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No.30A
終わらない閃光

【シナリオデモ開始】
太平洋 オーブ連合首長国近海

ボズゴロフ級潜水母艦 格納庫
イザーク「こんな発表、素直に信じろと言うのか!?」
ディアッカ「足つきは既にオーブを離脱しました…な~んて本気で言ってるの? それで済むって? 俺達、馬鹿にされてんのかね?」「やっぱ隊長が若いからかな」
ニコル「ディアッカ…」
アスラン「そんなことはどうでもいい。だが、これがオーブの正式回答だという以上…」「ここで俺達がいくら嘘だと騒いだ所で、どうにもならないということは確かだろう」
イザーク「何を…!」
アスラン「押し切って通れば、本国も巻き込む外交問題だ」
ニコル「オーブは依然として表向きは中立を標榜していますからね…」
イザーク「ふん…さすがに冷静な判断だな、アスラン…。いや、ザラ隊長」
アスラン「………」
ディアッカ「だから、はいそうですかって帰るわけ?」
アスラン「周辺基地から圧力をかけてもらうが、すぐに解決しないようなら潜入する」
イザーク「ほう…」
ニコル「足つきの動向を探るんですね?」
アスラン「ああ。相手は統一国家なんだ。確証もないまま俺達の独断で不用意なことは出来ない」
ディアッカ「突破していきゃ足つきがいるさ。それでいいじゃない」
アスラン「ヘリオポリスとは違うぞ。軍の規模もな。オーブの軍事技術の高さは言うまでもないだろう」「表向きは中立だが、裏はどうなってるか計り知れない厄介な国なんだ」
イザーク「ふん…OK、従おう。俺なら突っ込んでますけどね」
ディアッカ「さすがはザラ委員長閣下のご子息だ。ま…潜入ってのも面白そうだし」
イザーク「案外、奴の…あのストライクのパイロットの顔を拝めるかも知れないぜ」
アスラン「………」
ニコル「アスラン…?」
アスラン「………」

太平洋 オーブ連合首長国

オーブ連合首長国 代表執務室
ウズミ「ブライト大佐、よくいらっしゃった」
ブライト「お世話になります、ウズミ代表」
ウズミ「元だよ、大佐。ヘリオポリスの件もあり、私は代表を辞任している」
ナタル「この方がオーブ連合首長国の指導者…ウズミ・ナラ・アスハ…」
ウズミ「ラミアス小佐、娘が随分と世話になったようだ」
マリュー「娘…!? では…」
ブライト「そうだ。君達と行動を共にしていたカガリ・ユラはウズミ元代表の娘だ」
ミサト「助けて下さったのは、まさかお嬢様が乗っていたからではないですよね?」
ウズミ「国の命運と甘ったれた馬鹿娘の生命、秤にかけるとお思いか?」
ミサト「失礼しました」
ウズミ「そうであったなら、いっそわかりやすくていいがな…」「ヘリオポリスの件…巻き込まれ志願兵になったというこの国の子供達…聞き及ぶ戦場でのXナンバーの活躍…」「全てはオーブが連邦に協力したことが発端だとするならば、その全てを無きものとしたいと思ったのも事実…」
マリュー「…申し訳ありません。ヘリオポリスや子供達のこと、私などが申し上げる言葉ではありませんが…」「一個人としては申し訳なく思っております」
ウズミ「よい…あれはこちらにも非があること。国の内部の問題でもあるのでな」「我らが中立を保つのはナチュラル、コーディネイター…どちらも敵としたくないからだ」「力なくば、その意思を押し通すことも出来ず、だからと言って力を持てばまたそれも狙われる…」
ミサト「では、ウズミ様…何故、そのオーブが我々に援助を?」
ウズミ「ナチュラル、コーディネイター…どちらも敵にしないということはどちらをも敵にすることと同義だ」「まずは援助の見返りとして、ストライクのこれまでの戦闘データとパイロットであるコーディネイター…」「キラ・ヤマトのモルゲンレーテへの技術協力を我が国は希望している」
ナタル「………」
ウズミ「そして、それ以上の働きを諸君らには期待したい」
ミサト「と言いますと?」
ウズミ「オーブが力を貸したのは、連邦でもプラントでもない。諸君らに未来を賭けたのだ」
マリュー「ウズミ様…」
ウズミ「私が言いたいのはそれだけだ。この言葉の意味、諸君達自身で見極めて欲しい」
マリュー「………」

