No.43Ｂ
「真の龍神」
【シナリオデモ開始】
銀河系
ＥＳ空間 αナンバーズ
艦内個室
アルマナ「そんな…」
クスハ「聞いての通りです。私達は閉鎖空間内に取り残され、このまま朽ちていくと思ってましたが…」「ゴラー・ゴレムの司令は私達に攻撃を仕掛けてくることを宣言しました」
ルリア「一体何のためにそのようなことを…」
ヴィレッタ「それを聞きたいのはこちらの方です」
ルリア「我々を尋問する気か？」
クスハ「いえ…アルマナさんもルリアさんも詳細は知らされていないようですし…」「それに、あのハザル・ゴッツォという人…何か裏がありそうに思えます」
アルマナ「………」
ヴィレッタ「だが、ハザル・ゴッツォの言っていた『預かり物』というのはあなた方を指していることは確かでしょう」
クスハ「ゴラー・ゴレムがこちらに攻撃を仕掛けてくるのはアルマナさん達を救出するためなんですね」
アルマナ「救出ならいいのですがね」
ルリア「姫…！」
クスハ「でも、アルマナさん…どうしてαナンバーズに密航したんです？」
ルリア「………」
アルマナ「………」
クスハ「…やっぱり話せません？」
アルマナ「………」「…自由が…欲しかったんです」
クスハ「え…？」
ルリア「姫…！」
アルマナ「ルリア…クスハさん達に全てを話します…」「クスハさん…以前にも私がゴラー・ゴレムを抜け出したのを覚えていらっしゃいますよね」
クスハ「え…ええ…。地球人に触れてみたかったって言ってましたよね…」
アルマナ「私…本星にいる時には帝都の一室から外へ出ることは許されませんでした…」
クスハ「それはアルマナさんが身分の高い人間であるからじゃ…」
アルマナ「いいえ…。確かに私はゼ・バルマリィ帝国十二支族に通ずる出自ですが…」「私が姫と呼ばれるのは神体ズフィルードに捧げられる身であるからです」
クスハ「神体…ズフィルード…」
ヴィレッタ（この少女が…創世神ズフィルードの巫女……）
クスハ「捧げられるって…それは…」
アルマナ「１７歳の誕生日を迎えた日…私の身体はズフィルードに捧げられ、その精神は永遠の生命を得ます…」
クスハ「それって生贄ってことじゃ…！」
ルリア「口を慎んでいただこう！ ズフィルードの巫女に選ばれることがどれだけの意味を持つかわかっているのか！」
アルマナ「…巫女誕生の神託が下るのはゼ・バルマリィの歴史の中でも百数十年ぶりのことでした」「それはつまり創世神ズフィルードの加護が帝国にあまねく降りる事と同義なのです」
クスハ「生贄になるって生命を捧げるってことですよね？ それでいいの、アルマナさん…」
アルマナ「巫女は臣民の希望を集める存在であり、創世神の寵愛を受けて永遠を生きる神の子なのです」「あなたが地球の人々を守るように私もその身によってゼ・バルマリィ帝国に繁栄をもたらすことが出来るのです」
クスハ「でも、科学的には地球よりもずっと進んでいるゼ・バルマリィ帝国にそんな風習があったなんて…」
ルリア「地球人からみれば風習などという言葉で片付けられるようだな」「だが、ゼ・バルマリィ帝国は既に霊力の存在を解明し、それを活かす術を知っている」
クスハ「だからって生きている人間が犠牲になるなんて私には納得出来ません…！」
アルマナ「ありがとうございます、クスハさん…。なぜ、そこまであなた方が私に対して同情的であるのかは理解出来ませんが…」「それがあなた方の優しさであることはわかります」
クスハ「アルマナさん…」
アルマナ「創世神に捧げられることは光栄に思います。ですが、私はあまりにもこの世界の事を知らなさ過ぎました…」「だから、私は陛下に１年の期限付きで外の世界に触れることをお願いしたのです」
クスハ「その陛下というのは…」
