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No.12C
ディーンの火

【シナリオデモ1開始】
移動中 宇宙空間
アークエンジェル

アークエンジェル 食堂
イサム「よう…元気にしてたか、大将?」
忍「ヘッ、まさか外宇宙へ行っちまったあんた達と再会することになるとはな」
カミーユ「しかし、驚いたよ。既に地球組が宇宙に上がっていたとは」
宙「俺達にかかれば、地底帝国だって恐れるに足りずだぜ」
美和「何言ってるのよ、宙さん。新たな敵の出現に大苦戦だったじゃない」
エマ「新たな敵って?」
ジュン「日本を中心に活動していた地底帝国は恐竜帝国、ミケーネ帝国、そして邪魔大王国の残党が結集したものです」「しかし、ただの寄せ集めではなく強力な指導者がいることが当初より予測されていました」
エマ「指導者?」
鉄也「そいつは地底帝国の支配者で…司馬博士の研究していた銅鐸に記された『地獄の帝王』だったんだ」
ファ「え? それってミケーネ帝国の支配者の闇の帝王のことじゃなかったの!?」
美和「『地獄の帝王』は闇の帝王だけを指していたんじゃなかったの」
宙「その名は竜魔帝王…」
ムウ「ご大層な名前だな」
凱「その全貌は謎に包まれているが、3つの帝国の残党をまとめあげたことからもその実力は推して知ることも出来る」
宙「ああ…。奴に前線指揮を任されているフローラ将軍も手強い奴だった」
鉄也「そして、ミケーネの地獄大元帥も参謀役として地底帝国に参加している」
ファ「そんな…!」
鉄也「だが、復活した勇者ロボ軍団を加えた俺達は、何とか奴らを九州に押し返すことに成功した」
凱「戦局が変化したことで連邦軍が優勢になり、俺達も宇宙に上がることが出来たんだ」
宙「俺も進化したサイボーグにチェンジ出来るようになったしな」
キラ「え…?」
イサム「ほ~う…お前、サイボーグなのか」
宙「俺がそうだと聞いて、あまり驚かねえようだな?」
イサム「こちとら宇宙で巨人や化け物共と戦ってたんだぜ? 今さらサイボーグぐらいで驚くかよ」
ガルド「ああ。お前がどういう素性であろうと気にはせん」
宙「…そうか。すまねえな」
キラ(どういう素性であろうと気にしない、か…)
ムウ「αナンバーズの本体は想像していた以上に凄い所みたいだな、坊主」
キラ「ええ…」
カミーユ「…ところで甲児、北米の方はどんな状態だったんだ?」
甲児「こっちの方は大変だったぜ。何しろ星間連合の連中、瞬く間に北米の軍の拠点を制圧しちまったからよ」
竜馬「真・ゲッターもマジンカイザーも度重なる戦いでボロボロになり、今はテスラ研でオーバーホールの最中だ」
忍「そこで、こいつらのピンチを救ったのが、俺達獣戦機隊と洸達ってわけだ」
豹馬「洸、あん時にお前らが来てくれて助かったぜ」
洸「ええ、間に合ってよかったです」
忍「んじゃ、新顔もいるし自己紹介といくか。俺は藤原忍。獣戦機隊のリーダーでダンクーガのメインパイロットだ」
雅人「俺は式部雅人」
沙羅「あたしは結城沙羅」
亮「…司馬亮だ」
忍「…以上が獣戦機隊のメンバーだ。よろしく頼むぜ」
洸「俺はひびき洸。ライディーンのパイロットです」
カミーユ「洸、君はイージス計画が終わった後、どうしていたんだ?」
ファ「封印戦争の時には日本にいなかったみたいだけど…」
洸「俺は父さんやミスター達と一緒に太平洋に沈んだムー帝国について調べていたんです」
ミリアリア「ミスターって、こちらの方?」
神宮寺「ま、あだ名みたいなもんさ。俺は神宮寺力。ブルーガーのメインパイロットだ」
マリ「そして、あたしが桜野マリ。ブルーガーのサブパイロット…そして、洸のガールフレンドです」
洸「よ、よせよ、マリ」
フォウ「相変わらず仲がいいみたいね」
洸「からかわないで下さいよ、フォウさん」
忍「チェッ、日本を追い出された俺達に比べれば随分とマシだったようだな」
イサム「日本を追い出されたぁ?」
忍「ああ。三輪ってオッサンに何度か楯突いたおかげでな」
雅人「おかげでこっちはいい迷惑だったよ」
沙羅「ま、忍の気持ちはわからなくもないけどね」
エマ「三輪長官…。あの地球至上主義者にして徹底抗戦論で有名な元極東支部の長官ね」
亮「奴の作戦に忍が反抗したおかげで、俺達は危うく軍法会議にかけられる所だった」
雅人「その後、アフリカへ転属になったんだけど…ザフトの侵攻が厳しくて撤退せざるを得なくなったんだ」
沙羅「で、連邦軍北米支部長官のイゴール長官のツテであたし達も北米支部に転属になったってわけ」
フォウ「色々と苦労したのね…」
沙羅「いつものことだよ、いつもの」
ムウ「でも、やるじゃないか。あの星間連合を北米から追い出したとは」
甲児「…実は北米の星間連合の戦力は、こちらの予想より遥かに少なかったんだ」
カミーユ「どういうことだ?」
竜馬「詳しいことは俺達にもわからない。ただ、奴らの目的は地球制圧ではなく、何かの調査のようだった」
隼人「多分、地球全土を調査するための足場として北米を抑えたんだろうな」
エマ「その調査とは?」
竜馬「詳細は不明です。ただ、彼らは制圧行動よりも調査を優先していたようです」
イサム「ふ~ん…星間連合の連中は観光でもしに来たってのかよ? それも少ない戦力を引き連れてさ」
ガルド「逆にその戦力で北米地区を制圧できたことが驚異的であるとも言えるな」
イサム「さては裏技でも使いやがったか?」
忍「………」
沙羅「………」
イサム「どうした? そんな顔して…」
亮「星間連合の主軸であるムゲ・ゾルバドス帝国は地球人を攻撃軍司令に登用している」「そして、その男のもたらす情報によって北米は瞬く間に制圧されたんだ」
イサム「おい、待て! その地球人ってのはまさか…」
カミーユ「バルマー戦役の時、俺達を裏切って帝国監察軍側についた…」
亮「そう…シャピロ・キーツだ」
ガルド「しかし、あの男は我々の手で倒したはずだ」
竜馬「俺達は北米での決戦であの男に会った…」
隼人「奴の話では、あの戦いの後にムゲ・ゾルバドス帝国に拾われたらしい」
亮「そして、今のシャピロはムゲ・ゾルバドス帝国の一員であり…星間連合地球攻撃軍の司令でもある」
イサム「チッ、懲りねえ奴だな。今度も地球側の敵に回ったのかよ」
沙羅「あの男は自分の生まれた星にこれっぽっちの未練もない…」「あいつにとって大切なのは、自分自身だけ…神にでもなったつもりの傲慢でわがままな男さ」
ムウ「随分と詳しいな」
沙羅「…昔の男だからね」
忍「お、おい…沙羅…!」
沙羅「余計な気を使われるのは後々面倒なのさ。それに、あいつとのことは過去の話…」「今のあいつは地球の敵…それ以外の何者でもないよ」
忍「…沙羅のことは信用していい。こいつは完全にシャピロのことは吹っ切っている」「だから、つまんねえ疑いを沙羅に向けた奴は俺がブッ飛ばす…!」
雅人「はいはい、忍…沙羅のことだからってそんなに熱くならないの」
忍「な、何言ってやがる! 俺は獣戦機隊のリーダーとしてだな!」
沙羅「すまないね、忍。…でも、今重要なことは星間連合が何故地球を襲ったかってことだよ」
鉄也「確かにな…ボアザン星もキャンベル星も過去に撃退されているのにまた部隊を送り込んできている」
凱「考えてみれば不自然だな。銀河の辺境である太陽系を制圧することにそれほどメリットがあるとは思えないが…」
豹馬「でもよ、それを言うなら懲りずにやってきたバルマーの連中だってそうだぜ」
洸「…もしかして、星間連合が地球で行っていた調査と関係があるんじゃ…」
隼人「考えられる線はそれしかねえな」
忍「敵の事情なんざどうでもいい! 奴らが地球を狙ってくるってんなら何度でもぶちのめしてやるだけだ!」
沙羅「ホント、単純なんだから」
鉄也「だが、忍の言うことも真理だ。俺達の成すべきことは、まず地球を守ることだからな」
竜馬「俺達は3ヶ月前に敗北を喫し地球は侵略者によって踏み荒らされた…」
甲児「だが、俺達が再び集まった今、二度と負けることは許されねえ…!」
カミーユ「ああ…そうだな」
キラ(…ヘリオポリスの外では想像もつかないことが起きていたんだな…)
ムウ「…何にせよ、坊主はラッキーだったな」
キラ「え?」
ムウ「このままアークエンジェルに乗っていて、αナンバーズに組み込まれでもしたら、大変なことになる所だったぜ」
キラ「フラガ大尉は…どうするんです?」
ムウ「どうもこうもねえよ。本格的にαナンバーズへ編入となりゃ、覚悟を決めるまでだな」
キラ「………」
ムウ「何にせよ、オービットベースまであと少し。向こうに着けば、坊主達は解放されるよ」
キラ「はい…」
凱「…オービットベースでは大河長官達が待っているそうだ」
鉄也「そこで俺達に新しい任務が託されるらしい」
ファ「その任務って?」
竜馬「俺達もまだ聞かされてないんだが…」「αナンバーズが再び結集しようとしている今、きっと重要な作戦の指示だと思う」
イサム「そっちも大事だが、メガロード船団の救出も忘れないでもらいたいぜ」
ガルド「全てはオービットベースに行けばはっきりする。話はそれからだな」

