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No.57A
「憎しみの環の中で」

【シナリオデモ1開始】
銀河系
バッフ・クラン本陣

ハルル 私室
〔扉の開く音(バッフ・クラン)〕
ハルル「総司令、何か?」
ドバ「女らしい良い部屋だな」
ハルル「おたわむれを」
ドバ「本当だ」
ハルル「どうも…」
ドバ「傷はいいのか?」
ハルル「…大したことはありません」
ドバ「なら、いいが…」
ハルル「父上、弱気は禁物です」
ドバ「馬鹿を言え。ロゴ・ダウの艦がどこへ逃げようと我々は必ず追い詰める」
ハルル「それはわかります。が、あのロゴ・ダウの艦への恐れと憎しみを忘れさせては勝てませんぞ」
ドバ「それは違うな。私はバッフ・クランを守るという正義…我らに大義名分があるから戦っておる」
ハルル「…カララが異星人の子を宿していたと聞いた時もでしょうか?」
ドバ「…お前がロゴ・ダウの異星人追撃の指揮を執るのはカララがいるからか…?」
ハルル「…あの子は、この事件の元凶であるにも関わらず、異星人との間に子を宿したのですよ」「アジバ家の血のつながりをもった女が異星人の男とつながって子を産む…。許せることでしょうか…!」「ですから、私はあの子を討ちます。私は妹を殺すのです、父上!」
ドバ「…よ、よく…決心してくれた…。これでアジバ家の血を汚さずに済む…」
ハルル「いいえ…私はアジバ家の血統のこととか名誉を考えてカララを殺すのではありません」
ドバ「うん?」
ハルル「悔しいのです…。カララが憎いのです…」「あの子は好きな男の子を宿せたのに…私はダラムの遺言さえ手に入れられなかった…! 同じ姉妹でありながら…う…うう…」
ドバ「………」
ハルル「だからといって誤解なさらないで下さい」
ドバ「何を誤解すると言うのだ!」
ハルル「ロゴ・ダウの異星人全てへの復讐は果たさせて下さい。そのために軍の指揮は執ります」
ドバ「おお…執ってもらおう! 私はお前を女として育てた覚えはない!」
ハルル「はい、総司令閣下!」
ドバ「吉報を待つぞ…」
〔扉の開く音(バッフ・クラン)〕
ハルル「………」「ダラム…助けて……」

