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No.40
ネリー・リバイバル

【シナリオデモ開始】
???「…勇………」
勇「うう…」
???「……勇……」
勇「…姉さん…」
依衣子「勇、こんなところでうたた寝してたら風邪ひくわよ。…お茶をいれたの、いらっしゃい」
勇「うん…わかった」
依衣子「早く来なさい。冷めてしまうわよ」
勇「………」
伊佐未研作「どうした、勇? 驚いたような顔をして」
伊佐未翠「おかしな子ね。人の顔をまじまじと見て…」
勇「みんな、いるんだね…」
依衣子「勇ったら、まだ寝ぼけてるの?」
勇「姉さん…」
依衣子「いらっしゃい…勇………」

勇「う…うう…っ」「雪…?」「…つっ…! どこだ、ここは…?」「! 比瑪は!? αナンバーズのみんなは…!?」
〔雪を踏む音〕
ネリー「…気がつきました?」
勇「君は…?」
ネリー「ネリー…ご覧のとおりの女です」
勇「そうでしょうけど…」
ネリー「どうぞ」
勇「! 俺のブレンは…?」
ネリー「ケガをしていますが…大丈夫。今、私のブレンが傍についています」
ネリー・ブレン「…………」
勇「…これが…君の?」
ネリー「ええ」
勇「あの……君は何者で、何故ブレンパワードに乗ってるんだ? ここは…?」
ネリー「ふふ…」
勇「何がおかしいんだ?」
ネリー「あなたが聞いてばかりいるから。それに私…しばらく人と話してなかったから嬉しくなったの」
勇「………」
ネリー「…すぐ吹雪が来ます。私の小屋に行きましょう」
勇「小屋って…ここに住んでいるのか…?」
ネリー「ええ…一人で。だから、遠慮をすることはありません」「それに、あなたとあなたのブレンは休息が必要です。さあ…」
勇「あ、ああ……」
ネリー「…お友達をお願いね」
ネリー・ブレン「…………」

〔ノイズ〕
???「…こ、こちらはパルマ放送局! み、みなさん! ご覧下さい! 空一面に…ミケーネの大軍団が!!」「…わ、私は今までにこれほどの数の戦闘獣を見たことがありません!!」「地上世界はこのまま彼らに征服されてしまうのでしょうか!? 人類に打つ手はないのでしょうか!?」「あ、ああっ! 戦闘獣がこちらに! み、みなさん、これでお別れです! さようなら……さようなら!!」
〔爆発音〕
〔電源を切る音〕