オーブ連合首長国 迎賓館
トール「ま、色々あったけど、とりあえずオーブに着いたってわけか」
ジュドー「そういえば、トール達の両親はこのオーブにいるんだよな」
トール「ああ。ヘリオポリスはオーブの管理下にあるコロニーだからな」
ミリアリア「私達もオーブの国民であそこには留学していたようなものなの」
エル「何にしてもよかったじゃん。両親にも会えるしさ」
カズイ「ねえ…こういう場合、どうなるの…? やっぱり、降りたりって…出来ないのかな…」
サイ「降りるって…」
ビーチャ「お前、まだそんなこと言ってるのかよ?」
カズイ「いや…作戦行動中は除隊出来ないって知ってるよ…。けどさ、休暇とかさ…」
ミリアリア「そうね…。父さんや母さんもいるんだもんね…」
ノイマン「会いたいか?」
ジュドー「何言ってんだよ、ノイマンさん。オーブに来たんだから、会いたいに決まってるじゃん」
ノイマン「そうだな…会えるといいな」
〔ドアノブを回す音〕
カガリ「………」
キラ「カガリ…」
カガリ「何だよ?」
シンジ「お姫様なんだってね、カガリって」
カガリ「それがどうした…?」
ジュドー「な、何だよ。随分とケンカ腰だな」
カガリ「………」
アスカ「お姫様のワガママぶりは海で流されたぐらいじゃ直んないみたいね」
カガリ「大きなお世話だ!」
キラ「でも、良かったよ 。 君が無事で」
カガリ「あ…ああ…」
キラ「でも、ここでお別れだね。君はオーブに残るんだろう?」
カガリ「………」「お前達には世話になった…。一応、挨拶しておく」
キラ「うん…君も元気でね」
カガリ「じゃあな…。縁があったら、また会おうな」
〔ドアノブを回す音〕
フレイ「何よ…あんなの…」
サイ「フレイ…」
〔ドアノブを回す音〕
エマ「…みんな、いるわね」
トール「エマ中尉が来たってことは…」
エマ「ええ、そうよ。あなた達に外出許可が下りたわ」
ミリアリア「やったぁ!」
トール「そうと決まれば、とっとと出かけようぜ! 一分一秒でも惜しいからな!」
ジュドー「待てよ、トール。俺達も連れてけよ」
アスカ「あんた達、地元の人間なんだからこの辺りを案内してよ」
ミリアリア「いいわよ。じゃ、一緒に行きましょ」
〔ドアノブを回す音〕
フレイ「………」
キラ「………」
フレイ「…何で行かないの?」
キラ「え?」
フレイ「キラも家族、来てるんでしょ? 何で会いに行かないの?」
キラ「え…と…僕は色々と用事があるんで…」
フレイ「嘘、嘘よ! 何よ! 同情してんの!? あんたが…私に…?」
キラ「フレイ…」
フレイ「私には誰も会いに来ないから、もう家族は誰もいないから…だから、かわいそうって…そういうこと!?」
キラ「フレイ…そんな…」
フレイ「冗談じゃないわ! やめてよね、そんなの…!」「何で私があんたなんかに同情されなきゃなんないのよ!」
キラ「………」
フレイ「つらいのはあんたの方でしょ! かわいそうなのはあんたの方でしょ!」「かわいそうなキラ…独りぼっちのキラ…」「戦ってつらくて…守れなくてつらくて…すぐ泣いて…だから!」「なのに…なのに、何で私があんたに同情されなきゃなんないのよ…!?」
キラ「フレイ、もうやめて…。もうやめようよ、僕達…間違ったんだ…」
フレイ「何よ…そんなの!」
〔勢いよくドアを開閉する音〕
キラ「フレイ……」

