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No2B
新たなる侵略者!立ち上がれV!

【シナリオデモ開始】
テスラ・ライヒ研究所

テスラ・ライヒ研究所
イルイ「クスハ…」
クスハ「ごめんね、イルイちゃん…。私達、急に出撃することになったの」
ブリット「心配するな、イルイ。出撃先はアリゾナだ。すぐに片付けてもどってくる」
イルイ「でも…」
ブリット「出撃前にそんな顔は禁物だ。笑って見送ってくれよ」
イルイ「………」
クスハ「イルイちゃん…」
ブリット「イルイ…」
クスハ「ブリット君、輸送機で待ってて」
ブリット「ああ、わかった。…イルイを頼む」
〔走り去る足音〕
クスハ「どうしたの、イルイちゃん? さっきから様子がヘンよ」
イルイ「ごめんなさい…。でも…」
クスハ「…イルイちゃんも感じたの?」
イルイ「え…」
クスハ「私もね…さっきの戦いで今までにないような不安に襲われたの…」「もしかしたら、この戦い…今までにないくらい激しくつらいものになるかも知れないって…」
イルイ「………」
クスハ「でもね、イルイちゃん…。私…負けないから」
イルイ「クスハ…」
クスハ「どんな相手が来たって負けたりしないんだから。みんなのため、地球のために」「だから、イルイちゃんは何にも心配しないで待っていればいいのよ」
イルイ「でも…」
クスハ「ほらほら、前に教えてあげたでしょ? 『笑う門には福来たる』って」「笑顔を忘れなければ、どんなことにだって立ち向かっていけるわ。ほら、1+1は?」
イルイ「2…」
クスハ「じゃ行ってくるから。安西博士達と一緒に無事に帰ってくるのを祈っていてね」
〔走り去る足音〕
イルイ「………」「………」「…でも…もう会えない気がするの…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「新たなる侵略者!立ち上がれV!」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
ロペット「敵機接近! 敵機接近!」
豹馬「くそっ! 性懲りもなく、また来やがったぜ!」
ちずる「バーム星の戦闘ロボにボアザン星とゼーラ星の攻撃円盤…」
十三「あいつら、前の大戦でコテンパンにしてやったのに、まだ懲りてへんのか!」
大作「ばってん、ボアザン星はともかくバーム星とゼーラ星の民間人は火星で平和に暮らしとるはずたい!」
小介「僕の推理ではどうやらバーム星とゼーラ星の残存戦力が何者かに統合されていると見ます!」
十三「ボアザン星人の仕業か!?」
豹馬「んなことは、どうでもいいぜ! せっかくの平和をたった一ヶ月で乱すような連中だ!」「俺達が相手になってやるぜ!!」
連邦軍兵「バトルチーム、君達の協力に感謝する!」
十三「気にせんといてや。俺達がこの基地にいたのも人の縁ってやつや」
豹馬「立場は違うけどあんたらと俺達の目的は一つだ」「行こうぜ! 悪党共をぶっ潰しによ!!」
連邦愚平「了解!」
<戦闘開始>

<豹馬が戦闘>

豹馬「ついてない奴らだぜ。ちょうど俺達が軍の演習の付き合いでこの基地にいる時に仕掛けてくるとはよ!」「だが、いい機会だ! この地球にはコン・バトラーVありってことをイヤって言うほど思い知らせてやるぜ!」