<<クスハ>>
クスハ「…ああっ…!」
ブリット「何てことだ…。このタイミングでミケーネが襲って来るなんて…!」
クスハ「私達……何も出来なかった…」
ブリット「くそっ! 虎龍王と龍虎王さえ動けば…!」
クスハ「…………」(…あれから…みんなバラバラになっちゃった……)(…この星は……これからどうなってしまうの…?)(私達は…無力なの…?)
ブリット「俺は…俺は絶対にあきらめないぞ。例え最後の一人になっても戦う…!」
クスハ「一人だなんて…そんな悲しいこと言わないで、ブリット君…」
ブリット「クスハ…!」
クスハ「私だっているよ……。それに、他のみんなだって……」
ブリット「…すまない……。そういうつもりで言ったわけじゃないんだ」「ただ…何も出来ない自分が悔しくて…」
〔雪を踏む音〕
ネリー「…無理はいけません。あなた達のパートナーにはもうしばらくの休息が必要です」
クスハ「ネリーさん……」
ネリー「あの二人の気持ちだって、あなた達と同じ…」「だから、彼らは自分の傷を早く癒そうとしているのです。そのことをわかってあげて下さい」
ブリット「は、はい…」
ネリー「それに…私のブレンもあなた達のパートナーに興味を持っているみたい」
ネリー・ブレン「…………」
ネリー「もしかしたら…オーガニック的なる者同士、何か良い影響を与えあっているのかも知れません」「だから……あなた達にやらなければならないことがあるのなら、今は彼らを休ませてあげて」
クスハ「はい………」(ネリー・キムさん……。とても不思議な感じの人……)(龍虎王と虎龍王もネリーさんに心を許しているみたい…)
ブリット「…ネリーさん、色々とお世話になってしまってすみません…」
ネリー「気になさる必要はありません。あなたのおかげで小屋の修理も出来ましたし…マキも充分な数を揃えられましたから」
ブリット「そう言ってもらえると…俺も助かります」
ネリー「でも…少し多すぎたかしら? 私一人じゃ使い切れないかも」
ブリット「そ、そうですか? 修行がてら、ついつい…。それに、冬を越すにはあれぐらいの量がないと…」
ネリー「…いいのよ。私はここにそれほど長くいられないから……」
ブリット「……?」
ネリー「それより、もう一人のお友達が目を覚ましたわ」
クスハ「! 勇君が!?」
<<アラド>>
アラド「…あ…!」「く…くそっ! くそぉぉぉっ!!」
ゼオラ「アラド…テスラ・ドライブのBC回路を接続したわ。これであなたのビルガーも……」
アラド「…………」
ゼオラ「アラド?」
アラド「…今はそんな気分じゃねえ……」
ゼオラ「…何を言ってるの? 早く修理を終わらせないと……」
アラド「お前! さっきの放送を聞いて何も感じねえのかよ!?」
ゼオラ「!」
アラド「フィフス・ルナが落ちて! ミケーネの連中が主要都市を一斉に攻撃してんだぞ!!」「それでもお前は何も感じねえってのかよっ!?」
ゼオラ「そんなわけないでしょう!!」
アラド「!!」
ゼオラ「…そんなわけ……ない……」
アラド「ゼ、ゼオラ……」
ゼオラ「私達は……今、出来ることをやるしかない……」
アラド「………」
ゼオラ「…私だって、悔しいわよ。情けないわよ…!」「でも、だからって…いつまでも落ち込んでるわけにはいかない…」「あなたが言ってくれたように…これからのことを考えなきゃ…」「一刻も早く、ファルケンとビルガーを修理して……みんなの所へ帰らなきゃ……」
アラド「す、すまねえ…おれ……」
〔雪を踏む音〕
ネリー「…………」
ゼオラ「あ……ネリーさん…」
ネリー「そちらの様子はどうですか?」
ゼオラ「何とか機体が動くようになったところで…」
ネリー「そう……良かった」
ゼオラ「あの…。本当にすみません、ネリーさん…」「ここへ落ちてきた私達を助けてもらって……。色々とお世話までしてもらって…」
ネリー「気にすることはないわ」
ゼオラ「おまけに、アラドが大食いなせいで…貴重な食料まで…」
アラド「で、でもさ…ネリーさんがいいって言ったから…」
ゼオラ「あなたねえ! それでも少しは遠慮するものよ!!」
アラド「だ、だから…いつもはご飯4杯のところを2杯に…」
ゼオラ「そういう問題じゃないでしょ!?」
アラド「お、おれは…お前と違って胸に栄養を蓄えてねえんだよ」
ゼオラ「あ…あなたねえっ! それ、セクハラよ、セクハラ!!」
ネリー「ふふふ…仲がいいのね、あなた達」
アラド「い、いや…まあ、その…」
ゼオラ「本当にすみません…。今日から、ご飯は1杯にさせますから…」
ネリー「いいのよ。私はここにそれほど長くいられないから…」
ゼオラ「え…?」
アラド「………!」(もしかして……? だから、ネリーさんはあんなに澄んだ目を……?)
ネリー「それより、あなた達のお友達が目を覚ましたわ」
アラド「え…!? 勇さんが!?」