アルマナ「ゼ・バルマリィ帝国の統治者、霊帝ルアフ様です」」
クスハ「霊帝ルアフ…」
ルリア地球人ごときがみだりにその名を口にするな！」
ヴィレッタ（ＳＴＭＣの活性化、巨人族とプロトデビルンの侵攻、さらには別銀河、別次元からの敵…）（霊帝がそれを見越し銀河の力を集めようとしたのは、全てズフィルードの神託があったゆえか…）
クスハ「で、でも、ゴラー・ゴレムはこの閉鎖空間にどうやって部隊を送り込んで来るのかしら？」
ルリア「この程度の次元錯綜などゼ・バルマリィ帝国の科学力なら問題にならない」「我々も木星近くのクロスゲートを研究したからな。その技術の解明も間もなくだろう」
ヴィレッタ「クロスゲートだと…！？」
クスハ「もしかして、それはアステロイドベルトにある…」
ルリア「そうだ。お前達がゲートと呼んでいるものと同じものがバルマーにもあるのだ」
クスハ「帝国監察軍は自分達のゲートを送信に…」「地球側のゲートを受信に使っていたのね…」
ヴィレッタ「なるほどな…。任意の地点に座標を設定することが出来なくとも…」「その二点を結ぶ術は確立しているわけか」
〔警報（軍）〕
クスハ「これは第一戦闘配備の指令…！」
〔扉の開く音〕
リュウセイ「クスハ！ バルマーの姫さんはどうしている！？」
クスハ「何かあったの、リュウセイ君！？」
リュウセイ「俺じゃ説明は出来ないがこの空間に何者かが侵入しようとしてきているんだそうだ」
クスハ「それは…」
リュウセイ「ああ…ゴラー・ゴレムだろうぜ」
クスハ「ついに来たのね…！」
リュウセイ「姫さん…。大文字博士があんたを連れてきてくれと言っている」「悪いが、俺と一緒に来てもらうぜ」
ルリア「無礼者！ 地球人ごときが姫様に触れるな！」
アルマナ「あ…」
〔サイコドライバーの共鳴〕
リュウセイ「ぐ…！？」
アルマナ「あなた…念動力の素質があるのですね…」
リュウセイ「あ…ああ…昔はな…」
アルマナ「昔？」
リュウセイ「今の俺にはそんな力は残されていないんだよ…」
クスハ「リュウセイ君…」
ヴィレッタ「リュウセイ、彼女達は私が博士のところへ案内する。出撃準備に入りなさい」
リュウセイ「了解だ…！ 行こうぜ、クスハ」
クスハ「はい！」
〔扉の開く音〕
アルマナ（感じる…。あのリュウセイという方の中から…）
ヴィレッタ「姫…今、彼は自分の中で必死に戦っているのです」
アルマナ「え…」
ヴィレッタ「仲間の生命を奪った者への怒り…。そして、それ以上に守るべき者を守れなかった自分への怒りが…」「彼の心を常に追い立てているのです」
アルマナ「あなたは…」
ルリア「…ゼ・バルマリィ帝国の人間だな？」
ヴィレッタ「私に生まれの星などありません。ただ、この銀河に生きる一人の人間として己が使命を全うするだけです」
アルマナ「この銀河に生きる一人…」
ヴィレッタ「では、アルマナ姫…ご案内させていただきます」
アルマナ「この銀河に生きる人間としての使命…」
大空魔竜 格納庫
ブリット「………」
クスハ「ブリット君…きっとハザル・ゴッツォも孫光龍も私達と決着をつける気でしょう…」「こんな時にブリット君の声が聞けたらと思ってしまう…」
ブリット「………」
クスハ「でも、私は負けない。戦い続けることがブリット君や超機人達との約束を守ることだから…」「私…力の限りに戦います」
〔歩み寄って来る足音〕
リュウセイ「クスハ…」
クスハ「リュウセイ君…」
リュウセイ「…気をつけろ。ハザル・ゴッツォはきっとお前を狙ってくる」
クスハ「え…」
リュウセイ「ゲートでの戦いの時、奴は明らかにサイコドライバーとして俺を標的にしていた」「だから、この最後の戦いで奴は必ずお前を狙ってくるだろう」
クスハ「でも、私の力は…」
