TOP PAGEへ

No.34C
虚ろな魂の捕囚

【シナリオデモ開始】
暗礁地帯

ゴラー・ゴレム艦 ブリッジ
ハザル「エツィーラ・トーラーがαナンバーズに接触しただと?」
キャリコン「本国からの情報です。なお、祭司長はシヴァー閣下を通さず、独断で軍を動かしたとのことです」
ハザル「フン、長年追い求めていた無限力を目の当たりにして暴走したか」
孫光龍「見た目通り、激しいお方のようですねぇ…祭司長は」
ハザル「鍵なくば、無限力を使いこなすことなど出来ん。所詮は浅はかな女よ」
孫光龍(鍵、ねえ。それが神の子イルイというわけか…)「ハザル司令…今、αナンバーズは地球圏へ戻ってきているとか」
ハザル「ああ」
孫光龍「ちょっと彼らと遊びに行ってきてもいいですかねぇ?」
ハザル「…良かろう。俺としても貴様を本気で遊ばせておく気はないからな」
孫光龍「これは手厳しい。ついでにキャリコがご執心のアインとやらの様子も見てきましょう」
キャリコ「………」
ハザル「キャリコ、お前も孫光龍と共に出撃しろ。そして、アインを抹殺し…ベルグバウを捕らえるのだ」
キャリコ「…了解」
ハザル「孫光龍。もし、イルイを発見した時は…」
孫光龍「わかっています。ちゃあんと司令の下へお連れしますよ」
ハザル「………」

ゴラー・ゴレム艦 格納庫
エイス「…ギメル…」
キャリコ「何でしょう? エイス騎爵」
エイス「命令変更だ…。16号は抹殺せず、ベルグバウと共に捕らえよ」
キャリコ「これは異なことを、ハザル司令の命令に反しますが、よろしいので?」
エイス「16号の捕獲は…シヴァー・ゴッツオ閣下直々の命令だ…」
キャリコ「………」
エイス「ベルグバウの覚醒と新生には16号が必要…」「閣下は…そう判断しておられる…」
キャリコ「…了解」(シヴァー閣下がオリジネイターを必要としておられるだと…?)(フ…フフフ……)

