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No.46A
さらば父よ、戦士達の旅立ち

【シナリオデモ開始】
???(イルイ)「…さん…宙さん……」
宙「俺を呼ぶのは誰だ…? そして、この空間は…」
〔歩み寄る足音〕
???(フローラ)「ここは…」
宙「お前は…フローラ!」
フローラ「司馬宙…。ここはいったいどこなんだ…!」
???(イルイ)「ここは夢の世界…。今、あなた達の心はつながっている…」
宙「お前はまさか…」
???(イルイ)「宙さん…後はあなたにお任せします」
宙「……」
フローラ「………」
宙「どうする、フローラ? 俺と戦うか…」
フローラ「ここが夢の世界であるのならそんなことをしても無駄だろう…」
宙「ならば、俺と話をしないか?」
フローラ「話だと?」
宙「そうだ…。俺は君と話がしたいんだ」
フローラ「………」
宙「俺達は地球を追放されたことでこの銀河に人知を超えた危機が迫っていることを知った…」「その危機…アポカリュプシスに立ち向かうためにも、無益な戦いをいつまでも繰り返してはいけない」
フローラ「無益な戦い…」
宙「そして、一日も早く戦いを終結させるには君の力も必要なんだ」「この間の戦いの後からずっと考えてきた。君ならきっと俺達の気持ちを理解してくれるはずだ…」「フローラ、俺達と手を組んで、竜魔帝王の野望を葬ってくれ」
フローラ「………」
宙「どうしたんだ、フローラ?」
フローラ「来ないで…!」
宙「君が俺を拒むのは、この間の話…竜魔帝王が君の運命を変えたことに関係しているのか?」
フローラ「………」
宙「教えてくれ、フローラ! 君と竜魔帝王の過去には、いったい何があったんだ!?」
フローラ「………」「…竜魔帝王は私の生命を救ってくれた者なのだ」
宙「何だって!?」
フローラ「…遥か古代…山岳地方の村を治める村長の娘として生まれた私は平和に暮らしていた」「しかし、ある日突然、村は狼に襲われた」
宙「………」
フローラ「私はその時、生命を落とした…」「そして、次に私が目を覚ましたのは竜魔帝王の前だった」「竜魔帝王は私に言った。愛のために生命を落とした私を甦らせたのは愛というものの無力さを教えるためだと…」「そして、竜魔帝王は私に永遠の忠誠を誓わせた…。断れば、私の生命の灯火を消すと…」
宙「そんな馬鹿な話があるか! 君は竜魔帝王に脅迫されているだけじゃないか!」
フローラ「………」
宙「なぜ俺達は戦わなければならないんだ! 世界征服に何の意味があるんだ!」「君は温かい血が通っているじゃないか。お互いに手を取り合って平和な世界を創り巨大な危機に立ち向かっていこう!」
フローラ「…私は…竜魔帝王に仕える将軍だ」
宙「それが君の本心なのか!?」
フローラ「………」
宙「フローラ…君はそんな女じゃない! 君は人のために生命を投げ出すことが出来る人間じゃないか!」「君の心の中には温かい愛情があるんだ! だから俺は君を信じ、こうして君に語りかけているんだ!」
フローラ「言うな、司馬宙…」
宙「フローラ! 待ってくれ、フローラ!!」「フローラ!!」
〔画面、発光〕

阿蘇山 地底帝国本拠地

地底帝国 牢獄
フローラ「う…うう…」
イルイ「………」
フローラ「そうか…。私は竜魔帝王の不興を買い、この牢に閉じ込められたのだった…」「お前は…ずっと私の側にいたのか…?」
イルイ「あなたが…悲しそうだった…から…」
フローラ「まさか、さっきの夢はお前が…!?」
イルイ「………」
フローラ「余計な真似を…! 私は竜魔帝王に仕える将軍だ! 人間としての心など必要ないのだ!」
イルイ「あなたは…嘘をついてる…」
フローラ「お前は…」
イルイ「あなたに…思い出して欲しい…戦うことの…無意味さを…。そして…人間の心の…素晴らしさを……」
フローラ「………」
〔機体が歩み寄る足音〕
地獄大元帥「フローラ将軍…」
フローラ「地獄大元帥…! 何をしに来た!?」
地獄大元帥「いや…お主にも出陣前の挨拶をしようと思ってな…」
フローラ「………」「地獄大元帥…私をここから出してもらえぬだろうか?」
地獄大元帥「………」
フローラ「私は竜魔帝王の不興を買った…。ならば、次の戦いの結果がどうあろうと私は殺される…」「ならば、私は最期の時まで地底帝国の将軍として戦いたいのだ。頼む…私を無駄死にさせないでくれ…」
地獄大元帥「………」
イルイ「フローラ…さん……」
地獄大元帥「いいだろう、フローラ。ならば牢を抜け、我ら本隊より先に科学要塞研究所へ向かうがいい」
フローラ「すまん、地獄大元帥…。お前には迷惑をかけぬことを約束する」
イルイ「駄目…! フローラ…さん……!」
フローラ「娘…少しの間だが優しい夢を見させてくれたことを感謝する…」
〔走り去る足音〕
地獄大元帥「行ったか…」
イルイ「………」
地獄大元帥「どうした、ガンエデンの神子よ? ワシとて、この程度の度量はある」
イルイ「あなたは…フローラさんを…」
地獄大元帥「…無理にしゃべる必要はない。お前の力はαナンバーズを倒した後、じっくりと使わせてもらう」「まずはこの暗く湿った地底で奴らの断末魔の叫びを聞かせてやろう」「あわれなフローラとお前が信じたαナンバーズの連中のな」
イルイ「………」

