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No.58B
死闘、未来を懸けて

【シナリオデモ開始】
銀河系 中心部
移動中 宇宙空間
αナンバーズ

ヱルトリウム ブリッジ
ブリタイ「…では、タシロ提督。我々前線艦隊はスレイブユニット敷設の防衛のため、旗艦艦隊に先行しよう」
タシロ「了解した、ブリタイ提督。貴官らの健闘を祈る」
ブリタイ「我々ゼントラーディはあなた方マイクローンによって文化を…生きる意味を教えられた」「戦闘種族である我々が何かを守るための戦いが出来るのも全てはあなた方のおかげだ」
タシロ「ブリタイ提督…」
ブリタイ「おそらく、この銀河で多くのゼントラーディやメルトランディが宇宙怪獣によって壊滅しただろう」「その中で本艦隊の一員として銀河の未来を賭けた戦いに参加出来ることを私は誇りに思っている」
タシロ「提督…ワシは貴官のような僚友を持ったことを同じく誇りに思うぞ」
ブリタイ「その言葉…万の励ましに値する。では、銀河の最深部での再会を期する」
〔通信パネルの開閉音〕
タシロ「………」
副長「ゼントラーディ艦隊を壮行の砲にて送ります」
タシロ「盛大に頼むぞ。我らの誇り高き僚友のために」

ヱルトリウム ロビー
甲児「しかしよ…外から見てた時もデカいとおもってたがよ…」
ボス「このヱルトリウムってのはものすごい大きさだわさ」
ヌケ「おまけに見たこともないような設備がいっぱいですよ!」
カズミ「この艦はカルネアデス計画の旗艦として現在考えうる最高のテクノロジーをつぎ込まれて建造されたのよ」
さやか「ふうん…。せっかくだから少し案内してくれません?」
ノリコ「待ってました! それなら、私とお姉様にお任せ!」
リュウセイ「お…! なぜなにトップ…」
ライ「ではない! 科学講座だ」
リュウセイ「な、何だよ、ライ…。お前が突っ込むなんて…!」
ライ「ふ…怪我のリハビリの機関、マイに付き合って、その手のディスクも随分と見たからな」
ノリコ「やるぅ! 断然、見直しちゃいましたよ!」
ユング「見直したって…ノリコの判断基準ってどうなってるのよ…」
ライ「リュウセイに付き合うためにはこちらから歩み寄ることも必要だと思ってな」
リュウセイ「やだやだ…! そうやって詰め込んだ知識が真のマニアにいかなうと思ってるのかよ!」
甲児「何と言うか…」
さやか「微妙な争いね…」
カズミ「…それで、説明を始めていいかしら?」
マイ「お願いする」
カズミ「では…」
ノリコ「トップをねらえ! 第58回科学講座!」「ねえ、お姉様…このヱルトリウムって他の戦艦と比べて随分と変わってますね」
カズミ「そうね…。まずはヱルトリウムの正式名称だけど『恒星宇宙軍零等軍艦』…」「カルネアデス計画の実行作戦、『神壱号作戦』を遂行する銀河中心殴り込み艦隊の旗艦よ」
ノリコ「とにかく、その大きさには圧倒されますよね!」
カズミ「ヱルトリウムの全長は70740メートル。56000人の乗員で運行されるのよ」
ノリコ「へえ…スペースコロニーもびっくりの大きさですね!」
カズミ「思考主推進機関によるアルゴリズムイメージ推進法によって宇宙を進み…」「亜空間航宙士にエスパーやイルカを動員しているのよ」
ノリコ「はあ…何だかわからないけどとにかくすごい艦なんですね…」
カズミ「まだまだ。この程度は人類の英知の結晶であるカルネアデス計画を語る序の口に過ぎないわ」「次回は追い詰められた人類の切り札、バスターマシン3号について説明するわ」
ノリコ「それでは、皆さん…。次回も『トップをねらえ! 科学講座』をお楽しみに~」
甲児「………」
輝「………」
鉄也「宙…今の話、理解出来たか?」
宙「まあな。ヱルトリウムがとんでもないほどデカいってことはわかった」
忍「そこは俺だってわかったぜ! 問題はそれ以外のところだ!」
クスハ>>
クスハ「わかった、ブリット君?」
ブリット「ダメだ…さっぱりだ…」
クスハ「高校に通ってた時から物理はあんまり得意じゃなかったし…」「それに、ここまで人類の技術が進んできているなんて…」
クォヴレー
アラド「ふんふん…なるほどね…」
ゼオラ「理解出来たの、アラド?」
アラド「いや…さっぱりだ」「とりあえず、ヱルトリウムがすごい艦だってわかっただけで良しということで!」
クォヴレー「しかし、驚いたな」「かねてから地球人の技術革新についてはバルマーも驚いていたが、ここまでのレベルに達しているとは…」

