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No.55C
忌まわしい記憶と共に

【シナリオデモ開始】
〔通信のコール音〕
アンナマリー「ベラ艦長! エオス・ニユクス号から緊急通信です」
ベラ「シェリンドンから?」
アンナマリー「アクシズが…アクシズが移動を開始したそうです!」
ベラ「ついに…来たのですね…」
キンケドゥ「ああ…木星帝国、そして、ネオ・ジオンめ…勝負に出るか…」

EARTH AREA
移動中

シャア「α・アジールの再調整が間に合わないのか?」
ナナイ「実戦テストをクェスにやらせればよいでしょう」
シャア「…意地の悪い言いように聞こえるな」
ナナイ「クェスが何か言いました?」
シャア「そりゃあ真面目過ぎるナナイは嫌いだくらいは言うさ…」
ナナイ「………」
シャア「まあいい。クェスとギュネイにはガトー少佐のノイエ・ジールと共に先陣を切ってもらう」「木星帝国の準備も整ったなら、艦隊を動かすぞ。先発隊にも指示を」
ナナイ「ギュネイはクェスを大佐に取られると過剰に反応しています」「クェスと一緒にして前へ出した方が彼の能力を発揮します」
シャア「α・アジールに乗せたらそうもいかんだろう」
ナナイ「私は大佐に従うだけです…」
シャア「いいのか?」
ナナイ「愛して下さっているのなら…」
シャア「いてくれなければ困る、ナナイ…」
ナナイ「シャア・アズナブル…いえキャスバル・ダイクンでいらっしゃりたいから疲れるのですか…?」
シャア「父の名前を継ぐのは辛いな…。君のような支えがいる…」
ナナイ「………」
シャア「…次の出撃が私にとっても最後の戦いになるだろう…」
ナナイ「わかりました。各方面への指示は私が出します。それまでは、おくつろぎを…」
シャア「…済まない」
〔扉の開閉音〕
シャア「………」
〔扉の開閉音〕
ハマーン「………」
シャア「ハマーンか…。作戦の指示はナナイに預けたぞ」
ハマーン「私が用があるのはお前自身についてだ」
シャア「………」
ハマーン「答えろ、シャア。地球から人類を排除して、その後、お前はどうするつもりだ?」
シャア「どうもしないさ…。その後は人類一人一人が決めればいい」「私は、その案内人を務めるだけだ」
ハマーン「そのためにアムロ・レイと決着をつけるか?」
シャア「決着をつけるべきは全ての忌まわしき過去とだ…」
ハマーン「…アクシズで過ごした時もか?」
シャア「………」
ハマーン「教えてくれ、シャア…。私は何をすればいい…」
シャア「艦隊の指揮官としてか、それとも…?」
ハマーン「………」
シャア「私には命令する権利も資格もない。ハマーン…お前はもう私の下から羽ばたいたよ…」
ハマーン「シャア…もう戻る事は出来ないのか…?」
シャア「時は戻らないが、新しい何かを作ることは出来る…。そのための過去との決着だ」「だからこそ、この戦い…勝たねばならない」
ハマーン「その言葉を聞ければ満足だ。シャア…人類と我々を導いてくれ」
シャア「ああ…今度は逃げ出しはしない…」
ハマーン「期待している…」
〔扉の開閉音〕

〔精神世界の広がる音〕

アムロ「………」
〔精神の共鳴音〕
アムロ「…ララァ・スン!」
ララァ「………」
アムロ「シャアと僕を一緒くたに自分のものに出来ると思うな!」
ララァ「意識が永遠に生き続けたら拷問よ…」「私はあなた達を見たいだけ…」
アムロ「そりゃあエゴだよ!」
ララァ「私は永遠にあなた達の間にいたいの…」
シャア「………」
アムロ「シャアは否定しろ!」
ララァ「彼は純粋よ…!」

