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No.17
ディスコード・ハーモニー

【シナリオデモ1開始】
銀河系 辺境部
移動中 宇宙空間
マクロス7

バトル7 艦長室
マックス「………」
ベス「ですから、何度も説明した通りこの艦…ソロシップは遺跡から発掘したものであり…」「先のDSドライブもこちらの意図したものではなく、勝手に発動したものなのです」
マックス「君はそれを我々に信じろと言うのか?」
ベス「信じられないのは我々とて同様です」「あの巨神が動いてから僅か数日の内に、入植した惑星から逃げ出す羽目になったのですから」
マックス「わかった。この一件は事故として、今後の遺恨としないことを約束しよう」
ベス「ありがとうございます、マックス艦長」
マックス「ただし、それはあくまでも代表者同士の間の話であり、一般市民には通用はしない」「何しろ、こちらは先のフォールドで船団の他の艦とはぐれてしまったのだからな」
ベス「………」
マックス「当分の間、両艦の市民の交流は管轄下に置かせてもらう」
ベス「…わかりました」
マックス「ジョーダン・ベス君…ソロ星防衛軍の生き残りの中で、君が最上位の階級にある」「君は今後のソロシップとそれに搭乗する者を守る義務がある」
ベス「はい…」
マックス「こちらとしても最大限の協力はするつもりだ」「我々はメガロード船団と別れて35年の航海の末に巡り合った同胞なのだからな」
ベス「待って下さい、マックス艦長! 35年とはどういうことです!?」
マックス「君も生まれる前とは言え、報告ぐらいは聞いているだろう?」「メガロード船団が正体不明の敵から攻撃を受け、船団が散り散りとなった35面前の事件を…」
ベス「無論です。ですが、それは2年前のことでは?」
マックス「何!?」
ベス「我々の移民団はその戦闘でメガロード船団から別れ、ソロ星にたどり着いたのです」
マックス「そんな…馬鹿な!」
ベス「マックス艦長…?」
マックス「ベス君…この一件、追って調査をしたい」「当面の間、我々と君達の間の時間の認識のズレについては機密事項にしておいてくれ」
ベス「…わかりました」
マックス「とにかく、まずは互いの艦の市民達を落ち着かせることが先決だ」「今後の行動についてはその後で改めて検討をしよう」
ベス「了解です」
〔通信を切る音〕
マックス「二つの船団の時間のズレ…。そして、遺跡から発掘された正体不明のロボットと宇宙船…」「何もなかった35年の次は、いきなりの激動とはな…」
〔通信パネルの開閉音〕
美穂「マックス艦長、市長からの緊急通信です」
マックス「…激動はまだ続くか…。こちらへ回してくれ」
美穂「はい…」
〔スイッチを入れる音〕
ミリア「マクシミリアン艦長! 何度も緊急通信のコールをしたのにここまで待たされた理由は何です!?」
マックス「先刻までソロシップの艦長から事態の報告を受けていたのです」
ミリア「ならば、何故その場にシティ7市長である私を同席させなかったのです!?」「これは軍部による情報操作と受け取らせていただきます!」
マックス「現在は非常時です。これは情報操作ではなく統制と考えていただきたい」「我々はもしかすると35年前以来の非常事態に直面しているのかも知れないのです」
ミリア「では、ソロ星を襲撃した異星人についての情報提示を要求します」
マックス「それについては現在、ソロシップ側でも調査中だ」
ミリア「では結局、何も解明されていないということではないですか?」
マックス「…現時点では、だ」
ミリア「ならば、私は市長としてマクロス7船団との合流を最優先にすることを要求します」
マックス「ソロシップはどうする?」
ミリア「彼らはソロ星の人間です。マクロス7船団の関知するところではないでしょう」
マックス「君は、この広大な銀河で再会した同胞を見捨てろと言うのか?」
ミリア「誰もそんなことは言っていないでしょう…!」「ですが、私にはシティ7の人間を守る義務があります」「彼らがトラブルの芽であるなら早期に袂を分かつことを主張します…!」
マックス「………」
ミリア「………」
マックス「とりあえず、向こうからこちらへの入艦には規制を設けた。シティ7も同様に措置を頼む」
ミリア「当然です。既に市民は日常の生活を取り戻しつつあります」「これ以上の混乱の種は持ち込まないように願います…!」
〔通信を切る音〕
マックス「………」「エースのミリアは歳月と共に益々盛んか…」