<敵全滅・敵増援1出現>
豹馬「どんなもんだ! コン・バトラーVと地球人の力、思い知ったか!」
連邦軍兵「さすがはコン・バトラーV…。日本の誇る特機だ…」
連邦軍兵「隊長、それを言うならスーパーロボットですよ」
〔敵ユニット出現〕
大作「豹馬! 増援ばい!」
豹馬「野郎! まだやる気かよ!」
連邦軍兵「豹馬君! ここは俺達が行く!」
〔ジェガン隊、前進〕
豹馬「お、おい! おっさん!!」
連邦軍兵「先頭の機体に集中攻撃を仕掛ける!」
連邦軍兵「了解!」
〔ジェガン隊、前進〕
ダンゲル「馬鹿めがっ!!」
連邦軍兵「うわあっ!!」
〔味方ユニット撃破〕
豹馬「お、おっさんーっ!!」
ダンゲル「グハハハハハハハ! 地球人の戦力とは、この程度か!」
十三「あのロボット、しゃべりおったで!」
小介「どうやら人が操縦するタイプの戦闘ロボットのようです!」
豹馬「てめえ、何者だ!?」
ダンゲル「いいだろ。冥土の土産に教えてやろう…!」「俺の名はダンゲル! 銀河にその名を知られたキャンベル星の将軍よ!」
豹馬「キャンベル星だと!?」
ダンゲル「コン・バトラーV、そして葵豹馬…! お前達の名は知っているぞ」「オレアナの率いる部隊をお前達が破ったという噂、キャンベルの本星まで届いている」
小介「や、やっぱり、こいつらはあのバルマー戦役の時に現れたキャンベル星人の仲間だ…!」
ちずる「それがバーム星とゼーラ星の残存戦力とボアザン星と結託した再び地球に…!」
ダンゲル「だが、この俺をデク人形のガルーダなどと一緒にするなよ。何と言っても、この俺は…」
豹馬「黙れっ!!」
ダンゲル「ぬおっ!?」
豹馬「てめえは、あのガルーダと同じ星の人間なんだろ!?」「母星の誇りのために戦ったガルーダを馬鹿にすんじゃねえ!!」
ダンゲル「グハハハ、笑わせてくれる! あいつはロボット…言わば人形よ! 誇りも何もあったものではないわ!」
豹馬「てめえ! 絶対に許せねえ!」「噂に聞いたコン・バトラーVの力、てめえの身で確かめてみろ!」
ダンゲル「来い、コン・バトラーV! 我ら星間連合の地球侵略の手始めにお前を血祭りにあげてくれる!」「アニキ自慢のマグマ獣、このマグナムの力でな!」

<ダンゲルと戦闘or6PP・味方援軍1出現>
ダンゲル「どうした、コン・バトラーV! 威勢のいいのは口だけか!」
豹馬「うるせえ! 俺達は負けるわけにはいかねえんだ!」
十三「豹馬の言う通りや、このド悪党が!」
ちずる「この地球をあなた達のような奴らに渡してたまるもんですか!」
ダンゲル「ぬう…! ここまで追い詰められていながら口の減らない奴らよ!」
豹馬「へ…それはなぁ! 俺達の心の中にはいつだって勝利のサイン、Vの字が刻まれているからだ!」
ダンゲル「Vだと…!?」
豹馬「そうだ! それがある限り、俺達は負けねえ!」
〔味方ユニット出現〕
豹馬「甲児! それにリョウ達か!」
クスハ「豹馬君! 私とブリット君もいるわよ!」
ちずる「クスハ! それがあなたの新しい機体なのね」
隼人「で、そいつらが新たに現れた侵略者ってわけか」
弁慶「テスラ研に現れた奴らとは毛色が違うみたいだが…」
小介「こいつらはキャンベル星人です! キャンベル星人が他の異星人と手を組んで再びやってきたんです!」
甲児「上等じゃねえか! だったら、返り討ちにしてやるまでだ!」
竜馬「豹馬! 俺達も手を貸すぞ!」
豹馬「ありがとよ! だが、あのだんげるだけは俺達が倒す!」
ダンゲル「地球人め! 数を集めれれば、この俺に勝てると思うなよ!」
豹馬「黙れ、ダンゲル! てめえに俺とコン・バトラーVの底力、見せてやるぜ!」

<クスハvsダンゲル>
クスハ「あなたが生命を奪った人達の分も…私は戦いますっ!」
ダンゲル「何が生命だ! 下等な地球人の生命など、虫ケラも同然よ!」

<ブリットvsダンゲル>
ブリット「俺はキャンベル星人とは数えるほどしか戦っていないが、お前はキャンベル星人の中でも…」
ダンゲル「そうよ! 俺は最強無双のダンゲル将軍よ!」
ブリット「…キャンベル星人の中でも最低の男のようだな!」

<甲児vsダンゲル>
ダンゲル「よう、はじめまして! …と挨拶できるような宇宙人ならよかったんだけどよ!」

<さやかvsダンゲル>
ダンゲル「そんな華奢なロボットでこの俺様の相手が務まるかな?」
さやか「言ったわね! 力比べ以外なら負けないわよっ!」

<竜馬vsダンゲル>
竜馬「懲りずにまた来たのか、キャンベル星人!」
隼人「しかも、前任の奴より程度は低そうだぜ!」
弁慶「大体、バルマーに支配されていたんじゃなかったのか?」
ダンゲル「貴様らが知る必要は無いわ!」