アークエンジェル 自習室
アラド「…で、地球へ落ちた後、ビルガーで帰ろうとしたんだけどさ。テスラ・ドライブとナビゲーターがイカれちまってて…」「さんざん迷った挙げ句、とある所で墜落しちまったんだ」
ゼオラ「とある所って…どこなの?」
アラド「実は口止めされてんだけど…封印戦争でおれ達と一緒に戦ってた人が住んでた所の近くさ」
ゼオラ「………」
アラド「海賊やっってたあの人達だよ」
ゼオラ「あ、もしかして…!」
アラド「おっと、そこまでな。…二人で暮らしてて、幸せそうだったぜ」
ゼオラ「そうなの…良かった…」
アラド「けど、あの子が体調を崩しちまってな。具合が良くなるまで面倒を見てもらってたんだ」
ゼオラ「具合って…」
アラド「…あんなことがあった後だろ? あの子、地球へ落ちてからはずっとふさぎ込んでたんだ」
ゼオラ「……」
アラド「でも、あの人達の看病のおかげで元気を取り戻したよ」
ゼオラ「良かった…。それであなたはその間何してたの?」
アラド「毎日うまいパン食ってた」
ゼオラ「な、何ですって!?」
アラド「も、もちろんおれも看病してたよ! あ、あと、ビルガーの修理も! ホントだって!」
ゼオラ「じゃあ、いつでも連絡しようと思ったら出来たわけよね!? なのに、どうして…」
アラド「イルイのためさ」
ゼオラ「!」
アラド「下手に連れ帰ったら、αナンバーズ以外の人間に何をされるかわからねえだろ」
ゼオラ「そ、そうね…。イルイはガンエデンの…」
クォヴレー「イルイ…?」
〔精神感応音〕
クォヴレー「! うっ!!」
ゼオラ「クォヴレー!?」
アラド「お、おい、どうしたんだ!?」
クォヴレー(何だ…!? イルイ…その言葉を聞いた途端に頭が…!)(どういうことだ…!? 失った記憶と何か関係があるのか…!?)
アラド「クォヴレー…!」
クォヴレー「大…丈夫だ。少し頭が痛んだだけだ…」
ゼオラ「………」
クォヴレー「そのイルイと…ガンエデンについて聞かせてくれないか?」
ゼオラ「う、うん…。イルイは封印戦争中にαナンバーズが保護した女の子なの」「でも、彼女はガンエデンという巨大な機械の神に選ばれた神子だった…」
クォヴレー「機械の神…」
ゼオラ「人造神…地球の守護神とも言ってたわ。そして、ガンエデンの目的は強力な結界を張って、地球を封印すること…」
クォヴレー「封印?」
ゼオラ「ええ。宇宙にいる者を地球へ入れず、地球にいる者を宇宙に出さず…そうやって地球を護ることが使命だと…」
クォヴレー「………」「…それで、イルイとガンエデンはどうなったんだ?」
アラド「最後の戦いで、おれ達αナンバーズはイルイを説得した…」「そして、あの子はおれ達を受け入れ、おれ達はガンエデンを破壊した。…その後はさっき話した通りさ」
クォヴレー「………」
ゼオラ「ね、アラド。イルイは今どこにいるの?」
アラド「テスラ・ライヒ研究所に預けてきた。あそこはαナンバーズとも関係が深いし…事情もわかってくれたから」
ゼオラ「そう…」
アラド「で、おれはその後αナンバーズと合流して、宇宙へ上がってきたってわけさ」
〔アークエンジェルの警報〕
ゼオラ「敵襲警報!?」
アラド「こうしちゃいられねえ! おれ、行ってくるぜ!!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「ディーンの火」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
サイ「星間連合、接近中です!」
マリュー「総員、第一戦闘配備! 各機に出撃指示を!」
ミリアリア「了解! 機動部隊各機は発進して下さい!」
〈出撃準備〉
凱「オービットベースまで後少しだという時に敵に遭遇するとは…」
豹馬「だがよ、相手は星間連合だって言うじゃねえか。見逃すわけにはいかねえぜ」
エマ「どうやら北米部隊に敗北して、月に帰還する所に鉢合わせたみたいね」
忍「ハッ、奴らにとっちゃ最悪の事態だろうぜ」
ジュドー「ファさん、ヒイロ達やクォヴレー、ゼオラは?」
ファ「まだ謹慎中よ。今回は出撃できないわ」
〔味方ユニット出現〕
甲児「おせえぞ、アラド! 何やってたんだ!?」
アラド「すんません! ちょっと野暮用で!」
ムウ「飯を食った分、ちゃんと働けよ」
アラド(あ、あら? バレてた?)
イサム「それと、謹慎食らったヒイロ達の分もな」
アラド「了解ッス」
〔敵ユニット出現〕
ワルキメデス「ぬうう…! こんな所でαナンバーズと遭遇するとは…!」
ダンゲル「いい機会だ、アニキ! 地球で奴らにやられた借りを返してやろうぜ!」
デスガイヤー「ここで何の手柄も無しに月に帰還すれば、先に帰ったシャピロを増長させるだけだ!」「奴らを叩き、あの若造に俺の力を見せてやるわ!」
雅人「あいつら、やる気みたいだよ!」
忍「たりめーだ! 遊びに来たわけじゃねえだろう!」
沙羅「北米で戦ったムゲの将軍もいるみたいだね」
忍「チッ、地球で散々な目に遭わせてやったのに懲りねえ奴だぜ!」
亮「気をつけろよ、忍。奴は俺達に負けたことを相当根に持っているぞ」
豹馬「やいやい、ダンゲル! ここで会ったが百年目って奴だ!」
ダンゲル「貴様こそ、毎度毎度同じような台詞を吐きおって…! 今度こそ決着をつけてやるぞ!」
ジュドー「キラ、気をつけろよ! 奴らの機体は見かけ以上にパワーがあるからな!」
キラ「う、うん!」
プル「ねえ忍、いつものやってよ! 元気出るから!」
忍「ああ! 覚悟しやがれ、星間連合!!」「やってやるぜっ!!」
<戦闘開始>