アムロ「純粋だと!?」「………」「う……くそっ…! また同じ夢を見るようになっちまった…」
〔通信のコール音〕
アムロ「!」
〔モニターの開閉音〕
チェーン「アムロ大尉…」
アムロ「チェーンか…、どうやら、少し眠ってしまったらしい」(しかし、何て夢だ…)
チェーン「対アクシズのブリーフィングが始まります。作戦会議室へいらして下さい」
アムロ「わかった…」
チェーン「………」
アムロ「まだ、何かあるのか?」
チェーン「アムロ大尉…決戦だからと言って無理をなさらないで下さいね…」
アムロ「ありがとう、チェーン…。だけど、奴を仕留めなければ死にきれるもんじゃない…」
チェーン「そんな不吉な事、言わないで下さい…!」
アムロ「覚悟を言ったまでだよ…」
チェーン「シャアの存在…」

ブライト「既に通達した通り、ネオ・ジオンと木星帝国は最終作戦を発動した」
アムロ「アクシズの地球落下…これにより地球は死の星となる…」
鉄也「フィフス・ルナはこの作戦の予行演習というわけか…」
万丈「シャア・アズナブル…そして、クラックス・ドゥガチとハマーン・カーン…」
万丈「勝負に出るか…」
ブライト「我が艦隊はこのポイントで攻撃をかけるが…」「アクシズは木星帝国所有の核を地表付近で爆発させて地球を核の冬にすることも出来る」
アムロ「だから、今回の攻撃でアクシズそのものを破壊すると同時に敵部隊を撃破しなくてはならない」
ジュドー「アクシズを破壊ってあんな巨大なものをどうやって…」
アムロ「このデータを見てくれ」
〔モニターの開閉音〕
トビア「これは…!?」
アムロ「アクシズ内を走る坑道のデータだ」
キンケドゥ「この網目状の坑道…アクシズの亀裂と見る事が出来るな」
ブライト「そうだ。そして、その亀裂全体に衝撃を与えるポイントは…ここだ」
カミーユ「アクシズの頂点…」
アムロ「この地点に攻撃を加えることでアクシズの分断は可能だ」「そうすればアクシズの破片は地球圏外に飛び出していく」
ブライト「よし…我々の第一攻撃目標はアクシズの分断だ。同時に迎撃する敵部隊を撃破する」
コウ「相手はネオ・ジオンに木星帝国、そしてハマーン艦隊の連合軍か…」
一矢「ああ…地球の未来を賭けた最後の戦いだ…」
真吾「相手にとって不足なし…いや、お釣が出るくらいだな」
カミーユ「………」
ヒイロ「………」
ブライト「すまんな…みんなの命をくれ」
デュオ「艦長、そのセリフ…二度目だぜ?」
甲児「ああ、前の大戦でも聞いたっけな」
豹馬「あの時と一緒だぜ。どんな不利な状況だろうと俺達はひっくり返してみせるさ」
ブライト「お前達…」
カトル「相手を甘く見ているわけでも捨て鉢になっているわけでもありません」
ヒイロ「俺達は…勝つ。そのためのαナンバーズだ」
アムロ「ブライト…もう俺達から言う事はないようだ」
ブライト「よし…、3時間後には敵艦隊に接触する」「各員の健闘に期待する!」

サエグサ「ブライト艦長。核ミサイルの装備、完了しました」
※※試作2号機入手フラグ成立の場合、セリフ追加※※
トーレス「試作2号機用のアトミックバズーカの搬入も終わっています」

ブライト「カムラン監査官、あなたのおかげで何とかシャアと戦うことが出来そうです」
カムラン「しかし、会計監査局扱いのものですから博物館行きのシロモノですよ。気をつけて下さい」
ブライト「あなたは罪にならないのですか?」
カムラン「現行の連邦政府が生き続ければ終身刑ですね」
ブライト「いいのですか?」
カムラン「私はミライさんに生きていて欲しいから、こんなことをしているんですよ」
ブライト「昔のフィアンセにはそういう資格があります」
カムラン「ありがとう。…ブライト中佐、あとはあなた達に全てを託します」

