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No.22B
発動する力、無限大

【シナリオデモ1開始】
移動中 宇宙空間
大空魔竜

大空魔竜 ブリーフィングルーム
ベス「…今までの経緯から考えてもソロシップか地球圏に留まることは誰にとっても良くない結果を生むように思えます」
大文字「…残念ながら、地球の人間からもあなた方を利用しようとする者が出た以上、肯定せざるを得ません…」
コスモ「連中が欲しいのは俺達じゃない。イデオンの力さ」
シェリル「でも、イデオンがその力を発揮するのは特定の状況に限られるようです」
サコン「その状況とは?」
シェリル「これまでの傾向から判断すれば、搭乗者の生命が危険にさらされた時のようです」
大文字「そのような状況に応じてパワーが上下するのかね?」
ベス「ええ。まるで意志があるかのように…」
サコン「シェリルさん、我々もイデオンの調査や研究に参加させていただけないでしょうか?」
シェリル「………」
コスモ「うまいこと言って、あんたもイデの力に興味があるだけじゃないのか?」
ベス「コスモ…!」
コスモ「言っておくがな、ベス。俺は地球の人間を信用しちゃいない」「それに温室育ちの連中に俺達の気持ちがわかってたまるか」
大文字「コスモ君…」
コスモ「イデオンを調べたければ、やればいいさ。だがな…俺達まで好きに出来ると思うなよ」
〔大空魔竜の扉の開閉音〕
ベス「待て、コスモ!」
大文字「我々は随分と彼の恨みを買ってしまっているようですな…」
ベス「すみません」
大文字「いえ…確かにあなた方と我々では、今回の危機に対する捉え方に大きな隔たりがあります」「バッフ・クラン…それにメガロード船団を襲った人の気力を 吸収する謎の敵…」「それらに対する連邦政府の認識は、実際に遭遇したあなた方から見れば危機感を欠いているとしか言い様がないでしょう」
ベス「ええ…。ブラジラーもその認識の甘さによって壊滅しました」
大文字「自分達が地球圏を去ることで、バッフ・クランの脅威を遠ざけようとするあなた方の気持ちはありがたく思います」「ですが、我々は同胞です。苦しんでいる仲間を見捨てず、救いの手を差し伸べたいと思っています」
ベス「ありがとうございます…」
サコン「いずれ連邦政府は退去命令を無視するあなた方に部隊を差し向けるでしょう」「それまでにイデの研究を含め、出来うる限りの能力をさせていただきます」
シェリル「………」

ソロシップ 艦内通路
竜馬「これがソロシップの中か…」
モエラ「中のスペースは結構広くてな。どうやら、これを造った第6文明人ってのは身体のサイズが大きかったらしい」
甲児「へえ、ゼントラーディ人みたいだな」
アーシュラ「ねえ、お兄ちゃん達ってあっちの怪獣の宇宙船の人達?」
サンシロー「ああ、そうだよ。だけど、その怪獣ってのは勘弁して欲しいな」
弁慶「そうか…ソロシップにはソロ星を脱出した民間の人達も乗っているんだったな」
リン「はい…この子達も訳のわからぬまま、親と引き離されてしまったんです…」
ファード「………」
ミチル「かわいそうに…」
隼人「ミチルさん、下手な同情はしない方がいい」
竜馬「どういう意味だ、ハヤト?」
隼人「遅かれ早かれソロシップは地球圏を発つ。下手な肩入れは互いのためにならんだろうぜ」
コスモ「そっちの奴の言う通りだ。リン! アーシュラ達を向こうへ連れて行け」
リン「う…うん…」
甲児「そんなにツンツンすんなよ。少なくとも今は仲間なんだからよ」
コスモ「一方的に近寄って来て、こっちを利用しようとする…。そういう奴をどうやって信用しろと?」
サンシロー「待てよ。俺達はお前らを助けようと思って…」
カーシャ「そういう態度が鼻につくのよ。地球でぬくぬく暮らしているとそういう風になるみたいね」
さやか「それ、いくら何でも言 い過ぎじ ゃない?」
ミチル「最初から他人を疑ってかかったら、信頼なんて出来やしないわ」
カーシャ「それで結構よ。どうせあたし達は地球を追われるんだから!」
甲児「…行こうぜ、みんな。俺達はケンカをするためにここへ来たんじゃねえからな」
コスモ「ああ、そうしてくれ。俺もイデオンの調査の手伝いがある」「いつまでもあんた達を監視しているわけにはいかない」
<<クスハ>>
クスハ「あの…」
コスモ「何だよ、お前?」
クスハ「そちらにも色々と事情があるのはわかります…」「でも…今は地球圏だって大変な状況下にあるんです」
コスモ「そこから追い出される方がまだましだとでも言いたいのか?」
クスハ「違います。同じ星で生まれたのに…同じ地球人なのに憎み合うのは悲しくないですか…?」
コスモ「………」
クスハ「それに…私達もバルマー戦役の時、地球圏からの退去命令を受けたことがあって…」
コスモ「それがどうしたってんだ? 今、追い出されようとしてるのは俺達なんだぞ!」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「状況が見えていないようだな」
コスモ「何だ、お前?」
クォヴレー「今、地球圏は星間連合だけでなく、原種や地底帝国の攻撃を受けている…」「辛い体験をしているのは、お前達だけじゃない」
コスモ「何を言ってるんだ! 俺達をこうさせたのは、お前達の上にいる人間なんだぞ!」