<ミチルvsダンゲル>
ダンゲル「そんな戦闘機で何ができる?」
ミチル「あなたの注意を引くことくらいはできるわ!」

<豹馬vsダンゲル>
豹馬「ガルーダとてめえとじゃ風格が違いすぎらあ!」
ダンゲル「好きなだけ喚いていろ、コン・バトラーV! いくら喚こうが結果は変わらん!」

<ダンゲル撃破>
ダンゲル「ぬおおお! ぬ、ぬかったわーっ!!」
豹馬「見たか、キャンベル! これに懲りたら、とっととキャンベル星へ帰りやがれ!」
ダンゲル「うぬう…! 覚えておれよ、葵豹馬!!」
〔敵ユニット撃破〕
〔ダンゲル、脱出〕


<敵全滅・勝利条件達成>
ちずる「残る敵も後退していくわ」
ミチル「周囲にも敵の反応はないみたい」
ブリット「だが、どうやら例の偵察機とは別の侵略者が地球にやってきたようだ…」
竜馬「キャンベル星人か…。また、彼らと戦うことになるとは…」
クスハ(これが私やイルイちゃんの感じていた不安の正体かしら…)
さやか「どうしたの、クスハ?」
クスハ「あ…ううん! 何でもないわ!」
〔通信のコール音〕
ロバート「こちらはテスラ研のロバートだ。聞こえるか、クスハ?」
クスハ「あ…はい! クスハです!」
ロバート「君に伝えなくてはならないことがある…」
クスハ「どうしたんです、博士…?」
ロバート「君達が出発した直後、テスラ研は再び例のサカナ型偵察機の攻撃を受けた」
ブリット「何っ…!?」
さやか「でも、おかしいわね…。確かにテスラ研は鋼機人を始めとする新兵器を開発しているけど…」「軍事的には、それほど重要な施設とは言えないと思うけど…」
ロバート「こちらにもそれなりの迎撃設備はある。施設は多少損壊したが敵は撃退した」「だが、その戦いの後、イルイの消息が不明なのだ…」
クスハ「え…?」
ロバート「彼女はシェルターの奥に避難していたはずだ。敵の攻撃にやられたとは思えない…」
ブリット「…どういうことです…?」
ロバート「わからない…。目下、彼女の行方は捜索中だ」
クスハ「オオミヤ博士! 私とブリット君もすぐにそちらに戻ります」
ロバート「いや…君達には別の任務が下された。そろそろ、そちらに迎えも到着するだろう」
ブリット「迎え…?」
〔味方戦艦出現〕
ミチル「あれは…?」
スタリオン「迎えに来ました、みなさん!」
クスハ「スタリオンさん!」
十三「なんや、知り合いか?」
クスハ「ええ。あの人はスタリオン・ホワイトさん。GGGアメリカのスタッフです」
ちずる「ホワイト? もしかして、スワンさんの…!?」
スタリオン「はい。GGGのスワン・ホワイトは私の妹です」
甲児「で、スタリオンさん。あんた、俺達を迎えに来たのかい?」
スタリオン「はい。全ては地球を襲う巨大な危機に立ち向かうためです」
竜馬「巨大な危機…?」
スタリオン「兜甲児さん、弓さやかさん、流竜馬さん、神隼人さん、車弁慶さん、早乙女ミチルさん、バトルチームの皆さん」「クスハ・ミズハさん、ブルックリン・ラックフィールドさん、私と一緒に来ていただきます」
豹馬「俺達もか?」
スタリオン「はい…既にあなた方の所属する研究所には連絡を入れています」「そして、今、各地から地球を守るための戦士達が集結しつつあります」
ロペット「確認シマシタ。南原コネクションノ 四ツ谷博士モ アノ人ニ 同行シロト言ッテイマス」
竜馬「わかりました…。詳しい話は中で聞きます」
クスハ(地球を襲う巨大な危機…。それが私の感じた不安の正体なの…?)(待っていてね、イルイちゃん…。すぐにテスラ研に戻って、あなたを探しにいくから…)
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現〕
クスハ「あれは…!?」
〔画面、オービットベースを表示〕
弁慶「何だありゃ! こんなところにコロニーか!?」
隼人「スペースコロニーはラグランジュポイントにあるものだ」「衛星軌道上にあるあいつは宇宙ステーションと言うべきだろう」
甲児「ステーションと言うよりは基地か要塞みたいだがな」
スタリオン「その通りです、甲児さん」「あの基地は新たなる敵に立ち向かうために秘密裏に建造されていたのです」
〔通信のコール音〕
命「皆さん、よくいらっしゃいました」
弁慶「命さんってことはあの基地もGGGの管轄なのかい?」
命「はい。この基地は新たなる敵に立ち向かうために秘密裏に建造されていたのです」「地球防衛のためのとりで…その名もオービットベースです」
ブリット「オービットベース…」
命「ドッキングベイへの誘導はこちらの指示に従って下さい」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