レーツェル「あのマクロスの落下によって地球にもたらされたEOTは様々な技術革新を呼ぶと同時に…」「在来の地球製のテクノロジーにも大きなブレイクスルーを引き起こしたのだ」「テスラドライブやT-LINKシステム、DMLやプラズマコンバータ…」「それらは、この時代を生き抜く我々の力となってくれた」
<<クスハ>>
ブリット「それが帝国監察軍が言っていた地球人の恐るべき力の一つなんですね」
クスハ「…確かに今は戦争のための技術ばかりが進歩しているように見えるけど…」「戦いが終われば、それらの技術は私達の世界を広げてくれるのにきっと役立つと思います」
レーツェル「そう信じたいものだな…」
クォヴレー
クォヴレー「それがバルマーの注目した地球人の恐るべき力の一つか…」
アラド「じゃ、おれ達ってアタマがいいからバルマーに狙われたってことか?」
クォブレー「それは間違いではない。ただ、バルマーの注目したのは地球人の軍事技術がメインだがな」
ゼオラ「確かに今は兵器を始めとして戦争のための技術ばかりが進歩しているように見えるわ…」
アラド「けどよ…戦いが終われば、その頭脳はもっとためになることに使われると思うぜ」「人類が救いようのないバカでない限りな…」
クォヴレー「そうだな…」