竜馬「やめろ…! もうたくさんだ!」「コスモと言ったな…。残念だよ、君達から外宇宙の話が聞けると思っていたが…」
コスモ「銀河のことが知りたければ、自分達の目で見てくるんだな」「そうすれば、俺の言いたいことがわかるだろうさ」
竜馬「………」

ソロシップ 格納庫
ジョリバ「こっちだ。ここからイデオンの各メカのコックピットへ行ける」
サコン「ソロ星から発見されたのはイデオンとソロシップだけなのですか?」
ジョリバ「ああ。イデオンは普段は甲板に置いてあるから、この格納庫は半分は倉庫みたいなものだ」「もっとも、脱出やブラジラーの時のどさくさでガラクタも積んであるけどな」
護「ホントだ…ゴミだらけ」
ジョリバ「おいおい、ゴミはひどいな」
サコン「護君も凱のGストーンも反応しないということは、イデの力とゾンダーに関係はなさそうだな」
護「!」
凱「どうした、護!?」
護「凱兄ちゃん…あ、あれ…!」
凱「あれは…」
超竜神「………」
凱「超竜神!!」
ジョリバ「ああ、あのロボットか。あれは地球圏へのDSドライブ中に亜空間で拾ったんだ」「もっとも、俺達が拾った時には既にボロボロで手の施し様もなかったけどな」
凱「超竜神…」
護「きっと…地球に帰りたいっていう超竜神の想いが…僕達を再び会わせてくれたんだね…」
凱「安らかに眠れ…超竜神。俺達はお前の分まで戦う…」

イデオンAメカ コックピット
シェリル「ここがイデオンのAメカ…メインコックピットです」
洸「中は普通のメカニックなんだ」
マリ「ライディーンみたいな操縦席でも想像してたの?」
洸「ああ」(…イデオンを初めて見た時、ライディーンが反応を示した…。それを確かめるために来たけど、俺の思い違いだったのか…?)
シェリル「どう、サコン君? 何かわかるかしら?」
サコン「配線図等を見る限りじゃ、普通のメカニックと変わりはありません」
小介「やはり、イデオンのパワーは内包するイデの力に起因しているみたいですね」
コスモ「そんなことはシェリルさんの調査でもわかっているさ」「それ以上の何かを見つけるためにあんた達を呼んだんじゃないか」
ジョリバ「よせよ、コスモ。まだ調査は始まったばかりなんだ」
サコン「カララさん、バッフ・クランはイデの存在に対して確証をつかんだと言っていましたが、それは一体…?」
カララ「…数年ほど前からでした。私達の母星であるバッフ星に流星が落ちるようになったのです」「その流星はロゴ・ダウ…つまり、あなた方の言うソロ星の方向から流れて来たのです」「バッフ星には隕石の落ちたような穴が大昔からあるんです。それらもロゴ・ダウから飛んで来たのです」
ベス「それがイデの存在を証明するものか?」
カララ「はい」
シェリル「イデの伝説とも合うわけね。イデって、ただのエネルギーなのかしら?」
カララ「科学者達は太陽エネルギーのようなものだと言っています。しかも流星を動かすことの出来るような…」
コスモ「でも、使いこなせると思っているのか?」
カララ「イデが手に入れば、全宇宙が平和になると父のドバは言っていました」
小介「流星を動かすようなエネルギーですか…想像を絶するものがありますね」
シェリル「そんなエネルギーを私達がコントロール出来ると思って…?」
サコン「確かに。だからこそ悪用されたら取り返しのつかないことになるだろう」
カララ「バッフ・クランでは、イデの力を輝きの珠とか二つ目の太陽と言っています」
ベス「イデの力でバッフ・クランを治めた英雄のおとぎ話か…」
カララ「そして、悪人にイデを奪われると守りきれなかった英雄も罰せられて焼き殺され、暗黒を生むとも言われています」
ジョリバ「意外と救いのないおとぎ話だな」
サコン「ですが、神話の中に真実が隠されている例は過去にも数知れないほどあります」
コスモ「じゃあ、バッフ・クランは異星人である俺達にイデを奪われたんで、イデに罰せられるってことか?」
カーシャ「それじゃ、あたし達が悪人ってことになるわ」
カララ「バッフ・クランの伝承についてはもう少し詳しくはお伝えできます。皆さんのために…」
シェリル「ベスのためと言ってくれても我慢するわ」
ベス「シェリル、口が過ぎるぞ」
サコン「とりあえず、これまでのデータを大空魔竜のメインコンピュータで分析してみようと思います」
小介「でも、これほどのデータとなると大空魔竜内だけでは処理出来ないかも知れませんね」
サコン「仕方ないな。あのコンピュータは艦の制御にも使われているのだから」
小介「つくづくグロリアが使えないことが悔やまれます…」
シェリル「グロリア…? 月に建設されていた巨大コンピューター…あれが完成したのね?」
サコン「ですが、グロリアが設置されているムーンクレイドルは現在星間連合に制圧されています」
シェリル「何てこと…!」