CB兵「…以上がシェリンドン・ ロナ嬢からのご伝言です」
ジュドー「あのお姫様… 補給を寄越してくれたのはありがたいけど…」
トビア「戦いが終わったら、自分のところに来いだなんて…」
ビーチャ「おまけによ…今回だけはニュータイプの力を戦いに使うことを許すなんてよ…相変わらずだぜ」
ベルナデット「その人のところへ行くの? トビア…」
トビア「いや… 僕はニュータイプじゃないからね。…と言うより…」「ニュータイプにならずにやってみたいと思うようになったから…」
ジュドー「それでいいのさ、トビア。…ニュータイプだって人間なんだ」「新しい時代を作るとしたら一握りのニュータイプではなく全ての人間の力でやるべきだからな」
トビア「そうですよね。ニュータイプにならなければ新しい時代が来ないなんておかしいと思います」
ベルナデット「………」
トビア「どうしたの、ベルナデット? 元気ないみたいだけど…」
ベルナデット「今から、トビア達は木星帝国と戦うのね…」
トビア「うん…」
ジュドー「ハマーンの話では木星帝国は地球を死の星にする事を企んでいるそうだからな」
ベルナデット「………」
トビア「ベルナデット…」
ベルナデット「トビア…私…、父さん、もう…父さんもう…死んじゃってるんじゃないかって思う…」
ジュドー「ベルナデットの父さん…木星帝国総統のクラックス・ドゥガチが…?」
トビア「………」
ベルナデット「だから今、木星軍に命令を出しているのは父さんのコピー人形なんだわ…」「でなけりゃ…そんなひどい事するわけがないもの…、だから…だから…!」「だから…止めて…! 止めてあげて…」「父の怨念にこれ以上、ひどい事をさせないで…」
トビア「ベルナデット…」「大丈夫…! 僕が…僕達が…きっと…!」
ベルナデット「うん…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「忌まわしい記憶と共に」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
シャア「…私の父ジオン・ダイクンが宇宙移民者…すなわちスペースノイドの自治権を要求した時…」父ジオンはザビ家に暗殺された」「そして、そのザビ家一党はジオン公国をかたり、地球に独立戦争を仕掛けたのである!」
ナナイ「………」
クェス「………」
シャア「その結果は諸君らの知ってる通りザビ家の敗北に終わった!」
ガトー「………」
シーマ「………」
シャア「それはいい! しかし、その結果地球連邦政府は増長し! 連邦軍の内部は腐敗し!」「ティターンズのような反連邦政府運動を生み!」「ザビ家の残党をかたる旧ネオ・ジオンの跳梁ともなった!」
ハマーン「………」
シャア「これが難民を生んだ歴史である!」
クェス(あたし…みんな知っていたな!)
シャア「ここに至って私は人類が今後絶対に戦争を繰り返さないようにすべきだと確信したのである!!」「それがアクシズを地球に落とす作戦の真の目的である!」
ドゥガチ「フフ…」
ギリ「………」
ドレル「………」
シャア「これによって地球圏の戦争の源である地球に居続ける人々を粛清する!」
ネオ・ジオン兵「大佐ーっ!」
ネオ・ジオン兵「スペースノイドの救世主だ!」
シャア「諸君! 自らの道を拓くため難民のための政治を手に入れるために!」「あと一息! 諸君らの力を私に貸していただきたい!」「そして私は…父ジオンの元に召されるであろう!
ガトー「アクシズ…これこそが我がジオンにとって、まさに乾坤一擲の一撃となる!!
カラス「いいのですか、ドゥガチ総統?」
ドゥガチ「フフフ…構わん。木星帝国の兵には我らの攻撃の後にも自然環境の40%は残され…」「生き残った人類が生活する環境は保証されると教えてある」
カラス「しかし、意外でしたな…。あのシャア・アズナブルが本気で地球を死の星にするとは…」
ドゥガチ「あの男はあの男なりに地球への憎悪を募らせていたのだろう」
バーンズ「………」
ローズマリー「どうした、バーンズ? 今さら引き返すのは出来ないよ」
バーンズ「ああ…。もうこんな戦いに何の意味もないってわかっていたってよ…」「今さら、この状況下で全てをひっくり返せるような…」「奇跡的な切り札があるなんて思えないからな…」
ギリ「だが、あきらめの悪い愚か者が来たようだ」
〔味方戦艦出現〕
〈母艦出撃選択〉
〈出撃準備〉

