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No.4
地獄門、開く

【シナリオデモ開始】
太陽系 アステロイドベルト
イカロス基地
ラー・カイラム

ラー・カイラム ブリーフィングルーム
豹馬「一体、どうなってんだ!? 原種を追わなくていいのかよ!?」
ちずる「落ち着きなさいよ、豹馬」
十三「獅子王博士の話やと、ワイらはもっとヤバいモンの相手をせなあかんらしいで」
豹馬「原種だって充分ヤバいだろうが!」
アムロ「だが、GGGの調査では原種がコアから活動状態まで再生するのにはそれなりの時間を要するそうだ」
カミーユ「じゃ、原種が地球に到着してもすぐに活動を開始することはないんですね?」
アムロ「ああ、おそらくな」
豹馬「なら、連中よりヤバい奴らってのは何なんだよ?」
コウ「もしかして、例のアンノウン…?」
カミーユ「新たな異星人か、それとも…」
十三「確実なんは、一筋縄でいかへん連中ってことやな」
キース「そんなこと言われても想像もできないよな、実際…」
モンシア「ま、先に教えられてブルっちまうよりはマシかも知れねえがよ」
アムロ「………」
〔歩み寄る足音〕
麗雄「…そういうわけにもいかんだろう」
カミーユ「獅子王博士、俺達の向かう先に何があるか教えて下さい」
麗雄「うむ。そのための緊急ブリーフィングだからな」
アムロ「博士…もしかして、あれに関係が?」
麗雄「詳しい状況はわからんが、そう判断して問題ないだろう」
アムロ「………」
ジュドー「アムロさん、何か心当たりがあるの?」
アムロ「ああ」
麗雄「では、ボクから説明しよう」「今から一週間ほど前…アステロイドベルトのポイントN0907に突如、巨大な物体が出現したのだ」
ルー「一週間前って…」
ジュドー「ちょうどラー・カイラムがアステロイドベルトに行っていた頃だな」
豹馬「で、何が現れたんだ?」
麗雄「直径約30キロメートルの巨大なリングだ」
竜馬「リング…?」
麗雄「あるいは、ゲートかも知れん」
豹馬「要は滅茶苦茶でっけえ輪っかってことか」
隼人「じゃあ、俺達の目的地はそのリングだかゲートがある宙域なのか?」
麗雄「その通りだ。しかし、その物体の機能の多くは未だ不明のまま…」「ただし、地球人類が造り出した物体ではないことは確実だ」
ルー「じゃ、異星人の物だってのが妥当な線ねえ」
十三「で、そいつが原種より危険な代物やって言うんかいな?」
竜馬「もしや、それ自体が兵器だとか…」
アムロ「いや…俺達がリングに接近した時、中から……」
〔警報〕
豹馬「な、何だ!?」
コウ「敵襲警報!?」
〔モニターの開閉音〕
命「各員に通達! これより本艦は第一種戦闘態勢へ移行! 機動部隊はスクランブルを!」
麗雄「卯都木君、いったい何が起きたんだ!? もしや、リングが…」
アムロ「あれがまた起動したのか!?」
命「いえ! 通常の超空間航法による異星人艦隊の出現です!」
豹馬「異星人艦隊だとぉ!?」
竜馬「ま、まさか…!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現済み〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

豹馬「やっぱり、キャンベル星人かよ!!」
ダンゲル「グハハハハハ! コン・バトラーVよ! 思ったよりも早い再会だったな!」
カミーユ「奴らが北米に現れた異星人か…!」
甲児「ああ、あいつらはキャンベル星の攻撃部隊だ」
エマ「キャンベル星人って、バルマー戦役の時にも現れた異星人ね?」
さやか「はい。彼らが再び地球に攻めてきたんです」
甲児「俺達は北米で奴らと戦ったんだが、どうやら先発隊だったみてえだ」
竜馬「見ての通り、彼らはボアザン星と同盟を結んでいる」
弁慶「おまけにゼーラ星やバーム星の残存戦力まで取り込んでいやがる」
アムロ「キャンベル星人、ボアザン星人、バーム星人、ゼーラ星人の連合艦隊か」
さやか「でも、あの戦艦…これまでに見かけないタイプよ」
〔カーソル、ムゲ戦艦を指定〕
カミーユ「新顔の異星人が連合に加わっているのか?」
小介「え、ええ…! 艦隊の規模から見て、連合の中核を成す勢力と見て間違いないでしょう」
〔敵ユニット離脱〕
十三「何や!? あいつら、逃げてくで!」
隼人「いや、奴らは先に地球へ向かう気だ!」
ダンゲル「チッ…ムゲの連中め、俺達にこの場を押し付ける気か!」
ワルキメデス「仕方あるまい。向こうには案内役がいるからな」
ダンゲル「例の地球生まれのキザ野郎か。…まあいい、コン・バトラーVには俺も借りがある!」
ワルキメデス「ならば、ダンゲル。この場はお前に任せる」
ダンゲル「おう、アニキ! 奴らの首を地球侵略開始の記念品にしてくれるわ!」
〔敵ユニット離脱〕
ダンゲル「グハハハハハ! 地球人! そしてコン・バトラーVよ!」「このキャンベル星のダンゲル将軍が相手をしてやるぞ!」
豹馬「うるせえ! 一度叩き出してやったってのに、懲りねえ野郎だ!」
ベイト「やれやれ、柱の次は異星人の団体ご一行様かよ」
モンシア「とは言え、奴らの大半は残党だろうが。まとめて片づけてやるぜ」
バニング「だが、ここで足止めを食らうわけにはいかん」「俺達はポイントN0907に行かねばならんのだからな」
麗雄(そうだ…あのリングが本当にゲートだとしたら、もっと恐ろしいことが起こる!)
大河「シナプル大佐! 諸君らは一刻も早くポイントN0907へ向かってくれ!」
シナプス「了解した」
ブライト「各機に通達! 我々はこの宙域を抜け、目的地への到達を最優先とする!」
シナプス「各機は本艦とラー・カイラムの進路を確保せよ!」
〔カーソル、目標地点を指定〕
ブライト「作戦時間は5分! それまでに両艦を指定ポイントへ!」
ダンゲル「フン、地球人め…恐れをなして逃げ出すつもりか?」
豹馬「馬鹿言ってんじゃねえ! てめえらの相手をしてる時間がねえだけのこった!」
シナプス「各機、攻撃を開始せよ!」
<戦闘開始>