大空魔竜 ブリッジ
大文字「ムーンクレイドルを解放する?」
サコン「はい。シェリルさんはあそこにあるグロリアでイデの解析を行いたいとのことです」
大文字「しかし、ムーンクレイドルは星間連合が押さえているのだぞ」
サコン「それについてですがソロシップもムーンクレイドル奪還作戦に協力してもいいとのことです」
ピート「やりましょう、博士。星間連合を叩くことは本来の任務です」「それにイデオンの協力を得られるなら、作戦の成功が上がります」
大文字「だが、ソロシップが行く所にはバッフ・クランが現れる。そのことを忘れてはいかん」
ピート「………」
大文字「バッフ・クランも地球圏での戦力は限りがある以上、次の襲撃には全戦力を懸けてくるだろう」
ミドリ「…こないだのバッフ・クラン軍はイデオンの力で何とか退けられたけど、今度はどうなるかわからないわ」
サコン「コスモ君達の話では、あれはあの時だけの特別なパワーだったそうだ」
ピート「だが、月を放っておくわけにはいかないだろう!?」
サコン「それはそうだが…」
大文字「…ピート君の言う通りだな。いずれにせよ、我々は星間連合と戦わなければならない」「それが我々の任務であり、地球圏を去るソロシップのクルーへの手向けになる…」
ピート「博士…」
大文字「進路は月のムーンクレイドルへ! αナンバーズはソロシップと共にムーンクレイドルを奪還する!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「発動する力、無限大」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃準備〉
鋼鉄ジーグ「やれやれ、豪勢なお出迎えだぜ」
鉄也「星間連合にとってもここは重要な拠点だ。戦力を出し惜しみするつもりはないだろう」
ベス「こちらソロシップだ。大空魔竜が囮となって敵を引きつけている間、我々はコンピューター施設へ突入する」「αナンバーズは援護を頼む」
豹馬「おう、任せな!」
サコン「各機へ…グロリアのあるコンピューター施設はあそこだ」
〔カーソル、コンピューター施設を指定〕
ベス「ハタリ! ソロシップをあの施設へ突入させろ! 後はシェリル達に任せる!」
ハタリ「了解だ」
シェリル「ではお願いね、サコン君」
サコン「ええ」
コスモ「………」
竜馬「コスモ、俺達のことが気に食わないのはわかるが、今は協力してもらうぞ」
コスモ「俺だってガキじゃない。今がどういう時なのか理解してるぜ」
竜馬「なら、それでいい! 行くぞ!」
コスモ「ああ!」
<戦闘開始>

<ベスがコンピューター施設へ到達・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
コスモ「バッフ・クランか!」
ベス「やはり来たか…!」
バッフ・クラン兵「ハルル様、ロゴ・ダウの異星人達は別星系の軍と戦闘している模様ですが…」
ハルル「我々の目標はあくまで巨神とその艦だ。それ以外は向かってこない限り無視して構わん」
竜馬「ベスさん! ここは俺達が引き受ける! その間にグロリアを!」
ベス「済まない! ハタリ、ここに艦を固定しろ! 行くぞ! シェリル、ジョリバ!」
シェリル「は、はい!」
コスモ「頼むぜ、シェリルさん!」
シェリル「そっちもね、コスモ。あなたの力を信じているわ」
コスモ「…どういう風の吹き回しだい? しかし、イデの秘密を解くとなれば死なせはしない…!」
サコン「カララさん、あなたも同行してもらいます」
カララ「ええ…望むところです」
ギジェ「あれは…!」
〔ギジェ、ベスへ接近〕
ハルル「戻れ、ギジェ! 隊列を乱すな!」
バッフ・クラン兵「ギ、ギジェ様…」
ギジェ「責任は私が取る! あの施設へ乗り込むのだ!」
〔ギジェ、ベスへ接近〕
ギジェ「私はカララ様を追う! ジグ・マックはお前達に任せる!」
バッフ・クラン兵「はっ!」
〔カーソル、ギジェからベスへ移動〕
ギジェ「カララ様…これがお救いする最後の機会…!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

