No.12Ｂ
戦いは誰のために
【シナリオデモ開始】
現在位置 移動中
ブライト「それでは、ウッソ君だけこのアーガマに残るんだな」
ウッソ「…ええ。この艦はエゥーゴの所属ですし、いずれ宇宙にも行きますよね…」
ブライト「ああ…いずれはな」
シャクティ「ウッソ…」
ウッソ「大丈夫だよ、シャクティ。僕は父さん達と出会ったら、必ずカサレリアへ帰って来るから…」
シャクティ（………）
ウッソ「それまで、オデロさん達と僕の家を使ってくれて構わないから…」
オデロ「すまねえな、ウッソ」
ウッソ「シャクティやカルルのことを頼みます、オデロさん」
オデロ「ああ、まかせな」
スージィ「怖くなったら、いつでも帰って来ていいんだからね、ウッソ」
ウッソ（………）
カテジナ「ウッソ…」
ウッソ「カ、カテジナさんも…どうかお元気で…」
カテジナ「怖い人にはならないでね、ウッソ」
ウッソ「は、はい…」
オデロ「それじゃあ元気でな、ウッソ」
クワトロ「では、ウッソ君はこの艦に残ったのか？」
ブライト「ああ。彼の両親はエゥーゴに参加している可能性が高いらしい。何か知っているか？」
クワトロ「いや…エヴィンという名に心当たりはないな。もっともエゥーゴでは偽名を使っている者が多いがな…」
アムロ（………）「ブライトはウッソ君をモビルスーツに乗せるつもりなのか？」
ブライト「いや。確かに彼は我々にとって戦力となるが、子供を戦争に引き込むつもりはない…」
アムロ「そうだな…」
〔警報〕
ブライト「何だ!?」
サエグサ「新たなジオンの部隊を探知しました。カサレリア方面に向かっているようです」
ブライト「カサレリア!? さっきの子供達が向かった所じゃないか！」
〔警報〕
ウッソ「これは警報…敵が現れたの!?」
カミーユ「ここはジオンの勢力圏内になりつつあるんだ。いつ彼らと遭遇してもおかしくはない…」
ウッソ「そ、そんな…じゃあ、シャクティ達が…!?」
甲児「あ、待て、ウッソ！ どこへ行くんだ!!」
ウッソ「シャクティ達を助けに行くんです!!」
カミーユ「待て、君だけじゃ危険だ！」
ウッソ「ぐずぐずしてたら、みんながやられてしまいます!!」「僕はヴィクトリーで出ます！」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「戦いは誰のために」
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ファラ「確か、クロノクル中尉の救難信号はこの辺りから発信されていたようだが…」
ピピニーデン「中尉の捜索は我々が行います。ファラ様は基地にお帰りになった方が…」
ファラ「彼はジュピトリアンの女王・マリアの弟だ」「彼の身に何かあれば、カガチやシロッコに対して申し訳が立たん」
ピピニーデン（本音は自分の指揮官としての能力が彼らに疑われるのが怖いというところか）
ルペ「ファラ中佐、民家があります」
ファラ「よし、あの民家を調査せよ」
オデロ「お、おいおい！ あいつら、こっちに来るぜ！」
ウォレン「ど、ど、どうしよう！？」
オデロ「こ、こんなことなら、さっきの軍艦に乗ってた方がよかったぜ！！」
カルル「ふぎゃあ、ふぎゃあ！！」
シャクティ「カ、カルル…大丈夫、大丈夫よ…」
カテジナ「オデロ君、あの人達に投降しましょう」
オデロ「何だって！？」
カテジナ「エゥーゴの戦艦に乗るより、ジオンに投降した方がマシだわ」
オデロ「あ、あんた…正気かよ！？ あいつら、俺達の街を爆撃しやがったんだぞ！！」
カテジナ「私は連邦政府の支配下で生きて行くつもりはないわ」「いずれ地球の人々はスペースノイドに粛正される…」「だったら、今の内にジオンへ身を寄せた方がよくてよ」
オデロ「じょ、冗談じゃねえ…！ 俺はごめんだぜ！！」
〔味方ユニット出現〕
オデロ「あ、あれは…ウッソか！？」
シャクティ「ウッソが…ウッソが来てくれた…？」
ウォレン「で、でも１機だけで…」
ウッソ「みんなは…みんなは無事なのっ！？」
ルペ「あれはさっきのガンダム！」
