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No.40
勇者王、最期の刻!

【シナリオデモ開始】
???
万丈「…それで分析の結果は?」
ギャリソン「では、ボルフォッグ様、お願いします」
ボルフォッグ「はい。ここに降下する前に地表各地の映像を分析しました」「結果は色素の低下以外は地球と全く同じものです」
凱「どういうことなんだ…?」
〔歩み寄る足音〕
パピヨン「…お待ちしておりました、GGGの皆さん…」
ルネ「パピヨン…」
ジュドー「あのパピヨンって人…オービットベースに護のニセモノが現れた時に亡くなったはずじゃ…」
カミーユ「まさか、あの人は…」
パピヨン「………」
凱「パピヨン…。君は護と同じ…」
パピヨン「ええ…」
命「まさか…この星全体が…!」
パピヨン「私も…この星もおそらくは複製されたニセモノです」
大河「レプリジン…」
火麻「何が何だか…ちんぷんかんぷんだぜ!」
ルネ「この地球全部が…」
戒道「ラティオのレプリジンはソール11遊星主の手先だった。だったとしたら…」
パピヨン「…全てはあの時、パスキューマシンが発動してしまったことが原因なのです」
万丈「それは君が護のレプリジンによって生命を落とした時か…」
パピヨン「その瞬間、理由はわかりませんが地球から遠く離れた、この三重連太陽系にこの複製された地球が誕生したのです」「でも、生体物質はかなり不安定でした…」「護隊員をはじめ私以外の複製された人達は全て消滅してしまったのです」「オービットベースは軌道をそれ星のない宇宙空間の闇へ消えていきました。私は何とか脱出して、この地球に降り立ったのです」
凱「………」
パピヨン「しかし、ここにも人は存在してませんでした。わざかな動植物と昆虫や細菌だけの世界…」「私は自家発電の設備のあるここGGG宇宙センターで生活を続けました。いつか助けが来ることを信じて…」
戒道「パスキューマシンは物質復元装置の中枢回路…。それ単体では完全な復元は出来ない」「あのラティオもパスキューマシンで複製された不完全体だった」
パピヨン「私の特殊能力センシング・マインドでわかったことは、あなた方が本物の地球からやってきたこと…」「あとは本物の私がもう存在していないこと…。それだけです…」
大河「確かに納得のいく説明ではある。だが、我々は宇宙収縮現象の真実を知るために、ここまでやってきた」
命「本物の護君は…!?」
凱「ソール11遊星主は…?」
戒道「Jは…」
パピヨン「わかりません…」
ルネ「………」
パピヨン「ルネ…」
光竜「パピヨン姉ちゃんが敵の手先のわけないよね…」
闇竜「私も信じたいけど…」
スワン「パピヨン…。レプリジンの護みたいに私達をだましてるデスか?」
ルネ「………」
パピヨン「………」
ルネ「おかえり、パピヨン…」
パピヨン「ただいま…」
命「パピヨン! パピヨン!」
スワン「パピヨン!」
パピヨン「ただいま…ただいま…」
光竜「闇竜…」
闇竜「うん…」
氷竜「よかったな、光竜、闇竜…」
炎竜「へへ…僕まで泣けてきたぜ」
〔歩み寄る足音〕
猿頭寺「………」
パピヨン「…耕助……」
猿頭寺「パピヨン…パピヨン!」
レイカ「ひとまずハッピーエンドね」
万丈「エンドをつけるには早いぞ、レイカ。…だけど、ソール11遊星主との戦い…悪くない始まり方だ」
トッポ「おいら、猿頭寺さんがあんな風に泣くなんて初めて知ったや」
ビューティ「子供は見ちゃダメよ」
コスモ「………」
ジュドー「あれ? コスモさん、どこ行くのさ?」
コスモ「どうも、こういうシーンは気恥ずかしくてね…」「いい機会だ。ここが地球の複製だって言うなら少し散歩してくるぜ」「あのパピヨンって人の話じゃ邪魔者はいなさそうだしな」
デク「待ってよ、コスモ! 俺も行くから!」
〔複数の歩き去る足音〕
竜馬「何だかんだ言っても、コスモ達も地球の複製であるこの星に興味があるんだろう」
ミチル「そうみたいね。ソール11遊星主もいないみたいだし少しは私達も休憩が出来そうね」
隼人「そうだな。俺も久々に羽を伸ばすとするか…」
洸「じゃあ、マリ。俺達もどこかに出かけようぜ」
マリ「やったぁ! 大好き、洸!」
アムロ「おいおい、みんな。はしゃぎすぎだぞ」
カミーユ「いいじゃないですか、アムロさん。たまには、こういうのも」
万丈「………」
戒道(だが、明らかにここは僕のいた頃の三重連太陽系とは違う…)(機界昇華される前、太陽は3つあった。正確には太陽の周りを2つの燃える惑星が回っていた)(今、そこにある太陽はたった一つ…)