グロリア・オペレーションルーム
〔コンピューターの動作音〕
シェリル「グロリアを使用するキーワードは?」
サコン「わかっています。A・I・G・I・S…D・I・A・N・A」
〔コンピューターの動作音〕
〔大型パネルの動作音〕

ジョリバ「おお!」
シェリル「さすがね、サコン君」
サコン「問題はここからです。たとえグロリアでも、この断片的なデータから答えを導き出せるかどうか…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ベス「急いでくれ! 外はかなりの激戦らしい!」
サコン「はい!」
〔大型の動作音〕
シェリル「エネルギー係数ね…」
ジョリバ「どうだ?」
サコン「…イデの存在は実証されました、エネルギーの場として」
ジョリバ「本当かよ!?」
サコン「そして、その数値は…」
コンピュータ「999999999999999999999999999999999999999999999999999999∞」
シェリル「無限エネルギー…イデが…!?」
サコン「まだ結論ではありません。だが、無限大のエネルギーが存在するらしいとなると…」
シェリル「今度はイデのシステムの分析ね」
サコン(グロリア…このデータからどのような結論を導き出す…?)

ムーンクレイドル ドーム内
カララ「うまくいくのでしょうか…?」
ベス「わからん…。だが、少しでもイデのことがわかれば今後の我々のやり方も決まる」
〔走り寄る足音〕
ギジェ「カララ様!」
ベス「バッフ・クランの兵か! この施設まで乗り込んでくるとは!」
カララ「ギジェ…!」
ベス「知り合いなのか!?」
ギジェ「カララ様…ハルル様には私から取りなします。さあ、一緒に帰りましょう」
カララ「それは…出来ません」
ギジェ「何故です!?」
カララ「私はイデを知りたい…。そして、この不毛な戦いを終わらせたい」
ギジェ「カララ様、ドバ総司令の娘であるあなたが異星人にたぶらかされたのですか!?」
カララ「………」
ベス「カララ…」
ギジェ「そこの異星人! こうなればカララ様を取り戻すべく貴様に決闘を申し込む!」
ベス「何っ…!?」
ギジェ「我がバッフ・クランは、サムライであれば一対一の決闘を最も尊いものとする」「貴公がサムライならば、一騎討ちに応じて全ての決着をつけられたし!」
ベス「条件は?」
ギジェ「私が勝てばカララ様を返してもらう」
ベス「君が負ければ?」
ギジェ「私が負けるか…ふふふ…。そうだな…諸君らを追うのはやめよう」
ベス「了解した。カララ、君は下がっていろ」
カララ「はい…」
ギジェ「剣は持っているな?」
ベス「無論だ…行くぞ!!」
〔剣を交える音×3〕
ギジェ「なかなかやる…! さすがは好戦的な種族だ!」
ベス「ソロ星の人々を何千人も殺しておいて言ってくれる!」
〔剣を交える音×3〕
シェリル「ベス…!」
ベス「来るな、シェリル!」
ジョリバ「バッフ・クランだと! 加勢するぞ、ベス!」
ギジェ「ぬう!」
ベス「撃つな! これは決闘だ!」
シェリル「で、でも!」
ベス「礼儀には礼儀をもって応える! それがサムライだ!」
ギジェ「この男…!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ジョリバ「この施設はもうもたない! 脱出するぞ!」
ベス「カララ、行くぞ!」
カララ「はい!」
ギジェ「カララ様! どこへ行かれるのです!?」
カララ「ギジェ…私はもうバッフ・クランに帰ることは出来ません…」
ギジェ「ハルル様ならば私が!」
カララ「それだけではないのです…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ギジェ「カ、カララ様…!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現〕
〔ピート、ベスへ接近〕