相模湾 科学要塞研究所 αナンバーズ

科学要塞研究所
剣造「甲児、鉄也…。そして、αナンバーズの諸君、無事で何よりだ」
甲児「お父さんこそ…俺達のいない間、よく日本を地底帝国から守り抜いてくれました」
剣造「それは我々の力だけではない。連邦軍や政府の中にも心ある人間はまだ数多く残されている…」「彼らの必死の努力によって日本は守られてきたのだ」
鉄也「軍の全てがブルーコスモスに牛耳られているわけではないのですね」
弓教授「その通りだ。それは岡長官やイゴール長官…そして、君達の力でもある」
さやか「私達の?」
弓教授「そうだ。総司令部の指揮下から外れてでも日本を守るために戦っている彼らは…」「口々にαナンバーズに勇気をもらったからだと言っている」
甲児「鉄也さん…」
鉄也「ああ…。俺達の戦いは無駄ではなかったってことだ」
剣造「そういった人達は決して悪に屈することなく戦ってきた。君達がいつか帰ってくることを信じて」
竜馬「でも、俺達は…地球から追放されている状態です」
早乙女「心配するな、リョウ君。いつか人々も真実をわかってくれる」
大利「その時までは、我々科学者グループが君達を何としても守ってみせよう」
大文字「ありがとうございます、皆さん」
剣造「何を言うのです、大文字博士。我々は今までαナンバーズに何度も救われてきました」
弓教授「我々に出来るのはこんなことぐらいなのです」
早乙女「最後ははあなた方の力に頼らせていただきますぞ」
リュウセイ「任せて下さいよ! そのために俺達は地球に帰ってきたんですから!」
忍「ああ…。イゴール長官の遺志は俺達が継いでみせるぜ」
早乙女「もうすぐ地底帝国が最後の決戦を挑んでくる…」
弓教授「Dr.ヘルに始まり、恐竜帝国、ミケーネ帝国、邪魔大王国と続いた一連の戦いの決戦だ」
剣造「頼むぞ、αナンバーズ。君達の力で、この戦いに終止符を打ってくれ」
甲児「はい!」
忍「へ…決戦って聞けばイヤでも燃えてくるぜ」
リュウセイ「ああ…! この戦いで日本を解放し、イルイ・ガンエデンを保護してみせるぜ」
剣造「甲児、鉄也、ジュン…」
甲児「何です、お父さん?」
鉄也「決戦前に何かアドバイスでも?」
剣造「いや…もうお前達は一人前の戦士だ。私から教えるべきことは何もない」
ジュン「珍しいですね…。所長が私達のことを誉めるなんて」
剣造「私からお前達に送る言葉は一つだけだ…」「必ず生きて帰ってくるんだぞ。…親として願うことは、それだけだ…」
鉄也「所長…」
甲児「わかってます、お父さん…」「俺は力の限り戦います…。地獄大元帥…いや、Dr.ヘルがマジンガー打倒に執念を燃やすなら…」「俺はおじいちゃんが設計し、お父さんと弓教授が改良を加えたマジンカイザーで奴を迎え撃ちます…!」
シロー「頑張ってね、アニキ! 鉄也さん、ジュンさん!」
甲児「任せとけって! 俺達は絶対に負けたりはしねえよ!」
鉄也「愛すべき者、守るべき者がある限り俺達は必ず勝利してみせる」
剣造「信じているぞ、諸君…」

マシンファーザー
遷次郎「…以上がお前が問い合わせた古代史に残された伝説の真相だ」
宙「そうか…やはり、そうだったのか…」「しかし、驚いたぜ…。科学要塞研究所に父さんの本体が移設されていたとは…」
遷次郎「ここは今や日本の守りの中心だからな。私もその防衛には協力させてもらっている」「宙…お前が私を訪ねるとは何か心に不安があるためではないのか?」
宙「さすがにお見通しか…」「父さん…俺は前の戦いで竜魔帝王の力の一部を見た…」
遷次郎「………」
宙「その力はヒミカを凌駕し、消耗していたとはいえ、俺達は撤退せざるを得ないほどだった…」「父さん…俺は恐ろしい。俺は奴に敗北し、母さんやまゆみを残して死んでしまうのが恐ろしいんだ!」
遷次郎「宙…お前はもう立派な一人前の戦士だ。私からお前に言ってやれることはもう無いかも知れない…」「だから、これがお前に送る最後の言葉になるだろう」
宙「何でもいい…早く言ってくれ!」
遷次郎「…宙、忘れろ。全てを忘れて死ぬがいい。そして、お前は死んで生きるのだ!」
宙「父さん…」
〔扉の開く音(マシンファーザー)〕
美和「宙さん! 地底帝国の先発隊らしき部隊が研究所に接近中だそうよ!」
宙「よし! 俺達も出撃だ!」
遷次郎「宙、卯月君…健闘を祈るぞ」
美和「はい! 今日という日のために私達は戦ってきたのですから」
宙「父さん…。さっきの言葉の意味は俺にはよくわからない…」「だが、俺は戦う…。仲間達と自分の力を信じて!」
遷次郎「そうだ、宙! お前は…鋼鉄ジーグは不死身だ!」「その力で人々の幸せを悪の手から守り抜くのだ!」
宙「おう!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「さらば父よ、戦士達の旅立ち」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
甲児「いよいよだぜ、鉄也さん」
鉄也「ぬかるなよ、甲児君」
美和「宙さん…」
鋼鉄ジーグ「心配するな、ミッチー。俺は戦う…力の限りな」
大利「来るぞ、諸君!」
大文字「αナンバーズ、迎撃用意!」
〔敵ユニット出現〕
忍「来やがったか!」
雅人「あれ? 決戦にしちゃ随分とこじんまりとしてない?」
アラン「油断するな、式部。あれは偵察目的の先発隊かも知れない」
ブンタ「ならば、あの程度の相手に戦力を消耗させるわけにはいきませんね」
ヤマガタケ「よっしゃ! 一気に土俵際まで追い込んでやるぜ!」
フローラ「αナンバーズ! そして、鋼鉄ジーグよ!」
鋼鉄ジーグ「フローラ…」
フローラ「我こそは地底帝国の支配者竜魔帝王の腹心、フローラ将軍だ!」「我が誇りと地底帝国の悲願達成のため貴様らの生命、貰い受ける!」
竜馬「宙! 彼女のことはお前に任せる!」
サンシロー「お前が彼女を救いたいと言うなら、俺達はバックアップを惜しまないぜ!」
美和「どうするつもり、宙さん?」
鋼鉄ジーグ「まずはフローラに呼びかけ、その真意を確かめてみる…」「すまないな、ミッチー。危険な賭けに巻き込んじまって」
美和「気にしないで、宙さん。私だって無益な戦いをこれ以上、続ける気はないのだから…」
鉄也「行くぞ、みんな! 俺達は宙を援護して、周囲の雑魚を叩く!」
ピート「おそらく、この後には地底帝国の本隊が来る!出来るだけ早く先発隊を片付けるぞ!」
鋼鉄ジーグ「待っていろ、フローラ! お前の本心を聞き出してやるぞ!」
<戦闘開始>