カズミ「では、続けてバスターマシン3号の解説をするけどよろしくて?」
沙羅「頼むよ。…出来れば、もうちょっと簡単にね」
雅人「そうそう。忍の頭でも理解出来る程度で」
カズミ「努力はしてみます…」「では…」
ノリコ「トップをねらえ! 第58回科学講座・後編!」「それでお姉様…。人類の切り札バスターマシン3号の事ですけど…」
カズミ「ノリコ…ヱルトリウムはともかく同じバスターマシンに乗る者として当然、正式名称は言えるでしょうね?」
ノリコ「ええと…。バスっとタマしいの3号機ではなくて…」
カズミ「…バスターマシン3号の正式名称は『決戦用有人航宙戦略爆弾』よ」
ノリコ「そう! それです! その甲虫戦略爆弾です!」
カズミ「言っておくけど、カブトムシやクワガタじゃないわよ」
ノリコ「ドキ!」
カズミ「ザ・パワーを内包した木星をコアにしたブラックホール爆弾であり、カルネアデス計画の最終ステージ用に用意された決戦用戦略兵器…」「銀河系中心部の半径1万光年に敷設された3000本のスレイブユニットを発動させる起爆信管…」「全長は長径が869キロ、短径が415キロ…。人類史上最大の建造物でもあるのよ」
ノリコ「まさに人類の切り札! そして、もうすぐ『神壱号作戦』でバスターマシン3号が起動するんですね!」
カズミ「ええ…。人類の…いや、全銀河の生命体の命運はその時に決まるわ」
ノリコ「私も精一杯頑張ります! コーチの教えてくれた努力と根性で!」
カズミ「そうよ、ノリコ。その意気よ」
ノリコ「それでは、皆さん…。今日まで科学講座の応援、ありがとうございました」「皆さんも神壱号作戦、頑張りましょうね」
マイ「なあ、アヤ…。『カルネアデス』とは何だ…?」
アヤ「古代ギリシャの哲学者の名前よ」
シンジ「どうして、宇宙怪獣と戦う計画にその哲学者の人の名前が付けられたんだろう…」
レイ「生きる意味を問うためよ、きっと…」
シンジ「え…」
亮「…船が難破して海に投げ出された二人の人間の前に一枚の舟板が流れ着く…」「だが、二人でしがみつけば、その板は沈んでしまう…。…その時、どうする?」
忍「ど、どうするったって、そりゃ…」
甲児「その…それは…」
宙「その時になってみなくちゃな…。なあ、シンジ?」
シンジ「え…まあ…」
アスカ「何よ…! みんなしてはっきりしないわね!」
レイ「じゃあ、あなたは答えられるの?」
アスカ「そんなの決まってるわよ…! 私は自分が生き残るために…」
ノリコ「無理しないでいいわよ、アスカ」
カズミ「そう…。この『カルネアデスの舟板』という問いは過去から何度も議論されてきたのだから」
アスカ「………」
亮「法においては己の生命を守るために、たとえ相手を殺してしまっても罪に問われることはない」
忍「だがよ…気持ちの問題ってのがあるぜ」
アラン「そうだ。倫理上において、この問いに明確な答えを出せるものは誰もいないだろう」
ボス「で、それがどうして宇宙怪獣との戦いに関係あるのよ?」
アラン「…神壱号作戦が成功すれば銀河系の約100分の1がブラックホールに飲まれることになる」「太陽系の直径が約100天文単位、1光年が約5万天文単位であることを考えれば1万光年がどれほどの広さかイメージ出来よう」
甲児「そ、そうか…。ゼ・バルマリィの本星のあった辺りも完全に壊滅しちまうんだな…」
亮「果たして人類にそんな権利が…銀河系そのものを破壊する権利があるのか…」
カズミ「でも、そうしなければ人類は滅びてしまう…」
さやか「………」
シンジ「………」
鉄也「ならば、答えは一つだ。俺は戦う…生き残るためにな」
忍「それが正しいとか正しくないじゃねえ」「俺達は生きているんだ。だったら、その生命をつなぎ、守ることが俺達にとって最大の使命だぜ」
リュウセイ「…みんな、生きるために必死で戦ってきたんだ。俺達だって同じだ」
ノリコ「そうよ…そうよね。運命に従って、滅びを待つのなんてやってはいけないことよ…」
宙「ああ、そうだ。そして、俺達には守るべき人達がいるんだ」
シンジ「はい…。もう迷っている時ではありません」
フォッカー「上出来だ。俺は倫理の教師じゃあないが、お前達の決意は満点だ」
ガムリン「αナンバーズの仲間達も決死の覚悟でバッフ・クランを牽制してくれています」
輝「彼らが帰ってきた時が神壱号作戦の決行の時か…」
フォッカー「………」
ノリコ「フォッカー少佐?」
フォッカー「バッフ・クランのことだが奴らの強みは数だけだろうか…」
輝「どういうことです?」
フォッカー「確かに連中の戦略は物量戦がメインだが、俺達の銀河全ての勢力と真っ向から当たるには効率が悪過ぎる…」
ガムリン「向こうにも何らかの超強力な兵器があると?」
フォッカー「そうだ。それこそ地球人のバスターマシン3号に匹敵するだけのものがな」
甲児「ちょっと待った! 地球人は宇宙怪獣っていう絶対的な敵のためにバスターマシン3号を用意したんだぜ!」
雅人「バッフ・クランの連中はそれと同じレベルのものを人間相手に使うってのかよ!」
フォッカー「椋尾にとっちゃ俺達も宇宙怪獣も自分達の敵であることは変わりがない」
輝「彼らもイデに取り憑かれた者達か…」
亮「そして、アカシック・レコードの筋書き通りにアポカリュプシスの中に取り込まれていっている…」
シンジ「僕達…バッフ・クランの人達と互いを滅ぼしあうしかないのかな…」
さやか「………」
美和「………」
忍「やめだ! やめだ!! 今、俺達が相手をするのは宇宙怪獣だ!」
