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No.28A
我が拳に命を懸けて

【シナリオデモ開始】
ビッグファルコン

ベルガン「…極東の連邦軍はこちらの様子見をしておるようです」
リヒテル「…………」
ベルガン「いずれはこのビッグファルコンを取り戻しに来ると思われますが、日本地区は我らの手に入ったも同然でしょう」
リヒテル「…その前にベルガン殿、一つ確認したいことがある…」「そなた、αナンバーズとの戦いで細菌を用いたと聞いたが真か?」
ベルガン「…そのとおりでございます。しかし、それが何か?」
リヒテル「そのような卑怯な手段を用いるのがボアザンのやり方か…?」
ベルガン「…リヒテル提督、司令官として、そういった考えは手ぬるいのではありませんかな?」
リヒテル「何…?」
ベルガン「正々堂々を重んじようと、負けては全てが無意味なのですぞ」
リヒテル「………」
ベルガン「…提督の甘さを見ておりますと、私はあのプリンス・ハイネルを思い出します」
リヒテル「ハイネル……」
ベルガン「あの男は裏切り者の父と地球人の間に生まれた異母兄弟に丸め込まれ…」「敗北を重ねるだけでなく、ボアザン貴族の誇りを捨てるまでに至ったのです」
リヒテル「だが、それはバルマーと呼ばれる連中からボアザンを解放しようと考えたからではないのか?」
ベルガン「我らは一時をしのぐためにバルマーへ手を貸しただけのこと…」「あの艦隊が壊滅した後、ボアザン星はボアザン貴族による栄光と支配を取り戻しております」「つまり…ハイネルはその甘さ故にボアザン貴族の身代わりとして利用された男なのです」
リヒテル「…………」
ベルガン「正々堂々とした戦いにこだわるのも結構でしょうが…戦いは勝利という結果こそが全て」「甘さを捨て切れぬのであれば、いつか提督の身にも不幸が訪れることになりますぞ…?」
バルバス「ベルガン殿! それはリヒテル様への脅しと取れるぞ!」
ベルガン「いかようにも解釈してくれても結構…」「私は海底城の戦力を移送する任務があります故、これにて失礼させていただきます」
リヒテル「………」「身代わりか…。まさに今の余の有様はそれかも知れぬ」
ライザ「リヒテル様…」
リヒテル「所詮、余は名ばかりの司令官なのかも知れぬ…」
アイザム「そんなことはないぞ、リヒテル」
リヒテル「アイザム…」
アイザム「お前は最大の敵であるαナンバーズを倒したのだ。後は奴らの息の根を止めるだけだ」「それが出来れば、お前の力量を疑う者はいなくなる」
リヒテル「すまぬ、アイザム…。余の勝利はお前の助力あってのものだ…」
アイザム「気にするな、リヒテル。あと少しで俺の最高傑作となる新たなメカ戦士が完成する…」「そのメカとゾンネカイザーがあれば、お前の勝利はより確実なものとなる」
リヒテル「よし…お前の作業が完成次第、αナンバーズ討伐軍を出撃させよう」
バルバス「さすがですな、アイザム殿。ゾンネカイザーがありながら、もう新兵器を開発されるとは」
アイザム「フフフ…まあな…」(急がねばならぬのだ…。俺に残された時間はあとわずか……)

ガードダイモビック

和泉「剛博士、αナンバーズのメンバーの様子はどうです?」
剛健太郎「私と健一達の血液で作った血清で皆の症状は治まりました。残る問題は超弾性金属です」
浜口「うむ…あれはかなり厄介な代物だ。解決の糸口はつかめたとはいえ例の障害が残されている…」