ファラ「あのガンダムを落とせ。クロノクル中尉の探索はそれからだ」
ルペ「はっ！」
＜戦闘開始＞
＜１ＥＰ＞
オデロ「い、今の内に避難しようぜ！」
スージィ「オ、オデロ！！」
オデロ「！？」
〔殴打音〕
シャクティ「きゃあっ！？」
ウォレン「ジ、ジオンの兵士だ！」
カテジナ「！！」
クロノクル「大人しくしてもらおう！ こちらも、これ以上手荒な真似をしたくない」
オデロ「く、くそ…この野郎…」
クロノクル「動くな！ 動いたら撃たざるを得なくなる。そんなことはさせないでくれ」
カテジナ「あなたは…？」
クロノクル「私はネオ・ジオンに協力しているジュピトリアンの特務部隊・ベスパの者だ」
シャクティ「………」
クロノクル（む…この娘は…？ いや…私の思い違いか）
カテジナ「私達をどうするつもりなのです？」
クロノクル「先程は無礼をした。私は部隊に帰還したいだけだ。君達に危害を加えるつもりはない」
カテジナ「………」
＜２ＰＰ・味方援軍１出現＞
〔味方戦艦出現〕
ウッソ「アーガマが来てくれたの！？」
ファラ「チッ…先程の戦艦が戻って来たのか！」
ブライト「よし、出撃せよ！」
〈出撃ユニット選択〉
トーレス「ブライト艦長、新たな敵モビルスーツ部隊がこの空域へ接近中です！」
ブライト「接触までの時間は！？」
トーレス「約１分です！」
ブライト「各機、敵の増援に注意しろ！」
＜３ＥＰ・敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
ラカン「手こずっているようだな、ベスパ指揮官のファラ中佐」
ファラ「ラカン＝ダカラン少佐か…貴公の担当区域は北欧のはずだ」
ラカン「北欧区域の制圧はすでに完了した。それに、ベスパの支援命令を受けていてな…」
ファラ「フン…本音は我々ジュピトリアンの監視だろうが」
ラカン「我々ネオ・ジオンがジュピトリアンを疑っている、と？」
ファラ「その証拠に、ジュピトリアンからの派遣部隊は重要目的地である南アタリア島区域に配置されていないではないか」
ラカン「どうとでも受け取るがいい」
メッチェ「ファラ中佐、クロノクル中尉の位置が判明しました」
ラカン「用があるのなら、ここから撤退しても構わんぞ」
ファラ「そうはいかん。我々にもベスパとしてのプライドがあるからな」
＜ラカン撃破＞
ラカン「この俺を落とすとは奴め、只者ではないな！」
＜メッチェ撃破＞
メッチェ「だ、脱出します！」
＜ピピニーデン撃破＞
ピピニーデン「し、しまった！」
＜ルペ撃破＞
ルペ「やってくれるじゃないか、あんた達！」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
現在位置 移動中
ウッソ「カテジナさんが連れて行かれたってどういうこと!?」
オデロ「だから、言ったでしょうが…お前の憧れのカテジナさんはベスパの兵士と一緒に行っちまったんだ！」
ウッソ「そ、そんな…そんなのって…オデロさんは何やってたんですか!?」
オデロ「仕方なかったんだよ！」
シャクティ「ウッソ…カテジナさんは自分からベスパの人について行ったのよ」
ウッソ「そんな…僕がヴィクトリーに乗って戦った意味がないじゃないか!! どうして止められなかったのっ!?」
〔殴打音〕
オデロ「そう簡単に行くかよ！ カルルやスージィだっていたんだ！」
〔殴打音〕
マーベット「止めなさい！ あなた達がケンカしても何にもならないでしょう!!」
竜馬「そうだよ、ウッソ君。気持ちはわかるが、戦う相手が違うぞ」
ウッソ「あなた達に何がわかるっていうんです!!」
甲児「!! お前なあ…！」
リョウト「待って、甲児君」
「ウッソをしかる」
「ウッソをなだめる」
≪「ウッソをしかる」を選択≫
リョウト「いい加減にした方がいいと思うよ、ウッソ君」
ウッソ「リョウトさん…」
リョウト「自分の守るべき者が守れなかったのは君だけじゃない…」「僕だってそうなんだ。だが、過ぎたことを悔やんでも何にもならないんだよ」
ウッソ（………）
リョウト「これから自分が何をすべきなのか、それを考えて。少なくとも、僕は…そうした」