銀河系
亜空間 DSドライブ中 αナンバーズ

ソロシップ 艦内
プル「ルウ…ばあああ!」
ルウ「きゃっ! きゃっ!」
ジュドー「ははは! そうやってるとプルもお姉さんみたいだな」
プルツー「次は私だ…」「べろべろばあ!」
ルウ「うきゃっ! うきゃっ!」
プル「あ〜! プルツーの時の方が喜んでるう!」
プルツー「ほぉら、ルウ。プルより私の方が好きだろ?」
プル「ルウはあたしの方が好きだもんね!」
ルウ「ぶう?」
マイ「な、なんだ…私の方に来たぞ」
アヤ「あら? この子はマイのことが好きみたいね」
ルウ「きゃはっ! きゃはっ!」
マイ「どうすればいいんだ? こういう時は…」
アヤ「ほら…おいで、ルウ…。ほおら、よしよし…」
ルウ「きゃはあっ! きゃはっ!」
アヤ「こういう風にね…優しく抱っこしてあげればいいのよ」
マイ「…私でも出来るかな…」
アヤ「大丈夫よ…ほら」
ルウ「きゃう?」
マイ「温かいんだな…赤ん坊というのは…。それにこんなに小さいなんて…」
アヤ「不思議? でもね…人はみんな、生まれた時は赤ちゃんなのよ」
マイ「リュウやライやアヤも以前は赤ちゃんだったのか?」
アーシュラ「当たり前じゃない!」
マイ「ゼンガー少佐やモンシア中尉やヒイロもか?」
プル「もしかすると違うかもしれない…」
アヤ「さあ、ルウ…次は誰のところに行くのかな…?」
ルウ「だあ………」
カガリ「な、何だ…今度は私か…!」
キラ「この子もきっとカガリのことが好きなんだよ」
エル「へえ…! 変わった趣味だね。まるでアスランみたいだ」
カガリ「お、お前なぁ!」
ルウ「ふえ…」
アスラン「そんな大きな声を出すなよ。ルウがびっくりするだろ」
カガリ「あ…ご、ごめんな、ルウ」
ルウ「あぶう…」
カガリ「あはは…かわいいな、お前は…」
ゼンガー「………」
クスハ(ゼンガー少佐もルウを抱っこしたいのかな…)
ブリット(本当に強い男は女性や赤ん坊に優しいっていうしな…)
レーツェル「ゼンガーは赤ん坊の笑顔の大切さを考えているんだろう」「この世で最も弱き者…。それを守るために我々の戦いはあるとな」
クスハ「…私も同じ気持ちです」
レーツェル「クスハ…君は子供が好きなのかい?」
クスハ「はい…。小さい頃は保母さんになりたいと思っていた時もあるぐらいです」
レーツェル「ブリット…君は?」
ブリット「え…その…まだ…そういうことは…」
クスハ「どうしたの、ブリット君? 顔が真っ赤よ…」
ブリット「え…いや…それは…」
レーツェル「ふふ…若いというのはいいことだな…」
ロッタ「ルウ…この間からご機嫌ね」
リン「戦いはどんどん激しくなっていくのに不思議ね…」
ファ「でも、ルウを見ていると心が少し晴れるわ」
フォウ「そうね…。この笑顔のためにもがんばろうってね」
ロッタ「………」
ファ「ロッタ?」
ロッタ「ごめんなさい…。ファさんもフォウさんも戦ってるのに私が弱気になっちゃ駄目よね…」
ファ「そうよ、ロッタ…。私達だって本当は不安で一杯だけどそれに負けないように戦ってるんですもの」
フォウ「だから、約束よ。ルウやアーシュラの前では、そんな顔はしないでね」
ロッタ「はい…」
コスモ「こうやって連続でDSドライブをかけることで少しでもバッフ・クランの包囲網を混乱させようとするわけか…」
弁慶「だが、こんな方法で連中を散らすことができるのか?」
隼人「おそらく無理だろうな」
カミーユ「この銀河の直径は約10万光年だがその半分の5万光年近くはバッフ・クランの勢力圏内だ」「DSドライブでも、その包囲網から脱することは不可能だろう」
豹馬「じゃあどうするんだ? このまま逃げ回って、相手が疲れるのを待つのか?」
カーシャ「でも、バッフ・クランをかわしても宇宙怪獣がいるわ」「どちらにしても逃げてるだけじゃ私達、永遠に安心出来る時なんて来ないのよ」
万丈「だが、僕達が陽動をかけることで銀河中心殴り込み艦隊は宇宙怪獣の相手に集中出来る」
京四郎「ま…俺達が逃げ回っている間に宇宙怪獣が片付けばいいが、そう簡単にはいかないだろう」
コスモ「くそっ…! わかっちゃいたが焦るぜ…」
竜馬「だが、カララさんを守った光を見ても、イデの力はより具体性を帯びてきたように思える」
コスモ「つまり、それはイデの最終的な発動…アポカリュプシスが近いってことか?」
竜馬「おそらくはな」
カミーユ「ゲッター線もそれに同調しているのか?」
竜馬「いや…ゲッターのパワーは上下はあるものの俺達のコントロールを受け付けている」
カーシャ「そこがわからないのよね…これまでのデータから、
イデやゲッター線やビムラーは多少の違いはあってもその根本は同じなのよね」
万丈「全てはこの銀河によりよき生命体を創るための意思だと考えられている」
デク「だったら、どうしてイデだけがこんな風に俺達を滅ぼそうとするのさ。
ゲッター線はリョウ達に力を貸すし、ビムラーもあのケン太って子を通じて俺達を助けてくれているみたいじゃないか」
豹馬「人間にも良い奴や悪い奴がいるように無限の力の中にもいろんな奴がいるんじゃないのか?」
ちずる「もう、豹馬! もっとまじめに考えなさいよ」
万丈「いや…着眼点は悪くないと思う」
