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No.23B
決戦!地獄の月荒野!

【シナリオデモ開始】
移動中 月面
大空魔竜

大空魔竜 ブリーフィングルーム
キリー「で、結局ソロシップの連中は地球圏を出て行くわけか?」
レミー「出て行くんじゃなくて、追い出されるの」
<<クスハ>>
ブリット「何とかならないんでしょうか…?」
<<クォヴレー>>
ゼオラ「まだ小さい子達もいるのに…何とかならないんでしょうか?」

レミー「う~ん…グッドサンダーに乗せるとか」
キリー「お、名案だねえ。あれなら神出鬼没だし」
レミー「おまけに面倒見るのは隊長だし」
<<クスハ>>
ブリット「でも、ビムラーと無限力って組み合わせが悪いような気がしませんか?」
キリー「確かに…両方ともよくわからんエネルギーだからな」
レミー「それこそ、女心並にね。ブリット君も苦労してるっしょ?」
ブリット「え!?」
レミー「進展してるの? 彼女との仲」
ブリット「し、進展も何も今は戦時中ですから!」
レミー「あららん。恋する二人に状況なんて関係ないのよ?」
ブリット(…ど、どこかで聞いたことがあるような台詞だ…)
キリー「若者をからかってる場合か」
レミー「でも、ソロ・シップを保護しようなんて話、今の連邦政府には無理じゃない?」
キリー「ああ。コスモ達のことを同じ地球人だと思っちゃいないだろうな」
ブリット「コーディネイターの人達と同じ扱いだということですか…」
キリー「まあな。今の連邦政府は悪の組織化が進んでるぜ、実際」
ブリット「………」
<<クォヴレー>>
アラド「けど、何かとんでもねえことが起きそうな気がするなあ」
ゼオラ「うん…グッドサンダーのビムラーも謎の多いエネルギーだもんね」
アラド「そう言や、ケン太の奴…元気かな」
クォヴレー「ケン太?」
アラド「封印戦争の時、αナンバーズにいた子でさ。ビムラーに選ばれて、外宇宙へ旅立ったんだ」
クォヴレー「………」
レミー「ま、ビッグソウルっていうお守りもいることだし、大丈夫じゃない」
クォヴレー(イデにザ・パワー…ガンエデン、ビムラー、そしてビッグソウルか)(何故、太陽系にはそのような存在が集まっているんだ? それらを引きつける要因があるのか…?)

〔レーダー反応〕
<<クスハ>>
ブリット「!!」
<<クォヴレー>>
アラド「!!」

〔走り寄る足音〕
忍「おい、みんな! 星間連合の奴らが総攻撃に出たぞ!」
レミー「あら~、もう山場なの?」
キリー「まさか。俺達、出てきたばっかりだぜ? これからでしょ」
<<クスハ>>
ブリット「ともかく、出撃しましょう!」
<<クォヴレー>>
ゼオラ「行くわよ、アラド! クォヴレー!」
アラド「ああ!」
クォヴレー「了解だ」

【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「決戦!地獄の月荒野!」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
大文字「ベス君、このままここにいては君達も戦いに巻き込まれる」「ソロシップは速やかに月を離れた方がいい」
ベス「いえ…我々もこの戦いに参加します」
ピート「何…?」
ベス「我々はもうすぐ地球を離れ、二度と戻ることはないでしょう」「それでも、あの星が我々の母星であることは変わりません」
ピート「地球のために戦ってくれるといのか…?」
ベス「これは乗員の総意でもある」
大文字「すまない、ベス君…」
ミドリ「敵部隊、来ます!」
〔敵ユニット出現〕
ちずる「な、何て数なの!?」
雅人「やっぱり総力戦なんだ…!」
亮「いや、月に駐留していた星間連合はもっと多いはずだ」
十三「ってことは伏兵がおるってことかいな?」
豹馬「構うこたあねえ! こいつらを叩き潰せば、残りの連中も出てくるだろうぜ!」
竜馬「星間連合…ここで決着をつけてやる!!」
※※コスモ出撃の場合、セリフ追加※※
コスモ「………」
カーシャ「どうしたの、コスモ?」
コスモ「あいつら…ヘンな奴らだと思ってな」
カーシャ「え…?」
コスモ「自分達からどんどん危険な戦いに首を突っ込んでいってさ…」「そんなことをやって、誰かから礼を言われるわけでもないだろうに」
モエラ「生き延びるためにやってんだろ」
カーシャ「それは私達だって同じよ」
コスモ「そうだな。…二人共、この戦いが俺達にとって地球圏での最後の戦いだ」
モエラ「だろうな」
コスモ「なら、最後らしく一暴れしてやろうぜ!」
カーシャ「了解! 分からず屋の政府に私達の戦いを見せてやるわ!」