<ボスが特定地点へ到達>

ボス「おう、お前ら! 少し待ってろ!」
ムチャ「何やってんだよ、ボス! こんな戦闘中に!」
ヌケ「地球を追い出された時にめぼしいパーツは全部持ち出したじゃないですか!」
ボス「ちょっと待てって! まだ、お宝が残ってたのを忘れてたんだ!」「よっしゃ! 見つけた!」
ムチャ「それって…」
ボス「そう! バルマー戦役の時にミンメイちゃんにサインしてもらったディスクだ!」「こいつだけは渡すわけにはいかねえぜ!」

<フローラ撃破>
フローラ「お父さん、お母さん…村の人達…」「これでやっと…みんなの所に行けます……」
〔敵ユニット撃破〕
鋼鉄ジーグ「フローラ!!」
(→ GAME OVER

<鋼鉄ジーグがフローラを説得・敵増援1出現>
鋼鉄ジーグ「フローラ! 君はこんなバカげたことの出来る女じゃない!」「君は俺達人間と同じように全てに哀れを感じることが出来る心を持っているじゃないか!」
フローラ「余計なおしゃべりはやめろ! 今は生命を賭した戦いの最中だぞ!」
鋼鉄ジーグ「いいや、やめない! 君は帝王を怖がっているだけなんだ!」「勇気を出せ! 本当の君の姿に戻るんだ!」
フローラ「夢の世界で言ったはずだ! 私には竜魔帝王は恩人なのだ!」「たとえ、悪の化身であろうと私の生命を甦らせてくれた恩人である事は変わりない…」
鋼鉄ジーグ「騙されるな、フローラ! 君の村を襲い、君の生命を奪ったのは竜魔帝王の仕業なんだ!」
フローラ「何っ!?」
鋼鉄ジーグ「父さんに聞いた…。地獄の帝王…つまり竜魔帝王に滅ぼされた村の村長の娘の話を…」
フローラ「そんな…! では、私の父や母や村人達は…」
コウテジーグ「そうだ! みんな、竜魔帝王に殺されたんだ!」
フローラ「私は…今まで…自分と村人を殺した男に仕えてきたというのか…」
鋼鉄ジーグ「目を覚ませ、フローラ! 君はそんな所にいてはいけないんだ!」
フローラ「私は…私は……!」
???(竜魔帝王)「馬鹿め! そんな若造の言葉を真に受けるのか!」
鋼鉄ジーグ「あの声は…!」
〔敵ユニット出現〕
竜魔帝王「フローラ! 貴様は大恩ある俺に背き、牢を脱走した!」「それどころか、人間共の言葉に騙され、この俺に疑いの目を向けようとしている!」
鋼鉄ジーグ「竜魔帝王!」
フローラ「………」
竜魔帝王「愚かな奴め…! 俺の言う通りにしていればいいものを!」
フローラ「竜魔帝王…。どうか…どうか世界制覇の野望をお捨て下さい!」「我々は地底で…地上の者は地上で、各々理想の暮らしをすればよい事…」
竜魔帝王「黙れっ! 貴様、俺に説教するつもりか!?」
フローラ「お互いに傷つくことは無意味だからです!」「どうか、そのお力を地底での豊かな国造りに振り向けて下さい!」
竜魔帝王「裏切り者の貴様が言う筋ではないわ!」「地獄大元帥! 裏切り者に制裁を加えてやれ!」
地獄大元帥「承知しました」
〔スイッチを入れる音〕
〔フローラ、迷走〕

