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No.49
決断

【シナリオデモ開始】
EARTH AREA
移動中

シナプス「先ほど岡長官から小バームの地球圏到達が報告された」「そして、迎撃に向かった連邦軍外周警備艦隊は小バームからの攻撃により壊滅した…」
ベイト「ち…外周警備艦隊と言やあ対異星人用の艦隊だぜ」
アデル「それを壊滅させるとは相手は人工天体というよりも巨大要塞と言うべきですね…」
ブライト「なお、小バームは現在、月に向けて接近中であり…」「そこから出撃した部隊はコロニーに攻撃を開始したそうだ」
一矢「じゃあ、小バームに向かったエリカ達は…」
ブライト「…平和解放機構によるオルバン打倒計画は失敗したのだろう…」
〔ざわめき〕
シナプス「落ち着くんだ、諸君! 我々は最悪の事態を回避するために宇宙へ上がったのだ」
ブライト「現在、連邦軍とネオ・ジオン、そしてアクシズのハマーン艦隊は各個で異星人と迎え撃っている」
一矢「エリカ…」
〔警報〕
トーレス「ブライト艦長! こちらの進路に異星人艦隊が部隊を展開しています!」
ブライト「艦隊が来たか…。向こうにとって、我々は随分と邪魔者らしい」
キンケドゥ「フ…有名人はこういう時、つらいな…
サンシロー「丁度いいぜ! 俺達が健在だって事を奴らに教えてやるさ!」
凱「ああ…! フィフス・ルナでの借りを返してやろうぜ!」
シナプス「各員、発進準備! これよりαナンバーズは異星人艦隊を迎撃する!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「決断」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〈母艦出撃選択〉
〈出撃準備〉

ベルガン「来たか、αナンバーズ。隕石落下に巻き込まれたというのにしぶとい奴らだ」
アシモフ「まあいい。小バームが地球圏に到達した今、我らの戦力は無尽蔵だ」
キラー「グフフ…オルバンの奴めが例の計画を軌道に乗せればこちらの兵力は数億にもなるからな」
コウ「あれだけの数を用意するとは敵も本気のようだ!」
鉄也「上等だ! のこのこと地球圏まで本隊を連れてきた事を後悔させてやるぜ!」
ブライト「よし…各機、戦闘開始! 短期決戦で一気に敵を撃破する!」
一矢(エリカ…! 君達が計画に失敗したというのなら俺達がオルバンと戦う…!)(だから、無事でいてくれ…)
<戦闘開始>

<1EP>

〔ニュータイプの共鳴〕
〔ニュータイプ能力発現〕

ジュドー「え…」
ルー「どうしたの、ジュドー!?」
ジュドー「い…いや…何でもない! 多分、気のせいだ!」

≪月ルートを通った≫
<健一vsベルガン>

ベルガン「剛健一!  地球人を片づけた後は、お前の兄も 地獄へ落としてくれるわ!」
健一「何だと!?  ベルガン! お前はハイネル兄さんの 居場所を知っているのか!?」
ベルガン「我が主ボアザン皇帝 ズ・ザンジバルは奴の死も 望んでいる」「剛健一!  あの世で兄弟仲良く暮らすがよい!」

≪アクシズルートを通った≫
<健一vsベルガン>

ベルガン「剛健一よ! ハイネルの後を追わせてやる! 地獄で兄弟仲良く暮らすがよい!」
健一「黙れ、ベルガン! 俺は兄さんが死んだとは思っていない! だから、俺も死ぬわけにはいくものか!」

<サンシローvsキラー>
キラー「おのれ、地球のブタ共め! 抵抗するとは小賢しい!」
サンシロー「自分達の星を侵略されれば戦うのは当然だ!」「話し合いもしないで攻撃を仕掛けて来るお前達に負けてたまるものかよ!」

<ピートvsアシモフ>
アシモフ「大空魔竜め! その目障りな巨体、引き裂いてくれる!」
ピート「地球の科学の粋を集めて造られた大空魔竜に俺の操縦技術が加わったんだ、お前達ごときにやらせるか!」