大文字「諸君、敵部隊は何らかの罠を用意していると思われる」「速やかに敵部隊を迎撃しつつあらゆる事態に備えよ!」
ピート「大空魔竜、攻撃開始! みんな、続け!!」
<戦闘開始>

<ヘルマット撃破or敵5小隊以下or4PP・敵増援1出現>

※※ヘルマット撃破の場合のセリフ※※
ヘルマット「こ、このワシが正面から戦って負けるとは!」「ええい、覚えておよ! αナンバーズ!」
〔敵ユニット撃破〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
さやか「敵の増援!?」
甲児「どうやら本隊のお出ましだぜ!」
シャピロ「用意はいいな、ギルドローム?」
ギルドローム「貴様に言われるまでもないわ。既に目星はついている」
〔カーソル、ベスを指定〕
ギルドローム「あの艦だ。あの艦に乗る者の心の中は渾沌の只中にある」「そこへワシの精神攻撃を加えれば…!」
〔ベス、エネルギー現象〕
ベス「何が起きた、ハタリ!?」
ハタリ「わ、わからん…! だが、この頭痛は何なんだ!?」
ジョリバ「ベス! ソロシップのエネルギーが上がらん! このままでは航行不能になるぞ!」
ベス「何!?」
ギルドローム「クックック…母艦の一つが機能を失ったのだ。これで勝負は見えたな」
シャピロ「…それはどうかな?」
ギルドローム「どういう意味だ、シャピロ?」
シャピロ「全ての答えはあの艦が見せてくれよう…」
ハタリ「だ、駄目だ! ソロシップ、航行不能!」
カララ「これは…もしや…!」
シェリル「そうよ! 全てはこの頭痛のせいよ!」「私達が意識を失えば、イデの力を引き出せなくなるわ!」
ベス「イデが俺達の防衛本能に反応するという奴か…!」
亮「忍! ムゲはあの頭痛攻撃をソロシップに向けているらしいぞ!」
忍「あいつら! 懲りずに汚ねえ真似しやがって!!」
隼人「こうなったら、その攻撃を仕掛けている奴を叩くしかねえぜ」
弁慶「簡単に言うけど、どいつがやってやがるんだ!?」
亮「待て。今、俺が悪の気をたどる…!」「………」「そこだ!!」
〔カーソル、ギルドロームを指定〕
ギルドローム「ぬうっ!」
亮「あれだ! 邪気はあの艦から来ている!」
竜馬「なら、あいつを叩けばソロシップが助かるのか!」
忍「よし! やってやるぜっ!!」
ワルキメデス「そうはいかん!」
〔敵ユニット出現〕
ピート「何っ!?」
ミドリ「地底からの敵です!」
ダンゲル「グハハハハハ! このまま地底で出番がないかと思ったぞ、アニキ!」
大作「ダンゲルめ、姿が見えんと思ったら地面にもぐっとったか!」
豹馬「くそっ! まるでモグラみたいな野郎だぜ!」
ワルキメデス「ダンゲルよ! 貴様は大空魔竜を狙うのだ!」
ダンゲル「おう!!」
シャピロ「さあ、αナンバーズ…。正面からの大部隊、特殊攻撃、ピンポイントの攻撃部隊…」「この3面作戦、どうかわす?」
沙羅「この作戦…シャピロの奴だ! この戦場のどこかにあいつがいる!」
忍「本当か、沙羅!?」
沙羅「ああ、間違いない! この作戦はあいつが得意とした死の包囲網作戦だよ!」
忍「なめやがって…! どこにいやがるんだ、奴は!?」
シャピロ「フフフ、ここまで伝わるぞ。藤原、沙羅…お前達の怒りと絶望が…」「お前達のような獣では、神への階段を登るこの話私にかなわんことを教えてやる」