衛星軌道上 オービットベース

大河「よく来てくれた、諸君」
ブリット「お久しぶりです、大河長官」
隼人「長官、挨拶より先にまずは状況をご説明願います」
ミチル「命さんの話では、このオービットベースは新たなる敵との戦いのために建造されたと聞きますが…」
大河「…我々が戦う相手…」
麗雄「その名は機界31原種!」
クスハ「機界31原種…」
竜馬「機界ということはその敵はゾンダーと関係しているのですか?」
大河「その通りだ。ギャレオンからのメッセージに地球外生命体の脅威に関する警告があったのだ」
雷牙「31種のゾンダリアンの源…我々は機界31原種と呼んでいる」
豹馬「あっちのハデなじいさん、誰だ?」
小介「GGGアメリカの研究開発主任、獅子王雷牙博士ですよ」
豹馬「ん? 獅子王ってことは…」
麗雄「ボクの兄ちゃんじゃよ…残念ながら…」
雷牙「よろしくな、諸君。特にさやかちゃん、ミチルちゃん、ちずるちゃん、クスハちゃん」
クスハ「え…その…え…」
さやか「随分、軽いおじいちゃんね…」
麗雄「気をつけてな、諸君。兄ちゃんは、ちょっとばかし女性にだらしないところがあるんで」
雷牙「余計なことは言うな!」
麗雄「いいや、言わせてもらう! 昔っから兄ちゃんの女グセの悪さには迷惑かけられてきたんだ!」
ブリット「兄弟の仲はあまりよくないみたいだな…」
大作「ま…表面上はともかく根は似たもの同士っちゅうこったい」
〔ハッチの開く音〕
命「長官、凱と護君を連れてきました」
大河「ご苦労、卯都木君」
凱「………」
クスハ「凱さん…!」
豹馬「どうしたんだよ!? 包帯だらけじゃないか!」
凱「見ての通りだ。俺は…ガオガイガーは機界31原種に敗北した…」
護「凱兄ちゃん…」
大河「昨夜、Gアイランドシティのベイタワー基地は3体の原種の襲撃を受けた」
麗雄「不意を突かれ、ベイタワー基地は壊滅。氷竜や炎竜達、勇者ロボ達は出撃前に致命的なダメージを負わされた」
大河「ただ一機、出撃出来たガオガイガーも原種の前になす術もなく敗れたのだ」
甲児「ガオガイガーが…」
さやか「そんな…」
凱「全て事実だ…。ブロウクンマグナムもヘルアンドヘヴンも原種には通用しなかった…」
大河「そのガオガイガーの危機を救ったのが謎の白い戦艦だ」
十三「原種の次は謎の戦艦…。色々と出てきよるわ…」
麗雄「戦艦は巨大ロボットに変形し、その圧倒的な力で原種を瞬く間に粉砕したのだ」
雷牙「原種もゾンダーと同様に核が存在し、その核を浄解しないことにはいつかは再生するらしい」
麗雄「戦艦ロボがえぐり出した核はこれまた謎の少年によって浄解された」
護(原種の核を浄解したのは僕のクラスメートの戒道だった…)(行方不明になっていた戒道にどうして、そんな力があるんだろう…)
大河「戦艦ロボの活躍によって原種は撃退されたが、これは前哨戦に過ぎない」
竜馬「では大河長官、俺達がここに集められたのはその原種と戦うためなのですか?」
大河「その通りだ。2年前のEI−01もベイタワー基地を破壊した3体の原種も…」「全ては地球近くに開かれたESウィンドウから出現したのだ」
ミチル「ESウィンドウ? 聞いたことのない言葉が連続で出てくるわね…」
小介「エスケープウインド…。遠い宇宙から瞬時にやってくるための通路のことですね」
雷牙「そして、もうすぐこれまでのものとは比べ物にならないほどのサイズのESウインドウが開かれようとしておる」
豹馬「それってまさか…!」
大河「これまでのゾンダリアンは先発隊に過ぎなかったということだ。今度こそ奴らの本隊…」「機界31原種が来る…!」
〔ハッチの開く音〕
ブライト「大河長官…ラー・カイラムとアルビオン、ただ今、到着しました」
大河「おお…ブライト大佐、シナプス大佐、それにアムロ大尉、よく来てくれた」
甲児「大佐? ブライトさんは中佐じゃなかったっけ…」
アムロ「封印戦争の功績によってブライトは大佐に昇進したんだ」
ブライト「階級は変わっても任務は大して変わらんがな」
豹馬「ラー・カイラムとアルビオンが来たってことはカミーユやウラキ少尉達もいるってことか」
シナプス「うむ…。彼らも既にオービットベースに入っている」
火麻「日本からは鉄也や宙達も来ているぜ」
弁慶「すげえぜ…! 封印戦争の最強部隊αナンバーズが再結成されるのか…!」
大河「ブライト大佐、シナプル大佐。もうすぐ我々が召集したメンバーがそろう」「惑星間航行ブースターの準備ができ次第、ESウインドウ出現予測地点へ向かうぞ」
ブライト「しかし、大河長官…ユニウスセブン爆破の件は…」
大河「それについては地球圏安全評議会の調査が入るそうだ」
ブライト「封印戦争後に組織された地球圏の安全・防衛に関する最高意志決定機関ですか…」
大河「そうだ。ドーリアン次官を始めとし、我々の知る人物もメンバーに選出されている」「今回のαナンバーズの再結成も評議会の決定によるものだ」
シナプス「了解しました。まずは我々は原種の迎撃に全力を尽くしましょう」
大河「頼むぞ、諸君…」
凱(だが、俺の身体は…)
ブライト「アムロ…」
アムロ「わかっている。余計な混乱を招かないためにもヱクセリヲンの件は伏せておくべきだろう」
ブライト「ああ…。ケーラやカツにも口止めを頼むぞ」