<1EP>

ヒルデ「始まったみたいね…」
デュオ「ああ。でも、あいつらなら大丈夫だろ」
クォヴレー(この空気…何だ? 嫌な予感がする…)(もしや、奴らが現れるのか…?)
ヒルデ「どうしたの、クォヴレー?」
クォヴレー「…何でもない」
デュオ「………」

<ワルキメデス撃破>
ワルキメデス「やはり、一度月に戻って態勢を立て直すしかないか!」
〔敵ユニット離脱〕
豹馬「ヘッ、おととい来やがれってんだ!」

<ダンゲル撃破>
ダンゲル「くそぉ、アニキ! もっと強いマグマ獣を用意してくれ!」
〔敵ユニット撃破〕
十三 あいつ、脱出カプセルで逃げよったで!」
大作「往生際の悪か奴ばい!」

<デスガイヤー撃破>
デスガイヤーおのれ、ダンクーガ! おのれ、地球人め!!」「この屈辱…決して忘れん! いつの日にか、必ず貴様らをこの手で叩き潰してくれる!!」
〔敵ユニット離脱〕
忍 ヘッ、ざまあねえな! デスガイヤー!

<ワルキメデス&ダンゲル&デスガイヤー撃破or6PP・第3軍増援1出現>
〔第3軍ユニット出現〕
※※6PPの場合、セリフ追加※※
ワルキメデス「何!? 帝国監察軍の奴らだと!?」
スペクトラ「………」
ワルキメデス「ええい、退け! 退くのだ!!」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※

スペクトラ「…やれ」
〔マップ上に爆発〕
〔敵ユニット撃破〕

ジュドー「あ、あいつら!」
豹馬「帝国監察軍かよ!」
カミーユ「いつもの偵察部隊じゃない…!」
マリュー「状況をオービットベースへ報告! 各機は敵の迎撃を! それから、ヒイロ達を出撃させて!」
ナタル「了解です、艦長!」
スペクトラ(標的は…どこだ?)
アラド「バルマーだかダルマだか知らねえが! 相手になってやるぜ!」

<スペクトラと戦闘or敵8小隊以下or7PP・味方援軍1&第3軍増援2出現>
スペクトラ(フフフ…やるわね、αナンバーズ)(キャリコ…アインは出撃していないようよ)
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

アークエンジェル自習室
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ゼオラ「ううっ!」
クォヴレー「………」
ゼオラ「大丈夫、クォヴレー!?」
クォヴレー(この感じは…?)
〔精神感応音〕
クォヴレー「!!」
ゼオラ「ど、どうしたの!?」
クォヴレー「俺の敵が来た…!? そうなのか…!?」
ゼオラ「え!?」
クォヴレー「俺は行く…!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕
〔扉の開閉音〕

ゼオラ「クォヴレー!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップから継続〕
〔第3軍ユニット出現〕

洸「ま、まだ出てくるのか!」
キャリコ「………」
カミーユ「あの黒い機体…クォヴレーを襲った奴だ!」
キャリコ「フフフ…どこに隠れている、アイン?」
〔味方ユニット出現〕
ジュドー「クォヴレー!」
キャリコ「現れたか」
クォヴレー「………」
キャリコ「俺の気配を感じ取ったか? それとも、お前の内なる存在がお前に教えたか?」
クォヴレー「答えろ。お前は何者だ?」
キャリコ「それはこちらの台詞だ」
クォヴレー「何?」
キャリコ「アイン…お前の中にいるのは、どちらだ?」
クォヴレー「……!」
〔クォヴレー、キャリコへ接近〕
キャリコ「…来たか、アイン」
クォヴレー「俺をその名で呼ぶな。不愉快だ」
キャリコ「ほう…まるで感情があるかのような言い方だな」
クォヴレー「感情…!?」
キャリコ「まあいい。お前にはここで消えてもらうぞ」
クォヴレー「俺には果たさなければならない任務が…知らなければならない事実がある!」「だから、死ねない!」
キャリコ「任務、か。それをお前に与えたのは…」「この俺なのだぞ」
クォヴレー「戯言を!」
キャリコ「事実だ」
クォヴレー「何…!? ならば、俺は…記憶を失う前の俺は…!?」
キャリコ「そういうことだ、アイン」
クォヴレー「!!」
〔味方ユニット出現〕
ゼオラ「クォヴレー!」
クォヴレー「!」
アラド「出てきたか、ゼオラ!」
〔アラド、クォヴレーへ隣接〕
〔ゼオラ、クォヴレーへ隣接〕