ネリー「ええ、今は私の小屋で休んでいます」
<<クスハ>>
ブリット「そうですか…良かった」
<<アラド>>
ゼオラ「そうですか…良かった」

ネリー「もうすぐ夜…それに吹雪も来ます。話は明日の朝にしましょう……」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ネリー・リバイバル」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
勇「あれはネリーの…」
〔ネリー・ブレン、氷上を滑る〕
勇「あのブレン、ああいうのが好きなのか…」「………」「そうか…俺は起きちゃいけなかったんだ。これはブレン二人だけの世界だもんな」
〔ネリー、小屋へ接近〕
ネリー「勇もやらない? この子、とても上手よ」
勇「いや…俺が乗ったら、あいつが嫌がる。ネリーのブレンが踊ってるのを見てると、気持ちが休まるみたいなんだ」
ネリー「そう」
勇「見ていても、嬉しそうだった」
ネリー「そうでしょ? この子が遊びたがっているから、私も喜んでいるわ」
勇(…喜び…遊びたがってるのか…。アンチボディが生まれてきたのって、そういうためかも知れないな)
ネリー「何を見ているの?」
勇「君を…」
ネリー「どうして?」
勇「君が知っている人に似ているから…」
ネリー「どんなところが?」
勇「顔…じゃないな…。全然性格は違うんだけど、雰囲気なんかな…」「ブレンと話をしているみたいなところなんか、そっくりなんだ…」
ネリー「だって、本当に話しているのよ。あなただって話せるでしょ?」
勇「少しは…。いや、嘘だな…。俺にはあいつの言葉は聞こえない…」
ネリー「そうは思えないな。瀕死の重傷を負いながらも、あなたのブレンはあなたを守ったのよ」「あなた達がお話出来ないなんてことないわ」
勇「比瑪は言葉はなくとも、何となくわかるって言っていた。あいつが話すとヒメ・ブレンは喜ぶんだよ」「…俺はひねくれてるから…」
ネリー「そういう風に話せるようになったのなら、もう聞こえてるわ」「今までは聞こうとしてなかったんでしょう?」
勇「聞こうとしてなかった?」
ネリー「そうでしょう? あなたの気性は激しかった…」「でも、あのブレンと付き合うようになってやわらなくなったんでしょ?」
勇「そうか…そうだね…」
ネリー「…その比瑪って人、あなたの大切な人なのね?」
勇「違うよ。…俺には、そんな人はいない」
ネリー「ふふっ、そう思い込もうとしているだけしょ?」
勇「………」
ネリー「人間は誰だって大切な人を持っているものよ。だから、生きていける」「一人で生きていくのはつらいし、怖いわ…」「ブレンパワードのようなオーガニック・マシンと呼ばれる存在だって、そうなのよ」「だから、この子達…私達のような人を水先案内人として選ぶのよ」
勇(パイロットって、元々そういう意味かも…)「わかったよ…。俺みたいな癇の強いのと付き合ったおかげであいつはあんな目に遭っちまったんだ…」「それに引きかえ、姉さんは…グランチャーを痛めないようにしていた…」「姉さんはグランチャーの気持ちをわかっている…」
ネリー「………」
勇「…君だって、大切な人はいるんだろう?」
ネリー「もちろん、いたわ。…けど、お別れしてきたの」
勇「どうして?」
ネリー「…こういう時代でしょう? この子といることを選んだのよ」
勇「ネリー・ブレンといることを?」
ネリー「そうすることが正しいと思ったから」
勇「戦うため?」
ネリー「…違うわ。出来れば、この子と二人で静かに暮らしていきたかった…」「でも、そういうわけにはいかないのね。この時代に何かを成すために生まれてきたものだから」「このようなことも起こる…。それは思っていたわ」
勇「リバイバルを見たから?」
ネリー「それはそう…」
勇「ネリー…」
〔ユウ・ブレン、勇のいる地点へ隣接〕
ネリー「ダメ! あなたはまだ動いてはいけません!」
勇「ネリー・キムの言うとおりだ。もう少し養生するんだ」
ユウ・ブレン「………」
ネリー「ふふっ、聞き分けのいい子だ」
勇「………」
ネリー「私のブレンも勇に興味があるみたい…あなた、ブレンに好かれるのね」
勇「それは嬉しいけど…」
ネリー「あなたもいつかブレンの気持ちがわかるようになるわ」
勇「ああ…。でも、ネリーはすぐだったんだろう? すごいな」
ネリー「私は普通よ。何の力もない女だわ。ただ…ブレンと出会えたことだけが他の人と違った…」
勇「それ、後悔してるんだ?」
ネリー「逆よ、後悔なんか…」「私はこの子がしたがっているように、精一杯遊んであげられないんで可哀想だと思っている…」
勇「ネリー・ブレンが可哀想…?」
ネリー「あたしはこの子の持っているものを全部引き出してあげることは出来ない。でも、あなたなら出来るかも知れない…」
勇「ネリー…」
ネリー「この子のリバイバルに立ち会ってしまった時にね…」「私は生命がなくなるはずだったのに、それが元気になった…けれども、もう駄目」
勇「そんな風には見えない…」
ネリー「細胞を蝕む病気はいっぱいあるわ」
勇「……!」
ネリー「それに…私がこの子に会えたのは偶然ではないわ」「最期に一人じゃないようにっていう神様の采配だと思うわ」
勇「……家族には?」
ネリー「どのみち、悲しませることになるなら…目の前にいない方がいいでしょ?」
勇「…………」
ネリー「家族には黙って出てきたわ。最期に孤独じゃないって…心強いわ」
勇「…………」
〔雪を踏む音〕
<<クスハ>>
クスハ「ネリーさん………」
ブリット(マキがいらないと言ったのは…そういうことだったのか…。それなのに、俺は……!)
<<アラド>>
アラド「ネリーさん……。やっぱり、そうだったんですか…」
ゼオラ「…ごめんなさい。私達……」