鋼鉄ジーグ「どうしたんだ、フローラ!?」
フローラ「だ、駄目だ! ヤマタノオロチがこちらのコントロールを受け付けない!」
美和「離れて、宙さん! このヤマタノオロチには爆弾が満載されているわ!」
鋼鉄ジーグ「何だって!?」
フローラ「おのれ、地獄大元帥! 貴様、最初から私を捨て駒に使う気だったな!」
地獄大元帥「今頃、気づいたか! αナンバーズにたぶらかされた貴様などもはや用済みよ!」「さあ行け、ヤマタノオロチ! 裏切り者のフローラを乗せたまま科学要塞研究所へ突撃するのだ!」
甲児「地獄大元帥! てめえ、どこまで汚い手を使えば気が済むんだ!!」
地獄大元帥「戦いは勝てばいいのだ! それを今日こそ貴様達に教えてくれる!」
鉄也「ならば、俺達はお前に敗北を教えてやる!」
竜馬「バルマー戦役から続く戦い、今日ここで決着をつけるぞ!」
竜魔帝王「面白い! これでこそ俺が直々に戦場に出てきた甲斐があるというものよ!」
鋼鉄ジーグ「フローラ! 脱出しろ、フローラ!!」
フローラ「だ、駄目だ! 出入り口は完全にロックされている!」
リュウセイ「どうするんだ、宙!?」
鋼鉄ジーグ「決まっている! こうなれば力尽くでヤマタノオロチを止めて、フローラを救い出す!」
ライ「だが、あれだけの機体の突進だ。そう簡単にはいかんぞ」
鋼鉄ジーグ「それでもやるんだ! 俺はあいつに人間の心を教えてやると決めたんだ!」「これしきのことで諦めてたまるかよ!」
美和「やりましょう、宙さん! 私も付き合います!」
忍「前にも言った通りだ! 俺達はお前を全力でアシストするぜ!」
マイ「私達も行こう、ライ」
ライ「あいつがやると言っている以上、俺達はそれに従うだけだ」
リュウセイ「へ…お前も相変わらず素直じゃないぜ!」
大文字「あのヤマタノオロチの攻撃目標は科学要塞研究所だ!」
〔カーソル、科学要塞研究所を指定〕
大文字「研究所到達までに何としてもヤマタノオロチの足を止めるんだ!」
剣造「弓教授…万が一のこともあります。早乙女博士達と共に地下へ避難して下さい」
弓教授「しかし、兜博士…」
剣造「コントロールタワーは私と司馬博士に任せて下さい。その間にあなたはあれを…」
弓教授「わかりました。博士もお気をつけて」
シロー「お父さん…」
剣造「心配するな、シロー。αナンバーズはきっとやってくれる。だから、彼らを信じるんだ」
シロー「うん…」
鋼鉄ジーグ「待っていろ、フローラ! お前に俺達、人間の力を…αナンバーズの力を見せてやる!」
鉄也「その次は、地獄大元帥、竜魔帝王! お前達の番だ!」
甲児「首を洗って待っていやがれよ! こっちが片付いたら、必ずてめえらをぶん殴ってやるからよ!」

<敵増援1出現の次EP>
〔落雷〕
〔吹き上がる炎〕

ピート「何だ!? 何が起きたんだ!」
サコン「おそらく竜魔帝王の術だ! 回避の術はない!」
サンシロー「くそっ! 力押しだけじゃなく、こんな手まで使うとはよ!」
竜魔帝王「思い知ったか、人間共! 地獄の帝王と呼ばれた俺の力、存分に見せてやるぞ!」

<ヤマタノオロチ撃破>
弁慶「よっしゃ! 足は止まったぞ!」
鋼鉄ジーグ「今行くぞ、フローラ!」
〔鋼鉄ジーグ、ヤマタノオロチへ隣接〕
フローラ「鋼鉄ジーグ!」
鋼鉄ジーグ「待っていろ! 今、ハッチを壊して助け出してやる!」
地獄大元帥「そうはさせん!」
〔ヤマタノオロチに爆発〕
鋼鉄ジーグ「うわっ!」
〔ヤマタノオロチに爆発〕
〔鋼鉄ジーグ、後退〕

フローラ「これは自爆装置…!」
地獄大元帥「その通りだ、フローラ」
竜魔帝王「科学要塞研究所を破壊出来ぬのなら、せめて鋼鉄ジーグを巻き込んで死ぬがいい!」
フローラ「そうはさせない!」
〔ヤマタノオロチ、竜魔帝王と地獄大元帥へ接近〕
地獄大元帥「何っ! ヤマタノオロチをコントロールしているのか!」
フローラ「既にお前の施した遠隔操縦装置は解除した!」
鋼鉄ジーグ「脱出しろ、フローラ! ヤマタノオロチはすぐに爆発するぞ!」
フローラ「いいえ…私にはしなければならない事がある…。それは宙…あなたがよく知っているはずだ」「私はこうやってあなたを助ける事が出来ただけで今までの罪が一つ消えた気がするのだ」「私の生命を無駄にしないでくれ…」
竜魔帝王「待て、フローラ! お前が戻ってくるのならその罪を許してやる!」
フローラ「もう二度と帝王の下へは戻らない!」「回り道をしたけれど今日で私は生まれ変わる!」「それは司馬宙が私に生きる勇気を与えてくれたから…」「愛のために戦う事を教えてくれたからなのだ!」
地獄大元帥「いかん! 奴め、こちらに突っ込む気だぞ!」
フローラ「竜魔帝王、地獄大元帥! 先に地獄で待っているぞ!!」
鋼鉄ジーグ「フローラ!!」
フローラ「さようなら、宙…。あなたのことは絶対に忘れない…」
〔ヤマタノオロチ、前進〕
〔ヤマタノオロチ、自爆〕
〔竜魔帝王&地獄大元帥の周囲に爆発〕