≪No27Aで氷竜と炎竜がゾンネカイザーと戦闘した≫
サコン「…超弾性金属を破るヒントは氷竜と炎竜が教えてくれた」
豹馬「ホントかよ!?」
サコン「ああ。超弾性金属と言えど、その構造は分子の結合によって構成されているからな」
小介「なるほど…。その結合を崩壊させるには、あの方法が最も適しているということですね」
豹馬「あの方法って…氷竜と炎竜の連続攻撃のことか?」
小介「はい。どうやら、超弾性金属に急激な温度差を与えれば…」「その分子間結合を崩壊させることが…つまり、壊すことが出来るようなんです」
豹馬「なるほど、俺にもわかったぜ」
ちずる「あら…豹馬がそんなことを言うなんて珍しいわね」
豹馬「…要するに、冷え切った状態で熱い風呂に入ると身体中がしびれるようなもんだろ?」
小介「い、いや…。そういうことじゃないんですけど」
一矢「この際、理論はどうでもいい。要するに氷竜と炎竜なら、ゾンネカイザーを倒せるんだな?」
小介「いえ、単純に温度差を与えるだけでは駄目だと思います」
サコン「その通りだ。超弾性金属の回復力は温度差による構造破壊さえもものの数秒で回復させてしまう」「現状の氷竜と炎竜では、連続で10分以上の攻撃を与えなければ完全な破壊は不可能だろう」
ちずる「10分って…! それじゃ、その間に反撃されちゃうわ」
一矢「くっ…! 打つ手はないのか!?」
サコン「いや、打開策はある。…温度差によって分子結合が破壊されている間に打撃を打ち込むんだ」「つまり、温度差と打撃の連続攻撃…。そして、それが可能なのはダイモスだけだ」
一矢「ダイモスが!?」
サコン「そう。ダイモスのエネルギー源であるダイモライトの出力を200%以上にすれば、急激な温度差を与えられる」「そして、そこにお前の拳を叩き込めば…超弾性金属を打ち破ることが出来る」
豹馬「で、でもよ、200%の出力って…そんなの、どうやって出すんだ?」
小介「…和泉博士のお話によれば、ダイモライトのポテンシャル自体はそれを可能とするそうです…」「ただ、ダイモライトのパワーを高めるにはタキオン以上の超粒子が必要とされるのです」
サコン「その粒子の存在は理論的には突き止められている。だが、それを発生させる手段はまだ研究中だ…」
ちずる「つまり、現状じゃ打つ手なしってことなのね…」
一矢「……!」
〔警報(軍パターン)〕
豹馬「!?」
和泉「ダイモビックに所属未確認の機体が接近中! 各機は出撃スタンバイを!」
一矢「くそ…! もし、ゾンネカイザーが来たのなら今の俺達ではどうしようもないぜ…!」

≪No27Aで氷竜と炎竜がゾンネカイザーと戦闘していない≫
一矢「サコン! 超弾性金属を破る方法が見つかったというのは本当か!?」
サコン「…ああ。方法だけはな」
豹馬「何だ、えらく歯切れがわりぃな」
コウ「とにかく、まずはその方法を教えてくれないか?」
サコン「方法自体は単純な事だ。超弾性金属と言えど金属なのだからその分子結合を破壊すればいい」
小介「なるほど、分子結合の破壊ですか。だったら、あの方法が有効かも…」
一矢「あの方法って?」
小介「分子結合の破壊を導く最も単純かつ効果的な方法は、超低温と超高温を続けざまに与えることです」
サコン「その急激な温度差により分子はその性質を失い、分子間の結合が破壊されるんだ」
豹馬「なるほど、俺にもわかったぜ」
コウ「本当か?」
豹馬「…要するに、冷え切った状態で熱い風呂に入ると身体中がしびれるようなもんだろ?」
コウ「いや…風呂って言われても…」
一矢「この際、理論はどうでもいい。要するに超低温と超高温なら、ゾンネカイザーを倒せるんだな?」
豹馬「だったら、氷竜と炎竜の出番だな」
小介「いえ、単純に温度差を与えるだけでは駄目だと思います」
サコン「その通りだ。超弾性金属の回復力は温度差による構造破壊さえもものの数秒で回復させてしまう」「現状の氷竜と炎竜では、連続で10分以上の攻撃を与えなければ完全な破壊は不可能だろう」
コウ「10分…!?  それじゃ時間がかかりすぎる…!」
一矢「くっ…! 打つ手はないのか!?」
サコン「いや、打開策はある。…温度差によって分子結合が破壊されている間に打撃を打ち込むんだ」「つまり、温度差と打撃の連続攻撃…。そして、それが可能なのはダイモスだけだ」
一矢「ダイモスが!?」
サコン「そう。ダイモスのエネルギー源であるダイモライトの出力を200%以上にすれば、急激な温度差を与えられる」「そして、そこにお前の拳を叩き込めば…超弾性金属を打ち破ることが出来る」
豹馬「で、でもよ、200%の出力って…そんなの、どうやって出すんだ?」
小介「…和泉博士のお話によれば、ダイモライトのポテンシャル自体はそれを可能とするそうです…」「ただ、ダイモライトのパワーを高めるにはタキオン以上の超粒子が必要とされるのです」
サコン「その粒子の存在は理論的には突き止められている。だが、それを発生させる手段はまだ研究中だ…」
コウ「つまり、現状じゃ打つ手はないってことなのか…」
一矢「くっ……!」
〔警報(軍パターン)〕
豹馬「敵襲かよ!?」
ちずる「まさか、あのゾンネカイザーが!?」
一矢「くそ…! もし、ゾンネカイザーが来たのなら今の俺達ではどうしようもないぜ…!」

