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サブシナリオ
母と誓った明日のために

封印戦争の最中、洸は妖魔大帝バラオを倒したものの
その代償として母を失っていた。
しかし、泥沼の戦いはまだ続いていた。
世界中を席巻するミケーネ帝国に対し、人々を守る
ために戦うライディーンであったが、晶の精神は限界
に達しようとしていた…。

【シナリオデモ1開始】
衛星軌道上 オービットベース
大空魔竜

大空魔竜 ブリーフィングルーム
甲児「お、洸じゃねえか」
洸「どうしたんです、甲児さん? …それに、みんなも」
さやか「ちょうどいいところにいたわ。ほら、封印戦争の時の話を詳しく聞いてなかったから…」
神宮寺「昔話を聞きたいってわけか」
豹馬「ああ。このところ、ゴタゴタが続いているからよ」「ここいらで積もる話でもしとかねえと、次はいつこういう場が持てるかわかんねえからな」
十三「ワイらも妖魔帝国の親玉、妖魔大帝バラオの話も聞きたいんでな」
マリ「でも…」
洸「………」
豹馬「す、すまねえ! そう言えば、バラオとの戦いで洸のお袋さん…亡くなったんだったな…」
洸「ええ…母さんはバラオとの戦いで窮地に陥ったライディーンを救うために…」「自らの生命と引き換えにライディーンのムートロン開放装置であるラ・ムーの星を発動させたんです」
ちずる「ごめんなさい…。つらいことを思い出させてしまって…」
洸「気にしないで下さい。いつまでもクヨクヨしてはいられませんから」
豹馬「あ、いやいや、それなら別の話にしようぜ!」
ちずる「そういえば麗さんと猿丸さんはどちらに?」
神宮寺「あの二人はひびき博士といっしょに世界各地の遺跡の調査に行っている」「少しでもライディーンやムートロンの謎を解明するために古代遺跡を調べているんだ」
豹馬「ライディーンは古代ムー帝国の遺産だもんな。何か関係ある資料が見つかるといいな」
マリ「でも、調査が忙しいらしくて全然連絡がないの」
十三「何や…せっかくおもろい話が聞けると思ったのに…」
マリ「それじゃあ、オセアニアで獣戦機隊のみなさんに助けてもらった時の話はどうかしら」
洸「あ、あははは…。あの話は面白くないですよ。本当に面白くもなんともないです」
神宮寺「フッ、恥ずかしがることはないだろうによ」
マリ「そうそう。あの時…バラオとの戦いが終わった直後は本当に大変だったんだから…」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「母と誓った明日のために」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

神宮寺「そらそらっ!」
〔ミサイルの発射音〕
〔グレシオスに爆発〕

洸「何やってんだ、ミスター! 邪魔だ、どいてくれ!」
神宮寺「何だと!?」
洸「とどめは俺が刺す!!」
〔洸、グルシオスへ隣接〕
[イベント戦闘「洸vsグルシオス」]
〔敵ユニット撃破〕
洸「ふう…。これで、この辺りのミケーネの連中は全部倒したはずだ…」
神宮寺「洸…。さっきの戦い…どういうつもりだ…」
洸「…敵は倒せたんだ。なんだっていいじゃないか」
マリ「洸…」
神宮寺「敵さえ倒せればそれでいいって言うのか!?」「お前はそのためなら連携も無視して勝手にやるって言うのかよ!」
洸「………」(俺の力が足りないばかりに母さんはラ・ムーの星を発動させて生命を落とした…)(俺に力があれば、あんな悲しみは味わわずに済んだんだ…)
神宮寺「おい! 聞いているのか、洸!!」
洸「…ああ、そうだ。…どうやら、俺は独りで戦う方が向いているみたいだしな」
神宮寺「何だと…! 一体、何様のつもりだってんだ!」
マリ「洸もミスターもやめて! 二人とも今がどういう時かわかっているの!?」
洸「………」
神宮寺「………」
マリ「ネオ・ジオンにフィフス・ルナを落とされて、甲児さんやアムロ大尉達は行方不明…」「そして、世界中でミケーネが大暴れしているっていうのにあたし達が争ってどうするのよ…!」
神宮寺「すまねえ、マリ…」
洸「………」
マリ「とにかく基地に帰りましょうよ。ライディーンもずっと戦い続けて疲れているみたいだしね」
洸「……ああ」
マリ(洸…洸は自分を責めているの…?)
〔洸&神宮寺、後退〕
〔ライディーンの共鳴〕