シャア「来たか…」
ドゥガチ「案ずることもなかろう。奴ら以外の連邦の戦力は各方面軍が足止めをしている」
トーレス「各機、発進完了! 以後の管制は戦闘ブリッジに移行!」
サエグサ「ミノフスキー粒子戦闘濃度散布!」
ブライト「総員! 有視界戦闘用意! 攻撃目標アクシズ!」
アムロ「各機に通達! 攻撃ポイントはここだ!」
〔カーソル、アクシズを指定〕
アムロ「ここに攻撃を集中すればアクシズを分断することが出来る!」
甲児「ついに決戦かよ…」
カミーユ「人類の未来を一人の人間に決めさせるわけにはいかない…!」
シャア「………」
ジュドー「ああ…止めてみせるさ、人の生命を奪う世直しなんて!」
ハマーン「………」
キンケドゥ「奇跡を見せてやろうじゃないか
ザビーネ「………」
トビア「神よ……もし本当におられるのでしたら…」「決着は人間の手でつけます。どうか手を…お貸しにならないで…
ドゥガチ「………」
チェーン「計算出ました! アクシズ、阻止限界点まで、あと10分です!」
ブライト「各機、攻撃開始! 最優先攻撃目標はアクシズだ!」
アムロ「決着をつけるぞ…シャア…!」
シャア「………」
<戦闘開始>

<1EP>

ドゥガチ「ザビーネ、そろそろお前にも役に立ってもらうぞ」
ザビーネ「クッ…クッ…、わかっております、ドゥガチ閣下…!」
ドゥガチ「貴様の目的は何だ?」
ザビーネ「貴…貴族主義社会を造る事でございます…」「敬うに足る人物に世界を支配していただく事…」
ドゥガチ「ワシは…地球を滅ぼすぞ」
ザビーネ「それこそはまさに力…誰にもかなわなかった偉業…!」「歴史は長くあなた様の名をたたえるでしょう」
ドゥガチ「………」
ザビーネ「尊き者に従うは我が喜び。何とぞ我が力、存分にお使い下さい」
ドゥガチ「フ…フフ…、ワシは地球なき後の世界はどうでもよい…」「お前にくれてやっても構わぬ。カラスでもお前でも生き残った者で好きにするがよい」
ザビーネ「ありがたき幸せ…、クックック…」

<6PP>
チェーン「アクシズ、第1防衛ライン到達! あと5分で阻止限界点を突破します!」
ブライト「各機、急げ! アクシズへの攻撃を最優先しろ!」

<アクシズHP50%以下・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
シャア「やるな、ブライト…、そしてαナンバーズ!」
ナナイ「大佐…もうお止めしませんがアムロを倒した後は…」
シャア「ああ、あとはナナイの言う通りにする」
ナナイ「はい…」
シャア「いい子だ…」
〔敵ユニット出現〕
ハマーン「シャア…お前の背中は私が守ろう」
シャア「ハマーン…」
ハマーン「勘違いするな。私はお前に人類の未来を賭けたのだ」「その想いを裏切るなよ、シャア…」
シャア「…わかった」
万丈「どうやら役者が揃ったようだ」
アムロ「シャア…」
シャア「アムロ…決着の時だ…」「アクシズ……行けっ! 忌まわしい記憶と共に!!」