小介「無限の力…すなわちアカシック・レコードは第一始祖民族の残留思念の集合体だと考えられています。
ですが、その意志は一つではなくそれぞれにべつの役割や考えを持っていたとしたら…」
隼人「なるほどな。イデや宇宙怪獣は、人類に見切りをつけたがゲッター線やビムラーはそうじゃないってことか」
カミーユ「アカシック・レコードはこの銀河の運命を決めかねているわけか」
ナナ「じゃあ、どうする? ゲッター線やビムラーに頼んで、アポカリュプシスを止めてもらう?」
一矢「そう簡単にはいけば苦労はないだろうさ」
コスモ「リョウ…どうやればゲッター線をアポカリュプシスに立ち向かう力とすることが出来る?」
竜馬「…正直に言えば、俺にもわからない。俺達はゲッターで戦っているが、ゲッター線の意志に従っているわけじゃない。
だが、俺達が生きようとする意志に…、つまり、戦おうとする意志にゲッターは応えてくれているように思える」
カミーユ「生きようとする意志か…」
デク「なあんだ…それじゃ今までやってきたことと変わらないじゃないか」
弁慶「仕方ないだろうさ。俺達はそうやってがむしゃらにやるしか方法を知らないからな」
クスハ「私達の念動力もきっと同じなのね…」
ブリット「ああ…」
クスハ「私…念動力の存在を悩んだりもしたけど…」「今は胸を張れる。この力でみんなの未来を守る戦いが出来るから…」
ブリット(強くなったな、クスハ…)
カーシャ「結局、どうすればいいか分からないまま戦うしかないのね…」
万丈「そうでもないさ。僕達には希望があると思う」
コスモ「何だよ? 気休めの励ましなら勘弁してくれよ」
万丈「そうじゃない。…だが、これは気付かないなら、そのままの方がいい…」「下手に意識してしまうとバランスを崩してしまう恐れもあるからね」
ナナ「もう…そうやって思わせぶりなことを言うんだから…!」
京四郎「ナナみたいな単細胞がいるから万丈としても種明かしが出来ないでいるのさ」
ナナ「京四郎さんの意地悪! そんなことばっかり言ってると、イデの前にあたしが怒っちゃうから!」
京四郎「勘弁してくれ。ナナのカンシャクの方が俺にはイデよりもたまらないぜ」
一矢「ははは! 言えてるぜ!」
ナナ「もう! お兄ちゃんまで!」
万丈(そうだ…それでいい。僕達は今までと同じように愛する者達を守るために戦えばいい)(それでも銀河が終焉を迎えるならその時はその時だ…)
〔警報〕
カミーユ「そろそろDSアウトか…」
健一「通常空間に戻れば、おそらくまた戦闘になるだろう」
一平「やれやれ…次にこういう下らない話が出来るのは、いつになることやら…」
テクノ「その時はお互い無事だといいな」
弁慶「そうだな。そうなるように一丁頑張るか!」
豹馬「おう! みんな、無事を祈ってるぜ!」
ジュドー「豹馬さんもね!」
一矢「みんな! 生きて、また会おう!」
デク「うん!」
〔走り去っていく複数の足音〕
トッポ「みんな、行っちまったな」
ファード「うん…」
ルウ「だあ…だあ…」
アーシュラ「ルウもみんなを応援してね」
〔ふらふらと歩み寄って来る足音〕
シェリル「…そうよ…ルウ…。私達が生き残るためにはあなたの力が必要なんだから…」
トッポ「お酒臭いよ、シェリルさん!」
シェリル「ごめんなさいね、トッポ。でも、飲まなきゃやってられないのよ」
リン「姉さん…」
シェリル「ロッタ、リン…ルウを研究させて下さいな…いいでしょう?」
ルウ「だあ…?」
シェリル「ルウ、わかるわね。敵が来ているのよ、恐ろしい敵が」
ルウ「あうう…あう…!」
シェリル「ルウ、どうしたの? さあ、私と行きましょう」
ロッタ「やめて下さい、シェリルさん! ルウはいやがってるじゃないですか!」
シェリル「………」
リン「やめて、姉さん…ルウを返して…!」
ルウ「あうう!」
シェリル「ルウはみんなを助けてくれるわ。今、その研究をしているの」
トッポ「まさか万丈兄ちゃんが言っていた切り札って…!」
シェリル「さあ、ルウ…行くわよ」
ロッタ「シェリルさん!」
シェリル「あなただけなのよ…イデをコントロール出来るのは…
さあ、やってちょうだい…ルウ、イデの力を出させて、みんなで生き延びましょう」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「憎しみの環の中で」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
コスモ「来るぞ…!」
アムロ「各機、迎撃準備!!」
〔敵ユニット出現〕
バッフ・クラン兵「各機、攻撃開始。作戦通りにロゴ・ダウの異星人を追い込むんだ!」
モンシア「やはり追ってきやがったか!」
コウ「だが、この程度の規模なら何とか戦える…!」
ゼクス「問題は戦いが長引けば増援が来ることだろう」
デュオ「要するにちゃっちゃと蹴散らせばいいってことだろう?」
アムロ「だが、勘違いするな。俺達の目的はあくまでカルネアデス計画の陽動だ」「いたずらに戦いを拡大させるような真似はするなよ」
キラ「了解です!」
コスモ「とは言うが、向こうが仕掛けてくる以上、俺達は戦うしかないんだ…!」
竜馬「コスモ…」
カララ「………」
コスモ「俺達が生き残るためにはそれしか方法がないんだからな…!」
<戦闘開始>