<ベルガン撃破>
ベルガン「ええい、後退だ! 後退するのだ!」

<キラー撃破>
キラー「くそっ! ブタにセを向けるとは!」

<アシモフ撃破>
アシモフ「ええい、後退だ! いまいましい奴らめ!」

<敵6小隊以下or5PP・敵増援1出現>
〔ニュータイプの共鳴〕
〔ニュータイプ能力発現〕

カミーユ「これは…!?」
ジュドー「カミーユさんも感じたのか!? やっぱりこれは…この感覚、あいつが来たのか!」
〔敵ユニット出現〕
※※月ルートを通った場合のセリフ※※
ブライト「あの艦は…!」
アムロ「サダラーン…あの艦を使うのは…」
ハマーン「久しぶりだな、ロンド・ベル隊。いや…今はαナンバーズだったな」
ジュドー「ハマーン・カーン! やっぱり、お前だったのは…!」
※※アクシズルートを通った場合のセリフ※※
ブライト「サダラーンだと! アクシズからハマーン・カーンが出てきたのか!?」
ハマーン「久しぶりだな、αナンバーズ。健在で何よりだ」

アシモフ「おのれ、地球人め! 増援を呼んだか!」
〔通信のコール音〕
デスモント「キラー、アシモフ、ここは後退するのだ」
キラー「何を言う、デスモント! 数を揃えようと、所詮は地球人、蹴散らしてくれるわ!」
デスモント「落ち着け。無駄に戦力を消耗する必要はない。地球人は小バームで迎え撃てばいい」
アシモフ「フフフ…お前の策は読めたぞ、デスモント。いいだろう、小バームに後退する」
キラー「お…おい、アシモフ!」
アシモフ「全てはゼーラの民のためだ。キラー、交代するぞ」
〔敵ユニット離脱〕
トーレス「異星人部隊、後退していきます!」
ブライト「ハマーンを我々の増援と勘違いしたのか…」
※※月ルートを通った場合のセリフ※※
ジュドー「ハマーン…、 生きていたのは聞いていたが…」
※※アクシズルートを通った場合のセリフ※※
ジュドー「ハマーン…、アクシズから何のために来た!?」

ハマーン「フ…アクシズで眠っているにはあまりに宇宙が騒々しいのでな」
※※月ルートを通った場合、セリフ追加※※
ナンガ「あれが旧ネオ・ジオンの首領鉄の女ハマーン・カーンか…」
ラッセ「噂じゃすこぶる付の美女だとも聞くけどな…」

アムロ「ハマーン・カーン…、それだけの攻撃部隊を率いて来たのは異星人と戦うためか?」
ハマーン「奴らはコロニーに攻撃を仕掛けてきているからな。それを見過ごすわけにはいくまい」
ブライト「あくまでも地球連邦とは別組織としてか…」
ハマーン「…無論だ。連邦が現状の体制を改めない限り私は奴らと組むつもりはない」
ジュドー「………」
ブライト「我々は、このまま異星人を追撃するつもりだ。今日は事を構えるつもりはない」「…しかし、そちらが戦闘する意志があるならやむを得ない」
ハマーン「フフフ…さて、どうするかな…?」
アムロ「ハマーン…」
ジュドー「ハマーン! 俺達はバルマー戦役の最中、一度はわかりあえたはずだ…」「それでも俺達は戦うしかないのか!?」
ハマーン「………」「安心しろ、ジュドー。私はお前達と戦うために、ここに来たのではない」
ジュドー「何…!?」
ハマーン「確かに私は反地球連邦を掲げてはいる。しかし、今の私にはそれ以上に許せぬ人間がいる…」
アムロ「シャアの存在か…」
ハマーン「さすがはアムロ・レイだ。今のお前なら、私の心情も理解出来よう」
アムロ「………」
※※月ルートを通った場合、セリフ追加※※
ハマーン「私の下のはシャアのやり方に不満を持つジオンの人間が集まっている…」「私の立場は、もう一つのネオ・ジオンの総帥と言えよう」
ブライト「ミネバ・ザビを失いながらもまだネオ・ジオンを名乗るか…」
ハマーン「そうではない…。この宇宙には、もうザビ家もジオン・ダイクンも不要なのだ」「今、必要とされるのは旧態の地球連邦を破壊し、新たな秩序を築く絶対の指導者なのだ」
万丈「なるほど…。シャアの掲げる人類の革新は机上の理想論というわけか…」

