えてくださったお母さんがいらっしゃるからでしょう?」
ジョナサン「男を一人も愛せなかった女を! どうして母と呼べる!?」
ゲイブリッジ「いや、艦長は毎日君のことを思っていたぞ」
ジョナサン「勝手に思ってるだけの想いなど、子供に伝わるわけがないだろう!!」
イルイ「…………」
クマゾー「お兄ちゃん、おかあちゃんのおっぱい欲しいんだも?」
ジョナサン「何…!?」
クマゾー「ママのおっぱいが欲しいんでここに会いに来たんだも!」
ジョナサン「! き、貴様ぁぁぁ…!」「ふざけるな!!」
〔殴打音〕
比瑪「クマゾー!!」
ジョナサン「このガキ、何言ってやがんだ!! その顔、吹っ飛ばしてやる!!」
アノーア「その子に手をかけては駄目!! ジョナサン!!」
ジョナサン「黙れっっ! こんな時に何言ってる!!」
クマゾー「そんなことしたら、おっぱいもらえないも!」
アノーア「あなたは相手がわかってるの!? 止めなければ、母があなたを殺します!」
〔銃声〕
ジョナサン「うぐっ! 誰だ!? 誰が撃った!?」
十三「ワイや。お約束で拳銃だけ弾かせてもろたで」
クスハ「十三君!」
ジョナサン「まだ爆弾が残ってる!!」
〔銃声〕
ジョナサン「!!」
レミー「あら~! ホントに当たっちゃったわ!」
キリー「フッ…やるな、真吾」
真吾「まあね。今回はケン太のガールフレンドのために特別大サービスだ」
ジョナサン「信管コードを!? 貴様ぁっ!」
アノーア「投降なさい、ジョナサン。そうすれば悪いようにはしません」
ジョナサン「嘘をつけ! 悪いようにしないなんて、ずっと言ってきたじゃないか!」「だけど、いつもいつも裏切ってきたのがママンだ!」
アノーア「そんなことありません!」
ジョナサン「8歳と9歳と10歳の時と! 12歳と13歳の時も、僕はずっと! 待っていた!!
アノーア「な、何を…!
ジョナサン「クリスマスプレゼントだろ!!
アノーア「…!!
ジョナサン「カードもだ…ママンのクリスマス休暇だって待ってた!」「あんたはクリスマスプレゼントの代わりに、そのピストルの弾を息子にくれるのか!?
アノーア「………!」
勇「ジョナサン! 観念しろ!!」
ジョナサン「あいにく、そのつもりはない!」
クマゾー「行っちゃうも!?」
ジョナサン「俺だって…引き上げ時ぐらいは知っているつもりだ、クマゾー」
クマゾー「うん…」
ジョナサン「…君は立派だったよ。尊敬に値する坊やだ、フフフ…」「オルファンに来ればグランチャーをくれてやる…。来るか?」
クマゾー「ううん」
ジョナサン「残念だな」「それと…そっちの嬢ちゃんも怖い目に遭わせてすまなかったな」
イルイ「………」
勇「ジョナサン! 逃がすか!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「相容れぬ存在」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〈母艦出撃選択〉
シモン「艦長! グランチャー部隊が接近中です!」
シナプス「ノヴィス・ノアを後退させろ! これより、本艦は敵の迎撃に移る!」
〔敵ユニット出現〕
勇「ジョナサンめ、迎えを呼んだのか…!」
ジョナサン「俺だって、二手三手先は見ているさ。それに…」「オルファンがバイタル・グロウブのネットにひっかけられるのは面白くない!」
勇「アノーア艦長への腹いせか!?」
ジョナサン「あんなちっぽけな艦でオルファンを止めようってのが生意気なんだよ!」
護「!!」
凱「どうした、護!?」
護「凱兄ちゃん…。ゾンダーが…ゾンダーがここに来る!」
凱「何だって!?」
シナプス「各機、出撃! リクレイマー部隊を迎撃しろ!」
〈出撃準備〉
ジョナサン「シラー! 奴らを抜いて、ノヴィス・ノアを押さえるぞ!」
シラー「ああ…わかったよ、ジョナサン!」
<戦闘開始>

<2EP・敵増援1出現>

ペイチノン「ウイィィィィ! 人間共と有機に惹かれた出来損ないの機界生命体が争っている…」「それだけではない…。有機生命体を進化させるエネルギーを操る者達とカインの遺産までいる」「全てが目障りな存在…よって消去する! ウイィィィィ!!」
〔敵ユニット出現〕
ヒメ・ブレン「!」
〔アンチ・ボディの声〕
ユウ・ブレン「!」
ユウ「くっ! ブレン、落ち着け!」
比瑪「君、しっかりしなさい! 前にも似たようなの見たでしょ!」
シラー「もしかして、あいつらが…」
ジョナサン「ああ…ガバナーから報告があったゾンダーか」
勇「退け、ジョナサン! 連中は厄介だぞ!」
ジョナサン「ゾンダーがアンチ・オーガニック・マシンとも言える存在だとしたら…」「オルファンのために奴らと戦うのがリクレイマーだ!」
勇「だったら、なおさらの話だ! ここから退け!」
ジョナサン「だからと言って、貴様らを見逃す理由はなぁい!!」
ペイチノン「ウイィィィィ! いいぞ…殺し合え、人間共」「貴様ら邪魔者を消した後、オルファンは我らがいただく…。ゾンダープラントとしてな、ウイィィィ!」

