No.15
遥かなる凱歌
サブタイトル
「遥かなる凱歌」
【戦闘マップ１開始】
パリアッチョ「機界最強７原種…共同作戦…成功の確率９９．９７％…。不確定要素ゼロ…」
戒道「Ｊ…奴らはオービットベースに侵入した」
Ｊ「私とアルマは奴らを追う。ここは任せるぞ！」
トモロ「了解」
猿頭寺「原種は、その身体を人間サイズまで小型化させています！ その数…７体！」
牛山「そんな…オービットベースのプロテクトシェードをかいくぐって侵入するなんて…！」
火麻「驚いてる場合じゃねえ！ 長官、俺は迎撃部隊の指揮を執る！」
大河「現場は任せるぞ、火麻参謀！」
雷牙「αナンバーズのいない隙を突いて複数の原種が現れるとは…！」
麗雄「救援の要請はしたが、彼らの期間までは数日を要する…」「何としてもここは僕達だけで奴らを撃退せねばならん！」
〔ＧＧＧの警報〕
スワン「新たな重力震を感知！ この近くで超空間が開かれマス！」
大河「またも原種か！？」
〔ゲート解放〕
〔味方戦艦表出〕
スワン「あ…あれは！？」
大河「αナンバーズだと！？」
麗雄「馬鹿な！ フォーストブースターを使わず、こんな短時間で帰還するなど！」
カズミ「座標軸確認！ 間違いありません！ ここは地球衛星軌道上です！」
ミサト「しかも、オービットベースにドンピシャ…！」（やはり、私達はゲートによって意図的にここへ運ばれた！？）
凱「ブライト艦長、急ぎましょう！ 護は原種の存在をオービットベースから感じています！」
ブライト「ラー・カイラム、アークエンジェル、最大戦速！」「これより我々は白兵戦で原種を撃退する！！」
【戦闘マップ１終了】
【シナリオデモ開始】
腕原種「７体か…」
耳原種「充分だ、支障などない…」
爪原種「だが、地球連邦軍と奴に手間取ったおかげでαナンバーズの帰還を許した」
腕原種「案ずることはない。充分すぎる程の余裕がこちらにはある」「それに奴らが揃ったならこちらにとっても手間がはぶける」
瞳原種「では、目的の再確認を…」
爪原種「第一…ＧＧＧと呼ばれる組織の宇宙基地の占拠…」
肋骨原種「第二…カインの遺産、アベルの遺せし災いの完全抹消…」
肝臓原種「第三…αナンバーズの壊滅…」
腕原種「よし…」
爪原種「さあ…いよいよショーの始まりよ！」
オービットベース内
火麻参謀「総員攻撃準備！ 奴らは俺達が食い止めるぞ！」
連邦軍兵「了解！」
？？？（※肝臓原種）「無駄な真似をしてくれる…」
牛山「き、来ました！ 原種です！！」
火麻「ここからは一歩も進ませねえ！ 撃てーっ！！」
〔機関銃の銃声〕
肋骨原種「愚かな…」
〔吸引音〕
〔画面、点滅〕
火麻「な…こっちの撃った弾が消えた！？」
肋骨原種「私の能力は原子分解。あらゆる物質を微細なチリに変える」
牛山「そ、そうか！ その能力で自らを原子分解してオービットベースに侵入したのか！」
火麻「馬鹿言うな！ チリになった身体をどうやって元の状態に戻すんだよ！！」
肋骨原種「邪魔だ…」
〔吸引音〕
〔画面、点滅〕
火麻「くそっ！！ チリにされてたまるかよ！！」
〔機関銃の銃声〕
肋骨原種「ぐっ！！」
火麻「見たか、全弾命中だ！ 元ＩＤ５のシルバーピューマは伊達じゃねえんだ！」
牛山「その身体のサイズじゃこれだけの直撃は耐えられないはずだ！」
肝臓原種「それはどうかな？」
〔空間の歪む音〕
〔画面、点滅〕
牛山「傷ついた原種の身体が…元に戻っていく！」
肝臓原種「私の能力は再生復元。たとえ原子レベルに分解された物質であろうと再生出来る」
牛山「ということは！？」
火麻「不死身ってことかよ！」
肝臓原種「遊びは終わりだ…」
肋骨原種「消えてもらう…！」
〔吸引音〕
〔画面、点滅〕
火麻「後退だ！ 後退するぞ！」
牛山「し、しかし…！」
火麻「逃げるわけじゃねえ！ 後ろに回って全力で前進しろ！！」
オービットベース内
連邦軍兵「撃て！ 撃てーっ！！」