<ギリが戦闘>
トビア「お前ら! こんなことをして何になるって言うんだ!?」「このままじゃ本当に地球は死の星になっちまうんだぞ!」
ギリ「当然だ。初めから、そういう計画なのさ」
ジュドー「な…」
トビア「地球に住む人間達だけじゃなく三千万種をこえる生物を根こそぎ殺し尽くすってのか!」
ジュドー「連邦を滅ぼすのにそこまでやるってのかよ!?」
ギリ「違う…連邦を討つ事などついでに過ぎん」「地球を完全な死の星に変える…! それ自体がドゥガチ総統の真の目的だからね」
トビア「どうして…!?」「そんな事をして…お前らに一体何の意味があるっていうんだ!?」
ギリ「わからないかなあ。支配しやすくなるだろう? 人類の全てを!」「水も空気も食料も人に必要なものはコロニーで作り出す事が出来る」「考えてみろ! 我らが地球に頼るものなど何もないのだ!」
カミーユ「この考え方…!」
キンケドゥ「間違いない。ジュピトリアンと同じく、木星帝国も既に地球人ではない…!」
ギリ「それでも人が地球に幻想を抱くのはその豊かな地が常に天空にかかげられているからに他ならないのだ!」「…だったら、それがなければ?」
トビア「………」
ギリ「初めから、ありなどしなければ?」
アムロ「地球への郷愁や幻想を断ち切れば全てを管理出来るというのか…?」
ギリ「地球は純粋な資源の塊に変えコロニーが管理する」「人類の全ては安定した人工環境であるスペースコロニーの中のみに住む事になる!」「そして生産も消費も人口も支配者の決めた数にコントロールする」「ハハハ! 素晴らしいじゃないか! 人の全てを人が決めるんだ!」
モンシア「ふざけんな! そんな堅っ苦しい世の中なんざ俺は願い下げだぜ!」
コウ「人間は支配者のペットではないんだ! 人間としての生き方が認められない世界に何の意味がある!」
ギリ「そうかな? 少なくとも、この方法なら永遠の平和を築く事も出来るぞ」
ゼクス「永遠の平和だと…?」
ギリ「そうさ。増え過ぎた人口や互いの利害関係をめぐって戦争を起こす必要もなくなる」「これのどこが悪い? 現に僕達は木星圏でそうして生きてきた」「それでこそ人類が未来永遠に栄えてゆける…真に理性的で理想的な世界じゃないか?」「人類に地球はもう必要ないんだよ…」
トビア「そ、そんな…まさか…それが…」
ギリ「かつてはロンド・ベル隊の一員としてジュピトリアンを倒した赤い彗星も同じ結論に達したんだ」「認めるんだな。僕達の邪魔をすることは人類にとって害悪でしかないのさ!」
※※まだカラス健在の場合、セリフ追加※※
カラス「さすがです、ギリ少佐。ドゥガチ総統のお考えをよく理解していらっしゃる」
トビア「カラス! そんな…そんな事が許されると思っているのか!?」
カラス「トビア君、これは動かし難い歴史上の事実の一つに過ぎません」「そんな事で君が生命を落とす必要はありません」
トビア「何だと…!?」
カラス「地球なき後の宇宙は決してすぐに平穏にはならないでしょう」「帝国に刃向かうコロニーを平定し新たな秩序を生むには…」「まだまだ長く険しい道のりが待っているでしょう」「そのための若い力が今は一人でも多く必要なのです、トビア君」
トビア「………」
カラス「既に我々は地球消滅の後のことを考える段階に入っています」「過去にとらわれる必要は全くありません」「君のニュータイプとしての力を新しい時代のために使って下さい」「地球無き宇宙に新たな秩序をもたらすためには、君のような若い力が必要となるのです」
トビア「………」
カラス「さあ答えるのです、トビア君!」
トビア「…返事? 返事って? いやだ! か? NO! か?」「それともごめんこうむるぜ! べーっか? どれでも好きなので答えてやるよ!」
カラス「まだわからないのですか? 真に地球と人類の繁栄を願うなら、我々の下に来るのです」

カミーユ「黙れ! 血塗られた手で築き上げた平和が永遠でなどあるものか!」「いや、その平和自体が偽りだ!」
竜馬「それは平和ではなく、人から魂や意志を抜いただけに過ぎない!」
凱「そんな奴らに人類の未来を口にする資格はない!」
※※既にカラス撃破の場合のセリフ※※
ギリ「ハハハ…予想通りの反応だよ。やはり、ここは力によってわからせるしかないようだ」「いいだろう。目の前で地球が死の星となればお前達の考えも変わるだろう」
※※まだカラス健在の場合のセリフ※※
カラス「フフフ…予想通りですね。やはり、ここは力によってわからせるしかないようです」「いいでしょう。目の前で地球が死の星となればあなた方の考えも変わるでしょう」

トビア「ふざけるな! そんなこと…させてなるものかよ!」

<アムロvsシャア>
シャア「アムロ! 地球上に残った人類などは地上のノミだと言う事が何故わからんのだ!」
アムロ「そのノミにだって生命はある! その生命を奪う権利はお前にない!」
シャア「あくまでも戦う気か…、それでこそ私のライバルだ!」