ネリー「気にしないで。勇にも言ったように…最期にあなた方と出会えたことを感謝していますから」
勇「ネリー………」
<<クスハ>>
ネリー「それに私……龍虎王や虎龍王の存在を知ることが出来て嬉しかった」
クスハ「嬉しかった…?」
ネリー「ええ…。あの二人の中には…かつて一緒に戦った人達の想いや願いが残っている…」「…中には…命を吸われてしまった人もいるようだけど………」
クスハ「………!」
ネリー「龍虎王と虎龍王は彼らのことを決して忘れない……」
ブリット「………!」
ネリー「だから、そういう命の在り方もあるとわかって嬉しかったのよ」
ブリット「命の…在り方……」
ネリー「ええ。だから、これだけは忘れないで」「あなた達は決して二人だけで戦っているのではない…」「龍虎王や虎龍王の中に残っている…多くの人達の想いや願いも一緒だということを忘れないで」
クスハ「はい……」
ブリット「わかりました…」
勇「クスハ、ブリット…あの二人はもう大丈夫なのか?」
クスハ「ええ、何とか…。後は勇君のブレン次第…」
<<アラド>>
ゼオラ「…………」
ネリー「アラド、彼女のことを大切にしてあげてね」
アラド「え…?」
ゼオラ「ネリーさん……」
ネリー「孤独じゃないって、幸せなことよ。そう、今の私のように……」
アラド「…………」
ネリー「…やっぱり、素直な気持ちを見せるのは恥ずかしい?」
アラド「…そ、それは……。ゼオラはあくまでもおれの…」
ゼオラ「…おれの…?」
アラド「おれのパートナで…好きとか嫌いとか…いや、どっちかって言うと……」
ゼオラ「…どっちかって言うと…?」
アラド「おれはネリーさんみたいにおしとやかなタイプがこのみなワケで…」
ゼオラ「! ガサツで悪かったわねえっ!!」
アラド「だ、誰もそんなこと言ってねえだろ! やっぱ、お前…自覚してんだろ!?」
ゼオラ「な、何ですってぇ!?」
勇(ま…何だかんだ言って、仲はいいんだよな…この二人)
アラド「と、とにかく…おれ達はそんな関係じゃ……」
ネリー「ふふふ…。いずれ素直な気持ちになれる時が来るわ」
アラド「は、はあ…」
勇「…アラド、お前達の機体の方は大丈夫なのか?」
アラド「ええ、何とか…。後は勇さんのブレン次第です」

勇「ネリー…俺達はここから出て行かなくちゃならない」
ネリー「ええ。あなた達が大きな運命の流れの中にいることは出会った時からわかっていた…」
勇「大きな運命の流れ…?」
ネリー「そう…。地球に落ちた隕石は地球やオルファン…そして、大いなる存在の意思に影響を与えることになる…」
<<クスハ>>
ブリット(大いなる存在…?)
クスハ(もしかして……私達に何度も語りかけてきた……)
ブリット(地球の守護者のことか…!?)
<<アラド>>
アラド(大いなる存在…?)

勇「…それはオルファンとは別の存在なのか?」
ネリー「詳しいことは私にもわからないわ。でも、何かが目覚める…。この星に眠っていた何かが……」
クスハ「……………」
ネリー「! この気配は…!?」
〔小屋の近くで爆発〕
勇「何だ!?」
ネリー「勇! ブレンに乗って!」
勇「あ、ああ!」
〔勇、浮上〕
〔敵ユニット出現〕

勇「何だ…? グランチャーにシルエットが似てるけど!」
???(ジョナサン)「フフフ…フハハ……」「ヒャハハハハハハハ!!」
勇「!? ジョナサンの幻覚などにだまされるか!」
ジョナサン「残念だなあ、勇! 本物なんだよ! 幻でもないし、お前の錯覚でもない!」「お前の頭がおかしくなってないことは、この俺が保証してやる!」
勇「生きていたのか!?」
ジョナサン「今のお前と同じようにな! やれよ、バロンズゥ!!」
勇「!?」
〔勇、ジョナサンへ接近〕
〔勇&ジョナサン、交錯〕
〔勇に爆発〕

勇「ブレン!」
ネリー「勇っ!!」
ジョナサン「ヒャハハハ!!」
勇「貴様ァッ!!」
ジョナサン「再会を祝って歓迎してやったんだろう! 孤独であるより楽しいぞ!」「オーガニック・エナジーが作ってくれた再会のチャンス…! 共に祝おう!」
勇「ブレン、逃げろ! 相手に出来るもんじゃない! 逃げろ!!」
〔勇、後退〕
ジョナサン「ハッハッハ……そうだよ! 勇のブレンが泣いているなァ!!」「勇、貴様が泣くのを見られるとは人生捨てたもんじゃない」
勇「なめるなぁっ! どういう状態だろうと!!」
ジョナサン「伊佐未ファミリーにはそろそろ引っ込んでもらいたかったんで…」「血祭りの手始めぇ! 覚悟してもらうぜぇっ!!」
勇「くうっ!!」
〔ジョナサン、勇へ接近〕
〔ネリー、浮上〕
〔ネリー、勇とジョナサンの間へ移動〕