銀河系 辺境部
移動中 宇宙空間
ソロシップ

ソロシップ ブリッジ
ベス「………」
シェリル「これまでの調査で、この艦が反物質エンジンを積んだ宇宙船であることはわかっているけど…」「それだけではない何かがこの艦の中心の部分の構造体にあって…それが全くわからないの」
ハタリ「わからないだって?」
シェリル「遺跡を残した第6文明人の言葉を解く手がかりをコンピュータから拾い出そうとしたのだけど…」「専門的な記号ばかりで、単語はイデオンという4文字だけしかわからなかったの」
コスモ「イデオン…やっぱり、あのロボットの名前なのか…」
カーシャ「でも、どう見てもこのソロシップってイデオンと共に造られたものよね」
ジョリバ「だろうな。この艦のブリジにもゲージを示すモニターがあるし」
シェリル「とにかく調査にはもっと時間が必要だわ。ソロシップもイデオンについても」
ベス「我々の有様を見てもらいたいな…学術調査的にやっている時か」
シェリル「しかし、もう少し調べればイデオンのゲージとの関係もわかるかも知れないのよ」「それにこの艦全体の性能もわかれば、あの時勝手に発動したDSドライブの原因もわかるかも知れない」
ベス「知れない、知れない、知れない…。その可能性を発見する前に敵にやられたらどうするんだ!?」
シェリル「でも、このままでは!」
ベス「状況を認識しろ。俺達はこの艦の勝手なDSドライブのおかげで…」「マクロス7ごと何百光年もの距離を飛ばされちまったんだぞ!」
シェリル「それは私もわかっているわ!」
ジョリバ「…二人共、艦の制御の方は何とか出来そうだ。座標さえ合えば、DSドライブも使える」
シェリル「とりあえず、この宙域には異星人の影はないわ。その間に調査を進めれば…」
ベス「だが、敵だってDSドライブで追ってくるかも知れん」
シェリル「物事を悲観的にしかとらえられない人って…嫌いだわ」
コスモ「…あの調子じゃ、いつまで経っても結論が出そうにないな」
カーシャ「コスモ…あんたはどうする気?」
コスモ「どうするって…何をさ?」
カーシャ「このままイデオンに乗るのかってことよ」「私はやるわよ…! 私達をソロ星から追い出した異星人がまた来たら…」「その時はあたしの手で奴らを倒してやるわ!」
コスモ「………」
〔ソロシップの通信音〕
ハタリ「どうした、ベス?」
ベス「…モエラからの通信だ。どうやら捜し人が見つかったらしい」
シェリル「捜し人?」
ベス「ああ…。もしかすると敵のスパイかも知れん…」
コスモ「何だって…!?」

ソロシップ 艦内通路
ルウ「だあ…あばあ…!」
カララ「元気な赤ちゃんね」
ロッタ「すいません。…うるさかったですか?」
カララ「ううん…気にしないで」
ロッタ「素敵なファッションですね」
カララ「ありがとう」
リン「マクロス7ではそういう服、流行っているんですか?」
カララ「マクロスセブン…?」
ロッタ「え? 知らないんですか?」
リン「見慣れない人だから、ソロ星に降りたマクロス7船団の人かと思って…」
カララ(ソロ星…? 異星人達のロゴ・ダウの呼び名か…)
〔走り寄る足音〕
ベス「…ゆっくりこっちを向いてもらおう、カララ・アジバ…」
カララ「ジョーダン・ベス…」
シェリル「リン! ロッタとルウと一緒に向こうへ行ってなさい!」
リン「姉さん…」
シェリル「早くなさい!」
リン「う、うん…」
カララ「………」
モエラ「抵抗する気はないようだな」
ベス「マクロス7の降下前に俺はお前と会った。つまり、お前はマクロス7の人間ではないということになる!」「お前は何者なんだ? どこの人間だ!?」「いや、それ以前に…お前は地球人なのか!?」
カララ「………」「…我々の民族の名はバッフ族…バッフ・クランの女です」
シェリル「バッフ・クラン…!? やはり、それがソロ星を襲った侵略者の名前なのね…!?」
カララ「………」
ベス「目の前で言われても信じられんな。君が異星人だなんて…。俺は異星人と言えば……」
カララ「手が4本、足が6本、肌がドロドロの醜い怪獣だと思っていた?」
ベス「そこまではひどくないが、巨人だったり、角があったり、羽があったり、機械人間だったり…」
カララ「あなた方の民族は多種多様な種族と接触されたようね」
ベス「ここ10年で俺達の母星は異星人に何度も侵略されたからな…。だから、接触には神経を使う」
カララ「…私はベスを素晴らしい男だと思う…」
シェリル「何を…」
ベス「いや…あなたも美しい方だが、今は人質として監禁させてもらう。いいな?」
カララ「…やむを得ませんね」

