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No.7C
崩壊の大地

【シナリオデモ1開始】
L3宙域 コロニー・ヘリオポリス
アークエンジェル

アークエンジェル ブリッジ
ジュドー「まさか、デュオ達がこのコロニーに来てたなんてなあ」
デュオ「ま、いつものごとく色々あってね」
カトル「そちらもご無事で何よりです」
ルー「あなた達の任務って…もしかして、新型絡み?」
カトル「…ええ」
ムウ「…同窓会はひとまず置いといて、まずは状況の整理をしようか」
マリュー「そうね…。私は地球連邦軍第2宙域第5特務師団所属、マリュー・ラミアス大尉です」
ナタル「同じく、ナタル・バジルール少尉であります」
ムウ「俺は地球連邦軍第7機動艦隊所属、ムウ・ラ・フラガ大尉だ」「と言っても…さっきの戦闘で母艦を失っちまったんで、今は所属が宙ぶらりんだがな」
デュオ「ところで、この新造艦の名前は何て言うんだ?」
ナタル「アークエンジェルだ」
デュオ「…死神とは相性の悪い名前だな」
マリュー「そんなことより、あなた達は…?」
デュオ「通りすがりの死神…ってのは冗談で、プリベンターのメンバーさ」
マリュー(もしかして…Gの事を調べに来たの?)
ムウ「で、ラミアス大尉…あんたがこの艦の責任者になるのかい?」
マリュー「いえ、私は…」
ナタル「…艦長以下、艦の主だった士官は先程の戦闘で戦死されました。よって今は、ラミアス大尉がその任になると思いますが 」
マリュー「え? 私より、フラガ大尉の方が適任では…」
ムウ「おいおい、俺はモビルアーマー乗りだぜ? 艦長職なんて無理だよ」
マリュー「し、しかし」
ムウ「やってもらうしかないさ。生き残ったクルーは下士官で…しかもその数は少ないんだろ?」
ナタル「…仰る通りです」
ムウ「なら、階級から言っても艦長はラミアス大尉が妥当だと思うけどねえ」
マリュー「…わかりました。自信はありませんが…やってみます」
ナタル「………」
ムウ「それじゃ、まずは無事にこのヘリオポリスから脱出することを考えようぜ」
ゼオラ「脱出ですか…?」
ムウ「ああ。ザフトはこのアークエンジェルを狙って必ずまた仕掛けてくるぞ」
デュオ「そうそう、お宝が1つ残ってるからねえ」
ルー「でも、ここは中立をうたっているオーブ連合首長国のコロニーよ」「中立地帯で戦闘を仕掛けるなんて危険を冒すぐらいなら、1機ぐらい見逃すんじゃないの?」
ヒイロ「…あれが並みの機体ならな」
ゼオラ「どういうこと?」
ヒイロ「実体弾を無効化する装甲、換装可能な装備…。あれが量産されたら、連邦とザフトの勢力図が変わるかも知れん」
マリュー「換装可能って…あなた、どうしてそのことを?」
ヒイロ「新型の肩部と背部にハードポイントらしき物があった。そこから推測したまでだ」
マリュー「………」
ジュドー「けど、何でそんなのを中立コロニーの中でこっそり開発してたんだ?」
ムウ「決まってるじゃないか。敵がいないからだよ。それに、切り札は使う時まで隠しておくもんだ」
カトル(だからこそ、総司令部では制式採用機体とは別のルートであの5機の開発をオーブへ発注した…)(そして、彼らはそれを独自の戦力にする気だったんだ…)
ムウ「で、新型を操縦したっていう噂の少年は?」
マリュー「彼の名前はキラ・ヤマト。機密保持のため、彼の友人達と共に艦に抑留してあります」「彼のおかげでジンを撃退し、あれだけは守ることが出来ました」
ムウ「民間人の少年が、ねえ。ひょっとして、彼…ニュータイプ?」
マリュー(…それは…)
ナタル「…X105ストライクは既に艦へ搬入し、技術班と予定されていたテストパイロットにより調整中です」
デュオ「X105ストライクか。じゃ、ガンダムストライク…いや、ストライクガンダムだな」
ムウ「ラミアス大尉、ちょっと確かめたいことがある。ストライクに乗った少年を呼んでくれないか?」
マリュー「わかりました。…バジルール少尉、お願いします」
ナタル「了解です」
〔扉の開閉音〕
ジュドー「しかしさ…連邦とザフトの戦争の始まりって、テロリストがユニウスセブンを核攻撃したのがきっかけだろ?」
デュオ「と言っても、あれは連邦軍の中の超タカ派の暴走だったらしいがな」
ジュドー「その連中…さらに核を持ち出してプラント本国を攻撃しないのか?」
デュオ プラントだってその程度のことは予測していたさ
カトル「ですから、彼らはこの日のためにニュートロンジャマーを完成させていたんです」「その結果、大量虐殺は何とか防がれましたが、プラントとの溝はさらに深まってしまいました」
ルー「ちょっと待って。そのニュートロンジャマーって何?」
ヒイロ「…核分裂反応を抑制する装置だ」
カトル「理論は完成していたのですが、プラントは既にそれを実用化の段階まで持っていっているのです」
ジュドー「なら、そいつを使えば…」
カトル「ええ…水爆などの核兵器は無効化されるのです」
ルー「そんなことが出来るなんて…」
デュオ「まさにザフトの脅威のメカニズムって奴だな」
ヒイロ「…プラントのテクノロジーは連邦軍を上回っている」「加えてコーディネイターだ。連邦軍の苦戦は必至だろう」
ムウ「結局は質と量の戦い…。決め手を欠いたままの消耗戦ってわけだ」
マリュー「この戦い…長引きそうね…」
〔扉の開閉音〕
マードック「ラミアス大尉、よろしいでしょうか?」
マリュー「どうしたの?」
マードック「ストライクに関してご報告したいことが。詳しくは、テストパイロットの彼から聞いて下さい」
クォヴレー「………」
マリュー「クォヴレー少尉…だったわね。ストライクがどうかしたの?」
クォヴレー「機体のOSが書き換えられているため、自分では操縦することが出来ません」
マリュー「え…? どうして?」
クォヴレー「OSが常人では制御不可能な領域での反応速度を要求しているからです」
マリュー「そんなセッティングは…」
クォヴレー「理由として考えられることは一つ…」
マリュー「! もしかして?」
〔扉の開閉音〕
ナタル「ラミアス大尉、キラ・ヤマトとのその他の民間人を連れてきました」
キラ「………」
ムウ「君がストライクを操縦した民間人か?」
キラ「はい」
ムウ「君…コーディネイターだろ?」
キラ「!」
ムウ「どうなんだ?」
キラ「…はい…」
ナタル「何故、それを黙っていた!?」
〔銃を構える音〕
キラ「!」
トール「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
キラ「トール…!」
トール「コーディネイターでもキラは敵じゃねえよ!」
ナタル「何…!?」
トール「さっきの見てなかったのか!? どういう頭してんだよ、お前らは!」
ナタル「………」
マリュー「…バジルール少尉、銃を下ろしなさい」
ナタル「しかし、ラミアス大尉…!」
マリュー「そう驚くことでもないでしょう。ヘリオポリスは中立のコロニーですもの」「プラントを離れて、ここに移ったコーディネイターがいたとしても不思議じゃないわ」「…違う、キラ君?」
キラ「ええ、まあ…。僕は一世代目のコーディネイターなので…」
ムウ「両親はナチュラルってことか」
キラ「はい」
ムウ「いや、悪かったな…騒ぎにしちまって。俺はただ聞きたかっただけなんでね」
キラ「………」
クォヴレー(やはり、コーディネイターだったか…)(だが、彼は普通のコーディネイターじゃない。…そんな気がする)
ジュドー「で、フラガ大尉…これからどうするの?」
ムウ「さっきも言った通り、ヘリオポリスから脱出する。このアークエンジェルでな」「それに、外にいるのはクルーゼ隊だ。あいつはしつこいぞ」
マリュー「………」

