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No.39
絶望と奈落への降下

【戦闘マップ1開始】
連邦軍兵「司令! 隕石を追ってαナンバーズも大気圏に降下を開始しました!」
基地司令「特機とガンダムの寄せ集め部隊か…。奴らに何が出来ると言うのだ…」
連邦兵「ですが、こうなったら望みを彼らに託すしかありません…」
基地司令「………」「ラサの避難状況はどうなっている?」
連邦軍兵「各方面軍の協力によりほぼ完了しているとの事です」
〔軍基地の警報〕
基地司令「今度は何だ!?」
連邦軍兵「し、司令…あれを…!?」
〔敵ユニット出現〕
基地司令「地下勢力だと…! このタイミングで奇襲か!」
連邦軍兵「こ、ここだけではありません! 重慶、ラングレー、サウサンプトン、ストックホルム、ジャブロー、ナイロビ…」「世界中の主要基地と大都市に地下勢力の総攻撃が開始されたようです!」
〔戦闘獣の咆哮〕
〔戦闘獣軍団、前進〕

連邦軍兵「うわあああっ!」
〔基地に爆発〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ開始】

ラッセ・ブレン「………」
ラッセ「…そうか、お前…やってくれるのか…」
カナン「ラッセ、あなたのブレンはダメージを受けているわ。出撃は無理よ…!」
ヒギンズ「次の出撃は大気の摩擦熱との戦いになるわ。下手をすれば燃え尽きるわよ」
ラッセ「…無理はしないさ。それより、カナン達は自分のブレンについていろよ」「図体はでかいが、あいつらはまだ子供同然だ」
ヒギンズ「ラッセの言う通りね。フィフス・ルナを見たあの子達、ひどくおびえている…」
カナン「ラッセ…焦らないでね。最近のあなた、死に急いでいるように見えるから…」
ラッセ「………」「忠告は聞かせてもらうよ。ありがとうな、カナン…」
カナン「死なないでね、ラッセ…。絶対に…」
〔歩く足音〕
ラッセ「………」
勇「ラッセ…」
ラッセ「見ていたのか、勇…」
勇「カナンの言う通りだ。最近のあんた、どこかおかしいぞ…」
ラッセ「………」「では、こちらも手短に話す。…俺は白血病にかかっている」
勇「…それが何故パイロットなんかをやっているんだ!? 病院で治療を受けるべきだろう!
ラッセ「…治療は受けていない」
勇「何故だ!? それじゃあ、死ぬのを待つだけじゃないかよ!」
ラッセ「…俺はブレンに会った時に願掛けをしたんだ…」
勇「………」
ラッセ「この母なる地球を俺は気に入っている…」「それをわけのわからない連中、オルファンや異星人に壊されるくらいなら生命を懸けようってね…」
勇「………」「だからって…、カナンを泣かせないでくれよな…、いい女なんだ…」
ラッセ「…気付いていたのか? 俺とカナンの事…」
勇「まあな…」
ラッセ「へえ…少しは他人に気配りが出来るようになったようだな」
勇「茶化すなよ…。それよりもさっきの件は頼むぜ」
ラッセ「…俺が早死にするのは運命だ。彼女に会っていなければ、ずるずるやってのたれ死にを待っていたのが俺なんだ」「彼女に出会えたから、生命を捨てる戦い方なんかしないよ。カナンとはもっと愛し合いたいものな」
勇「死ぬなよ、ラッセ…」
ラッセ「お互いにな、勇」