ソロシップ 格納庫
ルウ「ふああああああん!」
アーシュラ「泣かないでよ、ルウ」
ロッタ「困ったわね…泣きやまなくなっちゃったわ」
リン「どうしよう…? 子守唄でも歌ってみる?」
〔歩み寄る足音〕
???(バサラ)「俺が子守唄を聴かせてやる! 行くぜぇっ!!
ロッタ「え…?」
〔BGM「PLANET DANCE」〕
リン「な、何…これ…!?」
アーシュラ「うるさーいっ!!」
ファード「う…うう…!」
ルウ「きゃはっ! きゃはははは!」
ロッタ「え…? ルウが泣き止んだ!?」
ルウ「きゃはっ! きゃはは!」
アーシュラ「うそぉ! こんな賑やかな歌で喜んでる!?」
???(バサラ)「どうやら、そっちの赤ん坊には俺の歌がわかるようだな」
リン「あなた…一体、誰?」
???(バサラ)「名前なんか言っても仕方ねえ。俺の歌が聴きたいんなら、シティ7に来な!」
〔歩き去る足音〕
ファード「何だったの…さっきの人…?」
リン「さあ…マクロス7の人みたいだったけど…」
ルウ「きゃはっ! きゃっ!」
アーシュラ「ふうん…ルウはああいう歌が好きなんだ…」

銀河系 辺境部
移動中 宇宙空間
マクロス7

シティ7アクショ スタジオ
ミレーヌ「…遅いな…」
レイ「…ああ、そうだな」
ビヒーダ「………」
〔ドアノブを回す音〕
バサラ「よう」
ミレーヌ「遅ーいっ! バサラ!!」
バサラ「何だよ、まだ時間はあるじゃねえかよ」
ミレーヌ「あんたねえ! 今日が何の日だかわかってるの!?」「あたしっていう新メンバーを加えての初ライブの日! 言わば、ファイアーボンバーの新たな出発日なのよ!」
バサラ「うるせえなあ…やることは今までだって同じだよ」「それより、お前こそ緊張し過ぎてミスるんじゃねえぞ」
ミレーヌ「あんたと一緒にしないでよね!」
レイ「まあまあ…ミレーヌ。バサラの奴、いつになくやる気を出してるじゃないか」
ミレーヌ「えーっ、どこがっ!?」
バサラ「………」
レイ「バサラ、どこへ行ってたんだ?」
バサラ「ちょっとな…。だが、これで慣らしは終わったぜ」
レイ「そうか…」
ミレーヌ「何の話よ?」
ビヒーダ「………」
バサラ「ようし! みんな、行くぜ! 今日も最高のステージを見せてやる!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「ディスコード・ハーモニー」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現済み〕
美穂「でも、残念ね…。せっかく見つけたソロ星を放棄するしかないなんて…」
サリー「銀河はこんなに広いけど…居住可能な惑星はなかなか見つからないものね」
美穂「マクロス7船団なんか、35年間も移動と調査の繰り返しだったわけだし…」
エキセドル「ですが、新たな母星を見つけるのが我々の務めであり…地球の未来のためであもあります」
マックス「参謀の言う通りだ。我々は地球を旅立った日のことを忘れてはならない」
美穂(って言っても、マクロス7生まれの私達は地球を見たことないのよね)
エキセドル「………」
マックス「何を考えている? エキセドル参謀…」
エキセドル「艦長、あの艦に積まれている巨神ですが…」
〔カーソル、ベスを指定〕
マックス「イデオンのことか?」
エキセドル「イデオン…イデ……。その言葉、確かに私の記憶の片隅にあるのですが…」
〔フォールド反応〕
美穂「前方の宙域にデフォールド反応! 戦艦クラスが出現します!」
マックス「何だと!?」
〔敵ユニット出現〕
サリー「ソロ星に現れた異星人です!」
マックス「ベス君の報告にあったバッフ・クランか…!」
エキセドル「ソロ星から我々を追ってきたのでしょうか?」
美穂「で、でも数百光年もデフォールドしたのに、どうやってこちらの場所を探知したの…!?」
マックス「シティ7を切り離し、安全宙域に退避させろ!」
サリー「しかし、市長の承認が…」
マックス「非常事態だ! これは訓練ではないのだぞ!」
サリー「了解です!」
〔マックス、分離〕
サリー「シティ7、後方へ退避します」
〔味方ユニット離脱〕
マックス「続いて迎撃用意! ダイヤモンドフォースを発進させろ!」
美穂「了解! ダイヤモンドフォース発進して下さい!」
マックス(頼むぞ、金竜大尉。このバトル7自体の艦載機の数は限られている…)(ここはダイヤモンドフォースに任せるしかない)
〔味方ユニット出現〕
ガムリン「ソロ星を襲った連中か!」
ドッカー「聞いたか、ガムリン? ソロシップが捕まえた異星人の捕虜、すげえ美人だって話だぜ」
ガムリン「不謹慎だぞ、ドッカー」
ドッカー「堅いこと言うなよ。とっとと片付けて、その美人捕虜でも拝みに行こうぜ」
金竜「ガムリン、ドッカー、わかってるな」
ドッカー「は?」
金竜「軍は我々に特別な金を注ぎ込んできた。バトルスーツ、特殊兵器、特殊訓練だけではない」「食料から宿泊施設まで、並の兵隊とは異なった特別な金がかかっているんだ」「いいか? 功を焦って勝手な真似をし、無駄に死んだら許しゃしない…」「勲章はおろか、涙一つ提供などしてやらん。ダイヤモンドフォースの名に恥じない働きをするのだ」
ガムリン「了解!」
ドッカー「わかってますよ、隊長!」
〔味方ユニット出現〕
金竜「ソロシップはイデオンとやらを出したか」
コスモ「くそっ! 俺達はまだロクにこのイデオンのことがわかっちゃいないんだぞ!」
カーシャ「敵が来てるんだから仕方ないじゃないの!」「相手はソロ星を襲ったバッフ・クランなんだから、あたしの手でやっつけてやるわ!」
ギジェ「出てきたか、巨神め…。こちらも重機動メカを使う以上、パワー負けはない!」
ダミド「手はず通り行くぞ、ギジェ! お前は、あのロゴ・ダウの地底から現れた艦に取りつけ!」「巨神と戦闘機の相手は俺達がする!」
ギジェ「頼むぞ、ダミド! …異星人め、何としてもカララ様を取り戻してみせる!」
<戦闘開始>