洸「…!」
マリ「どうしたの、洸?」
洸「休みたいなら勝手に休んでくれ。俺とライディーンはまだやれる」
神宮寺「まだわからないのか。単独行動は危険なだけだぜ」
マリ「そうよ。洸も休みましょ?」
洸「ボロボロのブルーガーじゃ危険かもしれないが、ライディーンなら大丈夫だ」「俺はこの辺りの警戒を続ける」
神宮寺「俺達が足手まといだって言いたいのか?」
洸「…ああ」
神宮寺「勝手にしやがれ! …行くぞ、マリ!」
マリ「………」
〔味方ユニット離脱〕
洸「………」「姿を現せ! そこにいるのはわかっているんだ!!」
〔敵ユニット出現〕
洸(ミスター、マリ…。もう目の前で知っている人が失われるのは沢山なんだ…)(あんな想いをするぐらいなら俺には仲間なんて必要ない…)(戦いは俺独りでやる…! この生命が果てるまで…!)「来い、ミケーネ帝国!! 母さんが生命を懸けて守った大地と海をお前達に渡しはしないぞ!」
<戦闘開始>

<洸が戦闘>

洸「見ていろ! 俺一人でも十分だということを思い知らせてやる!」

<サイコベアー撃破or洸が撃破されるorHP20%以下・味方援軍1出現>
※※サイコベアー撃破の場合、セリフ追加※※
〔サイコベアー、精神コマンド「根性」使用〕
洸「ちっ! なんてしぶといやつなんだ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔サイコベアー、洸へ隣接〕
〔サイコベアーから光の広がり〕
〔洸、エネルギー減少〕

洸「く…う……うあ…?」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

暗闇
洸「………」「ここは…一体どこだ…?」
レムリア「洸…」
洸「母さん…母さんなのか…」
レムリア「洸、お前は十分に戦いました。少しお休みなさい…」
洸「何を言うんだ、母さん!?」
レムリア「私にはわかります。お前の心が疲れていることが…」
洸「………」「バラオを倒しても敵は次から次へとやってくる…」「このままじゃ俺も…地球も…」
レムリア「ならば、こちらに…黄泉の世界へ来なさい…」
洸「……!?」
レムリア「お前の力が足りないばかりに私は生命を失いました」
洸「う、うう…」
レムリア「安心なさい、洸。私はお前の母…。母が子を守るのは当然のことです」
洸「え…?」
レムリア「そして、今、私はお前を守るために現れたのです。さあ、洸、いらっしゃい…」「お前は十分に戦いました。もう休んでもいいのです…」
洸「母さん…」
レムリア「さあ、洸…。私と一緒に行きましょう」
洸「ありがとう、母さん…。これからは俺…母さんとずっと一緒にいられるんだね…」
レムリア「そうよ、洸…」
洸「子守唄を歌ってくれよ…。眠くなってきた…」
レムリア「ええ、歌ってあげますよ…。そのまま眠りなさい…永遠に…」
洸「うん…。おやすみ…」
???(レムリア)「立つのです、洸…。お前の戦いはまだ終わっていません」「ラ・ムー……!」
洸「母さん!? 母さんの声!!」
???(レムリア)「惑わされてはなりません。あれはお前の心の弱さに付け入る敵の妖術です」
洸「何だって!?」
レムリア「アキラ…アナタハワタシヲ…コロシ…」
洸「くそっ! ミケーネめ…よくも母さんの偽者を!!」「俺は母さんに誓ったんだ! この地球に平和が戻るまで戦い続けると…。それを…それを…!」
???(レムリア)「そうです、洸。あなたとライディーンの力を人々は必要としています」「戦うのです、勇者よ。その心と力で、終焉の審判の日まで」
レムリア「ア…キラ…ヤス…メ…アキラ……ラ…」
洸「消えろ、偽者! いや、俺の弱い心よ!」「俺は戦う! 母さんと…ライディーンと共に!!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔洸、エネルギー上昇〕
〔サイコベアー、後退〕

洸「許さないぞ、ミケーネ! 俺の怒り…お前達にぶつけてやる!」
〔洸の周囲に爆発〕
洸「撃つなら撃て! 俺の生命に代えても、お前達だけは絶対に許さない!!」
〔洸の周囲に爆発〕
洸「何っ!?」
〔味方ユニット出現〕
連邦軍兵「聞こえるか、ライディーン!」「こちらは地球連邦軍オセアニア支部第62分隊だ。これより君を援護する!」
洸「連邦軍か…」
連邦軍兵「もっとも、俺達も本隊がやられた残存部隊なんで大した戦力ではないがな」
洸「待ってくれ! そんな装備で奴らと戦っても死にに行くようなものだ!」
連邦軍兵「だが、俺達の援護がなけりゃお前さんも同じだ」
洸「!」
連邦軍兵「我々は奴らの手から市民を守ることが義務だ。そのためには、生命を懸けて戦おう」
連邦軍兵「そういうことだ、少年! お互いにベストを尽くそうぜ!」
洸「この人達も戦っているんだ…。自分の意志で生命を懸けて…」

