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No.6C
GUNDAM出撃

 地球圏絶対防衛線の崩壊とプラントの宣戦布告により、
地球圏のあらゆる場所が戦場と化していた。

 日本には地下勢力の残存戦力が集結した地底帝国が……。

 北米と南米、月面には様々な異星人の連合軍である星間
連合が……。

 そして、ヨーロッパとアフリカ、さらに制宙権はプラン
トのザフトが……。

 指揮系統の寸断された地球連邦軍は統制も戦略もないま
ま、各方面軍がそれぞれに敵を迎え撃つ状況にあった。

 絶対防衛線崩壊から3ヶ月……。
 各地に散った彼らもそれぞれの戦いの只中にいた。

【シナリオデモ1開始】
L3宙域 コロニー・ヘリオポリス

ヘリオポリス路上

トール「お? 何か新しいニュースか?」
キラ「ああ、華南だって…」
ミリアリア「カオシュン…もうユーラシアの東部までザフトの侵攻は進んでるのね…」
〔モニターの開閉音〕
トール「ひえ~…先週でこれじゃ、今頃はもう落ちちゃってるんじゃねえの、華南…」
ミリアリア「華南なんて結構近いじゃない。大丈夫かな、オーブ本土…」
トール「ああ、それは心配ないでしょ。近いったって、うちは中立だぜ。オーブが戦場になるなんてことは、まずないって」
ミリアリア「でも、この3ヶ月…地球圏全体が戦場になってるって聞くし…」
トール「宇宙はザフト、月と北米には異星人の連合軍、地球の極東地区には地底勢力か」「そいつらが同時に動いているんだもんな。そりゃ平和な場所の方が少ないだろうさ」
ミリアリア「けど、このヘリオポリスだっていつかは…」
トール「だから、大丈夫だって」
キラ「………」
トリィ「トリィ!」
キラ(アスラン…。結局、地球連邦とプラントは戦うことになってしまった…)(君は今…どこにいるんだ?)
〔歩み寄る足音〕
デュオ「へ~え…その鳥ロボット、よく出来てるじゃねえか」
キラ「え…?」
ヒルデ「驚かせてごめんなさい。…あなた達、カレッジの学生さん?」
トール「ああ、そうだけど…」
デュオ「んじゃ、一つ質問。カトウ教授ってのはカレッジにいるかい?」
キラ「僕達のゼミの教授ですけど…」
デュオ「ビンゴ…! やっぱり、ここが当たりのようだぜ」
キラ「当たり…?」
デュオ「あ、いや…こっちの話さ。ありがとよ」
ヒルデ「じゃあ、失礼します」
〔歩き去る足音〕
トール「何だったんだ、あの二人…」
キラ「よくわからないけど教授のことを探していたみたいだね」
トール「俺達もそろそろ行こうぜ。サイやカズイ達も待ってるだろうしな」
キラ「うん…」

モルゲンレーテ社
ヒイロ「…ここがモルゲンレーテか」
デュオ「さぁて…目星のついたところで早速潜入といきますか。…ヒルデ、お前はここで待ってな」
ヒルデ「その前に聞かせてちょうだい」
デュオ「何を?」
ヒルデ「今回の任務のターゲットよ」
ヒイロ「………」
ヒルデ「モルゲンレーテ社って、オーブの公営企業でしょ? どうしてそこに潜入する必要があるの?」
デュオ「そりゃもちろん…怪しいからさ」
ヒルデ「怪しい?」
デュオ「ああ。それに、オーブは連邦からの独立を主張してるからな。正攻法で行っても、ガードされちまうのがオチさ」「だから、こっそり忍び込もうってわけ」
ヒルデ「なら、プリベンターのメンバーが動くほどのものがモルゲンレーテにあるって言うの?」
デュオ「そいつは開けてみてのお楽しみ。…ヒルデ、お前はカトルへの連絡役を頼むぜ」
ヒイロ「無駄話はそこまでだ。行くぞ」
デュオ「おいおい、必要な連絡事項だぜ?」
ヒイロ「………」
デュオ「あらら、気合入っちゃって。じゃ、ヒルデ…後の事は頼むぜ」
ヒルデ「気をつけてね、二人共」