<アムロvsハマーン>
アムロ「ハマーン…」
ハマーン「フ…アムロ・レイ…。お前には言葉は要らんようだな」
アムロ「ハマーン・カーン…お前もシャアに生命を捧げるか…」
ハマーン「悔いはないさ。そして、私はあの少女の代わりになる気もない」
アムロ「そうか…だが、シャアは…」
ハマーン「言うな…。この戦いの後に答えは探すよ…ここでお前達を倒してな」

<アムロvsギュネイ>
ギュネイ「来たな、プレッシャー!」「ここで貴様を倒せば、俺はいつだってシャアを倒してクェスを手に入れられる男になれる!」
アムロ「この期に及んで、いまだに個人的な事情を持ち出す奴にやられるわけにはいかない!」

<ブライトvsレズン(戦闘後)>
トーレス「敵小隊、健在です!」
ブライト「機銃がリモコンで操作出来んのか!」
サエグサ「今、チェーンが銃座につきます!」
レズン「ニュータイプだ、強化人間だって艦隊の足を止められなけりゃさ…!」
トーレス「敵機、来ます!」
チェーン「!」
〔精神感応音〕
[イベント戦闘「ブライトvsレズン」]
レズン「うわっ!」
〔敵ユニット撃破〕
サエグサ「敵機の撃墜を確認!」
チェーン「やった…やったの…」

<カミーユvsハマーン>
カミーユ「わからないのか、ハマーン! こんなやり方をしなくても人は変わっていけるんだ!」
ハマーン「そんな不確かな未来を待ってはいられないのさ、私もシャアもな!」

<ジュドーvsハマーン>
ジュドー「そこをどけ、ハマーン! 俺達はシャアを止めなくてはならないんだ!」
ハマーン「そして、終わることのない停滞に人類を追い込むのか?」
ジュドー「俺達も人類も確実に前に進んでいるさ!」「答えはもう出ている! 地球を死の星にしなくたって人類はもうすぐ旅立つんだよ!」「それをわかれ、ハマーン!」
ハマーン「…お前を見ていればその言葉も信じられるかもな…」
ジュドー「ハマーン…」

<ジュドーvsラカン>
ラカン「小僧! お前にも随分と借りがあったな!」
ジュドー「個人の貸し借りの話をしている場合かよ!」

<キンケドゥvsザビーネ>
ザビーネ「ひゃーっはっはっは! キンケドゥ、どうしてここにいる!? キンケドゥ!!
キンケドゥ「邪魔をするな、ザビーネ!」
ザビーネ「お前は死んだんだぞ!? 駄目じゃないか! 死んだ奴が出てきちゃ!!」「死んでなきゃああ!!

<トビアvsカラス>
トビア「やめろーっ! 僕はあなたとは戦いたくないんだ!」「たとえそれがあなたにとって演技だったにしろ…かつて一度は教師と生徒だった間じゃないかっ!」
カラス「………」
トビア「殺し合う気なんてとてもしない! 僕は地球を死滅させようとするドゥガチを止めたいだけなんだ!」「そこをどいて! 道を開けろ!」
カラス「君はまだわかっていない、トビア君!」「この世は全て強き者だけがその意を通せるのだっ!」「強き者が…ドゥガチ総統が地球など要らぬと言うなら、それが正しい事なのだよ!」
トビア「く…!」
カラス「君が意を通したければ私に勝つ事だ!」

<トビアvsカラス(戦闘後)>
カラス「わかるかね、トビア君! いつの世も強い者だけが生き残る! これが掟だ!」
トビア「く…!」
カラス「進化の歴史を見てみたまえ! 常に新しい環境に適応した新しい種が古い種を食いつぶす!」「我々は、その新しい種…、そして、地球人は古い種なのだ」「宇宙という生活圏を求めた時からそれは当然の結果として起こったのだ!」「そして、違う種同士は結局は敵なのだ!」
トビア「馬鹿な!? あんた達だって人間じゃないかっ!」
カラス「違うな! 我々は木星人なのだ! 地球人がそう呼ぶように!」「違う惑星の生き物なのだよ! すでに! 異星人と同じようにね!」「人間は宇宙に広がる事によって敵を作り続けているのだよ!」
トビア「ふざ……けるなぁぁぁっ!」「ふざけんじゃねえぞ! そんなわけのわからねえゴタクで…」「これ以上人殺しなんかされてたまるかぁぁっ!!