太陽系 アステロイドベルト
イカロス基地 マクロス7

イカロス基地 司令室
マックス「地球に残ったαナンバーズが連邦軍に追われている?」
副長「ええ、ブルーコスモス派に」
オオタ「連中は思い通りにならないならとアラスカでαナンバーズを捨て駒にザフトを葬ろうとしたのです」
副長「これが、その時の映像です」
〔小型モニターの開閉音〕
ベス「これは…!?」
オオタ「マイクロ波による広域焼灼システム…通称『サイクロプス』だ」
コスモ「ちょっと待ってくれよ! これじゃ、そこにいた味方だって巻き込まれちまうじゃないか!」
オオタ「ブルーコスモスはそれをやったのだ」
シェリル「人間が人間をそんな風に殺すなんて…」
オオタ「彼らはαナンバーズを囮に使い、アラスカを襲ったザフトを一網打尽にしようとしたのだ」「岡長官がいなければ、αナンバーズもサイクロプスの餌食となっていただろう」
マックス「では、岡長官は…?」
副長「戦死されました。αナンバーズを逃がすための犠牲となって」
ミリア「………」
マックス「………」
ベス「…それで、αナンバーズは?」
タシロ「現在は連邦軍より追われる身となっておる」
オオタ「また、後退したと思われていたムゲ・ゾルバドス帝国が地底帝国と手を結んでいたことが判明し…」「彼らの地球侵攻の目的も明らかになりました」
マックス「それは一体…?」
オオタ「イルイの捕獲です」
コスモ「女の子一人を捕まえるためにわざわざ地球へ来たって言うのか?」
オオタ「そうだ。イルイは優れたサイコドライバー…その能力は覚醒しつつある」「…ガンエデンの存在なしでな」
コスモ「異星人の連中が血眼になっている理由はそこか…」
シェリル「話には聞いているけど…よほど強い力を発揮するようね、サイコドライバーは」
コスモ「だが、いくら何でも無限力ってわけじゃないだろう」
シェリル「………」(イデとサイコドライバーの力は同義ではないとしても…少なからず関係はあるはず)(そして、その鍵となるのはアポカリュプシスという言葉…)
フォッカー「ところで、ラー・カイラムとアークエンジェルはどうなったんだ?」
副長「彼らはオーブ連合首長国へ避難しました。カガリ・ユラ・アスハの導きによって」
フォッカー「カガリ?」
カーシャ「ああ、あの金髪の子ね。彼女、オーブの人間だったの?」
副長「正確に言えば、オーブ連合首長国前代表、ウズミ・ナラ・アスハ氏のご息女です」
カーシャ「え!?」
イサム「あの跳ねっ返りがぁ!?」
ガルド「つまり、オーブの姫君か」
タシロ「だが、そのオーブは連邦軍部隊の攻撃によって壊滅的な損害を受けた」
イサム「どういうことなんです?」
タシロ「見せしめにされたのだよ。現行の連邦軍、そして連邦政府へ反旗を翻す者達の末路を示すためにな」
コスモ「それでαナンバーズも負けちまったってわけか…」
タシロ「その戦いでウズミ前代表とイゴール長官が戦死し…」「オーブに身を寄せていたαナンバーズの協力者達はこのイカロス基地へと避難している」
ミリア「それで…αナンバーズは今どこに?」
タシロ「彼らはロンデニオンで身を隠している」
マックス「ですが、それもいずれは…」
タシロ「最悪の事態は防ぐために、大河長官は地球安全評議会で彼らの弁護をしている」「大文字博士にもロンデニオンへ向かってもらったが、状況は厳しいと言わざるを得ない」
ベス「では、我々はどうすればいいのです?」
タシロ「現状のαナンバーズは戦力が分散している。しばらくの間は現状維持だ」
ベス「了解しました」
コスモ「…やれやれ、帰ってきたら帰ってきたで大変なことになっちまってるようだな」
シェリル「それも…イデの導きかも知れないわね」
コスモ「まさか」
シェリル「イデは私達に人間の愚かさを救え、何かを促そうとしているのかも知れない」「そうでなければ、私達を太陽系内へ戻した理由が説明できないわ」
コスモ「なら、イデは何を促すってんだ?」
シェリル「人間同士で憎み合い、戦うことよ」
コスモ「………」

相模湾 科学要塞研究所

科学要塞研究所
剣造「では、αナンバーズは…」
大文字「帰還した外宇宙偵察部隊はロンデニオンで地球部隊と合流しました」「ただし、余計な混乱を避けるため、ソロシップとマクロス7、メガロードのメンバーはイカロスに待機してもらっています」
剣造「では、メガロード船団の救出に成功したのですね?」
大文字「いえ…スカル小隊とは合流出来たのですが、船団は散り散りになり、旗艦メガロードは撃沈…」「さらに早瀬艦長とリン・ミンメイは敵の手に落ちました」
弓教授「その敵とは?」
大文字「我々がバロータ軍と呼んでいた組織…プロトデビルンです」
剣造「プロトデビルン?」
大文字「これはエキセドル参謀の記憶と惑星ラクスで発見されたプロトカルチャーの遺跡により判明した新たな事実です」「プロトデビルンとは彼らの部隊の中核を成す特殊な個体を指します」「そして、実際にスピリチア…人間の生きる気力を集めるのはそのプロトデビルンに率いられた兵なのです」「そして、その兵達は精神制御を受けた様々な星の人間であることが判明しました」
剣造「では…」
大文字「はい…今までに襲われた地球からの移民船団の住民達も彼らの尖兵として使われていたのです」
弓教授「大文字博士…そのプロトデビルンなるものについて詳しくお聞かせ下さい」
大文字「プロトカルチャーの遺跡によるとプロトデビルンも元々は彼らが作り出した戦闘兵士だったのです」
剣造「ゼントラーディやメルトランディと同じということですか…」
大文字「そうです。ですが、エビルと名付けられた彼らの完成直前に異次元からの謎のエネルギーが飛来したのです」「そのエネルギーがエビルに取り憑き悪魔のような存在となった…。これがプロトデビルンの誕生です」「そして、そのプロトデビルンとSTMC…宇宙怪獣の襲来によってプロトカルチャーは滅んだらしいのです」
剣造「間接的とは言え、自らの生み出したものによって我々の祖先は滅んでいたのか…」
弓教授「銀河に、そのような強大な敵がいるとは…」
大文字「ですが、その遺跡に遺されたメッセージによると、神秘の力がプロトデビルンを封じ込めたとあります」
剣造「それは一体…?」
大文字「アニマスピリチア…。残念ながら、その名前しか手がかりは残されていません」「また、我々はその遺跡でゼ・バルマリィ帝国の祭司長を名乗る人物と接触しました」「その名はエツィーラ・トーラー…。彼女は我々に『アポカリュプシス』という言葉を残して去っていきました」
弓教授「その言葉…テスラ研で接触したイルイからもたらされたものと同じです」
大文字「ゼ・バルマリィと地球…二つの星に同じ伝承が残されているとは…」
剣造「アポカリュプシス…一体それは何を意味するのだ…?」