ハマーン「人類の革新を導きながら自分はそこで退こうとする…。あの男は卑怯なのだよ…」
※※月ルートを通った場合、セリフ追加※※
ラッセ「鉄の女と言えどオンナはオンナ…。男のロマンは解せない…か…」
ベイト「ましてや、噂通りシャアの昔の恋人だとしたらその心境は複雑だろうぜ…」

カミーユ「ハマーン…お前はシャアへの牽制のために俺達に協力を申し出るというのか?」
ハマーン「そうするのも悪くはないと思っている…」
ジュドー「どういう意味だ!?」
ハマーン「確かに地球を破壊してでも人類に革新を促すシャアのやり方には賛同出来ない」「しかし、連邦に与するお前達に比べればマシだとも考えられよう」
カミーユ「ハマーン…」
ハマーン「だから、私はお前達に問う。…お前達は私達を受け入れるか?」
ブライト「………」
アムロ「………」
ジュドー「………」
ハマーン「もし、この申し出が受け入れられなかった場合、我々はシャアとの共闘を考える」
万丈「脅迫…とは違うようだな…」
ハマーン「フ…バルマー戦役の時、私は暗いアステロイドベルトから地球圏に戻った…」「こんな考えに至ったのもそこでお前達に出会ったせいかも知れないな…」
ジュドー「ハマーン…」
ハマーン「…もう一度、問う。我らを受け入れるか…!?」「その答えが否ならばシャアへの土産に、ここでお前達を潰していく…!」「答えよ、αナンバーズ!」
アムロ「………」
カミーユ「………」
ジュドー「………」
ブライト「………」
「ブライト選択」
 「ハマーンと休戦協定を結ぶ」
 「ハマーンを拒絶する」

≪「ハマーンと休戦協定を結ぶ」を選択≫

ブライト「…わかった。貴官の申し出を受け入れよう」
ハマーン「…賢明な判断だ」
勇「待てよ、ブライトさん! あの女は元はシャアの仲間だぜ! それを信用するのか!?」
ナンガ「やめろ、勇。ブライト中佐は実際にハマーンと何度も戦ってきたんだ」「その中佐が決めた事だ。俺達は、それに従おう」
勇「しかし…」
アムロ「勇…君の気持ちもわかるが戦うだけが平和への道じゃない」「今は少しでも多くの戦力を結集して異星人、そしてネオ・ジオンと戦わねばならないんだ」
カミーユ「勇…、ハマーンは私情では動かない。信用出来ると思う」
勇「…わかったよ…。お前達まで、そう言うんなら俺も博打に乗るさ」
ブライト「ハマーン・カーン、今後の件を話し合いたい。貴官自身の来艦を希望するが」
ハマーン「いいだろう。私としても知った顔に会いたくもある」
ジュドー「ハマーン…」
【戦闘マップ終了】

