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No.29A
怒りの日輪

【シナリオデモ開始】
Gアイランドシティ

ギャリソン「…万丈様、資料はこれで最後でございます」
万丈「やれやれ…予想以上にひどいね。これもドクーガの仕業かい?」
ギャリソン「左様で。軍事面ではまだしも、経済面ではかなりの強敵と言えますな」
万丈「特に飲食産業方面ではね…」
ギャリソン「一度、本社の方へ出向かれた方がよろしいかと」
万丈「そうだね。ウチの本社はこのGアイランドシティからも近いし…」「オルファン対策会議が始まるまでの時間を使って、顔を出してこよう」
ギャリソン「では、その旨をシナプス艦長にお伝えしておきます」
万丈「ああ…頼むよ、ギャリソン。じゃあ、行ってくる」

勇「アノーア艦長が行方不明になった?」
ナンガ「ああ。ノヴィス・ノアがGアイランドシティへ着いた後、姿を消したそうだ」
勇「姿を消したって…!」
ラッセ「…やっぱり、ジョナサンとの一件が原因じゃないか?」
勇「…………」
ナンガ「今、コモド達がアノーア艦長を捜しに行っている。勇、俺達は会議場へ行こう」
勇「あ、ああ…」

大河「…以上がオルファンの地球離脱に伴うオーガニック・エナジー喪失に関する推論です」「そして…これを定数化したものがこちらになります」
〔モニターの開閉音〕
〔ざわめき〕

大河「…この数値は決して必要以上に悲観的な観測の結果ではありません」「事実として、オルファンの地球離脱により生き物らしい生き物は全滅するでしょう…」
三輪「ならば、オルファンは即刻破壊だ! 格でも何でも使って直ちに破壊を!!」
大河「いえ、それは出来ません。何故なら、連邦政府がオルファンの安全性を認めたからです」
三輪「安全性だと!? 人類が死滅するかも知れんというのに、いったい誰がそのようなことを!?」
???「……私です」
三輪「!? 貴様は…!!」
大河「…ご紹介しましょう。伊佐未研作博士…オルファンの研究者のリーダーを務めておられる方です」
勇(! お、親父が何でここに!?)
三輪「その男はリクレイマーだ! 話など聞く必要はない! すぐに逮捕しろ!!」
伊佐未研作「…私は連邦政府から要請を受け、ここに来ています。あなたからそのような処遇を受ける覚えはありませんな」
三輪「な、何だと…それは本当か!?」
大河「…ええ、事実です。では、伊佐未博士…ご説明をどうぞ」
伊佐未研作「…まず最初にお伝えしたい事は…」「オルファンの制御は不可能ではないということと、人類の死滅などはあり得ないということです」
麗雄「では、我々が推測する地球上のオーガニック・エナジーの喪失について、博士はどうお考えなのですかな?」
伊佐未研作「あなた方の推論も1年前なら正しいものだったでしょう」「ですが、オルファンはその性質において微妙な変化が生じているようです」
大文字「その変化によって、オルファンは無害なものになると?」
伊佐未研作「そのとおりです」
三輪「どこにそんな証拠がある!?」
〔歩く足音〕
カント「…では、それについては僕がご説明しましょう」
伊佐未研作「君は?」
カント「お目にかかるのは初めてですね。カント・ケストナーです」
伊佐未研作「…10歳で博士号を取り、積極的にオーガニック理論の論文を発表している神童か…」
カント「話を続けましょう。僕はオルファンの活性化を植物の繁殖と重ね合わせてみました」
伊佐未研作「植物?」
カント「ええ…。植物も生物です。オーガニック・エナジーに何らかの影響を受けると考えられますので」
伊佐未研作「………」
カント「結論から述べましょう。オルファンの活動と植物の繁殖には同調が見られます」「つまり、太平洋のオルファンの活性化に伴い、この地球の緑はよみがえりつつあるのです」
麗雄「何と…? 逆に生物を活性化させておるというのか?」
カント「ええ。僕はこの事実を知った時、とても感動しました…」「人類が汚してきた地球はまだ人類に絶望せずに地球の生態系を救う術を与えてくれていたと…」
伊佐未研作「その通りだ…」
カント「けれど、伊佐未博士の意見には納得出来ない部分があります」「オルファンのエネルギー総量は太陽みたいなものですから人間にコントロールは出来ません」
伊佐未研作「君の言うことにも一片の真理がある」「当初は我々もオルファンの浮上は地球全土のオーガニック・エナジーを使用すると考えていた」
カント「………」
伊佐未研作「しかし、今はその考えを訂正しつつある。その根拠が君の提示した植物との関連性だ」
カント「博士はこれをどう考えます? 僕にはまるでオルファンが地球をいたわっているように見えますが…」
伊佐未研作「…今の我々はその意見に同調せざるを得ない」
麗雄「それが伊佐未博士の主張するオルファンの安全性の保証ですかな?」
伊佐未研作「そのとおりです」
大文字「では、オルファンの飛翔は何をエネルギーとして行われるのです?」「オルファン内部に貯えられたオーガニック・エナジーだけでそれをまかなえるのですか?」
伊佐未研作「オルファンの銀河飛翔はオーガニック・エナジーに合わせ、別のエネルギーも使われると推測している」
勇「親父の奴…! 言うに事欠いてデマカセを!」
ゲイブリッジ「落ち着きたまえ、勇君。伊佐未博士の話を最後まで聞くんだ」
勇「何で親父に話させるんです!?」
ゲイブリッジ「彼が研究員として正規のルートでこの会議に出席しているからだ」
勇「だからって!」
ゲイブリッジ「現実を認めるんだな。ノヴィス・ノアの建造費を出している者の中にもリクレイマーの支援者がいるのだ」
勇「自分達だけ助かりたくて、オルファンに乗せてもらいたがっている連中のことですか!?」
ゲイブリッジ「そうだ。そういう連中を怒らせるとノヴィス・ノアは動かなくなる…」「最悪の場合、αナンバーズの活動に支障が出るかも知れんぞ」
勇「何てことだ…! それが現実だって!?」
大文字「……では、伊佐未博士。オルファンが銀河飛翔のために使うもう一つのエネルギーとはいったい?」
伊佐未研作「それについては現在調査中だ。ただ、オルファンや人類を銀河へ誘うエネルギーであることに間違いはない」
〔ざわめき〕
大文字(人類を銀河に誘うエネルギー…? もしや、それは……)
???(ふふふ…この会議にわざわざ足を運んだ甲斐があったわ…)(人類を次の進化へ導くエネルギーと、それに惹かれる方舟…。早速、次の手を打った方がいいわね…)