クォヴレー「!!」
〔クォヴレー&アラド&ゼオラ、後退〕
〔クォヴレーのいた地点に爆発〕

ゼオラ「あなた、何やってんのよ! 敵の的になるつもり!?」
クォヴレー「ゼオラ、俺は…」
ゼオラ「!?」
クォヴレー「俺は…奴らの一員だったらしい…!」
ゼオラ「ええっ!?」
アラド「な、何言ってんだ!?」
クォヴレー「俺は…帝国監察軍の人間だった…」
キャリコ「人間だと? 違うな」
クォヴレー「どういう意味だ!?」
キャリコ「お前はただの兵器…そう、この俺と同じくな」
クォヴレー「……!」
キャリコ「そして、我らの兵器としての役目を果たさなくなったお前に生きる意味はない」「欠陥を持つ兵器は俺の部隊には不要だ」
クォヴレー「!!」
アラド「誰が兵器だと!? ふざけんじゃねえ!!」
ゼオラ「そうよ! クォヴレーは人間…そして、私達の仲間よ!!」
〔アラド&ゼオラ&ヒイロ&デュオ、クォヴレーへ隣接〕
〔クォヴレーの周囲に爆発〕

クォヴレー「お、お前達…!」
ヒイロ「………」
デュオ「今の話を聞いて、お前をやらせるわけにはいかなくなっちまったんでな」
カトル「敵の情報が欲しいからじゃない…! 僕達は仲間として君を守ります!」
クォヴレー「カトル…!」
カトル「だから、生きて下さい! 自分自身の意思で!」
クォヴレー「生きる…? 自分の意思…!?」
キャリコ「フフフ…地球人という人種は報告されていた以上に愚かだな」
アラド「何っ!?」
キャリコ「我らの間にお前達のような感情は存在せん」「異なるアイデンティティを持つ者達の間にある関係、それは…」「支配するか、支配されるかだ」
アラド「寝言を言ってんじゃねえっ!!」
キャリコ「ならば、貴様から死ね」
〔キャリコの周囲に爆発〕
キャリコ「む…?」
〔味方ユニット出現〕
カトル「五飛! トロワ!」
五飛「………」
トロワ「………」
デュオ「ヘッ、いいタイミングで出てくるじゃねえか! そうまでして俺達の邪魔をしてえのかよ!」
カトル「五飛、トロワ! 今は僕達が争ってる場合じゃないんです!」「僕達が戦わなければならない相手を…守らなければならないものを見誤らないで下さい!」
五飛「そうだ…俺は誤っていた」
カトル「!」
五飛「連合にもザフトにも俺が求める正義はなかった」
デュオ「五飛…!」
五飛「ならば、俺は自分の正義を貫き通す。この俺自身の意思でな!」
〔トロワ&五飛、前進〕
カトル「五飛、トロワ!」
デュオ「お、お前ら!」
トロワ「…やはり、お前達と共に築き上げた平和を自らの手で突き崩すわけにはいかない」
ヒイロ「…そうか」
五飛「笑いたければ笑え、ヒイロ」
ヒイロ「そのつもりはない。交差していた道がまた一つになった。…ただそれだけのことだ」
デュオ(こいつ…初めからこうなるってわかっていやがったな?)
ヒイロ「行くぞ、お前達」
トロワ「了解した」
〔アラド&ゼオラ、クォヴレーと小隊統合〕
〔トロワ、ヒイロと小隊統合〕
〔五飛、デュオと小隊統合〕

キャリコ「フッ…お前達のその柔軟性はいずれ命取りになる。人間は正邪を併せ持つ存在だからな
クォヴレー「………」
キャリコ「アイン…以前のお前はそのことを認識していたのだがな」
クォヴレー「俺は…俺はアインではない…!」
キャリコ「ほう…。では、何だ?」
クォヴレー「俺はクォヴレー・ゴードン! αナンバーズの兵士だ!」

<キャリコHP50%以下or敵6小隊以下orクォヴレーHP30%以下or第3軍増援1出現の2ターン後PP・味方援軍2出現>
〔キャリコ、精神コマンド「ド根性」使用〕
クォヴレー「!」
キャリコ「フフフ…第七艦隊を倒しただけのことはある」
アラド「な、何なんだ、あいつ!?」
クォヴレー「………」
キャリコ「アイン…お前の内なる存在を呼び出せ」
クォヴレー「!」
キャリコ「お前だけではそのミューテイションを使いこなすことは出来まい」
クォヴレー「俺の内なる存在…! それは一体何なのだ!?」
キャリコ「前にも言ったはずだ。俺達にとって最も忌むべき存在だと」
クォヴレー「それはお前にとっても…俺にとっても敵なのか!?」
キャリコ「………」「…そうだ」
クォヴレー「な…に!?」
???(ヴィレッタ)「…その男の言葉に惑わされてはいけない」
クォヴレー「!!」
〔味方ユニット出現〕
ゼオラ「R-GUNパワード!?」
アラド「もしかして、ヴィレッタ大尉!?」
クォヴレー「ヴィ…レッタ…?」
スペクトラ「ヴェート…! やはり、現れたか」
ヴィレッタ「ええ…お前達を倒すためにね」
キャリコ「………」
スペクトラ「キャリコ、あの女と今のアインを接触させるわけにはいかない」
キャリコ「わかっている…」
〔キャリコ、気力上昇〕
キャリコ「消えろ、アイン。同胞と共に!」
〔クォヴレーに爆発〕
アラド「うあああっ!!」
ゼオラ「きゃあああっ!!」
クォヴレー「ぐ、ううう…!!」
ヴィレッタ「アラド! ゼオラ!」
キャリコ「動くな、ヴェート。他の者もな」
ヴィレッタ「!」
キャリコ「狙いはもうついている。あと一撃で奴らは死ぬ」
ヴィレッタ「…何が言いたい?」
キャリコ「俺はアインを始末できればいい。だから…手を出すな。出せば、お前の同胞達も死ぬ」
ヴィレッタ「……!」
デュオ「だから、黙って見てろってのか!」
キャリコ「フッ…愚かな」
〔クォヴレーに爆発〕
ゼオラ「あうううっ!!」
アラド「く、くっそぉ…! ピンポイントで撃ってきやがる…!」
クォヴレー「ア、アラド…ゼオラ…!」
キャリコ「フフフ…お前達の動きより、俺の射撃の方が速いようだな」
ヴィレッタ「お前は…!」
キャリコ「選べ、ヴェート。アインを取るか…その同胞を取るか」
ヴィレッタ「どのみち、三人とも殺すつもりでしょう!?」
キャリコ「信じるか信じないかは…お前次第だ」
ヴィレッタ「くっ…!」
キャリコ「さあ、どうする?」
ジュドー「ヤ、ヤバイぞ! あれじゃクォヴレー達が!!」
クォヴレー「う、ううっ…!」
ゼオラ「き、機体が…!」
ヴィレッタ「手は一つしかない…! 私があの男の動きを止める!」
???(レーツェル)「…その役目は我々に任せてもらおう」
ヴィレッタ「!」
〔味方ユニット出現〕
アラド「あ、あれは!?」
レーツェル「行くぞ、トロンベ! そして、我が友よ!」
ゼンガー「承知ッ!!」
〔レーツェル、キャリコへ隣接〕
キャリコ「!」
レーツェル「まずはそちらの動きを止めさせていただく!」
〔ビームの発射音〕
〔キャリコに爆発〕