モルゲンレーテ社
コウ「やあ、キラ…もう来たのか?」
キラ「ウラキ少尉…あなたもモルゲンレーテに呼ばれたんですか?」
キース「いやいや、コウは自分から見学を申し出たんだよ。せっかくの非番だってのにさ」
コウ「何を言ってるんだ、キース。お前だってストライクの性能は見ただろ?」「それを造ったモルゲンレーテに興味がわくのは当然じゃないか」
〔歩み寄る足音〕
ニナ「相変わらずみたいね、コウ…」
コウ「ニナ…! 月のアナハイムにいるはずの君がどうしてここに…!?」
モーラ「驚くのも無理はないだろうね」
キース「モーラまでいるのかよ! アルビオンはどうしたんだよ!?」
モーラ「あたしもニナも。モルゲンレーテに出向扱いさ。中にはチェーン達もいるよ」
コウ「どういうことなんだ、これは…?」
〔歩み寄る足音〕
エリカ「それについては私から説明させていただきますわ、ウラキ少尉」
コウ「あなたは?」
エリカ「私はエリカ・シモンズ。モルゲンレーテの技術者です」「ニナさんやモーラ中尉がここにいるのは、各企業内で軍や政府に対する危機感が高まったせいなのです」
ニナ「アナハイムの体制も変わってね…。今までのガンダムの資料を総司令部へ強制的に提出することになったの」「そして、軍はガンダム系のデータを集めて、独自に新型の量産機を開発するらしいのよ」
コウ「もしかして、それって…」
エリカ「そうです。そちらの彼…キラ・ヤマト少尉の乗るストライクをベースとする機体です」
ニナ「でも、その手口があまりに強引でアナハイム内でも軍を疑問視する動きが出てきたの」
エリカ「それでガンダム関係の技術者を出向の名目で中立のオーブに退避させているんです」
コウ「新型が必要なのは理解できるけど、何故そんなやり方を…?」
ニナ「私にはわからないわ…。ただ、その新型は対ザフト戦に大々的に投入されるらしいの」
モーラ「例の悪い噂だよ。総司令部はコーディネイターを根絶やしにする気らしいっていうね」
キラ「そんな…!」
コウ「落ち着くんだ、キラ。確かに連邦政府はプラントの存在を歴史の中で黙殺してきた…」「だが、様々な星の人間が地球を訪れる今、それがどれだけ無意味な事か気づいている人達だっているんだ」
キラ「………」
キース「コウの言う通りだぜ。総司令部が暴走しようったって、安全評議会があるんだ」「ドーリアン次官達がそんなことを許すはずがないって」
キラ「はい…」
エリカ「とにかく中に入ってください。特にキラ君には働いてもらうわよ…M1の開発のためにね」
キラ「M1?」
エリカ「モルゲンレーテ社製のオーブ軍の機体よ」「オーブは他国を侵略しない、他国の侵略を許さない。そして、他国の争いに介入しない…」「M1はその意志を貫くための力として開発されたの。…よろしくね、キラ君」
キラ「は、はい…」

モルゲンレーテ社
ニコル「見事に平穏ですね、街中は…」
アスラン「ああ、自国の領海ぎりぎりであれだけの騒ぎがあったっていうのにな」
ニコル「中立国だからですかね」
アスラン「平和の国か…」
ディアッカ「見つからないな…足つきは。そりゃ軍港に堂々とあると思っちゃいないけどさ」
イザーク「あのクラスの艦が2隻だ。そう易々と隠せるとは思えん」
ディアッカ「まさか、本当にいないなんてことはないよな。どうする?」
アスラン「欲しいのは確証だ。ここにいるのならいる、いないならいない…」「軍港にモルゲンレーテ…海側の警戒は驚くほど厳しいんだ。何とか中から探るしかないだろう」
イザーク「確かに厄介な国のようだ、ここは」
ビーチャ「驚いたぜ、トール。パイロットの才能あるんじゃないの?」
モンド「シミュレーションであれだけ出来れば、実戦もいけるぜ」
トール「へへ…暇な時間に特訓したからな」「あのお姫さんの代わりにこれからは俺がスカイグラスパーに乗ろうかな」
ミリアリア「もう…調子にのってるといつか大怪我するわよ」
<<クスハ>>
ブリット「ああ、戦闘は俺達に任せてくれ」
トール「でも、戦力は少しでも多い方がいいでしょ? 俺ももっと役に立ちたいんですよ」
クスハ「その気持ちは嬉しいけど…本当に気をつけてね」
トール「了解、了解。キラのサポートに徹しますよ」
<<クォヴレー>>
トール「でも、戦力は少しでも多い方がいいだろ? 俺ももっと役に立ちたいんだよ」
ゼオラ「…本当に気をつけてね」
トール「了解、了解。キラのサポートに徹するよ」