<トビアvsギリ>

ギリ「しつこいな、海賊少年! だが、今日でお前ともお別れだ!」
トビア「こっちも、そのつもりだ! ここでドゥガチを倒してお前とも決着をつけてやる!」

<コウvsガトー>
コウ「ガトー! 地球に隕石を落としただけではまだ足りないのか!」
ガトー「ウラキか! 地球連邦政府が打倒される日まで我々の戦いは続く!」
コウ「理想や信念に殉じるのは勝手だ! だが、お前達が勝利したって戦いは終わりはしないんだぞ!」
ガトー「何…!?」
コウ「負けた側が勝った側を憎み、戦いは永遠に続く…。力で人を押さえてもそれは新たな戦いを生むだけだ!」
ガトー「…では、スペースノイドはアースノイドの犬として生きろと言うのか…!?」
コウ「そうじゃない! 連邦の人間全てが地球至上主義者ではない! 事実、政府の改革は進んでいる!」「それ結果を待つ事が出来ないのか!? それほどまでに人間が信用できないのか!」
ガトー「………」「成長したな、ウラキ…。敵に説教されていた見習い士官はもういないな…」
コウ「ガトー…」
ガトー「だが、私は幾多の英霊を背負い、ここにいるのだ! ここで退くわけにはいかない!」
コウ「俺にも背負っているものがある! ガトー! 決着をつけるぞ!」

<コウvsシーマ>
コウ「シーマ・ガラハウ! お前とも決着をつけるぞ!」
シーマ「フン…あんたの暑苦しさもいい加減、飽きが来たからね。やらせてもらうよ!」
コウ「信念も理想もなく戦う戦争屋…! 俺はお前を許すわけにはいかない!」

<シャア撃破>
シャア「さすがにやる…! だが、まだ終わるわけには!」
〔敵ユニット離脱〕
カミーユ「クワトロ大尉!」
アムロ「追うな、カミーユ! 今はアクシズの分断が先だ!」

<ハマーン撃破>
シャア「ハマーン…」
ハマーン「シャア…見せてやってくれ…。お前の信じた未来を人類に…」
ジュドー「ハマーン!」
ハマーン「ジュドー・アーシタ…、私は…自分の選んだ道を…後悔していない」「強く生きろよ、宇宙の子ら…」
〔敵ユニット撃破〕
ジュドー「ハマーン…」
カミーユ「これが…ハマーンの選んだ答え…なのか…」
ジュドー「だけど…だけど…! これじゃ悲劇の繰り返しじゃないかよ!」「こんなんで本当に俺達は未来に向かって進んでいるのかよ!」「教えてくれよ、クワトロ大尉! こんなことを繰り返すことが人類の革新なのかよ!」
シャア「………」

<ラカン撃破>
ラカン「馬鹿な…俺が…この俺がこんなところでやられるのかっ!」

<イリア撃破>
イリア「ハ…ハマーン様…!」

<ニー撃破>
ニー「いかん! これ以上の戦闘は不可能か!」

<ランス撃破>
ランス「ぐ…! これ以上の戦闘は不可能か!」

<クェス撃破>
クェス「あ…ああ…!」
〔敵ユニット撃破〕
アムロ「クェス…君は俺とシャアの間で犠牲になったのか…」「僕は…僕達はまた過ちを繰り返してしまった…」

<ギュネイ撃破>
ギュネイ「う…嘘だ! この俺が、こんなところで死んでたまるか!」「クェスーッ!」

<レズン撃破>
レズン「な…何なんだ、この力は! あたしが直撃を受けただと!?」

<ナナイ撃破>
〔ナナイ、精神コマンド「ド根性」使用〕
ナナイ「レウルーラ後退しろ! 我々はアクシズの落下を見届けねばならん!」
〔ナナイ、後退〕

<ザビーネ撃破>
ザビーネ「ク…クク…ドゥガチ様が私に世界をくれてもよいと…おっしゃったのだよ…!」「わ…私の手で素晴らしい未来を…」「正しき貴族の支配する美しい世界を…」
キンケドゥ「お前が最も支配者に相応しいと言った女性はな…支配など正しいとは思っていない…!」「支配を良しとしない者が最も支配者に相応しいのなら…」「それを望む者は支配に相応しくはない事になる」「貴族主義は初めから間違っていたんだよ、ザビーネ……
〔敵ユニット撃破〕
アンナマリー「………」
キンケドゥ「ザビーネ…」