勇「ネリー!」
ジョナサン「何だ!? 勇の援軍か!?」
ネリー「あなた達の邪気がこの森を…バイタル・ネットが作る結界を汚しています!」
ジョナサン「何を偉そうに物言うか! ここは俺とバロンズゥが造る結界だぞ!」
ネリー「やはり、バロン・マクシミリアン…」
勇「バロン・マクシミリアン!?」
バロン「………」
ネリー「バロン・マクシミリアン…! グランチャー・バロンズゥをけしかけることは罪を犯すことです」「バロンズゥを退かせなければ、私のブレンパワードまで暴発するかも知れません」「それでは私も罪を犯し、私もあなたも罰を受けることになります」
バロン「………」
勇「罪を犯し、罰を受ける…。バロンだと…?」
ジョナサン「勇と一緒に潰してやる! それで貴様の罪と罰もチャラにしてやるよ!」
ネリー「…おやめなさい、バロンズゥを操る人! あなたにはあなたが思うほどの力などはないのです」「バロンズゥ、お帰りなさい! あなたのプレートに!」
ジョナサン「!? 俺のバロンズゥ、何ビビッてる!? たった一人のブレンだぞ!!」
バロン「…………」
勇「ネリー! 俺のことはいいから、一人で逃げてくれ!」
ネリー「馬鹿なことは言わないで!」
勇「ジョナサンという奴は普通じゃないんだ!!」
ネリー「ユウ・ブレンを見れば…あなたを守らなければならないのはあたしとネリー・ブレンです!」
勇(甘えられるのか、ユウ・ブレン…!? この厚意に…!!)
〔ネリー、勇と小隊統合〕
〔勇、後退〕
〔勇の進路に従って爆発〕
〔アンチボディの声〕

ジョナサン「ネリーとか! ユウ・ブレンを放して戦ってみせろ!!」
ネリー「嫌です! あなたこそ、この森から出て行って下さい!!」
勇「くううっ!!」「助けられず、助けられただけで…しかも、落ちて行く…!!」「いいのか、ブレン!? こういう運命で!?」
ユウ・ブレン「…………」
勇「何…!?」「生まれた時にオルファンに連れて行かれて辛かった…!?」
ユウ・ブレン「…………」
勇「それを、オルファンから連れ出してくれて嬉しかった…!?」「太陽が見られて…太陽がある宇宙が想像できて……」「宇宙の中のこの星……人間が地球と呼んでいる星のことがわかって、嬉しかった…?」
ユウ・ブレン「…………」
勇「そういう中で生きてこられたことは喜びだ……」「でも、今…何も出来ないのが……」
ユウ・ブレン「…………」
勇「悔しいのなら、何とかしろ!!」
〔主人公、勇へ接近〕
<<クスハ>>
勇「クスハ! ブリット!!」
クスハ「勇君、ここは私達で食い止めますっ!」
<<アラド>>
勇「アラド! ゼオラ!!」
アラド「勇さん、ここはおれ達で食い止めます!」

勇「気をつけるんだ! あのアンチボディは普通じゃない!」
<<クスハ>>
ブリット「わかった!」
<<アラド>>
ゼオラ「了解ですっ!」

〔ジョナサン、バロンのいる地点へ隣接〕
ジョナサン「バロン・マクシミリアン…お借りしたバロンズゥの力、存分に使わせていただきます」
バロン「油断するな、ジョナサン。手負いの人間は何をするかわからん」
ジョナサン「心得ております! バロンはそこで私の狩りをお楽しみ下さい!」
<戦闘開始>

<2PP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
<<クスハ>>
クスハ「!!」
ブリット「リクレイマーかっ!!」
<<アラド>>
ゼオラ「!!」
アラド「リクレイマーかよっ!?」

ジョナサン「ヒャハハハ! そう! 準備は万全だったということさ!!」
<<クスハ>>
クスハ「あ、あの数じゃ…!」
ブリット「クスハ、臆するな! ネリーさんの言葉を忘れたのか!?」
クスハ「!」
ブリット「俺達は二人だけで戦ってるんじゃない…!」「αナンバーズのみんなや、かつて龍虎王や虎龍王と共に戦った人達の想いや願いも一緒なんだぞ!!」
クスハ(そ、そうだ…! 私達は孤独じゃない……!)「やるわ、ブリット君! 私達、こんな所で負けてられないもの!」
<<アラド>>
アラド「チッ! 数なんかで押し切られてたまるかよ!!」


<ジョナサンにダメージor3PP・味方援軍1出現>
ジョナサン「チッ! 奴らめ、手間をかけさせる!」
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
ジョナサン「奴らは!?」
勇「ガオガイガーとゴーショーグン…! 来てくれたのか…!」
真吾「ほ~う。今度もケン太の予言が的中したな」
キリー「将来は占い師で食っていけるぜ、ケン太」
ケン太「ううん、僕は友達からみんなの居場所を教えてもらってるだけだよ」
レミー「その友達ってのがよくわかんないのよねえ…」
キリー「ま、ケン太のおかげで宝探しは終わったんだ。ありがたく思っておこうぜ」
○○○「みんな…!!」
凱「無事だったか、○○○
○○○「は、はい。何とか…」
凱「よし…これでαナンバーズ全員が集まった」
○○○「じゃ、じゃあ…他のみんなも無事なんですね!?」
凱「ああ。残りのメンバーは別の場所に集結している」
レミー「疲れているところ悪いけど、もうひと頑張りできる?」
<<クスハ>>
ブリット「ええ、もちろん!」
<<アラド>>
ゼオラ「ええ、もちろん!」