ウモン「艦長、どこに行くんじゃ!? もうすぐ大気圏突入じゃぞ!」
ベラ「お願い…行かせて下さい…。今度だけは許して…」
アンナマリー「キンケドゥを捜しに行く気なのですか、艦長!?」
ウモン「何じゃと!?」
ビルギット「…酷なようだが、艦長が出てもどうにもならんぜ…」
ベラ「だけど…だけど…」
アンナマリー「ベラ艦長…」
ベラ「キンケドゥがいなかったら、私…コスモ・バビロニアから抜け出そうとしたあの時…」「彼が受け止めてくれなかったら私にはもう行くところもなかったんだもの…だから…」
ベルナデット「ベラ艦長、信じましょう…。きっとキンケドゥさんは無事です…」
ベラ「ベルナデット…」
ベルナデット「キンケドゥさんはベラ艦長を守るために戦ってきたんです…」「あの人がこのままいなくなってしまうなんて考えられません」
ベラ「………」
ベルナデット「キンケドゥさんのためにも、今はマザー・バンガードをお願いします」
ベラ「………」
ウモン「艦長!」
アンナマリー「ベラ艦長!」
ベラ「…みんな、取り乱してごめんなさい」
ベルナデット「ベラ艦長…」
ベラ「今の私はベラ・ロナ…。艦長としての責務を果たさなくてはなりません「各員、再出撃の準備を! なお、本艦は大気圏突入能力のない機体の盾となります」
ウモン「了解! 艦長はワシらの戻る場所をしっかり守ってくれよ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「絶望と奈落への降下」


【戦闘マップ2開始】
〈出撃準備〉

〔味方戦艦出現〕
ブライト「各機に通達! 既にフィフス・ルナは引力圏に入り、落下は阻止できない状況にある!」「最後の手段は追跡の限界である中間圏突入前にフィフスを破壊するしかない!」
コウ「了解!」
カツ「フィフス・ルナ周辺の敵機…! 後退しないのか!?」
エマ「あの機体、こちらを迎撃するための無人機ね」
ベイト「ちっ…! 地球の人間を粛清するってのに、大した人道主義だぜ!」
シナプス「地上からの増援はどうなっている!?」
シモン「駄目です! 電波障害によって地上とは完全に音信不能です!」
シナプス「くっ…増援が来ないのなら我々だけでやるしかないか…!」
ブライト「フィフス突入までの残り時間は!?」
トーレス「6分です! 6分後にはフィフスは中間圏に突入し追跡は不可能になります」
ブライト「各機、5分で防衛部隊を全滅させろ! フィフスは最後の1分で勝負を懸ける!」
凱「行くぞ、みんな! 護衛を出来るだけ早く叩くんだ!」
万丈「絶望した時が僕達の敗北だ! 最後の瞬間まで希望を捨てるな!」
<戦闘開始>

<2PP・敵増援2出現>

トーレス「ブライト艦長! 我々と別角度で大気圏に突入する機体群があります!」
ブライト「何だと!?」
〔敵ユニット出現〕
ピート「暗黒ホラー軍団か!」
サンシロー「この忙しい時に何しにきやがったんだ!?」
デスモント「フフフ…、苦戦しているようだな、αナンバーズ」
アシモフ「だが、無駄なあがきもここまでだ」
キラー「暗黒ホラー軍団、攻撃開始! あの隕石を乗っ取り、落下コースを日本に変更するぞ!」
サンシロー「何だとっ!?」
一矢「地球に移住を希望するお前達が何故、地球を破壊しようとするんだ!?」
ダンケル「我々の望みは地球そのものであり、地球人共は無用の存在でしかない」「地球のダメージは我々の科学力で処置をすれば済むことだ」
デスモント「フフフ…我々にとってこの隕石は、地球の人間を駆逐し…」「同時に目障りな日本を壊滅させるのに絶好の兵器なのだ」
凱「くそっ…勝手なことを!」
デスモント「せいぜいあがくのだな。我々は高みの見物をさせてもらう」
〔敵ユニット離脱〕
大文字「各機、暗黒ホラー軍団をフィフス・ルナに近づけるな!」
ちずる「モビルスーツと異星人…、これだけの数の敵を、あと4分で全滅させるなんて…」
十三「そして、その後は隕石の破壊…こりゃ厄介な作戦やで!」
豹馬「ぐずぐず言っている時間はねえ! 俺達がやらなきゃ地球はお終いなんだ!」