<ワルキメデスorシャピロHP50%以下orギルドロームHP70%以下or敵増援1出現の3ターン後PP>
ベス「ジョリバ、状況は!?」
ジョリバ「駄目だ…! エネルギーが上がらない!」
ハタリ「それより、この頭痛は!?」
ルウ「うわあ…うえ…ううあああ!」
アーシュラ「痛いよ…頭が…!」
ファード「うう…あ…!」
リン「ロッタ…このままじゃ…みんな…」
ルウ「う、うええ…うあああ…!」「うあああああん!!」
〔イデオンゲージ、第5段階〕
シェリル「ゲージが点いた!?」
ベス「行けるのか!?」
ハタリ「エネルギーも上がっている! ソロシップも動くぞ!」
コスモ「イデオンのパワーも上がっている!」
カーシャ「どうなっているの!?」
コスモ「わからない! だが、これならやれる!!」
〔ライディーンの共鳴〕
洸「まただ…! またライディーンが俺に警告を…!」「イデの力を使うイデオン…やはり、あれは禁断の存在なのか!?」
ギルドローム「ど、どういうことだ!? あの艦…ワシの精神攻撃を完全に遮断している!?」
シャピロ(やはりな…。機能を停止する寸前のグロリアが送ってきたデータがこれで実証された)(巨神と艦の力…あれこそが無限力…神の力だ)(艦さえ見つければ、あの力が我が物になろう)
ルーナ「………」
竜馬「ソロシップは自力で敵の攻撃から抜け出したようだ!」
凱「ああ! 後は奴らを正面から打ち破るだけだぜ!」
大文字「各員、総攻撃開始! 一気に星間連合を討つぞ!」

<クスハvsシャピロ>
クスハ「あなたは…!今になってもまだそんなことを!」
シャピロ「今になっても? フフフ、違うな。今だからこそ…だ」

<クォヴレーvsシャピロ>
クォヴレー「立場が違えば、俺もお前のようになっていたかも知れんな…」
シャピロ「何? お前は…!」

<甲児vsシャピロ>
甲児「いつまでも昔の俺達だと思うんじゃねえぞ! 頭脳プレーで叩きのめしてやるぜ!」

<鉄也vsシャピロ>
鉄也「私情を持ち込んでいる時点で、司令官としては失格だぜ、シャピロ元少佐…!」

<竜馬vsシャピロ>
竜馬「どこにカタ入れをしようと、俺達がいる限り、貴様の勝手にはさせんぞ!」

<洸vsシャピロ>
洸「まだ懲りないのか、シャピロ少佐! どんな戦力で来ようと、俺達は負けない!」

<豹馬vsワルキメデス>
豹馬「今更共同作戦なんて、焦ってるのが見え見えだぜ!」
ワルキメデス「なんとでも言うがいい! この作戦、破れるものなら破ってみろ!」
大作「チームワークがバラバラじゃ共同作戦も意味がなかばい!」
豹馬「その通りだぜ! てめえらじゃ、俺達には勝てねえよ!」

<豹馬vsダンゲル>
豹馬「来たな、モグラ野郎! 力で勝てねえからって、隠し芸で笑わそうったってそうはいかねえぞ!」
十三「そやそや! ワイを笑わせたかったら、あと20年は修行しいや!」
ダンゲル「黙れ! 貴様らの顔を見るのも今日で最後よ! ここをお前達の墓場にしてくれるわ!」
ちずる「冗談じゃないわ…! こんなところで散ってたまるもんですか!」
小介「各部順調です! お願いしますよ、豹馬さん!」
豹馬「まかせろ! いくぜ、みんな!!」

<豹馬vsシャピロ>
豹馬「死の包囲網だか市松模様だか知らねえが、そんなもので勝てると思うなよ!」

<忍vsシャピロ>
忍「覚悟しやがれ、シャピロ!!」
シャピロ「すぐ頭に血が上るのは相変わらずだな、藤原…」
沙羅「あんたの妄想癖も同じだよ!」
亮「あんたほどの頭脳を持った男がわざわざ間抜けな選択をするとは、らしくねえな」
雅人「そんな趣味の悪い戦艦に乗っちゃってさ!」
シャピロ「お前達は何もわかっていない。敵の戦力はバルマー戦役とは比べ物にならん。俺は賢い選択をしたのだ…」
忍「てめえが賢いかどうかは、これからはっきりするぜ! うおおおおっ! やああああってやるぜぇぇっ!!」