L5宙域 コロニー・ロンデニオン
αナンバーズ

ラー・カイラム 食堂
ジュドー「サウンドフォース用の新装備、サウンドブースターか…」「そんなものが開発されていたとは驚きだぜ」
マリ「もう本当にすごかったのよ! あのでっかいバケモノが、バサラの歌にひるんじゃったぐらいなんだから」
甲児「そのプロトデビルンってバケモノ、歌が嫌いなのか?」
小介「ドクター千葉の話ではバサラさんやミレーヌさんの歌が持つ歌エネルギーの効果だそうです」
さやか「歌エネルギー?」
小介「簡単に言えばバサラさん達の歌をエネルギーに変換したもので、時空さえ超えるパワーを発揮するそうです」
宙「時空を超えるって、そりゃ幾らなんでも大げさ過ぎないか?」
真吾「それがそうでもないみたいだぜ」
竜馬「俺達とソロシップは銀河に旅立つ際に別れたのだが…」「またもソロシップは戦いの最中に強制的に惑星ラクスに飛ばされてきた」
ジュドー「それって、また例のイデの力ってやつじゃないの?」
隼人「おそらくはな。だが、今回はそれだけじゃない」「コスモ達はDSドライブに巻き込まれる際、熱気バサラの歌を聞いたと言うんだ」
ルー「じゃあ、本当に彼の歌が時空を超えたってこと?」
洸「うまく説明は出来ませんが、何らかの関係があるのは間違いないとしぇりるさんも言ってました」
レミー「とにかく銀河ではピンチ、ピンチの連続だったわね」
神宮寺「メガロードは沈んで、早瀬艦長とリン・ミンメイは敵にさらわれ…」「プロトデビルンの親玉、ゲペルニッチとの戦いでは金竜大尉が戦死したしな…」
ジュドー「ガムリン中尉達の隊長だった人か…」
真吾「おまけにプロトカルチャーの遺跡のあった惑星ラクスではプロトデビルン、バッフ・クラン、帝国監察軍が入り乱れて…」「最後には宇宙怪獣まで出てきて、星ひとつが完全に崩壊しちまったからな」
洸「銀河は俺達の想像を絶するような脅威に満ち溢れているということです」
忍「しけたツラしてんじゃねえよ、洸。それじゃ、これからの戦いはやってけねえぞ」
洸「わかってますよ、忍さん。ライディーンも外宇宙での戦いで秘められた力を解放出来るようになったんです」「パイロットである俺だって負けてられませんよ」
忍「その意気だぜ、洸」
アムロ「しかし、この地球圏では俺達は戦い以外のところで大きな問題を抱えている…」
ジュドー「アムロさん…安全評議会の方は俺達のことを何て言っているんです?」
アムロ「今は審議の最中だ。大河長官やドーリアン次官が俺達の弁護をしてくれている」「今はその結果を待つしかない」