ヘリオポリス 工業カレッジ
〔扉の開閉音〕
サイ「キラ、やっと来たか」
キラ「ああ」
ミリアリア(…あの二人、ちょっと変な雰囲気ね)
トール(ああ…キラの奴、フレイ・アルスターがサイから手紙をもらったって噂を聞いちまったからな)
ミリアリア(フレイって、あのフレイ…?)
トール(そう。しかし、サイが相手とはキラの奴も苦戦は必至だな)
ミリアリア(へえ…キラがフレイをねえ)
カガリ「………」
トール「誰? あっちの子」
カズイ「教授のお客さん。ここで待ってろって言われたんだと」
トール「お客さんって言えば、ちょっとおかしな奴がこなかったか?」
サイ「おかしな奴って?」
トール「男と女の二人組なんだけど…男の方は黒尽くめで髪を編んで後ろにたらしているんだ」
カズイ「それのどこが変なんだよ?」
トール「う~ん…うまく言えないけど普通の奴と感じが違ったんだよなあ」
サイ「おしゃべりはそこまでだ。さ…教授からの依頼、やっちまおうぜ」
トール「うえ~、またかよ。どうせモルゲンレーテの仕事の方だろうぜ」
サイ「フレーム設置、モジュール改良…とにかくプログラムの解析さ。頼むぜ、キラ」
キラ「うん…」