ナナ「おじいちゃん! 接近中の機体をカメラアイがとらえたわ!」
和泉「よし、正面モニターに回してくれ!」
〔モニターの開閉音〕
剛健太郎「! あ、あれは…!?」
四ッ谷「あれを知っとるんですか、博士!?」
剛健太郎「え、ええ…! かつて私がボアザン星にいた頃に作った…メカ鷹です…!」
浜口「では、あれには君の知り合いが乗っておるのか?」
剛健太郎「おそらく…! 今のメカ鷹の所有者はボアザンの…」
ナナ「あっ! メカ鷹が何か投下したわ!」
和泉「あれは…カプセルか!?」
四ッ谷「メカ鷹は!?」
光代「…離脱していきました。どうやら、あのカプセルをこちらに届けることが目的だったようですね」
和泉「…とにかくカプセルを回収し、中身を確かめてみましょう」

一矢「これが、そのカプセルか…」
サコン「危険物ではないことは確認されている。開けてみるぞ…」
〔カプセルの開く音〕
京四郎「何だ…入っているのは花…? それと指輪か…」
一矢「! その花を見せてくれ!!」
ナナ「どうしたの、お兄ちゃん! そんなに慌てて…」
一矢「この花は…、俺がエリカに送った花と同じものだ!」
ナナ「え…!?」
剛健太郎「一矢君、その事実を知る者は?」
一矢「お、俺と…エリカだけです…」
ナナ「その花がわざわざカプセルに入れてあったって事は…」
一矢「そうだ! このカプセルの送り主はエリカだ! エリカは生きていたんだ!」
剛健太郎「サコン君、指輪の方はどうだ?」
サコン「今、解析が完了しました。…指輪には特殊なマイクルフィルムが隠されています」「フィルムに書かれた数式…これは超粒子の発生方法です!」
剛健太郎「超粒子とは、まさか…!?」
サコン「そうです…。ダイモライトをパワーアップさせるのに必要なあの超粒子です!」
京四郎「つまり、これでダイモスはパワーアップするってわけか」
サコン「しかし、アイザロン粒子と呼ばれるこの粒子…考え出した者は恐ろしいほどの頭脳の持ち主だ…」
京四郎「フ…お前がそこまで驚くとはエリカの奴も大物の知り合いを持ったもんだぜ」
和泉「よし…敵が動き出す前にアイザロン粒子を使い、ダイモスを改造しよう」
サコン「ええ、私も手伝います」
ファン・リー「ならば、一矢…こっちはこっちでダイモスの新必殺技の特訓をやろう」
凱「そうだな。せっかくの贈り物もお前が使いこなせないんじゃ、意味がないからな」
鉄也「俺も協力させてもらう。…時間がないからな、厳しくいくぜ」
一矢「ああ、望むところだ!」(エリカ…君がどうやって超粒子を手に入れたかなんて、どうでもいい…)(君が生きていてくれたこと…ただそれだけが嬉しいよ…)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「我が拳に命を懸けて」


