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No.43C
人形達の宴

【シナリオデモ1開始】
ES空間
αナンバーズ

アークエンジェル 艦内個室
アルマナ「そんな…」
ゼオラ「お聞きの通りです。私達は閉鎖空間内に取り残され、脱出は不可能な状態にあります」
アラド「ところが、ゴラー・ゴレムの連中はそのおれ達にわざわざとどめを刺しに来るって言ってるッスよ」
ルリア「無礼者! アルマナ姫に対し、馴れ馴れしい口を利くな!」
アラド「す、すみません」
アルマナ「やめなさい、ルリア。…私達の立場は捕虜と同じなのですから」
ルリア「しかし…」
アルマナ「まず、状況の確認に務めましょう。その上で今後の対策を考えます」
クォヴレー「質問するのはこちらであることを忘れるな、アルマナ」
ルリア「貴様…元はバルシェムの分際で…」
アルマナ「ルリア…!」
ルリア「…かしこまりました…」
アラド(あのルリアって人、あっちの姫様のお付なんだろ?)
ゼオラ(ええ…。あんな人を身近においておくなんて、本当にあの人…お姫様なのね…)
ルリア「…それで、お前達は我々を尋問する気なのいか?」
クォヴレー「…その必要はない。なぜなら、お前達はハザルの意図とは別のところで動いているようだからな」
アルマナ「なぜ、そう判断する?」
クォヴレー「お前がハザルに対して優位な位置にいるのなら、密航のような真似はしないはずだ」
アルマナ「………」
ヴィレッタ「そして、ハザル・ゴッツォの言っていた『預かり物』というのはあなた方を指している事は間違いないでしょう」
アラド「ってことは、ゴラー・ゴレムがわざわざ仕掛けてくるのは、お姫さん達を救出するためなんスか?」
アルマナ「救出ならいいのですが」
ルリア「姫…!」
クォヴレー「………」
ゼオラ「でも、どうしてαナンバーズに密航しようなんて考えたのかしら…」
ヴィレッタ「当然の疑問だな。…アルマナ姫…あなた方にはスパイの容疑がかけられている」「今後の対応のためにも、密航の理由を聞かせていただきたい」
アルマナ「………」「…自由が…欲しかったんです」
アラド「自由?」
アルマナ「あなた方にはわからないでしょうね。私の気持ちは…」
ルリア「姫…」
アルマナ「ルリア…彼らに全てを話します…」
ルリア「………」
アルマナ「元々、私が地球へ行ったのは残り少ない時間を有効に過ごすためのことだったのです」
クォヴレー「残り少ない時間…」
アルマナ「私…本星にいる時には帝都の一室から外へ出ることは許されてなかったのです…」
ゼオラ「それはあなたが身分の高い人間であるからでは…?」
アルマナ「いいえ…。確かに私はゼ・バルマリィ帝国十二支族に通ずる出自ですが…」「私が姫と呼ばれるのは神体ズフィルードに捧げられる身であるからです」
クォヴレー「神体ズフィルード…」
アルマナ「ゼ・バルマリィ帝国臣民からあがめられる創世神のことです」
ヴィレッタ(この少女が…創世神ズフィルードの巫女…)
アラド「ちょ、ちょっと待った! 捧げられるって…それって…!?」
アルマナ「17歳の誕生日を迎えた日…私の身体はズフィルードに捧げられ、その精神は永遠の生命を得ます…」
ゼオラ「それは生贄ってことじゃないですか!」
ルリア「口を慎め、地球人! ズフィルードの巫女に選ばれることがどれだけの意味を持つかわかっているのか!」
アルマナ「…巫女誕生の神託が下るのはゼ・バルマリィの歴史の中でも百数十年ぶりのことでした」「それはつまり創世神ズフィルードの加護が帝国にあまねく降りる事と同義なのです」
アラド「で、でも…生贄にされるのって怖くないんスか…?」
アルマナ「巫女は臣民の希望を集める存在であり、創世神の寵愛を受けて永遠に生きる神の子なのです」「あなたが地球の人々を守るように私もその身によってゼ・バルマリィ帝国に繁栄をもたらすことが出来るのです」