ソロシップ ブリッジ
万丈「では、ギジェ…あなたはバッフ・クランもこの宙域に来ていると言うのか?」
ギジェ「ここへ私達がたどり着いたのはイデとあのゲッターと呼ばれるメカの導きだと思っている」「ならば、あの場にいたバッフ・クランとゼ・バルマリィ帝国が飛ばされてきても不思議はないだろう」
万丈「確かに…。それに、あの力は騒動を好むようだしね。僕達にだけ都合よくとはいかないだろう」
ギジェ「万丈…君はイデの力をどうとらえているんだ?」
万丈「あなたの言う善き力とも悪しき力とも考えてはいない…」「それはイデが第6文明人の意志の集合体であるからだろう」
ギジェ「なるほど…。人の意志には、善きも悪しきもないというわけか」
万丈「だから僕は、イデの発動に何らかの方向性があるとしたらそれはエゴに近いものだと思っている」「そう…つまりイデには何らかの目的意識があって、それを達成すべく僕達を動かしていると…」
ギジェ「面白い理論だ。神話や伝承の現代解釈に近いものがある」
万丈「シェリルさん、あなたの意見はどうです?」
シェリル「え…?」
ギジェ「どうしたんだ、シェリル? 万丈の話を聞いなかったのか」
シェリル「まあね。ちょっとぼうっとしてたみたい」
万丈「………」
ベス「いいじゃないか、万丈。宇宙を放浪してきた俺達にとってここは久々の安らぎの地だ」
カララ「どうかしら、ベス? ここを第二のロゴ・ダウにするというのか」
シェリル「いい案ね、カララ。元々私達は移民するために、この銀河へ出てきたのだものね」
ギジェ「シェリル…君まで…」
万丈「ギジェ…。あなたは、このレプリ地球に来てから艦の外へ出たか?」
ギジェ「いや…私の自由行動はソロシップ内に限定されている…」
万丈「では、やはり…」