リュウセイ「俺もサイコドライバーの力がどれほどのもので、何の意味を持つかなんてわかっちゃいねえ…」「だが、バルマーにとっちゃそいつは重要な意味を持ち、少しでも素質のある人間は標的となってきた」「俺やお前やブリット、イルイやレビ…そして、アヤ…」「この力によって平穏な生活を奪われた人達のため俺は戦いたい…！」
クスハ「リュウセイ君…私も同じ気持ちよ」
リュウセイ「やろうぜ、クスハ…。バルマー戦役から続くサイコドライバーをめぐる戦い…」「俺達の手で決着をつけてやろうぜ！」
クスハ「…リュウセイ君、私から一つだけ、あなたにお願いがあるの」
リュウセイ「うん？」
クスハ「私…怒りのあまり念動力を暴走させそうになった時があったの…」「そういう風に念を引き出すのは私に合ってなかったみたい…」
リュウセイ「………」
クスハ「でも、リュウセイ君。あなたは違う…あなたは自分の中の怒りを素直に力に変えられると思う」「だからもう…自分を許してあげて」
リュウセイ「クスハ…」
クスハ「言いたいことはそれだけ。…頑張りましょう！」
〔走り去る足音〕
リュウセイ「俺が俺を許す…」
〔歩み寄って来る足音〕
ヴィレッタ「彼女はわかっているようだな…」
リュウセイ「隊長…」
ヴィレッタ「リュウセイ…。お前の中で燃えている怒り…それをためらわないで」
リュウセイ「え…」
ヴィレッタ「相手を倒したいのならお前の全ての力で戦いなさい。その怒りを力に変えて」
リュウセイ「怒りを力に…」「………」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「真の龍神」
【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
大文字「サコン君、次元境界線のゆらぎはどうなっている？」
サコン「依然として安定しません。これは外部から何らかの力が加わっているためと思われます」
ブライト「いよいよ来るか…ゴラー・ゴレム…」
マックス「確かに我々は地球どころか通常空間への帰還も絶望的な状況ではあるが…」「むざむざと敵にやられるわけにはいかない…！」
マリュー「総員、戦闘配置！ 我々は全力で敵の迎撃に当たります！」
ベス「希望を捨てるな！ 外から敵が侵入出来るなら我々にも脱出手段はあるはずだ！」
シェリル「………」
ギジェ「シェリル…」
シェリル「三重連太陽系にたどり着けたのがイデの導きなら…」「この閉じられた空間で私達が滅ぼされるのもイデの導きかも知れない…」
竜馬「だったら、どうだと言うんです！」
コスモ「イデの導きだろうとそれに屈してたまるかよ！」
真吾「確かに、今回の一連の事件には俺達が及びもつかないような何かが一枚噛んでいるようだが…」
レミー「私達、ハイそうですかとそれに従えるほど素直じゃないのよね」
シェリル「………」
Ｊ「………」
ルネ「Ｊ…」
凱「俺達に手を貸してくれるのか、Ｊ…？」
Ｊ「言葉は不要だ、凱。全銀河のために戦ったお前達の志、確かに受け取った」「赤の星の戦士としての使命を果たした今、私とジェイアークの力、お前達に貸そう」
鋼鉄ジーグ「へへ…随分と長い付き合いだがまともに話すのは初めてだな」
イサム「ま…この後は短い付き合いになるかも知れないが、よろしく頼むぜ」
Ｊ「こちらこそな、地球の戦士達よ」
ゴルディマーグ「ガオガイガー、ゴルディオンクラッシャーは１回の出撃で１度しか使えない！」「使い所を間違えるなよ！」
凱「了解だ！」
〔レーダー反応〕
サリー「次元境界線のゆらぎ、さらに増大しています！」
エキセドル「どうやら、その時が来たようです…」
〔ゲート出現〕
リュウセイ「ゲートか！」
クスハ「やっぱり、帝国監察軍はあれの制御に成功したのね！」