≪「ハマーンを拒絶する」を選択≫

ブライト「バルマー戦役の時にも同じような決断の機会があった…」
ハマーン「………」
ブライト「あの時はジオン側の和平交渉を受け入れるしかなかったがな…」
ハマーン「…そうだったな。あの時に温存された戦力はそのままシャアが引き継いだよ」
ブライト「やはり、あの時の選択がネオ・ジオンの決起の下地を作り、今日までの戦いを生んでいたか…」
ハマーン「では、お前達の答えは…」
ブライト「ハマーン・カーン…、我々はお前達と手を組む事は出来ない…!」
ハマーン「そうか…。やはり、そう答えるか…」
ジュドー「ハマーン…」
ハマーン「いいだろう。我々は互いの理想の下、今より改めて敵味方となった…!」「今より、我々も赤い彗星の旗の下、ネオ・ジオンを 名乗る!」
カミーユ「ハマーン・カーン! やはり戦うのか!」
ハマーン「各機、攻撃開始! シャアへの手土産にαナンバーズを壊滅させるぞ!」
ブライト「迎撃準備! 小バーム到達前にネオ・ジオンに屈するわけにはいかない!」「攻撃をハマーンのサダラーンに集中させろ!」

<アムロvsハマーン>
アムロ「ハマーン、目を覚ませ! シャアに手を貸す事がお前の理想を実現する事になるのか!」
ハマーン「少なくとも連邦の世が続くよりもまともな未来が来る!」
アムロ「お前もシャアも答えを急ぎ過ぎだ! 何故、人の持つ可能性を信じられない!」
ハマーン「ならば、私に人の力を見せろ! 未来を信じるに足る力を見れば私も考えを改めるさ」

<カミーユvsハマーン>
カミーユ「やめろ、ハマーン! あの人は、もうクワトロ大尉でもなくお前の知るシャアでもない!」「人類の革新の名の下に人の生命を奪う男だ!」
ハマーン「それでも私にとってシャアはシャアだ…」
カミーユ「ハマーン! ならば、俺はお前をシャアの下へ行かせはしない!」「これ以上の不幸を目の前で起こしてなるか!」

<ジュドーvsハマーン>
ジュドー「ハマーン! あの時、俺達は互いを理解し合ったはずじゃないのか!」
ハマーン「………」
ジュドー「答えろ、ハマーン! お前はシャアのやる事が本当に正しいと思っているのか!?」
ハマーン「ジュドー…、シャアに出会う前にお前を知れば違う道もあったかも知れんな…」

<ジュドーvsラカン>
ラカン「いいぞ、αナンバーズ! やはり、貴様達は敵でなければ面白くはない!」
ジュドー「戦いを楽しむな! お前のような奴がいるから、平和がやって来ないんだ!」

<ジュドーvsイリア>
イリア「残念だな、ジュドー・アーシタ! 結局、お前とは敵として戦うようだ!」
ジュドー「くそ! この人とだってわかりあえる可能性があるのにどうして戦わなくちゃならないんだ!」

<コウvsシーマ>
コウ「シーマ・ガラハウ! お前にどういう事情があるかは知らないが…」「自分の利益のために組織を渡り歩くお前を許すわけにはいかない!」
シーマ「ご挨拶だね。結局は元のサヤに収まるんだから構わないじゃないか」
コウ「そんな事が許されるか! ガトーだって己の信念のために戦っているのに!」
シーマ「うるさいね! お前はガトーの味方なのかい!?」
コウ「違う! だが、道は違っても信念に懸ける奴の心情を今なら理解出来る!」
シーマ「その目障りな青臭さ…バルマー戦役の頃から変わってないね…」「だけど、そのへらず口は今日で終わりにさせてやるよ!」