腕原種「…それが攻撃のつもりか！」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔画面、点滅〕
連邦軍兵「うわあーっ！！」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
腕原種「もろいものだな、人間というのは！」
瞳原種「先に進みましょう…」
？？？「そうはさせない！！」
〔空を切る音〕
腕原種「来たか、サイボーグ凱」
凱「貴様が原種か！？」
腕原種「その通りだ。この基地に侵入しやすいサイズになっているがな」
凱「俺達のいない隙に狙うとは汚い真似をしてくれる！」「だが、ここから先は一歩も進ませやしないぜ！！」
腕原種「出来るかな、お前に…」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔画面、点滅〕
凱「ぐわあっ！！」
腕原種「我が超指向性重力波の味はどうかね、サイボーグ凱」
凱「まだまだ…！」
腕原種「時間の無駄だ…消えてもらう！」
？？？（※Ｊ）「隙ありっ！」
〔音〕
〔画面、振動〕
〔画面、点滅〕
腕原種「何っ！？」
凱「お前は…」
Ｊ「ソルダートＪ！」
腕原種「やはり現れたか…ソルダート」
Ｊ「あの時と同じだ。三重連太陽系の最後の攻防戦…」「我々空の戦士がお前達原種に白兵戦を仕掛けたあの時と！」
腕原種「まさか、こんな銀河の果ての星で再会することになろうとはな」
Ｊ「私にとっては幸いだ。戦士としてのけじめ…今ここでつけさせてもらう！！」
〔高速移動の音〕
〔画面、振動〕
〔画面、点滅〕
腕原種「遅いわ！」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔画面、点滅〕
Ｊ「かわした！？ こちらの攻撃が見切られているのか！」
瞳原種「私の能力は遠距離探知と未来予測。いかに素早い動きでも先を読んでいればかわせる」
凱「だが、その読みを上回る攻撃ならば…！」
Ｊ「手助けなどいらん…そこで寝ていろ！」
凱「馬鹿を言え…！ 誰がお前の手助けなど…！」「ハイパァァァッモォォォドッ！」
腕原種「ほう…」
凱「これは俺の戦いだ！ お前とは関係ない！！」
Ｊ「勝手なことを！」
腕原種「ＪとＧ…そろって消去してくれる！」
オービットベース内 通路
護「急がなくちゃ！ 早くメインオーダールームへ行かなくちゃ！！」
？？？「そうはさせん…」
〔空間の歪む音〕
護「原種！」
腸原種「見つけたぞ、カインの造りし破壊マシン…」
護「そんな…こんな近くに来るまで感じられなかったなんて…！」
腸原種「私はマイクロブラックホールを自在に制御することが出来る」「重力の井戸の底に潜んでいればお前のセンサーにかからんというわけだ」
護「………」
腸原種「このままお前を吸収し、深い闇に閉ざせば…」「カインの造りし破壊マシンとてその力を発揮することは出来まい」
護「たとえ…僕が破壊マシンだとしても…！」
？？？（※戒道）「違う…君は破壊マシンじゃない」
護「え…？」
戒道「君は緑の星で生まれたカインの子。そして、破壊マシンとして赤の星のアベルに造られたもの…」「…それが僕だ…！」
護「戒道…」
腸原種「三重連太陽系の二つの惑星…ＧとＪ、緑の星と赤の星…」「機界昇華を終えてもまだ我らへ抵抗を続ける気か…」
護「二つの惑星…」
腸原種「忘れたとは言わさん。あらゆる生物、あらゆる機械が溶け合い緑の星は昇華された…」「だが、カインの子として生まれたラティオは持って生まれた能力によりゾンダーにならなかった」
護「ラティオ…」
戒道「そう…そしてラティオの能力を元にして造られたのが対機界昇華反物質サーキット…」「Ｇストーンだ」
腸原種「赤の星のアベル…Ｇストーンを研究し、Ｊジュエルを造った」「そして、ラティオをコピー、サイコキネシス能力を強化した生体兵器アルマを造った」「さらにサイボーグ戦士ソルダート師団を作り…」「宇宙戦艦ジェイアークと共に我らに対する最終兵器としたのだ」