ゼオラ「ゼ・バルマリィ帝国にそんな風習があったなんて…」
ルリア「地球人から見れば風習などという言葉で片付けられるようだな」「だが、ゼ・バルマリィ帝国は既に霊力の存在を解明し、それを活かす術を知っている」
クォヴレー(それが念動兵器であり、あのディス・レヴなのか…)
アラド「でも、生きている人間が犠牲になるなんておかしくないっスか…!?」「そりゃ、それで全ての人が救われるってのはすごいご利益だけど、でも、その人は死んでしまうわけで…」
アルマナ「ありがとうございます…。なぜ、そこまであなた方が私に対して同情的であるのかは理解出来ませんが…」「それがあなた方の優しさであることはわかります」
ゼオラ「アルマナ姫…」
アルマナ「創世神に捧げられることは光栄に思います。ですが、私はあまりにもこの世界の事を知らなさ過ぎました…」「だから、私は陛下に1年の期限付きで外の世界に触れることをお願いしたのです」
クォヴレー「その陛下というのは…」
アルマナ「ゼ・バルマリィ帝国の統治者、霊帝ルアフ様です」
ゼオラ「霊帝…」
アラド「ルアフ……」
ヴィレッタ(STMCの活性化、巨人族とプロトデビルンの侵攻、さらには別銀河、別次元からの敵…)(霊帝がそれを見越し銀河の力を集めようとしたのは、全てズフィルードの神託があったゆえか…)
アラド「しかし、これではっきりしたぜ。ゴラー・ゴレムは姫さん達を取り戻すために仕掛けてくるってことが」
ゼオラ「でも、この閉鎖空間にどうやって部隊を送り込んでくる気かしら?」
ルリア「この程度の次元錯綜などゼ・バルマリィ帝国の科学力なら侵入も造作はない」「我々も本星近くのクロスゲートを研究したからな。その技術の解明も間もなくだろう」
アラド「クロスゲート!? それってまさか…!」
ルリア「そうだ。お前達がゲートと呼んでいるものと同じものがバルマーにもあるのだ」
ヴィレッタ「そうか…! 帝国監察軍は自分達のゲートを送信に…」「地球側のゲートを受信に使っていたのか」
クォヴレー「なるほどな…。任意の地点に座標を設定することが出来なくとも…」「その二点を結ぶ術は確立しているわけか」
〔警報〕
ゼオラ「これは第一種戦闘配備命令…!」
〔扉の開閉音〕
リュウセイ「ヴィレッタ隊長! バルマーのお姫さんは!?」
ヴィレッタ「何があった、リュウセイ?」
リュウセイ「この空間に何者かが侵入しようとしてるらしい! きっとゴラー・ゴレムの連中だぜ!」
クォヴレー「来たか…」
リュウセイ「姫さん…。ラミアス艦長達があんたを連れてきてくれと言っている」「悪いが、俺と一緒に来てもらうぜ」
ルリア「無礼者! 地球人ごときが姫様に触れるな!」
アルマナ「あ…」
〔サイコドライバー能力発現〕
リュウセイ「ぐ…!?」
アルマナ「あなた…念動力の素質があるのですね…」
リュウセイ「あ…ああ…昔はな…」
アルマナ「昔?」
リュウセイ「今の俺にはそんな力は残されてねえんだよ…」
クォヴレー「………」
ヴィレッタ「リュウセイ、彼女達は私が博士のところへ案内する。出撃準備に入りなさい」
リュウセイ「了解!」
アラド「行こうぜ、クォヴレー!」
クォヴレー「ああ」
〔扉の開閉音〕
アルマナ(感じる…。あのリュウセイという方の中から…)
ヴィレッタ「姫…今、彼は自分の中で必死で戦っているのです」
アルマナ「え…」
ヴィレッタ「仲間の生命を奪った者への怒り…、そして、それ以上に守るべき者を守れなかった自分への怒りが…」「彼の心を常に追い立てているのです」
アルマナ「あなたは…」
ルリア「…ゼ・バルマリィ帝国の人間だな?」
ヴィレッタ「私に生まれの星などありません。ただ、この銀河に生きる一人の人間として己が使命を全うするだけです」
アルマナ「この銀河に生きる一人…」
ヴィレッタ「では、アルマナ姫…ご案内させていただきます」
アルマナ「この銀河に生きる人間としての使命…」