アークエンジェル 居住区
トール「キラは?」
ミリアリア「今は眠ってるわ」
カズイ「この状況で寝られちゃうってのもすごいよな」
ミリアリア「疲れてるのよ。キラ、本当に大変だったんだから」
カズイ「大変だったか…。ま、確かにそうだったんだろうけどさ…」
サイ「何が言いたいんだ、カズイ?」
カズイ「べつに…。ただ、キラにはあんなことも大変だったですんじゃうもんなんだなと思って…」「それに、OS書き換えたって言ってたじゃん、あれの…。それっていつさ?」
サイ「いつって…」
カズイ「キラだって、あんなもんのことなんか知ってたとは思えない。じゃあ、あいつ…いつOS書き換えたんだよ?」「キラがコーディネイターだってのは知ってたけどさ…」「遺伝子操作されて生まれてきた奴ら、コーディネイターってのは…」「そんなことも『大変だった』で出来ちゃうんだぜ」
サイ「………」
トール「でもよ…、今、ヘリオポリスにはαナンバーズのメンバーがいる」
ミリアリア「そうね。もう私達が心配する必要なんてないのよね」
カズイ「どうだろうね…。ザフトってのは、みんなキラみたいな力を持っているんだぜ」「そんなんと戦って勝てるのかよ? 連邦軍は…」
トール「さあな…」