キラ「………」
<<クスハ>>
クスハ「どうしたの、キラ君?」
<<クォヴレー>>
アラド「どうしたんスか、キラさん?」

キラ「あ、いえ……」
シンジ「キラ君、お父さんとお母さんに会わなくていいの?」
キラ「…うん」
<<クスハ>>
ブリット「けど、M1の開発の手伝いも一段落したし、明日俺達はオーブを発つことになる…」
<<クォヴレー>>
ゼオラ「でも、M1の開発の手伝いも一段落したし、明日私達はオーブを発つことになる…」

ジュドー「会える内に会っといた方がいいんじゃない?」
キラ「…今、会うと言っちゃいそうで怖いんだ。なんで僕をコーディネイターにしたのって…」
シンジ「キラ君…」
トリィ「………」
〔トリィの羽音〕
プル「あ、トリィが!」
キラ「いいよ、プル。僕が追いかけるから」
〔トリィの羽音〕
アスラン「あ…」
トリィ「………」
〔トリィの羽音〕
アスラン「お前は…」
イザーク「何だ、そりゃ?」
ニコル「へえ…ロボット鳥だ」
〔走り寄る足音〕
アスラン「!」
キラ「アスラン…!」
〔トリィの羽音〕
キラ「トリィ…」
アスラン「君の…?」
キラ「うん、ありがとう…」
アスラン「………」
キラ「………」「昔、友達に…」
アスラン「!」
キラ「大事な友達にもらった…大事なものなんだ…」
アスラン「………」
キラ「………」
アスラン「そう…」
キラ「うん…」
アスラン「もう行くよ…」
キラ「………」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「終わらない閃光」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
トール「別ルートでオーブに出発したラー・カイラムは順調に航行中とのことです」
ミサト「これでザフトの要撃が分散されればいいけれどね」
カガリ「………」
アスカ「もうオーブの領海を出たわよ。あんた、戻らなくてもいいの?」
カガリ「言われなくても戻るさ」
アスカ「ふ~ん…不本意そうね」
カガリ「ああ…お父様にも言ったさ。戦争を終わらせるために自分も戦いたいって…」「だが…許してもらえなかった…」
キラ「カガリ…」
シンジ「お父さんに何て言われたの?」
カガリ「…お前が誰かの夫を撃てばその妻はお前を恨むだろう」「お前が誰かの息子を撃てばその母はお前を憎むだろう」「そして、お前が誰かに撃たれれば私はそいつを憎むだろう…と…」
カミーユ「憎しみの連鎖か…」
カガリ「お父様は銃を取るばかりが戦いではないと言った…。だから、私はオーブに残る」「そこで、この戦い…今の地球圏を取り巻く全ての戦いの根を断つ方法を考えてみる…」
ヒイロ「…それでいい」
カガリ「え?」
ヒイロ「戦いは戦場だけで行われるものじゃない。お前にしか出来ない戦いがあるはずだ」
バニング「そうだな…。それはお前自身で見つけるんだ」
カガリ「はい…」
アスカ「ま、頑張んなさいよ」
カガリ「ああ…お前もな、アスカ」
キラ「カガリも元気で…。その…色々ありがとう…」
カガリ「キラ…お前、死ぬなよ」
キラ「大丈夫、大丈夫だから…」
〔味方ユニット出現〕
カガリ「死ぬなよ、キラ…みんな…」
キサカ「出します」
カガリ「ああ…」
〔カガリ、マップ端へ移動〕
〔味方ユニット消失〕