L3宙域 コロニー・ヘリオポリス

ヴェサリウス ブリッジ
アデス「………」
クルーゼ「そう難しい顔をするな、アデス」
アデス「はっ…。しかし、評議会の返答を待ってからでも遅くはないのでは?」
クルーゼ「遅いな…。私の勘がそう伝えている」「ここで見過ごせば、その代価…いずれ我らの生命で支払わねばならなくなるぞ」
アデス「では?」
クルーゼ「地球連邦軍の新型機動兵器…あそこから運び出される前に奪取する」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「GUNDAM出撃」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
連邦軍艦長「周辺宙域に異常はないか?」
ゼオラ「はい。特に機影もなく、ミノフスキー粒子も通常濃度のレベルです」
ジュドー「…しかし、総司令部も勝手なもんだぜ。月から帰ったばかりの俺達に出動要請なんてさ」
ルー「そうねえ…このコロニーで新型を受け取って、アラスカの連邦軍本部まで届けろだなんて…」「お給料上げてよって感じ」
ムウ「そう文句を言うな。独立部隊と言えど、軍に所属している以上は命令に従わなくちゃな」
ジュドー「ムウさんはいいよな。中尉から大尉に昇進したんだから、給料上がったんでしょ?」
ルー「おまけに『エンデュミオンの鷹』なんて通り名をもらって有名人になったし」
ムウ「勘弁してくれよ。月のグリマルディ戦線の決戦にはαナンバーズだっていたんだ…」「俺一人で何とかしたわけじゃないさ」
ゼオラ「でも、あの戦いは結局ザフトの勝利に終わり…私達は敗走しました」
ムウ「その敗北ムードを隠すためにいわゆる『英雄』が必要になって…俺が担ぎ出されたのさ」「あわよくば、『赤い彗星』や『白き流星』みたいなインパクトを与えたかったんだろうが…どうもねえ」
ジュドー「大変だったみたいだね、フラガ大尉も」
ムウ「…地球権絶対防衛線の戦いの後、俺はαナンバーズと別れて、元の所属に戻ったんだが…」「この3ヶ月は負けっぱなし。まるで一週間戦争だよ」
ゼオラ「こっちも似たようなものです。アルビオンとバニング大尉達は地上に降り、アムロ大尉は別任務…」「残った私達はラー・カイラムに乗って戦っていたんですが…劣勢続きです」
ジュドー「だけどさ、例の新型があれば戦局が変わるかもしれないんだろ?」
連邦軍艦長「そういうことだ。だから、αナンバーズに護衛を頼み…」「フラガ大尉にも新型の輸送部隊である本艦に転属してもらった」
ムウ「新型のテストパイロットは誰なんです?」
連邦軍艦長「αナンバーズの中から適任者を選んでもらっている」
ムウ「もしかして…ジュドー、お前か?」
ジュドー「違うよ」
ムウ「なら、カミーユか?」
ジュドー あの人はちょっとまあ…今、スランプなんだ
ムウ「そうか…。彼、エンデュミオン・クレーターの戦いでも調子が良くなさそうだったからな」
ジュドー「でも、あの人のことだからきっと立ち直ってくれるよ」
ムウ「で…結局、新型のテストパイロットは誰なんだ?」
ゼオラ「…この子です」
クォヴレー「………」
ムウ「ああ、確か…クォヴレー少尉だっけ?」
クォヴレー「はい」
ムウ「自信はあるのか?」
クォヴレー「自分は与えられた任務をこなすだけです」
ムウ「ふうん…。ま、頑張ってくれよ。新型ってのは最初の慣らしが肝心だからな」
クォヴレー「了解」
ゼオラ「…クォヴレー、ちょっとちょっと」
クォヴレー「何だ?」
ゼオラ「フラガ大尉は上官なのよ? もうちょっと愛想良くしなさいよ」
クォヴレー「わかった。努力する」
ゼオラ「努力って…あなたねえ」
クォヴレー「何か気に障ったか?」
ゼオラ(はあぁ…万事この調子だもの。アラドとは別の意味で手が掛かるわ)
〔警報〕
連邦軍兵「艦長! この宙域へ接近する艦をキャッチしました!」
連邦軍艦長「敵か!?」
連邦軍兵「はい! 識別はザフトです!」
〔敵ユニット出現〕
ゼオラ「もうあんな所まで!」
ジュドー「あいつら、もしかして新型狙いかよ!?」
ムウ「そうかも知れないな…!」
連邦軍艦長「各員は直ちに出撃せよ!」
ムウ「了解! 行くぜ、少年、少女!」
ゼオラ「は、はいっ!」
〔味方ユニット出現〕
クルーゼ(出てきたか、ムウ・ラ・フラガ。そして、αナンバーズ…)「作戦は説明した通りだ。各員はそれぞれの役割をこなせ」
アデス「しかし、隊長…自ら出撃されるなど…」
クルーゼ「ヘリオポリスの防衛にはαナンバーズも参加している。その実力はお前も知っての通りだ」
アデス「確かに…エンデュミオンの戦いでも連中には手を焼きました」
クルーゼ「ならば、私が出なくてはなるまい?」(そう…奴もいることだしな…)
連邦軍艦長「頼むぞ、大尉。本艦はこの位置で敵部隊を迎撃する」
ムウ(この感覚…奴がいるか…)
ゼオラ「フラガ大尉…」
ムウ「っと! 考え事をしている場合じゃないぜ」「聞こえるか、みんな! 敵の隊長はあの白い奴だ!」
〔カーソル、クルーゼを指定〕
ジュドー「あいつを落とせば、ザフトも尻尾を丸めて帰るってわけかい?」
ムウ「だが、気をつけろ。奴の腕は並じゃないぞ」
クォヴレー「了解…」
<戦闘開始>

<クルーゼorアデスと戦闘or4PP・敵増援1出現>

クルーゼ「そろそろ頃合か」
〔敵ユニット出現〕
ムウ「しまった! こっちは陽動か!」
イザーク「あれだ…。クルーゼ隊長の言った通りだな」
ディアッカ「つつけば巣穴から出てくるって? やっぱり、間抜けなもんだ…ナチュラルなんて」
アスラン「二人共、油断するな。まだ作戦は成功したわけじゃないんだ」
ニコル「では、お願いします」
ザフト兵「了解だ。少し荒っぽくなるが、しっかりつかまってろよ!」
連邦軍兵「艦長! ザフト機が突っ込んできます!」
連邦軍艦長「弾幕展開! 何としても撃ち落すんだ!」
〔ジン隊、クラップ級の周囲へ移動〕
〔クラップ級に爆発〕