<1EP>

ブライト「バッフ・クランの仕掛けが遅い…?」
バルトフェルド「何かのワナか…?」
ブライト「だが、相手の意図がわからない以上、下手な警戒は自分達の首を絞めることになる…」
マリュー「各機、敵の戦術に注意を! レーダーは増援の警戒を!」

<敵8小隊以下or4PP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ジュドー「やっぱり来たか…!」
ルー「わかっちゃいたけど、ヘビーなのは変わりないわね」
リュウセイ「このままじゃいずれは数で押されちまう!」
ベス「ハタリ! この宙域を離脱するルートを計算してくれ!」
ハタリ「了解!」
カーシャ「逃げるつもりなの!?」
万丈「落ち着くんだ、カーシャ。言ったろ? 僕達の目的は互いを滅ぼし合うことではないって」
カミーユ「戦いが続く以上最小限の戦闘で、この場を切り抜ける事を考えるんだ」
コスモ「俺達が力尽きるか、それともバッフ・クランが力尽きるか…」「正面からぶつかるのと同じくらい厳しいやり方になりそうだぜ」
ハタリ「ルートが判明した。各機にデータを転送する!」
〔カーソル、目標地点を指定〕
ハタリ「あの位置からDSドライブに入れば敵を振り切ることが出来る!」
ブライト「ベス君! ソロシップでポイントを確保してDSドライブを!」
ベス「了解です! ハタリ、全速前進だ!」
マリュー「各機はソロシップを援護! 戦力を温存しつつ、この宙域を離脱する!」

<敵全滅orベスが目標地点へ到達・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合のセリフ※※
ディアッカ「まあ、ざっとこんなもんだ」
※※イザークが仲間にいる場合のセリフ※※
イザーク「油断するな。いつまた次の増援が来るかわからんぞ」
※※イザークが仲間にいない場合のセリフ※※
五飛「気を抜くな。いつまた次の増援が来るかわからん」
トロワ「この隙に離脱するのが得策か…」
ベス「よし…DSドライブに入るぞ」
※※ベスが目標地点へ到達の場合のセリフ※※
サイ「ソロシップ! 目標地点に到達しました!」
マリュー「こちらも全速前進!ソロシップと共にDSドライブへ!」
ノイマン「了解!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ベスが目標地点へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕
〔ブライト&マリュー&ラクス、ベスの周囲へ移動〕
〔ゲート開放〕
〔味方戦艦離脱〕
〔敵ユニット出現〕

バッフ兵「作戦は成功。ロゴ・ダウの異星人はDSドライブに入った」「DSアウトした先が奴らの墓場になるのだ…」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