アークエンジェル 居住区
ルー「それで、ゼオラ…ブライト艦長は何て?」
ゼオラ「ラー・カイラムをこっちへ回してくれるって言ってたわ」
ジュドー「手際がいいな。さすがブライトさんだ」
カトル「…皆さんは総司令部の要請でこちらに派遣されたんですか?」
ジュドー「ああ。5機の新型とアークエンジェルがアラスカへ降りるのをサポートするためにな」
ルー「と言っても、あたし達が乗る予定だった艦は沈められちゃったし…結局、こっちの艦に乗るしかなくなったんだけどね」
ジュドー「カトル達はどうするんだ? 俺達と一緒に来るのか?」
カトル「ええ。それがレディさんの指示でもありますので」
ゼオラ でも…どうしてあなた達はヘリオポリスに来ていたの?」
ルー「そうそう、私もさっきそれを聞きたかったんだ」
デュオ「それは秘密…と言いたいところだが、隠し事をしてもしょうがねえな。目的はあのストライクって奴の調査だよ 」
ジュドー「まさか、盗みに来たとか?」
デュオ「ああ、新型は高く売れるしな…」「って、お前じゃねえんだよ!」
ジュドー「冗談、冗談だって」
ゼオラ「ストライクの調査って…もしかして、オーブのモルゲンレーテ社と何か関係が?」
カトル「ええ…。どうやら総司令部は独自のルートであの機体の開発を進めていたらしいのです」
ルー「それって、前のティターンズみたいに総司令部が暴走してるってこと?」
ゼオラ「そんな…。総司令部は連邦軍全体の戦略を決定する部門のはずなのに」
デュオ「だから、俺達が調査のために派遣されたのさ」
カトル「トロワと五飛も別ルートから調査を進めています。すぐに僕達と合流することになるでしょう」
〔歩み寄る足音〕
ムウ「…問題は救援が来るまで俺達が持ちこたえられるかどうかだな」
ゼオラ「フラガ大尉…」
ムウ「フォーメーションの確認だ。このデータを各自の機体に入力してくれ」
ナタル「アークエンジェルのCICは副長である私が担当する。各自は指示に従ってくれ」
カトル「了解しました」
ヒイロ「…あの男は出るのか?」
ムウ「キラ・ヤマトのことか?」
ヒイロ「ああ」
ナタル「X105は残された最後のGだ。民間人になど預けることは出来ない」
デュオ「おいおい、こっちは少ない戦力で敵陣を突破しなきゃならないんだ。使える物は使った方がいいぜ」
ナタル「では、フラガ大尉がストライクにお乗り下さい」
ムウ「無茶言うなよ。あんなもんが俺に扱えるわけないだろ」
ナタル「え…?」
ムウ「あの坊主が勝手に書き換えたOSのデータ、見てないのか? あんなもんが普通の人間に扱えるかよ」
ナタル「なら、元に戻させます。あんな民間人の…しかもコーディネイターの子供にGを預けるわけにはいきません」
ムウ「それでノロクサ出てって的になれと?」
ナタル「では、テストパイロットのクォヴレー少尉に…」
ムウ「さっき本人が無理だって言ってたでしょうが」
ナタル「………」
ジュドー「…あの少尉さん、随分とコーディネイターにこだわってるな」
ヒルデ「ジュドーは気にならないの?」
ジュドー「別に。だって、同じ人間…しかも地球人だろ?」
ヒルデ「そうだけど…」
ジュドー「異星人やら地底人やらがわんさといるこのご時世だぜ? 特に気にならねえよ」
デュオ「お前らしい考え方だな」
ヒイロ「だが、すべての人間がそう考えているわけではない」
ジュドー「ああ。そこが問題なんだよな」
〔レーダー反応〕
ジュドー「! 敵襲警報!?」
ムウ「来たか! みんな、出撃するぞ!」
ゼオラ「はい!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「崩壊の大地」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
ジュドー「アークエンジェルはまだ出られないの!?」
ムウ「最終調整にもう少しかかる! それまで俺達で敵を食い止めるぞ」
〔敵ユニット出現〕
カトル「どうやら敵はこのコロニーがどうなろうとお構いなしのようですね…!」
クォヴレー「任務遂行のためには手段を選ばないと言うわけか。…当然の判断だな」
カトル「クォヴレー…!」
ゼオラ「あなた、何を言ってるの! シェルターの中にはまだ民間人が大勢いるのよ!?」
クォヴレー「俺は事実を述べたまでだ」
ヒイロ「確かに…敵はこちらの都合など考えない」
ゼオラ「でも!」
クォヴレー「ここは多少の犠牲を出しても、ストライクとアークエンジェルを守るべきだ」
デュオ(こいつ…昔のヒイロみたいなことを言いやがる)
ゼオラ「クォヴレー、あなた何を…!?」
クォヴレー「ストライクがザフトの手に渡り、量産でもされたら…連邦軍はますます劣勢となる」「敵が手段を選ばないと言うのなら、こちらもそうするまでだ」
ヒイロ「違うな」
クォヴレー「!」
ヒイロ「コロニーへの被害を最小限に抑え、ストライクとアークエンジェルを守る。それが俺達の取るべき選択だ」
クォヴレー「理想論だ。状況はそんなに甘くない」
ヒイロ「…自信がないのなら、下がれ」
クォヴレー「どういう意味だ?」
ヒイロ「お前の判断は、不利な状況に対しての逃げに過ぎない」
クォヴレー「俺が逃げているだと…?」
ヒイロ そうだ。それでは守るべきものを守れない」
クォヴレー「何だと…!?」
ムウ「お前ら、口論している場合じゃないぞ! 何とかして敵を外へ追い出すんだ!」
ヒイロ「無論、そのつもりだ」
クォヴレー「…了解」
<戦闘開始>