オービットベース ロビー
甲児「鉄也さん…。日本は随分とたいへんだったみたいだな」
鉄也「ああ…アンノウンに備えて警戒態勢を強化していた矢先に原種の襲撃だ…」「GGG同様に俺達も初動が遅れ、結局は凱をあんな目に遭わせちまった…」
竜馬「凱を救ったという白い戦艦ロボの話…もう少し詳しく聞かせてくれ」
宙「詳しくも何も俺達もあいつについては何もわかっちゃいない」「いきなり現れて、あっという間にすごい力でガオガイガーを倒した原種を叩きのめしちまったんだから」
隼人「その戦艦ロボが引き抜いた原種の核を謎の少年が浄解したと聞いたが…」
ジュン「ええ…。その子も護君と同じように光を発して空を飛び…」「不思議な呪文を唱えて原種の核を浄解したの」
美和「その子も戦艦ロボと同じく全てが謎に包まれているの」
甲児「そうか…。わからないことだらけだな…」
宙(だが、あの白い戦艦からの声…俺はどこかで聞いたような気がする…)
ジュン「でも、北米の方も様子がおかしいって聞くけど…」
ちずる「ええ…。アンノウンnキャンベル星人の襲来…不安な要素はたくさんあるわ」
豹馬「心配は要らねえよ! どんな敵が来ようと、これだけの面子が集まったんだからな」
甲児「ああ! まずは原種とやらを倒してあらためて地球防衛の準備をしようぜ」
隼人(…敵さんが俺達の用意を待ってくれればの話だがな…)
ジュン「でも、ダイモスやボルテスV、大空魔竜戦隊はオービットベースに来ていないみたいね…」
ちずる「そのメンバーは火星防衛の任務に就いているわ」
小介「現在、ESウインドウが開かれる地点は火星と木星の間のアステロイドベルトと予測されています」「万が一、我々が突破され敵が進路を火星にとった場合を考慮して彼らは火星にいてもらっているんです」
甲児「火星のリ・テラフォーミングもやっと軌道に乗ってきたってのにそんなことになったらたまらねえな…」
竜馬「他にも万丈さんやグッドサンダーチームも消息不明で声をかけることが出来なかったそうだ」
宙「風来坊のグッドサンダーチームと破嵐財閥を解体して旅に出た万丈か…。こりゃ当てにするのは無理そうだな」
鉄也「いない連中を当てにしても仕方がない。俺達は今の戦力でやれることをやるだけだ」
甲児「あれ…? そういえばクスハとブリットは?」
鉄也「あいつらならブリーフィング前に凱の様子を見てくると言っていた」
ミチル「凱さん…大丈夫かしら…」
竜馬「とりあえず、今は身体を治すことに専念してもらうしかないだろうな…」