<1EP>

エキセドル「はて…妙ですな…。あの大型機の動き…」
マックス「読めたぞ…! あの機体、ソロシップに取り付く気だ!」
エキセドル「何のために?」
マックス「中から占拠する気か、それとも、捕虜を奪還する気か…」
ベス「聞いたか、ハタリ! 敵の狙いはソロシップらしい!」
ハタリ「了解だ! 砲撃を奴に集中させろ!」
シェリル「ねえ、ベス…もしかして、あのカララという女、敵にとっても重要な人物なのかしら?」
ベス「その可能性もあるな。だが、今は目の前の敵を倒すことが先決だ!」

<コスモvsギジェ>
コスモ「なんだ!? 新しいメカを持ってきたのか?」
ギジェ「もらったぞ、巨神! その力、我らがもらいうける!」

<コスモvsダミド>
コスモ「くそっ! ちょこまかとまとわりつきやがって!!」
ダミド「ギジェがカララ様の救出に向かっている間に巨神を手に入れれば私の株も上がる…!」

<ベスvsギジェ>
ハタリ「ベス! 10時の方向に新型だ!」
ベス「重機動メカという奴か…! 各ミサイル、グレン・キャノン、何をしてる! 弾幕を張れ!」
ギジェ「カララ様をお助けせねば…! しかし、万が一の事もある。生体発信機を用意しておくか…」

<マックスvsギジェ>
美穂「艦長! 敵の大型機が接近してきます!」
マックス「モニターから目を離すな!」
エキセドル「ふむ…どうやら、あのメカ…完成度から見て量産機のようですな…」「あれほどの機体…数をそろえられると厄介ですな…」
マックス「ならば、その前に奴らを振り切るぞ!」

<ガムリンvsギジェ>
ガムリン「スピードでかく乱して装甲の弱い箇所を狙う!」
ギジェ「小ざかしい! こちらの機動力を甘く見るなよ!」

<金竜vsギジェ>
金竜「なんというデカさだ…! 敵の主力は巨大メカか!」
ギジェ「重機動メカならば戦闘機なぞ物の数ではない!」

<ドッカーvsギジェ>
ドッカー「くっ! どうやって追っかけてきたかは知らねえが、しつこい奴らだぜ!」

<ダミド撃破>
ダミド「ええい! 俺はこんな所で死ぬわけにはいかんのだ!」

<ギジェ撃破・敵増援1出現>
ギジェ「くっ、作戦は失敗か! だが!」
ハタリ「ベス、奴が突っ込んでくるぞ!」
ベス「何っ!?」
〔ギジェ、ベスへ隣接〕
〔ギジェ、前進移動〕