<主人公vsジョナサン>
ジョナサン「ハッハッハァ! 貴様らなんざ、目じゃないんだよ! このバロンズゥにとってはな!!」
<<クスハ>>
クスハ「私達は負けません!」
ジョナサン「無理をするな! 震えているぞ!?」
ブリット「違う! 俺達にはたくさんの人達の念がついてくれている!」
クスハ「だから! 私達は負けません!! 負けるわけにはいかなんですっ!!」
<<アラド>>
アラド「だったら! 目に物見せてやるぜっ!!」


<真吾vsジョナサン>
真吾「さあて…新しいグランチャーの実力を見せてもらおうか?」
レミー「見物料は払えないけどね」
ジョナサン「ハッ! だったら、貴様らの命をもらってやる!」
真吾「そいつはちょいとゼイタク過ぎるってもんだ!!」

<凱vsジョナサン>
ジョナサン「ヒャハハハ! 俺は貴様すら倒す力を手に入れたぞ!」
凱「その力におぼれているようじゃ、この俺を倒すことなど出来ないぜ!!」

<ジョナサン撃破orHP規定値以下・勝利条件達成>
ジョナサン「ええい! 忌々しい!」
バロン「やめろ、ジョナサン」
ジョナサン「何故だ、バロン! 俺は!!」
バロン「君は自分の感情に流され過ぎる。それでは、そのバロンズゥの能力を引き出すことは出来ない」
ジョナサン「だが、勇だけはっ!!」
〔ジョナサン、勇へ接近〕
勇「くっ! 動けないのか、ブレン!?」
ジョナサン「勇! これで終わりにさせてもらう!」
ネリー「バロン・マクシミリアンはあのグランチャーを邪悪に使うことを目指しているだけ!」「それに、あの青年を手伝わせるという心はいったい何なの!?」
ジョナサン「俺は俺の戦い方をバロンに示し! その上でオルファンに凱旋をする!」「勇を討たせてくれれば、貴様の話を聞いてやってもいいんだぞ!」
ネリー「何故、そのような口が邪悪な心で言えるのです!?」「あなたは他人に怨念をぶつけようとしているバロンとそのグランチャーに操られてるだけです!」
ジョナサン「バロン・マクシミリアンは俺を理解してくれた!」「バロンの見ている前で、無様な真似をさらすわけにはいかないんだ!!」
勇「ジョナサン! ネリーを!?」
ジョナサン「トドメは一気に受けた方が楽だぜ、勇!!
勇「ブレン! 撃てなければいい! もういい! よくやった! 好きにしろ! 付き合う!!
〔ジョナサン、勇へ隣接〕
〔勇の足元にブレード出現〕
〔ジョナサン、後退〕

ジョナサン「リバイバルのブレード!?」
バロン「オーガニック・エナジーの発動がこのように現れる…!
勇「俺達覚悟がついた! ネリーだけでも逃げてくれ!」
ネリー「私達の覚悟はあなたを守ること!」
勇「何だって!?」
ネリー「あなたが来てくれてようやくわかったの」
勇「何を言ってるんだ!?」
ネリー「あなたなら、ブレン達を強く育ててくれる。私の分も生かさせてくれる人だってわかったのよ」
ジョナサン「カーテンの向こうで何やってるッ!?」
勇「リバイバル!? もう一度リバイバルする!?
ネリー「この子は完全じゃないの! もう一度、リバイバルが必要なの!」
勇「ネリー!!」
バロン「ジョナサン、バロンズゥの手に私を乗せよ」「このリバイバルが私の恐れているものであるならば、私はオルファンに行かねばならない」
ジョナアン「狙撃してやる!!」
バロン「未熟者の言うことは聞かない!」
ジョナサン「!」
バロン「急げ、ジョナサン!」「リバイバルが終わった時、あのブレードがチャクラの矢になって襲ってきたらどうするのだ!?」
ジョナサン「そ、それが…オーガニックなるものだと言うのなら…!」
〔ジョナサン、バロンのいる地点へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