連邦軍艦長「うおあああっ!!」
〔味方ユニット撃破〕
ゼオラ「ああっ、母艦が!!」
ザフト兵「よし! このままコロニーへ突入する!」
〔敵ユニット離脱〕
ジュドー「くそっ! そうはさせるか!」
クルーゼ「君達の相手は私がする。彼らの邪魔をさせるわけにはいかないからな」
ムウ「………」
クルーゼ「ムウ・ラ・フラガ…この私を倒すことが出来るか?」
ムウ「みんな、聞け! 突入した部隊を追うのは目の前の連中を叩いてからだ!」
ルー「それじゃ間に合わなくなるわよ!?」
クォヴレー「だが、ここで敵に背中を向ければ狙い撃ちにされる」
ムウ「そういうことだ! 急げよ!」
ゼオラ「了解です!」

<クォヴレーvsクルーゼ>
クォヴレー「お前を撃破し、任務を完遂する」
クルーゼ「さて…それが出来るかな、君に?」

<ゼオラvsクルーゼ>
ゼオラ「こいつら…やっぱり、新型狙いなの!?」
クルーゼ「でなければ、こんな所まで出向く必要はあるまい?」

<ジュドーvsクルーゼ>
クルーゼ「君達は邪魔なのだよ。早々に消えたまえ」
ジュドー「そうはいくか! 今までやられた分、ここでまとめて返してやる!」

<ルーvsクルーゼ>
ルー「ヘリオポリスには絶対行かせないわ!」
クルーゼ「ならばその代価、君の命で払ってもらおうか」

<ムウvsクルーゼ>
ムウ「貴様…ラウ・ル・クルーゼか!」
クルーゼ「お前はいつでも邪魔だな、ムウ・ラ・フラガ!」「もっともお前にも私がご同様かな!」

<クルーゼorアデス撃破・勝利条件達成>
クルーゼ「時間稼ぎはこれで十分だろう。アデス、一時後退だ」
アデス「了解です」
クルーゼ「後はアスラン達がうまくやってくれる」
〔敵ユニット離脱〕
ムウ「くそっ…! 結局、仕留めることは出来なかったか」
ルー「それより、コロニー内に侵入した敵を!」
ムウ「おお! お前らはドックへ回ってくれ!」
ゼオラ「ドック?」
ムウ「例の新型を運用するための新造艦がある! お前らはそっちを頼む!」
ジュドー「了解! フラガ大尉も気をつけてくれよ!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

〔機関銃の銃声〕
〔跳弾音〕
〔画面、振動〕

ヘリオポリス モルゲンレーテ社
ザフト兵「アスラン、首尾はどうだ!?」
アスラン「ラスティがやられた! だが、イザーク、ディアッカ、ニコルはGを奪取した!」「俺は残りの2機のどちらかを押さえる! 最後の1機は外の連中に運ばせよう!」
ザフト兵「了解! ラスティの分も頼むぞ!」「我らザフトのために!」
アスラン「ああ…!」

ヘリオポリス モルゲンレーテ社
キラ「君、何をやってるんだ!? 避難警報が出ているのに、そっちへ行ったって!」
カガリ「何でついてくる!? そっちこそ逃げろ!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

カガリ「うわっ!! 」
キラ「この近くにもザフトは来ているんだ! 危険だよ!」
カガリ「いいから行け! 私には確かめねばならぬことがある!」
キラ「行けったって、どこへ!? もう戻れないよ!」
カガリ「く…!」
キラ「ええと…こっち!」
カガリ「放せ! このバカ!」
キラ「バ…!?」
カガリ「こんなことになってはと…私は…!」
キラ「大丈夫だって! 工場区に行けば、まだ避難シェルターが!」

ヘリオポリス モルゲンレーテ社
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

キラ「こ、これって…
カガリ「ああ…! やっぱり…地球軍の新型機動兵器…」「お父様の裏切り者ぉぉっ!!
〔走り寄る足音〕
マリュー「子供!? 子供がどうしてここに!?」
キラ「そ、その…迷ってしまって…」
マリュー「とにかく行きなさい! もうすぐここにも敵が来るわ!」
キラ「は、はい! …さあ、君! 急いで!」
カガリ「ああ…」
キラ「泣いてちゃ駄目だよ! あのシェルター行きのエレベーターに乗るんだ!」
カガリ「お、お前はどうするんだ!?」
キラ「あのエレベーター…もう一人しか乗れないみたいだ」「だから、僕は他の所から乗るよ」
カガリ「で、でも!」
キラ「いいから入れ! 僕は向こうへ行く! 大丈夫だから、早く!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