護「………」
戒道「………」
腸原種「しかし、機界昇華を止めることは出来なかった…」「アベルの造りしアルマ…カインの子ラティオ…」「最後に残ったお前達二人を消去すれば我ら機界３１原種を脅かすエネルギーは絶える」
護「僕は…僕は…」「僕のお父さんは天海勇！ お母さんは天海愛！ 僕は…僕は…僕は…！」「僕は地球人の天海護だーっ！！」
腸原種「…消えろ、ラティオ！」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
〔画面、点滅〕
戒道「………」
護「戒道…」
戒道「ここは僕が食い止める。君は先に進め！」
護「でも…何か僕にも出来ることが…」
戒道「大丈夫だ、早く行け。これは僕の戦いだ」
護「戒道…わかった…」「でも、つらくなったらいつでも僕を呼んで…地球人の友達として」
戒道「わかった…」「ありがとう」
護「頑張ってね、戒道！」
〔走り去る足音〕
腸原種「アルマ…青い星で暮らす内に同族意識を持ったようだな」
戒道「違う…僕は破壊マシン…。お前達を滅ぼすのが目的だ」
腸原種「そうかな…。我々は知っているぞ…」「あのラティオを始めとするお前の友人達…そして、育ての親…。それを我らが手にすれば…」
戒道「…お前は僕を怒らせた…」
〔画面、発光〕
オービットベース メインオーダールーム
スワン「最終防衛ラインも突破されマシタ！」
大河「原種め！ このメインオーダールームまで来るか！」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
耳原種「ゴールに着いたようだな」
大河「貴様らの目的は何だ！ 何のために、このオービットベースを襲った！？」
爪原種「決まってるじゃないの。衛星軌道上に浮かぶここはアレにとって最適の場所なんだから」
麗雄「ま…まさか！」
耳原種「その通り。この基地はもうすぐゾンダーメタルプラントに生まれ変わる！」「そして、ここより放たれるゾンダー胞子は地球をくまなく覆い尽くすのさ！」
大河「何だとっ！？」
爪原種「ゾンダーは完全体になるとゾンダー胞子を打ち出す苗床へと変わるのよ」
麗雄「素粒子ＺＯを放たれれば人類だけでなく地球生物全てが…」
爪原種「安心なさい…滅びは文明の運命よ」
耳原種「さあ…お前達は俺の操り人形になってもらおう」
大河「く…！」
〔ハッチの開閉音〕
〔機関銃の銃声〕
鉄也「大河長官！ ここは俺達に任せて退いてくれ！」
大河「おお！ 鉄也君、宙君！」
耳原種「おや？ まだ生き残りがいたか…」
爪原種「ならば、全てを切り裂く私の爪のエジキにおなり！」
宙「そうはさせるか！ チェンジ！ サイボォォォグッ！！」
〔画面、発光〕
宙「来い、原種！ サイボーグは凱だけじゃねえんだぜ！」
爪原種「な、何っ！？」
麗雄「おお！ あれがパワーアップした宙君の姿か！」
爪原種「このサイボーグの相手は私がする！ その間に他の連中を！」
耳原種「おう！」
〔銃声〕
耳原種「うおっ！ お、俺の耳にあ…穴がっ！」
十三「どないや！ それならデカいピアスも付けられるやろ！」
宙「ナイスだ、十三！ さすがαナンバーズの名スナイパー！」
豹馬「十三だけじゃない！ 俺達もいるぜ！！」
鉄也「覚悟しろ、原種！ いくらお前達でも、これだけの数の相手は出来まい！」
爪原種「黙れ、黙れ！！ 人間ごときが幾ら集まろうと私達が倒せるものか！」
※※スーパー系女主人公の場合、セリフ追加※※
ブリット「ならば、試してみろ！」
竜馬「人間の力を甘くみるなよ、原種！」
〔機関銃の銃声〕
ブリット「ここから先は一歩も進ませない！」
甲児「よっしゃ！ 俺達もブリットに続くぞ！！」
洸「はい！！」
耳原種「おのれ、αナンバーズ！ まずは貴様らから片付けてやる！」
宙「そうはいくか…！ 俺達には切り札がいるんだぜ！」
耳原種「何っ！？」
〔ハッチの開く声〕