彗星マップ
ベス「これは…!?」
カララ「ラビットスター現象…! 彗星の進路に出てしまったようです!」
バルトフェルド「くそっ! まんまと一杯食わされたか!」
ラクス「どういうことなのです?」
バルトフェルド「前の戦いでバッフ・クランはわざと包囲網に隙を作り、そこへ俺達を誘い込んだんですよ」
マリュー「私達はバッフ・クランによってここへDSアウトするように誘導された…」
ブライト「ならば、次に来るのは…!」
〔敵ユニット出現〕
ベス「バッフ・クラン!」
ブライト「各機、出撃だ! 急げ!」
〈出撃準備〉
カミーユ「大きい…彗星か…!」
レーツェル「バッフ・クランは我々を彗星にぶつける気か…!」
クスハ「そんな…! あんなのにぶつかったら!」
バラン「大宇宙の力だ! 人知の及ぶものではあるまい!」
コスモ「くそっ! 奴ら…自分達も彗星に飲み込まれる覚悟で仕掛ける気か!」
ハルル「巨神…そして、カララ…! ここで全てを終わらせる!」
カララ「ハルル姉さん…」
ハルル「カララ! 私の声が聞こえるか! 全ての元凶はお前なのだ!」
カララ「姉さん…あなたは気づいているはずです!」「人々が憎しみ合わなければイデは目覚めなかったことを!」
ハルル「その元はお前が生んだのだ!」
カララ「おわかりになりませんか! 憎しみは滅びの道です!」
ハルル「ロゴ・ダウの異星人を倒せば済むことよ!」
カララ「そこまでおっしゃるなら私は姉さんを殺し、赤ちゃんを産みます! ロゴ・ダウの異星人ベスの子を産みます!」
ベス「カララ…」
ハルル「やってみるがいい! 裏切り者の女とそれと通じる異星人などにやられてなるものか!」
豹馬「小介! あの彗星が俺達を飲み込むまであと何分ある!?」
小介「計算の結果が出ました! 7分です!」
ブライト「各機、聞いての通りだ! 7分以内に敵包囲網を壊滅させこの宙域を離脱するぞ!」
カララ「…これが憎しみの環ならばここでそれを断ち切ります…」
ハルル「来い、ロゴ・ダウの異星人…! そして、カララ!」「私の誇りに懸けて貴様らをここで仕留める!」

<1EP>
シェリル「いい子にしてちょうだい、ルウ…。今こそあなたの力を示す時なのよ。そうでしょう」
ルウ「………」

<敵8小隊撃破or5PP・味方援軍1出現>
デク「コスモ、急いで! 流れ星が来る!」
コスモ「彗星だろ!」
テクノ「そんなことはこの際、どうでもいいんだよ!」
小介「皆さん、急いで下さい! もう時間がありません!」
大作「そ、そげんこつ言うても…!」
豹馬「コスモ! イデオンの力で彗星を吹き飛ばせないのかよ!」
コスモ「駄目だ! そこまではパワーが上がっていない!」
ナナ「進むことも退くことも出来ない…!」
日吉「や、やだよ…! 僕達、このまま彗星に飲み込まれちゃうの!」
アサギ「こんなところで私達…終わっちゃうの…!」
カララ「そんなことはありません!」
コスモ「カララ!」
カララ「コスモ、私達が育て上げてきた善き心は次に続く人達が受け継いでくれます!」
カーシャ「次に続く人ですって!」
コスモ「こんな時に女ってやつはよくも先のことまで考えていられるもんだ…!」
〔カーソル、ベスを表示〕
マイ「アヤ! ソロシップの甲板に誰かいる!」
アヤ「あれは…!?」
シェリル「………」
コスモ「シェリルさん…!」
デク「見てよ、コスモ! シェリルさん、ルウを連れているよ!」
竜馬「まさか、あの人はまたルウを使って…!」
シェリル「イデよ、応えてほしい! 今ここには純粋に守りしか思わぬ子が死を恐れている!」「イデよ、この無垢な子の恐れの心に応えるべきです!
ルウ「うわああああああん!
〔イデゲージの上昇音〕
カララ「あ…」
ベス「どうした、カララ!」
カララ「ルウが…お腹の赤ちゃんを呼んでいる…!」
シェリル「ルウの純粋な心がイデの力の現れであるのなら、なぜ多くの人々を死に至らしめるのですか!」「むしろ人を生かすのがイデの成すべきことではないのでしょうか!
ルウ「あああん!
シェリル「イデよ!
〔イデゲージの上昇音〕
〔ベス、エネルギー上昇〕