宇宙センター オペレーションルーム
ボルフォッグ「こちらボルフォッグ…。西アジア方面には異常ありません」
猿頭寺「ご苦労。…どうやら今日も何事もなさそうだ。早めに帰ってくるといいよ」
ボルフォッグ「…わかりました」
〔通信の切れる音〕
猿頭寺「定時報告…異常なし…と」
パピヨン「頑張っていますね、勇者ロボ達…」
猿頭寺「人間と違って疲れを知らないからね。こういう時は本当にありがたいよ」
パピヨン「そうですね…」
猿頭寺「…僕は満足だよ…」
パピヨン「え…」
猿頭寺「どんな形であれ君がこうして生きていてくれる…。今はそれだけ十分なんだ」
パピヨン「耕助…」
猿頭寺「まあ、大丈夫…。きっと悪いようにはならないよ」
パピヨン「ええ…でも…」
猿頭寺「うん…?」
パピヨン「私のセンシング・マインドがこれからとてもよくないことが起こると…」
猿頭寺「よくないこと…?」
パピヨン「ええ…それが何なのかわかりませんが…」
猿頭寺「確かに不安材料は多い…。しかし…」「ふあ~あ~…」
パピヨン「え…」
猿頭寺「いやあ…君にまた会えると思ってなかったから気が緩んだのかな…」
パピヨン「ちょっと根つめ過ぎですよ…」「あ…!」
〔ノイズ〕
猿頭寺「どうしたの?」
パピヨン「い、いえ…何も…」(センシング・マインドが感じた…。勇者王の…)
〔レーダー反応〕
パピヨン「この警報…! 大気圏外からの敵です!」
猿頭寺「慌てることはないよ…。じゃあ、とりあえず大河長官に連絡しようか…」
パピヨン「…耕助……」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「勇者王、最期の刻」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
トーレス「GGG艦隊は宇宙センターで待機待機しています」
ブライト「よし…我々はここで敵艦隊を迎え撃つぞ」
マリュー「了解! 軌道艦隊各機は発進を!」
〈出撃準備〉
※※コスモが出撃している場合、セリフ追加※※
カーシャ「ギジェ! あたし達はあなたを完全に信用したわけじゃありませんからね!」
コスモ「よせよ、カーシャ。その問題は決着をつけたはずだ」
ギジェ「いいんだ、コスモ君。私も自分の身の証を立てる術などないことはわかっている」「だが、イデと共にある私のこの高揚感はわかってほしい」
コスモ「…せいぜい頑張ってくれよ」

サイ「レーダーに反応! バッフ・クラン艦隊です!」
マリュー「総員、迎撃準備!!」
〔敵ユニット出現〕
オーメ財団兵「見つけたぞ、ロゴ・ダウの異星人!」「正規軍の到着前に巨神を手に入れれば、我々の手柄となる!」「ハルル様の来る前に勝負を決めるぞ!」
キース「バッフ・クランにしちゃあそれほど数はいないな」
ベイト「前の戦いの生き残りが俺達と同じように飛ばされて来たんだろうさ」
モンシア「それじゃ、いつもみたいな増援の嵐はないってことか」
ムウ「だったら、とっとと叩いてこの星からお帰り願うとするか」
シンジ「了解です!」
万丈(どうやら…僕の取り越し苦労だったようだな)(ま…何とかなるか…。駄目なら駄目でも…)
<戦闘開始>

<2ターン以降、毎PP>

〔味方、気力ダウン〕

<3PP>
〔味方、気力ダウン〕
アムロ「各機、深追いはするな。さっさと片付けて帰ろう」
ルネ「何を言っているんだ、大尉!」
カミーユ「賛成です! もう戦いはこりごりですから」
コスモ「そうだな。戦ってばかりじゃ何の解決にもならないしな」
ギジェ「コスモ…」
シンジ「ねえ、カトル君。久しぶりにアンサンブルでもしない?」
カトル「いいですね。トロワもフルートをお願いします」
ディアッカ「じゃあ、俺も得意の日舞を見せてやるぜ」
リュウセイ「んじゃ、俺は久しぶりにロボットアニメ鑑賞会と行くかぁ…」
クスハ「うふふ…ブリット君…。私…もう眠くなっちゃった…」
凱「何を言っているんだ、みんな! 今は戦闘中なんだぞ!」
ジュドー「そ…そうだよな…!」
リュウセイ「お…俺、何言ってんだ…」
クスハ「え…私…! どうしちゃったの…!?」
万丈(この症状…やはり…!)

<敵全滅or6PP・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合のセリフ※※
デク「ふう…やっと片付いたよ」
カーシャ「やあね…戦いって…」
コスモ「でも、バッフ・クランも引き揚げたんだ。これで戦いは終わりだな」
※※6PPの場合のセリフ※※
オーメ財団兵「…これ以上、戦っても得るものはないだろう。戦いとはむなしいものだな」
オーメ財団兵「賛成です。ここは後退しましょう」
〔敵ユニット離脱〕
デク「あはは! バッフ・クラン、帰ってくよ!」
カーシャ「あいつらも戦うことの馬鹿らしさに気付いたんじゃない?」
コスモ「これで戦いは終わりだな」