【戦闘マップ開始】
リヒテル「聞けい、勇猛なる我が軍の兵士達よ!」「既に進軍の準備は整った! 今こそ我らの力でこの地球を手に入れる時が来たのだ!」
バルバス「リヒテル様! ビッグファルコンに接近する機体があります!」
ライザ「この反応…ダイモスです!」
〔味方ユニット出現〕
リヒテル「竜崎一矢め…性懲りもなくやってきたか!」
アイザム「無策のままやってくるとは思えん…。ここはゾンネカイザーで様子を見た方がいいだろう」
リヒテル「よし! ゾンネカイザーよ! ダイモスを八つ裂きにしてやれ!」
〔敵ユニット出現〕
京四郎「新しい烈風正拳突きなら、超弾性金属をぶち抜けるはずだ!」
ナナ「頑張ってね、お兄ちゃん!」
一矢「ああ! エリカと…そして全ての人達のためにも、この戦い負けるわけにはいかない!!」
<戦闘開始>

<一矢vsゾンネカイザー>

一矢「行くぜ! パワーアップしたダイモスの力、見せてやる!」

<ゾンネカイザーがダメージ>
アイザム「何…!? ゾンネカイザーがダメージを負っただと!」
一矢「まだまだ! この程度で済むと思うなよ!!」

<ゾンネカイザー撃破>
リヒテル「ば…馬鹿な! ゾンネカイザーが敗れるとは!」
アイザム「ダイモスのあの力…、あれは、まさか…!?」
一矢「やった…やったぞ!」
京四郎「油断するな、一矢! 次が来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
バルバス「リヒテル様! あのメカ戦士にはアイザム殿が乗っておられます!」
リヒテル「何だと!? 戻るのだ、アイザム!」
アイザム「フッ、リヒテルよ…。ゾンネカイザーは負けて当然…とんだ茶番よ!」
リヒテル「何を言うか、アイザム!」
アイザム「ダイモスのパワーアップ、あれはおそらくアイザロン粒子の力によるものだ…!」
リヒテル「アイザロン粒子…もしかしてそれはそなたが研究していたという…」
アイザム「いいか、敵はもはや下等な地球人のメカではない。天才アイザムの力を持つメカなのだ!」
リヒテル「アイザム…!」
アイザム「そして、もう俺に残された時間はない…!」
リヒテル「どういうことだ、アイザム!?」
アイザム「フ…俺の生命の炎はもうすぐ燃え尽きる…。これはもう止められないことなのだ…」
リヒテル「何だと!? …アイザム! 何故、黙っていた!? 何故、余に打ち明けてくれなかった!?」
アイザム「話したとて、どうにもなるものではない…」
リヒテル「アイザム…何故、お前が死なねばならぬのだ!?」
アイザム「全ては俺のミスだ…。あのアイザロン粒子の実験中の事故が俺の身体を蝕んでいるのだ…」
リヒテル「アイザム…」
アイザム「そんな声を出すな、リヒテル。俺はそれなりに自分の人生に満足しているさ」「…お前と勝利を祝えぬことが心残りと言えば心残りだがな…」
〈母艦出撃選択〉
〈出撃準備〉

健一「無事か、一矢!?」
豹馬「どうやら、首尾良くいったみてえじゃねえか!」
一矢「いや、油断は出来ない…! あのメカに乗っている男は手強いぞ!」
アイザム「フ…俺とリヒテルの会話を聞いていたようだな、竜崎一矢…」
一矢「ああ…」
アイザム「貴様の噂は聞いている…。何しろ俺が地球に来た目的の半分は貴様を倒すためだったのだからな…」
一矢「アイザム…!」
アイザム「その目的を果たさずして死ぬわけにはいかん! 竜崎一矢よ、俺と戦え!」
一矢「…アイザム! お前の覚悟は拳を受け止めてやる!」
〔アイザム、後退〕
〔一矢、アイザムに接近〕
〔一矢、ステータス回復〕