<忍vsギルドローム>
ギルドローム「くっ! お前達の精神構造はワシでも読みきれん…!」
亮「悪鬼は角でも生やして地獄へ帰るんだな! 地獄列車の片道切符、特急券つきでくれてやるぜ!」
忍「料金はいらねえ! さっさと失せやがれ!!」

<忍vsヘルマット>
ヘルマット「こうして話すのは初めてだったな、ダンクーガ。ワシはヘルマット将軍…」「もっとも、これから死ぬお前達に教えても、意味は無いがな! ファハハハハ!」
忍「なんだと、このコウモリ野郎! その羽、全部むしりとってやるから、覚悟しやがれ!!」

<シャピロ撃破>
シャピロ「この私を…ここまで追い詰めるとは…!」
忍「観念しやがれ、シャピロ! この月がてめえの墓場だ!!」
シャピロ「フ、フフフ…それもまた一興…」
〔敵ユニット撃破〕
雅人「やった…! シャピロを倒したぞ!!」
忍「ヘッ、野郎にしちゃあっけない最期だったな」
沙羅「…そうだったらいいんだけどね」
亮「ああ…」

<ワルキメデス撃破>
ワルキメデス「い、いかん! ここで兵力を失っては地球侵攻作戦が!!」
豹馬「何度も言ってるが、さっさとてめえの星に帰りやがれ!」
ちずる「そうよ! 二度と地球に来ないで!!」
ワルキメデス「おのれ、覚えておれ! このままでは終わらんぞ!!」

<ダンゲル撃破>
ダンゲル「おのれ、地球人! おのれ、コン・バトラーV! この恨み…」
豹馬「必ず晴らしてやる、だろ!?」
十三「ええ加減ワンパターンなんや! たまには気の利いた捨て台詞を言うてみい!」
ダンゲル「く、くそぉぉぉっ!! 無念!!」
〔敵ユニット離脱〕