<クスハvsダンゲル>

ブリット「俺達と鋼機人がいる限り、お前達の好き勝手にはさせない! 行くぞ、クスハ!」
クスハ「ええ!」

<クォヴレーvsダンゲル>
ダンゲル「その機体、マグナムでバラバラにしてやるわ!」
クォヴレー「そう上手く事が運ぶと思うな…!」

<セレーナvsダンゲル>
ダンゲル「ええい! ちょこまかとすばしっこい奴め!」
セレーナ「華麗なフットワークと言って欲しいわね」(どうやら、この異星人…仮面の連中とは無関係なようね…)

<アムロvsダンゲル>
アムロ「キャンベル星人…! バルマー戦役でも戦った相手か!」
ダンゲル「この俺をガルーダと同じだと思うなよ!」

<カミーユvsダンゲル>
カミーユ「このパワー…バルマー戦役で戦ったマグマ獣とは比べ物にならない…!」
ダンゲル「そんな細っこい機体でこのマグナムに勝てると思うなよ!」

<ジュドーvsダンゲル>
ジュドー「そこをどけ! 今はお前達に構っている時間はないんだ!」
ダンゲル「威勢のいい小僧よ! そんなに通りたければ、この俺を倒してから進むのだな!」

<コウvsダンゲル>
ダンゲル「地球人よ! 貴様らの相手は、このダンゲル将軍がしてくれよう!」
コウ「く…! こんなところで足止めを食らうわけにはいかない!」

<バニングvsダンゲル>
バニング「くそ…! 一度は撃退したキャンベル星人がまたも現れるとは…!」
ダンゲル「グハハハハハ! オレアナの部隊を倒したぐらいで調子にのるなよ、地球人め!」

<甲児vsダンゲル>
甲児「懲りねえ野郎だな! 今度はこてんぱんに叩きのめしてやるぜ!」
ダンゲル「ふん…この間はほんの挨拶代わりよ! 俺の本当の力を見せてくれるわ!!」

<鉄也vsダンゲル>
ダンゲル「ほう新顔だな! 俺の相手が務まるか試してくれる!」
鉄也「お前に俺の相手が務まるならな!!」

<竜馬vsダンゲル>
ダンゲル「貴様らにも地球では世話になったな! あの時のお礼をたっぷりしてやる!」
竜馬「そうはさせるか! こちらから返り討ちにしてやる!」

<豹馬vsダンゲル>
豹馬「この前、お前を逃がしたのは大失敗だったぜ! 今日は決着をつけてやる!」
ダンゲル「望むところよ、コン・バトラーV!」「俺を無能なガルーダと同じだと思うなよ!」
豹馬「この野郎! ガルーダは最後まで勇敢に戦ったんだ!」「お前みたいな野郎があいつを馬鹿にするのは許せねえ!」

<鋼鉄ジーグvsダンゲル>
ダンゲル「グハハハハハ! ほれほれどうした、ちっこいの!」
鋼鉄ジーグ「図体がデカけりゃ勝てると思うなよ、うすのろ! ジーグの力、見せてやる!」

<3PP>
トーレス「作戦行動時間3分経過!」
ブライト「急げ! あと2分間でポイントに到達出来なければ、作戦は失敗だ!」

<4PP>
トーレス「4分経過! 敵部隊を振り切れません!!」
ブライト「機動部隊は艦の進路を確保! この1分で艦をポイントに到達させろ!!」

<ダンゲル撃破>
ダンゲル「ぬおっ! お、おのれ、地球人め!!」
豹馬「思い知ったか、この野郎! とっとと尻尾を巻いて、自分の星に帰りやがれ!」
ダンゲル「覚えていろ、コン・バトラーV! この借りは必ず返すぞ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<5PP>
トーレス「作戦行動時間5分を突破!」
ブライト「く…! 失敗か…!」
(→ GAME OVER

