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No.8B
輝け!不死身の勇者

【シナリオデモ開始】
ウィルミントン

北米大陸 東海岸
〔波の音〕
洸「………」
マリ「何を見ているの、洸…?」
洸「いや…この海を見ていると地球が今、戦火に包まれているなんてことが信じられなくなってね」
神宮寺「この辺りは幸いにも戦場にはなっていないようだからな」
マリ「ねえ、ミスター…ブルーガーのエンジントラブル、直ったの?」
神宮寺「俺に修理を押し付けておいてそんな言い草はないぜ」
マリ「わかったわよ。あたしも手伝うから早くやっちゃいましょう」
神宮寺「そうだな。せっかく北米についたんだ。とっととαナンバーズに合流しようぜ」
洸「俺も手伝うよ、ミスター」
神宮寺「お前は休んでろ、洸」
マリ「そうよ。この3ヶ月間、洸はずっと戦いっぱなしだったんだから」
マリ「この北米はオセアニアよりもさらに激戦区だって聞くわ。洸は今の内に休んでおいて」
洸「ありがとう、マリ、ミスター。…じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうぜ」
神宮寺「こっちの準備が出来たら呼びに来る。それまで昼寝でもしていな」
マリ「じゃあね、洸」
〔砂の上を歩き去る足音〕
洸「………」
〔波の音〕
洸(母さん…。母さんという犠牲を払い、妖魔大帝バラオは倒すことが出来ました…)(しかし、悪魔の脅威は去ったものの母さんの愛した地球は再び侵略者の手によって蹂躙されようとしています…)(俺とライディーンと仲間達は地球と人々の平和のために戦うつもりです。だから、母さん…俺達を見守って下さい…)
〔砂の上を歩み寄る足音〕
???(イルイ・ガンエデン)「………」
洸「母さん…!?」
イルイ「あの…」
洸「あ…ご、ごめん…。俺…ちょっと考え事をしていて…」
イルイ「………」
洸「君、ここら辺に住んでいる子かい?」
イルイ「いえ…」
洸「観光客…なわけないか…。…もしかして、戦いを逃れてここへ避難してきたのかな?」
イルイ「会いに来たんです、あなたに…」
洸「え…?」
イルイ「………」
洸「参ったな…。君みたいなカワイイ子にそんな風に言われれば悪い気はしないけど…」
イルイ「勇者よ…目覚めの時です」
洸「!」
イルイ「古代ムー帝国の人々の希望…ラ・ムーの星の勇者ライディーン…」「その最後の戦いの時が迫りつつあります」
洸「君は…」
イルイ「審判の日…死と新生の輪廻の時が迫っています」
洸「どういうことなんだ? 審判の日とは何だ? 目覚めの時とはどういう意味だ?」
イルイ「………」
洸「そして、何より君は誰なんだ…!?」
イルイ「私はナシム…この星へ戻ってきたもの…。死と新生の輪廻を断ち切るために」
洸「君は…」

獣戦機隊基地

獣戦機隊基地 司令室
東山「…イゴール長官。ライディーンとブルーガーは要請通り北米のαナンバーズへお預けします」
イゴール「ありがとうございます、東山所長」
東山「いえ…前大戦では獣戦機隊に洸を助けていただいたご恩もあります」「それに洸自身もαナンバーズとして戦うことを望んでいます」
葉月「それで彼らとの合流地点ですが…」
東山「洸達はパースから喜望峰を経由して大西洋ルートで北米大陸へ向かわせています」「トラブルがなければ既に東海岸へ上陸している頃だと思います」
葉月「やはり、太平洋は避けましたか…」
東山「ええ…。太平洋上での妖魔帝国との決戦は洸の心に深い傷を残しましたから…」「それに太平洋ルートの場合、オーブの領海を迂回すると、激戦区である東南アジアを通らねばなりませんですしな」
イゴール「オーブ連合首長国…。地球連邦からの独立を主張している自治体ですか…」
東山「今回のプラントと連邦の戦いにおいても中立を貫いているため、その領海への侵入は簡単ではありませんからな」
〔基地の警報〕
葉月「イゴール長官! 星間連合の部隊がハタラス岬へ部隊を動かしているとの情報が入りました!」
東山「いかん! 予定通りなら、洸達と鉢合わせすることになる!」
葉月「あるいは星間連合のターゲットはそのライディーンか…」
イゴール「αナンバーズに出動要請を! 東海岸へ向かい、ライディーンとブルーガーを救出するのだ!」
葉月「獣戦機隊はどうします?」
イゴール「…やむを得ん。あの馬鹿共も出撃させるしかあるまい」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「輝け!不死身の勇者」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
洸「星間連合か!」
イルイ「………」
洸「君はどこかに避難するんだ! あいつらは俺とライディーンが相手をする!」
イルイ「あなたは…私を守ってくれますか?」
洸「当たり前だ! 小さな女の子を見捨てて逃げるなんてそんな真似が出来るか!」
イルイ「…ありがとう…」
洸「さあ、わかったら逃げるんだ」
イルイ「はい…」
〔カーソル、隣の地点へ移動〕
洸「フェード…フェード…フェード…んんんはああっ!!」「ライディィィィィン! フェェェェェド・イン!!
〔カーソル、海上へ移動〕
〔味方ユニット出現〕
〔ライディーン、浮上〕