マリュー「………」
ムウ「…アスハ前代表の言葉を考えているのか?」
マリュー「アスハ前代表が時間を稼いでくれた事でαナンバーズの半分は総司令部の出頭を逃れることが出来た…」
アムロ「だが、それも限界だ。我々はアラスカへ向かわざるを得ないな」
マリュー「アスハ前代表は連邦にもプラントにも加担しないながらも我々を援助してくれた…」
ナタル「我々を懐柔して自国の戦力にするつもりでしょう」
マリュー「そのためとはいえ連邦軍とザフトの双方を刺激するような真似をするとは思えないわ」「それにその気ならばオーブにいた間に我々の機体を接収することも出来たはずよ」
ナタル「とにかくオーブの行為は地球連邦に対する敵対行動です」「この件につきましては、アラスカ到着後に問題とさせていただきます」
マリュー「ナタル…」
〔アークエンジェルの警報〕
サイ「レーダーに反応! ザフトです!」
トール「ラー・カイラムも同様に敵襲を受けている模様です!」
ミサト「敵は数で来たってわけね」
〔敵ユニット出現〕
ミサト「この布陣…どうやらこちらが本命のようね」
マリュー「各機に発進指示を! 同時に対モビルスーツ戦用意!」
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
イザーク「出てきたか、ストライク!」
ディアッカ「今日こそ、足つきを仕留めなきゃ、体裁悪いよな」
イザーク「そんなこと、いちいち言われずともわかっている!」
アスラン「………」
ニコル「どうしたんです、アスラン? この間の潜入作戦から様子がおかしいですよ」
アスラン「何でもない。少し疲れているだけだ」
ニコル「今のあなたは僕達の隊長です。信頼していますよ、アスラン」
アスラン「ありがとう、ニコル」
ニコル「足つきを落としたら報告を兼ねてプラントへ戻りましょう」「その時は僕のピアノを聴いて下さいね」
アスラン「ああ。今度は居眠りをしないように気をつけるよ」
ディアッカ「それじゃ、隊長殿…ご命令を」
アスラン「各機、散開! ここで足つきを確実にしとめるぞ!」
キラ(アスラン…)
アスラン「全機、攻撃開始!」
<戦闘開始>

<ニコル撃破>

ニコル「くっ…! これ以上は!」
アスラン「ニコル、後退しろ!」
ニコル「で、でも、アスランが!」
アスラン「俺なら大丈夫だ。お前のピアノを聴くまではな!」
ニコル「……!」
〔敵ユニット離脱〕

<アスラン撃破(1回目)>
〔アスラン、後退〕
アスラン「くそっ…!」
キラ「アスラン…!」
〔キラ、アスランへ隣接〕
キラ「もう下がれ! 君達の負けだ!」
アスラン「何を…!」
キラ「アスラン! これ以上、戦いたくない!」
アスラン「何を今さら! 撃てばいいだろう! お前はそう言ったはずだ!」「お前も俺を撃つと言ったはずだ!」
キラ「アスラン!!」
アスラン「!」
ニコル「アスラン、下がって!」
※※既にニコル撃破の場合のセリフ※※
〔敵ユニット出現〕
※※まだニコル健在の場合のセリフ※※
〔ニコル、キラへ隣接〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

キラ「ミラージュコロイド!?」
ニコル「うおおおおっ!!」
[イベント戦闘「キラvsニコル」]
キラ「ぐうっ!!」
ムウ「坊主!!」
ミサト「キラ君!!」
〔味方ユニット出現〕
ナタル「誰がスカイグラスパーを発進させた!?」
マードック「待て、トール!! お前には無理だ!!」
ミリアリア「トール!? トールなの!?」
トール「キラ、今行くぞ!」
〔トール、前進〕
〔ニコルに爆発〕