ラー・カイラム 格納庫
リュウセイ「………」
クォヴレー「リュウセイ少尉、俺のベルグバウに何か?」
リュウセイ「ああ…俺が知っている機体にどことなく似てると思ってよ」
クォヴレー「…どういうことだ? 少尉はベルグバウについて何か知っているのか?」
リュウセイ「いや、そういうわけじゃねえが…雰囲気と言い、ガン・スレイヴっていう武器と言い…何となくアストラナガンに似てる」
クォヴレー「アストラナガン…?」
リュウセイ「知ってんのか?」
クォヴレー「…いや」(アストラナガン…αナンバーズのデータベースで調べても、アクセス出来なかった機体だ)「少尉、アストラナガンとはどういう機体なんだ?」
リュウセイ「俺達SRXチームの元教官…イングラム・プリスケン少佐が作ったエアロゲイターのマシンだ」
クォヴレー(イングラム・プリスケン…)
リュウセイ「つまり、ゼ・バルマリィ帝国の機体だ。知らねえのか?」
クォヴレー「…ああ」
リュウセイ「………」
クォヴレー「そのアストラナガンとイングラム・プリスケンは今、どこに?」
リュウセイ「行方不明になっちまったよ。バルマー戦役の後でな」
クォヴレー「…イングラム・プリスケンはお前にとって…敵なのか?」
リュウセイ「…そうだったこともある。あの人は…イングラム少佐はエアロゲイターのユーゼス・ゴッツオに操られてたんだ」
クォヴレー「………」
リュウセイ「だけど…最後には俺達を助けてくれた。…アストラナガンでな」
クォヴレー(イングラム・プリスケン…ユーゼス・ゴッツオ…)(その名…記憶にはないが、何かが引っ掛かる。もしや、その二人は…?)
〔警報〕
リュウセイ「! 敵襲か!?」
クォヴレー「どうやらそのようだな」
リュウセイ「行くぞ、クォヴレー!」
クォヴレー「…了解だ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「虚ろな魂の捕囚」


【戦闘マップ開始】
〈出撃準備〉

〔味方ユニット出現〕
孫光龍「彼らがロンデニオンにいたとは…灯台下暗しってわけか」「ま、おかげで無駄足を踏まずに済んだけどね」
アラド「あいつは…!」
〔カーソル、孫光龍を指定〕
ゼオラ「東京でも出てきた奴ね!」
アラド「で、でけぇ! あれ、ホントにメカなんスか!?」
リュウセイ「奴は超機人…半生体兵器だ。バルマー戦役中にも龍王機と虎王機ってのがいた」
洸「それにしても、奴は…」
〔ライディーンの共鳴〕
洸「くっ…!」
孫光龍「おや? ご同類がいらっしゃるようだ。奇遇、奇遇」「それじゃ、僕の龍王機と遊んでもらおうかな」
クォヴレー「来る…!」
バニング「各機、迎撃せよ!」
<戦闘開始>