≪まだシナプスが未到達≫
<ブライトが目的地点へ到達>

サエグサ「ポイント到達! 加速に入ります!!」
ブライト「よし! ポイント0907へ最大戦速!!」「機動部隊各機はアルビオンと共に続け!」
〔味方戦艦離脱〕
シナプス「パサロフ! こちらも急げ!」
パサロフ「了解!」

≪まだブライトが未到達≫
<シナプスが目的地点へ到達>

パサロフ「艦長、本艦は目標ポイントへ到達しました!」
シナプス「最大戦速! N0907へ先行する!」
〔味方戦艦離脱〕
ブライト「アルビオンが行ったか。各機はラー・カイラムの進路を確保! 本艦も続くぞ!」

<敵全滅orブライト&シナプスが目標地点へ到達・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合のセリフ※※
コウ「何とか勝てたか…」
アムロ「だが、あれは敵戦力の一部に過ぎないだろうな」
鉄也「次々に地球を目指して異星人の部隊がやってくるってわけか」
甲児「くそっ! これじゃ、封印戦争の二の舞だぜ!」
〔通信のコール音〕
トーレス「イカロス基地より入電! こ、これは!」
ブライト「どうした!?」
トーレス「ポ、ポイントN0907に異星人のものと思われる艦隊が出現!」「彼らの攻撃によって、こちら側の駐留部隊が壊滅したそうです!」
ブライト「!!」
麗雄「まさか、敵はあのリングから…!?」
凱「どういうことなんだ、父さん!?」
麗雄「説明は後だ! ブライト艦長、我々も一刻も早くポイントN0907へ!」
ブライト「機動部隊各機は後退! ラー・カイラムは最大戦速でこの宙域を離脱する!」
※※ブライトが後に目的地点へ到達の場合のセリフ※※
サエグサ「ポイント到達! 加速に入ります!!」
〔通信のコール音〕
トーレス「先行中のアルビオンから入電! え…? こ、これは!」
ブライト「どうした!?」
トーレス「ポ、ポイントN0907に異星人のものと思われる艦隊が出現!」「彼らの攻撃によって、こちら側の駐留部隊が壊滅したそうです!」
ブライト「!!」
麗雄「まさか、敵はあのリングから…!?」
凱「どういうことなんだ、父さん!?」
麗雄「説明は後だ! ブライト艦長、我々も一刻も早くポイントN0907へ!」
ブライト「機動部隊各機は後退! ラー・カイラムは最大戦速でこの宙域を離脱する!」
※※シナプスが後に目的地点へ到達の場合のセリフ※※
パサロフ「ポイント到達!」
〔通信のコール音〕
シモン「先行中のラー・カイラムから入電! え…? こ、これは!」
シナプス「どうした!?」
シモン「ポ、ポイントN0907に異星人のものと思われる艦隊が出現!」「彼らの攻撃によって、こちら側の駐留部隊が壊滅したそうです!」
シナプス「うぬっ…! また新たな異星人が現れたというのか!」「機動部隊に通達! 各機は後退しつつ、本艦に合流!」「我々もこの宙域を離脱し、ポイントN0907へ急行する!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕

【戦闘マップ1終了】


サブタイトル
「地獄門、開く」


【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕
〔 ???(エイス)、前進〕
〔 ???(エイス)、マップ兵器「ゲルージュ・シュロシャー」使用〕
〔味方ユニット撃破〕