キャリコ「ぐっ!」
レーツェル「まだだ!」
〔ビームの発射音〕
〔キャリコに爆発〕

キャリコ「貴様…!」
レーツェル「友よ、後は任せるぞ!」
ゼンガー「応ッ!!」
[イベント戦闘「ゼンガーvsキャリコ」]
アラド「あ、あれは…!?」
レーツェル「久しぶりだな、αナンバーズの諸君」
ジュドー「レ、レーツェルさん!?」
甲児「相変わらずおいしいタイミングで出てくるぜ!」
忍「誰だ、ありゃ?」
カミーユ「レーツェル・ファインシュメッカー…封印戦争の時、俺達に協力してくれた人だ」
アラド「も、もう一人は誰なんスか!?」
ゼンガー「我が名はゼンガー…ゼンガー・ゾンボルト」
鉄也「ゼンガーだと!?」
イサム「お、おいおいおい! ゼンガー・ゾンボルトって…!」
甲児「未来世界で俺達と戦ったアンセスターの…!!」
ゼンガー「………」
忍「それが何で今の時代にいやがるんだ!?」
鉄也「あの男はアースクレイドルで人工冬眠中のはず…」
雅人「もしかして、歴史が変わっちゃったせいで!?」
ガルド「俺達が今いる時代とあの未来世界は時の流れを違えている…」「だから、何らかの要因であの男が人工冬眠から目覚めたという可能性は充分あり得るな」
ゼンガー「………」
レーツェル「…ヴィレッタ大尉、やはり君の言う通りだったな」
ヴィレッタ「ええ、彼らは知っているわ。ゼンガー・ゾンボルトという男を」
ゼンガー「だが…それは俺であって、俺でない」
レーツェル「…ああ。彼らもそのことを理解してくれるはずだ」
キャリコ「フン、とんだ邪魔が入ったな。だが…!」
〔キャリコ、クォヴレーへ隣接〕
〔クォヴレーに爆発〕

クォヴレー「ぐああっ!!」
ゼオラ「クォヴレー!!」
レーツェル「あの男、まだ動けるのか!?」
キャリコ「アイン…お前だけは消す。我々の存在意義のためにな」
クォヴレー「存在…意義…!?」
キャリコ「そうだ…お前の内なる存在と共に消滅しろ」
クォヴレー「な、何度も言わせるな…! 真実を知るまで…俺は…!」「俺は死なん!!」
〔精神感応音〕
クォヴレー「!?」
???「…ディーンの火…」
クォヴレー「こ、この声は!?」
???「ディーンの火を…使え…」
クォヴレー「ディーンの火!? 何だ、それは!?」
???「…ベルグバウの真なる力…そして、お前の力…」
クォヴレー「俺の…力…!?」
キャリコ「む…!? もしや…!」
ヴィレッタ「………」
クォヴレー「俺の力……そう…俺の力だ…」
ヴィレッタ「ま、まさか…!?」
キャリコ「あの男が現れたか…!」
クォヴレー「コード入力…テトラクテュス・グラマトン…」「ディーン・レヴ…アキシオン・バスター、起動…」「さあ、ベルグバウよ…お前の力を…俺に示せ」
〔クォヴレー、気力上昇〕
[イベント戦闘「クォヴレーvsキャリコ」]
〔キャリコに爆発〕
キャリコ「く…うっ!!」
アラド「な、何だ、今のは!?」
クォヴレー「アキシオン・バスター…」
ヴィレッタ「!!」
アラド「ヘ、ヘッキシオン!?」
クォヴレー「アキシオン・バスターだ。それは…ベルグバウの新たな力…」
アラド「お、おい、クォヴレー…お前、何か様子が変だぞ!?」
ゼオラ「あの時と…同じだわ!」
ヴィレッタ(ま、まさか! まさか、あの少年は…?)
クォヴレー「………」
ヴィレッタ(いや、そんなことはあり得ない…。彼はあの時に…!)
クォヴレー「………」
キャリコ「フ、フフフ…待っていたぞ。お前が現れるのをな」
クォヴレー「キャリコ・マクレディ…お前に俺が倒せるか?」
キャリコ「良かろう…仕切直しだ」
〔キャリコ、精神コマンド「根性」使用〕
〔ヴィレッタ、クォヴレーへ隣接〕

ヴィレッタ「お前は…!?」
クォヴレー「………」
キャリコ「行くぞ、アインの内なる存在よ」
クォヴレー「………」
〔クォヴレー、ゼオラから小隊離脱〕
〔クォヴレー、ヴィレッタと小隊統合〕

クォヴレー「…来るがいい、我が写し身よ」

<クォヴレーvsキャリコ>
キャリコ「アイン…今のお前では俺に勝てんぞ」
クォヴレー「……!」

<クォヴレーvsスペクトラ>
スペクトラ「アイン…キャリコに代わって相手をしてあげるわ」
クォヴレー「この女も俺の過去を知っている…!」

<アラドvsキャリコ>
キャリコ「アインの同胞か…」
アラド「俺の目が白い内はクォヴレーをやらせはしねえ!」
ゼオラ「アラド! 『白』じゃなくて『黒』でしょ!」
アラド「この際、どっちでもいい! 行くぜ!!」