<ラカン撃破>
ラカン「ぐおっ! 俺を退かせるか…!」

<イリア撃破>
イリア「いかん…! ここは後退する!」

<ニー撃破>
ニー「いかん! これ以上の戦闘は不可能か!」

<ランス撃破>
ランス「ぐ…! これ以上の戦闘は不可能か!」

<シーマ撃破>
シーマ「ち…! この借りは必ず返すよ!」

<ハマーン撃破・勝利条件達成>
ハマーン「さすがはαナンバーズだ。この力なら異星人の中枢を討つ事も出来よう…」
ジュドー「待て、ハマーン! ここで決着をつけるぞ!」
ハマーン「フ…そんなにアクシズをシャアに渡したくないか…」
カミーユ「ハマーン! シャアがアクシズを手に入れたら何をするかわかっているのか!?」
ハマーン「当然だ。アクシズの質量なら確実に地球を死の星にする事が出来る…」
トビア「そ…それって…まさか…!」
アムロ「そうだ! 奴がアクシズを手に入れれば、それを地球に落としてくるだろう!」
ハマーン「心配するな、アムロ・レイ。シャアは愚かな男だが、理はわきまえている」「異星人の脅威の前に何が人類にとって最善かは理解しているだろう」
アムロ「………」
ハマーン「シャアの件は私が保証する。それよりも、お前達が戦う相手は別にいるのではないか?」
ブライト「異星人…、そして、地球に残る侵略者達か…」
ハマーン「心配はするな。我々も各コロニーと月の防衛に専念する」「お前達はその間に倒すべき敵を討てばいい」
カミーユ「ハマーン…!」
ハマーン「カミーユ・ビダン、そして、ジュドー・アーシタ…決着はいずれつける」「まずは目の前の敵を叩く事に最善をつくせ」
ジュドー「ハマーン!」
〔敵ユニット離脱〕
ブライト「これで宇宙の勢力図は、また大きく変わるな…」
カミーユ「………」
ジュドー「ハマーン…、やはり俺達は戦わなくてはならないのか…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

EARTH AREA
移動中

※※「ハマーンと休戦協定を結ぶ」を選択した場合のセリフ※※
シャア「そうか…ハマーンはαナンバーズと手を組んだか…」
ナナイ「いかがします、大佐? 異星人との戦いが済み次第、アクシズ奪取のための部隊を送り…」
シャア「その必要はない。今さら、アクシズにこだわる意味もなかろう」「こちらには木星帝国の核もある。この状況で無理にアクシズに兵を送り込めば…」「その作戦を兵達は私の感傷と笑うだろう」
ナナイ「………」
シャア「ハマーンが敵に回ったのならば潰せばいい。それだけの話だ」
ナナイ「…わかりました。では、例の作戦の最終検討に入ります」
シャア「…あれが落ちればアクシズ以上の衝撃を地球に与えるな…」
ナナイ「はい…。それはどんな独裁者でもやった事がない悪行ですよ…」
※※「ハマーンを拒絶する」を選択した場合のセリフ※※
シャア「久しぶりだな、ハマーン…。バルマー戦役以来か…」
ハマーン「あの時のお前は視線を隠していた…」「今、素顔をさらしながらも、シャアを名乗るお前は、ジオンの赤い彗星なのか?」「それとも、キャスバル・レム・ダイクンなのか?」
シャア「………」「そのどちらでもない…と言ったら?」
ハマーン「…私が用のあるのはネオ・ジオン総帥だ」「私とアクシズにいたシャアにもロンド・ベル隊のクワトロにも机上の革命家にも用はない」
シャア「ならば、安心しろ。ここにいるのは、お前の望む男だ」
ハマーン「フ…アムロ・レイに女を取られた腹いせに地球を破壊しようとする男がか?」
ナナイ「無礼だぞ、ハマーン・カーン!」
ハマーン「お前こそ口の利き方に気を漬けるがいい!」「このハマーン・カーン、ネオ・ジオンに手を貸すがその下につく気はない」
ナナイ「………」
シャア「やめろ、ナナイ。ハマーンは我々の協力者だ」
ハマーン「物分りがいいな、シャア。そうすれば私が昔のようにお前の言いなりになると思うか?」
シャア「ハマーン…、今の私は過去を捨てた男だ」「お前も未来を憂えるならつまらない過去にとらわれずこの私に力を貸せ」
ハマーン「………」
シャア「………」
ハマーン「…わかった。動機は別にしてお前の意志は理解した…」「アクシズの核パルスエンジンの調整は進めておく」
シャア「頼むぞ…」
〔歩く足音〕
シャア「アクシズ落し…。これが成功すれば私の役目も終わる」
ナナイ「アクシズを地球にぶつけるだけで地球は核の冬と同じ規模の被害を受けます」「それはどんな独裁者でもやった事がない悪行ですよ…」