ウッソ（………）
シャクティ「ウッソ…こんなの、ウッソらしくないわ…」
ウッソ「シャクティ…」「ごめんなさい、オデロさん。それに皆さん…」
オデロ「…それはこっちの台詞だ。すまなかった、ウッソ…」
甲児「お前ら、これからどうすんだ？」
マーベット「もうこの区域はジオンが制圧しつつあるわ…」
ウッソ「オデロさん、シャクティ…僕と一緒に行こうよ」
甲児「その方がいいぜ。とりあえず、戦争が終わるまで日本にでも避難しろよ」
シャクティ「…でも、お母さんに私達のいる所がわからなくなる…」
ウッソ「ヤナギランを咲かせておけば、どこにいたって見つけてくれるさ」
シャクティ「…わかったわ」
オデロ「しょうがねえな。俺達もこの艦に乗るぜ」
甲児「決まりだな。じゃあ、俺がブライト艦長に許可をもらってきてやるよ」
≪「ウッソをなだめる」を選択≫
リョウト「ウッソ君、それは言い過ぎだと思うよ…」
ウッソ「どうしてですか!?」
甲児「あのな、リョウトだってお前と同じ様な目に遭ってるんだよ」
ウッソ「えっ…？」
甲児「だが、リョウトは自分で何をやるべきか、苦しんで答えを出したんだ」
ウッソ（………）
リョウト「過ぎたことを悔やんだって何にもならないよ…」「冷たい言い方かも知れないけど、これからどうするか考えるべきだよ」
ウッソ（………）
リョウト「君には、まだ守るべき人がいるじゃないか…」
ウッソ（………）
シャクティ「ウッソ…こんなの、ウッソらしくないわ…」
ウッソ「シャクティ…」「ごめんなさい、オデロさん。それに皆さん…」
オデロ「…それはこっちの台詞だ。すまなかった、ウッソ…」
甲児「お前ら、これからどうすんだ？」
マーベット「もうこの区域はジオンが制圧しつつあるわ。ここへ残っても危険なだけよ」
ウッソ「オデロさん、シャクティ…僕と一緒に行こうよ」
オデロ「俺達に軍艦へ乗れってのか？ そっちの方が危険だぜ！ この艦だっていつやられるかわからないんだぞ」
甲児「おい、待て。俺達がやられるだって？ そいつは聞き捨てならねえな」
オデロ「じゃあ、何か？ この艦がやられないっていう保証があるのかい!?」
甲児「保証？ ああ、あるさ。俺達がここにいるってことだ」「少なくとも俺は罪もない人々を平気で攻撃するような連中には絶対に負けねえ！」
オデロ（………）
甲児「それに、他に行く所がないんだったら、日本にある俺んちへ来いよ。俺は弟と２人暮らしだから、部屋が空いてんだ」「そして、戦争が終わったらまたここへ帰ってくればいいじゃないか」
ウッソ「そんな…そこまでご厚意に甘えるわけには…」
甲児「いいって、いいって。子供が細かいこと気にすんな」
オデロ「どうする、ウォレン、スージィ？」
ウォレン「僕は…構わないよ」
スージィ「あたしも！」
ウッソ「シャクティは？」
シャクティ「…お母さんに私達のいる所がわからなくなる…」
ウッソ「ヤナギランを咲かせておけば、どこにいたって見つけてくれるさ」
シャクティ（………）「…わかったわ」
竜馬「決まりだな。じゃあ、俺がブライト艦長に許可をもらってこよう」
アムロ「ブライト、これからどうする？ ここの戦況はさらに悪化して行くだけだぞ」
ブライト（………）
アムロ「アーガマ１隻だけでネオ・ジオンやベスパの部隊と戦うには戦力差がありすぎる」「それに俺達は補給ルートも確保出来ていない。彼らと戦えば、いずれこちらが力尽きることになる」
ブライト「…そうだな」
クワトロ「いったん、極東支部へ帰還しよう。ヘンケン中佐の部隊もそろそろ降下して来るはずだ」
ブライト「その前に…私は支援組織のカラバと接触しようと考えている」「ティターンズやジオンに対抗するためにも、我々の戦力を固めておいた方がいいだろう」「それにリガ・ミリティアやカラバ以外にも我々に協力してくれる組織や人材を見つけ出したい」
クワトロ「そうだな」
ブライト「トーレス、カラバのハヤト＝コバヤシと連絡を取ってくれ」
トーレス「了解！」
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