鉄也「そうだ。バッフ・クランについてはコスモ達に任せるしかない」
ガムリン「彼らならきっと和解への道を見つけてくれるだろうさ」
〔歩み寄る足音〕
バサラ「…どうだろうな…」
ガムリン「バサラ…」
ミレーヌ「どうして…バサラがここに…」
バサラ「ステージを見に来ただけだ」
鉄也「ステージって…このヱルトリウムがか?」
バサラ「他に何があるってんだ?」
シビル「バサラ…歌ウノカ?」
バサラ「当たり前だろ」
ガムリン「バサラ…お前…」
バサラ「お前達は好きにやんな。だが、俺も好きにやらせてもらうぜ」
ミレーヌ「宇宙怪獣に歌を聴かせる気なの!?」
宙「いくら何でも、そりゃ無茶だぜ…」
バサラ「…勝手に決めつけるなよな」
〔歩き去る足音〕
ミレーヌ「バサラ…」
ガムリン「あいつ…この状況でもやる気なのか」
鉄也「…面白い」
ジュン「え…」
忍「ああ。あいつも歌に生命を懸けてんだ。俺達も負けちゃいられねえな」
沙羅「もしかして、あいつ…あたしらに何かを伝えるために来たのかも知れないね」
ミレーヌ「それはないと思いますよ…あいつの場合、特に…」
ノリコ「でも、ファイトがわいてきた…! 頑張ろう、みんな!」
リュウセイ「ああ! ここまで来たらやるだけだぜ!」
〔ヱルトリウムの警報〕
カズミ「第二種戦闘配備の指示…」
フォッカー「いよいよ…銀河の最深部か…。気合入れろよ、お前ら!」
輝「はい!」
フォッカー「各員は配備につけ! そして、忘れるなよ!」「俺達は相手が何であろうと生きるために戦っていることを!」
ノリコ「…コーチの魂に誓います!」
カズミ「この手で勝利を…そして、未来をつかむことを…」
〔艦内移動バーの稼働音〕
ユング「カズミ…」
カズミ「何かしら…?」
ユング「ノリコはあなたが戻るまでバスターマシン2号のシートに誰にも座らせなかった…」「…あなたはいつも私の欲しいものを手に入れるのね…」
カズミ「え…」
ユング「コーチもバスターマシンもあなたのものよ」
カズミ「ユング…」
ユング「まだ言いたい事は山程あるけど、今度にするわ」
カズミ「是非、聞かせてもらいたいわね。そのためには…」
ユング「神壱号作戦…絶対に成功させましょう」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「死闘、未来を懸けて」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
副長「エリア32Eに重力震! ワープアウトの予兆と思われます!」
タシロ「奴らめ…ブラックホール爆弾の存在に気付き、直接部隊を送り込んでくるか…!」
副長「周辺宙域の友軍を呼び戻しますか?」
タシロ「スレイブの敷設とその防衛艦隊の配置バランスを崩すことは作戦の失敗を意味する…」「おそらく手薄になったところへ奴らは殺到し、そこからこちらの作戦は瓦解していくだろう」「バスターマシン3号は直衛艦隊…αナンバーズのみで守らねばならん!」
エキセドル「…これは厳しいですな」
大文字「だが、やらねばならない…。我々はそのために、ここにいるのだ」
マックス「αナンバーズ各機、発進! 我々の任務はブラックホール爆弾の防衛だ!」
〈出撃選択〉
ミドリ「重力場異常増大! 来ます!」
ピート「待て! あれは宇宙怪獣では…」
〔第3軍ユニット出現〕
ドッカー「バッフ・クランかよ!」
フィジカ「どうして彼らがここに…!」
マックス「バッフ・クランを牽制中のベス君達の動きは!?」
サリー「現在、交戦中のようです! 断続的にしか交信出来ません!」
タシロ「バッフ・クラン艦隊司令、応答願う」「こちらは艦隊司令のタシロタツミだ。貴官らの目的を問う」
バッフ・クラン兵「知れたことだ。そこに見える超大型戦略兵器を破壊するために我々は来た」
鋼鉄ジーグ「それってバスターマシン3号のことかよ!?」
凱「馬鹿な…! あれは対宇宙怪獣用のものだぞ!」
輝「バッフ・クランはあれを自分達に使われることを恐れているのか…」
タシロ「このバスターマシン3号は対宇宙怪獣殲滅作戦用の設備である」「貴官らも宇宙怪獣の恐ろしさとあれが全知的生命体の天敵であることは知っていよう」
バッフ・クラン兵「それは承知している。そして、イデを始めとする無限の力を使うロゴ・ダウの異星人の危険性もな」
タシロ「!」
バッフ・クラン兵「我々はだまされんぞ! ここで貴様らを見逃せば、いずれは我々の銀河へ攻め込んでくるだろう!」「全艦、攻撃開始! ドバ総司令の命に従い、ロゴ・ダウの異星人の切り札を破壊するんだ!」
忍「わからずやめ! どうして、こっちの言葉を信じねえんだ!」
キリー「ま…聞く耳もたない奴ってのは宇宙のどこにでもいるってわけね」
洸「だけど、俺達だってこのままやられるわけにはいかない…!」
大文字「バッフ・クラン艦隊司令、応答願う! 全ては誤解だ! こちらの話を聞いて欲しい!」
タシロ「…大文字博士、ここまで話がこじれてしまっては言葉は無駄だろう」
エキセドル「残念ながら…」
タシロ「全艦、迎撃準備! 我々は何としてもバスターマシン3号を守らねばならない!」
ノリコ「………」
鉄也「…戦うしかないか…」
シンジ「たとえ、愚かな選択でも今は…」
タシロ「攻撃開始! バッフ・クラン艦隊を撃破し、我々は銀河中心部へ進むぞ!」
ミレーヌ「やっぱり、違う星の人同士が仲良くするのって無理なの……」
バサラ「………」
<戦闘開始>