コスモ「パワーが上がっていく…」
アムロ「シェリルの呼びかけにイデが応えたのか…」
竜馬「だけど、こんなやり方が…赤ん坊を犠牲にするようなやり方が許されてなるものか!」
〔竜馬、エネルギー上昇〕
ハルル「目障りだ…! ソロシップに砲撃を集中させろ!」「沈められないまでも甲板にいる奴らを吹き飛ばすのだ!」
〔ベスの周囲に爆発〕
ルウ「あああん!」
シェリル「ああ…!」
ベス「いかん! シェリルとルウが!」
〔カーソル、ベスから離れる〕
※※ギジェ生存フラグ成立の場合のセリフ※※
〔味方ユニット出現〕
ハルル「あれは…友軍機ではない!」
???(
ギジェ)「ソロシップ! シェリルとルウはこちらが保護した。二人とも無事だ!」
シェリル「あ…ああ…」
ギジェ「シェリル…私だ。ギジェ・ザラルだ」
シェリル「ギジェ…! ああ…ギジェ…生きていたのね!」
ギジェ「そうだ。そして、私はイデの善き発現を見るために戻ってきた」
コスモ「ギジェ…あんた…」
ギジェ「手を貸すぞ、コスモ! このまま戦いを続けていれば、我々はイデによって本当に見捨てられる!」「一刻も早く、この無益な戦いに終止符を打つんだ!」
コスモ「ああ!」
※※ギジェ生存フラグ未成立の場合のセリフ※※
シェリル「ああ…ギジェ…ギジェ…」
カララ「シェリル!」
リン「姉さん…」
ベス「駄目だ…。シェリルは…手遅れだ…」
デク「ルウは! ルウはどうなったの!?」
カララ「え、大丈夫…? そう…近くにいるのね、ルウは…」
ベス「カララ…」
万丈「ギャリソン! 飛ばされたのはシェリルだけだ!」「ルウはソロシップのどこかに引っかかっているだろう!」
ギャリソン「かしこまりました。ルウ様は私達が必ず保護いたします」
コスモ「シェリルさん…あんた…馬鹿だよ…」
ジュドー「…だけど…あの人の生きようとした気持ち…わかるよ…」
コスモ「俺達は生きてやる…! シェリルさんやギジェやモエラの分まで俺達は生きるんだ!!」


<6PP>
マリュー「このままでは…!」
ミリアリア「各機、急いで下さい! 残された時間はあと2分です!」
ディアッカ「ちいっ! こいつはヘビーな戦いだぜ!」

<7PP>
ラクス「彗星があんなにも近くまで…!」
バルトフェルド「戦闘中でなければ大スペクタクル映像だ…!」
ブライト「各機、急げ! この1分で敵を殲滅し、そのままDSドライブで離脱する!」

<クスハvsハルル>
クスハ「やめてください! これ以上、戦いを続けても何も得るものはありません!!」
ハルル「得るものはなくとも、私の恨みは晴らさせてもらう! ダラムを失った恨みを!」
ブリット「この執念…これが戦いを広げていくのか!」

<アムロvsハルル>
アムロ「戦いをやめろ! このままでは銀河は終焉に向けて進むだけだぞ!」
ハルル「ならば、その前にお前達を倒すまでだ!」
アムロ「憎しみにとらわれた意志…! この女もイデに取り憑かれた人間なのか…!」

<カミーユvsハルル>
カミーユ「わかれよ! こんなことをしてちゃ、人はいつまでも憎しみから逃れられないんだ!」
ハルル「ならば、お前達を討って私の憎しみを晴らさせてもらう!」
カミーユ「それでは憎しみの環は断ち切れないんだ! なぜ、それがわからないんだ!!」

<ジュドーvsハルル>
ハルル「ダラムを殺した報い、その身に受けよ!」
ジュドー「くそっ! この人…もう自分の憎しみを晴らす事しか考えていないのか!」

<コウvsハルル>
コウ「ここまで肥大した戦局を打開するためには旗艦を討つ…!」
ハルル「馬鹿め…! そのような戦術はお見通しだ!」

<ヒイロvsハルル>
ヒイロ「実の妹さえも手にかけようとする憎しみ…どこから来る…?」
ハルル「全てはお前達だ! お前達の存在が私とダラムに不幸を呼んだのだ!」

<キラvsハルル>
キラ「憎しみの連鎖を止めるためなら、僕は…!」
ハルル「生意気な! 小僧に何がわかる!?」
キラ「僕だってわかる! 憎しみは憎しみを呼び、それはいつか人を滅ぼすことになると!」