護「もう許さない！ 勝負だ、機械３１原種！」
爪原種「ラティオ！」
護「…僕が誰であろうと僕はこの地球を…大好きな人達が住む地球を…」「みんなと一緒に守るんだ！」
〔画面、発光〕
爪原種「と、とんでもないＧパワーよ！」
耳原種「奴は我々のパワーと対消滅する気か！？」
護「うおおおおっ！！」
爪原種「く…ここは撤退だ！」
〔画面、フラッシュ〕
甲児「よくやったぞ、護！」
麗雄「さすがはＧＧＧ特別隊員！ 見事な勇気だ！」
護「喜ぶのは、まだ早いよ！ まだ原種達はオービットベースの中にいるんだから！」
宙「行くぜ、護！ お前の力で原種の居場所を突き止めてくれ！」
護「うん！」
オービットベース内 通路
肝臓原種「どうした？ もう後がないぞ」
火麻「ぬう…うう…。牛山、ここは俺が引き受ける！ お前は逃げろ！」
牛山「何を言うんです、参謀！ 最後まで僕も戦います！」
肋骨原種「ふん…これが人間の持つ同族意識…信頼とかいう奴か」「ならば、仲良く同時に葬ってやるわ！！」
火麻「く！ 早く来い！」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、振動〕
肋骨原種「何だと！？」
ゴルディマーグ「救援に来たぜ、参謀殿！」
火麻「間に合ってくれたか、ゴルディマーグ！」
ゴルディマーグ「あんたの考える事は俺にはだいたいわかるんでな」「きっとここに奴らを誘い込んでくれると思ったぜ」
肝臓原種「ＧＧＧのロボットか…！」
肋骨原種「ぬかった…！ 奴らのサイズでも、この空間なら活動出来るか…！」
？？？（※ボルフォッグ）「そう…！」
〔手裏剣の音〕
〔画面、点滅〕
肋骨原種「ぐはっ！！」
牛山「シルバームーン！」
火麻「ってことは、あいつも来てくれたのか！」
ボルフォッグ「参謀、牛山隊員。後は私達にお任せを」
火麻「頼んだぞ！ ボルフォッグ、ゴルディマーグ！」
〔空間の歪む音〕
〔画面、点滅〕
肝臓原種「く…だが我が能力ある限り貴様達に勝ち目はない」
ゴルディマーグ「そいつはどうかな？」
ボルフォッグ「お前達がここに足を踏み入れた時に勝負は既についていた…」
肋骨原種「何っ！」
※※リアル系男主人公の場合、セリフ追加※※
アラド「今だ！ くらえぇぇっ！！」
〔機関銃の銃声×２〕
肝臓原種「ぐげっ！！」
アラド「見たか！ 下手な鉄砲、数撃ちゃ当たるって奴だ！」
肝臓原種「ぬ…ぬう…貴様ら！」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔機関銃の銃声×２〕
肝臓原種「ぐおっ！」
デュオ「わりぃな、俺達もいるぜ」
〔機関銃の銃声×２〕
肋骨原種「周囲からの一斉射撃だと！ いつの間に…！」
肝臓原種「まずい…！ このままでは再生が追いつかん…！」
肋骨原種「くそっ！ ここは退くぞ！！」
〔衝撃音〕
〔画面、点滅〕
カトル「原種は床を突き破って逃走したようです！」
ボルフォッグ「奴らの行き先は護隊員が感知してくれるでしょう」
デュオ「うまくいったな、ボルフォッグ。あんたの作戦通りだ」
ボルフォッグ「いくら原種と言えど無敵ではありません。力を合わせれば勝機はあります」
ヒイロ「だが、奴らはまだ生きている。追うぞ…！」
ゴルディマーグ「おう！ オービットベースを穴だらけにしてくれた借りを返してやるぜ！」
キラ「………」
ムウ「ボサッとするな、キラ！ お前も戦力の一人なんだぞ！」
キラ「で、でも…いきなり銃を渡されたって…！」
ヒイロ「…撃てないのなら、帰れ。戦えない者は足手まといだ」
キラ「う…！」
ムウ「悪いが今はお前のお守りをやれる状況じゃねえ。無理だと思ったら、自分の足でアークエンジェルへ避難しろ」
キラ「………」
オービットベース内
瞳原種「攻撃行動予測…」
腕原種「あらゆる事象を見渡すこいつの目…そして私の腕から放たれる重力波から逃れる術はない！」「…だが、どうやらお前達と遊んでいる時間はもう終わりらしい」