<敵全滅・味方援軍1&敵増援1出現>

ムウ「これで何とか…」
〔ニュータイプの共振〕
ムウ「チッ、クルーゼか!」
〔敵ユニット出現〕
クルーゼ「私がお前を感じるようにお前も私を感じるのか。不幸な宿縁だな…ムウ・ラ・フラガ」
ムウ「ぬかせっ!!」
クルーゼ「だが、この勝負…私の勝ちだ」
〔ドックに爆発〕
〔画面、振動〕

ジュドー「まずい! このままじゃドックの戦艦が!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

ルー「今度は何よ!?」
カトル「外からの艦砲射撃です!」
ムウ「あいつら、俺達をコロニーからいぶりだすつもりか!?」
クォヴレー(言わんこっちゃない。敵は最初からそのつもりだ)
クルーゼ「さあどうする、ムウ・ラ・フラガ? このままコロニーと運命を共にするか?」
ムウ「くそっ…!!」
〔カーソル、ドックを指定〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

アークエンジェル 艦内通路
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

マリュー「キラ君…!」
キラ「お断りします。僕達をもうこれ以上、戦争になんか巻き込まないで下さい!」「…あなたの言ったことは正しいのかも知れない…。僕達の外の世界は戦争をしてるんだって…」「でも、僕らはそれが嫌で…戦いが嫌で中立のここを選んだんだ! それを…!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ミリアリア「ああっ!!」
トール「まさか、ヘリオポリスが攻撃されているのか!?」
マリュー「その通りよ。このままじゃ、私達はコロニーごとやられることになるわ」
サイ「何か方法はないんですか…!?」
マリュー「…アークエンジェルを発進させます! 総員、戦闘配置について!」
キラ「!」
マリュー「今、あなた達を降ろしてあげることは出来ない。どうにかこれを乗り切ってヘリオポリスから脱出できれば…!」
ミリアリア「そんな…! 私達も戦場へ連れて行かれるの!?」
マリュー「………」
キラ「卑怯だ…! あなた達は!」
トール「キラ…」
キラ「この艦に残っているモビルスーツはあれしかなくて…今、扱えるのは僕だけだって言うんでしょう!?」
マリュー「キラ君…」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔味方戦艦出現〕