≪孫光龍HP70%以上≫
<2ターン以降毎PP>

〔孫光龍、精神コマンド「集中」「鉄壁」使用〕

<孫光龍HP70%以下・敵増援1出現>
孫光龍「おやおや…以前より力を増しているみたいだね。こいつは剣呑、剣呑」
アラド「何だ、あいつ…!?」
クォヴレー「まだ余裕があるらしいな…!」
孫「そういや、自己紹介をしてなかったね。これは失敬」「僕の名前は孫光龍…そして、こいつは四霊の超機人・龍王機さ」
〔龍の咆哮〕
リュウセイ「あいつも龍王機って名前なのかよ!?」
孫光龍「ああ。君達が見たのは四神・青龍の超機人である龍王機…」「僕のは四霊・応龍の超機人でね。青龍の超機人とはランクが違う。でも、名前が同じだとややこしいから…」「こっちは真・龍王機って呼んでもらおうか」
豹馬「真・龍王機だと!? てめえ、どこでそいつを手に入れた!?」
凱「そして、何故バルマーに手を貸している!?」
孫光龍「さあ、何でだろうねぇ」
凱「ふざけるな!」
孫光龍「いやいや、熱い。熱いねえ、君達は。ずっとそんな調子で頭の血管が切れたりしないのかい?」
鋼鉄ジーグ「悪いが、そんなにヤワな頭はしてねえぜ!」
孫光龍「君が言うと説得力あるなぁ」
万丈「…なかなか面白いことを言う」
孫光龍「おや、君は少しは話せそうだね」
万丈「そりゃどうも。ついでに僕の質問に答えてくれるとありがたいんだが」
孫光龍「いいだろう」
万丈「まず、君は地球人なのか?」
孫光龍「ご覧の通りさ」
万丈「僕達に接触した理由は何だ?」
孫光龍「そりゃあもちろん…」「僕と同じく、ガンエデンによって選ばれた剣である君達に興味があったからさ」
アラド「な、何だって!?」
ゼオラ「あの人、ガンエデンと関係があるの!?」
孫光龍「そう。僕とこの龍王機はガンエデンの忠実な下僕…そして、地球の守護者なのさ」
アラド「じゃあ、あんたは封印戦争の時、何をやってたんだ!?」
孫光龍「昔に受けた古傷が原因でね…ガンエデンの3つの下僕より目覚めるのが遅かったんだ」
甲児「地球の守護者とか言いやがったな…なのに、何でバルマー側についてんだ?」
孫光龍「その方が面白そうだから」
甲児「何っ!?」
孫光龍「まあまあ、そういきり立たないでくれ。半分はホントなんだから」
甲児「じゃあ、残り半分は!?」
孫光龍「自分の使命を果たすには、バルマー側にいた方がいいからさ」
甲児「使命…!? じゃあ、てめえは!」
孫光龍「そう…僕は地球を守護するため、彼らに手を貸している」
カミーユ「何を馬鹿なことを!」
孫光龍「そりゃ君達の価値観での話だろ? でも、僕にとっちゃあ真理なのさ。…古の記憶に触れた僕にはね」
カミーユ「古の記憶…!?」
リュウセイ「何のことだ!?」
孫光龍「ま、今の君にはわからないだろうねぇ…門、そして鍵に触れていても」
リュウセイ「門…!?」
ヴィレッタ「ゲートのことか?」
健一「なら、鍵とは!?」
孫光龍「話はここまでだ。僕には仕事があるんでね」
〔カーソル、クォヴレーを指定〕
孫光龍「その機体…ベルグバウをもらっていくよ」
クォヴレー「!」
孫光龍「ああ、失敬。言葉を間違えたようだ。その機体を返してもらおう」
〔敵ユニット出現〕
アラド「あ、あいつら!」
リュウセイ「ゴラー・ゴレム隊か!」
孫光龍「さあて…ベルグバウを返してもらうとするか」
〔孫光龍、エネルギー上昇〕
洸「な、何だ、あのパワーは!?」
孫「これが超機人の真の力さ。君達がかつて見た龍王機と虎王機などと同じにしないでくれたまえよ」
ヴィレッタ「アラド、ゼオラ! クォヴレーの援護を! ベルグバウをあの男に渡しては駄目よ!」
アラド「わ、わかってます!」
孫光龍「じゃ、行くよ…クォヴレー君」
クォヴレー「貴様には渡さん…! ベルグバウも…この俺もな!」

<クォヴレーvs孫光龍>
孫光龍「さあて、君の実力を見せてもらおうかな」
クォヴレー「その手の台詞は聞き飽きた!」

<洸vs孫光龍>
孫光龍「残念だよ、太陽神の勇者…。君なら僕の考えもわかってくれると思ったのだけどね…」
洸「バルマーについた悪党の考えなどわかるものか!」
孫光龍「悪ねえ…。ま…そういう二元論で片がつく問題じゃないのだけれどね…」

<万丈vs孫光龍>
孫光龍「気に食わないね、その余裕に満ちた態度…」
万丈「それはお互い様だよ」
孫光龍「ふうん…どうやら僕達は似た者同士らしいね」
万丈「そうかな? 伊達を気取るのは勝手だが、僕は悪に堕するほど落ちぶれちゃいない!」

<リュウセイvs孫光龍>
リュウセイ「てめえ、ハザルと一緒にいた奴だな! あいつの居場所を教えろ!!」
孫光龍「教えたところで、今の君じゃ返り討ちにあうのが関の山だよ」