洸「ライディィィィン!
イルイ(勇者よ…負けないで下さい。審判の日は、もうすぐです…)(あなたの目覚めの時を待っています…)
〔味方ユニット出現〕
神宮寺「洸!」
洸「ミスター、マリ! ブルーガーの修理は終わったのか」
マリ「もう大丈夫! ばっちり洸をサポートするわよ!」
洸「この近くに女の子がいる! なるべく敵を遠ざけるぞ!」
マリ「何を言ってるの、洸? 周囲20キロに私達と敵以外の生体反応はないわよ」
洸「え…」
神宮寺「昼寝の最中に夢でも見たんだろう。寝ぼけてないで行くぜ!」
洸(そんな馬鹿な…。確かにあの子は存在した…。どういうことなんだ…)
マリ「洸!」
洸「あ、ああ!」「行くぞ、ライディーン! マニュアル・パワー・オン!!」
〔神宮寺、洸と小隊統合〕
〔洸、前進〕

<戦闘開始>

<洸HP50%以下>

洸「くっ…!」
マリ「洸! 大丈夫!」
洸「この程度はかすり傷だ! ひるんでなんかいられるか!」
???「そうです。勇者よ、倒れてはなりません」
洸「!」
???「あなたの最後の戦いはまだ始まったばかりなのです…」
洸「な、何だ、この声は…!? ラ・ムーとは違う…!」
???「勇者よ…ムートロンはあなたの強い心に応じてその力を発揮します…」「どうか負けないで…。ライディーンは全ての人々の希望なのですから…」
〔洸、回復〕
洸「何だ…俺とライディーンに力がみなぎっていく…!」
マリ「洸…」
洸「行くぞ、ライディーン! こんな奴らに負けてたまるか!!」

<敵7小隊以下orワルキメデスと戦闘or3PP・味方援軍1出現>
〈出撃準備〉

マリ「見て、あれ!」
神宮寺「αナンバーズか!」
忍「よう、洸! 元気そうだな!」
洸「忍さん達も!」
甲児「洸! 俺達もいるぜ!」
クスハ「洸君、また一緒に戦いましょう!」
洸「ええ! そのために俺達も北米に来たんですから!」
豹馬「再会の景気付けだ! 派手に行こうぜ!」
ワルキメデス「来たか、αナンバーズ。そして、コン・バトラーVよ!」「貴様達には弟のダンゲルが世話になったな」
豹馬「するってえと、てめえは…」
ワルキメデス「我が名はワルキメデス。キャンベル星最高の科学者にして地球攻略の司令官でもある」
十三「弟は典型的な力押しタイプだったが兄貴の方は随分と陰険そうやな…」
ワルキメデス「この俺を頭脳だけだと思わんことだな」「全軍攻撃開始! ここでαナンバーズを叩き、あの飾り物の司令への土産にしてやれ!」
豹馬「やれるもんならやってみやがれ! その前にてめえらをこの北米から…いや、地球から叩き出してやるぜ!」

<クスハvsワルキメデス>
クスハ「お兄さんならお兄さんらしく弟さんのしつけをしっかりして下さい!」
ワルキメデス「ええい、うるさいわ! 俺も相当手を焼いているのだ!」