ラー・カイラム 格納庫
カミーユ「………」
アムロ「カミーユ、もう気持ちを切り換えろ。今の俺達の任務は機界31原種の迎撃だ」
カミーユ「しかし、アムロ大尉…。このままではプラントは…」
アムロ「………」
〔歩み寄る足音〕
竜馬「どうしたんです? みんな深刻な顔をして…」
アムロ「ああ…。ちょっとオービットベースに来る前のことでな…」
甲児「アムロ大尉やジュドー、カミーユ達、それにアルビオン隊のみんなは同じ任務に就いてたのか?」
コウ「まあね…」
ジュドー「もっとも俺の場合はシャングリラでジャンク屋をやってた所を無理に引っ張り出されたんだけどね…」
さやか「でも、何だか様子がおかしいみたいだけど…」
ルー「色々あったのよ…」
甲児「もしかして、さっきブライトさんが言っていたユニウスセブンとかいうのに関係あるのか?」
カミーユ「………」
フォウ「………」
アムロ「…隠していても仕方ないか…」
エマ「しかし、アムロ大尉…。あの件は調査中とのことですし現段階での情報の公開は…」
モンシア「構うこたあねえって! 俺達は当事者みたいなもんだしよ!」
キース「そんな乱暴な…!」
バニング「俺も今回はモンシアに賛成だ。この一件、αナンバーズとして皆にも知っていてもらいたい」
竜馬「いったい何が起きたんです?」
アムロ「…昨日、ポイントU777にてプラントの食料生産コロニーであるユニウスセブンがテロリストに破壊された」
竜馬「プラント?」
弁慶「何です、そりゃ…?」
ミチル「それにU777ってそんなところにコロニーがあるなんて初めて聞いたわ」
アムロ「そこに住んでいたのは遺伝子操作で作り出された優良人種…」「コーディネイターだ」
隼人「何…!?」
甲児「コーディネイターってあれだろ? あのジョージ・グレンの…」
竜馬「あ、ああ…。まさか、今も存在しているとは…」
アムロ「もっとも俺達もその存在を確認したのは、この数日間の話だがな」
カミーユ「無理もないですよ…。コーディネイターの存在を公の場で口にすることは一種のタブーですから…」
ファ「スペースノイドの私達もコーディネイターの存在は知っていても実際に見たことはないもの…」
カミーユ「ああ…。連邦政府にとって、彼らの存在は『なかったこと』になっているからな」「彼らは居住地を特殊コロニー、プラントに限定され、その存在を一般市民が語ることもタブー視されてきた」
小介「彼らの成り立ちは宇宙移民時代初期に苛酷な環境に耐えるため遺伝子を操作したと聞きますが…」
カミーユ「ああ…確かに発端はそうだ。そして、それは実験的な試みであり、その存在はあくまで特例だった…」「しかし、ある人物の告白によりコーディネイターの存在が公に明かされたのはみんなも知っての通りだ」
隼人「ファースト・コーディネイター…ジョージ・グレンか…」
カミーユ「第一次木星開発船団の中核であった彼は自らを『調整者』…つまり、コーディネイターであることを語った」
ちずる「その人って確か…暗殺されたのよね…」
カミーユ「ああ…。彼の業績と発言によりその後、遺伝子操作が流行した時期があったが…」「倫理的な問題や自然発生人類…ナチュラルとの確執が生まれその争いの中で彼は生命を落としたんだ」「そして現在…コーディネイターは連邦政府のほうの下、その存在を黙殺されている…」「現実には何千万人というコーディネイターがプラントには居住しているというのに…」
カツ「随分と詳しいんだな、カミーユ」
甲児「ああ…。俺達…今日までコーディネイターが存在していたなんて知らなかったのに…」
カミーユ「俺も彼らの存在を知ったのは偶然みたいなものだ…」「…俺の住んでいたグリーンノアをティターンズが専有化する時、それに反対する抗議行動が起きた…」
ファ「そういえば、あの頃のカミーユ、そういう運動を熱心に調べていたわね」
カミーユ「アングラ文書や親父のコンピュータをあさってる内にコーディネイターに関する情報も仕入れることが出来たんだよ」
エマ「あり得る話ね…。地球至上主義者であるティターンズはプラントの存在をよく思ってなかったから…」
十三「で、テロリストの連中はそのコーディネイターを核を使って滅ぼそうとしたってわけやな」
大作「ばってん、その人達はプラントに住んで、他の所には出てこんとやろ?」
豹馬「幾ら目障りだからって放っておけばいいじゃねえかよ」
ケーラ「今の時代…そうも言ってらんないね」
アムロ「度重なる異星人の来襲に加えて、ジュピトリアンを始めとする地球人ではない地球人による攻撃…」「コーディネーターの存在を危険視する機運が高まっているのもわからなくはない…」
さやか「…この数年の情勢はそういったことを活性化させる要因となっているんですね…」
ベイト「実際、火星に居住を開始したバーム星人の人間の排除を主張している連中もいると聞くぜ…」
アデル「潜在的にそういった声が市民の間にはあるようですね…」
ジュドー「だけど、おかしいぜ…! やっぱり、そういうのはよ!」
甲児「ジュドー…」
ジュドー「コーディネイターだって俺達と同じ人間なのに…」「どうして、それなのに勝手に敵だと決め付ける奴がいるんだ…!」
カミーユ「そんなことはお前に言われるまでもなくわかっている!」
ジュドー「カミーユさん…」
アムロ「落ち着け、カミーユ…」
カミーユ「…すまない、ジュドー…。少し冷静さを欠いていた…」
ジュドー「謝ることはないよ…。でも…」
カミーユ「アースノイドとスペースノイドがやっと手を取り合おうとしているのにまた新たな対立が生まれる…」「人はまたも過ちを繰り返そうとしているのかと思うと…俺は…」
フォウ「カミーユ…」
ジュドー「………」