<敵全滅・味方援軍2&敵増援1出現>
連邦軍兵「噂以上の力だ。さすがはライディーン…」
洸「安心するのはまだ早いようです…!」
〔敵ユニット出現〕
洸「まただ…。俺のせいで、俺の力が足りないせいで、人の生命が失われていく…!」「こんな想いをしたくないから俺は独りで戦うんだ…!」
???(忍)「馬鹿野郎!! てめえ勝手なことをぬかす前に手を動かしやがれ!!」
洸「え!?」
???(忍)「いくぜ! 断空砲フォーメーション!!」
〔大砲の発射音〕
〔敵ユニット撃破〕

洸「い、今のは…?」
〔味方ユニット出現〕
洸「ダンクーガ…! 忍さん達か!」
忍「よう、久しぶりだな…と言いてえところだが…」「さっきのはなんだ、てめえ!? 『独りで戦う』だと!? もう一度言ってみやがれ!!」
洸「だけど…俺には忍さん達のように仲間を守るだけの力が無い…
忍「だからって、独りで戦って、独りで死ぬ気かよ! てめえは何様のつもりだ!」
洸「………」
沙羅「いいかい、洸。あたし達だって、常に仲間を守り通せてきたわけじゃないんだ」「旧友や上官、恩師…民間人の子供や、大事な仲間…色んなものを失ってきたさ」「でもね、その死んでいった人達も生命を懸けて戦っていたんだよ。それぞれの大切なものを守るために」
洸「それぞれの大切なもの…」
沙羅「あんたは、その人達の戦いを否定する気かい?」
洸「………」
沙羅「そして、一つ言っておくよ。あんたの生命はあんただけのものじゃない」「あんたが独りで突っ走って生命を落としたら悲しむ人達がいるのを忘れちゃいけないよ」
〔味方ユニット出現〕
沙羅「ほら! そいつらが来たよ」
洸「どうして、ブルーガーが…?」
亮「仲間だからだ」
洸「あ…!」
亮「仲間は単なる戦力ではない」「心を支え合い、苦しみを分かち合い戦う心を何倍にもする。それが志を同じくする仲間だ」
洸「そうだ…。俺は母さんを失った悲しみで忘れていた…」「俺が今、こうして生きているのは多くの人達に支えられた結果であることを…」
神宮寺「そういうことだ、洸。だから、あんまり俺達を邪険にするなよ」
マリ「下手な芝居で私達を逃がそうとしても全部わかっているんだから」
洸「ミスター、マリ…」
アラン「救援の部隊は私が手配させてもらったが、どうやら間に合ったようだな」
洸「ありがとうございます、アランさん」
雅人「大体の話は聞いたよ、洸。いろいろ大変だったみたいだけどヤケになるのは早過ぎるぜ」
洸「はい!」
神宮寺「…洸。お前は、俺に背中を預けてくれるか?」
洸「いや」
マリ「洸…!」
洸「ミスターとは肩を並べて戦いたいからな。後ろにいられたんじゃ面白くないぜ」
神宮寺「こいつ…言ってくれるぜ!」
洸(俺にはこんな素晴らしい仲間がいる…)(共に戦う素晴らしい仲間が…)
マリ(洸、よかった…! やっぱり洸はこうでなくっちゃ!)
〔レーダー反応〕
忍「来るぞ、みんな!」
神宮寺「しつこい連中だぜ!」
〔敵ユニット出現〕
雅人「あいつら、俺達の後をつけてきたんだろうぜ!」
忍「へっ、暴れ足りなくてウズウズしてた所だ。叩き潰してやるぜ!」
アラン「どうやら、この周辺の部隊がこのエリアに集結しつつあるらしい」
連邦軍兵「では、そいつらの牽制は我々に任せてもらおう」
洸「ありがとうございました。皆さんもご無事で!」
連邦軍兵「少年もな! 縁があったら、また会おう!」
〔味方ユニット離脱〕
アラン「よし…! 周辺の部隊は連邦軍に任せて我々はここで敵の中枢を討つぞ!」
忍「了解! 勝負は俺達が決めてやるぜ!」
〔神宮寺、洸と小隊統合〕
〔アラン、忍と小隊統合〕