<ギルドローム撃破>
ギルドローム「一度ならずも二度もワシの精神攻撃を破るとは…!」「地球人め、この借りは必ず返すぞ!!」

<ヘルマット撃破>
ヘルマット「こ、このワシが正面から戦って負けるとは!」「ええい、覚えておれよ! αナンバーズ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
サコン「敵部隊の反応、消えました」
大文字「他の部隊の様子は?」
ミドリ「超空間航法で月から離脱したようです」
サコン「本隊から撤退命令が出たのでは?」
大文字「うむ…太陽系外へ逃れたか、自星へ帰還したか…。いずれにせよ、今回の作戦は成功したと言えるだろう」
サコン「これで当面の敵は…」
大文字「原種、ザフト、地底帝国…そして、帝国監察軍だ」
ベス「………」「これで、地球とはお別れだな」
コスモ「…ああ。これからどうするんだ、ベス?」
ベス「ともかく太陽系から離れよう。その後は自分達が生き延びることを考えるしかない」
コスモ「そうだな」
〔敵ユニット出現〕
ヤマガタケ「見ろよ、連邦軍だぜ!」
ブンタ「僕達の救援に来てくれたんでしょうか?」
神宮寺「それにしちゃ対応が遅すぎるぜ」
連邦軍艦長「地球連邦軍司令本部からソロシップに最終勧告を伝える」
ベス「最終勧告…!?」
連邦軍艦長「そうだ。現時刻を以てソロシップとイデオンを連邦軍の管理下におく」
コスモ「何だと!?」
カーシャ「ど、どういうことよ!?」
ベス「大文字博士、これは一体…!?」
大文字「わからん。我々も全く聞かされていないことだ」
ベス「…私はソロシップの代表者、ジョーダン・ベスです」「これまでは地球圏退去を勧告しておき、何故決定が覆ったか…その理由を聞かせて下さい」
連邦軍艦長「当官は質問に答える権限は持ち合わせていない。全ては司令本部にて明かされよう」
コスモ「これだから軍人って奴は!」
カーシャ「理由なんてないのよ、きっと!」
モエラ「だろうな。大方、バッフ・クランが去ったんで安全になったと思ったんだろうぜ」
ベス「我々の救助要請を無視してあげくにこの仕打ちか…!」
コスモ「俺達は生命を張ってバッフ・クランと戦ってきたんだぞ! 何てことだ…!」
シェリル「バッフ・クランやサントスと同じよ。連邦政府はイデの力を自分のものにしたいんだわ」
カララ「悲しいことです…。イデの力は人の正常な判断力さえ奪っていくのかも知れません…」
連邦軍艦長「なお、この勧告が聞き入れられない場合は武力行使もやむなしとする」
大文字「待っていただきたい! この件をGGGの大河長官は承認しているのか!?」
連邦軍艦長「本件はGGGと無関係だ」「また、ソロシップの保護を妨害する集団・組織については、排除の許可も下りている」
マリ「そんな…! いくら何でも乱暴過ぎるわ!」
鋼鉄ジーグ「そいつが連邦軍の本音か!? 上等だぜ!!」
ベス「………」
連邦軍艦長「…やれ」
〔ベスの周囲に爆発〕
ハタリ「う、撃ってきたぞ!」
連邦軍艦長「今のは警告だ」
大文字「待ちたまえ! これではあまりにも…」
ベス「………」「…ハタリ、DSドライブだ」
ハタリ「何!?」
ベス「DSドライブでここから離脱する」
ハタリ「そ、それしかないか…」
カーシャ「待ってよ、ベス! これじゃ逃げ出すのと同じじゃない!」「あたしはこんな形で地球を去るのは嫌よ!」
コスモ「あきらめろ! 今の連邦軍に捕まったら、何をされるかわからないぞ!」
ベス「DSドライブ用意!」
連邦軍艦長「…仕方ない。各艦、砲撃準備。これよりソロシップとイデオンをだ捕する」
大文字「ピート君! 大空魔竜、前進だ! ソロシップを守れ!」
???「待ちたまえ!」
〔味方戦艦出現〕
ちずる「アークエンジェル!」
豹馬「もう一隻は何だ? あんなデカい艦、地球にあったっけ?」
洸「あれ、マクロス級じゃないのか…!?」
豹馬「言われてみりゃ、何となく似てるな」
連邦軍艦長「マクロス7…それにアークエンジェルが何故ここに?」
大河「それについては私から説明させてもらおう」
護「大河長官…!」
命「やっぱり、さっきの声は大河長官だったのね」
連邦軍艦長「…こちらは司令本部から下された命令書を所持しています」「特別防衛組織であるGGG長官でも、この決定に異を唱えることは出来ませんぞ」
大河「私は代理人に過ぎん」
連邦軍艦長「何ですと?」
大河「地球連邦政府直属の地球安全評議会からの通達だ」「現時刻を以てソロシップとマクロス7はαナンバーズと共にオペレーショ・ハルパーII…」「並びに原種掃討戦に参加してもらうことになった」
連邦軍艦長「………」
大河「政府直属の組織である委員会の決定は、全てにおいて優先される」「従って、司令本部からの命令も現時刻を以て無効となる。直ちにここから撤退したまえ」
連邦軍艦長「…了解しました」
〔敵ユニット離脱〕
大文字「大河長官、これは一体…?」
ピート「それに、オペレーショ・ハルパーII…原種掃討戦とは?」
大河「オービットベースにて全てを話そう。既に事態は予断を許さぬ所まで来ているのだ」「ジョーダン・ベス君、ソロシップにも同行を希望する」
ベス「しかし、我々は…」
大河「経緯については理解している。君達がこのまま地球圏を去るつもりなら、それで構わん。君の意志で決めたまえ」
ベス「………」
カララ「ベス…」
ベス「…わかりました。あなた方に同行しましょう」
カーシャ「ベス、私は嫌よ! これ以上誰かの好き勝手にされるなんて!」
ベス「黙っていろ、カーシャ」
コスモ「あいつらだって、最終的に俺達を利用するつもりなのかも知れないぜ?」
ベス「どのみち、ザ・パワーの調査のため木星に行くつもりだったんだ…」「彼らもそうだと言うのなら、一緒に行った方がいいだろう」
コスモ「確かにそうだけどさ」
ベス「俺達だけではこの戦い…生き残れんよ」
コスモ「向こうがそう思ってるかどうかはわからないけどな」
ベス「………」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