竜馬「じゃあ、帰ろうか。大河長官達も待っているだろう」
ブライト「よし! 各機、帰還だ!」
ミサト「帰ったら、パーティよ!」
アスカ「やったぁ!」
ゴルディマーグ「お、おい…! どうしちまったんだ、みんな…!?」
マイク「おかしいもんね! みんな、さっきからやる気、全然ないみたいだもんね!」
ルネ「凱…これは…!?」
凱「わからん…。だが、みんなの身に何かが起きているのは確かだ…」
万丈「凱…聞こえるか…?」
凱「万丈、お前は無事なのか!?」
万丈「そうでもなさそうだ…」「どういった手段かはわからないがこの星へ来てから、僕達の闘志や気力が失われつつある…」
ルネ「何だって!?」
万丈「まともに動けるのは君達と勇者ロボだけのようだ…」
凱「万丈!」
万丈「すまない…。僕もどうにも眠気に勝てそうもない…。…あと…は……たの…む………」
凱「………」
ルネ「どうする、凱…?」
凱「まずはみんなをGGG宇宙センターへ運ぼう。話はそれからだ…」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

レプリ地球
戒道「そうか…あれは太陽なんかじゃない…」「あれは…!」
〔画面、発光〕
〔Gストーンの輝き〕

???(アベル)「………」
戒道「お前は!」
???(アベル)「………」
戒道「有り得ないと思っていた…遊星主が全員そろうなど…」「だけど、お前が存在しているなら!」
???(アベル)「………」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

戒道「ぐうっ…!」
???(アベル)「さあ、アルマ…一緒に来てもらいますよ」
戒道(J…ラティオ……)

GGG宇宙センター内
火麻「どう思う、この地球のこと?」
大河「うむ…。科学に支配されない自然の姿といったところか。おだやかだ…」
火麻「すっげぇ敵と戦うことになると思っていたのに拍子抜けしたなあ」
雷牙「さっき猿頭寺君からも報告があったが宇宙収縮現象がボクちゃん達の太陽系に影響を及ぼすには…」「まだ少し時間があるようですのう」
火麻「なあ…、俺達、地球から追放されたんだよなあ」
大河「ああ、そうだったな」
火麻「だったら、ずっとこっちの地球で暮らしてもいいんじゃないか?」
大河「うん…まあ、確かにみんな疲れている。少し休みをとるのも大事なことだな」
雷牙「おうおう…ボクちゃんもそろそろ隠居を考えちゃおうかな」
〔扉の開く音〕
スタリオン「みなさん…αナンバーズが帰還しました」
スワン「みんなでお出迎えをしまショウ」
大河「そうだな。αナンバーズにも休暇を与えよう」

GGG宇宙センター ハンガー
マイク「WHAT’S!?」
牛山「フルメンテをするんで君達のAIは一時シャットダウンをすることになったんだよ」
闇竜「そんなことをしたら起動出来なくなってしまいます!」
光竜「それって動けないってこと!?」
牛山「機動部隊は戦いあってのものだろう。とにかく今のところ、ここは平和だからね。いざという時までパワーを温存しておくんだ」
ボルフォッグ「それはGGGの正式な決定なのですか…!」
大河「その通りだ。我々は今こそ過去を反省すべき時なのだ」「この先、ソール11遊星主が現れたとしても平和的解決に臨むのが理想的である」
ブライト「同感です、大河長官」
マリュー「私…今までやってきたことを思い出すと後悔で胸が一杯になります」
ミサト「でも、それももう終わりよぉ。これからはラブ&ピースねぇ」
ブライト「私も妻子をこちらの地球に呼ぼうと思います」
大河「戦いはよくない…よって武力は封印する。作戦名は…『平和が一番』」
ゴルディマーグ「お、おい!!」
氷竜「待って下さい!」
炎竜「こんなのイヤだーっ!」
雷牙「もう決まっちゃったことなんだよ~」
マイク「マイク、悪いことしてないもんね! 許して、プリーズ!」
大河「牛山君、シャットダウンだ」
牛山「了解」
〔システムダウンの音〕