<竜馬vsハルル>
竜馬「ソール11遊星主との戦いから何も学んでいないというのか!?」「この宇宙には人知を超えた敵がまだいるんだぞ!」
ハルル「お前達、ロゴ・ダウの異星人もその一つだ! だから、私はお前達を討つ!」

<豹馬vsハルル>
豹馬「馬っ鹿野郎! このままじゃあんたも巻き込まれて死んじまうぞ!!」
ハルル「それでも構わん! カララだけは…カララだけは私のこの手で討つ!!」

<健一vsハルル>
健一「生まれた星が違おうと人は分かり合えるというのに、なぜ憎しみの環を広げようとする!」
ハルル「お前達は巨神を持っている! お前達はダラム・ズバを奪った! それだけで十分だ!」

<一矢vsハルル>
一矢「カララさんを見ろ! あの人は星を越えて、愛を育んだのに姉のあんたは憎しみを広げてどうする!」
ハルル「だからこそ許せぬ! カララを認めてしまっては私のダラムに申し訳がたたん!」

<万丈vsハルル>
万丈「あなたに大義はない…! 私的な憎しみで戦いを拡大させてはイデの思う壺だぞ!」
ハルル「巨神を使う異星人が何を言う! お前達が巨神を使わなければダラムも死なずにすんだはずだ!」

<コスモvsハルル>
コスモ「ええい…! もう、戦いは無意味なはずだ!? なぜ戦う!?
ハルル「ロゴ・ダウの異星人か…! 私のダラム・ズバを殺して何を言うか! 恨み晴らさぬわけにはダラムにすまん!
コスモ「それは俺達だって同じだ! 父を…母を…隣人を殺された!
ハルル「異星人が…何を言う!
コスモ「誰がそうさせた!?
デク「コスモーッ! 撃っちゃえーっ!!

<リュウセイvsハルル>
アヤ「ああ…! 憎しみの念がここまで伝わる…!」
ハルル「ここにも巨神がいるか!」
リュウセイ「やめてくれ! こんな戦いをしている時じゃねえんだよ!」

<ハルル撃破>
ハルル「ダラム…私はあなたのかたきを討つことは出来なかった…」「でも、これであなたの所へ行ける…」
〔敵ユニット撃破〕
カララ「姉さん…」
ベス「カララ…」
カララ「姉は最後まで善き力を信じられなかった…。それが、この結果です…」
ベス「一歩間違えば俺達も同じということか…」
カララ(さようなら、姉さん…)

<敵全滅・勝利条件達成>
サイ「敵部隊の全滅を確認!」
マリュー「各機、帰還せよ! すぐにこの宙域を離脱する!」
ハタリ「だ、駄目だ、ベス! 彗星のスピードが、こちらの予測値を上回っている!」
ベス「何だと!?」
エル「じゃ、じゃあ! あたし達、逃げられないの!」
カツ「そ、そんな…ここまで来て!」
竜馬「あきらめるな! 逃げられないのなら、彗星を破壊するんだ!」
キース「で、でも…イデのパワーだって上がりきってないのに…!」
万丈「イデに頼るな! 僕達は自分達の力で未来を切り拓くんだ!」
小介「彗星のコアを計算します! そこを狙えば、あるいは…!」
豹馬「急げ、小介! そこに超電磁スピンをぶちかましてやる!」
健一「行くぞ、みんな! ボルテスXも続くぞ!」
ヒイロ「こちらにもデータを回せ…。精密射撃なら俺がやる」
キラ「みんな…! みんな、あきらめてはいないんだ!」
クスハ「ブリット君!」
ブリット「俺達の念を集中するんだ! 行くぞ、クスハ!」
クスハ「うん!」
???(無駄な真似を…)
クスハ「え…!? 何、今の声…」
ブリット「集中しろ、クスハ! もう時間がないぞ!」
クスハ「う…うん…!」
ゼンガー「斬艦刀よ…! 今こそ、星を薙ぐ時だ!」
ブライト「各機、集結しろ! 一か八かの賭けに出るぞ!!」
〔コスモ以外の全味方ユニット、中央へ移動〕
竜馬「コスモ、来い!」
コスモ「しかし…」
竜馬「イデは関係ない! お前もαナンバーズなら、一緒に力を合わせるんだ!」「俺達は自分の力で生きるんだ!」
コスモ「おう!」
〔コスモ、中央へ移動〕
小介「計算、出ました! 各機にデータを転送します!」
カミーユ「………」
一矢「………」
リュウセイ「行くぜえ! 銀河無双、αナンバーズの超合体攻撃だ!」
ブライト「各機、攻撃準備!」
ラクス「皆さんの想いと力を一つに!」
〔イデゲージ第5段階〕
デク「コスモ! パワーが来たよ!」
コスモ「これは…!」
竜馬「コスモ!」
※※ギジェが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ギジェ「イデが…!」