マイ「そんな…!」
レーツェル「あの女将軍…自分の罪を償いために竜魔帝王達を巻き添えにしようとしたのか…」
美和「宙さん! あれを見て!」
鋼鉄ジーグ「あれは…!」「フローラ!」
〔鋼鉄ジーグ、フローラのいる地点へ隣接〕
フローラ「ふふ…これでいいの…。これで、あたしは両親の下へ…平和な村人が待っている所へ帰れるわ」「ありがとう宙…。ありがとう、鋼鉄ジーグ…!
鋼鉄ジーグ「フローラ…
フローラ「はぁっ、はぁっ…ああっ…
鋼鉄ジーグ「フローラ!
〔フローラのいる地点に光〕
美和「宙さん…」
鋼鉄ジーグ「…フローラは笑いながら死んでいったよ。鋼鉄ジーグの、この手の中で…」
竜魔帝王「鋼鉄ジーグ!!」
甲児「宙!」
鉄也「危ない!!」
〔甲児、鋼鉄ジーグ&竜魔帝王の間へ移動〕
〔鉄也、鋼鉄ジーグ&地獄大元帥の間へ移動〕
〔甲児&鉄也の周囲に爆発〕

甲児「ぐっ!」
鉄也「うおおっ!!」
忍「甲児! 鉄也! 宙!」
地獄大元帥「馬鹿め…! わざわざ殺されに来るとは…!」
竜魔帝王「俺達が出向く手間が省けたというものだ!」
サンシロー「あいつら! 生きてやがったのか!?」
地獄大元帥「あの程度の爆発でこのワシが死んでなるか!」「このワシが地獄に落ちる時は、貴様らを道連れにしてからだ!」
鋼鉄ジーグ「すまん、甲児、鉄也…。俺のうかつな行動で、お前達まで危険に巻き込んじまって…」
甲児「詫びる必要なんてねえぜ」
鉄也「お前がフローラのために走り出したように俺達もお前の危機に身体が勝手に動いただけだ」
竜魔帝王「甘い、甘過ぎるわ! 心などと言うつまらんものがあるからそのような目に遭うのだ!」
鋼鉄ジーグ「黙れ、竜魔帝王! お前に人間の心の素晴らしさがわかってたまるか!」
鉄也「その心があるからこそ俺達は悪に屈することなく戦っている!」
甲児「心ある限り、俺達は負けねえ! そして、最後にはてめえら悪党を根こそぎ退治してやる!」
地獄大元帥「黙れ、兜甲児! ついに貴様の息の根を止める時が来た!」「見ているか! あしゅら、ブロッケン!」「このワシがついに兜甲児とマジンガーにとどめを刺す時が来たのだ!」
ピート「いかん! 甲児達を助けるんだ!」
竜魔帝王「そうはさせん!」
〔吹き上がる炎〕
ミドリ「こ、これでは甲児君達に近づけないわ!」
遷次郎「兜博士…」
剣造「司馬博士…申し訳ありません。こんなことに付き合わせてしまって…」
遷次郎「何を言われるのです。若い生命を救うためなら本望…急ぎましょう!」
剣造「科学要塞研究所…コントロールタワー分離!」
〔コントロールタワー、上昇〕
シロー「お父さん!」
弓教授「兜博士…」
甲児「お、お父さん…まさか!」
ジュン「所長! 戻って下さい!」
鉄也「やめろ! やめてくれ、所長!!」
剣造「甲児、シロー、鉄也、ジュン…またお前達を孤児にしてしまうな…」「今度はもう助かりはしまい。お前達は互いに力を合わせてしっかり生きぬいていくんだ…」
遷次郎「宙…死中に活ありだ。それを忘れるな」
鋼鉄ジーグ「父さん! 父さんもコントロールタワーに乗っているのか!」
遷次郎「母さんとまゆみを頼む…」
剣造「さらばだ、我が子供達!」
遷次郎「この美しい星の人々の未来、君達に託すぞ!」
甲児「お父さんーっ!!」
〔コントロールタワー、竜魔帝王と地獄大元帥に特攻〕
〔竜魔帝王&地獄大元帥の周囲に爆発〕

地獄大元帥「ぐわあああっ!」
竜魔帝王「ば、馬鹿な! 奴らも自分の生命を犠牲にして他人を助けたのか!」
大文字「今の内に退くんだ、甲児君!」
甲児「大文字博士…それは出来ねえ…!」
鉄也「俺達の父さんは俺達を助けるためにその生命を投げ出した…」
鋼鉄ジーグ「だから、俺達もこの生命を燃やしてでも奴らを…悪を倒す!」
〔甲児、エネルギー上昇〕
〔鉄也、エネルギー上昇〕
〔鋼鉄ジーグ、エネルギー上昇〕

竜魔帝王「何だ、この気迫は…!? 俺が押されているのか…!」
鉄也「覚悟しろ、悪党! 貴様らだけは絶対に許さん! この俺の生命に代えても!」
弓教授「甲児君、聞こえるか!」
甲児「いくら先生の指示でも今日だけは退きませんよ!」
弓教授「そうではない! 君達の父…兜博士の遺産を渡す!」
甲児「お父さんの!?」
弓教授「そうだ! 最終調整が完成したばかりでテストもまだのものだが…」「君なら使いこなせる! 私はそう信じる!」
甲児「わかりました、先生! お父さんが最後に遺したもの…必ず役立ててみせます!」
弓教授「よし! カイザーとの軸合わせ! 誤差修正!」
シロー「アニキ! 必ず…必ずお父さんのカタキを討ってくれ!」
甲児「任せておけ、シロー!」
地獄大元帥「兜甲児! 何をする気だ!」
甲児「行くぜ、地獄大元帥! マジンガーの力…お前に今一度味わわせてやる!」
弓教授「よし! カイザースクランダー発射!」
甲児「うおおおっ!!」
〔機体の機動音〕
〔味方ユニット変形〕
〔甲児、地獄大元帥へ隣接〕