衛星軌道上 オービットベース
大空魔竜

オービットベース ブリーフィングルーム
甲児「それにしても驚いたぜ。アークエンジェルがアラスカへ行ってなかったなんて…」
カミーユ「ああ…大気圏突入前にザフトの襲撃を受けたせいだ」
ジュドー「おかげでラー・カイラムとは離ればなれになるわ、『砂漠の虎』に追いかけ回されるわで大変だったよ」
鉄也「砂漠の虎?」
コウ「本名アンドリュー・バルトフェルド…ザフトのアフリカ方面軍指揮官だ」
モンシア「先にアフリカへ行っていた俺達もあの男には随分と苦労させられたぜ」
忍「ほ~う、不死身の第4小隊がねえ。砂漠戦はお手の物じゃなかったのかよ?」
雅人「そうそう。バルマー戦役の時は同じトリントン基地の所属だったのに」
モンシア「減らず口を叩くな。こっちはてめえらの獣戦機の親戚みてえな奴に手こずらされたんだよ」
忍「獣戦機の親戚だぁ?」
コウ「バクゥのことだよ。ザフト軍の地上用四脚モビルスーツなんだ」
鉄也「…で、アークエンジェルはお前達と砂漠の虎の戦場へ降りたのか?」
コウ「ああ」
ムウ「その後、カガリっていう嬢ちゃんのゲリラ部隊と協力して虎と戦ってたんだが…」「途中でマクロス7が現れてな。おかげで事態は急転直下だ」
甲児「マクロス7って、あのマックスが艦長なんだろ? それに…」
忍「連中の時間が35年ぐらい経ってたって話は本当なのか?」
イサム「ああ、俺もたまげたぜ」
豹馬「なら、マックスもミリアもさぞかし老けたんだろうなあ」
イサム「ま、そいつは見てのお楽しみってことで」
豹馬「?」
ガルド「…問題はマクロス7だけじゃない。外宇宙でマクロス7とメガロードを襲った謎の敵…バロータ軍まで地球に現れた」
鉄也「バロータ軍? 異星人なのか?」
ガルド「いや。彼らの兵器はバロータ星系への移民船団が使っていた機体を改造したものらしい」
甲児「じゃあ、そのバロータ軍ってのは地球人なのかよ!?」
ガルド「現時点ではあくまでも推測に過ぎん」
ガムリン「だが、バロータ軍の中には人間の気力を吸い取る者がいる。そのおかげで、金竜大尉達は廃人同様になってしまった…」
豹馬「廃人って…」
ガムリン「バロータ軍は我々を単なる敵ではなく自分達のエサか何かだと認識しているフシがある」
真吾「ほ~う、まるで吸血鬼だねぇ」
レミー「ところで、そちらの彼は?」
ガムリン「自己紹介が遅れました。自分はマクロス7船団特別攻撃隊ダイヤモンドフォース所属…ガムリン木崎中尉であります」
レミー「レミー島田と愉快な仲間達よ。よろしくね」
キリー「おいおい、またベタな自己紹介を。甲児じゃないんだからさ」
甲児「俺は関係ねえだろ!」
真吾「で、そのバロータ軍はどこへ行ったんだ?」
ガムリン「一応は撃退したのですが、金竜大尉を廃人にした化け物は取り逃がしてしまいました…」
忍「化け物?」
ガルド「そいつは少女の姿をしているが、明らかに人間ではなかった。しかも、バロータ軍の中では特別な存在らしい」
忍「もしかして、生身で俺達と戦える力を持ってやがるのか?」
ガルド「そうだ。これまでに接触した異星人の中でも最も不可解な部類に入る」
デュオ「結局、バロータ軍は地球圏から姿を消したが…またいつやってくるかわからねえ」
ヒイロ「少なくとも、現時点で星間連合との関係はなさそうだ」
亮「だが、バッフ・クランに続く新たな敵が現れたことに違いはないな」
沙羅「…ところで、マクロス7は自治権を持った移民船なんだろ? そんなのをαナンバーズに組み込んでいいのかい?」
カトル「実は…マクロス7の戦闘区画、バトル7は、地球へ現れた直後ザフト軍に接収されてしまったんです」
沙羅「自分達の戦力として使うためにかい?」
カトル「ええ」
イサム「何だかんだでザフトからバトル7を取り戻すことには成功したんだが…」「今度はアラスカの司令本部がマクロス7を接収するとか言い出してな。結果的にαナンバーズが面倒を見ることになったのさ」
鉄也「つまり、ソロシップを同じだということか…」
カトル「はい。地球安全評議会の介入がなければ、危ない所でした」
忍「だがよ。そんなことをすりゃ、連邦軍の司令本部を敵に回すことになるぜ?」
モンシア「何だ、てめえ…ビビってんのかよ?」
忍「まさか。けど、後ろから銃を突き付けられるような真似は勘弁だぜ」
沙羅「そうだね…」
〔ハッチの開閉音〕