<ブリットvsワルキメデス>
ブリット「何をしに来たかは知らないが、思うようにはさせないぞ!」
ワルキメデス「ふん…! 本来なら貴様らになど用はないが相手をしてやっているまでだ」

<甲児vsワルキメデス>
甲児「お前もゴリラ野郎のようにしてやらあ!」
ワルキメデス「あんな単細胞と一緒にするな! 俺は天才ワルキメデス、一味違う事を教えてやる!」

<竜馬vsワルキメデス>
竜馬「キャンベル星人は後がないと見た! ここで一気に決めるぞ!」
ワルキメデス「好き勝手な事を…!」

<洸vsワルキメデス>
洸「いくぞ、ライディーン! 母さんが願った地球の平和…今こそ守ってみせる!」

<豹馬vsワルキメデス>
豹馬「なんだよ、顔が青いぜ! 俺達が怖いのか!?」
十三「なんや、貧血兄貴かいな」
大作「きっと、ロクなもんば食うとらんとよ!」
ワルキメデス「よくも馬鹿にしてくれたな! コン・バトラーVめ、許さん!」

<忍vsワルキメデス>
忍「機体がデカかろうが、肝っ玉が小せえんじゃ話にならねえぜ!」

<敵が4小隊以下orワルキメデスと戦闘or4EP・第3軍増援1出現>
小介「豹馬さん! このエリアに接近する部隊があります!」
豹馬「また星間連合の援軍かよ!」
小介「い、いえ! この反応は!」
〔第3軍ユニット出現〕
クスハ「帝国監察軍!」
ブリット「ついに奴ら、地球に侵攻を開始したのか!」
亮「落ち着け、ブリット。敵の布陣…あれは偵察目的だ」
雅人「で、でも、こんな何もない所の何を調べに来たんだよ!」
甲児「そんなこと知るかよ! とにかく奴らに、この地球を好きにさせるわけにはいかねえぜ!」
ワルキメデス「ゼ・バルマリィ帝国め…やはり、奴らも地球を銀河制覇の力とする気か…!」「全軍! 攻撃目標は帝国監察軍とαナンバーズの双方だ!」
さやか「見て! 星間連合は帝国監察軍にも攻撃を仕掛ける気よ」
豹馬「だがよ、キャンベル星やボアザン星ってバルマー戦役では帝国監察軍に協力してなかったか?」
竜馬「どうやら、前の大戦でのボアザン星軍の動きやこの状況を見る限り、その体制は崩壊したらしいな」
隼人「後は悪党同士の食い合いか。わかりやすい構図だぜ!」
洸「どちらにしても地球の敵には変わりないんだ! まとめて相手になってやる!」

<ワルキメデス撃破or
ワルキメデス「ええい! この状況では撤退するしかないか!」「だが、標的を持ち帰れば任務は完了する。奴もそれで文句はあるまい」
突撃兵士「ワ、ワルキメデス様…ターゲットを完全にロストしました」
ワルキメデス「馬鹿な! この地点を中心に半径5キロ以内は完全に包囲したはずだぞ!」
突撃兵士「そ、それが…ある地点からセンサーの反応が消失したとか…」
ワルキメデス「ぬう…レーダーは高性能なステルス機能を有しているというのか…」「撤退だ! もう一度、作戦を練り直すぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
豹馬「弟に続いて兄貴も尻尾を巻いて逃げ出したぜ!」
甲児「そういうところは兄弟そっくりだ!」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
神宮寺「…一時はどうなるかと思ったがさすがはαナンバーズだな」
忍「ま…俺達が揃えば敵はないってやつだぜ」
雅人「でもさ…洸とライディーンが加われば、例の作戦も勝ち目が出てくるんじゃないの?」
くすは「でも、敵の本拠地がわからなくちゃ意味ないと思う…」
ブリット「そうだな。まずはそちらの調査から始めないと」
〔通信のコール音〕
葉月「どうやら戦闘は終わったようだな」
沙羅「無事に洸達とも合流出来ましたよ」
葉月「ならば、すぐに帰還してくれ。こちらは重大な情報を入手した」
竜馬「重大な情報?」
葉月「詳しい話は後だ。αナンバーズは大至急、帰還してくれ」
〔通信を切る音〕
亮「…もしかすると俺達が最も欲しいものが手に入ったのかもな」
隼人「博士の口ぶりからしてもその可能性が高いだろうぜ」
竜馬「とにかく急いで戻ろう。話はそれからだ」
洸(…ライディーンの最後の戦い…審判の日…死と新生の輪廻…)(何なんだ、それは…。そして、あの女の子は…)
マリ「どうしたの、洸? さっきから様子がおかしいわよ」
洸「い、いや…何でもないさ。…さあ、俺達も行こう」
マリ「ヘンな洸…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