<アラドvsスペクトラ>
アラド「こいつ、おれを狙っていやがるのか!?」
スペクトラ「残念だが…違うな」

<カミーユvsスペクトラ>
カミーユ「これ以上、お前達の好き勝手にはやらせない!」

<ジュドーvsスペクトラ>
ジュドー「何だ、こいつ…? どこかで会ったことがあるような…」

<ヒイロvsスペクトラ>
ヒイロ「バルマーの戦闘指揮官か…」

<デュオvsスペクトラ>
デュオ「こいつもクォヴレー狙いなのか!?」

<キラvsスペクトラ>
キラ「これ以上、オービットベースに近づけさせるものか!」

<マリューvsスペクトラ>
マリュー「照準、前方敵隊長機! データを取るのも忘れないで!」

<甲児vsスペクトラ>
甲児「星間連合の連中と同じ目に遭わせてやるぜ!!」
スペクトラ「フッ…お前にそれが出来るのか?」

<鉄矢vsスペクトラ>
鉄矢「星間連合軍が退く程の奴らの戦力…油断はできないな…!」

<竜馬vsスペクトラ>
竜馬「ゲッタードラゴンの力、受けてみろ! 帝国監察軍!」

<洸vsスペクトラ>
洸「なんだ、こいつ? 何か他の奴らとは違う…!」

<豹馬vsスペクトラ>
豹馬「てめえもダンゲルみてえに尻尾を巻いて帰りやがれ!」

<忍vsスペクトラ>
忍「悪いことは言わねえ! さっさと俺達の前から消えた方が身のためだぜ!」
スペクトラ「それはこちらの台詞だ」

<イサムvsスペクトラ>
イサム「見慣れねえ機体だな。奴らの新型か!?」

<凱vsスペクトラ>
凱「平和を乱すお前ら帝国監察軍を俺は許さない!」

<鋼鉄ジーグvsスペクトラ>
鋼鉄ジーグ「来い、帝国監察軍! この鋼鉄ジーグが相手になってやる!」

<ヴィレッタvsキャリコ>
キャリコ「ヴェート…アイン同様、お前の存在も我々にとって目障りだ」
ヴィレッタ「それはこちらの台詞よ!」

<ヴィレッタvsスペクトラ>
スペクトラ「ヴィレッタ・バディム! お前だけは何としても!」
ヴィレッタ「この女…!」

<ゼンガーvsキャリコ>
キャリコ「我々の邪魔をするならば誰であろうと排除する」
ゼンガー「ならば、我が斬艦刀で真っ向から叩き斬るのみ!」

<ゼンガーvsスペクトラ>
ゼンガー「帝国監察軍の者よ! いざ尋常に勝負!!」
スペクトラ「これ程の気迫と闘志を持つとは…。ただ者ではないな、この男」

<スペクトラ撃破>
スペクトラ「…なかなかやるわね。キャリコ、先に戻るわ」
〔第3軍ユニット離脱〕
※※味方援軍2出現後の場合、セリフ追加※※
ヴィレッタ(あの女は…!)


<キャリコ撃破・勝利条件達成>
キャリコ「チ…! あれがミューテイションの真の力か」
クォヴレー「………」
キャリコ「覚えておけ。俺はオリジネイターを抹消し…その機体を手に入れる」
クォヴレー「………」
〔危険信号〕
キャリコ「む、これは…? 任務変更だと…?」「…了解。帰還する」
〔第3軍ユニット離脱〕
キラ「敵が退いていく…」
ムウ「追跡は無理だな。こちらもかなり消耗しちまってる」
ナタル「敵の反応は?」
トール「今の所、ありません!」
ナタル「そうか…」
クォヴレー「う、うう…!」
ゼオラ「クォヴレー…!」
クォヴレー「ゼ、ゼオラ…俺は…俺はいったい…?」「俺は…いったい何をしていたんだ…!?」
ゼオラ「あ、あなた…」
ヴィレッタ(あの少年、記憶を失っているのか…!?)
アラド「す…すげえな、クォヴレー。さっきのヘッキシオン何とかって奴」
クォヴレー「?」
アラド「そのベルグバウってのが胸から撃ったビームのことだけど…」
クォヴレー「胸から…?」「ディーン・レヴ…? アキシオン・バスター…? これは…」
アラド「い!? 覚えてねえの!?」
クォヴレー「………」
ゼオラ「………」
ヴィレッタ「…あなた、名前は?」
クォヴレー「!」
ヴィレッタ「私はヴィレッタ・バディム…あなたの名前を聞かせてもらえるかしら?」
クォヴレー「………」「俺はクォヴレー…クォヴレー・ゴードンだ」
ヴィレッタ「そう…」
クォヴレー(何だ、この感じは…? 俺は…彼女を知っているのか…?)
ヴィレッタ「では、また会いましょう…クォヴレー」
アラド「え!? 行っちまうんスか!?」
ヴィレッタ「ええ。私には別の任務がある」
ゼオラ「任務…?」
ヴィレッタ「イルイがテスラ研から姿を消した。私は彼女を捜さなくてはならない」
ゼオラ「!!」
アラド「イ、イルイが!?」
ゼオラ「そ、そんな!!」
アラド「こ、こうしちゃいられねえ! おれもテスラ研へ行きます!」
レーツェル「アラド、彼女のことは我々に任せたまえ」
アラド「で、でも!」
レーツェル「君達には果たさねばならぬ任務があるはずだ」
アラド「任務…」
ゼオラ「αナンバーズの一員として戦うことですか」
レーツェル「そうだ」
ヴィレッタ「彼女は私が責任を持って捜す。あなた達は自分の任務に専念しなさい」
アラド「だけど…」
ゼオラ「アラド…」
アラド「わ、わかりました。イルイのこと、お願いします」
ヴィレッタ「ええ」
レーツェル「では、諸君…また会おう」
ゼンガー「さらばだ」
〔味方ユニット離脱〕
鋼鉄ジーグ「行っちまったぜ…」
クォヴレー「………」(俺は…ゼ・バルマリィ帝国軍の兵士だった)(その事実が判明した以上…記憶がないとは言え、もうαナンバーズにはいられないな)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

衛星軌道上 オービットベース

アークエンジェル 格納庫
ジュドー「戻ってきたんだな、五飛、トロワ」
五飛「俺は自分の答えを探し、ここにたどり着いたまでだ」
ビーチャ「でもよ、お前…ザフトにも連邦にも正義はないって言ってたじゃないかよ」
イーノ「αナンバーズって地球連邦軍の管轄下にあるんだけど」
五飛「今はな…。だが、時が来れば、お前達ならその粋さえも振り切って戦うだろう」「己の信じるもののために」
ヒルデ「それって、私達が地球連邦軍から抜けるってこと?」
デュオ「嫌な予言をしてくれるぜ」
ヒイロ「いいだろう。それがお前のたどり着いた答えなら…」
カトル「僕は君達が必ず戻ってきてくれると思っていました」
トロワ「色々と回り道をしてしまった。…すまなかったな」
カトル「いえ…」
デュオ「さて、次はあいつの問題だな」