アークエンジェル 格納庫
リュウセイ「………」
〔歩み寄る足音〕
ヴィレッタ「どうした、リュウセイ?」
リュウセイ「…奴のことを考えてたんだ」「SRXを倒し、アヤの生命を奪った男、ハザル・ゴッツォ…俺は奴を…!」
ヴィレッタ「リュウセイ…。お前の中で燃えている怒り…それをためらわないで」
リュウセイ「え…?」
ヴィレッタ「相手を倒したいのなら、お前の全ての力で戦いなさい。その怒りを力に変えて」
リュウセイ「怒りを力に…」「………」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「人形達の宴」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
アラド「ん? クォヴレーはどうしたんだ?」
ゼオラ「さっきまで格納庫にいたと思ったけど…」
キース「ビビって震えてる…ってタイプとは思えないけど…」
コウ「彼のことだ。何か考えがあるのかも知れない…」
大文字「サコン君、次元境界線のゆらぎはどうなっている?」
サコン「依然として安定しません。これは外部から何らかの力が加わっているためと思われます」
ブライト「いよいよ来るか…ゴラー・ゴレム…」
マックス「確かに我々は地球どころか通常空間への帰還も絶望的な状況ではあるが…」「むざむざと敵にやられるわけにはいかない…!」
マリュー「総員、戦闘配置! 我々は全力で敵の迎撃に当たります!」
ベス「希望を捨てるな! 外から敵が侵入出来るなら我々にも脱出手段はあるはずだ!」
シェリル「………」
ギジェ「シェリル…」
シェリル「三重連太陽系にたどり着けたのがイデの導きなら…」「この閉じられた空間で私達が滅ぼされるのもイデの導きかも知れない…」
竜馬「だったら、どうだと言うんです!」
コスモ「イデの導きだろうとそれに屈してたまるかよ!」
真吾「確かに、今回の一連の事件には俺達が及びもつかないような何かが一枚噛んでいるようだが…」
レミー「私達、ハイそうですかとそれに従えるほど素直じゃないのよね」
シェリル「………」
J「………」
ルネ「J…」
凱「俺達に手を貸してくれるのか、J…?」
J「言葉は不要だ、凱。全銀河のために戦ったお前達の志、確かに受け取った」「赤の星の戦士としての使命を果たした今、私とジェイアークの力、お前達に貸そう」
鋼鉄ジーグ「へへ…随分と長い付き合いだがまともに話すのは初めてだな」
イサム「ま…この後は短い付き合いになるかも知れないが、よろしく頼むぜ」
J「こちらこそな、地球の戦士達よ」
ゴルディマーグ「ガオガイガー、ゴルディオンクラッシャーは1回の出撃で1度しか使えない!」「使い所を間違えるなよ!」
凱「了解だ!」
〔マクロスの通信音〕
サリー「次元境界線のゆらぎ、さらに増大しています!」
エキセドル「どうやら、その時が来たようです…」
〔ゲート開放〕
〔クロスゲート展開〕