京四郎「付き合うぜ、一矢! こうなりゃお前の好きなようにやりな!」
ナナ「お兄ちゃん、絶対に負けないでね!」
一矢「すまん! 京四郎、ナナ!!」
アイザム「フ…さすがだ、竜崎一矢。この俺の挑戦を受けるとは大した度胸だ…」「だが、このメカ戦士ギメリアは俺の最後の作品に相応しいメカ戦士よ!」「必ずや貴様を倒し、勝利の栄光の中で我が生涯の幕を閉じさせてもらおう!
一矢「来い、アイザム!」「俺もお前と同じく、この拳に命を懸けて戦うっ!!」
〔敵ユニット出現〕
リヒテル「アイザム、存分に戦え! 邪魔者は余が引き受ける!」
ライザ「リヒテル様、お待ち下さい! もうしばらく待てば、海底城より援軍が到着します!」
リヒテル「余計な口出しは許さぬ! 余はアイザムに友として出来る限りのことをせねばならん!」
ライザ「リ、リヒテル様…!」
バルバス「何をしておる、ライザ将軍! 我々もリヒテル様を追うぞ! 全軍出撃だ!」
〔敵ユニット出現〕
ゴルディマーズ「あいつら、ゾンネカイザーを量産してやがったのか!」
麗雄「心配はいらん! 組成分析の結果でわかったが、超弾性金属なのはアイザムのメカ戦士だけじゃ!」
凱「よし…そうとわかれば後は正面から戦うだけだぜ!」

<敵増援1出現後3ターン経過orリヒテル撃破orアイザム撃破or敵が3機以下・敵増援1出現>
※※※※※※※※※※※※※※※リヒテル撃破の場合、セリフ追加※※※※※※※※※※※※※※※
リヒテル「む…無念! アイザム、あとは頼むぞ!」
〔敵ユニット撃破〕
※※※※※※※※※※※※※※※アイザム撃破の場合、セリフ追加※※※※※※※※※※※※※※※
一矢「やったか…!」
アイザム「く…このギメリアが…この俺が敗れるのか…!?」「いや、違う! 俺はダイモスに負けたわけではない! 俺は俺の科学に敗れるのだ!」
リヒテル「アイザム!」
アイザム「許せ、リヒテル…! 俺は何の役にも立たなかった…
リヒテル「そんなことはない! そんなことはないぞ、アイザム! お前は充分に戦った!」
アイザム「さらばだ、リヒテル…、お前は俺の生涯のただ一人の友だった…
リヒテル「アイザム!」
アイザム「ベルガンと暗黒四天王に気をつけろ…
リヒテル「!?」
〔敵ユニット撃破〕
一矢「……!!」
リヒテル「よくぞ、ここまで…。見事だったぞ、アイザム…」「しかし、アイザム…。余はそなたを死なせたくなかった…」「安らかに眠るがよい…。そなたの無念、このリヒテルが必ずや晴らしてみせる…必ずや…!」
〔リヒテル、気力上昇〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
サンシロー「!! ビッグファルコンから来た奴らか!?」
ファン・リー「あの敵…! いよいよ俺達にトドメを刺す気か!」
カミーユ「おそらく、本隊だろう。しかし…!」
健一「ああ! ここで奴らを倒せば、ビッグファルコンを取り戻せる!!」
キラー「グフフ…無様だな、リヒテル!」
リヒテル「暗黒ホラー軍団、それにベルガンか! 何をしに来た!?」
ダンゲル「無論、海底城の全戦力でαナンバーズと雌雄を決するためだ」
リヒテル「勝手な真似を! 地球攻略司令官はこのリヒテルであるぞ!」
ベルガン「いいでしょう、リヒテル提督。だが、それはこの戦いに勝てばの話です」
デスモント「敗北した場合は司令官としてその責をとってもらうぞ」
リヒテル「…よかろう…!」
デスモント「では、全軍攻撃開始だ! ゼーラ星の暗黒ホラー軍団の力、地球人に見せてやれ!」