<2PP>

ミドリ「え…!」
大文字「どうした、ミドリ君!」
ミドリ「αナンバーズの別働隊が交戦していると思われる地点に大規模なエネルギー反応…」「その後、交戦宙域からあらゆる機体の反応が消えました!」
ピート「何だと!?」
ミリア「バッフ・クランの秘密兵器だとでもいうの!?」
洸「まさかイデが…」
シンジ「キラ君…カトル君…みんな…」
甲児「リョウやアムロ大尉、カミーユ達がやられちまったのか…」
リュウセイ「そんなわけねえ! あいつらは無敵のαナンバーズだ! そんなはずねえよ!」
アヤ「落ち着いて、リュウ!」
鉄也「今は余計なことを考えるな!」
凱「信じるんだ! あいつらがそんな簡単に負けるはずがない!」
サンシロー「くそっ! くそっ! バッフ・クランめ!」
J「この戦い…我らと彼ら、どちらかが滅びるまで続くのか…」
バサラ「………」

<ガブロ・ザン撃破or敵6小隊以下or4PP・敵増援1出現>
バッフ・クラン兵「くっ…! イデの巨神はいなくても、これだけの力…やはり危険だ!」「一度、後退する! 第二波に後は任せるんだ」
〔第3軍ユニット離脱〕
サンシロー「後退したか…」
洸「今の内に別働隊の安否の確認を!」
神宮寺「落ち着け、洸! 相手はバッフ・クランだ…きっとすぐに増援が来る!」
ファン・リー「いつ宇宙怪獣が来るかわからないというのに…!」
イサム「泣き言は後だ! 来るぜ!」
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

真吾「連中、まだやる気か!」
レミー「たまんないわね…実際…」
甲児「もう来るんじゃねえ! 来たら、戦わなくちゃならねえだろ!」
サリー「待って下さい! 重力場異常はまだ続いています!」
マック ス「何だと!?」
〔敵ユニット出現〕
シンジ「宇宙怪獣!」
ユング「本命のご登場ね!!」
バッフ・クラン兵「各艦、回避! 急げ!!」
〔味方ユニット撃破〕
バッフ・クラン兵「くっ! 我々の艦隊が一瞬にして壊滅するとは!」
バッフ・クラン兵「か、艦長! 後方の艦隊より連絡です!」
バッフ・クラン兵「後にしろ! この状況を見て、わからんか!」
バッフ・クラン兵「し、しかし…ドバ総司令の本隊と本星に関する重大な情報です!」
バッフ・クラン兵「何っ!?」
バッフ・クラン兵「ガンド・ロワとその周辺宙域にいたパイラル・ジンはロゴ・ダウの異星人と共に消滅!」「なお、我らの本星は隕石雨により壊滅したとのことです!」
バッフ・ クラン兵「馬鹿な …! そんな馬鹿なことがあってなるか!!」「それでは母星を守るという我々の戦いは何の意味さえ持たないではないか!」
〔ドロワ・ザンの周囲の爆発〕
マイク「な、何が起きてるかさっぱりわかんないんだもんね!」
※※「ビッグボルフォッグ」へ換装している場合のセリフ※※
ビッグボルフォッグ「バッフ・クランの通信を傍受した結果、どうやら彼らの本隊と母星が壊滅したらしいです」
※※「ビッグボルフォッグ」へ換装していない場合のセリフ※※
ボルフォッグ「バッフ・クランの通信を傍受した結果、どうやら彼らの本隊と母星が壊滅したらしいです」

ゴルディマーグ「αナンバーズの別働隊がやったのか!?」
※※「ビッグボルフォッグ」へ換装している場合のセリフ※※
ビッグボルフォッグ「彼らも状況を完全には把握していないようです」「ですが、その戦いでロゴ・ダウの異星人…つまり地球人も消滅したとの報が入っています…」
※※「ビッグボルフォッグ」へ換装していない場合のセリフ※※
ボルフォッグ「彼らも状況を完全には把握していないようです」「ですが、その戦いでロゴ・ダウの異星人…つまり地球人も消滅したとの報が入っています…」

ルネ「じゃあ…αナンバーズも…」
<<クスハ>>
クスハ「そんな…そんなことって…!」
<<クォヴレー>>
ゼオラ「そ、そんな…!」
アラド「そんなことがあってたまるかよ!」

バラン「まさか、あれほどのサムライ達が…」
<<クスハ>>
ブリット「うおおおおおっ!」「バッフ・クランめ! よくも…よくも!!」
<<クォヴレー>>
ゼンガー「………」
クォヴレー「これも全てイデの仕組んだことなのか…」
アラド「くそっ! くそーっ!!」「バッフ・クランめ!!」
レーツェル「アラド!」