カガリ「待て! お前…!」
〔ハッチの閉まる音〕
キラ「!」
〔機関銃の銃声〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

キラ「うわっ!! 」
マリュー「何やってるの! ザフトはもうそこまで来てるのよ! 君は下がってなさい!」
キラ「は、はい!」
〔走り寄る足音〕
キラ「!」
アスラン「!」
キラ「あぁ…アスラン…?
アスラン「キラ…?
マリュー「離れて!!」
〔機関銃の銃声〕
アスラン「ちっ…!」
〔走り去る足音〕
キラ「あ…ああ…」
マリュー「こうなったら、Gを…!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕

イザーク「ほう…すごいもんじゃないか。どうだ、ディアッカ?」
ディアッカ「OK。アップデート…ニューロリンク再構築…キャリブレート完了」「…動ける」
イザーク「ニコルは?」
ニコル「待って下さい、もう少し…」
ザフト兵「さすが、イザークだな。早かったじゃないか」
ディアッカ「アスランとラスティは遅いな」
イザーク「ふん…奴らなら大丈夫さ。ともかくこの3機、先に持ち帰る。クルーゼ隊長にお渡しするまで壊すなよ」
ザフト兵「アスラン達と残りの2機は、こちらに任せておけ」
ニコル「アスラン…無事を祈ります」
〔敵ユニット離脱〕
デュオ「くそっ! 結局、逃げられちまったか!」
ヒルデ「デュオ! どうして中立のはずのコロニーに連邦の新型機があるの!?」
デュオ「オーブの連中が自国可愛さに連邦へついたんだろうさ」
ヒルデ「けど、何でプリベンターに情報が伝わってなかったの!?」
デュオ「いわくつきの機体だからさ。…俺達のガンダムと同じでな」
ヒイロ「残る2機をザフトから守る。…仕掛けるぞ」
ヒルデ「ここは中立のコロニーなのよ!? 戦闘なんて…」
ヒイロ「その理屈…奴らには通用せん」
デュオ「非常時だ、仕方ねえな!」
ザフト兵「周囲への牽制はもういい。モルゲンレーテへ向かい、残りの2機を押さえよう」
ザフト兵「待て! ドックの方から何か来るぞ!」
〔味方ユニット出現〕
ザフト兵「! や、奴らは!?」
デュオ「備えあれば憂いなしってね。さあて、いっちょ行きますか!」
ザフト兵「噂に名高いプリベンターか。相手にとって不足なしだ」
デュオ「ヒルデ、お前は下がってな。あいつらの相手は俺達がする」
ヒルデ「ちょっと待ってよ! 私だってあなた達の援護ぐらい出来るわ!」
デュオ「へえへえ、頼もしいことで。…だけど、無茶すんなよ」
ヒルデ「それはこっちの台詞! ここがコロニーの中だってこと、忘れないでね!」
ヒイロ「…ターゲット、ロック…」
デュオ「ヒイロ、抑えていけよ。コロニーの外壁に穴でも開いたら大変だからな」
ヒイロ「…わかっている」
<戦闘開始>

<離れているジン以外の敵全滅or離れているジンと戦闘or4PP・味方援軍1出現>

ザフト兵「くそっ! ナチュラルごときにここまでやられるとは!」
デュオ「わりぃな。あんたらの境遇には同情するが、力で物事を解決しようって姿勢が気に食わないんでね」
ヒルデ「デュオ、工場に熱源反応が!」
デュオ「!」
〔工場に爆発〕
〔味方ユニット出現〕