オービットベース メインオーダールーム
ブライト「クォヴレー…お前が帝国監察軍の人間だったとはな」
クォヴレー「その記憶はありません。ですが、あのキャリコという男によれば、そうだと…」
ブライト(任務内容はロンド・ベル隊の内情調査か…?)
大河「連邦軍にある君に関するデータは偽造された物だったということか」
クォヴレー「…おそらく」
大河「過去の記憶を失った点について、キャリコという男はどう認識していたのかね?」
クォヴレー「ベルグバウのことも含め、予想外のことだったようです」「そして…キャリコは記憶を失った自分を欠陥品と呼び、処分しようとしました」
ブライト「…その件に関しては他の者からも報告を受けている」
クォヴレー「………」
大河「昔の記憶が戻らない以上、これ以上の詮索は無意味だが…問題は君の処遇についてだ」
クォヴレー「拘留…あるいは処刑ですか」
大河「いや…。君の場合、利敵行為に当たる行動は一切見られない。これは他のメンバーの証言でも明らかだ」「よって、君を処罰する理由は今のところない」
クォヴレー「しかし、自分はαナンバーズの敵…ゼ・バルマリィ帝国の人間です」
大河「今は…どうなのかね?」
クォヴレー「………」「αナンバーズのメンバーだと…自分では認識しています」
大河「ならば、それでいい」
クォヴレー「は…?」
大河「君をαナンバーズのメンバーとして認めると言っているのだよ」
クォヴレー「………」
大河「意外かね?」
クォヴレー「…記憶が戻れば、自分はαナンバーズの敵になるかも知れません」「現に今、自分がここにいることで敵に情報が漏れている可能性もあります」「それでも構わないと…?」
大河「君の身体に関しては、GGGの方でも調べさせてもらったが、特に問題はないと思われる」
クォヴレー(なら、あの声は何だというのだ…?)
大河「…君の記憶が戻り、敵対行動を見せた場合は然るべき処置を取らなければならないが…現時点では、君を敵と認識してはいない」「また、君のαナンバーズ所属に関しては、ゼオラ・シュバイツァー曹長やアラド・バランガ曹長以下…」「多くの者達から嘆願書が出ている」
クォヴレー「ゼオラやアラド達が…俺を…?」
大河「…彼らは君を仲間として認めている。後は君の判断次第だ」
クォヴレー「………」
ブライト「…お前の本音を聞かせろ、少尉」
クォヴレー「………」「自分は…αナンバーズへの所属を希望します」
大河「了解した。では、以上だ。行きたまえ」
クォヴレー「…はっ」
〔扉の開閉音〕
ブライト「…よろしいのですか、長官?」
大河「確かに、問題は多い…」
麗雄「こちらで調べた結果、彼は遺伝子操作を受けて生まれてきた人間だということが判明しておる」
ブライト「…やはり」
麗雄「そして、あのベルグバウというロボット…バルマー戦役中に確認されたエアロゲイターの機体と特徴が似ている」
ブライト「アストラナガン…ですね」
麗雄「うむ。もっとも、その機体とベルグバウの関係は今の所不明だがな」
ブライト「………」
麗雄「記録によれば、アストラナガンの搭乗者…イングラム・プリスケン少佐はバルマー戦役の最後の決戦で…」「SDF艦隊側につき、エアロゲイターと戦ったそうだが…」
ブライト「ええ。彼とアストラナガンはその後、消息不明となりました」
麗雄「大佐は彼が死んだと思うかね?」
ブライト「…おそらく」
麗雄「………」
大河「それ以外にもクォヴレーが正規の手順を踏み、君の部隊へ配属されてきたという点が気になる」
ブライト「ええ。その事実は今回の帝国監察軍の手の者が連邦軍内部に入り込んでいることを示唆しています」
大河「彼らが何を目的としてクォヴレーを我々側へ送り込んできたか…」「その事実が判明するまで、彼を手の届く範囲内に置いておくべきだと思っている」
ブライト「………」
大河「それにな、私は彼を信じてみたいのだ。自らの意思でαナンバーズと共に戦うことを選んだ彼を……」
〔扉の開閉音〕
イサム「…イサム・ダイソン中尉であります」
ガルド「ガルド・ゴア・ボーマンです」
ブライト「来たか、二人共」
イサム「大佐、メガロード船団へ救援を派遣できない理由を聞かせて下さい」
ブライト「お前達も知っての通りだ。星間連合、地底帝国、ザフト、帝国監察軍、原種…。現在の地球圏は混乱の只中にある」「誠に遺憾だが、現状の連邦軍に外宇宙へ援軍を派遣する余裕はない」
イサム「だからと言って、メガロードを見捨てる気ですか!?」
大河「すまない…。政府に代わって私が謝ろう…」
イサム「くそっ…! こうなったら議会に殴りこんで援軍を手配させてやる!」
ガルド「やめろ、イサム…。無理なものは何を言っても無理だ」
イサム「だったら、俺達だけでも戻るぜ! フォッカー少佐や輝達を見捨てられるか!」
大河「………」
イサム「長官さんよ、すぐにフォールドブースターを2つ用意してくれ!」
麗雄「残念ながら…君達がメガロードへ再合流することはかなり難しいだろう」
イサム「どういうこった!?」
麗雄「君達の報告では、超長距離のフォールドを敢行したと言うことになっていたが…」「君達が地球にたどり着けたのははっきり言って奇跡だ」
イサム「奇跡ぃ!?」
麗雄「メガロード船団の現在位置から一度のフォールドで地球にたどり着くのは不可能に近い」「超空間航法と言えど、星々の位置関係や空間の安定度など様々な要因の影響を受けるからな」
ガルド「………」
麗雄「君達の成功は奇跡…。言い方を変えれば、信じられないような偶然の結果だ」「残念ながら、フォールド可能な艦でもメガロードと再合流することは難しいだろう」「何しろ宇宙は今、非常に不安定なのでな…」
ブライト「どういうことです?」
麗雄「詳しい状況は調査中だが、宇宙の様々な場所で奇妙な歪みや重なりが確認されている…」「イサム君達のフォールドが成功したのは、この現象が良い方向に作用したと見て間違いないだろう」
ガルド「偶然は二度は続かない、か…」
大河「君達の報告してくれた敵については、こちらでも分析を行う」「だが、現在の地球は目の前の危機に全力で立ち向かわねばならない状況なのだ」
イサム「………」
ブライト「…イサム・ダイソン中尉、並びにガルド・ゴア・ボーマン。お前達にも正式にαナンバーズへ編入されることになった」
イサム「ハッ、こいつぁいい! 行き場をなくした俺達を拾ってやる代わりにαナンバーズで働けって言うんですか?」
ガルド「イサム…口を慎め」
イサム「うるせえ! 俺達は逃げるために地球圏へ帰ってきたんじゃねえんだ!」
麗雄「だが、αナンバーズにいれば外宇宙へ戻れる確率が上がるぞ」
イサム「何!? 本当かよ!?」
ブライト「ああ。来るべき日のための準備が進められている。今は無理だが、いずれは…」
イサム「……… 」
ガルド「…決まりだな」
イサム「あ、ああ…」
大河「では、ダイソン中尉…」
イサム「了解です。名前が違うとは言え、αナンバーズは古巣みてえなもんだし…」「その来るべき日ってのに備えて、厄介になることにしますよ」
大河「うむ…頼むぞ」
ブライト「では、長官…アークエンジェルについては?」
大河「このままアークエンジェルをアラスカ本部に向かわせれば、『彼ら』に戦力を与えることになる…」
麗雄「今は対異星人戦を理由に、彼らを我々の保護下に置いておくしか最悪の事態を回避する方法はないな」
ブライト「わかりました」(頼むぞ、アムロ。少しでも『彼ら』の影をつかんでくれ…)