ゼオラ「アークエンジェル!? もう出られるようになったの!?」
クルーゼ「あれが連邦の新造艦か」
ムウ「くっ、まずいタイミングで!」
マリュー「アークエンジェル、前進!」
ナタル「各砲座、攻撃準備!」
マリュー「続いてモビルスーツの発進を!」
〔味方ユニット出現〕
ルー「あれ、ストライクじゃない!」
ジュドー「誰が乗ってんだ!?」
クォヴレー「もしや…!」
キラ「………」
マリュー「キラ君! あなたはアークエンジェルの前面の敵の牽制を!」
キラ「はい!」
ムウ「やっぱり、あの坊主か!」
〔ムウ、キラへ隣接〕
キラ「あなたはさっきの…」
ムウ「ムウ・ラ・フラガ大尉だ。とりあえず、そいつへ乗ってくれたことに礼を言うぜ」
キラ「あ…はい…」
ムウ「俺とお前でアークエンジェルの突破口を作る! 行くぜ!」
キラ「はい!」
〔ムウ、キラと小隊統合〕
マリュー「本艦の目的はあくまでヘリオポリスの脱出です!」「ドックが破壊された以上、コロニーの外壁に開いた穴より宇宙空間へ出ます!」
ノイマン「艦長! 本艦が抜けられそうな箇所が判明しました!」
〔カーソル、離脱地点を指定〕
マリュー「本艦はあの地点へ前進! 機動部隊は進路を確保して下さい!」
ゼオラ「了解!」
クルーゼ「目の前でみすみす獲物を逃すほど私も甘くはない…」「各機は連邦の艦を包囲! 手に入れるぞ、最後のGと一緒にな」

<敵4小隊以下orクルーゼと戦闘orマリューが目標地点へ接近・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
〔アスラン、前進〕

キラ「あのモビルスーツ…!」
アスラン「………」
クルーゼ「アスラン、君にはヴェサリウスでの待機を命じたはずだが」
アスラン「申し訳ありません。しかし、どうしても私は自分自身で仲間の仇を取りたくて…」
クルーゼ「…いいだろう。OSの換装も終わっているのならイージスの力、見せてもらおう」
アスラン「はっ!」
マリュー「X303イージス…ザフトの戦力として使われるなんて!」
ナタル「艦長、どうします!?」
マリュー「今は脱出を最優先とします! イージスについても奪還より撃破を優先して下さい!」
キラ「あの機体を撃墜する…!?」
アスラン「キラ…! 君がストライクに乗っているかどうか、確かめさせてもらうぞ!」

<クォヴレーvsアスラン>
クォヴレー「戦利品を即時戦線投入か。なかなか思い切ったことをする…!」

<クォヴレーvsクルーゼ>
クォヴレー(コロニーへ損害を出さずに戦闘など出来るものか…!)
クルーゼ「ほう…思い切りのいいパイロットだな。被害のことは割り切ったか?」

<ゼオラvsアスラン>
アスラン「俺の邪魔をするな!」
ゼオラ「この機体、速い…!」

<ゼオラvsクルーゼ>
ゼオラ「こんな所で攻撃を仕掛けてくるなんて!」
クルーゼ「悪いが、君達に戦場を選ぶ権利などないのだよ」

<ジュドーvsアスラン>
ジュドー「あんたらもコロニーに住んでんだろ! なら、なんでコロニー内で戦争ができんのさ!?」

<ジュドーvsクルーゼ>
ジュドー「あんたらザフトもしつこいな! いい加減プラントへ帰れよ!」

<ヒイロvsクルーゼ>
ヒイロ「敵隊長機確認…」
クルーゼ「プリベンターの機体か。その実力、試させてもらおう」

<キラvsアスラン>
アスラン「!」
キラ「!!」
アスラン「キラ…キラ・ヤマト! やはり、キラ…キラなのか!?」
キラ「アスラン…アスラン・ザラ! 何故…何故君が!?」
アスラン「お前こそ、どうしてそんなものに乗っている!?」