デュオ「あれが残りの1機か!」
ヒイロ「中に乗っているのは連邦の軍人か?」
デュオ「さあ…どうだかな」
マリュー「シートの後ろに!」
キラ「は、はい!」
マリュー「この機体だけでも…! 私だって動かすぐらい!」「OS起動!」
キラ「General Unilateral Neuro-Link…」「Disperesive Autonomic Maneuver…」「ガン…ダム…!?」
〔敵ユニット出現〕
アスラン「こちらアスラン・ザラ。Gを奪取した」
ザフト兵「アスラン!」
アスラン「ラスティは失敗だ!」
ザフト兵「何っ!?」
アスラン「向こうの機体には、連邦軍の士官が乗っている!」
ザフト兵「なら、あの機体は俺が捕獲する! お前は先に行け!」
アスラン「わかった…!」(…さっきのは…キラか? いや、違う…あいつがあんな所にいるはずが…)
トール「お、おい! また新しいモビルスーツが出てきたぜ!」
ミリアリア「こ、このまま戦闘が続いたら、ヘリオポリスが…!」
キラ「! みんな!?」
マリュー「行かせない!」
キラ「うわっ!」
〔マリュー、アスランへ接近〕
マリュー「シートの後ろに下がってなさい! 死にたいの!?」
キラ「す、すみません!」
デュオ「何だ、あの新型…動きが鈍いぜ! 調整が終わってないのか!?」
ザフト兵「そんな動きで! 笑わせるな!」
マリュー「!!」
〔ジン、マリューへ接近〕
[イベント戦闘「マリューvsジン」]
マリュー「くうっ!」
キラ「このモビルスーツ…!」
ヒルデ「敵の攻撃をはじいた!?」
ザフト兵「どうなっているんだ、あいつの装甲は…!?」
アスラン「こいつらはフェイズシフトの装甲を持つんだ!」「展開されたらジンのサーベルなど通用しない!」
ザフト兵「くっ! あいつは俺に任せて、お前は早く離脱しろ!」
アスラン「しかし!」
ザフト兵「いいから行け!」
アスラン「…了解!」
〔敵ユニット離脱〕
ザフト兵「ナチュラルめ、装甲だけで勝てると思うなよ!」
キラ「来ます! かわして!」
マリュー「えっ!?」
〔マリュー、後退〕
〔マリューがいた地点に爆発〕

マリュー「君…!?」
キラ「ここにはまだ人がいるんです! こんな物に乗っているんなら、何とかして下さいよ!」
マリュー「……!」
デュオ「そこのガンダム、早く下がれ! 敵の的になるつもりかよ!」
マリュー「そ、そんなことを言われても…!」
キラ「僕にOSを見せて下さい!」
〔ウインドウの開く音〕
キラ「無茶苦茶だ! こんなOSでこれだけの機体を動かそうなんて!」
マリュー「まだ全て終わってないのよ! 仕方ないでしょう!」
キラ「どいて下さい!」
マリュー「え!?」
キラ「早く!」
〔ストライクガンダム、マリューからキラへパイロット変更〕
〔キーボードを叩く音〕

キラ「キャリブレーションを取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定……チッ!」「ならば、擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結!」「ニューラルリンゲージ・ネットワーク再構築…!」
〔キラ、移動〕
〔キラがいた地点に爆発〕
〔キラ、移動〕
〔キラがいた地点に爆発〕
〔キラ、移動〕
〔キラがいた地点に爆発〕

デュオ「何だ、あいつ!? 急に動きが良くなりやがったぜ!」
ヒイロ(リアルタイムでOSを書き換えているのか?)
キラ「ええい! メタ運動のパラメータ更新! フィードフォワード制御再起動、伝達関数!」「コリオリ偏差修正! 運動ルーチン接続、システムオンライン! ブーストラップ起動!」
マリュー「この子…!?」
キラ「武器は…イーゲルシュテルンにアーマーシュナイダー、ビーム・ライフル…!?」
ザフト兵「ナチュラルめ、なめるなよ!」
キラ「何とかしなきゃ…何とか!」