ニコル「ううっ!!」
トール「今だ、キラ! 下がれ!」
キラ「無茶だ、トール!!」
ニコル「アスラン、後退して下さい!」
アスラン「お前こそ下がれ!!」
キラ「くそっ! このままじゃ、トールが!」
[イベント戦闘「キラvsニコル」]
キラ「あ…!」
アスラン「ああ…!
ニコル「母さん…僕のピアノ…
〔敵ユニット撃破〕
アスラン「くっ! ニコルゥゥゥゥッ!!
※※まだディアッカ健在の場合、セリフ追加※※
ディアッカ「ニ、ニコル…!!」
※※まだイザーク健在の場合、セリフ追加※※
イザーク「馬鹿な…!!」「くそぉぉぉぉぉっ! ストライクゥゥゥゥッ!!」
〔イザーク、精神コマンド「ド根性」「熱血」「鉄壁」「気迫」「必中」「不屈」使用〕
※※まだディアッカ健在の場合、セリフ追加※※
〔ディアッカ、精神コマンド「ド根性」「熱血」「鉄壁」「気迫」「必中」「不屈」使用〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

アスラン「うう…くそ…! 討たれるのは…俺の…俺のはずだった!」「俺が…今まであいつを討たなかった俺の甘さが…ニコルを殺した…!」「キラを討つ…俺の手で必ず!」
〔アスラン、気力上昇〕
〔アスラン、精神コマンド「ド根性」「不屈」「鉄壁」「気迫」使用〕

[イベントデモ「アスラン、SEED覚醒」]
アスラン「キラァァァァッ!!」
キラ「アスラン!!」
トール「キラ! 早く体勢を立て直せ!!」
京四郎「待て、トール!」
ナナ「無茶はやめてぇっ!!」
〔トール、アスランへ隣接〕
キラ「トール、来るなぁぁぁっ!!」
アスラン「!」
〔味方ユニット撃破〕
ミリアリア「ト、トール…!!」
キラ「トール!!」
[イベントデモ「キラ、SEED覚醒」]
アスラン「キラァァァァッ!!」
キラ「アァスランッ!!」
カミーユ「キラ!?」
シンジ「キ、キラ君…!!」
ミリアリア「う、うあ…ああ…!」
ナタル「ハウ二等兵、気をしっかりもて!!」
ミリアリア「あ、あああ…ああ…!」
ナタル「これではオペレートは無理か! 誰か彼女を医務室へ!」
カズイ「は、はい!」
キラ「うあああああああっ!!」

<クォヴレーvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
クォヴレー「あくまでも初志を貫徹する気か…!」

<アムロvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
アムロ「これほどまでに迅速な仕掛けが出来るとは…!」「ザフトは俺達がオーブから出るのを待っていたのか…!」

<カミーユvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
カミーユ「こいつら…完全に標的をαナンバーズに定めているのか…!」

<ジュドーvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
ジュドー「俺達を待ってて仕掛けてきたってわけかよ! 用意周到だぜ、まったく!」

<コウvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
コウ「あいつらも徐々に地上戦に適応してきている…! このままではいずれは…!」

<ヒイロvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
ヒイロ「まずいな…。このままでは互いに退かない泥仕合になる…!」

<キラvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
キラ「各ガンダムの交戦データから最適化したルーチン設定は終わっている!」「これならやれるはずだ!」

<ムウvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
ムウ「あの野郎の部下か! どこまでもしつこい野郎共だ!」

<シンジvsアスランorイザークorディアッカorニコル>
シンジ「どうしてだよ…! どうして、キラ君の友達の部隊がこうも仕掛けてくるんだよ…!」

<アスラン撃破(2回目)>
キラ「アスランッ!!」
アスラン「まだだ!」
〔アスラン、キラへ隣接〕
キラ「な、何を!?」
アスラン「キラ! お前だけは…お前だけは許さない!!」
マリュー「まさか、あの機体!?」
ミサト「自爆する気!?」
キラ「!!」
ミサト「キラ君、離れてッ!!」
〔アスラン、自爆〕
〔味方ユニット消失〕