リュウセイ「ああっ! 旗艦艦隊が!!」
ライ「轟沈か…っ!」
リュウセイ「くっ、くそぉぉぉぉっ!!」
アヤ「リュウ、敵にロックオンされたわ! すぐに回避を!!」
リュウセイ「駄目だ! エンジンの出力が上がらねえ!! ライ、どうなってんだ!?」
ライ「バイパス系がやられた…! 現状ではクォータードライブにも達していない!」
リュウセイ「なら、合体解除だ! 分離して奴らを叩くっ!!」
ライ「馬鹿なことを言うな! 大尉のR-3が脚部を失っていることを忘れたのか!」
リュウセイ「…!!」
ライ「それに、R-1とR-2の接続部も破損している…! 先程のピンポイント攻撃でな!」
リュウセイ「じゃ、じゃあ、分離不可能なのか…!?」
アヤ「う、うう…!」
リュウセイ「アヤ!!」
アヤ「あ、あの敵は…知っているんだわ…私達のSRXのことを…!」
リュウセイ「!!」
ライ「大尉の言う通りだ。でなければ、あそこまで確実にこちらの弱点を突くことは出来ん…!」「もはや間違いない…! 奴らは俺達のデータを持っている!」
リュウセイ「な、なら、やっぱりあいつらは…!!」
???(ハザル)「ククク…文字通り手も足も出んようだな、SRX」「裏切り者が造り出したガラクタなど、所詮はその程度よ」
???(エペソ)「全くです。第7艦隊が彼らに敗れたのは、何かの間違いとしか思えませぬな」
???(ハザル)「フン…あの男は父上の掌の上で踊らされていただけに過ぎん」「その上、我らに対して謀反を企むなど…辺境の地で朽ち果てたのは当然の報いだ」
???(エペソ)「はっ…」
???(ハザル)「さて…サンプルの検分とトロニウムの回収を行うとするか。この俺自らがな」
???(エペソ)「御身に何かあれば一大事です。後は我々にお任せ下さい」
???(ハザル)「貴様…誰に向かって口を利いている?」
???(エペソ)「…申し訳ございません」
???(ハザル)「このまま見ているだけとうのは性に合わん」「それに…己の手で戦功をあげねば、父上に対して示しがつかんからな」
???(エペソ)「………」
???(ハザル)「お前達は後方へ下がり、『クロスゲート』の防衛にあたれ」「今回の件でゲートの有効性が証明された。あれを物にすれば、我が帝国の力はさらに強大となる」「いいな…くれぐれも辺境の異星人共にクロスゲートを渡すなよ」
???(エペソ)「御意」
???(エイス)「………」
???(ハザル)「お前も下がれ。ここで俺の警護はもう必要ない」
???(エイス)「…それでは…シヴァー様のご命令に…反することに…」
???(ハザル)「黙れ。お前の主は父上ではなく、この俺だ」
???(エイス)「…しかし…」
???(ハザル)「人形の分際で口答えする気か? 俺の命令は絶対なのだ」
???(エイス)「…了解…」
〔敵ユニット離脱〕
???(ハザル)「フフフ…SRX…リュウセイ・ダテ…お前の力を試す時が来た」「生贄として相応しいかどうか…父上に代わり、この俺が見極めてやろう」
リュウセイ「ライ! 今、使える武器は!?」
ライ「…右腕のハイフィンガーランチャーのみだ」
リュウセイ「無敵剣は!?」
ライ「破損はしていないが…今の出力では使用不可能だ」
リュウセイ「くうっ!」
ライ「このままではどうにもならん…後退だ、リュウセイ」
リュウセイ「馬鹿言え! ここまでやられて、黙って引き下がれるかよ!!」
ライ「冷静になれ。今の俺達では勝ち目がない」「あの敵はエアロゲイター…いや、ゼ・バルマリィ帝国なんだぞ」
リュウセイ「!!」
ライ「それに…お前と大尉に万一のことがあったら、例のシステムはどうなる?」「誰が『アルタード』を操ると言うんだ…!?」
リュウセイ「う…くっ…!」
アヤ「ライの言う通りよ…! 私達は何としても生き延びなければ…」「この事実を地球に伝えなければ、ここで死んでいった人達が報われない…!」
リュウセイ「………」
アヤ「あなたの気持ちはわかる…! 私だって悔しい…悔しいわ…!」「でも、ここで私達が死ぬことは許されない!」
リュウセイ「………」
アヤ「私達の戦いはまだ始まったばかり! ここで終わるわけにはいかないのよ!」
リュウセイ「く…!」
ライ「………」
アヤ「今は歯を食いしばって耐えなさい! 耐えて、生き延びて、成すべきことを成すのよ!」「でなければ、私達を助けてくれた人達に顔向けが出来ないわ!」
リュウセイ「わ…わかったぜ…!」
アヤ「ライ、武装へのエネルギー供給を最低限にまでカットし、推進系へ! ここから一気に脱出するわよ!」
ライ「しかし、それでは戦闘不能になる恐れが!」
アヤ「私が念動フィールドを限界まで展開するわ! リュウ、あなたは操縦に集中なさい!」
リュウセイ「りょ、了解!」
アヤ「T-LINKフルコンタクト…! 何としても生き延びるわよ!」
???(ハザル)「…逃げ出すつもりか。だが、遅かったな」
〔???群、リュウセイの周囲へ移動〕
リュウセイ「か、囲まれた!!」
アヤ「敵の攻撃は私が防ぐわ! あなたはこの宙域から脱出することだけを考えなさい!」
リュウセイ「お、おうっ!!」
???(ハザル)「さあ、リュウセイ・ダテ…お前の力を見せてみろ」「そう、サイコドライバーの力…その片鱗をな」
<戦闘開始>