凱「何！？」
腕原種「他のルートが作戦に失敗したようだ…」
Ｊ「待て…！ 勝負はまだ…ついていない…！」
腕原種「同じだな、Ｊ。我々が赤の星を機界昇華したあの時と…」
Ｊ「………」
腕原種「お前の…いや生命体の敗北は逃れられない運命なのだ」
Ｊ「黙れ！ あの時の決着、今こそつける！」
腕原種「出来るかな、お前に…？」
Ｊ「食らえぇぇぇっ！」
凱「うおおおおっ！！」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕
〔画面、点滅〕
腕原種「く…同時攻撃か。少しは楽しませてくれるようだな…」「この勝負、預けるぞ」
凱「くそ…逃がしたか…！」
Ｊ「邪魔立てするな、凱！ これは私の戦いだ！」
凱「勝手なことを…！「
Ｊ「貴様との決着もいずれつける。また会おう！」
凱「ソルダートＪ…。どうやら、あの原種とは浅からぬ因縁があるようだ…」
〔通信のコール音〕
命「聞こえる、凱！」
凱「命か？ そっちの状況はどうだ？」
命「αナンバーズのみんなの活躍で原種は後退していったわ。でも、奴らは集結しようとしているみたい！」
凱「わかった！ 俺もそっちに向かう！」
オービットベース 動力炉
腕原種「…ストレスが生み出す物質をエネルギーにして成長するゾンダー…」
耳原種「………」
腕原種「その体内に蓄積された無敵のゾンダー胞子が完成した時…」「それは放出され、同タイプの細胞で構成された生物全てに取り付く」
肋骨原種「………」
瞳原種「地球生物は幼生体を含めて全てゾンダーになる」
腕原種「では始めよう。青の星…地球を機界昇華するために」
凱「そんなことは！」
護「僕達がいる限り、絶対にさせない！！」
腕原種「来たか、Ｇエネルギーの持ち主達…！」
戒道「彼らだけじゃない…」
Ｊ「お前達を消去するのは我々の使命だ！」
護「無事だったんだね、戒道！」
戒道「ああ…」
腸原種「だが、もう遅い。既にこの空間のゾンダー胞子は完成しようとしている」
護「マイク！」
マイク「ＯＫ！ マイク、やっと出番が来たもんね！」
肝臓原種「あのロボット、エネルギーソリトンを使う気か！？」
瞳原種「いけません！」
マイク「システムチェーンジッ！」「サウンドスタンバイ！ ディスクＸ、リミックスバージョン！ セットオン！」
〔画面、振動〕
腕原種「こ、これは…！？」
雷牙「どうだ！ 対原種用の特製アレンジを施したディスクＸの威力は！」
凱「観念しろ！ これでお前達が用意したゾンダー胞子は終わりだ！」
〔崩落音〕
腕原種「くっ…ここは一時退却だ！ この基地より離脱する！」
火麻「今だーっ！！ αナンバーズ、攻撃開始！ 標的はあいつだ！！」
肝臓原種「！」
火麻「あいつさえ倒せば原種は再生出来ない！ 撃ちまくれーっ！！」
忍「うおおおっ！！」
イサム「おらおらおらおらおらっ！！」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、振動〕
肝臓原種「うああっ！！」
ガルド「よし！ 効いているぞ！！」
護「後は僕に任せて！！」「クーラティオー！」「テネリタース セクティオー、サルース コクトゥーラ！」
肝臓原種「！」
〔Ｇストーンの輝き〕
〔画面、発光〕
麗雄「やったぞ！ 原種がゾンダークリスタルとなった！」
肋骨原種「やられただと…！？」
腕原種「おのれ！ こうなったら奥の手を使うぞ！」
忍「何が奥の手だ。尻尾を巻いて逃げ出しておいてよ」
火麻「だが、これでとりあえずは一安心ってところだ」
戒道「いや…奴らはまだあきらめていない」
Ｊ「行くぞ、アルマ。この機に一気に奴らを殲滅する」
凱「待て、Ｊ。奴らを追うのなら俺達に手を貸せ！」
Ｊ「何度も言ったはずだ…これは私の戦いだと」
〔通信のコール音〕
大河「どうした命君！？」
命「オービットベースを離脱した原種は月へ逃走。その後、月面にて６体の原種が合体したとのことです！」