ミサト「………」
マリュー「そっ、そんな…!!」
シンジ「う、嘘だろ…キラ君…」
カトル「ま、まだ彼が死んだと決まったわけじゃありません! すぐに捜索を!」
ミサト「駄目よ! まだ敵がいるわ!」
シンジ「ミサトさん!」
ミサト「彼らの捜索は敵の撃墜後に行います…! あなた達は戦闘を続行しなさい!」
シンジ「そ、それじゃあんまりだよ!!」
ミサト「敵に後ろを見せたら、今度はあなたが死ぬかもしれないのよ!? 命令に従いなさい!」
シンジ「くっ…!!」
ミサト(シンジ君、わかって。今の私達には敵が多すぎるのよ…!)
マリュー「………」
<<クスハ>>
クスハ「トール君…キラ君…」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「………」


<イザーク撃破>
イザーク「くそっ! くそ、くそ、くそ、くそ、くそ! くそぉぉぉぉっ!!」「俺は仲間の仇を討つことも出来ないのかぁぁぁっ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<ディアッカ撃破>
ディアッカ「くそっ! 俺がこんなんじゃ、誰が仇を討ってやるんだよ!!」「バスター! 俺の言うことを聞けよ!!」
〔ディアッカ、後退〕
ディアッカ「くそぉぉぉっ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
サイ「キラ、トール、聞こえるか!? 応答してくれ! キラ、トール!」
カズイ「………」
ノイマン「………」
ナタル「…もうやめろ。無駄だ」
サイ「無駄ってどういうことです!?」
ナタル「言葉通りの意味だ。ヤマト少尉、ケーニヒ二等兵…共にMIAだ」
サイ「しかし!」
ナタル「受け止めろ。割り切れなければ、次に死ぬのは自分だぞ」
〔アークエンジェルの警報〕
ノイマン「新たな反応…接近! 敵20以上!」
ミサト「今の消耗した戦力じゃ、とても迎撃することは…」
マリュー「………」
ナタル「艦長! このエリアから早急に離脱しなければやられます!」
サイ「でも! もしかして、キラもトールも脱出していたら!」
マリュー「………」
ナタル「艦長! クルー全員に死ねとおっしゃるのですか!」
マリュー「キラ君達に打電を続けて! それと島の位置と救援信号をオーブに!」
ナタル「オーブ!?」
マリュー「人命救助よ! オーブは受けてくれるわ!」
ナタル「しかし、あの国は…」
マリュー「責任は私が取ります!」
ナタル「………」
マリュー「機関最大! 擱座したバスターを回収後、この空域からの離脱を最優先とする!」
〔味方ユニット離脱〕
カズイ「トール…キラ…」
サイ「………」
フレイ「キラ……」
〔味方戦艦離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

太平洋 オーブ連合首長国近海

オーブ近海 孤島
キサカ「ストライクとイージスの残骸が発見された…」
カガリ「あいつは…キラは!?」
キサカ「…コックピットは空だった」
カガリ「飛ばされたのかもしれない…! いや、脱出したのかも!」
キサカ「カガリ…」
カガリ「…わかっている…!」「…あいつ…あれほど死ぬなと言ったのに…!」
〔砂の上を走り寄る足音〕
アサギ「カガリ様! イージスのパイロットと思われるザフト兵を発見しました!」
カガリ「イージスのパイロット!?」(アスランとかいう奴か…!)
マユラ「重傷は負っていますが、生きています!」
キサカ「よし、パイロットを回収しろ」
ジュリ「了解です」
カガリ(じゃあ、キラ…お前は…?)