<リュウセイが戦闘>

ライ「リュウセイ、敵機が来るぞ!」
リュウセイ「ここでやられてたまるか! アヤ、フィールドを頼むぞ!」
アヤ「ええ、わかったわ!」

<2EP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
リュウセイ「!!」
ライ「あれはαナンバーズ…!」
甲児「お、おい、リョウ! あのロボットって…」
竜馬「SRXか!!」
リュウセイ「み、みんな…! 来てくれたのか!」
豹馬「な、何でお前らがこんな所に!?」
ちずる「SRXって、解体されたんじゃなかったの!?」
リュウセイ「ま、まあ…色々と訳ありでよ」
カミーユ「それに、そのダメージは一体…!?」
リュウセイ「奴らに…奴らにやられちまった…!」
ライ「そう、バルマー戦役中に現れたゼ・バルマリィ帝国…彼らにこちらの弱点を突かれてな」
カミーユ「!」
竜馬「ゼ・バルマリィ帝国だと!?」
???(ハザル)「ほう…第7艦隊を倒した連中が現れるとはな」「いい機会だ…俺が彼らと違うことを教えてやる」「さあ、俺の念を受け取るがいい!!」
〔サイコドライバー能力発現〕
アヤ「くっ! あああっ!!」
ライ「大尉!?」
リュウセイ「こ、この力は!!」
〔カーソル、???(ハザル)を指定〕
<<クスハ>>
クスハ「わ、私達と同じ…!?」
ブリット「もしかして、あいつも!?」
リュウセイ「ブリット! クスハ! お前達も来てくれたのか!」
クスハ「リュ、リュウセイ君…」
リュウセイ「や、奴も…」
ブリット「リュウセイ、あの機体に乗っているのは…」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「……!」(あの機体…SRXというマシン…見覚えがあるような気がする…)(何故だ…? 俺は何故…?)
リュウセイ「………」
???(ハザル)「どうだ、リュウセイ・ダテ」

リュウセイ「奴も念動力者なのか…!?」
???(ハザル)「俺はお前達とは違う…。今からその証拠を見せてやろう」
〔???(ハザル)、リュウセイへ接近〕
リュウセイ「こ、こっちへ来やがった!」
???(ハザル)「今の貴様の念では、俺に対抗できまい!」
ライ「リュウセイ、回避しろ!!」
リュウセイ「だ、駄目だ! 機体が動かねえっ!!」
ライ「何だと!? 大尉、そちらは!?」
アヤ「ああ…! ああああ!!」
ライ「T-LINKコネクターに異常発生!? 大尉っ!」
リュウセイ「く、くそぉぉっ! 奴の念に縛られる!!」
???(ハザル)「ククク…お前達のT-LINKシステムのことは良く知っているのでな」「そうら、ハンデをくれてやる。…ウラヌス・システム、強制起動」
〔システムダウン音〕
〔電子音〕

???「RTEレベル、一定値ヲオーバー。パイロット及ビ機体ノ安全ヲ 優先シ…」「T-LINKシステム カラ ウラヌス・システムヘ移行」
リュウセイ「な、何っ!?」
ライ「こ、これは…! SRXで初めて合体した時と同じ!?」
リュウセイ「外部からシステムを強制起動させやがったのか!?」
ライ「何故、奴にそんなことが出来る!?」
リュウセイ「お、俺が知るかよ!!」
???(ハザル)「さあ、リュウセイ・ダテ…お前の力を見せてみろ」
ライ「リンク係数が正常に戻った…! どういうことだ!?」
リュウセイ「それだけじゃねえ! 見ろ、エンジンの出力が!!」
ライ「30…40…50…! 60を超えたぞ!」
リュウセイ「いける…! これならいけるぜ!!」
ライ「リュウセイ!?」
リュウセイ「コネクターをこっちへ回す! フルドライブさせるぞ!!」
ライ「やめろ、リュウセイ! これは奴の罠だ!!」
リュウセイ「だが、あいつを倒さなきゃこっちがやられちまう!!」
ライ「待て! 大尉が!!」
リュウセイ「SRX! お前の力を奴に見せてやれぇっ!!」
〔リュウセイ、回復〕
リュウセイ「うおおおおお!!」
???(ハザル)「ククク…そうだ…それでいい」
リュウセイ「ライ! 無敵剣を使うぞ!!」
ライ「よせ、リュウセイッ!!」
リュウセイ「行くぞ! 天上天下! 無敵斬りぃぃぃぃっ!!」
〔リュウセイ、???(ハザル)へ接近〕
[イベント戦闘「リュウセイvs???(ハザル)]
〔リュウセイに爆発〕
甲児「リュ、リュウセイ!!」
カミーユ「エ、SRXが…!」
鉄也「何も出来なかっただと…!?」
リュウセイ「ぐ…うう…っ」
???(ハザル)「瞬発力はなかなかのものだ。だが、所詮は地球製のシステム…」「このヴァイクランのカルケリア・パルス・ティルゲムには程遠い」
リュウセイ「な…に…!?」
???(ハザル)「どうやら、まだお前には熟成の時間が必要なようだ」「だが、トロニウムだけは回収させてもらう…」「あれは我が帝国にとっても非常に貴重な代物だからな」
〔???(ハザル)、リュウセイへ隣接〕
〔リュウセイに爆発〕