ナナイ「それでいいのですか、シャア大佐?」
シャア「今さら、説教はないぞ、ナナイ…」「私は宇宙に出た人類の革新を信じている…
ナナイ「しかし、ドゥガチも含めて人は何故地球の重力にあれほどまで魂を引かれるのでしょうか?」
※※「ハマーンと休戦協定を結ぶ」を選択した場合のセリフ※※
シャア「それは定められたプログラムかも知れないな…」
シャア「それは定められたプログラムかも知れないな…」
ナナイ「プログラム…?」
※※「ハマーンを拒絶する」を選択した場合のセリフ※※
シャア「それは定められたプログラム…、いや呪いかも知れない…」
ナナイ「呪い…?」

シャア「そうだ…地球は豊かで美しい星だ。そこから出る事は人間にとって恐怖と絶望への旅路かも知れない…」「だから、誰かが人の記憶の底に地球から離れる事の恐怖を植え付けたのかもな…」
ナナイ「………」
シャア「しかし、人類全体をニュータイプにするためには…誰かがその業を背負わなければならない
ナナイ「…それでいいのですか? 大佐はあのアムロを見返したいために今度の作戦を思い付いたのでしょ」
シャア「私はそんなに小さい男か?」
ナナイ「アムロ・レイは優しさがニュータイプの武器だと勘違いしている男です」「女性なら、そんな男も許せますが…大佐はそんなアムロを許せない…」
シャア「………」(ララァ…だからお前はあの時、アムロと心を通わせたのか…)
ナナイ「どうなさいました?」
シャア「似過ぎた者同士は憎み合うという事さ…」
ナナイ「恋しさ余って憎さ百倍ですか?」
シャア「まあな…。これからの作戦、頼むぞ…」
ナナイ「はい…」

EARTH AREA
L1宙域付近

≪「ハマーンと休戦協定を結ぶ」を選択≫
ハマーン「久しぶりだな、ジュドー。こうして生身で顔を合わせるのはバルマー戦役での会談以来か」
ジュドー「そうだな…。とりあえず、まずはあんたに一言だけ言いたい事がある…」
ハマーン「何だ?」
ジュドー「ありがとうよ…、アクシズで負傷したリィナを保護してくれていてさ」
ハマーン「フ…礼など不要だ。元々、あの娘の怪我は私の側に責があったのだ」
ブライト「ハマーン・カーン…、では、アクシズの保有する戦力を聞かせてもらいたい」
ハマーン「艦艇が48隻、起動兵器類が3600といったところだ」
シナプス「活動域が宇宙だけとはいえ随分と少なく思えるが…」
ハマーン「木星帝国との小競り合いが続いたからな…仕方あるまい」
ブライト「木星帝国だと? ハマーン艦隊はネオ・ジオンとは睨み合いの状態ではなかったのか?」
ハマーン「確かに木星帝国はネオ・ジオンと同盟を結んでいるが…」「ドゥガチはシャアとは別の思惑で独自の動きを見せている」
アムロ「つまり、ドゥガチはシャアに叛意を持っていると?」
ハマーン「そこまでは具体的な形にはなっていないだろう。少なくとも両者の目的は同じなのだから」
カミーユ「その目的とは?」
ハマーン「地球を死の星とする事だ」
アムロ「やはり…か…」
ハマーン「そして、ネオ・ジオンと木星帝国にはそれを可能とする力があるようだ」
シナプス「おそらくは大量の核だろうな…」
ブライト「はい…アクシズに手を出さないとなるとそれしか考えられませんね」
アムロ「北米の連邦軍基地から奪った核燃料も、その作戦のためか…」
ハマーン「バルマー戦役では私の敵となったシャアが今では私以上に性急に答えを求めている…」「その様は、まるで道化だよ…」
カミーユ「ああ…」
※※ドレル仲間フラグ成立の場合、セリフ追加※※
ハマーン「あの男と木星帝国のやり方を認めないのは私だけではない…」「こちらにベラ・ロナなる人物はいるか?」
ベラ「私がそうですが…」
ハマーン「そうか…。貴官に会せたい人物がいる。…入るがよい」
〔扉の開閉音〕
ドレル「………」
ベラ「ドレル…」
ブライト「ドレル・ロナ…、木星帝国に与したクロスボーンの現総帥か…」
ベラ「そのあなたが、何故ハマーン艦隊に?」
ドレル「笑うがいい、ベラ…。今の私はロナ家当主でもなければクロスボーンの総帥でもない…」「今の私は父の仮面を割る事で全てを失った男だ」
キンケドゥ「ドレル・ロナ…」
ハマーン「この男、シャアとドゥガチのやり方に疑問を抱き、自分の配下のクロスボーンを離反させようとしたのだ」
ドレル「当然の事だ。異星からの侵略を受けている今、主義主張を振りかざす時ではない…」「人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務めのはずだ…」
ハマーン「だが、計画は側近の裏切りにより事前に発覚した…」
ドレル「全てはジレとザビーネの手の中だったのだ。こうして私は全てを失った…」
ベラ「ドレル…」
ドレル「知っての通り、私は父カロッゾの連れ子であり、生まれながらのロナ家の人間ではない…」「だからこそ、全てを失った今私は一人の武人として自己の理想に殉じてみたい…」
キンケドゥ「ドレル・ロナ…。どうやら、あんたは鉄仮面の呪縛から解放されたようだ」
ベラ「ドレル…、私達に力を貸していただけますか?」
ドレル「無論だ、ベラ…。それが私に出来る唯一の事だからな」