[イベント戦闘「甲児vs地獄大元帥」]
ジュン「あれが所長の遺してくれたマジンガーの新たな力…」
鉄也「カイザースクランダー!」
地獄大元帥「ぬおお!!」
〔地獄大元帥、精神コマンド「ド根性」使用〕
地獄大元帥「まだだ! この程度でワシの憎しみの炎は消すことは出来んわ!」
甲児「地獄大元帥! てめえの憎しみの炎がどれほど大きいか知らねえが…」「俺達の怒りと正義の炎は絶対に負けねえ!」
甲児「行くぜ、竜魔帝王! 俺達の…そして父さん達とフローラの怒りの炎、受けてみろ!」
竜魔帝王「来い、人間共! こうなれば総力戦だ!」「貴様達に地上と地底を統べる帝王が誰なのか、俺が力尽くで教えてやる!」
甲児「見ていて下さい、お父さん…」
鉄也「あなた達の勇気によって救われた生命…」
鋼鉄ジーグ「悪を倒すために使わせてもらうぜ!」

<クスハvs地獄大元帥>
クスハ「甲児君…宙さん…」「これ以上、みんなのかげかえの無いものを失くさせません! 地獄大元帥、あなたを倒しますっ!」

<クスハvs竜魔帝王>
竜魔帝王「正義だの愛だのと甘い事を言っている貴様らが、この俺に勝てるわけがないわ!!」
クスハ「本当の正義と愛を知っているからこそ私達は強くなれたんです!」「その想いある限りあなたになんか負けません!」

<ブリットvs地獄大元帥>
ブリット「クスハの友達の…俺達の仲間の親を!」「人の生命を! お前は何だと思ってるんだ!!」

<ブリットvs竜魔帝王>
ブリット「野望と共に地獄の海に沈め、竜魔帝王!!」
竜魔帝王「ふん! 貴様らこそ己が無力さに打ちのめされながら死ぬがよい!」

<甲児vs地獄大元帥>
甲児「Dr.ヘル! いや、地獄大元帥! 今日でてめえも終わりだぜ!」
地獄大元帥「侮るなよ、兜甲児! ワシは貴様らを葬るまで死なん!」
甲児「なら、おじいちゃんとお父さんの残してくれたマジンカイザーの力、もう一度受けてみやがれ!」

<甲児vs竜魔帝王>
竜魔帝王「翼をつけた程度でこの俺に勝てるなどと思うなよ、兜甲児!」
甲児「うるせえっ!! 地獄の帝王だかなんだか知らないがてめえは単なる悪党にすぎねえんだよ!」「お父さん、おじいちゃん! 真の姿となったこのカイザーで、今こそ奴らの野望を砕いてみせます!」

<鉄也vs地獄大元帥>
鉄也「俺は育ててもらった所長に恩返しの一つも出来なかった…!」
地獄大元帥「ならば、共に地獄で仲良く暮らすがよいわ! すぎに後を追いかけさせてやるぞ!」
鉄也「そうはいくか! これから1つ目の恩返しをさせてもらう…地獄大元帥、お前を倒すことでな!」

<竜馬vs地獄大元帥>
竜馬「お前は、ゲッターを二度も悪用し、甲児君達や宙の父親の生命までも奪った…!」
地獄大元帥「忌々しい兜十蔵の息子を、ようやく葬ることができたわ! 次は早乙女の番じゃ!」
竜馬「黙れ!! この俺の怒りを…憎しみではなく正義の炎に変えてお前にぶつけてやる!」

<忍vs地獄大元帥>
忍「俺達の野生が怒りの炎で燃えるぜ! てめえ…そこを動くなよ!!」

<忍vs竜魔帝王>
忍「封印程度じゃ済まさねぇっ! その面を粉々に砕いてあの世に送ってやるぜ!」
竜魔帝王「そうなるのは貴様らの方だ! 俺に噛み付いたのを地獄で後悔するがいい!」

<サンシローvs地獄大元帥>
サンシロー「お前達のやり方には反吐が出るぜ! 覚悟しろ!」

<サンシローvs竜魔帝王>
サンシロー「竜魔帝王! 貴様の悪巧みもここまでだ!」
竜魔帝王「小物めが…! まだワシの力を理解しておらんとはな!」

<鋼鉄ジーグvs地獄大元帥>
鋼鉄ジーグ「父さん、見ていてくれ! 俺はやる…やってやる!」「地獄大元帥! その名の通り、地獄に落ちやがれっ!!」

<鋼鉄ジーグvs竜魔帝王>
竜魔帝王「来い、鋼鉄ジーグ! 貴様との戦いもこの一戦でお終いにしてくれる!」
鋼鉄ジーグ「竜魔帝王! それはこっちのセリフだ!」「父さんとフローラのカタキ、取らせてもらうぞ!」

<リュウセイvs地獄大元帥>
リュウセイ「地獄大元帥! てめえのやってきた事はこの俺が許さねえ!!」「お前の野望のために犠牲になった人達の生命、無駄にするものか!」

<リュウセイvs竜魔帝王>
ライ「気を付けろリュウセイ! 奴の力は底が知れん!」
リュウセイ「ああ! だが、ここでやらなきゃ博士達に顔向けができねえ!」「やるぞライ、マイ! あいつを倒して地底帝国との戦いにピリオドを打つんだ!」

<ゼンガーvs地獄大元帥>
地獄大元帥「貴様も、随分と我らの邪魔をしてくれたな。ワシ自ら、貴様を…」
ゼンガー「黙れッ!!」
地獄大元帥「!!」
ゼンガー「そして、聞け! 我はゼンガー! ゼンガー・ゾンボルト! 地獄を断つ剣なりッ!!」