オービットベース ブリーフィングルーム
〔ざわめき〕
ムウ「お、集まってるな」
ジュドー「あれ? フラガ大尉、どうしてここに?」
ビーチャ「アークエンジェルはここから単独でアラスカの連邦軍本部へ向かうんじゃなかったんですか?」
ムウ「そう連れないこと言うなよ。俺も今日からは正式にお仲間なんだから」
エル「じゃあ、大尉もαナンバーズ配属になったんだ?」
デュオ「へえ、こいつぁ心強いな。よろしく頼むぜ、エンデュミオンの鷹さんよ」
ムウ「まあ、待てって。配属になったのは俺だけじゃないんだ」
〔扉の開閉音〕
キラ「………」
カミーユ「キラ…」
鉄也「まさか、あいつ…このまま軍に所属する気か?」
〔扉の開閉音〕
サイ「…失礼します」
フレイ「…ブリーフィングの場所、ここでいいんですよね…?」
ファ「え? あなた達も軍に残る気?」
トール「まあね」
サイ「世界は依然として戦争のまま…。こう言ってフレイは軍に志願したからな」
エマ「でも、あなた達まで…」
サイ「フレイだけを軍においていくことなんて出来ませんからね」
トール「それに、アークエンジェルも人手不足だし。出来ることをやらないと」
ミリアリア「って、トールが言うから私も」
カズイ「みんな残るってのに俺だけじゃな…」
カトル「もしかして、キラ君も同じ理由で?」
キラ「うん…」
ムウ「後悔しないな?」
キラ「わかりません…。でも、今は僕に出来ることをやりたいと思っています」
ムウ「…そうか。なら、頑張れよ、坊主」
〔扉の開閉音〕
大河「揃っているな、諸君。これより、新たな作戦について説明を行う」
鉄也「その作戦とは…?」
大河「対帝国監察軍殲滅作戦…名づけて、『オペレーション・ハルパー』!」
竜馬「オペレーション・ハルパー…」
弁慶「ハルパーって何だ?」
亮「ギリシア神話で、メデューサ退治に使われた鎌の名前だ」
隼人「鏡の盾で身を守り、青銅の鎌で首を刈る作戦…ということか」
麗雄「現在、帝国監察軍の艦隊はアステロイドベルトのゲート付近に駐留している」「今までに幾度も偵察部隊や機動部隊を地球圏へ送り込んで来ているが、本隊自体に動きは見られん」
宙「だけど、あんな奴らが太陽系内にいるんじゃ気になってしょうがねえぜ」
カミーユ「ああ…ゲートの存在も含めてな」
凱「あの中から奴らの援軍が続々と出てきたら、大変なことになる…」
鉄也「だから、奴らを叩いてから地球圏の敵に攻勢を仕掛けるというわけか」
大河「うむ。我々はイカロス基地を足がかりにし、帝国監察軍艦隊の殲滅を第一任務とする」
ブライト「ラー・カイラムとアークエンジェルは明日、イカロス基地へ出発する。各員直ちに準備を行ってくれ」
カミーユ「了解です」
ブライト「では、以上だ」
クォヴレー「………」(オペレーション・ハルパー…。帝国監察軍と戦うことになるとはな)(だが…今の俺にとって、奴らは間違いなく敵だ)
ゼオラ「クォヴレー…」
クォヴレー「…ゼオラ」
ゼオラ「あなたがαナンバーズに残る決意をしてくれて良かったわ」
アラド「そうそう。おれ達、結構いいトリオになると思うぜ」
クォヴレー「………」「…俺は帝国監察軍の…敵側の人間だ。それでもいいのか?」
アラド「実はさ、おれとゼオラも最初はαナンバーズの敵だったんだ」
クォヴレー「……!」
ゼオラ「それで色々あって…今は自分の意志でここにいるの」
クォヴレー(彼らも…そうだったのか)
アラド「お前の過去がどうだろうと、少なくともおれは気にしねえ。お前がおれ達を仲間だと思ってくれるんならな」
クォヴレー「仲間、か…」「俺が記憶を取り戻した時、お前達のことをそう認識できるかどうかはわからない」
アラド「そん時はそん時。記憶が戻っても、今のクォヴレーのままでいられるかも知れないしさ」
クォヴレー「…楽観的だな、お前は」
アラド「ヘヘッ、それが信条だからね」
ゼオラ「とにかく…これからもよろしくね、クォヴレー」
クォヴレー「ああ…」(…不思議な気分だ…。温かい…安心感…)(これが…仲間というものなのか…?)
ゼオラ「どうしたの?」
クォヴレー「…俺のために嘆願書を出してくれたそうだな」
ゼオラ「うん…アークエンジェルに乗っていた人達でね」
クォヴレー「礼を言う。…ありがとう」
アラド「クォヴレー…お前、そんな顔もするんだな」
ゼオラ「当たり前でしょ、人間だもの」
アラド「そりゃそうだ」
クォヴレー「………」(そう…俺は人間だ。少なくともαナンバーズでは………)
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔敵ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕

ルリア「アルマナ様、バラン様…あの機体がエペソ士師の迎えのようです」
アルマナ「これで…一安心ですね」
ルリア「ひとまずは。しかし、ここはすでに敵地です。くれぐれも油断なさらぬよう」
アルマナ「ええ…。でも…何故、転移ポイントが外れてしまったのでしょうか?」
ルリア「おそらくはクロスゲートの影響かと」
バラン「シヴァーめ…ゲートの解析に成功したとぬかしておきながら、このザマとは」
アルマナ「やはりあの『門』は私達にとっても災いなのでは…?」
バラン「ご安心めされい。このバラン・ドバンがお側にいる限り…」「どのような敵が現れようと姫様には指一本触れさせませんぞ」
アルマナ「ありがとう、バラン。その力、頼りにさせてもらいます」
バラン「ははっ」
ルリア「姫様のご安全の確保は陛下のご命令であり、全臣民の願いであります」「故にこのルリア・カイツ…命に代えても姫様をお守り致します」
アルマナ「お願いします、ルリア」
〔キャリコ&スペクトラ、バランへ接近〕
キャリコ「…辺境銀河方面監察軍第1艦隊ゴラー・ゴレム隊隊長、キャリコ・マクレディ…」「エペソ士師の命令により、参上した」
バラン「霊帝近衛軍将軍、バラン・ドバンである。出迎えご苦労」
ルリア「早速、姫様をヘルモーズ・エハッドへ」
キャリコ「了解」
アルマナ「………」(ここが太陽系…。あの地球という星があるのですね…)
【戦闘マップ3終了】


● No12C「ディーンの火」 へ戻る

● No13「もう一度、自らの足で」 へ進む


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