レプリ地球
凱「どういうことだ、命!?」
命「だからぁ、もう戦う必要なんてないのよ。ねえ凱…この服、似合う?」
凱「いつまたバッフ・クランやソール11遊星主が来るかわからないんだぞ!」
命「大丈夫よ。凱は心配性なんだから、うふふ…」
凱「命…」
〔画面、フラッシュ〕
〔Gストーンの輝き〕

凱「Gストーンの導き…」「俺を…呼んでいる…?」
命「凱…今日は思いっきりおいしい手料理、作ってあげるからね。うふふ」
凱「………」
命「あん…凱ったら邪魔しないで…
凱「命…俺はお前にだけはわかってほしいんだ…
命「わかってるわよ。コンニャクは嫌いなのよねえ
凱「命…
命「大丈夫…凱の好きなものをいーっぱい食べさせてあげるから」
凱「行ってくるよ、命…

ラー・カイラム 格納庫
ルネ(何だ…このGストーンがうずくような感じは…!)
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ルネ「何っ!?」
ピルナス「久しぶりね、青の星の子猫ちゃん…」
ルネ「ソール11遊星主!」
ピルナス「私の名はピルナス、美しさと快楽の女神…」「さ~あ、調教開始よ!
ルネ「そうはいくか!」「イークイップ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔イークイップの発動音〕

ルネ「勝負だ、ソール11遊星主!」
ピルナス「甘いのよ、子猫ちゃん…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ルネ「ぐっ…!」
ピルナス「ウフフ…いい格好ね…。もう、あなたは自分では指一本、動かすことは出来ないわ」「さあ、調教を始めましょ…」
ルネ「やめろ!」
ピルナス「苦痛と快楽は紙一重…」
ルネ「何が…目的だ…!?」
ピルナス「ウフフ…あなたを悪い子にしてあげちゃうこと!」
ルネ「く…!」

宇宙センター オペレーションルーム
凱「何かが起きてることは間違いないんだな、パピヨン!」
パピヨン「はい…私のセンシング・マインドでもそれが何なのか、まだわかりません」「ただ…感じます。あなたが信じてきたものを信じられなくなった時、始まるのです…」「あなた自身の戦いが」
凱「俺自身の戦い…?」
パピヨン「ええ…忘れてはいけません。あなたが信じる勇気ある誓いを…」
凱「…わかった」
パピヨン「急いで下さい…。いやな予感がします」
〔通信の切れる音〕
パピヨン「………」
???(ピア・デケム)「………」
パピヨン「死神…?」
〔ピア・デケムの声〕
【シナリオデモ2開始】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
凱「俺を呼んだのはやはりお前達か…!」「ソール11遊星主!」
パルパレーパ「よく来た、獅子王凱。あらためて挨拶しよう」
遊星主「………」
遊星主「………」
パルパレーパ「我が名はパルパレーパ」「彼らはピサ・ソール、ペルクリオ、プラヌス、ポルタン、ペチュルオン、ピーヴァータ…」「そして…アベルだ」
凱「アベル…赤の星の指導者…」
アベル「………」
凱「答えろ、お前達の真の目的を!」
パルパレーパ「目的?」
アベル「私達の真の目的は三重連太陽系の復活…それだけです」
凱「パスキューマシンで地球を複製した目的は!?」
アベル「単なる事故…偶然です」
凱「宇宙収縮現象との関係は!?」
アベル「パスキューマシンはあんた方の太陽系にあふれる暗黒物質のみを回収して…」「再生活動を行っているだけです」
凱「そういうことか…。暗黒物質は宇宙全体を支える言わば風船の中の空気…」「失われれば、当然、宇宙は収縮する」
アベル「私達の宇宙を再生するためには仕方のないことでしょう」
凱「俺達を犠牲にしてもか!?」
アベル「私達にも生きる権利があります」
凱「共存することだって出来るはずだ!」
アベル「機界昇華にも衰えず活動を続けてきたのです。もう後へは退けません」
凱「なぜだ!?」
アベル「Zマスターの抗体、ラティオも同じ事を言ってましたっけ」
凱「護はどこにいる!?」
パルパレーパ「さあな…」
凱「貴様…!」
アベル「せっかく、ここまで来てくれたんです…。あなたのお相手もしなくてはね…」
〔敵ユニット出現〕
凱「レプリジンか!」
アベル「あなたの相手にしては少し多過ぎるかも知れませんけどね」
凱「………」「…何が正義なのか俺にはわからない…」「だが、守るべきもののために…信じてきたもののために…そして、勇気ある誓いのために!」「俺はお前達と戦う!」
〔凱、エネルギー上昇〕
パルパレーパ「よく言った、青の星の勇者よ。貴様の戦いぶり見せてもらうぞ」
<戦闘開始>