アイリーン「…何度も申し上げたとおり、ノヴィス・ノアは個人の所有物ではありません」
ベンメル「そこを何とかならんかのう?」
サンドレイク「金なら、いくらでも出させていただこう」
アイリーン「幾らお金を積まれても、ノヴィス・ノアを売却する事は出来ません」
サンドレイク「では、この艦の艦長に会わせてくれたまえ。直接交渉をしたい」
アイリーン「…艦長は不在です。現在、私が代理を務めています」
ベンメル「なら、あんた個人にも金を払おう。それでどうじゃ?」
アイリーン「それ以前に、あなた達はいったい何なんです? 突然押しかけて来てノヴィス・ノアを売れだなんて…」
ベンメル「ワシらはただの道楽好きに金持ちじゃ」
アイリーン「では…そのようなお方が何故、ノヴィス・ノアを必要とするのです?」
ベンメル「それは…この艦が世界初のオーガニック・エンジンを搭載したメカだからじゃ」
アイリーン「え…?」
ベンメル「このベンメル、メカのコレクションにおいては世に知られた男でな…」「世界に唯一無二と聞けばどうしても手に入れたくなるのだ」
アイリーン「コ、コレクションのためにノヴィス・ノアを…!?」
サンドレイク「私個人としては、美しい君も手にいれたいところだが…」「私がここへ来たのはある一人の男に会うためでもあってね」
アイリーン「その方は?」
サンドレイク「…名は破嵐万丈。君も彼のことは知っているだろう?」
アイリーン「万丈さんを…?」
〔警報(軍パターン)〕
アイリーン「! 敵襲の警報!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「怒りの日輪」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔警報(基地パターン)〕

ベラ「グランチャー部隊接近中! 各機は出撃準備を!」
〔敵ユニット出現〕
クインシィ「太陽か…! あははは! 久しぶりに海の上に出た!」「本当にきれい……勇にも見せてあげたいな。あの子ったら、どこに行ったのかしら?」「しょうがない子だ…ちっともじっとしていないで、いつも心配ばかりかけて…
伊佐未研作(あのグランチャー…依衣子が来たのか)(会議中は行動を起こすなと言っておいたはずだが…)
ベラ「各機、発進! グランチャー部隊を迎撃せよ!」
〈出撃準備〉
※※勇が出撃している場合、セリフ追加※※
〔勇、前進〕
比瑪「どうしたの、勇!?」
勇「こ、この感触は…!!」