アラド「あれは!?」
ゼオラ「ルリアさんの言う通りね。奴らはクロスゲートを制御してこの空間に侵入してくる…!」
〔ゲート解放〕
〔敵ユニット表出〕

リュウセイ「ハザル!」
ハザル「いい気合だ、リュウセイ・ダテ。心配しなくても俺はここにいる」「お前達の最期を見るためにな」
ブライト「ゼ・バルマリィ帝国監察軍、ゴラー・ゴレム司令ハザル・ゴッツォ、応答を願う」「こちらはαナンバーズ代表、ブライト・ノア。貴官との交渉を希望する」
ハザル「アルマナ様を人質にして俺達を引き揚げさせるつもりか? 姑息な連中だ」
ブライト「遺憾ながら、その通りだ……」
ハザル「断る」
マリュー「な…!?」
バラン「ハザル! アルマナ様を見捨てる気か!?」
ハザル「俺だって出来ることならお救いしたい…」「だが、奴らは姫を盾にとりこちらを背後から討つ気だ…。その手に乗るわけにはいかん!」「我々はゼ・バルマリィ帝国と陛下のためにも敗北は許されないのだ!」
バラン「………」
ハザル「バラン…姫様の救出はお前に任せる」
〔サイコドライバー能力発現〕
アルマナ「あっ!」
ルリア「どうなさいました、姫様!」
アルマナ「ハザルの念が…私を…とらえました…」
ハザル「今、姫様の位置は確認した。姫様はあの艦にいらっしゃる」
〔カーソル、ツクヨミを指定〕
バラン「それさえ分かれば充分! 司令! 姫様はワシがお救いいたす!」
ハザル「頼むぞ、バラン。だが、気をつけろ…あちらの艦は姫様の生命を断つ気でいる」
〔カーソル、マリューを指定〕
バラン「心得た…! まずは、あの艦を叩き、その上で姫様をお救いする!」
ハザル(相変わらず単純な男だ。その手でアルマナを殺すがいい、バラン・ドバン…)
〔バラン、エネルギー上昇〕
リュウセイ「あのケンダマ侍、すごい気迫だぜ…!」
アラド「確か、あのオッサンもお姫さんのお付ッスよね!?」
ハザル「全軍、攻撃開始だ! 我らの希望たるズフィルードの巫女を奪いし卑劣な輩を叩き…」「この銀河がゼ・バルマリィ帝国のためにあることを教えてやるのだ!」「なお、バラン・ドバンがアルマナ様を救出するまで後方の3艦には手出しすることを禁じる!」
マックス「仕掛けてくるか…!」
フォッカー「元々交渉がうまくいくとは思ってなかったんだ! こうなったら正面から戦うまでだぜ!」
鉄也「死力を尽くしての戦いだ! 簡単に勝てると思うなよ!」
凱「帝国監察軍! 俺達の限界の力と勇気、見せてやる!」
リュウセイ「出て来い、ハザル! お前とも決着をつけてやる!」
ハザル「…いいだろう、リュウセイ。ただしお前達が俺を引きずり出せたらの話だ」
アラド「くそっ! この一大事にクォヴレーの野郎、何してやがんだ!?」
<戦闘開始>