<敵全滅・味方援軍1&敵増援1出現>

アベル「中々やりますね。しかし、独りで戦うのはそろそろ限界では?」
凱「くそ…!」
パルパレーパ「人はあまりにも弱過ぎる…。独りでは何も出来ない、力を合わせる協調性もない…」「悲しき生命体…お前達には生き残る死角さえない」
凱「地球を追放されようと俺達は迷わず来た!」「俺達は勇者だろ! 戦うことをやめちまったら、俺達のやってきたことが無駄になっちまう!」「だから、お願いだ…俺に力を貸してくれ! 頼む!!」
〔味方戦艦出現〕
凱「大空魔竜とバトル7! みんなもここにたどり着いたのか!」
鉄也「凱! 無事か!」
甲児「他のみんなは…アムロ大尉やリョウや万丈さん達はどうしたんだよ!?」
凱「…彼らは…戦う意志を奪われた…」
ノリコ「どういうこと、それ!?」
凱「今は説明している時間はない! まずは奴らを…ソール11遊星主を叩く!」
アベル「うん? あの連中にはパレッス粒子が効いてないのですか?」
パルパレーパ「どうやら奴らは今、この星に到着したらしい」
アベル「では、そのうちに効果は表れるでしょう」
パルパレーパ「ならば、その間はこのパルパレーパが相手をしよう」「ケミカルフュージョン!
〔敵ユニット出現〕
パルパレーパ「パルパレーパ…!
宙「あいつもフュージョン出来るのか!」
パルパレーパ「さあ来い、青の星の勇者達よ…。お前達の無力さを教えてやろう」
〔凱、パルパレーパへ接近〕
パルパレーパ「青の星の勇者…。貴様の命運をここまでだ!」
凱「黙れ! お前を倒して俺はみんなを…命を救ってみせる!」
パルパレーパ「ならば、貴様に物質世界の掟を教えてやる…。このゴッドアンドデビルで…!」
凱「ならば、こっちも! ガオファイガー最大の必殺技で受けて立つ!!」
〔凱、パルパレーパへ隣接〕
[イベント戦闘「凱vsパルパレーパ」]
〔凱、爆発しながら後退〕
パルパレーパ「ぬおおおおっ!!」
凱「ぐううっ!!」
アベル「力は互角…」
宙「負けるな、凱! 後一歩でお前の勝ちだ!!」
凱「うおおおっ!!」
〔緑の玉、出現〕
鉄也「護か!」
ボス「違うぞ! もっと大人だ!」
凱「あれは…!」
カイン「………」
凱「カイン!!」
パルパレーパ「もらったぞ!」
〔パルパレーパ、凱へ隣接〕
[イベント戦闘「凱vsパルパレーパ」]
カイン「………」
凱「なぜ…」
パルパレーパ「お互いを否定しなければ、存在し得ない。勝者は神となり、敗者は悪となる…」「それが物質世界の掟だ」
凱「!」
〔味方ユニット撃破〕
宙「凱っ!!」
鉄也「ガオファイガーが…負けた…」
ジュン「そんな…そんなことって…!」
アベル「これで目的は達しました。引き上げましょう、パルパレーパ」
パルパレーパ「了解だ」
〔敵ユニット離脱〕
〔緑の玉、離脱〕