ギジェ(新たな発信機を取り付けた。これで追跡が続行出来る…)
〔敵ユニット離脱〕
コスモ「行ったか…」
カーシャ「あいつら…また来るのかしら…」
コスモ「さあな。だとしたら、俺達を襲う理由ってのを知りたいもんだ」
〔フォールド反応〕
サリー「新たなデフォールド反応!」
マックス「またバッフ・クランか!?」
サリー「こ…これは…!?」
〔敵ユニット出現〕
美穂「あ…あれは…!?」
サリー「そんな…そんなことって…!」
マックス「間違いない! あれは35年前にメガロード船団を襲った敵だ!!」
エキセドル「ついに我々は…奴らと遭遇してしまったか…」
ベス「マックス艦長! ここは一時撤退を…!」
マックス「だが、我々が退けばシティ7を敵の脅威にさらすことになりかねん…!」「ダイヤモンドフォースに攻撃指令! 我々は不退転の決意で奴らを迎え撃つ!」
美穂「りょ、了解です!」

<敵増援1出現の次PP>
ギギル「…高純度のスピリチアをそこら中から感じるぜ…! そろそろいただくとするか」
〔ギギル、ドッカーへ接近〕
金竜「ドッカー! そいつは隊長機らしいぞ! 気をつけろ!」
ドッカー「了解! 返り討ちにしてやりますよ!」
ギギル「馬鹿めっ!」
[イベント戦闘「ドッカーvsギギル」]
ガムリン「ドッカー!」
ドッカー「………」
ガムリン「応答しろ、大丈夫か! どうした、何をやっている!?」
ドッカー「………」
金竜「ガムリン、何が起こっている!? 報告しろ!」
ガムリン「ドッカーは意識を失っています。いや、意識はあるのですが…!」
美穂「艦長…あの武器は…」
マックス「モニターから目を離すな!」
美穂「は、はい!」
マックス(35年前と同じだ…! このままでは…!)
コスモ「一体どうなってるんだ!? あの攻撃、そんな威力があるのか!?」
カーシャ「よくわからないけどあっちのパイロットの人…意識を失っているみたいよ!」
ギギル「へへへ…高純度のスピリチアだ。次はあっちのデカブツと行くか!」
〔ギギル、コスモへ接近〕
モエラ「こっちに向かってくる!」
コスモ「まずいぞ! あのスピードじゃイデオンはかわしきれない!」
ギギル「もらった!」
〔イデオンゲージ、第5段階〕
コスモ「何だ!? いきなりゲージが光ったぞ!」
ギギル「こ、このスピリチア…一体、何だぁ!?」
〔ギギル、後退〕
ギギル「おもしれえ…! この船団…規模は小さいが俺様の獲物に相応しいようだぜ!」
ガムリン「く…何者なんだ、こいつら!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ファイアーボンバー ライブ会場
〔歓声〕
バサラ「ノりすぎだぜ、みんな! まだライブは始まったばっかりだ」
ミレーヌ「勝手なこと言ってる…」
レイ「ま、バサラってのはこういう奴さ」
ミレーヌ「でも、いいのかな? さっき、随分とシティ7が揺れたけど…」
レイ「うむ…外で何かあったのかも知れんな」
バサラ「レイ、ミレーヌ! ぼさっとしてんじゃねえ!!」「本当の感動はこれからだ! 行くぜ!」
ビヒーダ「……!」
〔サイレン〕
バサラ「!」
ミレーヌ「な、何なの!?」
???「シティ7はこれよりシェルダウンに入ります」
ミレーヌ「シェルダウンってことは…」
レイ「外では戦闘が起きてるってことだ…」
バサラ「戦闘…」
レイ「ってことは、さっきの揺れはバトル7がシティ7を切り離したためだろう」
バサラ「戦争が始まるのか…!?」
レイ「わからん…。とにかく今日のライブは中止だ」
バサラ「………」