リュウセイ「あいつらが…! あいつらが戦いを続けるからこんな結果に…!」
マイ「駄目だ、リュウ! 憎しみの心で戦っては!!」
〔ギターの音〕
バサラ「うおおおおおっ!! 俺の歌を聴けーっ!!」
ミレーヌ「バサラ…」
ガムリン「あいつ…」
輝「こんな時でも歌うことをやめないのか…」
副長「提督、宇宙怪獣はバッフ・クランと我々双方に攻撃を仕掛けるつもりのようです!」
タシロ「当然だろう。奴らにとっては生きているもの全てが敵なのだから」
ノリコ「バッフ・クランの人達、完全に戦意を失っているわ!」
カズミ「戦う意味を失ってしまった結果ね…」
バッフ・クラン兵「………」
バサラ「お前ら、それでいいのか! 生きてるんだろ!」「だったら、俺の歌を聴けーっ!!」
ミレーヌ「………」「バサラ! あたしも歌う!」
レイ「ビヒーダ! 俺達も行くぞ!」
ビヒーダ「!」
〔BGM「TRY AGAIN」〕
バッフ・クラン兵「回線に強引に割り込んでくる…」
バッフ・クラン兵「これは…歌…?」
タシロ「各機はバッフ・クランの艦隊とバスターマシン3号を防衛せよ!」
副長「提督…」
タシロ「どんな結果にしろ戦いは終わった。ならば、残った生命を失わせるわけにはいかん!」
マックス「各機は宇宙怪獣のみを狙え! もうバッフ・クランは敵ではない!」
忍「しかしよ…」
シンジ「忍さん、憎しみで戦っては駄目なんです! それじゃ戦いは終わりません!」「相手は全ての生命の敵なんです! だったら、僕達の使命は生命を守ることじゃないですか!」
忍「…まさかお前に説教されるとはな…」
シンジ「す、すいません…」
忍「謝るんじゃねえよ! お前の言葉で目が覚めたんだからな!」
イサム「頼むぜ、バサラ! もっとガンガンにノれるナンバーを演ってくれよ!」
凱「バッフ・クランとの戦いも人類の犯した過ちかも知れない…」「そして、それによりアポカリュプシスが起きるのだとしても俺達はあきらめない!」
洸「過ちを犯したならそれを償うために全力を尽くす!」
甲児「そうだ! 未来ある限り、何度でも挑戦してやるぜ!」
フォッカー「スカルリーダーより各機へ! 敵は宇宙怪獣だ! 行くぞ!!」
カズミ「こぼした水はまた汲めばいい…。あの人も言っていたわね…」
ノリコ「お姉様…」
カズミ「行きましょう、ノリコ! あきらめた時、絶望した時がこの戦いの終わりよ!」
ノリコ「はい! バッフ・クランの皆さん…絶対にやらせません!」

<敵10小隊以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
カズミ「ノリコ!」
ノリコ「はい! わかってます!」
※※「天竜神」へ合体している場合のセリフ※※
天竜神「私達の勇気や希望を打ち砕くことは誰にも出来ません!」
※※「天竜神」へ合体していない場合のセリフ※※
闇竜「私達の勇気や希望を打ち砕くことは!」
光竜「誰にも出来ないんだから!」

J「戦士達よ、戦え! その生命の炎、尽きる時まで!」
ルネ「縁起でもない励ましはやめな!」
ジーグ「J! あいにくだが、俺は死ぬ気はないぜ!」
鉄也「ああ! 神壱号作戦の勝利を…銀河の未来を見届けるまで死んでたまるか!」
J「フ…それでこそだ!」
バサラ「いいぜ! いいぜ! ノってきたな、お前ら!」
ガムリン「当たり前だ! お前が歌うのと同じように戦うことは俺達の生きる意味だからな!」
バッフ・クラン兵「………」

<味方が戦闘(戦闘後)>
バッフ・クラン兵「艦長! ロゴ・ダウの異星人は我々を守ってくれているようです!」
バッフ・クラン兵「馬鹿な! 奴らが我々を放っておくはずがない!」
バッフ・クラン兵「ならば、この宙域から離脱を…」
バッフ・クラン兵「言うな…。もう、この宇宙に我らの居場所はないのだ…」
バッフ・クラン兵「………」