オーブ機内 医務室
アスラン「!」
カガリ「気がついたか…」
アスラン「お前は…! ここはどこだ…?」
カガリ「ここはオーブの飛行艇の中だ。我々は浜に倒れていたお前を発見し、収容した」
アスラン「オーブ…。中立のオーブが俺に何の用だ? それとも今は連邦軍の一員か?」
カガリ「…聞きたいことがある。ストライクをやったのはお前だな?」
アスラン「…ああ」
カガリ「パイロットはどうした!? お前のように脱出したのか!? それとも…」
アスラン「………」
カガリ「見つからないんだ、キラが! 何とか言えよ!」
アスラン「…あいつは…俺が殺した…」
カガリ「!」
アスラン「殺した…。俺がイージスで組み付いて…自爆した…。脱出できたとは思えない…」
カガリ「く…!」
アスラン「それしかもう手がなかった…。あいつを倒すには…」「う…うう……」
カガリ「貴様ぁっ! くそおおおっ!!」
アスラン「…でも、何で俺が生きているんだ…?」
カガリ「!」
アスラン「あの時、脱出しちゃったからか…。お前が俺を撃つからか…」
カガリ「キラは…! 危なっかしくて…わけわかんなくて…! すぐ泣いて…!」「でも優しい…いい奴だったんだぞ!」
アスラン「知ってる…」
カガリ「!」
アスラン「やっぱり、変わってないんだな…。昔からそうだ…あいつは…」
カガリ「お前…」
アスラン「泣き虫で甘ったれで…優秀なのに…いいかげんな奴だ…」
カガリ「キラを知っているのか!?」
アスラン「知ってるよ…よく…。小さい頃から、ずっと友達だったんだ…。仲良かったよ…」
カガリ「それで…何でお前があいつを殺すんだよ!?」
アスラン「わからない…わからないさ、俺にも! …別れて、次に会った時には敵だったんだ!」
カガリ「敵…
アスラン「一緒に来いと何度も言った…」「あいつはコーディネイターだ! 俺達の仲間なんだ! 地球軍にいることの方がおかしい!
カガリ「お前…!
アスラン「なのにあいつは聞かなくて…俺達と戦って…仲間を傷つけて…ニコルを殺した…!
カガリ「だから…キラを殺したのか…お前が…
アスラン「敵なんだ! 今のあいつはもう! なら、倒すしかないじゃないか!
カガリ「くっ! 馬鹿野郎っ! 何でそんなことになる!? 何でそんなことしなきゃならないんだよ!
アスラン「あいつはニコルを殺した! ピアノが好きで…まだ15で…それでもプラントを守るために戦ってたあいつを…!
カガリ「キラだって守りたいもののために戦っただけだ!」「なのに…何で殺されなきゃならない!? それも友達のお前に!
アスラン「く…うう…うぅ…
カガリ「殺されたから殺して…殺したから殺されて……」「それで本当に最後は平和になるのかよ! ええ!?

太平洋 オーブ連合首長国近海

太平洋 孤島
???(万丈)「行かれるのですか、プラントへ?」
マルキオ「ええ…。私に出来ることなと瑣末なことでしょうが…」「それが少しでも人々の助けになるのでしたら…」
???(万丈)「ありがとうございます」
マルキオ「あなたが連れてきた彼についても任せて下さい。会わせたい人物もプラントにいますので」
???(万丈)「助かりましたよ。僕も知り合いの男に半ば押しつけられる形でしたので」
マルキオ「事態は徐々にですが、取り返しのつかない所に陥りつつあります」「ですが、私はこれを人類が一つ上のステージに進むための機会と考えています」
???(万丈)「シャア・アズナブルの言う人類の革新ですか?」
マルキオ「ニュータイプもSEEDもその一つの現れなのでしょう…」
???(万丈)「もし、その時が訪れるとしたら僕も見てみたいものです」「いや…彼と戦ったあの日から僕もその時のために戦っているのかも知れません…」
マルキオ「期待してよろしいでしょうか、あなた方の戦いに…」
???(万丈)「もちろんですよ。日輪は誰にとっても希望です」「そして、彼ら…αナンバーズも」
〔歩み寄る足音〕
???(ギャルソン)「…そのαナンバーズですがこのままいけば明後日にはアラスカへ到着するでしょう」
???(レイカ)「黒騎士達は先にアラスカへ向かうそうよ」
???(ビューティ)「あそこには例の黒幕もいるそうだしね」
???(万丈)「そうか。じゃ、僕達も急がなきゃならないね」
【シナリオエンドデモ終了】


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