凱「何だと！？」
Ｊ「行くぞ、アルマ！」
凱「護、みんな！ 俺達も行くぞ！」
護「うん！」
大河「よし…これよりＧＧＧならびにαナンバーズは反撃に出る！」「決戦の場は月だ！！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ２開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕
連邦軍兵「ラ、ラパン０１から月面駐留軍本部へ！」「敵原種はあまりに強大！ こちらの戦力の９０％は壊滅…」「こ、これ以上は戦線を維持出来ません！」
合体原種「消えろ…」
連邦軍兵「敵腕部にエネルギーの集中を確認！！」「あ、後はαナンバーズに全てを…！」
〔味方ユニット撃破〕
合体原種「フフフ…もろいものだな…」
〔味方ユニット出現〕
戒道「遅かったか…」
Ｊ「己が母星を守るために散っていった勇士達に誓おう…」
トモロ「我らの悲願…」
Ｊ「３１個のゾンダークリスタル、すなわちマスタープログラムの破壊！ この手で成し遂げようぞ！！」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
合体原種「来たか、αナンバーズ」
豹馬「で、でけえ…！ 東京に現れたゾンダーの親玉と同じぐらいだぜ！」
大河「いや、奴はそれ以上の怪物だ！」
アスカ「ハッ！ あれだけ大きけりゃ、狙いをつけるのが楽ってものよ！」
凱「Ｊ！ 共同戦線だ！」
Ｊ「何度言えばわかる！ これは私の戦いだ！ 手出しは無用！」
凱「冗談じゃない！ これは地球の戦いでもあるんだ！ お前だけに任せておけるか！」
Ｊ「…勝手にするがいい。私は自分の任務を遂行するだけだ！」
合体原種「愚かな…。まだ自らの無力さがわからぬか」
〔敵ユニット出現〕
トール「合体原種の周囲に混成部隊が出現しました！」
キラ「ザフトのモビルスーツもいる…！」
カミーユ「あの機体はゾンダーがコピーしたものだ。だが、能力はオリジナルと変わりはない」
シンジ「あんなのが地球各地にたくさんいるなんて…！」
キラ「僕達がここで倒されたら、僕達の機体もコピーされてしまうんですか？」
カミーユ「ああ、多分な」
キラ「……！」
鋼鉄ジーグ「だから、俺達は負けられねえんだ！ 気合入れていけよ、キラ！」
キラ「は、はい！」
大河「各機へ！ あの原種は６体の原種の合体したもの…その戦闘力は計り知れない！」「だが我々は、あの恐るべき敵を打ち破らねばならない！」「我々の母なる星に住まう全ての生ある物のために！」
護「はい！」
凱「行くぞ、みんな！ 自らの生命を賭けて俺達を地球に帰してくれた超竜神のためにも！」「俺達が到着するまで自らを犠牲にして奴を食い止めていた戦士達のためにも！」「この戦い、絶対に勝つっ！！」
鋼鉄ジーグ「おう！」
凱「護、しっかりつかまっていろよ！」
護「僕のことは気にしないで思いっきりやって！」「僕だってＧＧＧの特別隊員で、αナンバーズの隊員なんだから！」
凱「お前の覚悟はわかった！ 一緒に戦おう！」
護「うん！」
＜戦闘開始＞
＜味方が合体原種へ接近＞
命「ブライト艦長！ 友軍機が合体原種へ接近します！」
ブライト「敵はあの巨体だ、何をしでかすかわからん！ モニターを怠るなよ！」
命「了解！」
合体原種「…恐れを知らぬ愚か者共よ…！ 身の程を知るがいい！」
命「合体原種の前面部に高エネルギー反応あり！」
ブライト「いかん！ 各機各艦、急速回避せよ！！」
〔ブライトの周囲に爆発〕
合体原種「ほう…かわしたか」
命「が、合体原種の攻撃は月面から地球大気圏を突破して地表を直撃しました！」
ブライト「な、何だと！？」
合体原種「いかんな…少しパワーを出し過ぎたか」「ゾンダーの素体となる地球人を全滅させては元も子もない」
Ｊ「何という力だ…！」
凱「これではうかつに近寄れん！」
Ｊ「…私が行く」
凱「どういう意味だ、Ｊ？」