<6PP>
トーレス「フィフス・ルナ、中間圏に突入! これ以上は追いきれません!」
ブライト「くそ…これでは地球は…!」
アムロ「シャア! これがお前の考える世直しなのか!」
〔画面、発光〕
(→ GAME OVER

<アムロvsヤザン>
ヤザン「シャアのようなつまらんインテリに成り下がらないだけ貴様はまともだよ! それとも貴様も俺と同じ戦場に立つのが好きなだけなのかい!」
アムロ「……」
ヤザン「まあいいさ! 連邦の白き流星は、この俺が本物の流星にしてやるぜ!」

<カミーユvsヤザン>
ヤザン「カミーユ! 今日こそ決着をつけてやるぜ!」
カミーユ「ヤザン!」
ヤザン「シロッコでもジェリドでもない! 貴様を落とすのは、この俺よ!」
カミーユ「それだけのために死と破壊をまき散らすのか…! 何が楽しくて戦いをやるんだよ! 貴様のような奴はクズだ! 生きていてはいけない存在なんだ!」

<キンケドゥvsザビーネ>
ザビーネ「どうした、キンケドゥ! 気持ちがフィフスの方へ向いているぞ!」
キンケドゥ「くそ…! こんなところで時間を食っていては!」
ザビーネ「地球を気にする前に自分自身の事を考えるのだな!」
キンケドゥ「ザビーネ!」
ザビーネ「隕石を墓標に死ね、キンケドゥ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
トーレス「フィフス・ルナ、中間圏に突入! 突入速度はこちらの予測値を13%オーバー!」「大気圏突入能力のない機体ではこれ以上の追跡は無理です!」
ブライト「く…ここが限界か! 各小隊、指定の位置につけ!」
〔全味方機、布陣〕
ピート「まずいな…。連戦でかなり戦力を消耗した…!」
サコン「さらに周辺の大気の層とフィフス落下の運動エネルギーがこちらの攻撃を防ぐ壁となっている…!」
凱「ここまで来たらやるしかない!!」
甲児「ああ! クワトロ大尉に教えてやるんだ! 世の中、そう簡単に思い通りにはいかねえってことをな!」
ブライト「各機、一斉砲撃準備! 攻撃目標…フィフス・ルナ!」
カミーユ「………」
鉄也「………」
アムロ(シャア…!)
ブライト「撃ち方用意っ!」
トーレス「ま、待って下さい! こちらに高速で接近する機体を確認!」
ブライト「何だとっ!?」
〔敵ユニット出現〕
コウ「ガトーかっ!?」
ガトー「αナンバーズ! 貴様達に星の屑の邪魔はさせん!」
〔敵ユニット出現〕
キース「か、核!?」
バニング「いかん! ミサイルを撃ち落とせっ!」「奴は核でフィフスを加速させる気だっ!」
コウ「ガトー!」
ガトー「今、ここに星の屑は成ったぞ!」
〔ガトー&核ミサイル、前進〕
〔ガトー&核ミサイルの軌道に沿って爆発〕
〔核ミサイル、フィフス・ルナへ命中〕
〔フィフス・ルナ、爆発〕
〔轟音〕
〔画面、発光〕

トーレス「フィフス加速! 駄目です! 追いきれません!」
ブライト「撃て! 各機、撃つんだっ! フィフスを破壊しろっ!!」
〔武器発射音×2〕
〔衝撃音〕
〔轟音〕
〔武器発射音〕

【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

EARTH AREA
アクシズ

ハマーン「そうか…フィフス・ルナが地球に落ちたか」
シーマ(赤い彗星もやってくれるね。地球に核の冬を来させようってのかい)
イリア「ハマーン様…」
ハマーン「イリア、各部隊は戦闘配備につかせろ。おそらく異星人艦隊はコロニーに討ってくるぞ」
イリア「は…!」
ハマーン(ジュドー…αナンバーズ…。まだまだ終わりではないぞ…)