クインシィ「ほら見ろ…グランチャーで来てみれば、ムキになって敵対行動を取るのがαナンバーズだ」「奴らはオルファンを害する者なんだ!」
勇「あれは…」
クインシィ「見つけた! 勇ッ!」
勇「姉さんだろ!?」
クインシィ「勇! 私に討たれなさい!」
勇「姉さん! 姉さん! 外を見ろよ、外を!!」
クインシィ「黙りなさい!!」
ラッセ「カナン、どういうことなんだ!? 何故、あのグランチャーと勇が!?」
カナン「あれはクインシィ…! 勇のお姉さんの依衣子さんなのよ!!」
比瑪「! 勇のお姉さん!?」
アムロ「今はグランチャーからGアイランドシティを守ることが先決だ! 各機散開! 迎撃を開始しろ!」
<戦闘開始>

<クインシィ撃破or3PP・味方援軍1&敵増援1出現>

ベンメル「ふふふ…αナンバーズ…噂どおり、いいメカがそろっておるな」
サンドレイク(破嵐万丈はあの中におらぬようだな……)
〔銃声〕
サンドレイク「うおっ!?」
万丈「……………」
アイリーン「ば、万丈さん! 民間人を撃つなんて…!」
万丈「サンドレイク……! 貴様が…貴様が何故、ここに……!?」
アイリーン「万丈さん!?」
万丈「…やはり、復活していたのか…!」
アイリーン「万丈さん、どうして彼を撃ったのです!?」
万丈「今のでサンドレイクが死んだのなら、僕は喜んで罪を認めます……」
アイリーン「え…!?」
万丈「しかし……この男が生きていたら…僕は……!」
サンドレイク「…どうする気かね?」
アイリーン「サ、サンドレイクさん!?」
万丈「よくもぬけぬけと僕の前に姿を現せたものだな、サンドレイク!!」「いや、コマンダー・サンドレイク!!」
サンドレイク「ふふふふ…ははははは! 久しぶりだな、破嵐万丈!!」
〔敵ユニット出現〕
〔デス・スパイダー、万丈達の所へ移動〕

万丈「待て! サンドレイク!!」
〔デス・スパイダー、マップ端近くへ移動〕
〔マイクロマシンの作動音〕
〔敵ユニット出現〕

アイリーン「に…人間が巨大化した? あれは一体…?」
万丈「メガボーグだ…。コマンダークラスのメガノイドはメガボーグになる特権を持っている…!」
アイリーン「メガノイド…!?」
万丈「許さん…! 許さんぞ、メガノイド!!」「ダイタァァァァァァァン! カムヒア!!」
〔味方ユニット出現〕
〔ダイファイター、万丈のいるポイントへ移動〕
〔味方ユニット変形〕

サンドレイク「現れたな、ダイターン3!」
ベンメル「我らの同志を葬ってきた恨み、ここで晴らしてくれるわ!」
万丈「黙れ! お前達こそ、この場から生きて帰れると思うな! メガノイド!!」
鉄也「メガノイドだと!?」
万丈「そう! 奴らこそ人類の生んだ最凶最悪のサイボーグだ!」
凱「最凶最悪のサイボーグ!?」
万丈「そうだ! メガノイドは己の欲望を満たすために人の心を捨て去り…自らを不死の肉体に改造した悪魔だ!!」
甲児「で、でも、メガノイドってあんたが一度倒したんじゃねえのかよ!?」
万丈「…封鎖されていた火星で自己修復をしたか…あるいは……!」
ベンメル「ふふふ…お前がそのことを知る必要はない」
サンドレイク「…コロス様は貴様の存在が目障りだそうだ。ここで死んでもらうぞ、破嵐万丈」
万丈「お前達はやはりメガノイドだ…! その歪んだエゴは変わらない…!」
サンドレイク「愚かなり、破嵐万丈! メガノイドは人間を越えるスーパー人間なのだ!」
万丈「冗談でもそんなことを言うな! メガノイドはロボット以下、人間にとっては悪魔だ!!」
サンドレイク「フン、相変わらず愚かなことを言う…」「どうかね、諸君? メガノイドになれば、巨万の富も永遠の美も最強の力も約束しよう…」「メガノイドになれば君達は全ての悩みや苦しみ、痛みから解放されるのだ」
竜馬「あの男、俺達を誘っているのか!?」
クスハ「………!」
サンドレイク「どうかな? そこのお嬢さん…メガノイドになれば、素晴らしい人生が送れるぞ」
クスハ「そんなもの、人から与えてもらったって何の意味もありません!」「それに、人の心を捨てた人生が素晴らしいなんて思えないもの!」
サンドレイク「そうか…残念だな。ならば、ここで破嵐万丈と共に短い人生を終えるがいい」
〔敵ユニット出現〕
万丈「メガノイドよ、思い出すがいい…! お前達の脳裏に刻まれた僕の言葉を…」
サンドレイク「言葉!?」
ベンメル「もしや!?」
万丈「そう! 世のため人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3!!」「この日輪の輝きを恐れぬなら、かかって来いッ!!!」
〔万丈、気力上昇〕
ジュドー「ば、万丈さんがあそこまで怒るの、初めて見た……」
隼人「それだけ奴のメガノイドに対する憎しみが強いってことだ」
鉄也「ああ。そして、あれこそが万丈の本当の顔なのかも知れん」
ベンメル「しゃらくさい!」
サンドレイク「メガノイドに逆らう者には死の制裁を!!」
※※まだクインシィ生存している場合、セリフ追加※※
リクレイマー「いかがします、クインシィ・イッサー?」
クインシィ「かまうことはない! αナンバーズへの攻撃を続けろ!」
勇「姉さん、状況を見ろ! 俺達が戦っている場合じゃないんだ!」
クインシィ「黙れ! 裏切り者を弟に持った覚えはない!」