宙「凱! 返事をしろ、凱!」
フォッカー「ま…あきらめろ、宙。凱もこれで戦いから解放されたんだ」
宙「何っ!?」
フォッカー「ここはあいつのことを想って一杯やろう」
イサム「付き合いますぜ、少佐…。足腰が立たなくなるまで飲みましょうや…。なあ、ガルド…」
ガルド「よし…俺が全ておごるぞ」
鉄也「過ぎたことはまあ…仕方ないな」
忍「まったくだぜぇ…」
宙「みんな…何言ってるんだ! 凱がやられたって言うのによ!」
ガムリン「ミレーヌさん…。私達もゆっくりしましょうか…」
ミレーヌ「はい…みんなでお昼寝でもしましょうよ…」
グババ「キイ~!」
バサラ「みんな、どうしちまったんだ…?」
宙「熱気バサラ…。お前は何ともないのか…?」
バサラ「ちょいと眠いぐらいだが特には…」
宙「みんなのこの様子…ただ事じゃないぞ…!」
〔通信のコール音〕
パピヨン「…聞こえますか…αナンバーズの皆さん…」
宙「誰だ、あんたは…!?」
パピヨン「私はGGGのパピヨン・ノワールです」
宙「え…!? あんた、オービットベースで死んだはずじゃ…」
パピヨン「詳しい話は後でします。今はそれよりも皆さんを治療することが先です」「動ける方はすぐにポイント1115へ…来て下さい…」
宙「わ、わかった…」
パピヨン「急いで下さい……。凱さん倒れた今…残された時間はあとわずかしかありません…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

GGG宇宙センター
バサラ「へえ…無人の星かと思ったら随分ちゃんとした建物があるじゃねえか」
宙「………」
バサラ「どうしたんだ、お前?」
宙「銀河育ちのお前にはわからないかも知れないがよ…」「この建物…アメリカにあるGGG宇宙センターにそっくりなんだよ!」
バサラ「じゃあ、ここは地球なのか?」
宙「俺に聞かれてもわかるかよ!」
〔歩み寄る足音〕
パピヨン「よく来てくれました…」
宙「あんたがパピヨンさんかい?」
パピヨン「性格には彼女のレプリジンです…」
バサラ「レプリ人?」
パピヨン「複製のことです…」
宙「あんたも地球に現れた護と同じ…」
パピヨン「はい…。ソール11遊星主によって複製されたのです。この地球と一緒に…」
宙「じゃあここは…!?」
パピヨン「ここは複製された地球…。そして、こここそが宇宙収縮現象の中心点です」