<1EP>

ゼオラ「あの鉄球を持った敵の狙いはアークエンジェルのようです!」
アラド「で、でも、あいつはアルマナ姫のボディガードなんだろ?」「助けに来たならわかるけど、どうしてアークエンジェルに攻撃を仕掛けるんだよ!?」
アスラン「理由は不明だが、以前の戦闘でも奴らはアルマナ姫に構わず攻撃を仕掛けてきた…」
キラ「じゃあ、あの人がαナンバーズに密航した理由は…」
カガリ「生命を狙われたため…!」
アラド「じゃああいつら、アルマナ姫を殺すために、ここまで達を追ってきたのかよ!」
ゼオラ「あの人達の歯切れが悪かったのはそのためだったのね…」
リュウセイ「男としてこんな状況を見逃すわけにはいかねえ!」「ケンダマ侍! ハザルを倒す前にお前の相手をしてやるぜ!」

<アラドvsバラン>
アラド「あのケンダマ親父に目に物見せてやろうぜ! ビルガー!!」

<リュウセイvsバラン>
リュウセイ「用があるのはお前じゃねえ! 後ろの男だ!!」

<バラン撃破・敵増援1出現>
〔バランに爆発〕
バラン「くっ! このベミドバンに土を付けるとは!」
バラン「ハザル! 後は頼むぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
ハザル「バランめ…。口ほどにもない…!」
リュウセイ「ケンダマ侍は倒してた! 出て来やがれ、ハザル!!」
ハザル「…いいだろう。そろそろ俺も見飽きてきたところだ」「リュウセイ・ダテ! 俺とヴァクランが相手をしてやる!」
〔敵ユニット出現〕
アムロ「出てきたか…!」
竜馬「クロスゲート防衛艦隊を壊滅させ、SRXを倒し、アヤ大尉の生命を奪った男…」
万丈「ゴラー・ゴレム司令、ハザル・ゴッツォとその乗機ヴァイクラン!」
ハザル「絶望の宴にようこそ、勇猛なるαナンバーズの諸君…」「お前達はよくやってくれたよ。プロトデビルンの謎を解き、宇宙収縮現象も制止してくれた」「ゼ・バルマリィ帝国を代表して、礼を述べよう」
リュウセイ「貴様…っ!」
ヴィレッタ「まだよ、リュウセイ」
リュウセイ「隊長…」
ヴィレッタ「怒りの炎を身体の内に溜めなさい」
マックス「ハザル・ゴッツォ、帝国監察軍の目的は我々を銀河制覇の駒とすることではなかったのか?」
ブライト「お前達はそのためにαナンバーズを銀河へと誘導したはずだ」
ハザル「その通りだ。…だが、我々ゴラー・ゴレムはもう一つの任務を負っていたのだ」
ヒイロ「サイコドライバー、イルイ・ガンエデンの捕獲か…」
ルリア「イルイ・ガンエデン…!?」
アルマナ「ハザル! もう一つのズフィルードの巫女は死んだはずではなかったのですか!?」
ハザル「さてな…」
アルマナ「シヴァーは陛下に偽りの報告をしていたのですね…!」「ハザル・ゴッツォ! それがゼ・バルマリィ帝国の臣民のすることか!」
ハザル「うるさい姫様だ。やはり、お前もここで消えてもらおう」
ルリア「ハザル・ゴッツォ…!」
ハザル「そうだ! イルイ・ガンエデンはルアフを倒すための切り札となるのだ!」「神体ズフィルードを制御できるのは完成されたサイコドライバーだけ…」「忌々しいことに現時点ではこの銀河中でも霊帝ルアフとあの小娘だけということだ」
サンシロー「どうして奴らがガンエデンの事を知っているんだ…!?」
健一「あの口ぶりではまるでゼ・バルマリィの本星にもガンエデンがあるようだが…」
ハザル「その通り。お前達がガンエデンと呼んでいるあのシステム…」「我らの母星にもあれと同じものがあるのだ」
凱「何だと!?」
ヴィレッタ(やはり、バラルでの戦いともう一つのガンエデンが帝国監察軍を再び地球に呼ぶ契機となったか…)
ハザル「ただ違うところは数万年を眠っていたお前達のガンエデンと異なり…」「ゼ・バルマリィ本星のシステムはその代行者と共に稼動し続けていたことだ」
忍「その代行者ってのが…」
アムロ「ゼ・バルマリィ帝国の統治者、霊帝…その名もルアフか…!」
ハザル「そして、我らはそのシステムをズフィルードと呼んでいる」
コウ「では、俺達が戦った艦隊司令の搭乗していた機体は…」
ハザル「そう。真のズフィルードを模したものだ」「お前達は中途半端な覚醒だったとは言え、ガンエデンを倒すだけの力を持っている」「どうだ? 俺達に降り、共に諸悪の根源である霊帝ルアフを討たないか?」
アルマナ「ハザル・ゴッツォ…あなたは…!」
ルリア「自分の言っていることがわかっているのですか!?」「あなたは恐れ多くも陛下に叛旗を翻しているのですよ!」
ハザル「黙れ、侍従…! 俺は最初からそのために銀河の辺境の地球まで来たんだ」「シヴァー閣下のご命令によりな!」
リュウセイ「………」
洸「…こいつら、どこまでも俺達を利用する気なのか…!」
鋼鉄ジーグ「その霊帝ルアフってのがどういう野郎かは知らないが一つだけはっきりとしている事がある!」
豹馬「それは、てめえらがド悪党だってことだ!」
ハザル「………」
アスカ「いい加減にしなさいよ! この卑怯者!」
キラ「僕達の…他人の生命を何だと思っているんだ!?」
コスモ「お前達のエゴで俺達の生命が振り回されてたまるかよ!」
ジュドー「ルアフってのが地球に仕掛けてくるってんなら俺達で相手をするまでだぜ!」
キリー「そういうこと。自分の星の権力争いで他人の星を巻き込むのは勘弁してほしいね」
ハザル「………」
鉄也「お前達は自らの野望のために多くの人間の生命や幸せを奪った…!」
ノリコ「そんなあなた達を私達は絶対に許しはしない…!」
アラド「も一つおまけだ! イルイは絶対におれ達が守ってみせる!」
ハザル「…黙って聞いていればこの俺にナメた口を利いてくれる!」「寝起きのガラクタを倒したぐらいでいい気になるなよ! 地球人ごときが!」「俺の申し出を蹴った罰だ! お前達はここで消滅させてやる! チリ一つ残さずにな!」
イサム「どうやら野郎の本性が出てきたようだぜ…!」
ハザル「お前達を片付けたら、次は地球だ!」「地球に住む全ての人間を消してやる! 虫ケラのようにな!」
リュウセイ「ハザルゥゥッ!!」
〔リュウセイ、ハザルへ隣接〕
ハザル「無駄だ…! お前の攻撃は俺には通用しない!」
リュウセイ「うおおおおっ!!」
[イベント戦闘「アルブレードカスタムvsヴァイクラン」]
〔ハザル、爆発しながら後退〕
ハザル「何っ!?」
リュウセイ「虫ケラだと…!? もう一度言ってみろ、ハザル!」「お前が生命を奪った多くの人達やアヤにだって生きる権利があった…!」「それを奪う権利がお前のどこにある! 言ってみろ、ハザル!!」
ハザル「黙れ…!」
〔ハザルから念の力の広がり〕
〔リュウセイ、爆発しながら後退〕