<ベンメルorデス・スパイダーがダメージor4EP・敵増援2出現>
ベンメル「ほほう…なかなかやりおるな。ならば、ちと惜しいが…ワシの秘蔵コレクションを出すしかあるまい」
〔敵ユニット出現〕
ジュドー「あれは!」
ルー「クィン・マンサ!?」
プル「そ、そんな…!」
プルツー「どうしてあれがこんな所に…!?」
ベンメル「こいつはレプリカじゃが、機能は本物とほぼ同じ! どうだ、驚いたか!?」
ジュドー「あんた…! よくもそんな物をプルとプルツーの前に…!」
ベンメル「ほほう…どうやらこいつと因縁があるようじゃな。レア物を出した甲斐があったわい」
ジュドー「そいつはプルやプルツー達の心を縛った機体だ!」「よりにもよって、そんな物をレストアするなんざ、許せねえ!!」
万丈「下がれ、ジュドー! 僕とメガノイドの戦いの邪魔をするな!」
ジュドー「!?」
万丈「メガノイド…! お前達はいつもそうだ…!」「己の野望を満たすためなら、他人の痛みなどおかまいなしだ!!」「僕はそんなお前達を許せない! メガノイドの存在を許せない!!」
ジュドー「万丈さん…!」

<アムロvsベンメル>
ベンメル「知っているぞ! お前、連邦の白き流星、アムロ=レイだな!」
アムロ「何だ、このメガノイド…!?」
ベンメル「丁度いい! ワシのモビルスーツコレクションのデコレーションになってもらうぞ!」「無論、ポーズ固定でな!」
アムロ「老人の道楽に付き合う気はない!」

<ジュドーvsクィン・マンサ>
ジュドー「プルとプルツーを苦しめるものは俺が叩き潰してやる!」

<プルvsクィン・マンサ>
プル「あたしとプルツーを苦しめたモビルスーツ…! 許さないから!」

<プルツーvsクィン・マンサ>
プルツー「あたしはもうグレミーの操り人形じゃない…!」「こんなものにもう縛られたりはしない!」

<ベラvsベンメル>
ベンメル「うほおっ! これが噂のマザー・バンガードか!」
ベラ「え…!?」
ベンメル「この勇壮と優美を兼ね備えたフォルム…この艦はワシが持ってこそ相応しいものだ!」「ワシがこの艦のへさきに陣取った姿は見物じゃぞ!」
ベラ(それって…海賊船の船長…?)
ベンメル「どうだ? ワシにマザー・バンガードを渡さんか?」
ベラ「きっぱりとお断りします!」

<甲児vsベンメル>
ベンメル「ほほう…こいつは元祖・鉄の城。いいコレクションになりそうじゃわい」
甲児「るせえ! てめえは機械獣でも集めてろってんだ!」

<万丈vsサンドレイク>
サンドレイク「破嵐万丈! 破嵐創造の息子でありながら貴様は何故メガノイドを否定する!?」
万丈「その名を口にするな! あの男の遺した悪魔の所業を叩き潰すこと…それが僕の存在の意味だ!」