ピート「やはりバッフ・クランも来ていたか!」
ミドリ「サコン君を収容しました。ベスさん達もソロシップへ帰還したようです」
大文字「よし! 我々もバッフ・クランを迎撃するぞ!」
ベス(あのギジェという男も無事に脱出したようだな…)
ハルル「ロゴ・ダウの異星人め…集結したか!」「全軍、攻撃開始だ! 奴らを殲滅し、巨神を手に入れる!」「ドッパ、キヤヤ! 存分に働くがよい!」
ドッパ「はっ!」
キヤヤ「ご命令のままに…」
コスモ「やる気かよ! なら、ここで決着をつけてやる!」
カララ「姉の部下に双子の悪魔と言われているブフ兄弟がいます」
カーシャ「悪魔の双子!?」
モエラ「お揃いの二機っていうと…あれか!」
〔カーソル、ドッパを指定〕
カララ「二人のチームワークは普通の兵達と違います」
シェリル「双子の兄弟にはテレパシーに似たものが働くと聞くわ。ひょっとしたら…」
ベス「コスモ! あの二機には十分に気をつけろ!」
コスモ「了解だ!」
真吾「やれやれ…今回の敵は前にも増してスケールが大きいな」
レミー「ぼやかない、ぼやかない」
忍「俺達も行くぜ! 星間連合とまとめて、バッフ・クランも地球から追い出してやる!」

<ハルルと戦闘or敵5小隊以下orイデオンゲージ第3段階以上・味方援軍2出現>
ベス「向こうも総力戦で来る気だ! 物量ではこちらが不利だぞ!」
コスモ「そんなの、最初からわかってることだろうが!」
ピート「博士! このままでは消耗戦になります!」
大文字「一艦隊がこれほどの戦力を持つとは…!」
超竜神「………」
護「超竜神…」「超竜神…お願い、力を貸して…。このままじゃ、みんなが…」
超竜神「………」
〔ベスから緑の光の広がり〕
護「な、何が起きたの!?」「このエネルギー…Gストーンじゃない!!」
〔味方ユニット出現〕
命「氷竜! 炎竜!」
甲児「お、おい! 誰があいつらを直したんだよ!?」
小介「か、彼らの機能は完全に停止していたのに!」
サコン「まさか、自己修復を!?」
氷竜「うおおおおっ!」
炎竜「うおおおおっ!」
〔氷竜から緑の光の広がり〕
忍「何だ、あのパワーは!?」
鋼鉄ジーグ「何がどうなっているんだ!?」
炎竜「わからない…。だが、今の僕の身体には解析不能な未知なるエネルギーがあふれている…」
護「未知なるエネルギー?」
氷竜「そう、私達は出会った…あの不思議な力…!」
炎竜「ザ・パワーと!」
サコン「ザ・パワー…!?」
炎竜「超空間に取り残された僕達は木星へと放り出された…」
氷竜「そこで出会った…ザ・パワーに…!」
炎竜「おして、僕達は願った…生きたいと」
氷竜「もう一度、みんなに会いたいと…」
炎竜「強く…強く!」
氷竜「その願いをかなえたのは体内に残留していた…」
炎竜「ザ・パワーのエネルギー!」
氷竜「ザ・パワーは我々を超空間に送り込み…」
炎竜「僕達はよみがえった!」
サコン「そんなエネルギーが存在しているというのか…!?」
〔コスモ、エネルギー上昇〕
コスモ「イデオンのパワーが上がっている!」
カーシャ「どういうことなの、コスモ!?」
コスモ「わからない! だが、これならやれるぞ!」
シェリル「まさか…イデがあのザ・パワーに反応した…?」
氷竜「行くぞ、炎竜!」
炎竜「了解だ、氷竜! この力、みんなのために使う!」
氷竜「シンメトリカル!」
炎竜「ドッキング!!」
〔超竜神、合体〕
超竜神「超ォォォ竜ゥゥゥ神ィィン!」
護「うわっはぁ! 超竜神の完全復活だ!!」
超竜神「生まれ変わった私の勇気…見せてあげましょう!」

<クスハvsハルル>
クスハ「少しはこちらの話を聞いてください! 私達も避けられる戦いは避けたいんです!」
ハルル「ならば、まずお前から銃を捨てよ!」

<クォヴレーvsハルル>
ハルル「巨神はお前達に過ぎた代物だ! 我らに扱われるのが相応しい!」
クォヴレー「どうかな…? 俺達やお前達ではなく、人間全体にとって過ぎた存在ではないのか?」

<甲児vsハルル>
甲児「人の庭に土足であがりこんでくるたあ泥棒みてえだな!」
ハルル「野蛮人め…口の利き方に気をつけろ!」

<鉄也vsハルル>
鉄也「来い、異星人! 相手がどんな力を持つものだろうと俺は退かん!」
ハルル「ほう…異星人の中にもサムライがいるようだな」

<竜馬vsハルル>
竜馬「お前達がいかに理屈をこねたところで、やっていることは悪党そのものだ!」
ハルル「個人的な感想だな。我々は母星の存亡をかけて動いている。邪魔はさせぬ!」