<ヒイロが戦闘>
ヒイロ「残りの新型機…お前達にくれてやるわけにはいかない」

<デュオが戦闘>
デュオ「こっちも手ぶらで帰るわけにはいかねえんでな…覚悟してもらうぜ!」

<ヒルデが戦闘>
ヒルデ「甘くみないでよね! 私だって元OZのパイロットなんだから!」

<キラが戦闘>
キラ「こんな所で戦いを仕掛けてきて…! 何だっていうんです、あなた達は!?」

<離れているジン撃破・勝利条件達成>
ザフト兵「うおおおっ!!」
キラ「はあ…はあ…はっ…」
マリュー(彼はいったい…?)
ヒイロ「残った敵も退いたか」
デュオ「まさか新型を4機もあの連中に持っていかれるとはな…!」
ヒルデ「待って! 何かこっちに向かってくるわ!」
〔味方ユニット出現〕
ムウ「くっ、ザフトの連中は撤退したか!」
ヒイロ「あれはメビウス<ゼロ>…」
デュオ「もしかして、エンデュミオンの鷹かよ?」
ムウ「おいおい、あのモビルスーツは…! こりゃヤバい物を見ちまったかな」
ヒルデ「デュオ、どうするの?」
デュオ「とりあえず情報を集めようぜ。何であのモビルスーツが中立コロニーで開発されていたか…」「裏で手を引いていたのは誰なのか…そいつを調べるためにな」
ヒルデ「わかったわ」
ヒイロ「…カトルから連絡があった。ジュドー達がコロニーの外にいるらしい」
デュオ「じゃ、あいつらと合流するか?」
ヒイロ「その方がいい。カトルも呼んでくれ」
デュオ「よっしゃ」
マリュー「あの、君……」
キラ「…とにかく、まずは機体を停止させます」
マリュー「あ…お、お願い」
キラ「………」(アスラン…あれは間違いなくアスランだった…)(どうして君が…こんな所に…?)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

コロニー・ヘリオポリス
〔ワイヤーの伸びる音〕
キラ「………」
〔複数の走り寄る足音〕
トール「キラ!」
キラ「トール…みんな…」
トール「無事だったんだな、キラ!」
ミリアリア「みんなで捜してたのよ。キラだけはぐれちゃったから…」
キラ「ごめん…心配かけちゃって」
サイ「キラ…お前、このモビルスーツに乗っていたのか?」
キラ「う、うん」
カズイ「これって連邦軍の新型か? すごいな…」
マリュー「その機体から離れなさい!」
〔銃声〕
トール「おわっ!!」
キラ「何するんです! やめて下さい! 彼らは僕の友達です!」
マリュー「………」「…助けてもらったことには感謝します。でも、あれは軍の機密よ。民間人が無闇に触れていい物ではないわ」
トール「何だよ…さっき操縦していたのはキラじゃんか」
マリュー「みんな、こっちへ。一人ずつ名前を」
サイ「サイ・アーガイル…。学生です」
カズイ「カズイ・バスカーク…」
トール「トール・ケーニヒ」
ミリアリア「ミリアリア・ハウ…」
キラ「…キラ・ヤマト」
マリュー「私はマリュー・ラミアス。地球連邦軍の将校です」「申し訳ないけど、あなた達をこのまま解散させるわけにはいかなくなりました」
キラ「え…」
マリュー「事情はどうあれ、軍の機密を見てしまったあなた方は…」「然るべき所と連絡が取れ、処置が決定するまで、私と行動を共にしていただかざるを得ません」
トール「そんな冗談じゃねえよ! 何だよ、そりゃ!?」
マリュー「従ってもらいます」
サイ「僕達はヘリオポリスの民間人ですよ? 中立です! 軍とか何とか、そんなの何の関係もないんです!」
トール「そうだよ! だいたい、何で連邦軍がヘリオポリスにいるわけさ!?」「そっちからしておかしいじゃねえか!」
カズイ「ああ! だから、こんなことになったんだろ!?」
マリュー「………」
〔銃声〕
ミリアリア「きゃあっ!」
マリュー「黙りなさい。何も知らない子供が…!」「中立だと…関係ないと言ってさえいれば、今でもまだ無関係でいられる。まさか、本当にそう思ってるわけじゃないでしょう?」
サイ「………」
マリュー「ここに連邦軍の重要機密がある…あなた達はそれを見た。それが今のあなた達の現実です」
サイ「…そんな乱暴な…」
マリュー「乱暴でも何でも戦争をしているんです。プラントと地球、コーディネイターとナチュラル。あなた方の外の世界はね…」
キラ「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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