<万丈vsベンメル>
ベンメル「見事なり、ダイターン3。美しさ、力強さはワシのコレクションに並ぶに値する…」「だが、ワシは貴様を倒さねばならん。非常に残念だが…」「お前の勇姿はワシの記憶の中でコレクションしておくことにする!」
万丈「ダイターン3はメガノイドの野望を打ち砕く! 無論、お前の歪んだコレクター魂もな!」

<凱vsサンドレイク>
サンドレイク「君の噂も聞いているぞ、獅子王凱君…。その身体が我々と同じ機械の身体であることもな」
凱「俺は悪魔に魂を売った覚えはない! この身体はみんなを守るために神様が授けてくれたものなんだ!」

<鋼鉄ジーグvsサンドレイク>
サンドレイク「鋼鉄ジーグ、いや司馬宙君。君はサイボーグとなった自分の身体に悩んでいると聞く…」
鋼鉄ジーグ「だったら、どうだってんだ!?」
サンドレイク「君はまだ人間を越えることの素晴らしさを知らない…。さあ、我々と共に来るがいい」
鋼鉄ジーグ「ふざけるな! 俺はてめえらと違って、人の心を捨てた覚えはねえ!!」

<勇vsクインシィ>

勇「何を考えているんだ! 親父は国際会議に出て、今度は姉さんまで!」
クインシィ「研作博士の考えてる事など私の知った事ではない! 私はオルファンのアンチボディ…」「お前なんか!」「そこから引きずり出してグランチャーにつぶさせる!」
勇「クインシィになりきって!」

<勇vsシラー>
勇「シラー! ジョナサンはどうしたんだ!?」
シラー「お前達のせいだ…! お前達のせいでジョナサンは…!」
勇「…奴に何が起きたんだ?」
シラー「…ジョナサンはノヴィス・ノアから帰還した後、行方不明なんだよ!」

<比瑪vsクインシィ>
比瑪「あなた、勇のお姉さんなんでしょ!? 姉と弟で戦うなんて馬鹿な真似はやめなさいよ!」
クインシィ「家族など関係ない! 勇はオルファンを裏切ったのだ! それを許すわけにいくか!」

<カナンvsシラー>
カナン「シラー! 会議場には伊佐未博士がいるのよ! 何故、仕掛けてくるの!?」
シラー「あんた達にこれ以上オルファンの情報を与えるわけにはいかないんだよ!」「それに、裏切り者のあんた達を生かしておくこともね!!」

<サンドレイク撃破>
サンドレイク「馬鹿な! 不死身のメガノイドである私がこんなところで滅びるのか!?」
万丈「コマンダー・サンドレイク! お前の身体は悪魔にもらった偽りの身体だ!」「日輪は全ての偽りを暴く! お前の偽りの生命もこれまでだ!!」
サンドレイク「む…無念…!」
〔敵ユニット撃破〕
万丈「悪魔の所業メガノイド…その存在を僕は絶対に許さない…!」

<ベンメル撃破orHP規定値以下>
ベンメル「おのれ、破嵐万丈! この借りは必ず返してくれるぞ!」「メガノイドとコレクター魂は永遠に不滅なのじゃ!」
〔敵ユニット離脱〕

<クインシィ撃破>
クインシィ「くっ! コントロールが!」
勇「姉さん!」
〔クインシィ、後退〕
〔勇、クインシィに隣接〕

カント「………」
勇「人がいる!? 離れろ! グランチャーにつぶされるぞ!」
カント「確かめてみたいことがあります。気にしないでいいですよ」
勇「馬鹿言うな! グランチャーだぞ!」
カント「大切なことなんです。黙っていて下さい」
勇「!?」
カント「さあ……この花に力をわけてあげて下さい」
〔クインシィ、発光〕
勇「花が光った…? オーガニック・エナジーの光なのか…?」
クインシィ「光ってる花かい…?」
勇「!」
クインシィ「覚えてるかい、勇?」
勇「な…何を?」
クインシィ「あんたが花をくれたことがあったろう?」「いつも二人だけで…おばあちゃんが下の村にパートに行っていた頃だ」
勇「………」
クインシィ「あのプレゼントは嬉しかった…。誕生日のプレゼントだった…」
勇「ごめん。覚えていない」
クインシィ「………!」「そうかい…そうだろうね!」「あんたは両親を裏切り、家族の絆など断ち切ってオルファンから出ていった!!」
勇「違う! 姉さんだってオルファンを離れれば、俺の言おうとしていることがわかってくれる!」
クインシィ「お前はオルファンを傷つける!」
勇「姉さん!?」
〔クインシィ、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