???(レムリア)(洸…。私は常にライディーンと共に居ます。寂しがることはありません)(ですから洸…お前は自分のなすべきことをなさい。私はいつでもお前を見守っています…)
洸(母さん、俺はやります。みんなと力を合わせて、この地球の平和を守っていきます!)
神宮寺「行くぞ、洸! 一気にミケーネを蹴散らすぞ!」
洸「OK、ミスター! 頼りにしてるぜ!」
アラン「もう大丈夫のようだな」
洸「ええ。…シノブさん」
忍「ん?」
洸「やってやりましょう!」
忍「おう! やってやるぜ!!」

<洸が戦闘>
洸「許さない! お前達だけは絶対に許さない!」

<神宮寺が戦闘>
神宮寺「今日はめでたい日だ! でっかい花火をあげてやろうぜ!」
マリ「いくわよぉ!!」

<忍が戦闘>
忍「行くぜ、モグラ野郎! お前達にもダンクーガの力、見せてやるぜ!!」

<アランが戦闘>
アラン「お前達に教えてやる。人間の底力というやつをな…!」

<敵全滅・勝利条件達成>
沙羅「どうやら片付いたようだね」
雅人「周辺の戦闘も終わったみたいだ」
神宮寺「ふう…これでやっと一息つけるってもんだぜ」
マリ「今回は色々な人に助けられたわね…」
沙羅「あの連邦軍の生き残りの連中もよく戦ってるよ…」
アラン「戦っているのは彼らだけではない。確かに連邦軍は今、混乱の只中あるが戦う意志を人々は失ってはいない」「彼らは独自の判断で組織を作りゲリラ的に反抗作戦を繰り広げている」
亮「まだ人類は負けてはいないか…」
忍「当たり前だぜ! 地底のモグラに地球を渡してなるかってんだ!」
アラン「そして、彼らのグループの一つから有益な情報がもたらされた。君達にも転送しよう」
〔通信のコール音〕
神宮寺「こいつは…」
洸「オセアニア地区を指揮するミケーネの将軍の居場所か…」
沙羅「本当かい!?」
雅人「敵の大将がどこにいるかがわかったってことは…」
忍「こっちから攻め込めるってことだ」
アラン「そういうことだ。これは一気に戦局をひっくり返すチャンスと言えよう」
神宮寺「こいつは忙しくなってきたぜ」
マリ「頑張りましょうね、洸」
洸「ああ…! 俺達が力を合わせれば、どんな敵でも必ず倒せるさ!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

衛星軌道上 オービットベース
大空魔竜

大空魔竜 ブリーフィングルーム
洸「…というわけだったんですよ」
ちずる「あたし達が日本で戦っていた時、そんなことがあったの」
秋rあ「ええ。その後は連邦軍の残存部隊やゲリラの人達と協力して、ミケーネの前線基地を叩き潰したんです」
忍「しかし、マリとのお熱い話は随分とカットされてたな」
洸「うわっ、し、忍さん! いつから話を聞いていたんですか!?」
忍「んなことはどうだっていいじゃねえか。どうだ? 豹馬、大体つかめたか?」
豹馬「俺達に負けず劣らず苦労してたってことがよーくわかったぜ…」
雅人「ま…これも忍が三輪長官に逆らって日本を追い出されたのが原因なんだけどね」
忍「ちっ…結局は俺のせいかよ」
沙羅「リーダーはつらいね、忍」
洸「でも、あの時は忍さんの言葉で目が覚めましたよ」
マリ「もう、洸ったら調子いいんだから!」
沙羅「ま、悩める青少年が一歩成長したってとこかい」
豹馬「忍は成長してねえみたいだけどな!」
忍「っんだとぉ!?」
雅人「また始まったよ…」
沙羅「まったくもう…」
亮「古人曰く『馬鹿の耳に念仏』…」
洸「なあ、マリ」
マリ「え? 何?」
洸「あらためて、ありがとうな。俺…マリやみんながいれば、どんな相手だろうと戦える気がする」
マリ「やっとわかったみたいね、あたしの重要性が」「それじゃあ、今日からあたしがお母さんの代わりに洸を守ってあげるから!」
洸「ははは、頼りにしてるぜ! マリ大明神様!」
マリ「もう! またバカにしてぇ!」
洸「あははははは…!」(母さん…。俺はもう大丈夫です。ですから…)(どうか、ライディーンの中で俺達を見守っていて下さい…)
【シナリオエンドデモ終了】


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