獣戦機隊基地

獣戦機隊基地 司令室
甲児「久しぶりだな、洸! お前とも連絡がとれなくて心配したんだぜ」
洸「すいません、甲児さん。俺達、ちょっと日本を離れていたんで…」
クスハ「まさか洸君達まで日本を追放になったの?」
洸「そんな、忍さん達でもあるまいし…」
忍「随分な口を利いてくれるじゃねえか、洸。この生命の恩人様によ」
洸「やだなあ、忍さん。冗談に決まってるじゃないですか」
ブリット「生命の恩人?」
沙羅「そんな大層なことじゃないさ。ま…ちょっとした縁で悩める青年にアドバイスをしてあげただけさ」
クスハ「それで洸君達は日本を離れてどこにいたの?」
洸「俺達はオーストラリアを基点に太平洋の調査をしていたんです」
甲児「太平洋の調査ってもしかして…」
洸「ええ、そうです。1万2000年前に沈んだムー帝国を調べていたんです」
神宮寺「バルマー戦役の際、プリンス・シャーキン率いる妖魔帝国を俺達は一度は撃退した…」「だが、奴の死の間際の言葉から再び妖魔帝国が世界を滅ぼす日が来ると俺達は考えたんだ」
洸「そこで俺達と父さんや猿丸先生達は奴らに対抗するために古代ムー帝国の宝ラ・ムーの星を探していたんだ」「だが、その調査の最中、突如、妖魔帝国の真の支配者である妖魔大帝バラオが現れたんだ」
弁慶「とんでもなく強そうな名前だな…」
神宮寺「名前だけじゃないぜ。そいつの率いる軍団にライディーンも何度も窮地に追い詰められたんだ」
洸「だが、最後にはライディーは勝利を収めることが出来た。母さんという大きな犠牲を払って…」
クスハ「え…」
マリ「行方不明だった洸のお母さんは実は古代ムー帝国の王女であるレムリアさんだったんです」
神宮寺「洸は戦いの最中にお袋さんに再会できたんだ…」「だが、お袋さんはバラオを倒すためにムートロン開放装置であるラ・ムーの星を自らの生命と引き換えに発動させたんだ」
ブリット「では…」
洸「ライディーンはムートロンの力によって超パワーを得てバラオを倒しましたが母さんが帰らぬ人となった…」
竜馬「そんなことがあったのか…」
クスハ「洸君…。その…私…何て言ったらいいかわからないけど…」
洸「大丈夫ですよ、クスハさん。…確かに俺も一時は落ち込みましたけど今は新たな使命に燃えていますから」
ブリット「新たな使命?」
洸「母さんの愛した地球をライディーンと共に守ることですよ」
クスハ「洸君…」
甲児「その意気だぜ、洸! お袋さんもきっとお前のそんな姿を喜んでいると思うぜ」
洸「バラオとの戦いで力を使い過ぎたためかゴッドボイスは使用不能ですが、俺とライディーンも全力で戦います」
〔歩み寄る足音〕
葉月「…それは頼もしいな」
イゴール「君とライディーン…そしてコープランダー隊の諸君の活躍、期待させてもらうぞ」
洸「はい!」
神宮寺「というわけで、今日から俺達もαナンバーズの一員だ。よろしくな」
マリ「猿丸先生や麗さん達はムー帝国の調査を続けているけど、あたしは洸と一緒に戦います」
豹馬「おうおう! 相変わらず仲がよろしいことで!」
マリ「そういう豹馬さんの方はどうなんです? うまくやってます?」
豹馬「うまくやってるって、何がだ?」
ちずる「………」
豹馬「どうした、ちずる? そんな顔して、腹でも痛いのか?」
ちずる「何でもないわよ!」
豹馬「っと、怒鳴らなくてもいいだろ…」
洸(…相変わらず豹馬さんはちずるさんの想いに気付いてないみたいだな)
マリ(ほんと…ちずるさんもあんな鈍感な男のどこがいいのかしら…)
亮「では葉月博士…その重大な情報を聞かせてもらいましょうか」
葉月「うむ…それについてはイゴール長官から話してもらおう」
イゴール「諸君…心して聞いてくれ」
竜馬「………」
ブリット「………」
イゴール「星間連合の本拠地が判明した。敵の本部はニューヨークにある」
甲児「ニューヨーク…」
忍「よりによってニューヨークとはな。その地球を売った野郎ってのはレトロ趣味でもあるのかよ」
イゴール「地球連邦軍北米支部は可能な限りの戦力を動員してニューヨークに対して一大攻勢に出る…」「諸君らαナンバーズはこの気に乗じて敵の中枢を討ってもらいたい」
竜馬「了解です! αナンバーズ北米部隊、その作戦に参加させてもらいます」
沙羅「ところで長官、その情報はどこから手に入れたんです?」
イゴール「…我々に協力するゲリラからだ」
葉月「君達もよく知るあの人物からということだよ」
雅人「やってくれるねえ、アランの旦那も!」
甲児「とにかくこれで一気に決着を付けられるってことだぜ!」
忍「ああ! 異星人の基地を叩き潰し、ついでにその裏切り者も一緒にぶっ飛ばしてやるぜ!」
沙羅「………」
クスハ「どうしたんです、沙羅さん…?」
沙羅「いや、何でもないよ。頑張ろうね、クスハ」
クスハ「はい!」
イゴール「各員は別名あるまで待機。今の内に自機の整備を済ませておけ」
洸「了解です」
忍「みんな! 今までの恨みを晴らすためにも思い切り暴れてやろうぜ!」
〔大型扉の開く音〕
葉月「…頼もしい連中ですね」
イゴール「葉月博士、作戦の成功可能性はどれ位だと見ます?」
葉月「珍しいですね。長官がデータ的なものを気にされるなんて」
イゴール「私とて精神論だけで戦いに勝てるとは思っていない…」
葉月「現状の戦力では成功率は40%…いや、35%といったところでしょう」
イゴール「彼らの優れた精神力がこの不利を埋めるにしても、厳しい戦いになりそうだな…」
葉月「ええ…」
イゴール「せめて、あと1機…戦力を変え得る力を持った機体があれば…」
葉月「その件ですが…」