<ドレル撃破>
ドレル「む…無念…! ここでコスモ貴族主義は潰えるか…!」
〔敵ユニット撃破〕
キンケドゥ「ドレル・ロナ…。最期まで…鉄仮面の呪縛から逃れられなかったか…」

<ジレ撃破>
ジレ「ザ…ザムス・ガルが落ちてはラフレシア・プロジェクトも終わりだ!」
キンケドゥ「鉄仮面の遺産をこの宇宙に残すわけにはいかない!」
ジレ「う、うわあああっ!」

<ギリ撃破>
ギリ「こんな…こんなところで…!」
トビア「もうよせ! 勝負はついたんだから、早く脱出しろ!」
ギリ「フ…フフ…、これじゃね…帰れないんだよ…」「僕は総統に選ばれたニュータイプの一人でカラスの最も優秀な生徒だったんだ」「常に総統の期待に一番に応える存在であり続けなきゃならなかったんだよ…。お前達のようなクズとは違うんだ…!」「その僕が失敗をしたんだ…もう帰る場所はない…」
トビア「馬鹿野郎! 機体と共に死ぬ気かよ!」
ギリ「さらばだ、海賊少年…」
〔敵ユニット撃破〕
トビア「あ…ああ…」
ウモン「大丈夫だ、トビア。脱出装置が自動で作動したようだ!」
トビア「…あいつだって、まだ未来があるんです…。これから、幾らでも変わるはずですよね…」
キンケドゥ「ああ…。だが、それは地球と人類に未来があればの話だ…」

<バーンズ撃破>
バーンズ「くそっ! 俺達の覚悟を甘く見るなよ…!」

<ローズマリー撃破>
ローズマリー「これ以上は、幾ら金を積まれても御免だね!」

<カラス撃破>
トビア「せ…先生!」
カラス「見事ですよ! トビア君! ははは! それでよい! それでよいのだ!
トビア「あ…ああ…」
カラス「君達は勝者なのだ…! 勝者は勝者らしく敗れた私を乗り越えていくがいい…!」
〔敵ユニット撃破〕
トビア「カラス…先生…」

<ジュピトリス9撃破>
木星帝国艦長「ジュピトリス9大破! 核融合炉に直撃を食らいました!」
ドゥガチ「………」
木星帝国艦長「この艦はもちません! そ…総統、ご指示を…!」
ドゥガチ「ワシが出る…」
木星帝国艦長「は…?」
ドゥガチ「もはや貴様らなど あてには出来ん!」
ドゥガチ「ワシ自らが出撃する!」
ドゥガチ「このクラックス・ドゥガチ…」
ドゥガチ「ワシら、自らがなっ…!」
〔敵ユニット離脱〕
トビア「やったのか…クラックス・ドゥガチを…!」
キンケドゥ「いや、まだだ…。ジュピトリスは撤退したに過ぎない」
トビア「クラックス・ドゥガチ…」

<ガトー撃破>
ガトー「く…我々の戦いは無駄ではなかったはずだ…! 必ずや我々の理想を結実させる者が続くはずだ!」
コウ「ガトー!」
ガトー「く…うおおおおっ!」
〔敵ユニット撃破〕
コウ「………」「ガトー…お前と…お前の戦い…俺は忘れないぞ…」「お前の殉じた理想は別の形で俺達が引き受ける…」「だから…安らかに眠れ…、アナベル・ガトー…」
ニナ「ガトー…」

<シーマ撃破>
シーマ「フ…どうやら、あたしも年貢の納め時って事かい…」「ま…そろそろ潮時かもね…」

<カリウス撃破>
カリウス「くそっ…! ここは後退する!」

<ケリィ撃破>
ケリィ「俺の戦いも…終わるか…」

<アクシズ撃破>
トーレス「作戦成功! アクシズ、分断されます!」
ブライト「やったか!」
〔画面、振動〕
〔アクシズ、放電〕
〔敵ユニット撃破〕
〔アクシズから爆発の広がり〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ終了】


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