<キラvsアスラン(戦闘後)>
アスラン「キラ…!」
キラ「アスラン、やっぱり君なのか…!?」
アスラン「…機体にトラブル発生…! イージス、後退する!」
〔敵ユニット離脱〕
キラ「アスラン…!」

<キラvsクルーゼ>
クルーゼ「その機体、このまま放っておくわけにはいかないのだよ!」
キラ「くっ…! これ以上、ヘリオポリスを傷つけさせるわけにはいかないのに…!」

<ムウvsアスラン>
ムウ「まさか、こんなに早く新型を投入してくるとはな!」
アスラン「お前に用はない! 用があるのはストライクだ!」

<ムウvsクルーゼ>
クルーゼ「巣穴をつつけば何か出てくるは思ったが、君が出てくるとはな!」
ムウ「いちいちうるさいんだよ! お前は!」

<マリューvsアスラン>
マリュー「照準、X-303イージス! なんとしても撃破して!」
ノイマン「艦長! ここは撃破より奪還を考えるべきです!」
マリュー「そんな余裕、今の私達にはないわ! 生き残りたかったら命令通りにして!」

<マリューvsクルーゼ>
クルーゼ「これは珍妙な…足が付いた戦艦とはね」
マリュー「攻撃される前に敵隊長機を撃破します! ナタル!」
ナタル「了解しました! 各員、気を引き締めろよ!」

<アスラン撃破>
アスラン「状況はこちらが不利か…! 後退する!」

<クルーゼ撃破>
クルーゼ「やむを得ん…撤退だな」
ムウ「逃がすか、ラウ・ル・クルーゼ!」
クルーゼ「フッ…また会おう、ムウ・ラ・フラガ」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅orマリューが目標地点へ到達・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
ナタル「敵機、撤退していきます!」

マリュー「各機は帰還して下さい! 本艦は宇宙へ出ます!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

ジュドー「な、何だ!?」
ゼオラ「見て! 地面に亀裂が!!」
カトル「コ、コロニーが崩壊する…!?」
ムウ「外からの艦砲射撃が致命傷になったのか!?」
マリュー「そ、そんな!!」
ナタル「艦長、指示を!!」
マリュー「か、各機は独自の判断で宇宙空間へ脱出して下さい!」
キラ「ど、独自の判断って言われても!!」
ムウ「ぼさっとするな、坊主! 俺についてこい!」
〔キラ、フラガから小隊離脱〕
〔キラの隣の地点に爆発〕

キラ「う、うわあああっ!!」
〔味方ユニット離脱〕
ムウ「坊主!!」
デュオ「まずいぞ! あいつ、宇宙へ投げ出された!」
ゼオラ「わ、私達も脱出しないと!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

L3宙域 コロニー・ヘリオポリス

コロニー・ヘリオポリス 映像
アデス「ここまでのことになるとは…」
クルーゼ「連邦軍の秘密兵器を製造していたコロニーのどこが中立だ」
アデス「しかし…」
クルーゼ「住民もほとんどが脱出している。さして問題はないさ。血のバレンタインの悲劇に比べればな」
アデス「………」
クルーゼ「ヴェサリウスは、このまま『足つき』を追跡する」
アデス「足つき?」
クルーゼ「新造艦のあだ名だよ。悪くないだろう?」
アデス「確かに。『木馬』と呼ぶわけにはいきませんからな」
クルーゼ「…では、後は任せるぞ」
アデス「どちらへ?」
クルーゼ「無断で出撃したアスラン・ザラに注意をしなくてはならないのでな…」「とりあえず向こうの戦力はわかった。次の戦いには、残りの3機のGも出撃させよう。…整備を急がせてくれ」
アデス「了解しました」