<クスハが戦闘>
ブリット「くそ…! リョウ達は無事なのか…!?」
クスハ「もちろんよ! 彼らはαナンバーズなのだから!」
ブリット「クスハ…」
クスハ「信じることは力になる…。だから、私は絶対に絶望しない!」

<クォヴレーが戦闘>
クォヴレー「俺に生きることを教えてくれたあいつらが俺より先に死ぬはずがない…!」「だから、俺は俺の任務を遂行する…!」

<甲児が戦闘>
甲児「とっととてめえらを倒して、リョウやアムロ大尉達の所へ行くんだ! そこをどきやがれ!」

<鉄也が戦闘>
鉄也「信じてるぞ、万丈…。お前達が生きていることを…」「だから、俺達は今はバスターマシン3号を守ることに全力を尽くす!」

<洸が戦闘>
洸「行くぞ、ライディーン! 宇宙怪獣から全ての人を守るのが俺達の使命だ!」

<忍が戦闘>
忍「コスモ! 聞こえるか! お前らの信条はしぶといことじゃなかったのかよ!」「俺は信じてねえからな! お前らが死んだなんてよ!」

<ノリコが戦闘>
ノリコ「この作戦に地球の…銀河の全生命の未来がかかっているんだもの!」「絶対に邪魔はさせない!」

<タシロが戦闘>
タシロ「ここを守りきれなければ神壱号作戦は成功しない! 各員、気を引き締めてかかれ!」

<サンシローが戦闘>
サンシロー「俺は信じてる…。一矢や健一達が生きてることを!」「だから、俺達はこいつらを蹴散らし、あいつらの帰りを待つんだ!」

<ピートが戦闘>
ピート「奴らめ…本能のままに攻撃して来るかと思えば、少しは戦力アというもの理解しているらしい…!」

<輝が戦闘>
輝「今日の戦いはまだ前哨戦なんだ! こんな所でつまづいてたまるか!」

<フォッカーが戦闘>
フォッカー「スカルリーダーより各機へ! いいか、何としてもバッフ・クランの連中を守るんだ!」

<エキセドルが戦闘>
エキセドル「宇宙怪獣をバスターマシン3号に近づけてはなりません」

<イサムが戦闘>
イサム「おっさん達のガードは趣味じゃねえが、バッフ・クランには指一本、触れさせねえぜ!」

<バサラが戦闘>
バサラ「こんな所まで来たんだ! 遠慮なく俺の歌を聴いてけっ!」

<ガムリンが戦闘>
ガムリン「来るなら来い、宇宙怪獣! 人間の底力を見せてやる!」

<凱が戦闘>
凱「数で劣るのならば、その分は勇気で補う!」

<鋼鉄ジーグが戦闘>
鋼鉄ジーグ「豹馬、健一! お前達の帰ってくる場所は俺達が守る!」「だから、早く戻ってこいよ!」

<リュウセイが戦闘>
マイ「プルやプルツー、ヒイロやジュドー達がやられるなんて…」
アヤ「マイ! 今は目の前の敵に集中して!」
マイ「で、でも…」
ライ「信じるんだ! 俺達の仲間はそう簡単にやられはしない!」
リュウセイ「だから、俺達はバスターマシン3号を守るんだ!」「あいつらが生命を懸けてバッフ・クランを牽制してくれたようにな!」

<敵全滅・勝利条件達成>
副長「本艦隊の守備範囲内の宇宙怪獣の全滅を確認!」「なお、スレイブ防衛部隊も敵攻撃を退けたとのことです」
タシロ「そうか…」
バッフ・クラン兵「………」
タシロ「…さて、どうされる?」
バッフ・クラン兵「母星も同胞も失った今、我々に戦う意味はない…」「ならば、バッフ・クランのサムライとして潔く死を選ぶべきか…」
タシロ「死することを潔しとするか…」
バッフ・クラン兵「………」
バサラ「くだらねえな…。死んじまったら何もかもが終わりだぜ」
ミレーヌ「ちょっと、バサラ! 無責任なこと言わないでよ!」
<<クスハ>>
クスハ「でも…死んでしまえば全て終わりです…」「みんな…生きるために頑張って戦っているのに…。それなのに…」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「だが、事実だ。死は、この世界における消滅を意味する…」

???(はたして、本当にそうかな…)
<<クスハ>>
クスハ「また、あの声…!」(どういうこと…? あの声…私しか聞えてないの…?)
<<クォヴレー>>
クォヴレー「また、あの声か…!」(どういうことだ…。あの声…俺にしか聞えてないのか…?)
アラド「そのさ…。難しい話はともかく…もったいないと思うッスよ、実際…」