〔敵ユニット出現〕
リュウセイ「ハザル！」
ハザル「いい気合だ、リュウセイ・ダテ。心配しなくても俺はここにいる」「お前達の最期を見るためにな」
リュウセイ「………」
ハザル「バランはどうしている？」
キャリコ「ご指示通り、艦内にて監禁しております」
ハザル「あいつを自由にさせるとこちらの計画を邪魔する可能性もあるからな…」
大文字「ゼ・バルマリィ帝国監察軍、ゴラー・ゴレム司令ハザル・ゴッツォ、応答を願う」「こちらはαナンバーズ代表、大文字洋三。貴官との交渉を希望する」
ハザル「アルマナ様を人質にして俺達を引き揚げさせるつもりか？ 姑息な連中だ」
大文字「…遺憾ながら、その通りだ……」
ハザル「断る」
大文字「な…！？」
ハザル「俺だって出来ることなら姫様をお救いしたい…」「だが、奴らは姫を盾にとりこちらを背後から討つ気だろう…。その手に乗るわけにはいかん！」「我々はゼ・バルマリィ帝国と陛下のためにも敗北は許されないのだ！」「全軍、攻撃開始だ！ 我らの希望たるズフィルードの巫女を奪いし卑劣な輩を叩き…」「この銀河がゼ・バルマリィ帝国のためにあることを教えてやるのだ！」
ルリア「ハザル…！ 姫様がいるのを知っていながら攻撃を仕掛けるとは…！」
アルマナ「………」
マックス「来るか…！」
フォッカー「元々交渉がうまくいくとは思ってなかったんだ！ こうなったら正面から戦うまでだぜ！」
鉄也「死力を尽くしての戦いだ！ 簡単に勝てると思うなよ！」
凱「帝国監察軍！ 俺達の限界の力と勇気、見せてやる！」
ハザル「わかっているだろうな、孫？」「お前の獲物だというから、今までクスハ・ミズハを見逃してきてやったのだということを」
孫光龍「心得ております。今日は僕も真・龍王機も遊びは抜きでやりますよ」「彼女には教えてあげないといけませんからね。真の龍神の名に相応しいのが、どちらの超機人かを…」
クスハ「孫光龍！」
孫光龍「クスハ・ミズハ…。君の運命は次の二つのどちらかだ」「僕に殺されるか、または自決するかだ…」
リュウセイ「てめえ…！」
クスハ「待って、リュウセイ君！ その後の台詞は私が言うわ！」「孫光龍！ その言葉、そっくりそのまま返します！」「大人しく降伏しなさい！ さもないと私にも考えがあります！」
孫光龍「言ってくれるよ…。寄せ集めのガラクタ超機人が…」
クスハ「寄せ集めではありません！ 四神の魂が一つになったのがこの真・龍虎王です！」
孫光龍「気に食わないね…。真の名を冠する龍神は二つも必要ないんだよ」「この閉じた世界で君達と四神の魂は永遠にさまようがいい…。行くよ…！」
クスハ「勝負です、孫光龍！」
リュウセイ「出て来い、ハザル！ お前とも決着をつけてやる！」
ハザル「…いいだろう、リュウセイ。ただしお前達が俺を引きずり出せたらの話だ」
リュウセイ「その言葉、忘れるなよ…！」
＜戦闘開始＞
＜エイスが戦闘＞
エイス「ミッション…スタート。全て……消去す…る」
＜キャリコが戦闘＞
キャリコ「宇宙収縮現象を止めたのは褒めてやろう」「だがこれ以上、お前達が活躍する必要はない。この空間で無様に散るがいい」
＜スペクトラが戦闘＞
スペクトラ「アルマナ様の生命はここで尽きるのさ。そして、お前達の命運もね」
＜孫光龍撃破・敵増援１出現＞
孫光龍「何っ！？」
クスハ「孫光龍！ 私達は最後の最後まであきらめない！」「その希望がある限り、あなたなんかに負けません！」
孫光龍「小娘が…」
〔孫光龍、精神コマンド「根性」使用〕
〔サイコドライバーの共鳴〕
クスハ「わかってるわ、龍王機！ あの超機人の弱点は…！」
〔クスハ、孫光龍へ隣接〕
孫光龍「！」
クスハ「そこですっ！！」
[イベント戦闘「クスハvs孫光龍」]