EARTH AREA
移動中

〔大型モニターの開閉音〕
ダリウス「地球は壊滅的は打撃を受けたか」
ダンケル「は…! ですが、ゼーラの民の移住には問題はないでしょう」
ダリウス「そうか…。奇しくも、数時間ほど前、我らのゼーラ星もブラックホールに飲み込まれた…」
キラー「な…何と…!?」
ダリウス「生き残ったゼーラの民は今はワシと共に地球を目指しての航海に入った」「こちらは太陽系の外れにて待機し、お前達からの吉報を待っているぞ」
アシモフ「お任せを…」
デスモント「残る人間共を皆殺しにして、必ずや地球を第2のゼーラ星にしてみせましょう」
ダリウス「うむ…。また、小バームのオルバンには例の策を実行させよ」
ダンケル「例の処置ですな…。フフフ…これで我々は無限の兵力を手に入れますな」

EARTH AREA
移動中

ナナイ「…大佐、フィフス・ルナはほぼ予定通りラサに落下しました」
シャア「…ほぼと言うのは?」
ナナイ「αナンバーズの攻撃によりフィフスの質量が予定の80%に減少していた点です」
シャア「そうか。彼らは最後まで抵抗を続けたか…」
ナナイ「…しかし、地上の被害は予定通りと言ってもいいでしょう。作戦は成功です」
シャア「…計画半ばとは言え、これで一つの目標をクリアしたか」
ナナイ「また、フィフス落下と時を同じくして地下勢力が大規模な攻撃活動を開始しました」「おそらくミケーネ帝国と思われます」
シャア「………」
ナナイ「ミケーネは連邦の指揮系統の混乱をつき、全世界で電撃作戦を展開…」「ほぼ地球全土において人類とミケーネの戦いが開始されました」
シャア「…そうか…。地球の人間にとって災厄が続くな…」
〔通信のコール音〕
ナナイ「ジュピトリス9のクラックス・ドゥガチからです」
シャア「正面モニターに回してくれ」
〔モニターの開閉音〕
ドゥガチ「見事な手並みだ、シャア…。赤い彗星の面目躍如といったところだな」
シャア「賞賛の言葉は不要だ。私はやるべきことをやったまでだ」
ドゥガチ「ならば、早めに次の作戦に出ることを勧めよう」
シャア「………」
ドゥガチ「このジュピトリス9には地球全土を完全に灰にするだけの核兵器を搭載している」「地球人の混乱をつき、一気に最終作戦を決行しようではないか」
シャア「…今はその時ではない」「最終作戦の決行はそれは重力に魂を引かれた人間に自らの行為を顧みさせてからだ」
ドゥガチ「シャア・アズナブル…いざとなって臆したか…?」
シャア「クラックス・ドゥガチ…そちらの目的は別にあるだろうが、作戦は予定どおりに進行する」
ドゥガチ「…フフフ…その余裕、いつまで保てるかな…?」
〔モニターの開閉音〕
シャア「…………」
ナナイ「…いかが致しますか、大佐?」
シャア「今、ドゥガチは我々と事を構えるつもりはあるまい」「だが、地球圏のパワーバランスが崩れた以上、異星人は動きを見せるはずだ」「当面は我々で彼らの相手をせねばなるまいな」
ナナイ「それについては、既にガトー少佐やギュネイらを各防衛ラインに向かわせています」「同意にアクシズのハマーンに対しても牽制をかけます」
シャア「今回の作戦成功をねぎらう間もなくか…。ナナイにも彼らにも苦労をかける」
ナナイ「いえ、悲願の達成を前に将兵達も高い士気を維持しております」
シャア「…………」(これで歴史が動き出す…。アムロ…生きているのなら私の意志を感じてみせろ)(戦いは次のステージへ進むぞ…。人の革新と共にな…)
【シナリオエンドデモ終了】


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