アヤ「きゃああああああっ!!」
リュウセイ「ア、アヤ……!!」
ライ「大尉!!」
???(ハザル)「クックック…T-LINKシステムとそのコアを破壊した」
リュウセイ「!!」
ライ「まさか、貴様!!」
リュウセイ「ア、アヤを…!?」
???(ハザル)「そういうことだ。欠陥品に用はないのでな」
リュウセイ「う…うう…あ…!」
???(ハザル)「フ、フフフ…」
ライ「き、貴様…!」
リュウセイ「ううう…う…!!」
???(ハザル)「フフフフ…フハハハ…」
リュウセイ「うあああっ! ア、アヤァァァァァァッ!!」
???(ハザル)「フハハハハ! 憎いか、この俺が! お前の同胞を殺したこの俺が!!」
リュウセイ「て、てめえぇぇぇっ!!」
???(ハザル)「そうだ! 憎め、リュウセイ・ダテ! この俺を憎むのだ!!」
リュウセイ「うあああああっ! おあああああっ!!」
???(ハザル)「その憎しみを糧に生きろ!そうすれば、再びこの俺と相見えるだろう!」「ではさらばだ、リュウセイ・ダテ! ハハハハハハハ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ブライト「トーレス、SRXの状況は!?」
トーレス「非常に危険です! このままでは機体が爆発します!」
ブライト「まさか、トロニウムが!?」
トーレス「反応はありません! ですが、かなりの規模の爆発が予想されます!」
ブライト「ラー・カイラム前進! SRXチームを回収しろ!」
サエグサ「了解!」
〔ブライト&シナプス、リュウセイへ接近〕
ライ「く…ううっ…!」
トーレス「SRXチーム! 機体を捨て、脱出しろ!」
ライ「し、しかし……!」
トーレス「そのままでは、爆発に巻き込まれるぞ! 早く脱出するんだ!」
ライ「りょ…了解…!」
リュウセイ「……」
ライ「リュ、リュウセイ…脱出だ…」
リュウセイ「………」
ライ「リュウセイ!!」
リュウセイ「守れ…なかった……俺……アヤを……」
ライ「リュウセイ……!!」
リュウセイ「守れなかった…俺は……俺は……っ!」
ライ「………」「リュウセイ…大尉の言葉を…思い出せ…」
リュウセイ「…!」
ライ「今は…耐えるしかない…。耐えて…生き延び…成すべきことを…」
リュウセイ「ラ、ライ…」
ライ「そうしなければ…俺達は…!」
トーレス「早く脱出しろ! 機体が爆発するぞ!!」
リュウセイ「………」
ライ「………」
〔ブライト、リュウセイへ隣接〕
トーレス「艦長、リュウセイ少尉とライディース少尉を収容しました!」
ブライト「離脱だ! 急げ!!」
ライ「………」(…大尉、俺達は…! くっ…うう…!!)
リュウセイ(アヤ……SRX……! う、ううう…ちきしょう…!)(ちきしょう……ちきしょう……!)「ちきしょおおおおおっ!!」
〔味方戦艦離脱〕
〔画面、振動〕
〔SRXから光の放出〕
〔味方ユニット撃破〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏 外域
ラー・カイラム

ラー・カイラム 格納庫
カミーユ「…リュウセイとライの容態は?」
ファ「二人ともかなりの重傷を負っていて…まだどうなるかわからないって…」
カミーユ「そ、そんな…」
ファ「特にリュウセイの方は集中治療室に入ってから昏睡状態に陥って…最悪の場合は…」
カミーユ「まさか、そのまま…?」
ファ「…その可能性もあるらしいわ」
豹馬「じょ、冗談じゃねえ! あいつがそう簡単にくたばってたまるかよ!」
カミーユ「だけど、アヤ大尉は…」
鉄也「…あの敵がそれだけを力をもっていたってことだ」
甲児「鉄也さん…! そんな言い方はやめてくれよ!」
鉄也「だが、事実だ。受け止めるしかないぞ、甲児君」
宙「…おい、SRXチームってのはお前達の昔の仲間なんだろ? ちょっと冷た過ぎやしないか?」
鉄也「………」「…感傷に浸っている時間はない。俺達はSRXを倒したあの敵と戦わなくてはならないんだ」
アムロ「そうだな…鉄也の言う通りだ」
甲児「だけど!」
アムロ「…アヤ大尉はバルマー戦役を共に戦い抜いた仲間だ…」「その仲間を失って平然としていられるほど俺は強くない…」
甲児「………」
フォウ「………」
アムロ「だが、何も失わずに済む戦いなどありはしない。そして、残された者が成すべきことは…」
竜馬「悲しみを乗り越え、想いを受け継ぐこと…ムサシが死んだ時、俺達がそうしたように…」
甲児「リョウ…」
鉄也「…悲しんでいるだけじゃ、SRXを倒した敵…エアロゲイターを食い止めることなんて出来やしない」「それに…地球には原種、そして異星人の連合軍が迫っているんだ」「奴らを放っておけば、今のような想いを何度も味わうことになるんだぞ…!」
甲児「あ、ああ…わかってる、わかってるよ…」「だけどよ! やりきれねえんだよ、こんな想いはよ!!」
鉄也「………」
カミーユ「………」