<ゼンガーvs竜魔帝王>
ゼンガー「一意専心…」「活目せよ! 貴様を冥府へと送る斬艦刀のきらめきを!!」

<レーツェルvs地獄大元帥>
レーツェル「年貢の納め時だということを自覚していただこう!」
地獄大元帥「調子に乗るでないわ! ワシの勝利は目前だ!」

<レーツェルvs竜魔帝王>
レーツェル「それだけ立派な船があれば三途の川を渡るのに困ることはない! 安心して成仏するがいい!」

<地獄大元帥撃破>
地獄大元帥「馬鹿な! こ、このワシが再び敗れるというのか!」
竜馬「今度は三度目の正直だ! 地獄大元帥…いや、Dr.ヘル!」
忍「いい加減に諦めやがれ! てめえみたいな悪党にやられる俺達じゃねえんだよ!」
甲児「消えろ、Dr.ヘル!」
鉄也「二度と浮かび上がれない闇の中へ!」
地獄大元帥「うおおおおおっ! まだだ! まだワシは死ぬわけにはいかぬ!」
〔地獄大元帥、マップ端へ移動〕
地獄大元帥「待っておれ、αナンバーズ…!」「ワシにはまだ切り札がある! それがある限り、負けはせん!」
〔敵ユニット離脱〕
※※既に竜魔帝王撃破の場合のセリフ※※
さやか「切り札…?」
マイ「まさか!」
ゼンガー「間違いない! 奴はイルイの力を使うつもりだ!」
レーツェル「急ぐぞ、諸君! 地獄大元帥を追うんだ!」
【戦闘マップ1終了】
※※まだ竜魔帝王健在の場合、セリフ追加※※
レーツェル「急ぐぞ、諸君! 残る竜魔帝王を倒して、地獄大元帥を追うんだ!」
竜魔帝王「俺を甘く見るなよ、αナンバーズ!!」
〔竜魔帝王、精神コマンド「熱血」「必中」「気迫」「鉄壁」使用〕
竜魔帝王「俺は地獄の帝王…この世界を破壊と暴力で支配する者だ!」
鋼鉄ジーグ「竜魔帝王! ならば、俺達は貴様を倒し、この大地に平和を取り戻してやる!」


<竜魔帝王撃破>
竜魔帝王「ぬおおおっ! おのれ…人間共!」
サンシロー「お前はその人間の力に敗れるんだ!」
龍馬「破壊と暴力の権化であるお前にこの大地と人々の未来、渡しはしない!」
鋼鉄ジーグ「終わりだ、竜魔帝王! この大地にお前の居場所はない!」
竜魔帝王「グ…グハハハハハ!」
忍「野郎! 何がおかしい!」
竜魔帝王「俺を倒したとて貴様らに未来はない!」「貴様らもいずれは銀河の終焉に飲み込まれる運命にあるのだ!」
サコン「なぜだ…! なぜ竜魔帝王がアポカリュプシスを知っている!?」
竜魔帝王「フン…遥か古代に生を受けた俺だ…」「この銀河の運命についても貴様らよりは知っているわ…」
サコン「プロトカルチャーの遺跡にもアポカリュプシスをほのめかす箇所があった…」「やはり、銀河の終焉は定められた運命なのか…」
竜魔帝王「力の限り、あがくがいい…。先に因果地平の彼方で待っている…」「人間共に呪いあれ!」
〔敵ユニット撃破〕
鋼鉄ジーグ「父さん…フローラ…俺達はやった…やったんだ…」
※※既に地獄大元帥撃破の場合のセリフ※※
甲児「後は逃げた地獄大元帥を追うだけだぜ!」
レーツェル「急ぐぞ、諸君! 奴がイルイの力を悪用する前に何としても彼女を取り返すんだ!」
リュウセイ「おう!」
【戦闘マップ1終了】
※※まだ地獄大元帥健在の場合のセリフ※※
地獄大元帥(竜魔帝王もミケーネの闇の帝王と同じく遥かな時を生きてきたもの…)(終焉の予言を知っていても不思議はないか…)
甲児「観念しろ、地獄大元帥! 残るはお前だけだ!」
地獄大元帥「フン…! 竜魔帝王を倒したとて調子に乗るなよ!」
〔地獄大元帥、精神コマンド「熱血」「必中」「気迫」「鉄壁」使用〕
地獄大元帥「来い、αナンバーズ! 竜魔帝王亡き今、地底帝国の支配者はこの地獄大元帥だ!」「貴様らを倒して、このワシが世界を手に入れてやろう!」
鉄也「そうはいくか! 復讐鬼に相応しいのは地底よりももっと地面の底の世界だ!」
甲児「行くぜ、地獄大元帥! 最後の戦いだ!」