<3PP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
勇「何だ、グランチャー!? いや、あれは違うぞ!!」
ジョナサン「エッガか!?」
エッガ「フハハハ! どけよ、ジョナサン! 裏切り者など、俺が串刺しにしてやる!! 覚悟! 勇ッ!!」
〔エッガ、精神コマンド「気合」使用〕
ラッセ「何だ、あのチャクラ光は!?」
カミーユ「プレッシャーじゃない!?」
勇「あいつ、保つのか!?」
ジョナサン「エッガ! しっかりコントロールしろ!!」
エッガ「裏切り者がぁ! 親を裏切るガキなどはぁ! 親不孝以下だろうぉぉぉぉっ!!」
ジョナサン「あいつ…!?」
ケン太「だ、駄目だ! 誰か、あのグランチャーを止めて!」
OVA「落ち着いて、ケン太君! どうしたんです!?」
キンケドゥ「暴走しているのか!?」
ペンチノン「ウイィィィィ! 我らに過剰反応をした者がいるようだな」
比瑪「あんなの、どうしたらいいの!?」
エッガ「フハハハ! 死ねよ! 壊れちまえよ! 裏切り者なんぞは!! いなくなっちまえぇぇぇぇぇっ!!」
カミーユ「アムロ大尉! このままでは!」
アムロ「わかっている! 各機へ、ターゲットをあのグランチャーとゾンダーにしぼるんだ!」

<アムロvsエッガ>
アムロ「むき出しの悪意と嫉妬、憎悪…。このグランチャーとパイロット、完全に正気を失っている…!」
エッガ「人の頭の中をのぞくのはやめろ! そういう奴には俺と俺のグランチャーが罰を与えてやる!」

<ゲッターGvsEI-07>
弁慶「このゾンダーって奴、妙にゲッター相手だとしつこいぜ!」
隼人「早乙女博士の言っていたようにこいつらとゲッターは相容れぬ存在なのさ」
竜馬「ならば戦うまでだ! 地球を機械の世界にさせないためにも!」

<万丈vsエッガ>
万丈「抗体化の進行はパイロットに麻薬のような快感を与えると聞く…」
エッガ「その通りよ! この力と全能感は何物にも勝る快楽だ!」
万丈「黙れ! 己を失いながらエゴに溺れる姿…僕は許せない!」

<真吾vsEI-07>
真吾「何だ、こいつ…? 妙にゴーショーグンに敵意をむき出しにしてくるな…」
レミー「こんな怪物に嫌われてもどうって事ないけど、やっぱり気分悪いわね…」
キリー「かまう事はないぜ、真吾! そっちがその気なら徹底的に相手をしてやんな!」

<凱vsエッガ>
エッガ「俺と俺のグランチャーはもうすぐ完全に一体化する! そうなれば誰にも負ける事はない!」
凱「そんなものは融合じゃない! お前はグランチャーに飲み込まれているだけだ!」

<勇vsジョナサン>
勇「ジョナサン!!」
ジョナサン「もう一度オルファンに戻るつもりはないのか、勇? 伊佐未博士達は待ってるぜ」
勇「俺はお前みたいなマザーコンプレックスはない!」
ジョナサン「俺はおふくろを否定した! お前みたいにベタベタと言いなりになったことはない!」

<勇vsシラー>
勇「どうしても戦う気か、シラー!」
シラー「黙れ、裏切り者め!」
勇「弟達を食べさせるためにオリンピック選手になろうとしていた気持ちを忘れていないのなら…」「シラー! オルファンから降りろ!」
シラー「ブレンパワードに汚染された奴の話なんて聞きたくもない!」

<勇vsエッガ>
勇「くそ…! これが抗体化の進んだパイロットの乗るグランチャーの力か!」
エッガ「そうさ、勇よ! 俺と俺のグランチャーこそがオルファンに選ばれた存在なのさ!」

<比瑪vsエッガ>
エッガ「さあ、おびえろ! 泣いて許しを請え、ブレンパワード!」
比瑪「何言ってるのよ! この子はあんたみたいな暴走グランチャーに負けたりしないんだから!」

<EI-07撃破>
ペンチノン「ウイィィィ! またも我らの邪魔を!!」
〔敵ユニット離脱〕

<ジョナサン撃破>
ジョナサン「くっ! 余計な邪魔さえ入らなければ!」
〔敵ユニット離脱〕
勇「ジョナサン…!」

<シラー撃破>
シラー「いかん! これ以上は幾らグランチャーでも…!」

<エッガ撃破>
エッガ「どうしたよ、俺のグランチャー!!」「力があるんだろう!? 貴様はジョナサンにも負けないだけの力を持っているんだろう! そう言ったじゃないか!」「お前は俺と一緒にあいつらを潰してオルファンを…うお!!
〔敵ユニット撃破〕
勇「あんな現象なんて…!」
カミーユ「あれがグランチャーに取り込まれた者の末路なのか…?」
〔敵ユニット離脱〕
比瑪「引き上げてった…!」
勇(エッガのグランチャー……あれは拒否反応か…?)(それとも…ゾンダーに触発されて…?)