リュウセイ「ぐっ!!」
ハザル「力を失ったお前ごときが俺に…閣下から賜ったヴァイクランに傷をつけるとは!」「許さんぞ、この虫ケラがぁっ!!」
忍「言っておくが、それはこっちのセリフだぜ!」
カミーユ「お前という存在を許せば俺達の今までの戦いが全て無意味になってしまう…!」
甲児「人の生命の価値がわからぬてめえだけは絶対に許さねえ!」
ハザル「いいだろう…。ならば、宴の幕を開けてやる…」「お前達の恐怖と絶望を添えてな!」
リュウセイ「やれるものならやってみやがれ、ハザル!」「俺は…俺達は絶対にお前には屈ねえぞ!!」

<スペクトラと戦闘>
スペクトラ「アルマナ様の生命はここで尽きるのさ。そして、お前達の命運もね」

<アラドvsハザル>
アラド「おれ達がいる限り、あんたらにイルイは渡さねえ!」
ハザル「貴様、誰に向かって口を利いている…?」「俺はハザル・ゴッツォだ。貴様らが俺の前で口を開くときは悲鳴をあげるか、許しを請う時だけだ!」

<リュウセイvsハザル>
ハザル「無様だな、リュウセイ! 力を失ってなお、この俺に向かってくるとは!」
リュウセイ「黙れ、ハザル! てめえを倒すのに念動力なんざ必要ねえ!」「アヤの悲しみ、ライの怒り、マイの祈り、その全てをてめえにぶつけてやる!」
ハザル「やってみるがいい! 地面にはいつくばるのがお似合いの貴様に出来るのならな!」

<スペクトラ撃破>
スペクトラ「哀れね…ヴェート」
ヴィレッタ「………」
スペクトラ「お前達はカゴの中の小鳥…。いくらもがこうと、ここからは抜け出すことは出来ない」「そう…死ぬまでね」(後は任せるわ、キャリコ…)
〔敵ユニット離脱〕
ヴィレッタ「この妙な感覚…。やはり、あの女は私の…」「ならば、クォヴレーもそれを感じて…」

<ハザル撃破・敵増援2出現>
ハザル「フフフ…」「ハハハハハ…!」
鋼鉄ジーグ「野郎! 何がおかしい!?」
忍「へ! 俺達に負けたんでどうかしちまったみたいだぜ!」
ハザル「これは失礼をした。だが、お前達があまりに哀れなのでな」
J「何っ…!?」
凱「どういう意味だ!?」
ハザル「言葉通りだ」「エツィーラの奴はお前達を無限の力の天秤を揺らす存在だと言っていたが…」「それはあの女の買かぶりのようだ」
ガムリン「エツィーラとはあの惑星ラクスの遺跡であった女のことか…!」
洸「あの女…俺達のことを調べていたみたいだが何を知っているというんだ…!」
ハザル「その答えを知る必要はない。なぜなら、無限の力を発動させる鍵は俺も持っているのだからな…!」
〔ハザルから念の力の広がり〕
ヴィレッタ「この力は…!?」
ハザル「ハハハハハ! このヴァイクランは俺の念動力を増幅し力と変える機体だ!」「どうだ、リュウセイ!」「これがお前の失った力…、アカシック・レコードにアクセスするサイコドライバーの力だ!!」
サコン「アカシック・レコードだと!?」
リュウセイ「く…!」
ハザル「お前は目障りだ! ここで消えてもらうぞ!」
リュウセイ「そんな力なんて…!」
〔ハザル、リュウセイへ隣接〕
ハザル「消えろ、リュウセイ・ダテ!」
リュウセイ「そんな人殺しのための力なんて俺は欲しくねえ!!」
[イベント戦闘「リュウセイvsハザル」]
リュウセイ「うおおおっ!!」
〔リュウセイに爆発〕
ハザル「出来損ないが! 身の程を知れ!」
〔サイコドライバー能力発現〕
ハザル「ぐ…!」
洸「何だ…!? 奴の念が乱れているのか!」
ハザル「力を使い過ぎたか…」「全軍、後退だ! 後はギメルに任せる!」
万丈「待て、ハザル・ゴッツォ!」
ハザル「心配するな。次の機会には決着をつけてやる」「それまで恐怖と絶望にお前達が押しつぶされなければの話だがな!」
〔敵ユニット離脱〕
〔クロスゲート消失〕

忍「リュウセイ! おい! 返事をしやがれ!!」
リュウセイ「だ、大丈夫だ…。まだ…生きてる…」
豹馬「よっしゃ! それでこそだぜ!」
ブライト「近くの機体はリュウセイとアルブレードを回収しろ」
〔アークエンジェルの警報〕
ミリアリア「え…これ何っ!?」
サイ「艦長! アークエンジェルに侵入者です!」
マリュー「何ですって!?」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