ミレーヌ「そんな…せっかくのあたしの初ステージだったのに…」
〔ドラムの音〕
ビヒーダ「………」
ミレーヌ「ビヒーダ…ドラム叩いてる…。どういうこと…?」
レイ「わからん。だが、ビヒーダは楽しんでるな」
ミレーヌ「え…?」
レイ「まあ、やるか」
バサラ「おう!」
ミレーヌ「………」
バサラ「何やってんだ、ミレーヌ! 演らねえのか!」
ミレーヌ「う…うん!」
〔歓声〕
バサラ「レイ!」
レイ「うむ…」
バサラ「行くぜ!!」
ミレーヌ「ちょ、ちょっと! ステージ降りて、どこへ行く気よ!?」
バサラ「ちょっと行って来る!」
花束の少女「………」
バサラ「ステージは続けてろよ!」
花束の少女「!」
〔ハッチの開閉音〕
花束の少女「………」
ミレーヌ「ホントに勝手なんだから! いいかげんな奴!!」
レイ「まあ…そういう奴だ」
ミレーヌ「レイ、何してるの?」
レイ「軍の回線をジャックして外の様子をモニターに移してるんだ」
ミレーヌ「そんなこと出来るの!?」
レイ「コツがあるんだ」(行ってこい、バサラ…。お前の歌を聴かせてやれ)
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
ギギル「さて、次はどいつのスピリチアをいただくかな」
エキセドル「艦長…このままでは35年前の繰り返しになりますぞ」
マックス「ならば…」
美穂「マックス艦長! この宙域に高速で飛来する機体を確認!」
サリー「識別信号、反応なし!」
マックス「何…!?」
〔味方ユニット出現〕
美穂「真っ赤なバルキリー!?」
マックス「熱気…バサラ…?」
バサラ「ついにこの時が来たぜ…!」「俺の歌を聴けぇっ!!
〔BGM「突撃ラブハート」〕
カーシャ「な、何よ、これ!?」
ベス「通信回線へ強引に割り込んできているのか!?」
コスモ「ヘッ、悪くないじゃないの」
カーシャ「ここは戦場なのよ! そういうこと言ってる場合じゃないわ!」
ガムリン「貴様! 識別信号を出してないということは民間人か!?」「聞こえんのか!? 退去しろ!」
バサラ(俺は…この時を待っていたんだ
ガムリン「どこのアホだ!? あいつは!」
ギギル「むう…!」
〔スピリチアゲージの反応〕
ギギル「どういうことだ…!? このスピリチアのゲージの反応…計器がいかれちまったのか!!」
バサラ「行くぜぇぇぇぇっ!!」
〔バサラ、ギギルへ隣接〕
ギギル「構うものか! 奴のスピリチア…もらう!!」
バサラ「戦闘なんて下らねえぜ! 俺の歌を聴けぇぇぇぇっ!!」
[イベント戦闘「バサラvsギギル」]
ギギル「な、何だ!?」
コスモ「あのバルキリー、敵にまで聴かせてるのか!?」
ルウ「きゃうあっ! きゃはっ!」
アーシュラ「ルウが喜んでる…」
ロッタ「じゃあ、あの戦闘機に乗ってるのって、さっきの人…!?」
ガムリン「いいかげんにしろ! 貴様の行為は軍務の妨げになている! 速やかに退去しなければ撃ち落とすぞ!」
バサラ「まだだ! まだ俺の歌は奴らに伝わっちゃいねえ!」
エキセドル「リン・ミンメイの真似でもしているつもりか…」
マックス「ああ…多分な…」
美穂「リン・ミンメイって、映画の奴?」
サリー「え?」
美穂「35年前、歌で戦争を終わらせたっていうメガロード船団の伝説のアイドル」
サリー「ああ! 見た、見た!」
マックス「モニターから目を離すな! 敵はまだいるのだぞ!」
金竜「ガムリン、奴に構うな! 俺達は敵を叩くぞ!」
ガムリン「了解! あの男、戦闘が終わったらたっぷり締め上げてやる…!」
バサラ「まだまだ行くぜぇぇぇっ!!」