孫光龍「うっ！」
クスハ「喉元の逆鱗が龍の弱点…！ 孫光龍、勝負ありです！」
〔敵ユニット撃破〕
ハザル「孫め…口ほどにもない…」
リュウセイ「ヘビ野郎は倒した！ 出て来やがれ、ハザル！！」
ハザル「…いいだろう。そろそろ俺も見物に飽きてきたところだ」「リュウセイ・ダテ！ 俺とヴァイクランが相手をしてやる！」
〔敵ユニット出現〕
アムロ「出てきたか…！」
竜馬「ゲート防衛艦隊を壊滅させ、ＳＲＸを倒し、アヤ大尉の生命を奪った男…」
万丈「ゴラー・ゴレム司令、ハザル・ゴッツォとその乗機ヴァイクラン！」
ハザル「絶望の宴にようこそ、勇猛なるαナンバーズの諸君…」「お前達はよくやってくれたよ。プロトデビルンの謎を解き、宇宙収縮現象も制止してくれた」「ゼ・バルマリィ帝国を代表して、礼を述べよう」
リュウセイ「貴様ぁ…！」
クスハ「まだよ、リュウセイ君！」
リュウセイ「クスハ…」
ヴィレッタ「リュウセイ、怒りの炎を身体の内に溜めなさい…」
リュウセイ「お、おう…！」
マックス「ハザル・ゴッツォ、帝国監察軍の目的は我々を銀河制覇の駒とすることではなかったのか？」
ブライト「お前達はそのためにαナンバーズを銀河へと誘導したはずだ」
ハザル「その通りだ。…だが、我々ゴラー・ゴレムはもう一つの任務を負っていたのだ」
ヒイロ「サイコドライバー、イルイ・ガンエデンの捕獲か…」
ルリア「イルイ・ガンエデン…！？」
アルマナ「まさか…あの蚩尤塚で感じた念は…」「ハザル！ もう一つのズフィルードの巫女は死んだはずではなかったのですか！？」
ハザル「さてな…」
アルマナ「シヴァーは陛下に偽りの報告をしていたのですね…！」「ハザル・ゴッツォ！ それがゼ・バルマリィ帝国の臣民のすることか！」
ハザル「うるさい姫様だ。やはり、お前もここで消えてもらおう」
ルリア「ハザル・ゴッツォ…！」
ハザル「そうだ！ イルイ・ガンエデンはルアフを倒すための切り札となるのだ！」「神体ズフィルードを制御できるのは完成されたサイコドライバーだけ…」「忌々しいことに現時点ではこの銀河中でも霊帝ルアフとあの小娘だけだということだ」
サンシロー「どうして奴らがガンエデンの事を知っているんだ…！？」
健一「あの口ぶりではまるでゼ・バリマリィの本星にもガンエデンがあるようだが…」
ハザル「その通り。お前達がガンエデンと呼んでいるあのシステム…」「我らの母星にもあれと同じものがあるのだ」
凱「何だと！？」
クスハ「孫光龍が言っていたイルイちゃん以外のガンエデンがゼ・バルマリィ帝国にあったなんて…」「これでわかったわ…。孫光龍が帝国監察軍についたのはもう一つのガンエデンに従ったのね…！」
ヴィレッタ（やはり、バラルでの戦いともう一つのガンエデンが帝国監察軍を再び地球に呼ぶ契機となったか…）
ハザル「ただ違うところは数万年眠っていたお前達のガンエデンと異なり…」「ゼ・バルマリィ本星のシステムはその代行者と共に稼動し続けていたことだ」
忍「その代行者ってのが…」
アムロ「ゼ・バルマリィ帝国の統治者、霊帝…その名もルアフか…！」
ハザル「そして、我らはそのシステムをズフィルードと呼んでいる」
コウ「では、俺達が戦った艦隊司令の搭乗していた機体は…」
ハザル「そう。真のズフィルードを模したものだ」「お前達は中途半端な覚醒だったとは言え、ガンエデンを倒すだけの力を持っている」「どうだ？ 俺達に降り、共に諸悪の根源である霊帝ルアフを討たないか？」
アルマナ「ハザル・ゴッツォ…あなたは…！」
ルリア「自分の言っていることがわかっているのですか！？」「あなたは恐れ多くも陛下に叛旗を翻しているのですよ！」