アークエンジェル食堂
〔銃声〕
アルマナ「お、お前は…バルシェムの…」
キャリコ「お覚悟を、アルマナ様…」
ルリア「姫様! ここは私が!」
キャリコ「無駄だよ、侍従。お前ごときに俺を止めることは出来ん」
〔銃声〕
ルリア「くっ…!」
キャリコ「侍従…お前は殺さない。参謀にそう命令されているのでな」
ルリア「エイス騎爵が…!?」
キャリコ「そうだ。お前には利用価値があるそうだからな」「だから、任務完了後…お前は俺と来てもらうぞ」
ルリア「私の使命はアルマナ様をお守りすることだ! 貴様ごときバルシェムにやらせてなるものか!」
キャリコ「俺はバルシェムではない。…俺はキャリコ・マクレディだ」
アルマナ「ルリア!」
キャリコ「死ね、アルマナ…」
〔武器を振るう音〕
〔金属の落ちる音〕

キャリコ「くっ…仮面が…!」
???(クォヴレー)「キャリコ…。お前の本音、聞かせてもらったぞ」
キャリコ「アイン…!」
クォヴレー「キャリコ・マクレディ…いや、ギメル・バルシェム…」
キャリコ「貴様…」
クォヴレー「いくら否定しようとお前もバルシェムの刻印から逃れることは出来ない…」「俺がアイン…16号ならお前はギメル…3号というわけだ」
キャリコ「俺をお前と同じだと思うな」「確かに俺は人工生命体だ。だが、お前のような量産モデルとは違う」「俺は最初からお前達を指揮するために選ばれた存在なのだ」
クォヴレー「小さなプライドだな…」
キャリコ「何っ…!」
クォヴレー「アルマナ、ルリア…ここは俺に任せろ」
アルマナ「しかし…」
キャリコ「アイン! 貴様がなぜアルマナ姫に味方する!?」
クォヴレー「その女には借りがある…。戦いに巻き込んだという借りがな…」
アルマナ「あなた…あの時のことを…」
クォヴレー「…早く行け」
アルマナ「感謝します、クォヴレー。そして、訂正しましょう」「あなたはバルシェムとは違うようです」
〔走り去る足音〕
キャリコ「くっ…」
クォヴレー「追わないのか、ギメル? このままでは任務は失敗になるぞ」
キャリコ「かまわんさ。今の俺には任務よりも優先すべきことがある…」
クォヴレー「バルシェムの台詞とは思えんな…」
キャリコ「言ったはずだ。俺はバルシェムではない」「貴様をこの宇宙から消滅させてその証を立ててやる…!」
クォヴレー「来い…。俺もお前の存在には飽きた…」「過去に決着をつけるためにも俺はお前を討つ!」
〔機関銃の銃声〕
〔榴弾の発射音〕

キャリコ「少しは楽しませてくれるな、アイン!」
クォヴレー「その手の台詞は聞き飽きた!」「そんなことをしても、押さえようのないお前の殺意は伝わってくるぞ!」
キャリコ「お前を殺せる喜びだと思え!」
〔機関銃の銃声〕
〔榴弾の発射音〕
〔走り寄る足音〕

リュウセイ「クォヴレー!」
キャリコ「ちっ…邪魔が入ったか!」
クォヴレー「隙だらけだぞ、キャリコ!」
〔武器を振るう音〕
キャリコ「くっ…アイン…! それにヴェートか…」
ヴィレッタ「キャリコ・マクレディ…」
キャリコ「………」
クォヴレー「お前が俺を憎む理由はわかる。それは…お前がイングラム・プリスケンのクローンだからだ」
キャリコ「その通り…だからこそ俺はオリジネイターの存在を消す!」「そして、俺自身が新たなオリジネイターとなるのだ!」
ヴィレッタ「お前は…」
キャリコ「来い、アイン! 別の場所で決着をつけてやる!!」
クォヴレー「いいだろう…! お前の自分探しに付き合うのも今日までにさせてもらう!」
〔走り去る足音〕
リュウセイ「待ちやがれ!」
クォヴレー「リュウセイ少尉、ここは俺に任せてくれ」
リュウセイ「だが、イングラム少佐のコピーである奴を放っておけるかよ!」
クォヴレー「イングラム…イングラム…。お前もキャリコと同じく、奴の呪縛に捕らわれているのか…」
リュウセイ「どういう意味だ!?」
クォヴレー「イングラムなどいない!」
リュウセイ「クォヴレー…」
クォヴレー「イングラム・プリスケンはもうこの世界にいないんだ…」「ここにいるのは…俺だ…」
〔走り去る足音〕
リュウセイ「クォヴレー…お前…」
ヴィレッタ「………」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔敵ユニット出現〕