<豹馬vsベルガン>
豹馬「いつもいつも卑怯な手を使いやがって! たまには正々堂々と勝負してみやがれってんだ!」
ベルガン「黙れ、野蛮人め! 貴様達のような未開の蛮族相手などまともにする気になれんわ!」

<豹馬vsリヒテル>
豹馬「いい加減にしやがれ! お前達は一体何の恨みがあって地球を狙いやがる!?」
リヒテル「貴様達が平和を求める我々を陥れた時から戦いは始まったのだ! つまり、自業自得よ!」
豹馬「何回も言ったはずだぜ! それは地球でもバームでもない誰かの策略だと!」「それに気づかないまま戦いを広げるお前は哀れな操り人形と同じだ!」
リヒテル「貴様…このリヒテル提督を愚弄する気か!?」
豹馬「そうじゃねえよ! …俺はお前みたいな奴を見ると放っておけねえんだ…!」「俺はある男に誓ったんだ! 意味もわからず戦わされてる奴を解放してやる事をな!」

<健一vsベルガン>
健一「ド・ベルガン! よくも卑怯な手で俺の仲間を苦しめてくれたな!」
ベルガン「フン…剛健一よ! 貴様の中に私と同じ血が流れているとは汚らわしい…」「貴様の中のボアザンの血、ここで消してくれるわ!」
健一「黙れ! 地球とボアザン、2つの星の血が交じり合う俺の身体は父と母の愛の印だ!」「そして、それこそが星を越えた平和の証となるはずだ!」

<健一vsリヒテル>
リヒテル「剛健一よ! 貴様は兄であるハイネルと戦い、何を思った!?」
健一「リヒテル…! お前は兄さんの事を知っているのか!?」
リヒテル「先に余の問いに答えるのだ! 兄弟で戦い、そなたらには何が残ったのだ!?」
健一「…残ったのは後悔と未来への誓いだ! 俺達はあの戦いの中で互いの愚かさを知り戦いを生み出したものを憎んだ…」「そして、いつの日か自分達の愛する星に平和が訪れる事を共に願ったんだ!」「リヒテル! お前に俺達の想いが理解できるか!?」
リヒテル「だ…黙れ! 貴様がどう思おうと汚らわしい地球人とバームの民の間には戦いしかないわ!」
健一「一矢とエリカさんを見ろ! 地球とバームの民だって互いに手を取り合うことが出来るはずだ!」「お前がそれを認めないのなら俺達はお前と戦う!」

<一矢vsリヒテル>
リヒテル「竜崎一矢! 今日こそ貴様と決着をつけてくれる!」
一矢「リヒテル! その前にお前に聞きたい事がある!」「エリカはどこにいるんだ!? 今でも、お前の下にいるのか!?」
リヒテル「それほど聞きたいのなら教えてくれる! エリカは裏切り者として海底城から追放したわ!」
一矢「そうか…! やはり、エリカはお前の下にいないのか…!」
リヒテル「心残りはなくなったか! ならば余自らが貴様を葬ってくれる!」
一矢「リヒテル! この戦いが避けられない戦いなら、俺達は絶対に退きはしない!」「それが俺達の信じる平和への道なのだから!」

<一矢vsアイザム>
アイザム「ダイモスがアイザロン粒子でパワーアップしてもこちらには反アイザロン粒子砲がある!」
一矢「反アイザロン粒子砲だと!?」
アイザム「そうだ! この兵器はアイザロン粒子に反応して大ダメージを与えるものだ!」
一矢「つまり、ダイモスとギメリアは天敵同士という事か…! だが、俺は絶対に負けん!」「お前に背負うものがあるように俺にも負けられない理由があるんだ!」