コスモ「うおおおおおおおっ!!」
〔コスモ、マップ兵器「イデオンガン」使用〕
〔画面、発光〕
〔一斉攻撃音〕

【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

銀河系
バッフ・クラン本陣

バイラル・ジン ブリッジ
ドバ「…そうか…ハルルも散ったか…」
ギンドロ「惜しいことをした。ハルル様はいずれは貴公の片腕として働いてもらうはずだったろうに…」
ドバ「…が、ともかくも終わった…。イデの巨神とソロシップとやらは彗星の爆発に消えた」「後はロゴ・ダウの異星人の本隊を討ち、ガンド・ロワでバケモノ共を焼き払うだけだ」
ギンドロ「ドバ総司令、くれぐれもオーメ財団の協力があったことを忘れないでもらいたいものですな」
ドバ「忘れようがない…。…だが、ロゴ・ダウの異星人を駆逐した後、我々に帰る場所はない…」
ギンドロ「どういうことだ…!?」
ドバ「バッフ星へ降り注ぐ隕石雨によってズオウは死んだ…」
ギンドロ「な、何と!?」
〔大型モニターの開く音〕

バッフ星 映像
ギンドロ「これは…!」
ドバ「我らの母星を監視するモニターが送ってきた映像だ」
ギンドロ「あ…ああ…」
ドバ「ズオウがいるわけがないのだ。大地が割れてしまえばな…」
ギンドロ「こ、こんな話、誰が信じるものか!」
ドバ「信じる必要はないが我々はイデの手の内で踊らされているかも知れんのだ」「それだけは忘れんことだな」
ギンドロ「………」
〔通信のコール音(バッフ・クラン)〕
ドバ「…そうか…。わかった…全軍を動かす準備を…」
ギンドロ「今度は何だ!? 何が起きた!」
ドバ「巨神とロゴ・ダウの異星人の生存が確認された」「また、例のバケモノ共…宇宙怪獣の大群が動き始めたとのことだ」
ギンドロ「おお…」
ドバ「この銀河の終焉も近いな…。イデはケリをつけたがっているからだろう」「知的生命体を全て死に至らしめてイデは次の時代を生もうとしている。この銀河を中心に全ての宇宙で…」
ギンドロ「馬鹿な!」
ドバ「そうかな? 見ろ…イデの采配がなければ、こうはならんよ」
ギンドロ「私は本星に帰る! こんなところで死にたくはない!」
ドバ「もう遅いのだよ…」
〔平手打ちの音〕
〔人が倒れる音〕
〔画面、明滅〕

ギンドロ「ぐわっ!」
ドバ「そうか…わかったような気がする」「知的生物がなければイデは存在しえないのになぜ殺し合いをさせるのか…わかったような気がする」「知的生物に不足しているのは己の業を乗り越えられないことだ…!」「欲…憎しみ…知恵のこだわり…そんなものを引きずった生命体が元ではイデは善き力を発動せん!」「となれば、自ら善き力の源たる知的生物を創るしかないと!」
ギンドロ「ドバめ! 貴公は己の力一つで、この軍団を動かしていると思ってか!」
ドバ「言うな!」
〔光線銃の銃声〕
ギンドロ「ぐわっ!」
〔人が倒れる音〕
ドバ「わかるか、俗物…。私はそれほど傲慢ではないよ」「だから、私の恨みと怒りと悲しみをロゴ・ダウの異星人にぶつけさせてもらう!」「ハルルが男だったらという悔しみ…カララが異星人の男に寝取られた悔しみ…この父親の悔しみを誰がわかってくれるか…!」「………」「全軍に指令! 何としてもロゴ・ダウの艦と巨神をおびきだせ!」「ガンド・ロワで全ての決着をつける!」
【シナリオエンドデモ終了】


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