レミー「な、何が始まるの…!?」
ケン太「ふ、二つのブレンが……!!」
凱「一つになる…!?」
勇「ネリー! どこだ!? どこへ行ったんだ!?」
ネリー「…この子がここを出たがらなかったのは……」「勇、あなたのような人を待ってのことだった」
勇「本当に…!?」
ネリー「生命を与えられた者の可能性を探すためね」
勇「…誰が与えた可能性だ…!?」
ネリー「それはあなたが探して。私にはもう探せないから…」「この子も一緒に探してくれるわ。この子の力で勇の大切な人達も守ってあげればいい…」
勇「ネリー・キム…!!」
ネリー「勇、忘れないで…。憎しみだけで戦わないでね。それではオルファンは止められないわ」
勇「ネリー……!!」
ネリー「悲しまないでね、勇。私は孤独じゃなかったわ、いつでも…。最期にはあなたにも会えた……」「ありがとう……………」
勇「……………!!!」
〔勇、変化〕
勇「………ネリー…………!」
<<クスハ>>
クスハ「…ああ…ネリーさん……!」
ブリット「…く、うう……」「…あれが………あの人の運命だったのか………」
<<アラド>>
ゼオラ「…ネリーさん……!」
アラド「……………」(…ネリーさん……自分の運命を…受け入れたんですね…)

〔味方戦艦出現〕
真吾「…迎えが来たか……」
比瑪「あのブレン………」「勇のブレンなの……!?」
ネリー・ブレン「………」
勇「……………」「俺のブレンは雄々しかったんだぞ…。そのビットだって取り込んだんだろ。もう泣くんじゃない…
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

WORLD AREA
北ヨーロッパ

比瑪「…ネリーさんの形見を埋めるの?」
勇「ああ…。俺もネリー・ブレンもいつまでも泣いているわけにはいかない」
ネリー・ブレン「…………」
勇「気持ちはわかるけど…ブレスレッド一つの記憶より、お前と俺の中にしみこんだネリー・キムの想い出を大切にしたいな」「…いっぱいあるだろ?」
ネリー・ブレン「………」
勇「ここにいる宇都宮比瑪って、いい子なんだぞ。こういうことをちゃんとわかってくれるんだ」「お前の身体の中にはネリーも……俺のブレンもいるんだろう?」
ネリー・ブレン「…………」
勇「これで充分じゃないか。ネリー・ブレン」
ネリー・ブレン「………」
比瑪「ありがとう、勇…。でも、私…人を愛せない人って嫌いだよ?」
勇「…………」「…ネリーはね、ジョナサンとバロンと、バロンズゥがオルファンに入ることを恐れてたんだ」
比瑪「バロン? バロンズゥ?」
勇「ああ…。だから、俺は一つの記憶を封印する」「これからの戦いのために…………」

<<クスハ>>
イルイ「クスハ、ブリット…!」
クスハ「イルイちゃん…」
ブリット「君も来てくれていたのか…」
<<アラド>>
イルイ「アラド、ゼオラ…!」
アラド「イルイ…」
ゼオラ「あなたも来てくれてたのね……」

イルイ「よかった…無事で……」
<<クスハ>>
クスハ「…ごめんなさい…。私…あなたとの約束を守れなかった…」
<<アラド>>
アラド「………」「…すまねえ……。おれ…約束を守れなかった……」

イルイ「ううん、いいの。みんな一生懸命頑張ったもの……」「悪いのは…ネオ・ジオンや他の星から来た人達…」「あの人達さえいなければ……」
<<クスハ>>
クスハ「イルイちゃん…?」
<<アラド>>
アラド「イルイ……?」

勇「そうか…この10日間、地球は…」
命「ええ…。フィフス・ルナの落下は予想以上の影響を与えているわ」
凱「ラサ一帯が壊滅したのに加え…ミケーネ帝国の大軍団が地球の主要都市を同時に襲撃した」「今は連邦軍と膠着状態になっているが…戦闘が長引けば、こちらが不利だ」
命「それに、オルファンの浮上が地球の異常現象に拍車をかけているし…」
比瑪「下手をすると、地球そのものが危ないってことね…」
勇「ネオ・ジオンや木星帝国の方は?」
真吾「高見の見物さ。奴らのキツい脅しのせいで、連邦のお偉いさん達は浮き足立ってる」
キリー「次は自分達の頭の上に何が落ちてくるかわからないからな」
レミー「つまり…今のところはお手上げってワケ」
<<クスハ>>
ブリット「これが…クワトロ大尉の言う重力に魂を引かれた者の罪か…?」
<<アラド>>
ゼオラ「これが…シャア・アズナブルの言う重力に魂を引かれた者の罪…?」

凱「狭い世界の中だけで暮らし、外界に無関心でいることは他人への優しさや思いやりを忘れさせ…」「長い目で見れば、自分達自身を滅ぼすことなのかも知れないな…」
<<クスハ>>
ブリット「…………」
<<アラド>>
アラド「…………」

勇「…ところで、オルファンの方はどれぐらい浮上したんだ?」
命「それが……この一週間でついに海面から離れてしまったの」
勇「やはり、そうか…!」
<<クスハ>>
クスハ「ということは、オルファンは完全に浮上したんですか…?」
<<アラド>>
ゼオラ「ということは、オルファンは完全に浮上したんですか…?」