ハザル「黙れ、侍従…！ 俺は最初からそのために銀河の辺境の地球まで来たんだ」「シヴァー閣下のご命令によりな！」
リュウセイ「………」
洸「…こいつら、どこまでも俺達を利用する気なのか…！」
鋼鉄ジーグ「その霊帝ルアフってのがどういう野郎かは知らないが一つだけはっきりしている事がある！」
豹馬「それは、てめえらがド悪党だってことだ！」
ハザル「………」
アスカ「いい加減にしなさいよ！ この卑怯者！」
キラ「僕達の…他人の生命を何だと思っているんだ！？」
コスモ「お前達のエゴで俺達の生命が振り回されてたまるかよ！」
ジュドー「ルアフってのが地球に仕掛けてくるってんなら俺達で相手をするまでだぜ！」
キリー「そういうこと。自分の星の権力争いで他人の星を巻き込むのは勘弁してほしいね」
ハザル「………」
鉄也「お前達は自らの野望のために多くの人間の生命や幸せを奪った…！」
ノリコ「そんなあなた達を私達は絶対に許しはしない…！」
ハザル「…黙って聞いていればこの俺にナメた口を利いてくれる！」「寝起きのガラクタを倒したぐらいでいい気になるなよ！ 地球人ごときが！」「俺の申し出を蹴った罰だ！ お前達はここで消滅させてやる！ チリ一つ残さずにな！」
イサム「どうやら野郎の本性が出てきたようだぜ…！」
ハザル「お前達を片付けたら、次は地球だ！」「地球に住む全ての人間を消してやる！ 虫ケラのようにな！」
リュウセイ「ハザル！」
〔リュウセイ、ハザルへ隣接〕
ハザル「無駄だ…！ お前の攻撃は俺には通用しない！」
リュウセイ「うおおおおっ！！」
[イベント戦闘「リュウセイvsハザル」]
〔ハザル、爆発しながら後退〕
ハザル「何っ！？」
リュウセイ「虫ケラだと…！？ もう一度言ってみろ、ハザル！」「お前が生命を奪った多くの人達やアヤにだって生きる権利があった…！」「それを奪う権利がお前のどこにある！ 言ってみろ、ハザル！！」
ハザル「黙れ…！」
〔ハザルを中心にエネルギーの広がり〕
〔リュウセイ、爆発しながら後退〕
リュウセイ「ぐっ！！」
ハザル「力を失ったお前ごときが俺に…閣下から賜ったヴァイクランに傷をつけるとは！」「許さんぞ、この虫ケラがぁっ！！」
忍「言っておくが、それはこっちのセリフだぜ！」
カミーユ「お前と言う存在を許せば俺達の今までの戦いが全て無意味になってしまう…！」
甲児「人の生命の価値がわからぬてめえだけは絶対に許さねえ！」
ハザル「いいだろう…。ならば、宴の幕を開けてやる…」「お前達の恐怖と絶望を添えてな！」
リュウセイ「やれるものならやってみやがれ、ハザル！」「俺は…俺達は絶対にお前には屈しない！！」
ハザル「勘違いするな、リュウセイ。俺の標的はお前ではない」
〔サイコドライバーの共鳴〕
クスハ「！」
ハザル「クスハ・ミズハ、リュウセイ・ダテと並ぶ強念の持ち主…」「お前の存在を俺の手でこの銀河から抹消してやる！」
孫光龍「…司令、それは僕の役です…」
〔孫光龍を中心にエネルギーの広がり〕
〔サイコドライバーの共鳴〕
カミーユ「何だ…この圧倒的な力は…！？」
アムロ「憎しみ…？ 違う…全てを破壊し尽くす怒りか…！」
洸「あの超機人…怒りで暴走しているのか！？」
孫光龍「申し訳ありません、司令…。こうなってしまっては僕も彼を制御出来ません」
クスハ「あ…ああ…！」
孫光龍「クスハ君…真・龍王機の怒りを静めたければ君がその生命を差し出すことだ」
クスハ「！」
孫光龍「何しろ君が真・龍王機と僕を怒らせたのだからね」
甲児「黙りやがれ、悪党！ そんな屁理屈が通用するかよ！！」
ハザル「楽しませてくれるな、孫。いいだろう、お前の好きにするがいい」「俺とお前、どちらがクスハ・ミズハの首を挙げるか、勝負といくぞ！」
クスハ「………」