勇「…全く抗体になりきっている…!」「何が不満なんだ……この世界に!」
比瑪「勇……」

<シラー撃破>
シラー「いかん! これ以上はいくらグランチャーでも…!」

<敵全滅・勝利条件達成>
〔通信のコール音〕
コロス「見事です、破嵐万丈…」
万丈「コロスか…」
コロス「私の姿を見てもあまり驚かないようですね…」
万丈「…お前以外の誰がメガノイドを復活させると言うんだ?」
コロス「……………」
万丈「それより、何の用だ? お前達を完全に倒せなかった僕をあざ笑いに来たのか?」
コロス「いえ…。あなたへ新たな人類メガノイド化計画の開始を告げるために…」
万丈「やはり、お前達の目的はそれか…!」
コロス「…まもなく訪れる宇宙への旅立ち…。人はそれを迎え入れるにはあまりにも脆弱な存在……」「人類が新たな進化を遂げるには、メガノイドとなるしかないのです」
万丈「戯れ言はやめろ! エゴを肥大化させたお前達は新たな人類なんかじゃない…!」「ただの悪魔だ!!」
コロス「…どうやら、3年の歳月もお前の心を変化させはしなかったようですね…」「ですが、計画はすでに始まりました。以前と同じく、あなたが私達の前に立ち塞がるなら…排除あるのみです」
万丈「来るなら来てみろ、コロス! その時こそ本当の決着をつけてやる!」
コロス「…わかりました。では再会まで、しばしの別れを…」
万丈(これで僕のやるべきことは決まった…!)(僕は………)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

Gアイランドシティ

伊佐未直子「…やはり、考え直す気はないのですか、研作さん?」
伊佐未研作「お義母さん、我々は人類の敵になるためにオルファンを復活させたのではありません…」「翠にも依衣子にもそんなことはさせはしませんよ」
伊佐未直子「…………」
伊佐未研作「それは本当です。だからこそ、今日の会議で私の主張が通ったのです」
勇「親父…!」
伊佐未研作「勇、オルファンに戻る気はないのか? 母さんが心配しているぞ」
勇「どこにそんな奴がいる!」
伊佐未研作「…………」
〔ヘリのローター音〕
勇「…………」
比瑪「お父さん、行っちゃったね…」
勇「あんな奴、親父でも何でもない…!」
ベラ「獅子王博士、今後のオルファン対策はいかがします?」
麗雄「公の対策会議の席上で静観が決まったのだから、それに従うしかないじゃろうな…」
大文字「しかし、伊佐未博士の発表はデータは少ないとはいえ、注目すべきでしょう」
サコン「それに、カント君の理論も研究に値するべきものですね」
麗雄「そして、オルファンを飛翔させる謎のエネルギーの存在か…」
大河「我々もオルファンに対する認識を改めねばならんかも知れんな…」
〔歩く足音〕
ゲイブリッジ「伊佐未博士はオルファンに戻ったようだな…」
ベラ「ゲイブリッジ司令、アノーア艦長が戦闘中に艦から姿を消したと聞きましたが…」
ゲイブリッジ「うむ…残念ながら事実だ」
伊佐未直子「随分と思いつめていらしたけど、無事ならいいのですが…」
アイリーン「残念ながら、アノーア艦長の行方は依然として知れません」
ゲイブリッジ「やむを得ん。君が艦長代理を務め、ノヴィス・ノアをオルファンの監視に当たらせてくれたまえ」
アイリーン「私がですか?」
ゲイブリッジ「クルーのまとめ役として、君以上の人材はいないと思うが?」
アイリーン「…アノーア艦長の復帰をお待ちしなくてよいのでしょうか?」
ゲイブリッジ「…非情ではあるが、彼女一人のために、ここで足踏みをするわけにはいかないだろう」
アイリーン「…了解しました」
ゲイブリッジ「頼むぞ、アイリーン艦長。私は艦を降り、連邦政府にオルファンの件を直接上告するつもりだ」
ベラ「あなたが?」
ゲイブリッジ「問題は政治の舞台に移行しつつある。私は政府に働きかけ、αナンバーズの後ろ盾となろう」
ベラ「…わかりました」
ゲイブリッジ「直子さん…申し訳ないが、私に同行してもらえませんか?」
伊佐未直子「はい…。少しでもあなたのお役に立てるのでしたら…」
【シナリオエンドデモ終了】


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