大河「揃っているな、諸君。では、これより木星遠征に関するブリーフィングを始める」
洸「木星…? 帝国監察軍のいる火星はともかく、木星にも俺達の敵がいるのか?」
神宮寺「…みたいだな」
麗雄「具体的な説明を行う前に、二人の人物を君達に紹介しよう」
〔歩み寄る足音〕
マックス「マクロス7船団責任者、バトル7艦長のマクシミリアン・ジーナスです」
ミリア「シティ7市長のミリア・ファリーナ・ジーナスです。皆さん、お久しぶり」
豹馬「ああ。二人共、全然変わってねえな」
甲児「てっきり老け込んでんだと思ったぜ」
雅人「ちょ、ちょっと待ちなよ。どう考えても変だよ」
豹馬「何が?」
雅人「だってさ、35年も経ってんだよ? 元メルトランディのミリアならともかく、何でマックスがあんなに若いんだ?」
豹馬「い、言われてみりゃ…」
さやか「本当にあのマックスなの?」
マックス「ええ、そうですよ…さやかさん」
さやか「………」
ボス「と、とても50代に見えねえ…!」
サンシロー「ああ、大文字博士と同じぐらいの歳なはずだぜ」
レミー「35年も経つと、画期的なエステ方法が生み出されるみたいね」
キリー「いや、それにしたって…」
真吾「ま、天才は歳を取らないってことでいいんじゃないの?」
甲児「う~ん…納得がいくような、いかないような」
大河「ともかく、彼らはソロシップと共に木星遠征へ協力してくれることとなった」
凱「長官…オペレーショ・ハルパーIIは火星の帝国監察軍との戦いだとしたら、木星には一体何があるのです?」
大河「その説明は師子王博士にしてもらう」
麗雄「まず、これを見てくれ」
〔通信パネルの開く音〕
凱「あれは…!」
護「ジェイアーク…!」
命「でも、見て。ブリッジの部分が少しおかしいわ」
凱「ああ…Jがいない」
麗雄「数日前、オービットベースへこのジェイアークが漂着した…」
雷牙「しかし、見ての通りソルダートJが融合しているジェイダー部分が欠損している」
大河「ジェイアークに残されていた少年…戒道幾己より事の詳細を聞くことが出来た」
護「戒道…!? 戒道もオービットベースにいるの?」
麗雄「うむ。現在は医務室で療養中だよ」
大河「彼とJは地球に降りた原種を追い、その内の何体かを浄解したと言う」「そして、危機を感じた原種は木星に集結し…一大作戦を敢行するつもりらしい」
忍「奴らの目的ってのは、地球を機界の星にすることなんだろ? それがどうして木星に集まったんだ」雷牙「原種たちは木星である物を手に入れようとしているんだ」
命「ある物…?」
小介「まさか、それは…!?」
麗雄「木星にあると言われている無限の力…ザ・パワー。原種たちはそれを自分達の物にするつもりなのだ」
ファン・リー「ザ・パワー…超竜神を甦らせたあの力か」
ヤマガタケ「原種がそんなのを手に入れたら、シャレにならないぜ」
大文字「その通りだ。原種とザ・パワーの融合は、我々にとって大いなる脅威となるだろう」
凱「……!」
大河「だから、我々は行かねばならない。人々の平和を守るために、未だ謎の沈黙を続ける帝国監察軍を討つために火星へ…」「そして、原種を倒すために木星へ…!」
イサム「こりゃあ大遠征だな」
鉄也「なるほど…。それで連邦軍はソロシップとマクロス7の同行を許したのか」
ジュン「ある意味、厄介払いね」
鉄也「望む所だ。攻めてくる敵を待ち受けるのは性に合わん…今までの借りを一気に返してやるぜ」
麗雄「…原種核を浄解したゾンダークリスタル…それら31個全ての集合体こそが原種の本体…」「全宇宙のゾンダー、及びゾンダリアンを制御するプログラムシステム、Zマスターだ」
ヒイロ「Zマスター…そいつが今回の最終ターゲットか」
護「そして、Zマスターを破壊するために作られた力…それがGストーンとJジュエル…」「残った原種がザ・パワーの力を使って反撃に出る気なら、僕と戒道が行かなければ大変なことになる…」
命「護君…
大河「二度と帰れぬ旅になるかも知れない。それでも行ってくれるかね?」
護「はい。僕はみんなを…お父さんやお母さんや友達を守りたいんです」「他の星みたいに滅ぼされるのは絶対に嫌だ…。僕の力で大好きな地球を守れるなら、僕は戦います」
凱「護…俺達も戦うぜ」
護「ありがとう、凱兄ちゃん…」
大河「…我々の出発は60時間後。まずは火星へ行き、岡長官達と協力して帝国監察軍を叩く」「各員は直ちに作業に取りかかってくれたまえ」
凱「わかりました、長官」