孫光龍「行くよ、クスハ君。君に真の龍神の力、見せてあげよう」
＜クスハvsハザル＞
ハザル「パートナーがそんな状態では貴様も悲しかろう。だが、悲しむ事はない…」「貴様もすぐ、その男の様にしてやる…何も出来ないクズ人形にな！」
クスハ「黙れ、ハザル・ゴッツォ！」
ハザル「ぬう！」
クスハ「お前のような人間にやられてたまるものか…！」「私だって…私だって…生命を懸けて戦っているのだから！！」
＜クスハvs孫光龍＞
クスハ「希望の光を照らすためにも孫光龍！ あなたを倒します！」
孫光龍「そうはいかないよ。僕としても負けるわけにはいかないのでね」
＜リュウセイvsハザル＞
ハザル「無様だな、リュウセイ！ 力を失ってなお、この俺に向かってくるとは！」
リュウセイ「黙れ、ハザル！ てめえを倒すのに念動力なんざ必要ねえ！」「アヤの悲しみ、ライの怒り、マイの祈り、その全てをてめえにぶつけてやる！」
ハザル「やってみるがいい！ 地面に這いつくばるのがお似合いの貴様に出来るのならな！」
＜リュウセイvs孫光龍＞
リュウセイ「選ばれなかったくらいでこんなに戦場を広げやがって…」「器が小さいんだよ！ お前は！！」
＜孫光龍撃破＞
孫光龍「こんなもので怒りの真・龍王機は止められはしないよ」
〔孫光龍、精神コマンド「ド根性」使用〕
クスハ「あ…ああ……」
孫光龍「さあ、クスハ君。真・龍王機にひざまずくんだ」「君の生命を差し出せばこの宴の幕を閉じることも出来る」
クスハ「………」
凱「クスハ！ そんな奴の言葉に耳を貸すな！」
一矢「孫光龍、お前の口車には乗せられはしない！」
万丈「行こう、クスハ。いつもの笑顔とガッツでね」
孫「ほう…ブリット君以外にも君には騎士がたくさんいるようだ」
フォッカー「スカルリーダーより各機へ ！あのバケモノにはかまうな！ 狙うは司令のハザル・ゴッツォだ！」
アムロ「各機はクスハを守るフォーメーションを組むんだ！」
クスハ「みんな…」
豹馬「任せとけ、クスハ！ 今日は俺達全員がブリットの代わりだ！」
ノリコ「だから、くじけないで！ あきらめた時が敗北の始まりよ！」
クスハ「う、うん！」
孫光龍「麗しい絆だよ。だが、それも圧倒的な力の前には何の意味もないけどね」「さあ、その気力がどこまでもつか見せてもらうよ」
＜エイス撃破＞
エイス「………」
ヴィレッタ「む！」
ハザル「下がれ、エイス。この程度の相手ならお前の力を必要とはしない」
エイス「了…解…です…」
〔敵ユニット離脱〕
＜キャリコ撃破＞
キャリコ「哀れだな…これで勝ったつもりとは…」「お前達はカゴの中の小鳥だ。いくらもがこうと、ここからは抜け出すことは出来ない」「それを忘れるなよ」
〔敵ユニット離脱〕
＜スペクトラ撃破＞
スペクトラ「確かに戦闘力はこれまでにないほど上がっている…」「だが、この程度が最後のあがきというのなら見込み違いのようね」「また会いましょう」
〔敵ユニット離脱〕
＜ハザルorフルーレ撃破・勝利条件達成＞
ハザル「フフフ…」「ハハハハハ…！」
鋼鉄ジーグ「野郎！ 何がおかしい！？」
※※ハザル撃破の場合のセリフ※※
忍「へ！ 俺達に負けたんでどうかしちまったみたいだぜ！」
※※フルーレ撃破の場合のセリフ※※
忍「へ！ 俺達に母艦をやられてどうかしちまったみたいだぜ！」
ハザル「これは失礼をした。だが、お前達があまりに哀れなのでな」
Ｊ「何っ…！？」
凱「どういう意味だ！？」
ハザル「言葉通りだよ」「エツィーラの奴はお前達を無限の力の天秤を揺らす存在だと言っていたが…」「それはあの女の買いかぶりのようだ」
ガムリン「エツィーラとはあの惑星ラクスの遺跡であった女のことか…！」
洸「あの女…俺達のことをしらべていたみたいだが何を知っているというんだ…！」