オービットベース 医務室
凱「父さん…俺の身体は…」
麗雄「…とりあえずの処置はした。あとは取り替えた各パーツの調整が身体に馴染むまでの時間が必要だろう」
凱「では…」
麗雄「うむ…当分は戦闘どころか身体を動かすことも苦労するな…」
凱「そうか…」
護「凱兄ちゃん…」
クスハ「凱さん…」
凱「大丈夫だ、護、クスハ…。俺の勇気は死んじゃいない…」「お前達…αナンバーズがいるからな」
ブリット「任せてくれ。ガオガイガーの分は俺達でカバーしてみせる」
凱「期待させてもらうぜ、ブリット」
ブリット「ああ…」
クスハ「………」
護「どうしたの、クスハさん…?」
ブリット「イルイのことが気になるのか?」
クスハ「私…出撃前にイルイちゃんの話、しっかり聞いてあげれらなかったから…」
ブリット「心配は要らないさ。イルイだって、もう小さな子供じゃない…。きっと自分の力でテスラ研に戻ってるさ」
クスハ「でも…」
ブリット「俺達が今すべきことはそのイルイ達のいる地球に迫る危機に立ち向かうことだろう?」「勝利を手土産にテスラ研へ帰ろう」
クスハ「…そうよね。私がこんなんじゃ逆にイルイちゃんを心配させちゃうわね」「行きましょう、ブリット君。相手が誰だろうと地球のため平和のため力一杯戦わなくちゃ!」
護「うわっはぁ! クスハさんはやっぱりそうじゃなくちゃ!」
クスハ(待っててね、イルイちゃん…。敵を倒したら、すぐに帰るからね……)(そうしたら、あの時の話…ゆっくり聞かせてね…)
【シナリオエンドデモ終了】


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