<コスモvsギギル>
コスモ「カーシャ、距離を置く! ミサイルはモニター十面全部使ってでも当てるんだ!」
カーシャ「無理言わないで! 相手は小さいのよ、力押しでいけばいいじゃないの!」
コスモ「そうは言うがな! あの奇妙な武器に当たったらどうするってんだ!」

<ギギルvsバサラ>
バサラ「俺の歌を聴きに来たんだろ!? それじゃ、行くぜぇっ!!」
ギギル「………」「…何だ、、こいつは………」

<ガムリンvsギギル>
ガムリン「よくもドッカーを!」
ギギル「純度65…いいスピリチアだぜ」
ガムリン「速い! やはり、こいつがリーダー機か!」

<金竜vsギギル>
金竜「ドッカーの仇を討たせてもらう!」
ギギル「こいつは最高だ! どんどんスピリチアが上がっていくぜ!」

<ギギルorバロータ軍標準戦列戦艦撃破・勝利条件達成>
ギギル「くそ…! 思ったよりもやりやがるぜ、こいつら!」
サリー「敵艦が本艦へ接近してきます!」
マックス「よし…これより我が艦はトランス・フォーメーションを行う!
サリー「トランス…!
美穂「フォーメーション…!
マックス「関係各位に通達急げ!
サリー「了解!
エキセドル「いよいよ本領発揮ですな
サリー「バトル7、トランス・フォーメーション緊急配備!」
マックス「トランス・フォーメーション終了と同時に一気に勝負に出る!」
ハタリ「ベス、バトル7からだ! 敵艦とバトル7の斜線上から撤退しろとのことだ!」
ベス「あの艦…マクロスの名を冠する艦だ…。では…!?」
マックス「トランス・フォーメーション!」
〔トランスフォーメーションの展開音〕
〔マックス、変形〕

カーシャ「変形した!?」
コスモ「マクロスの名前は伊達じゃないってことかよ!」
カーシャ「じゃあ、もしかしてこの後は…!?」
美穂「トランス・フォーメーション完了!」
マックス「続いてマクロスキャノンを発射する!!」
[イベント戦闘「マックスvsバロータ軍標準戦列戦艦」]
〔敵ユニット撃破〕
ギギル「何だ、あの光は…! 戦艦が一撃だと!?」「くそ、出直しだ!!」
〔敵ユニット離脱〕
バサラ「ちょっと待て! まだ終わってねえぞ!」
サリー「敵機の撤退を確認…」
マックス「周辺の警戒を怠るな。各機を収容後、我々もこの宙域から離脱する」
モエラ「終わったみたいだな…」
コスモ「ああ。それにしても、バッフ・クラン以外の敵まで出てくるとはな」
バサラ「何だよ、あいつら…。俺の歌が聴けないってのか…。冗談じゃねえぜ…!」
ガムリン「あの男、一体何を考えている…!?」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ファイアーボンバー ライブ会場
ミレーヌ「嘘でしょ…!?」
レイ「なかなかやるな、バサラの奴…」
ミレーヌ「どうして、バサラがバルキリーで歌ってるのよ!? どうなってるのよ、あれ!」
レイ「まあ…色々とあるんだろ」
〔ざわめき〕
ミレーヌ「お客さん…帰っちゃう…」
レイ「そりゃそうだろう。ただバルキリーで歌ってるだけじゃ、見てても飽きちまうからな」
ミレーヌ「レイはどうしてそんなに落ち着いていられるのよ!? バサラのことが心配じゃないの!?」
レイ「…あいつはああいう奴だからな。心配なんかしてたら身がもたんさ。さ、俺達も撤収だ」
ミレーヌ「うん……」
レイ(それでいいんだ、バサラ。お前はお前の歌いたいように歌え…)

シティ7 集中治療室
ドッカー「………」
ガムリン「ドッカー…」
千葉「残念ながら、話しかけても応えは返ってこない…」
ガムリン「どうなんだ?」
千葉「この症状については類例が少な過ぎる」
ガムリン「やはり、35年前にメガロード船団を襲った敵と同じなのか…」
千葉「ああ…。あの敵に襲われた者の生体機能は徐々に低下し、生死をさまよう…」「特に異常のあるところは見当たらない…。強いて言うならば、生きる気力を失っている状態だ」
ガムリン「何だって…!?」
千葉「治療のしようがないってことだよ、今の所な…」
ガムリン「ドッカー…」