ハザル「その答えを知る必要はない。なぜなら、無限の力を発動させる鍵は俺も持っているのだから…！」
〔ハザルからエネルギーの広がり〕
ヴィレッタ「この力は…！？」
ハザル「ハハハハハ！ このヴァイクランは俺の念動力を増幅し力と変える機体だ！」「どうだ、リュウセイ！」「これがお前の失った力…アカシック・レコードにアクセスするサイコドライバーの力だ！！」
サコン「アカシック・レコードだと！？」
リュウセイ「く…！」
ハザル「お前は目障りだ！ ここで消えてもらうぞ！」
リュウセイ「そんな力なんて…！」
〔ハザル、リュウセイへ隣接〕
ハザル「消えろ、リュウセイ・ダテ！」
リュウセイ「そんな人殺しのための力なんて俺は欲しくねえ！！」
[イベント戦闘「リュウセイvsハザル」]
リュウセイ「うおおおっ！！」
〔味方ユニット撃破〕
クスハ「リュウセイ君！！」
ハザル「出来損ないが！ 身の程を知れ！」
〔サイコドライバーの共鳴〕
ハザル「ぐ…！」
エイス「司令…後…退を…」
ハザル「力を使い過ぎたか…」「だが、ここでαナンバーズを始末しなくては…」
エイス「これ…以上は…！」
ハザル「…わかった、エイス。楽しみは後に取っておくとする」「全軍、後退だ！」
孫光龍「生命拾いしたね、クスハ君。と言っても、この空間で絶望に押しつぶされる前に…」「僕に倒された方が幸せだったかも知れないけどね」
クスハ「………」
万丈「待て、ハザル・ゴッツォ！」
ハザル「心配するな。次の機会は決着をつけてやる」「それまで恐怖と絶望にお前達が押しつぶされなければの話だがな！」
〔敵ユニット離脱〕
〔ゲート消滅〕
忍「リュウセイ！ おい！ 返事をしやがれ！！」
リュウセイ「だ、大丈夫だ…。まだ…生きてる…」
豹馬「よっしゃ！ それでこそだぜ！」
マリュー「どうします、大河長官？」
大河「まずは態勢を立て直そう。ハザル・ゴッツォの話では再び奴らは仕掛けてくるのだから…」
クスハ「ハザル・ゴッツォと孫光龍…」「私達…勝てるの……」
アルマナ「………」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
太陽系 アステロイドベルト
イカロス基地
イカロス基地 司令室
タシロ「よく帰ってきてくれた、天海護君、戒道幾己君」
戒道「僕達が通ってきたルートを分析すればあの閉鎖空間への入り口も特定出来るでしょう」
護「お願いします、提督。凱兄ちゃん達を…αナンバーズを救い出して下さい」
タシロ「無論だ。彼らはこの地球と銀河を救うための希望なのだから」
副長「タシロ提督、両名からの報告により閉鎖空間と通常空間の接点はほぼ特定出来ました」
タシロ「後はその閉じられた空間へ救援を送り込む術か…」
〔扉の開く音〕
オオタ「…その役目を果たすことが出来るのは彼らしかいないでしょう」
タシロ「おお…では、ついに…」
オオタ「既にパイロット２名と機体、ならびにそれを補佐する人員も到着しました」
タシロ「あの少女がもたらした一筋の光明…。それを活かせるかに人類の命運はかかっている…」
〔扉の開く音〕
カズミ「失礼します。救出部隊のメンバーをお連れしました」
タシロ「行ってくれるかね、ゼンガー・ゾンボルト少佐」
ゼンガー「無論です。それこそが自分に課せられた使命です」
レーツェル「銀河の彼方に希望があるのなら我々は必ずそれを持ち帰ります」
タシロ「頼むぞ、レーツェル・ファインシュメッカー君。そして…」
ライ「………」
マイ「………」
タシロ「新生ＳＲＸチームの諸君…」
【シナリオエンドデモ終了】
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