凱「ああ。フィフス・ルナによる地球へのダメージ…」「つまり、大規模なオーガニック・エナジーの喪失にオルファンがパニックを起こしたためだと言われている」
勇「想像以上に状況は絶望的だな…」
比瑪「でも、私達…あきらめるつもりはないわ」
凱「ああ、もちろんだ…!」
真吾「でなきゃ、いつものごとく突然姿を現したグッドサンダーで、世界中へ散った仲間達を集めたりはしないさ」
勇「でも、どうやって俺達がいた場所を知ったんだ?」
真吾「ああ、そりゃケン太のおかげだ」
勇「ケン太が?」
真吾「そう。あいつの友達がαナンバーズの居場所を教えてくれたそうだ」
勇「その友達って?」
真吾「信じられん話だろうが…ケン太は山と話せる人、森と話せる人、雨と歌える人達と言ってる」
レミー「一言でいえば、地球の自然そのもの…ファンタジックに表現すれば、精霊と交信してるってことになるわね」
○○○(精霊……?)
キリー「ま、おとぎ話さ」
凱「でも、護やイルイも同じようなことを言ってる」「…どうやら、あの子達は俺達に聞こえない声を聞いているらしい…」
レミー「信じられないでしょ?」
勇「いや、そうは思わない。俺や比瑪もブレンの声を聞いているし…」「子供達は俺達よりもオーガニック的なものに敏感だと言える」
レミー「つまり、純粋だから…ってワケね」
キリー「なら、レミーにゃ友達の声が聞こえなくて当然だよな」
レミー「じゃ、代わりに自分の悲鳴でも聞いてみる?」
キリー「うへっ、そりゃご勘弁」
真吾「とにかく、グッドサンダーが俺達と行動を共にしている内にαナンバーズと合流した方がいいな」
キリー「ああ。このままじゃ、どこに飛ばされるかわからんからな」
<<クスハ>>
クスハ「ところで、ケン太君はどこにいるんですか?」
<<アラド>>
アラド「ところで、ケン太はどこに?」

真吾「ああ…今、親父さんと会ってるよ」
<<クスハ>>
クスハ「え…!? ケン太君のお父さんはあの時……!」
<<アラド>>
アラド「え…!? ケン太の親父さんって、確か…」

キリー「何でも、予め自分の意識をファザーに移植していたらしい。要は宙の親父さんと同じってことだ」
○○○「…………」

真田「ケン太…お前達の仲間は全て集まったか?」
ケン太「ううん…。キンケドゥさんがまだ……」
護「…大丈夫かな…キンケドゥさん…」
OVA「きっと大丈夫ですよ」
ケン太「でも…あの人の場所だけはわからないんだ。……もしかしたら……」
真田「信じるんだ…ケン太、護君。そうすれば、友達は必ず応えてくれる…」
ケン太「うん……」
サバラス「真田博士…もしかして、ケン太の友達とは私達の使命と深い関係があるのですか?」
真田「そうだ。ケン太の成長とビムラーの覚醒のきっかけとなる……」
ケン太「ビムラーの覚醒…? ビムラーって、瞬間移動を可能にするエネルギーのことだよね…?」
真田「うむ…」
ケン太「それと僕にどんな関係が…?」
真田「いいか、ケン太…よく聞くんだ。お前とお前の仲間達には、まだ多くの試練が待ち受けている…」「そして、それに打ち勝った時…人類は新たなステップを上ることになる」「覚醒したビムラーや……お前の友人達と共に……」
ケン太「え…!?」
OVA「どういう意味なんです…?」
真田「…外宇宙へ進出したとは言え、人類は未熟な存在だ」「本当の意味での巣立ちをするには、守護者の下から離れなければならない」
サバラス「守護者…?」
ケン太「待ってよ、父さん…! どういうことなの? ビムラーって、いったい何なの?」
真田「今はまだそのままでいい。いずれわかることだ……」「そして、その時こそがお前の…いや、人類の新たなる旅の始まりとなるのだ」
ケン太「父さん!」
真田「ケン太、しばしのお別れだ…。また会おう………」
〔モニターの開閉音〕
ケン太「父さん! 父さん…!」
サバラス「ケン太…真田博士はファザーの中で再び眠りについた。呼びかけても無駄だ」
ケン太「と、父さん…」
サバラス「君は真田博士の言葉どおり、旅を続けなければならない。そう、全ての答えを見つけるために…」
ケン太「………」
護「そうだよ、ケン太。まだ君の旅は終わりじゃないんだ」
ケン太「…わかったよ、護。僕、自分で答えを見つけてみせるよ」「それがこのたびの目的なんだから…」
【シナリオエンドデモ終了】


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