バトル7 艦長室
〔ハッチの開閉音〕
ベス「ジョーダン・ベス、入室します」
マックス「よく来てくれた、ベス君。改めて挨拶しよう…」「私はマクリミリアン・ジーナス。マクロス7船団の責任者であり、バトル7の艦長でもある」
ベス「メガロード船団の頃から『天才マックス』の名は聞いていました」
マックス「君からの報告を聞いて改めて驚いたよ…」「メガロード船団が謎の敵の襲撃を受け、散り散りになってから、君達の船団と我々とでは過ごしてきた時間が明らかに異なっている」
ベス「我々はメガロード船団からはぐれてすぐにソロ星を発見し、2年の月日を過ごしました…」
マックス「我々は実に35年もの間、入植する星を探して宇宙を旅していた…」
ベス「このズレ、一体何なのでしょうか?」
マックス「ブラックホールの周辺では、時間の流れが周辺より遅くなる現象が確認されている…」「我々と君達のいた宙域では、それと同様に異なる時間経過の流れにいたというわけか」
ベス「そうとしか説明出来ませんね」
マックス(何か作為的なものすら感じられるがな)
ベス「それで、マクシミリアン艦長…私をここにお呼びになられた理由は?」
マックス「今後の我々の行動に関して、君の意見を聞きたくてね」
ベス「今後の…?」
マックス「メガロード船団の宇宙移民は、地球人類の種の存続を目的としたものだ」「そして、原則として出発後は地球との連絡を絶つことになっている」
ベス「不用意な連絡は、地球の位置を異星人に知らせる結果になるからですね」
マックス「その通りだ。我々はある意味、地球という星と決別してこの銀河へ出てきたと言える」「だが、同時に我々は外宇宙の脅威を地球に知らせる任務も負っている」
ベス「はい…STMCのような全銀河的な脅威を発見した場合などがそれに該当します」
マックス「………」
ベス「! もしや、艦長…」
マックス「人の生きる気力を吸収するあの敵…このまま放ってはおけまい」「我々はあの敵に関する報告をするべきではないだろうか?」
ベス「ですが、地球との交信は不可能でしょう。距離の問題もありますが、この辺りの宙域は次元交錯線があまりにも不安定です」
マックス「その通りだ。超空間通信を使用しても、地球とコンタクトは取れまい」
ベス「………」
マックス「残された方法は、我々が直接地球に帰還することだ」
ベス「地球へ!?」
マックス「マクロス7単独では移民星探索も事実上続行不可能だ」
ベス「では、地球に帰還して外宇宙の脅威を警告すると…?」
マックス「そうだ。無論、我々が帰還することによって地球圏を危機にさらす可能性もあるが…」
ベス「バッフ・クランが迫撃してくるかも知れないということですか?」
マックス「ああ。今日の戦闘で接触したのが最小単位の戦闘部隊であるとするならば…」「彼らバッフ・クランの種族としての規模と戦闘力は計り知れない」
ベス「………」
マックス「地球帰還について、君はどう思う?」
ベス「私の意見ですか?」
マックス「そうだ。移民法により入植した惑星は、地球連邦を構成する一つの行政体だ…」「主権はその星の住民にある以上、ソロシップの行動は君達自身が決める必要がある」
ベス「………」
マックス「即答する必要はないが、状況は多くの時間を許してくれないことを認識してくれ」
ベス「はい…」
マックス「とりあえず、我々はこの宙域から1200光年の距離にあるブラジラーへ向かうつもりだ」
ベス「ブラジラー…。移民船団の連絡用拠点として造られた中継基地ですね」
マックス「ああ…。まずはこれまでの状況をあそこから地球へ報告してもらおうと考えている」
ベス「わかりました。ソロシップもそれに同行し、今後のことはそこで改めて考えたいと思います」
マックス「了解した。それとベス君…例のバッフ・クランの捕虜の件だが…」
ベス「現在、彼女からバッフ・クランについての情報を聞き出そうとしています」「戦うにしても逃げるにしても、敵の情報なしではどうしようもありませんから」
マックス「そちらは君に任せよう。明らかにバッフ・クランの行動はソロ星と関連性がある…まず、それを聞き出してくれ」
ベス「はい。イデオンについても何か判明したら報告します」
マックス「頼むぞ、ベス君」

銀河系 辺境部
移動中 宇宙空間

ゲペルニッチ艦 ブリッジ
ゲペルニッチ「ギギルよ…」
ギギル「は…!」
ゲペルニッチ「お前が接触した者のスピリチアだが…」
ギギル「あのゲージがおかしな反応をした奴のことですか?」
ゲペルニッチ「あれのデータを引き続き集めよ」
ギギル「調査を続行しろと?」
ゲペルニッチ「そうだ」
ギギル「ゲペルニッチ閣下、お聞きしたいことがあります」
ゲペルニッチ「何だ?」
ギギル「50万年周期の昔より、我々は遭遇したもののスピリチアを奪ってきました」「我々は常に獲物のスピリチアを根絶やしにした。にも関わらず、今回は何故一気に襲わないのですか?」
ゲペルニッチ「………」
ギギル「例の船団についても同様に調査を続けていると聞きます」「閣下、何をお考えなのかはっきり教えていただきたい」
ゲペルニッチ「…近頃、頻繁に夢を見る」
ギギル「はあ…?」
ゲペルニッチ「獲物と遭遇せずとも自由にスピリチアを得ることの出来る夢をな」「それが夢か現実かはまだわからん…。調査の結果次第だと答えておこう…」
ギギル(何を言ってやがるんだか、俺にはさっぱりわからねえ。へへへ…獲物は追い回すのが一番だぜ…)
ゲペルニッチ「あれらのサンプルが我が夢を叶える存在やも知れぬ…」「我が夢…スピリチアファームの…」
【シナリオエンドデモ終了】


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