ニューヨーク 星間連合前線基地

星間連合 ニューヨーク基地
シャピロ「…それで結局、おめおめと後退してきたということですか…」
ワルキメデス「今回の失敗は標的に対する情報の不足が原因だ」「聞かせてもらおうか。地球人の小娘一人を捕らえることに何の意味があるというのだ…!?」
シャピロ「その問いに答える必要はありませんな」
ルーナ「………」
ワルキメデス「貴様…」
シャピロ「いいではありませんか。ムゲ・ゾルバドス帝国はあなた方の地球侵略に協力し、あなた方は我々の調査に協力する」「この関係のどこに不服があるのです」
ワルキメデス「いいだろう、シャピロ。だが、忘れるなよ…所詮、貴様などムゲの威を借る飾り物でしかないことをな」
〔歩き去る足音〕
シャピロ「ムゲ帝王の威を借る飾り物か…」
ルーナ「お気になさらずに、シャピロ様。あのようなものは負け犬の遠吠えと同じようなものです」
シャピロ「だが、事実でもある」
ルーナ「シャピロ様…」
シャピロ「ルーナ…この俺は力を得るためにムゲ帝王にこの身を捧げた」「だが、足りん…! この宇宙を統べるには、この程度の力ではまだまだ足りんのだ!」
ルーナ「シャピロ様…。女は強い男が好きでございます」
シャピロ「そうだ、ルーナ。力こそが全ての真理…力ある者だけが望むもの全てを手に入れられるのだ」「ルーナ…私は神への階段を登る。誰よりも高い所へ行くために」
ルーナ「私はそれについていきます」
シャピロ「神の座へ登るための道標…あのハーモニーを聞いたからこそ私はここにいる」「見ているがいい、愚か者共よ。神の子を手に入れ、神の座につくのはこの私…シャピロ・キーツだ」
ルーナ「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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