GGG宇宙センター内
大河「よう…宙君じゃないか…」
宙「大河長官…」
火麻「ま…お前もゆっくり休めや…」
雷牙「そうそう…平和が一番…ってな」
宙「火麻参謀…雷牙博士まで…
パピヨン「彼らだけではありません。今やαナンバーズの全ての隊員は戦意を失っています」
宙「一体何がどうなっているんだ! 説明してくれ!?」
パピヨン「これはパレッス粒子の影響です」
宙「パレッス粒子…?」
パピヨン「神経細胞を極度にリラックスさせるケミカル物質です」「この星全体に充満しているパレッス粒子がナンバーズの戦意を喪失させたのです」「ソール11遊星主…恐らくは彼らの中にケミカル攻撃を得意とするものがいたのでしょう」
宙「あのパルパレーパって奴か…」
パピヨン「私は学生の頃、幻覚性物質の実験によりセンシング・マインドを身につけました…」「そのため特殊化した神経ネットワークはパレッス粒子の影響を受けずに済んだようです」「しかし、粒子の影響を受けない交流や闇竜達、勇者ロボは隊員達の手によりその機能を封印されてしまいました」
宙「氷竜達も眠らされたのか…」「しかし、パピヨンさん…あんたのその力は敵にとっても目障りだろう。ここにいるのは危険じゃないか?」
パピヨン「おっしゃる通りです。事実、私もソール11遊星主の襲撃を受けました」「でも、私は救われました…Gストーンの使者によって」
宙「それはまさか…!?」
パピヨン「はい…地球を旅立った本物の護君です」
〔扉の開閉音〕
アムロ「やあ…宙…君も来ていたのか」
万丈「まあ、くつろいでくれよ。ギャリソンの淹れたお茶でも飲んで」
宙「アムロ大尉…万丈…」
シンジ「あ…熱気バサラさんだ。よかったら、一緒に演奏会といきませんか?」
バサラ「………」
カトル「シンジ君のチェロとボクのバイオリンとトロワのフルート…。あなたのギターも聴かせて下さい」
スワン「OH…私も是非聞きたいデス…」
バサラ「お前ら…!」「目を覚ましやがれぇぇっ!!」
〔BGM「HOLY LONELY LIGHT」〕
宙「熱気バサラ…」
バサラ「お前ら! 死んだ魚みたいな目してるんじゃねえ!」「お前らのハートは…! 勇気や闘志や正義ってのは、こんなものだったのかよっ!?」
アムロ「!」
竜馬「ひ…ろし……」
パピヨン「これは…!」
宙「みんな! 正気に戻ったのか!?」
パピヨン「い…いえ…。そう簡単にはパレッス粒子を分解するのは不可能でしょう…」「ですが、そちらの方の発する何かが、彼らに影響を与えたのは事実のようです」
宙「サイボーグの俺はともかく熱気バサラがパレッス粒子の影響を受けなかったことに関係があるのか…」
バサラ「うおおおっ!! αナンバーズ! 俺の歌を聴けーっ!!」
パピヨン「司馬隊員…私はここで彼の歌を分析し、パレッス粒子の分解作業を試みます」「申し訳ありませんがあなたには、この施設の防衛をお願いします」
宙「それは任せてくれ。…しかし、俺や凱が動けるってことはルネも大丈夫のはずだ」「あいつはどこにいるんだ?」
パピヨン「ルネは…ソール11遊星主を追っています」
宙「そうか…あいつも戦っているのか」
パピヨン「そして、Gストーンの導きに従い戦っている人は、もう一人います…」
宙「俺達の他に動ける奴がいるのか…?」
パピヨン「はい…。勇者王は敗れ、戒道幾己君も敵の手に落ちました…」「でも、まだ…希望はあります」
〔警報(軍パターン)〕
宙「何だ!? この警報は!」」
パピヨン「衛星軌道上に多数の艦艇! 所属は不明ですが、複数の勢力と思われます!」
宙「待てよ! この宙域は時空が歪んでいて簡単には近づけないんじゃなかったのかよ!」「パピヨンさん! あんたのセンシング・マインドとやらで何かわからないのか!?」
パピヨン「詳しいことは何も…。ただ…」
宙「ただ…?」
パピヨン「この戦い…何者かの意志…それもとてつもなく巨大な力の意志が働いているように思えるのです…」
宙「まさか、それがケン太の言っていたアポカリュプシスなのか…」

レプリ地球 戦場跡
命「凱…あなたは…もう…」「………」「私は…かつて機界新種によって無敵の生命体と化した…」「その時の浄解によって私もセミ・レヴォリュダーとして生まれ変わっていたの…」「そのおかげで一度はパレッス粒子に侵食されたけれど、自己修復することが出来たわ…」「………」「…私は最後の希望を追いかけてみる。凱の意志を受け継ぎたいから…」
〔護の飛行音〕
命「!」
護「やっぱり…」
命「護君…。本物の護君…?」
護「命姉ちゃん…」
命「護君! 今までどこにいたの! みんな、心配したんだからね…!」
護「ごめんなさい…」
命「護君…凱が…凱が……」
護「凱兄ちゃんだけじゃない…戒道も…」
命「戒道君まで…」
護「急ごう、命姉ちゃん…! もう僕達に残された時間はわずかしかないんだ…!」
【シナリオエンドデモ終了】


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