【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現〕
ミチル「これは…!?」
隼人「あちこちに残骸が散らばり、周辺の壁も崩れかけている…」
亮「どうやら、この前の戦いの後、この地を何者かが襲ったらしい…」
アラン「そして、残骸を見ればその者が誰かはすぐわかる…」
沙羅「ムゲ・ゾルバドス帝国…!」
忍「シャピロの野郎…! 俺達が地底帝国と戦っている間に来てやがったのか…!」
ファン・リー「みんな! あれを見ろ!」
サンシロー「あれは!」
〔地獄大元帥、出現〕
地獄大元帥「………」
甲児「地獄大元帥! やっぱり、生きていやがったか!」
鉄也「待て、甲児君! 奴は既に虫の息だ」
大文字「ピート君。大空魔竜を地獄大元帥に近づけてくれ。くれぐれも慎重にな」
ピート「了解です」
〔ピート、地獄大元帥のいる地点へ接近〕
地獄大元帥「遅かったな…αナンバーズよ…」
甲児「地獄大元帥! イルイをどこにやりやがった!?」
地獄大元帥「知らんな…。ムゲのシャピロ・キーツが連れ去ったのだろう…」
ブリット「何だと!?」
地獄大元帥「あの男も終焉の予言を聞き、それを回避するために神子の力を使うつもりなのだろう」
サコン「終焉の予言とは何だ!? プロトカルチャーや帝国監察軍の言うアポカリュプシスのことなのか?」
地獄大元帥「フン…貴様らなどに教える義理などないわ…」
甲児「この野郎…最後の最後まで憎たらしい奴だ!」
地獄大元帥「だが、異星人に地球人の祖先が造り上げたシステム…ガンエデンを渡すのも腹立たしい…」「貴様らにはムゲ・ゾルバドス帝国の秘密基地の場所を教えてやる…」
鉄也「地獄大元帥…」
地獄大元帥「勘違いするな…。ワシはただこの星を愛し、他の誰にも渡したくないだけだ…」「奴らはアステロイドベルトのポイント1204にいる…」
忍「そこがムゲ野郎の本拠地か…」
クスハ「そこにイルイちゃんも…」
レーツェル「礼を言わせてもらおう、Dr.ヘル…」
地獄大元帥「そんなものは要らん…。ワシはこの地底帝国と共に朽ちていく身だ…」
甲児「Dr.ヘル…」
鉄也「俺達の戦いも今日で終わりだ…」
地獄大元帥「兜甲児、剣鉄也よ…。先に地獄で待っているぞ…」
〔画面、振動〕
ミドリ「大文字博士! この地底空洞は間もなく崩壊します!」
大文字「後退だ、ピート君」
ピート「了解!」
〔ピート、後退〕
地獄大元帥「………」
甲児「あばよ、Dr.ヘル…」
〔味方戦艦離脱〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

相模湾 科学要塞研究所 αナンバーズ

科学要塞研究所
甲児「………」
シロー「お父さん…。お父さんは…どうして僕達を残して…死んじゃったの…」
アラン「俺達は岡長官、イゴール長官に続きまた偉大な男達を失った…」
忍「くそっ…! 犠牲の上に成り立つ勝利なんて何の意味があるんだよ!」
隼人「だがよ…その犠牲なくして今日の勝利は有り得なかった…」
竜馬「俺達は…それでも戦わなくてはならない…」
大文字「犠牲なくして未来がつかめないなら、我々がそれになろう…」「カブと博士と司馬博士はそれを我々に身を以て示してくれたんだ…」
弓教授…司馬博士…」
早乙女「忘れませんぞ…。科学者としてのお二人の覚悟と決意を…」
シロー「お父さん…お父さん……。また僕達…二人っきりになっちゃったよ…」
鉄也「すまん、シロー…。俺達の力が足りないばかりに…所長は…」
ジュン「ごめんなさい、シローちゃん…」
シロー「う…うう……」
甲児「泣くな、シロー! そんなことしたって、お父さんは…兜剣造は喜びゃしねえよ!」
シロー「アニキ…」
甲児「お父さんは…俺達のお父さんである前に地球を守る戦士だったんだ…」「俺達の前から姿を消してグレートマジンガーを造り始めた時から…」「お父さんは自分の幸せよりも地球の平和を守る戦士としての道を選んだんだ」
シロー「………」
さやか「甲児君…」
甲児「だから、俺達は…兜剣造の子供達も戦うんだ! その遺志を継いで!」
鉄也「やろう、甲児君…」
甲児「ああ…。俺はもう泣きはしない…」「お父さんが救ってくれた生命、そして、おじいちゃんとお父さんが造ったマジンガーで…」「この星…この銀河の未来のために戦う!」
鉄也「俺も同じ気持ちだ。所長の魂に誓おう…俺達の勝利を!」
まゆみ「シロー君のお父さん…死んじゃったの…」
菊江「そうよ…。そして、それ以外にも平和を守るために多くの人が戦い、生命を落としたのよ…」
美和「おばさま…」
菊江「大丈夫です、美和さん…。私はこの日が来ることを前から覚悟していました…」「そして、あの人も自分の息子である宙を改造した時から…」「自分の生命も犠牲にする覚悟が出来ていたのでしょう…」
宙「父さん…。地底帝国は滅びましたが、俺達の戦いはまだ続きます…」「俺達はまだ未熟な戦士です…。だけど、父さんの教えを守り、母さんとまゆみ…」「そして、この星とこの銀河に住む人々のために戦う事を誓います…」
美和「見て、宙さん…」
宙「花…? こんな夜に花が咲いている…」「これはもしかしてフローラが…」
美和「きっとそうよ…。美しい人間の心を取り戻したフローラ将軍はこの花に生まれ変わったのよ」
宙「フローラ…君にも誓うよ。君を悲しませるような戦いは俺達がこの手で終わらせてみせる…」「もう君の心を縛る者はいない…。安らかに眠ってくれ…」
まゆみ「行っちゃうの、お兄ちゃん…」
宙「ああ。お兄ちゃんは戦わなくちゃならない。鋼鉄ジーグと一緒に…」
まゆみ「頑張ってね。まゆみ…お兄ちゃんと鋼鉄ジーグを信じているから」
宙(まゆみ…いつかお前に俺と父さんの戦いの全てを話す日も来るだろう…)(だが、それはまゆみ達の未来を守り通してからの話だ…)(見ていてくれ、父さん。俺はやる…鋼鉄ジーグは必ずやるぞ…!)
【シナリオエンドデモ終了】


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