Ｊ「私が前衛で奴を牽制すれば、隙も生まれよう」
凱「Ｊ…」
Ｊ「勘違いするな、凱。決してお前達と手を組むという意味ではない」「これが現時点において最も勝てる確率が高い方法だからだ」
鋼鉄ジーグ「あんたの意地はわかった！ だったら、俺達もそれに乗るぜ！ 勝利のためにな！」
Ｊ「フッ…了解した」
凱「よし！ 行くぞ、Ｊ！」
Ｊ「遅れるなよ、αナンバーズ！」
〔Ｊ、精神コマンド「ひらめき」使用〕
〔Ｊ、合体原種へ接近〕
合体原種「ソルダートＪ…お前の運命はあの赤い星で既に決まっていた…」
Ｊ「何！？」
合体原種「お前はここで消滅する。我の手によってな」
Ｊ「黙れ！ 私の魂は滅することはない…」「この宇宙からお前達を消去するまでは！！」
パリアッチョ「ＧとＪ…緑と赤…。カインの遺産とアベルの災い、共同戦線。絶対危険度…無限大」
＜クスハvs合体原種＞
クスハ「オービットベースの皆さんの受けた痛み、あなた達に返します！」
＜ブリットvs合体原種＞
ブリット「月部隊を壊滅させた借り、俺達が返すぞ！！」
＜クォヴレーvs合体原種＞
クォヴレー「攻撃目標は瞳だ…！ そこに火力を集中させるぞ！」
＜ヒイロvs合体原種＞
ヒイロ「お前が未来を予測するのなら…俺はその予測を超えてみせる…！」
＜竜馬vs合体原種＞
竜馬「そちらが合体で来るなら俺達もチームワークで対抗してやる！」
＜豹馬vs合体原種＞
豹馬「６身合体とでも言うつもりかよ！ 数が多けりゃいいってもんじゃねえぜ！」
＜凱vs合体原種＞
合体原種「カインの遺産よ…今ここで破壊してくれる！」
凱「貴様らが合体して得た力なぞ、俺達の勇気の絆に比べれば微々たるものだ！」「それを俺が教えてやる！！」
＜Ｊvs合体原種＞
合体原種「Ｊ００２、貴様の命運もここまでだ！」
Ｊ「それはこちらのセリフだ」「６体分の原種核、残らず取り除かせてもらう！」
＜合体原種撃破・勝利条件達成＞
合体原種「馬鹿…な…！ 我が滅びるなど…あり得ん…！」「この宇宙は…機界昇華…されねば…！！」
〔敵ユニット撃破〕
〔光の珠、出現〕
凱「頼むぞ、護！」
護「うん！」
〔緑の珠、出現〕
〔緑の珠、前進〕
護「クーラティオー！」「テネリタース セクティオー、サルース コクトゥーラ！」
〔Ｇストーンの輝き〕
〔光の珠、マップ端へ移動〕
〔光の珠、離脱〕
パリアッチョ「機界最強７原種敗退…」
ゴルディマーグ「よおおし！ 俺達の勝利だ！」
豹馬「ああ、これで原種共もしばらくの間大人しくなるだろうぜ！」
亮「…そいつはまだわからんな」
沙羅「ああ、２体逃げたしね」
豹馬「チッ、往生際の悪い奴らだぜ」
戒道「Ｊ…」
Ｊ「αナンバーズよ、ゾンダークリスタルは一時お前達に預ける」「また会おう！」
〔味方ユニット離脱〕
ジュドー「また行っちまった…！」
アスカ「何よ、愛想のない奴ね」
ガルド「奴には奴で果たさねばならん使命があるのだろう」
洸「いつかは今日のようにあいつと力を合わせて戦うことになるんだろうか…」
忍「ヘッ、あの手の気障野郎は亮と隼人で充分だぜ」
ブライト「状況の確認終了後、オービットベースへ帰還する。各機の収容を急げ」
トーレス「了解！」
凱「…見ていてくれたか、超竜神。俺達は合体原種に勝ったぞ。お前が救ってくれた生命で…」「そして、俺達はあの青い地球を必ず守り抜いてみせる…！」
【戦闘マップ２終了】
【シナリオエンドデモ開始】
衛星軌道上 オービットベース
ラー・カイラム
オービットベース メインオーダールーム
カズミ「中佐、イカロス基地からの暗号電文です」
オオタ「読み上げてくれ」
カズミ「ゼ・バルマリィ帝国監察軍の艦隊はその拠点を火星へと移したそうです」
オオタ「地球ではなく、火星か…」
カズミ「ええ。まだ具体的な戦闘活動は見せていないそうですが…」
オオタ「どうやら、ゲートの発動は彼らにとっても予測外の出来事だったらしいな」
麗雄「うむ…。彼らはあれを完全に制御しておるわけではなさそうだ」