<ベルガン撃破>
ベルガン「まあいい…。リヒテルとバーム勢力を失脚させる口実は出来たわ」

≪まだリヒテルが生存している≫
<リヒテル撃破>

リヒテル「アイザム! 余はそなたに報いることは出来ぬのか!?」

<バルバス撃破>
バルバス「ええいっ! こうなったら退却だ!」

<ライザ撃破>
ライザ「いかん! これ以上の戦闘は不可能か!」

≪まだアイザムが生存している≫
<アイザム撃破>

一矢「やったか…!」
アイザム「く…このギメリアが…この俺が敗れるのか…!?」「いや、違う! 俺はダイモスに負けたわけではない! 俺は俺の科学に敗れるのだ!」
リヒテル「アイザム!」
アイザム「許せ、リヒテル…! 俺は何の役にも立たなかった…
リヒテル「そんなことはない! そんなことはないぞ、アイザム! お前は充分に戦った!」
アイザム「さらばだ、リヒテル…、お前は俺の生涯のただ一人の友だった…
リヒテル「アイザム!」
アイザム「ベルガンと暗黒四天王に気をつけろ…
リヒテル「!?」
〔敵ユニット撃破〕
一矢「……!!」
リヒテル「よくぞ、ここまで…。見事だったぞ、アイザム…」「しかし、アイザム…。余はそなたを死なせたくなかった…」「安らかに眠るがよい…。そなたの無念、このリヒテルが必ずや晴らしてみせる…必ずや…!」
〔リヒテル、気力上昇〕

<ダンケル撃破orHP10000以下で撤退>
ダンケル「手持ちのデータ以上の力を発揮しているか…。これは少々時間がかかりそうだな…」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<デスモント撃破orHP10000以下で撤退>
デスモント「ほう…なかなかやる。これはダリウス大帝様に報告せねばなるまい…」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<キラー撃破orHP10000以下で撤退>
キラー「ええい! ブタをあなどったか…! 後退だ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<アシモフ撃破orHP10000以下で撤退>
アシモフ「忌々しい奴らよ! 決着はいずれつけてくれるわ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
一矢「やったぞ…。俺達はリヒテルを倒したんだ…!」
〔通信のコール音〕
万丈「みんな、グッドニュースだ。連邦軍がビッグファルコンの奪回に成功したらしい」
ジュドー「え!? もしかして、三輪長官が!?」
万丈「ああ、敵の本隊は今し方僕達が後退させたところだから…案外、楽な仕事だったんじゃない?」
ジュドー「そりゃそうかもね」
アムロ(これで、地球へ降下していた異星人軍はその戦力の大半を失ったはず…)(これで地球の情勢が少しでも落ち着けばいいんだが…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

鉄也「一矢、お前の命を懸けた拳…見せてもらったぜ」
カミーユ「ああ、見事な正拳突きだった」
一矢「いや…みんなとあのメカ鷹のおかげさ」
キンケドゥ「剛博士、結局、あれには誰が乗っていたんです?」
剛健太郎「おそらく、私の友人のダンゲ…。ボアザン星の将軍であり、かつての同志であった人物だ」
健一「父さんの同志ということは…?」
剛健太郎「そうだ。彼もボアザン貴族だったが…自らその証である角を切り落とし…」「貴族の支配体制をくつがえすため、私と共に戦った」
キンケドゥ(貴族の支配か……)
五飛「そのダンゲという男は貴族の証を自ら捨てる事で己の信念を示したのだな」
トロワ「ああ…並の覚悟では出来ないことだ」
剛健太郎「しかし、何故ダンゲが地球に…? 今は追っ手から逃れるため、ボアザンを離れていたはず…」
一矢「それに、エリカも……」
キンケドゥ「…おそらく、ゲリラ組織か何かが活動を開始したんだろう」
鉄也「ゲリラ組織だと?」
キンケドゥ「ああ、要は俺達がやっていた宇宙海賊と同じさ。ボアザンやバームの貴族支配に対抗するため、同志を集める…」「剛博士のご友人とエリカさんはその組織に助けられたのかも知れない」
一矢「エリカがゲリラ組織に…?」
キンケドゥ「あるいは平和的な手段でバームと地球の戦いをやめさせようとする人達の集まりかも知れない」
カミーユ「生まれた星や立場の違いを乗り越えた組織があると言うのか…?」
キンケドゥ「カミーユ、俺達だってそうだ。別に珍しい話じゃない」
カミーユ「確かに…」
健一「だから、ダンゲ将軍とエリカさんはαナンバーズを助けてくれた…。俺はそう信じたい」
一矢「…………」(エリカ…君は君の戦いを始めた…。平和のために俺も俺の戦いを続けるよ…)(そして、俺達の戦いが勝利を迎えた日…その時こそが俺達が再び会うことが出来る日になるだろう…)(エリカ…その日まで俺は戦い続けるよ…)