バッフ・クラン兵「だが、我々の戦いは…!」
ゼンガー「生きるために戦え…! 敵ではなく己と!」
バッフ・クラン兵「!」
レーツェル「諸君らは戦う意味を失ったと言ったが、生きていることこそが戦いそのものではないのか?」
バッフ・クラン兵「………」
フォッカー「戦争は終わったんだ。俺達とあんたらが戦う理由はない」
サンシロー「だからさ…あんたらは自分達のために生きろよ」
洸「あなた達が生命を落とした時がバッフ・クランという民 の本当の滅亡なのですから…」
バッフ・クラン兵「………」
マックス「聞いての通りです。こちらはあなた方との戦いを望んではいません」
大文字「そして、このバスターマシン3号は宇宙怪獣を倒すために用意されたものであり全ての生命体にとっての切り札なのです」
バッフ・クラン兵「…あなた方の言葉をそう簡単には信じることは出来ない…」
リュウセイ「これだけ言っても…」
ライ「待て、リュウセイ」
バッフ・クラン兵「だが、今の我々には考える時間が必要なようだ…」「許されるならこの場から我々を見逃していただきたい」
タシロ「わかった…。次の機会には敵としてではなく隣人として出会うことを希望する」
バッフ・クラン兵「貴官らの援護と寛大な処置に感謝し、作戦の成功を祈る…」
〔味方ユニット離脱〕
甲児「行っちまったか…」
ユング「これでバッフ・クランとの戦いは終わったのね…」
カズミ「そして、今日の戦いから見ても次こそが宇宙怪獣との決戦になる…」
ノリコ「…でも、リョウ君や万丈さん、アムロさん達は…」
シンジ「………」
ミレーヌ「………」
〔BGM「POWER TO THE DREAM」〕
バサラ「うおおおおおっ! 銀河よ! 運命よ! 俺の歌を聴けーっ!!」
ガムリン「バサラ…」
忍「なんてパワーだ…」
エキセドル「魂のシャウトと言うやつですかな…」
千葉「す、すごい…! この歌エネルギーのパワーは…!」
レイ(マクロス7)(バサラ…お前は…)
レイ(エヴァ)(力強く、そして優しい…。この力は……)
美穂 「ドクター千葉! 熱気バサラとは別の歌エネルギーが観測されています!」
千葉「な、何だと…! バサラ君に匹敵するエネルギー量とは…」
〔味方ユニット出現〕
ミリア「シティ7!」
輝「未沙か!」
ガムリン「じゃあ、あの歌エネルギーは…」
〔シティ7、発光〕
ミンメイ「輝…皆さん…」
輝「やっぱりミンメイか!」
未沙「今は歌を…」
輝「え…」
ミンメイ「心を込めて歌って…。大事な人を想いながら…」
未沙「そして、未来に想いを馳せて…」
ミレーヌ「はい…」
〔洸、発光〕
〔真吾、発光〕

洸「ライディーンが…いや、ライディーンの中のラ・ムーの星が歌に反応している…」
レミー「ねえ真吾…これって…」
真吾「ビムラーも歌ってる…?」
シンジ「わかる…。今ならわかるよ、カヲル君…」「これが君の言っていた歌うってこと…生きることなんだね…」
千葉「おお…このエネルギーは…!」
〔ゲート解放〕
〔味方戦艦表出〕
〔味方ユニット表出〕

タシロ「おお…!」
副長「ソロシップ、ラー・カイラム、アークエンジェル、エターナル、全て健在です!」
アムロ「これは…」
豹馬「歌だ…! 熱気バサラとミンメイちゃんとみんなの歌だ!」
万丈「みんな! 声を聞かせてくれ! 生きているのなら!」
健一「大丈夫だ! こちらは全員、無事だ!」
ジュドー「こっち もだ! みんな…みんな、生きている!」
コスモ「生きている…俺達は生きているんだ…」
ベス「そうだ、コスモ…俺達は…」
カララ「生きているんです…」
ブライト「こうやって生きていることは幻なんかじゃない」
マリュー「生きてこうしてまたみんなと会うことが出来た…」
ラクス「私達は…私達はまだ運命に屈してはいないのです…」
竜馬「そうだ、コスモ。俺達の戦いはまだ続くんだ」
カーシャ「コスモ…」
コスモ「ああ…。ああ…わかっているさ…」「俺達は生きているんだ…」
マックス「タシロ提督…」
タシロ「力は集まった…。これより神壱号作戦は最終段階を迎える!」
【戦闘マップ終了】


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