オオタ「…それで、帝国監察軍は火星のどこに降下したのだ？」
カズミ「ポイントＭＲ３４４９付近です」
オオタ「リ・テラフォーミング施設からはかなり離れているな」
カズミ「はい。火星の駐留軍は岡長官の指揮の下、臨戦態勢に入っているそうです」
オオタ「…大河長官。我々はイカロス基地へ戻り、ゲートの監視を続けます」
大河「了解した。アステロイドベルトまでの足はこちらで用意する」
麗雄「頼むぞ、オオタ中佐。我々にとって最大最強の敵は外宇宙からやってくる…」
大河「我々はその日までに全人類の英知を結集し、迎撃の策を用意せねばならない」
オオタ「わかっております。…そのためのカルネアデス計画です」
カズミ「大河長官、要請のありましたメガロード船団の消息についても可能な限りの調査を行います」
大河「うむ…。ダイソン中尉らの話では、正体不明の軍団だったという…」「それらが地球に押し寄せれば、また新たな被害が生まれるだろう」
麗雄「外宇宙…そこには希望とそれ以上の恐怖が我々を待っている…」
大河「だが、我々は進まねばならん。それが我々人類の選んだ道なのだから…」
銀河系 中心部
？？？
？？？
？？？（※ルアフ）「三重連太陽系、紫の星…」「知的生命体が生み出すストレスの波動、マイナス思念を消去するために生み出されたゾンダーメタル…」
？？？（※シヴァー）「………」
？？？（※ルアフ）「しかし、それは独自のプログラムによって暴走し始めた」「そして、無数の星々はあたまも病原体に冒されていく細胞のように滅んでいったんだ…」
？？？（※エツィーラ）「………」
？？？（※ルアフ）「滅亡していく緑の星と赤の星…しかし、そこには病原体に打ち勝つ力を持った抗体が生まれていた」
？？？（※エツィーラ）「それがあの少年達というわけですね？」
？？？（※ルアフ）「そうさ。そして、その二つの抗体は青の星へ舞い降りた。宇宙という広大な生命を守るワクチンとして…」
？？？（※エツィーラ）「………」
？？？（※ルアフ）「…それじゃ、辺境銀河太陽系方面に関する報告を聞こうか」
？？？（※シヴァー）「辺境銀河方面監察軍第１艦隊はアクシデントにより拠点を第４惑星へと移しましたが…」「それ以外は予定通りに進行しております」
？？？（※ルアフ）「ふうん…」
？？？（※シヴァー）「必ずや陛下のご期待に沿う『選ばれし者』をここへ導くでしょう」
？？？（※ルアフ）「けど、２年ぐらい前に君の下から反逆者が出たよね？ 名前は…何だっけな…」
？？？（※シヴァー）「ユーゼス・ゴッツォ…」
？？？（※ルアフ）「そう、そんな名だった。ゴッツォ家の人間は優秀な者が多いけど、時たま己の力を過信する者がいて困るよ」
？？？（※シヴァー）「ユーゼスはクロスゲートの秘密に触れ、それを制御しようとした愚者です」
？？？（※ルアフ）「まったくだ」
？？？（※シヴァー）「そして、奴はその報いを受け…因果地平の彼方へ消えました」
？？？（※ルアフ）「だけど、彼のおかげで地球という惑星のことがよくわかった。そのことだけは褒めておこうかな」
？？？（※シヴァー）「ユーゼスごとき輩にはもったないお言葉…」
？？？（※ルアフ）「手向けだよ。無限力へ取り込まれ、消滅してしまった哀れな木偶人形に対してのね…」
？？？（※シヴァー）「………」
？？？（※ルアフ）「さて、これからは忙しくなるよ。大いなる災厄から僕達のバルマー星を守らなくちゃならないからね」
？？？（※エツィーラ）「承知しておりますわ」
？？？（※ルアフ）「全ては創世神ズフィルードの恵みによって…。フフ…フフフ…ウフフフ…」
【シナリオエンドデモ終了】
● No14「オペレーション・ハルパー」 へ戻る
● No16「導かれる魂、銀河で」 へ進む
◆ 「第３次スーパーロボット大戦α－終焉の銀河へ－」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。