オービットベース メインオーダールーム
リリーナ「そうですか…。出発まで後二日しかないのですね」
大河「はい。事は急を要しますので」
麗雄「ドーリアン次官…この度は色々と骨を折ってもらうことになり、すみませんでしたな」
リリーナ「お気になさらないで下さい。私も地球安全評議会のメンバーの一人です。出来うる限りのことは致します」
ナタル「しかし、安全評議会が司令本部の決定に異を唱えるなどこれまでにはなかったことですが…」
リリーナ「確かに、以前の評議会の主な役割は紛争の平和解決や講和条約の締結でした」「しかし、同時に私達には軍部の戦略を監視し、その是非を問う責務と権利があります」
ナタル「では、評議会は現在の軍の在り方に疑問を感じているということでしょうか?」
リリーナ「そう思ってもらっても構いません」
ナタル「………」
リリーナ「私達は外宇宙からの帰還者を現状の司令部へ預けられぬと判断しています」「そして今の軍部は『彼ら』の意志によって動かされていると言っても過言ではありません」
ナタル(ブルーコスモスか…)
リリーナ「司令本部が火星圏や木星圏の問題よりザフトへの対応を優先させるのであれば…」「私達としてはあなた方に火星や木星へ行ってもらうしか対処方法がないのです」
マリュー「それがアークエンジェルやマクロス7、ソロシップを守る方法だと仰るわけですね?」
リリーナ「大きな矛盾がありますが、その通りです。そして…私達はそのことを心苦しく思っています」
マリュー「いえ…生き残るためには仕方ありませんわ」
リリーナ「とにかく、急がねばなりません。地球圏安全評議会にも彼らの勢力は台頭しつつあります」
大河「承知しています。地球圏外の脅威を払拭し、人類同士の不毛な争いを終わらせねば、我々に未来はありません」
リリーナ「ええ。地球圏の問題に関しては、こちらで出来る限りの手を打ちます。…皆さんのご武運をお祈りします」
〔大型モニターの閉じる音〕
マックス「リリーナ・ピースクラフト嬢…いや、今はドーリアン外務次官か…。ほんの数年の間に随分と成長されたものだ」
大河「ええ。彼女も自らの役割を懸命に果たそうとしておられます」
マックス「外務次官の真摯な姿勢とあなた方の強い意志は信用に値します」
ミリア「ですが、大河長官。我々の目的はあくまでマクロス7船団との合流であることをお忘れなく」
大河「わかっております。マクロス7船団とメガロード船団の探索にも全力を尽くすつもりです」
ミリア「その言葉、私も信じさせていただきますわ」
ベス「………」
大文字「ベス君…」
ベス「我々は元々木星へ向かい、ザ・パワーを調査する気でしたから今回の作戦参加に異論はありません」「それにドーリアン時間の言葉…ほんの少しですが希望を見出すことが出来ました」
大河「やってくれるかね?」
ベス「ええ。一度は遠く離れましたが、我々も地球人であり、あなた方の同胞です」「正直に言えば、私も仲間もこの度の地球帰還で何度も失望や絶望、人のエゴへの怒りを感じました」「ですが、それだけで答えを出すのはまだ早いような気がします」
大河「ありがとう、ベス君…」
【シナリオエンドデモ終了】


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