<EI-07とエッガを撃破・勝利条件達成>
シモン「敵機の反応、消えました。ノヴィス・ノアも無事です」
シナプス「よし…各機に帰還命令を」
護「あ……!」
ケン太「これって…!」
イルイ「……プレート……!」
OVA「みんな、どうしたんです?」
護「OVA、ブレンだ! ブレンがこの近くにいるよ!」
ナンガ「何だって!?」
比瑪「そんなの、見当たらないわよ!?」
勇「もしや…リバイバルするブレンが近くにいるのか!?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔アンチボディの声〕
ヒギンズ「この光…見たことがある。プラハで見たのと同じだ…
勇「この時間のかかり方…妙だぞ」
カナン「リバイバルする?」
勇「立会人に合わせてくれるのがアンチボディだ…」「リバイバルするさ…ブレンパワードに」
〔アンチボディの声〕
〔画面、発光〕

ブレンチャイルド「………」
ブレンチャイルド「………」
比瑪「ブレンが2体……!」
護「双子だ……!」
カナン「オルファンでも双子の例はなかったのに…!」
ブレンチャイルド「…………」
カナン「ブレン……あたしのブレンパワードになってくれて?
ブレンチャイルド「…………」
ヒギンズ「こっちのブレンはあたしを見ている……!」
比瑪「オルファンでもこういうことあったの? 双子とか三つ子とかっていうの…」
勇「こんなのは初めてだよ…」
比瑪「私の時とは違うようで…」
ブレンチャイルド「………」
ブレンチャイルド「………」
ケン太「こっちを見てる…!」
イルイ「…………」
比瑪「お礼を言っているのかも知れないわ。気づいてくれてありがとうって」
護「うわっはぁ! よろしくね、双子のブレン!」
ブレンチャイルド「………」
イルイ「ブレンが笑ってる…」
勇(アイリーンさんが言ってたっていう…オーガニック的なものの効果って、こういうことだったのか…?)(エッガのグランチャーが拒否反応を起こし…子供達が新しいブレンを見つける……)(…アンチボディがオルファンやパイロットからだけではなく、外的な要因にも過敏に反応するのなら…)(オルファンそのものも、また……)
カナン「………」
勇「大丈夫? ブレンに体力を吸い取られている感じなんてない?」
カナン「それはないわね…。初めて会ったのが私だったからでしょうね、馴染んでくれているみたい…」「ブレンが不完全なアンチボディで…リバイバルするとすぐに硬化するという話はやっぱり、間違っていたのね………」
勇「ああ…。親父達の理論は必ずしも正しいわけじゃない」「だから、あの連中にオルファンを任せておくことは危険なんだ…」

太平洋 ノヴィス・ノア

シナプス「何ですと…!? バイタル・ネット作戦を中止する!?」
ベラ「本当ですか、司令?」
ゲイブリッジ「ええ。連邦政府はオルファンの危険性についての認識を改めたそうです」
大文字「まさか、オルファンを安全な遺跡だと判断したとでも?」
ゲイブリッジ「残念ながら、その旨が政府に伝達されたようです」
麗雄「GGGを通さず、政府上層部に直接コンタクトか…。そんなことが出来るのはガバナーしかおらんのう」
ベラ「ガバナー?」
勇「リクレイマーの統率者のことさ。ただ、その正体は謎に包まれ…俺も会ったことはない」
麗雄「噂では軍や政府に強い影響力を持っておるらしいがのう」
ゲイブリッジ「だが、リクレイマーも力押しや口先で連邦政府を丸め込んだわけではありません」「彼らは宇宙開発公団で開かれるオルファン対策会議に、代表者を出席させることを約束しました」
シナプス「その代表者とは…?」
ゲイブリッジ「勇君の父上、伊佐未研作博士だ」
勇「何だって!? 政府の連中は親父の話を聞くつもりなのか!?」
ゲイブリッジ「そういうことになる」
勇「親父は時間稼ぎをする気なんだ! その会議の間に、オルファン浮上の準備を進めるに決まっている!」
麗雄「まぁ、そう熱くなるな。これはチャンスかも知れんぞ」
勇「チャンス!?」
麗雄「ああ。オルファンの情報を手に入れるためのな……」
【シナリオエンドデモ終了】


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