<洸vsハルル>
洸「お前達がかかってくるなら、俺とライディーンは容赦しないぜ!」
ハルル「ええい、生意気な! あの青い機動メカを撃ち落せ!!」

<豹馬vsハルル>
豹馬「さあ、かかってきやがれ! 正面からドテっ腹に風穴開けてやるぜ!」
ハルル「やはり野蛮な種族よ…。下衆な輩がここにもおるわ」

<真吾vsハルル>
ハルル「問答無用! 即座に降伏して、巨神のメカを引き渡してもらう!」
真吾「ま、異星人に話し合おうって言われたってさ、警戒するのが普通だぜ」
レミー「でも、問答無用って言われると、ちょっぴり反発したくもなるわよね」
キリー「バッフ・クランってのはあんなのばっかりなのかねぇ。おお、こわこわ」

<忍vsハルル>
忍「うおおおおおっ!! バッフ・クランだかなんだか知らねえが、ダンクーガで叩き潰してやるぜ!!」
亮「忍! 熱くなりすぎると勝てる戦いも勝てないぞ!」
ハルル「闘争本能むき出しではないか…! なんという好戦的な種族だ…!」

<コスモvsギジェ>
コスモ「貴様達はただ、異星人だからって俺達を襲って…」「そのおかげで俺は家族や友人を殺されたんだぞ! それを黙ってろっていうのか!?」
ギジェ「一方的な言い草だな。被害を受けているのは我々のほうだ! 何故抵抗する!?」

<コスモvsハルル>
コスモ「しつこいんだよ! なぜ放っておけない!」
ハルル「その力で我らの星を侵略しないと言い切れるか!」「事実、何百何千という兵が生命を落としているのだぞ!」
コスモ「先に手を出したのはそっちだろうがー!!」

≪まだキヤヤ健在≫
<コスモvsドッパ>

キヤヤ「ロッグ・マックで同時攻撃よ、兄さん!」
ドッパ「いいだろう。長引かせて生命を落とすなぞ、つまらんからな」
コスモ「なんだ、あいつらの動きは…?」

<ベスvsギジェ>
ベス「この重機動メカ…ギジェとかいう奴か!」
シェリル「チャンスよ、ベス! ここで徹底的に叩くべきよ!」
ベス「彼はサムライだ…。我々は正々堂々と戦う…!」
シェリル「下らない男のヒロイズムね…」
ギジェ「さっきの男…異星人にしては礼儀忠節のある…」「…いや、今はロゴ・ダウの艦を叩くだけだ!!」

<サンシローvsハルル>
サンシロー「ドンと来い! ガイキングでお前らの星へ送り返してやるぜ!」
ハルル「おお、やってみよ! お前ごときの力で何ができるというのだ!」

<ピートvsハルル>
ハルル「総員、目標をあの恐竜型母艦に定めよ!」
ピート「お前のような奴らと戦うために俺と大空魔竜がいるんだ! 好きにはさせないぜ!!」

<凱vsハルル>
凱「なぜ話し合おうと誌しない!? 俺達はすぐ力に訴えるほど愚かじゃない!」
ハルル「異星人となど話し合えるものかよ! 下がれ、下郎がっ!」

<鋼鉄ジーグvsハルル>
ハルル「正面の機動メカ…あの大きさでドロワ・ザンに白兵戦を仕掛けてくるつもりか…?」
鋼鉄ジーグ「甘く見てもらっちゃ困るぜ! 鋼鉄ジーグのパワーを見せてやる!」

<ギジェ撃破>
ギジェ「カララ様が魅せられたイデの力…私もその全てを見たい…!」「そのためにもここで死ぬわけにはいかん! 脱出だ!」
〔敵ユニット撃破〕
カララ「ギジェ…」
ベス「………」