<孫光龍撃破・勝利条件達成>
〔孫光龍、精神コマンド「根性」使用〕
アラド「くそぉっ! なんてしぶとい野郎なんだ!!」
孫光龍「まあ、これが僕の売りだからね。そう簡単には死なないよ」
クォヴレー「なら、これでどうだ!」
〔クォヴレー、孫光龍へ隣接〕
孫光龍(フフフ、その気になったか)
クォヴレー「俺はお前達の思い通りにはならない!」「俺はバルマーではない! αナンバーズの人間だ!」
孫光龍(人間、ねぇ)
[イベント戦闘「クォヴレーvs孫光龍」]
〔孫光龍に爆発〕
アラド「い、今のが…!」
リュウセイ「ベルグバウのパワーなのか!?」
ヴィレッタ「あれでは…まるで…!」
クォヴレー「………」
孫光龍「お~、危ない危ない。もう少しで僕の生命の灯火が消えてしまう所だったよ」
クォヴレー「貴様…!」
孫光龍「どうやら、自分がαナンバーズの人間であること…それが君の力の源みたいだね」「でも、悲しい…悲しいなぁ。あまりにも君が哀れだよ」
クォヴレー「どういう意味だ!?」
孫光龍「さあて、ね。知りたければ、ついてきたまえ。君の真実を教えてあげよう」
クォヴレー「!!」
〔孫光龍、前進〕
クォヴレー「待て、孫光龍!」
〔クォヴレー、孫光龍へ接近〕
アラド「クォヴレー!!」
ヴィレッタ「行ってはいけない! これはあの男の罠よ!」
クォヴレー「孫光龍!!」
孫「まんまと誘いに乗ったねぇ! あははははは!!」
クォヴレー「!!」
〔敵ユニット出現〕
クォヴレー「キャリコか!?」
キャリコ「うかつだったな、アイン」
〔キャリコ&スペクトラ、クォヴレーへ隣接〕
〔機体の拘束音〕

クォヴレー「うあっ!」
孫光龍「探求心はほどほどにね、クォヴレー・ゴードン君」
クォヴレー「くっ、貴様ら!」
アラド「クォヴレー!!」
〔アラド、クォヴレーへ接近〕
〔ミサイルの発射音〕
〔アラドに爆発〕

アラド「ぐああっ!」
スペクトラ「馬鹿な子ね。人形のために躍起になるなんて」
アラド「に、人形!?」
キャリコ「帰還するぞ、スペクトラ」
スペクトラ「わかったわ」
〔敵ユニット離脱〕
〔味方ユニット離脱〕

リュウセイ「ヴィレッタ隊長! クォヴレーが!」
ヴィレッタ「ええ、すぐにおうわよ!」
〔警報〕
ヴィレッタ「!」
ブライト「各機は至急帰還しろ! この宙域へ連邦軍艦隊が向かっている!」
アムロ「こちらの戦闘をキャッチされたか。当然と言えば、当然だが」
ブライト「我々はここから離脱する。各機はすぐに戻れ」
ゼオラ「しかし、クォヴレー少尉が!」
ブライト「今は離脱が最優先だ。いいな?」
ゼオラ「りょ、了解…!」
アラド「くそっ…! クォヴレー、待ってろよ…! 必ず俺達が助け出してやる!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

移動中
L5宙域

ゴラー・ゴレム艦 格納庫
スペクトラ「…お帰り、アイン」
クォヴレー「………」
スペクトラ「とは言っても、お前はここにいた頃の記憶を失っているのだったな」
クォヴレー「………」
スペクトラ「随分と反抗的な目ね。私が知っているアイン・バルシェムはもっと忠実な人形だったわ」
クォヴレー「俺は…アイン・バルシェムでもなければ、人形でもない…!」
スペクトラ「ふふふ…どうしてそんなことを言うようになってしまったのかしらね」
キャリコ「…奴の内なる存在のせいだ」
クォヴレー「俺を…どうする気だ?」
キャリコ「本来なら、欠陥品として抹消しているところだが…そうもいかなくなった」
クォヴレー「!?」
〔歩み寄る足音〕
???(エイス)「…捕獲に成功したか…」
キャリコ「はっ」
クォヴレー「お、お前は…?
エイス「………」
クォヴレー「誰…だ…?」
エイス「キャリコ…16号を調査する。ラボへ移送せよ…」
キャリコ「了解」
クォヴレー「16号…? 何のことだ?」
スペクトラ「お前のことよ、アイン・バルシェム」
クォヴレー「………」
キャリコ「アインとは『16』…バルシェムはゴラー・ゴレムに所属する人造人間の名前…」
クォヴレー「!!」
キャリコ「つまり、お前はバルシェムシリーズの16号体……人間ではなく、造られた人形なのだ」
クォヴレー「な、何だと…!? 俺が…人間ではない!?」
キャリコ「そうだ…お前はゴラー・ゴレムの木偶人形…その量産型の内の1体なのだ」
【シナリオエンドデモ終了】


● アラスカ行 → No33A「暁への脱出」 へ戻る

  外宇宙 → No33B「受け継ぎし遺産」 へ戻る

● No35C「THE GUN OF DIS」 へ進む


◆ 「第3次スーパーロボット大戦α-終焉の銀河へ-」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。