ヒルデ「あの黒い機体は!」
デュオ「くそっ! アークエンジェルに侵入されるとは!」
〔味方ユニット出現〕
ゼオラ「クォヴレー!」
クォヴレー「奴は俺が追う! お前達は敵の第二波に備えてくれ!」
キャリコ「くっ…!」
〔敵ユニット離脱〕
クォヴレー「逃がさんぞ、キャリコ!」
〔味方ユニット離脱〕
ゼオラ「クォヴレー…」
アラド「あいつ、奴との決着をつける気か…!?」
【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

キャリコ「来たか、アイン…!」
クォヴレー「キャリコ…お前が俺の存在を抹消することで自分を確立させるように…」「俺もお前を倒す…!」「俺が俺であるためにな…!」
キャリコ「貴様…!」
クォヴレー「そして、お前を解き放ってやる…イングラム・プリスケンの呪縛からな!」
<戦闘開始>

<キャリコ撃破>

〔キャリコに爆発〕
キャリコ「アイン! 貴様の存在は俺が決めたはずだ!」「任務のためだけに作られた人形…それがお前だ!」
クォヴレー「…哀れだな、キャリコ…」
キャリコ「何…!?」
クォヴレー「お前は以前の俺と同じだ。自分という存在を見つけるために鏡を必要とするところがな」
キャリコ「………」
クォヴレー「お前にとって自分を確認する方法…」「それはイングラムの影を…」
キャリコ「黙れ!」
〔魔の叫び〕
クォヴレー「何だ…!? ディス・レヴが活性化している…!?」
〔クロスゲート展開〕
〔ゲート開放〕
〔敵ユニット表出〕

キャリコ「エイス騎爵…!」
エイス「………」
〔サイコドライバー能力発現〕
〔魔の叫び〕

クォヴレー「奴とクロスゲートの出現にディス・レヴが反応している…!?」「このままでは制御不能に…!」
エイス「消えろ…」
〔エイス、クォヴレーへ接近〕
クォヴレー「!」
〔エイス、MAP兵器「ゲルーシュ・エハッド」使用〕
クォヴレー「駄目だ…! アストラナガンが!」
〔魔の叫び〕
〔味方ユニット撃破〕

キャリコ「おお…!」
エイス「奴の死により、ディス・レヴも消滅した…」「やはり、あの力…人の手に余るものであるようだ…」
キャリコ「………」
エイス「任務は完了した。帰還する…」
キャリコ「………」
〔敵ユニット離脱〕
〔クロスゲート消失〕

【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

太陽系 アステロイドベルト
イカロス基地

イカロス基地 司令室
タシロ「よく帰ってきてくれた、天海護君、戒道幾巳君」
戒道「僕達が通ってきたルートを分析すればあの閉鎖空間への入口も特定出来るでしょう」
護「お願いします、提督。凱兄ちゃん達を…αナンバーズを救い出して下さい」
タシロ「無論だ。彼らはこの地球と銀河を救うための希望なのだから」
副長「タシロ提督、両名からの報告により閉鎖空間と通常空間の接点はほぼ特定出来ました」
タシロ「後はその閉じられた空間へ救援を送り込む術か…」
〔扉の開閉音〕
オオタ「…その役目を果たすことが出来るのは彼らしかいないでしょう」
タシロ「おお…では、ついに…」
オオタ「既にパイロット2名と機体、ならびにそれを補佐する人員も到着しました」
タシロ「あの少女がもたらした一筋の光明…。それを活かせるかに人類の命運はかかっている…」
〔扉の開閉音×2〕
カズミ「失礼します。救出部隊のメンバーをお連れしました」
タシロ「行ってくれるかね、ゼンガー・ゾンボルト少佐」
ゼンガー「無論です。それこそが自分に課せられた使命です」
レーツェル「銀河の彼方に希望があるのなら我々は必ずそれを持ち帰ります」
タシロ「頼むぞ、レーツェル・ファインシュメッカー君。そして…」
ライ「………」
マイ「………」
タシロ「新生SRXチームの諸君…」
【シナリオエンドデモ終了】


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