ヴェサリウス 隊長室
クルーゼ「では、君はあの機体のパイロットを確かめるために出撃したと言うのか?」
アスラン「あれに乗っているのはキラ・ヤマト…。かつての友人のコーディネイターです」
クルーゼ「ほう…」
アスラン「まさか、あのような場所で再会するとは思わず…どうしても確かめたくて…」
クルーゼ「そうか…。戦争とは皮肉なものだ。君の動揺も仕方あるまい」
アスラン「………」
クルーゼ「仲のよい友人だったのだろう?」
アスラン「はい…」
クルーゼ「わかった。そういうことなら次の出撃、君は外そう」
アスラン「え…」
クルーゼ「そんな相手に銃は向けられまい。私も君にそんなことはさせたくない」
アスラン「いえ、隊長…それは…」
クルーゼ「君のかつての友人でも今敵なら我らは撃たねばならん…。それはわかってもらえると思うが」
アスラン「あいつは…キラはナチュラルにいいように使われているんです…」「優秀だけど、ぼーっとして…お人好しだから、そのことにも気づいてなくて…だから、あいつを説得したいんです」
クルーゼ「………」
アスラン「あいつだってコーディネイターなんだ…こちらの言うことがわからないはずありません」
クルーゼ「…君の気持ちはわかる。だが、聞き入れない時は?」
アスラン「その時は…私が撃ちます」
クルーゼ「…『足つき』の護衛にはαナンバーズのメンバーがついている」
アスラン「αナンバーズ…。連邦軍の精鋭ですね」
クルーゼ「そう、侮り難い存在だ」「プラントからの情報では彼らの宇宙の拠点であるロンデニオンから既に救援部隊が動いているとのことだ」
アスラン「では、その前に…」
クルーゼ「次の戦いにはイザーク達にも出てもらう。そこで決着をつけるぞ」
アスラン「私に残されたチャンスはその時だけというわけですね?」
クルーゼ「それがわかっていればいい。後は君の力を信じさせてもらう」
アスラン「はい…」

L3宙域 コロニー・ヘリオポリス
アークエンジェル

ヘリオポリス宙域
〔通信のコール音〕
クォヴレー「…こちらクォヴレー・ゴードン。X105ストライクを発見」
ノイマン「了解。直ちに回収し、帰還してくれ」
クォヴレー「なお、X105は救命ポッドを保護している模様。指示を求める」
マリュー「もちろん、救命ポッドも回収して」
クォヴレー「了解」
〔モニターの開閉音〕
マリュー「………」
ナタル「どうしました、艦長?」
マリュー「我々の行動が遅かったため、ヘリオポリスは崩壊してしまった…」
ムウ「確かにその通りだが、仕掛けてきたのはザフトだ。俺達にはどうすることも出来なかったさ」
マリュー「………」
ムウ「他の救命ポッドの保護は公社の連中がやってる。だから、俺達は先を急ごう」「でないと、またここが戦場になるぜ」
マリュー「そうね…」
ナタル「艦長、以後の指示をお願いします」
マリュー「我々の任務はこの艦とストライクをザフトの手から守り、アラスカの連邦軍本部へ届けること…」「フラガ大尉の言う通り、一刻も早くラー・カイラムと合流しましょう」

アークエンジェル 格納庫
ムウ「よく戻ってきたな、坊主。心配したぜ」
キラ「彼が助けてくれたから…」
クォヴレー「………」
キラ「あ…ありがとう、君…」
クォヴレー「…俺は任務を遂行したまでだ。礼には及ばない」
〔歩き去る足音〕
キラ「………」
ゼオラ「ごめんなさい。あの子、過去の記憶を失ってるの。そのせいで他人と距離を置いている所があって…」
キラ「記憶を…」
ゼオラ「そう…色々とわけありなの」
ムウ「で、坊主が回収した救命ポッドは?」
キラ「それは…」
〔走り寄る足音〕
フレイ「ああ、あなた!」
キラ「え…?」
フレイ「あなた、サイの友達の!」
キラ「フレイ…! 本当にフレイ・アルスター…どうして、君がここに?」
フレイ「私、シェルターに避難して…その後でヘリオポリスが…」
キラ「そうか…それであの救命ポッドに乗ってたんだ」
フレイ「………」
キラ「大丈夫だよ。ここにはみんなも…サイもいるから」
フレイ「本当に!?」
キラ「ああ…ミリアリア達もいる。すぐに会わせてもらえるさ」
フレイ「あなた…随分と詳しいみたいね。案内してくれる?」
キラ「う、うん。僕でよければ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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