ラー・カイラム ブリーフィングルーム
〔扉の開閉音〕
麗雄「…みんな、集まっておるな」
豹馬「………」
キース「………」
カツ「………」
麗雄「…仲間を失った君らの気持ちはわかる、ボクも木星で妻を失ったからな…」
ミチル「獅子王博士の奥様ということは凱さんのお母さん…」
麗雄「そうだ…。ボクの妻、絆は木星船団に参加していたのだが、原因不明の事故で消息を絶ったんだ…」
宙「もしかして、凱が宇宙飛行士を志したのは…」
麗雄「母である絆の影響もあったろう…」
凱「………」
甲児「それで博士…俺達はこれからどうすればいいんだ?」
麗雄「現在、大河長官とブライト艦長らは安全評議会、軍上層部と共に今後の策を検討している」「それまでにボクの方から君達に状況を説明しよう」
凱「父さん、まずはアステロイドで見たあのリング状の物体について教えてくれ」
麗雄「その前にあれのことだが…以後、『ゲート』と呼称することになった」
凱「ゲート?」
麗雄「うむ。調査の結果、あれは超長距離空間跳躍の送信機、または受信機ではないかと推測されとるんでな」
アムロ「つまり、異なる空間をつなぐ門だということですね」
麗雄「ああ」
雷牙「…ゲートがアステロイドベルト宙域に出現した後、地球圏に出没していたアンノウンの活動が活発化した」「それでGGGは、ゲートとアンノウンの間に何らかの関係があるのではないかと推測した」「そして、イカロス基地に戦力が集められ…ゲートを監視・警戒する態勢がとられたのだ」
鉄也「では、リュウセイ達も?」
雷牙「うむ…彼らも特命を受け、ゲート監視の任務に就いていたのだ」
鉄也(そのために一度解体されたSRXが再び組み上げられたのか…)(だが、理由はそれだけじゃなさそうだな)
麗雄「そして…ゲートの中から現れたのはゼ・バルマリィ帝国監察軍だった」
宙「なら、あれは帝国監察軍の物だって言うのかよ?」
麗雄「それはまだわからん。ゲートの性能、用途については多くの疑問点が残されとる…」「そもそも、あんな代物を転移させる技術があるのなら、艦隊を直接送り込んできてもいいはずだからな」
カミーユ「じゃあ、彼らもこちら側と同じ様にゲートについてはよくわかっていない可能性が…」
麗雄「いや…少なくとも起動方法と使用方法は知っておる」
雷牙「問題はそこなんだ。もしかしたら、あのゲートは帝国監察軍の拠点…あるいは母星とつながっているかも知れん」
ジュドー「じゃあ、あいつらはさらに大軍を太陽系へ送り込んでくるかも知れないっての!?」
麗雄「うむ…」
宙「ゲートを放っておいたら、厄介どころの話じゃ済まなくなるぜ」
弁慶「ああ…水道の蛇口を開けっ放しにしとくようなもんだ。このままじゃ、地球圏がバルマーの連中であふれかえっちまうぞ」
隼人「…逆に言えば、あのゲートさえ抑えれば帝国監察軍の侵攻を止められるかも知れねえ」
麗雄「それは今のところ困難じゃな。すでに彼らはゲートを中心にして艦隊を展開しつつある…」「あれを奪還するとなると、こちら側も相当な戦力を集めなければならん」
鉄也「チッ、こっちには原種や他の異星人の問題もあるってのに…」
〔扉の開閉音〕
大河「…お待たせしました、博士」
雷牙「で、どうだね? 原種のコアの行方はつかめたかね?」
ブライト「残念ながら、地球圏外郭防衛部隊も原種のコアを追跡することが出来なかったようです」
麗雄「そうか…。では、異星人の連合軍の動きは?」
ブライト「地球圏の外周宙域で戦力を集結させているとのことです」
アムロ「アステロイドベルトにバルマー…地球圏に異星人の連合軍か。連邦軍はどう対処するつもりなんだ?」
ブライト「異星人の侵攻を食い止めるべく、月付近の宙域で一大作戦を敢行する」「そして、我々もそれに参加することが決まった」
大河「地球圏絶対防衛線…ゲートの脅威が控える今、我々はこれを断固として死守せねばならない」
カミーユ「地球圏…」
竜馬「絶対防衛線…」
ブライト「なお、ラー・カイラムとアルビオンは連邦軍艦隊の先鋒を務めることになる」「各員は第二種戦闘配備のまま別命あるまで待機せよ」
アムロ「了解した」
<<クスハ>>
さやか「…アヤさんがあんなことになってしまうなんて…」
甲児「ああ…たまんねえな…」
ブリット「俺達がもっと早くあの宙域へ辿り着いていれば…!」
甲児「あの野郎、許せねえ…! よくもリュウセイ達を…俺達の仲間を…!」
フォウ「………」「私…アヤ大尉は死んでいないと思う…」
クスハ「……!」
さやか「えっ!?」
甲児「ど、どういうこった!?」
フォウ「あの時、大尉の思念が四散するのを感じられなかった。だから、もしかしたら…」