<ドッパ撃破>
ドッパ「キヤヤ、脱出するぞ!」

<キヤヤ撃破>
キヤヤ「ドッパ兄さん! ここは退きます!」

<ハルル撃破>
ハルル「こ、この力…もし巨神とロゴ・ダウの異星人が我らの星に攻め込んだら…!」「その時は宇宙の支配どころか、バッフ・クランは滅びの道を歩むことになる!」「巨神とロゴ・ダウの異星人は…この宇宙から抹殺せねばならない…!」
コスモ「ベス!敵の旗艦は機能を停止しかけている! 仕留めるなら今だ!」
ベス「いいか…カララ?」
カララ「気丈夫な姉…男勝りに生き続けるよりはいいでしょう…」
〔通信パネルの開閉音〕
ハルル「亜空間通信だと…!?」
???「ドロワ・ザン! ハルル・アジバ殿! もうすぐ救援に参ります!」
ハルル「この声は…!」(声の主がダラム・ズバならば、私がなぶり殺しになるのをどこかで見ているというのか…!)
ベス「攻撃を続けろ! 敵の旗艦を沈めれば、勝負は決まる!」
カララ(お姉様…憎み合うことももうおしまいですね…)
ハルル(ダラム…あなたは最後まで私をもてあそび、異星人に身を委ねさせようというのか?)
ハタリ「ベス! DSアウトだ! 何かが来るぞ!」
ベス「何っ!?」
〔敵ユニット出現〕
鋼鉄ジーグ「バッフ・クランの増援か!」
美和「そんな…! これ以上相手にするのは無理よ!」
鋼鉄ジーグ「泣き言を言うな、ミッチー!」
ダラム「敵はひるんでいます! 今の内にDSドライブで後退を!」
ハルル「全艦、DSドライブ! 我々はこの星系より離脱する!」
〔敵ユニット離脱〕
雅人「行っちゃったよ…」
亮「…こちらとしても助かったな」
鉄也「だが、奴ら…どれだけの戦力を持っているんだ?」
ベス「これでバッフ・クランは太陽系から後退したか…」
カララ「姉さん…」

<敵全滅・勝利条件達成>
隼人「何とか片付いたか」
ミチル「でも、グロリアは破壊されてしまったわ…!」
竜馬「星間連合は俺達に奪還されるぐらいならと思ったんだろう」
沙羅「あの男がやりそうなことだよ」
忍「だが、ここを落とされたとなれば、シャピロの奴も黙っちゃいねえさ」
豹馬「ってことは、次はいよいよ星間連合と決戦か…!」
忍「ああ! 今度こそ奴との決着をつけてやるぜ!」
〔超竜神に爆発〕
護「超竜神!!」
超竜神「だ、大丈夫です。少し…パワーの制御が…うまくいかなった…だけです…」
甲児「無理もないぜ。あれだけのパワーだもんな」
サコン「………」
ミドリ「どうしたの、サコン君?」
サコン「俺には、あのザ・パワー…危険なものに思える…」
パリアッチョ「ザ・パワー発見…無限の力…αナンバーズ…。太陽系内…存在ポイント…」「……木星」
〔パリアッチョのいる地点にユニット離脱のエフェクト〕
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

銀河系
DSドライブ中 亜空間

ガブロ・ザン ブリッジ
ダラム「………」
ハルル「礼を言わなければならないようですね」
ダラム「我々が敵の力を知りたいために救援を出すのが遅れてしまった。すまないと思っています」
ハルル「口先だけの謝罪なぞ聞きたくはない。この宇宙船、重機動メカ、軍の物ではない…どういうことだ?」
ダラム「相変わらずだな、ハルル・アジバ嬢」
ハルル「人間はそう変わるものではない。まして、あなたのためになぞ…ダラム・ズバ」
ダラム「…まずは本国に帰還します」
ハルル「助かる」
ダラム「条件があります。この艦を手に入れるために私を身体を張っている…」「本国に着いたら、直ちに巨神討伐へ向かわせてもらう」
ハルル「…あなたに借りは作らんよ」