シナプス「ハマーン・カーン、我々は一点突破を仕掛け…」「小バームの支配者であるオルバン大元帥を打倒するつもりだ」
ハマーン「了解した。では、我々はコロニーを防衛しつつ、陽動を仕掛けて貴官らを援護する」
アムロ「信じていいのだな、ハマーン?」
ハマーン「アムロ・レイ…先ほども言ったが、今のお前なら私の気持ちがわかるはずだ…」「ニュータイプだからではなく同じ人間に裏切られた者として…」
アムロ「………」「わかったよ、ハマーン…。認めたくはないが、今の俺達はある種の似た者同士だ」
ハマーン「あの男はお前との決着を望んでいる。だが、その前に私が奴を仕留めてみせよう」
アムロ「ああ…生きている方がシャアを止めればいい」
ハマーン「モビルスーツを何機かと核ミサイルを使ってくれ」
ブライト「核だと?」
ハマーン「使い方を誤らなければただの兵器だ。艦長なら使いこなせると見たが」
ブライト「うむ…協力に感謝し、貴官らの健闘に期待する」
ジュドー「死ぬなよ、ハマーン…」
ハマーン「お前達もな…」

≪「ハマーンと休戦協定を結ぶ」を選択≫
ハマーン「お前達は…?」
フォウ「ハマーン・カーン…話がある」
プル「………」
プルツー「………」
ハマーン「グレミー・トトの残した資料で読んだ事がある…。ニュータイプ研の出身者と…」「ムラサメ研究所の強化人間か…」
プル「ハマーン…、あたし達の姉妹を戦いに使わないで!」
プルツー「知っているぞ…。黒いキュベレイに乗っているのがあたし達の姉妹だって…!」
ハマーン「………」「では聞く…、お前達は何のために戦っている?」
プル「それは…」
フォウ「…戦いの道具として生きる事を課せられた子をなくすため…」「そして、そのために戦いそのものをなくす事…。それが私の戦いの意味だ」
ハマーン「………」
フォウ「………」
ハマーン「…そうか…。だが、戦いを終わらせるためには力が必要だ…」「確かにあの子らに力を与えた。だが、その心には何の手も加えていない」
プル「じゃあ…」
ハマーン「あの子らの戦う理由もお前達と変わりはないのだ…」
プルツー「ハマーン…」
ハマーン「死ぬなよ、ジュドーの妹達…。キュベレイも悲しむ…」
プル「は…はい!」
ハマーン「ふふ…頼むぞ…」