シナプス「シモン、極東支部の様子はどうだ?」
シモン「指揮系統の混乱を復旧させるのに時間がかかりそうですが…基地以外の損害はほとんどありません」
シナプス「そうか…。それが不幸中の幸いだったな」
シモン「でも、三輪長官は大威張りみたいですけど」
シナプス「放っておけ。我々は手柄のために戦っているわけではない」
アムロ「シモン、北米へ降下したネオ・ジオン部隊について何か情報が入ってきていないか?」
シモン「いえ…。プリベンターの部隊が追跡中ですが、報告は何も…」
アムロ「…………」
シナプス「アムロ大尉、今は彼らからの情報を待つしかない。我々はオルファン対策会議の警護のため、Gアイランドシティへ向かう」
アムロ「…了解です」

火星 小バーム

オルバン「………」
リヒテル「オルバン大元帥閣下! どうか、この私にもう一度だけチャンスをお与え下さい!」
オルバン「黙れ、リヒテル! 貴様はワシの期待を裏切ったのだ!」
リヒテル「一兵士としてで構いません。どうかもう一度、地球に向かうことをお許し下さい!」「友であるアイザムの仇を討つためにも、ご慈悲を…!」
オルバン「ならん! 貴様にはこの小バームにて謹慎を命じる!」
リヒテル「オ、オルバン大元帥!!」
オルバン「その目は何だ? 貴様、バームの指導者であるワシの決定に不服があるのか?」
リヒテル「………」
オルバン「ゲロイヤー参謀! リヒテルを連れて行け! ワシの目の前からこやつを除けろ!」
ゲロイヤー「仰せのままに…」
リヒテル「お待ちを、大元帥閣下! どうか…どうか私の願いをお聞き下さい!」
ゲロイヤー「見苦しいぞ、リヒテル。貴様は敗戦の将として責任をとるのだ」
リヒテル「おのれ、ゲロイヤー…! この恨み、忘れぬぞ…」
〔重い扉が閉じる音〕
オルバン「やはり、奴は危険な男よ…」「奴がリオン暗殺の黒幕がワシとゼーラ星のダリウスだと知れば面倒なことになるだろうな」
〔大型モニターの開閉音〕
ダリウス「オルバン大元帥、地球から前線部隊が後退したそうだな」
オルバン「こ…これはダリウス大帝! お耳が早い…」
ダリウス「3星の攻撃部隊の指揮をバームの人間に任せたのがそもそもの間違い…」「今後はド・ベルガンと暗黒四天王に前線の指揮を執らせる。…依存はあるまいな?」
オルバン「…は…仰せのままに…」
ダリウス「では、大元帥よ…小バームを地球圏へ移動させるのだ」
オルバン「しかし、それではバームの民を危険にさらすことに…」
ダリウス「犠牲を恐れる者に勝利をつかむことは出来ぬ…。それとも、この提案を拒む気か?」「それはバームとゼーラ・ボアザンの友好関係にマイナスであるぞ」
オルバン「…わ…わかりました。小バームは地球圏へ向けて移動を開始します…」
ダリウス「心配することはない。我が配下の暗黒四天王が必ずや地球人共を葬ってくれよう」「っそいて、あの青く輝く地球は我らのものとなるのだ…」(そう…我らゼーラ星人だけのものとな…)
【シナリオエンドデモ終了】


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