移動中 月付近
大空魔竜

大空魔竜 ブリッジ
大文字「無限力…」
サコン「はい。イデの力のエネルギー係数は計測不能…言わば無限大です」
大文字「イデ…そして、ザ・パワー…。無限の力など絵空事だと思っていたが」
ベス「しかし、その力があれば、相手が何者であろうと恐れることはありません」「政府は我々に追放を言い渡しましたが、戦わずしてバッフ・クランの脅威を払拭することは出来ないでしょう」
シェリル「…いえ、戦わないことが守りになることもあるわ」
コスモ「どういうことなんだ、シェリルさん?」
サコン「無限の力…それは一歩間違えば破滅を意味する」
シェリル「もし、イデがその力を開放したら、地球の一つや二つ…いえ、それ以上の物が破壊されることになるかも知れないわ」
ベス「確かなのか、シェリル?」
シェリル「グロリアの分析の結果よ。何億人かの第6文明人の意志の力を封じ込めるシステムがイデ…」「その力を破壊のために使ったら、私達は…」
ベス「………」
コスモ「で、イデのコントロールシステムについて何かわかったのかい?」
シェリル「コントロールシステム…?」
コスモ「シェリルさん、しっかりしてよ! コントロールする方法がわからないんじゃ、何にもならないじゃないか!」
シェリル「それが…調べられなかったの、戦闘でグロリアが破壊されてしまったから…」
コスモ「じゃあ、肝心な所はわからずじまいかよ」
シェリル「………」
サコン「…お疲れでしょう。後は僕とジョリバさんが説明します」
シェリル「そうね…頼むわ…」
大文字「サコン君、ジョリバ君、第6文明人の意志とは一体何なのだ?」
ジョリバ「イデオンの装甲材質…イデオナイトのバリアが、その意志を空間に閉じ込めているんですよ」
サコン「それをエネルギーとしているのが、ィデです」
ハタリ「そんなのが何故動き出したんだ?」
ジョリバ「封じ込められていたイデの防衛本能のせいさ」
カーシャ「防衛本能?」
サコン「そう、イデにはそれがある。そして、より純粋な防衛本能に応えて、動き始めたものだと思われる」
コスモ「より純粋な…?」
ジョリバ「例えば、バイパー・ルウのような赤ちゃんの自分を守りたいという考え方にイデは同調したんだ」「俺達は偶然にしろルウのような赤ちゃんをソロシップに乗せた…」「そのおかげでイデの力が俺達を守ってくれていた…というわけさ。でなけりゃ…」
コスモ「いや、おかしいよ…! 自己防衛本能の塊にしては俺達を守ってくれていない!」
ベス「いや…イデそのものが独立した物になっていたとしたら、考えられるぞ」
ジョリバ「…ああ」
ベス「ソロシップとイデオンが完成し、数多くの意志の力が一つのパワーになった時…」
カララ「イデは自らの存在を他の者に侵略されぬ前に他者を滅ぼす…」「例え、それがイデを生み出した第6文明人であったとしても…」
コスモ「何だって…?」
カララ「イデのエゴ…わがままな力なのでしょう。愛などというものではなくて…」
シェリル「そうなのよ…。そのイデに取りこまれているのよ、私達は…」
コスモ「取り込まれている…? 無限力にか…?」
大文字「だが、それはイデの力を我が物にしようとした者全て…つまり、地球人も同様だろう…」
コスモ「でもさ、カララ…バッフ・クランの伝説にあるよな。善き力によってイデは目覚めるって」
カララ「でも、イデを生むシステムを考え出した第6文明人は何故滅びたのです?」
コスモ「そ、それは…」
カララ「私達のようにコントロール出来なかったからでしょう?」
コスモ「そりゃ…そう考えられる…。けど…」
ベス「………」
カララ「………」
シェリル「………」
大文字「ベス君…」
ベス「わかっています…。やはり我々は地球圏にいられないようですね」
大文字「勘違いをしないでくれ、ベス君。危険なのはイデであって、決して君達自身ではない」
コスモ「同じことだよ、博士 。俺達はイデに…第6文明人の怨念に取り憑かれているようなものだからな」
ベス「とにかく、我々が責任をもってイデを処理します」
サコン「処理? どうする気だ?」
ジョリバ「さてな…。バッフ・クランに渡すわけにもいかないし、宇宙の果てにでも置いてくるかな」
シェリル「ベス…木星へ行ってみない?」
ベス「木星?」
シェリル「詳しくはわからないど、あの朽ち果てたロボットを甦らせたザ・パワーという力…」「あの力…私にはイデと似た性質を持っているように思えるの」
サコン「確かに、ザ・パワーを調べれば、さらにイデの解明が進むかも知れないな」
ベス「いいだろう。どうせ太陽系を去ることになるんだ、それくらいの寄り道は構わんさ」
カララ「………」

星間連合 月面前線基地
シャピロ「…時は来た」
ルーナ「では…?」
シャピロ「αナンバーズはムーンクレイドル攻防戦を終えた直後だ」「奴らは消耗し、同時に我々にとっても邪魔者であるバッフ・クランを退けてくれた」
ヘルマット「フン…腰の重い貴様にしては賢明な判断だ」
ギルドローム「我らにもプライドがあり、奴らには借りがある…。月を奴らの墓場にしてやろう…!」
シャピロ「全軍に攻撃命令…。これより我々は月の全戦力を挙げてαナンバーズを討つ!」
ワルキメデス「今こそ、奴らを討つチャンス…」
ダンゲル「今度こそ! 今度こそ奴らを血祭りにしてくれる!」
シャピロ(そろそろ潮時だな…。この戦いを機に計画を第2段階に移す…)(私がこの宇宙の神になるための偉大なる計画のな…)
ルーナ「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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