クスハ「私も…そう思う」
さやか「クスハ…あなたもフォウと同じことを感じたの?」
クスハ「それもあるけど…バルマー戦役の時も似たようなことがあったから…」
ブリット「………」
クスハ「あの時はイングラム少佐がアヤ大尉を…」
甲児「それって、SRXが初めて合体した時の話かよ?」
クスハ「うん…。少佐はわざとリュウセイ君を怒らせて、力を発揮させようとした…」
甲児「ああ、そうだったな」
ブリット「それに、ユーゼス・ゴッツォも同じような手を使って俺達の力を引き出そうとしたことがある」
さやか「じゃあ、あの敵はアヤさんを利用するために…どこかへ連れて行ったって言うの?」
クスハ「確証は持てないけど…私、アヤさんは生きてるって信じたいの」
甲児(リュウセイ達を殺すつもりなら、さっさとそうしてたはず…。あながち信憑性の低い話じゃねえな…)
<<クォヴレー>>
クォヴレー「………」 (ゼ・バルマリィ帝国…SRX…) (リュウセイ…ライディース…アヤ・コバヤシ…) (初めて聞いた感じがしない。記憶を失う前の俺と何か関係があるのか?) (だが、連邦軍所属のSRXチームならともかく、ゼ・バルマリィ帝国は異星の文明だ)(俺は過去に彼らと戦ったことがあるのか? それとも…) 「………」(ゼ・バルマリィ帝国軍の艦隊はゲートの中から出てきた。記憶を取り戻す鍵になるのは、やはりあれか…?)
アムロ「どうした、クォヴレー?」
クォヴレー「アムロ大尉、最新のデータを見せてもらえませんか?」
アムロ「何のために?」
クォヴレー「自分はゲートの近くにいました。もしかしたら、記憶を取り戻すきっかけになるのではないかと思って」
アムロ「悪いが、ゲート関連のデータはAAAクラスの機密事項になった」「だから、俺でも閲覧することは出来ない」
クォヴレー「…わかりました」
〔歩き去る足音〕
アムロ「………」
ゼオラ「アムロ大尉…クォヴレー少尉が何か?」
アムロ「ゼオラ曹長か…。どうだい、クォヴレーとのコンビネーションは?」
ゼオラ「 彼が優秀なパイロットである点は認めますが、連携戦闘の方は……」
アムロ「どうしても、アラドと比べてしまうか?」
ゼオラ「え!? い、いえ……」
アムロ「気持ちはわかるが、今の君のパートナーはクォヴレーだ」
ゼオラ「はい…」
アムロ「コンビネーションのコツは互いの操縦のクセ以上に、その人となりをつかむことだ」
ゼオラ「……」
アムロ「ゼオラだって、最初からすぐにアラドと息が合ったわけじゃないだろう?」
ゼオラ「え、ええ。あの子とずっと一緒にいて…訓練を重ねて、ようやく…」
アムロ「そこまでしろとは言わないが、彼を上手くフォローしてやってくれ。…記憶喪失の件もあるからな」
ゼオラ「努力…してみます。次の作戦は地球の命運を懸けた一戦ですし」
アムロ「ああ、頼む」
ゼオラ「…では、失礼致します」
〔歩き去る足音〕
アムロ(人となりか…)(クォヴレーの場合、それすらも忘れている可能性がある…)(彼がゲートに関心を示すのは、失われた記憶に関係しているのか…?)
<<セレーナ>>
エルマ「どうします、セレーナさん?」
セレーナ「どうするもこうするもないわ。これ以上、αナンバーズに付き合う義理はない…」「それに…」
〔歩き去る足音〕
エマ「その後の言葉…聞かせてもらえないかしら?」
セレーナ「あら? 聞えてました…」
エマ「あなたは帝国監察軍を追っているの?」
セレーナ「…今の所は勘ですけどね」
エマ「勘?」
セレーナ「ゲートから出てきた連中を見た時、直感したんです。こいつこそ私が追ってきた敵だと…」「確証はありませんが、私は自分の勘を信じます」
エマ「…わかったわ、セレーナ・レシタール…」「でも、次の戦いは地球圏の命運を懸けたものになるわ。それまでは協力を頼むわね」
セレーナ「…わかりました。ソデすり合うも他生の縁と言いますしね」
エマ「随分と古風な言葉ね」
セレーナ「上官が教えてくれました」
アムロ「その人は今は…?」
セレーナ「任務の最中に戦死しました…」「彼だけではありません…。私の所属していた部隊…チーム・ジェルバは私を除いて全滅しています…」
エマ「…ごめんなさいね」
セレーナ「いえいえ…。軍にいれば、珍しいことではないですし…」「それに私達の任務はまだ継続中ですから」
エマ「セレーナ…」
セレーナ「心配しないで下さい。敵前逃亡なんて真似はしませんから」「次の戦い…頑張りましょうね、エマ中尉」
エマ「ええ…お互いにね」

【シナリオエンドデモ終了】


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