≪「ハマーンを拒絶する」を選択≫
岡「大文字博士、エリカ君達のオルバン打倒計画は失敗に終わったようだな…」
大文字「はい…。攻撃を開始した小バームを見る限り状況は絶望的でしょう…」
一矢「………」
※※日本ルートを通った場合のセリフ※※
岡「そして、地球上ではミケーネ帝国がついに一大攻勢に出た」
サコン「混乱に乗じての作戦か…、フィフス・ルナ落下の際と同じやり方ですね」
ピート「だが、今度は連邦軍だって万全の態勢で迎え撃っているんだ。そう簡単にはやられはしないさ」
岡「ところが、そのパワーバランスを崩すものが現れたのだ…」
大文字「そのものとは…?」
岡「メガノイドだ…。彼らはミケーネ帝国と手を組んだ」
サンシロー「何だって!? どうしてメガノイドが地下勢力に手を貸す義理があるんだ!」
万丈「いや…、考えられない事ではない」「メガノイドの元々の目的は宇宙進出のための人類メガノイド化…」
ピート「片やミケーネ帝国の目的は地上制圧だ。確かに互いに利益を食い合う存在ではない」
サコン「裏を返せば、両者共それだけ事情が切迫しているのだろう」
岡「大文字博士…、この状況を打破するためにもαナンバーズには地上帰還を要請する」
一矢「待って下さい、岡長官! では、小バームに向かったエリカ達はどうするんです!?」
ピート「落ち着け、一矢。異星人との戦いも重要だが、地球の惨状も放ってはおけない」
大文字「………」「わかりました、岡長官。αナンバーズ艦隊は地上に帰還します」
一矢「大文字博士…!」
大文字「一矢君、異星人の攻撃はネオ・ジオンが食い止めてくれる。その間に我々は地球へ向かう」
一矢「博士は敵の力を当てにするつもりなのですか!?」
大文字「…君の気持ちもわかる。しかし、ネオ・ジオンは我々にとって真の敵と言えるのだろうか?」
一矢「え…」
大文字「確かにネオ・ジオンと我々は思想的に対立している」「だが、彼らは彼らなりの正義でコロニーの人達を守っている」
一矢「………」
大文字「その事実に私は希望を持っている。大事なものを前にして、人々がわかりあえる事が出来る事を」
一矢「………」「…わかりました、博士。俺も彼らを少しだけ信じてみます」
岡「降下地点は0404、そこで対ミケーネ・メガノイドの作戦要綱を伝える」
大文字「わかりました。…各艦に通達、αナンバーズはポイント0404に降下する」
ピート「了解!」
※※ミケーネルートを通った場合のセリフ※※
ジュドー「ハマーン…、アクシズから何のために来た!?」
大文字「まず我々は、月周辺の異星人部隊を迎撃し、状況次第ではそのまま小バームへ一点突破を仕掛けます」
岡「うむ…。ハマーン艦隊が合流したネオ・ジオンも異星人迎撃に当たっていると聞く」「今は彼らとの戦いは中断し、異星人との戦いに集中すべきだろう」
大文字「了解しました。…ですが、地球にもゾンダーとメガノイドが残っています」「岡長官もお気を付けて」
岡「こちらも諸君らの健闘を祈っているぞ」

【シナリオエンドデモ終了】


● No48「決戦への秒読み」 へ戻る

● 休戦ルート → No50A「小バームの大攻防戦」 へ進む

  ミケーネルートを通り拒絶ルート → No50B「機界転生-前編-」 へ進む

  日本ルートを通り拒絶ルート → No50C「抗う力は我にあり-前編-」 へ進む


◆ 「第2次スーパーロボット大戦α」 へ戻る




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