No.14
父との約束
【シナリオデモ開始】
現在位置 連邦軍極東支部
呉学人「お久しぶりです、岡長官」
岡「おお、国際警察機構の呉先生。来てくれたか」
呉学人「例の発掘兵器の遺跡調査が一段落付きましたので…あともう一人、エキスパートの載宗も同行しています」
岡「噂に名高い九大天王の一人、神行太保の載宗君か。それは頼もしい」「ところで、山東省の遺跡はどうかね？」
呉学人「ＢＦ団によって完全に破壊されていました。あそこから得られる情報は何もありません…」
岡「そうか…あとはＬＴＲ機構の安西エリ博士のデータに頼るしかないか…」
呉学人「ええ。ところで…安西博士はどこに？」
岡「基地内の特別室にいる。今は銀鈴君と鉄牛君が護衛してくれている」
呉学人「ジャイアント・ロボは？」
岡「格納庫で整備中だ。草間大作君もそこにいる」
鉄牛「お!? 兄貴ぃーっ!!」
銀鈴「載宗さん！」
載宗「おう、鉄牛に銀鈴。元気そうで何よりだ」
鉄牛「兄貴もこの極東支部に？」
載宗「ああ。呉先生の付き添いでな。それより、どうだったい、任務は？ 銀鈴と２人きりだったんだろ？」
鉄牛「え？ えへへへ…」「それより、横浜じゃ冷汗が出ましたぜ。載宗の兄貴が助けに来てくれると思ってたのによぉ」
載宗（………）
鉄牛「あんなクソガキが来るたあ…」
大作「…僕じゃ不満だったんですか？」
鉄牛「フン！」
〔殴打音〕
鉄牛「いてっ！ 何すんですか、兄貴！」
載宗「誰がクソガキだって!? 大体なあ、そのガキに助けてもらったのはどこの誰だ？ え、誰だ!?」
鉄牛「う、ううう…」
載宗「それとも、文句があるなら素手で戦ってみるかい、あのロボとよ？」
鉄牛「い!? そ、それは…」
銀鈴「もう、いつもこの調子なんだから…」
大作「載宗さん、鉄牛さん。基地にいるからって気を抜きすぎです。まだ任務は終わったわけじゃ…」
載宗「う…」
鉄牛「何だと!? この…！ ガキのくせしやがって生意気に!!」
大作「………！」
銀鈴「鉄牛！」
鉄牛「ぎ、銀鈴…」
銀鈴「さ、大作君。こんな子供みたいな人達はほっといて、呉先生と安西博士の所へ行きましょ！」
鉄牛「そ、そんなぁ…」
載宗「やれやれ…」
鉄牛「うう…面白くねえ、面白くねえ！ なぁにがジャイアント・ロボだ！」「あのガキ、あんなモノにでも頼らなければ何一つ出来ねえくせによ！」
載宗（………）
鉄牛「おまけに自分一人でＢＦ団と戦っているようなツラしやがってよぉ!!」
載宗「…いいか、大作はまだ子供だ。１２だぞ？ 考えてもみろ、俺達が１２の頃、どこで何をしていた…？」
鉄牛「今の場所に拾われた…そんな頃だ」
載宗「そうだ。俺と初めてあったあの頃だ。でも、その頃の俺達に今の大作のようなことだ出来たか…？」
鉄牛（………）
載宗「俺達は自ら望んでエキスパートとして育てられた。だからこそ様々な任務も遂行できるし、死をも覚悟できる」「だが、大作はいきなり…あんなロボットを背負わされ、何の覚悟もないままエキスパートとしての使命を背負わせられた」「いきなりだ…！ 何もかもいきなりだ。俺達が１２の頃、そんなものに耐え切れたか？」
鉄牛（………）
載宗「何も知らずに気付いた時には…父親をＢＦ団に殺され、遺されたのはジャイアント・ロボだけだ」「そんな子供に対して…俺達に何が出来る？」
鉄牛（………）
載宗「そう。何もできん。ただ、一つだけあるとすれば…俺達は大作を間違った大人にしてはいけない。それだけだ」
鉄牛「でもよ、兄貴。俺は１２の時にはもう…人を殺してたんだ」
載宗（………）
大作「呉先生！」
呉学人「やあ、大作君に銀鈴。博士救出の任務、ご苦労だったね」
銀鈴「大作君とロボのおかげです」
大作「い、いえ…僕はただ…博士を助けた鉄牛さんと銀鈴さんと迎えに行っただけですから…」
呉学人「いや、そんなことはない。ジャイアント・ロボの出現はＢＦ団にとって脅威となっただろう」
大作「はい…ロボと一緒に戦ってＢＦ団の魔の手から世界を救う…それがお父さんとの約束ですから」
呉学人（………）
銀鈴（………）
呉学人「ところで、銀鈴。君に頼まれていたものを国際警察機構の北京支部から持ってきたよ」
銀鈴「ありがとうございます」
呉学人「グレタ・ガルボで調整を済ませておいたから、何かあった時はすぐに出せるようになっている」
銀鈴「わかりました」
呉学人「早速ですが、安西博士。これが…例の発掘兵器のデータですか？」
エリ「ええ…」
呉学人「拝見させて頂きます」（………）「!! こ、これは…!?」
エリ（………）
呉学人「そんな…信じられない…い、いや、あの遺跡は蚩尤塚だった。可能性は十分にあったのだが…」
大作「蚩尤塚って何ですか？」
エリ「蚩尤とは中国神話最強の軍神。そして、伝説の帝王・黄帝との戦いで敗れ、封印された魔神のこと…」「そして、その蚩尤が封印された場所を蚩尤塚と言うのよ」
大作「じゃ、じゃあ…安西博士はその魔神を発掘したんですか!?」
エリ「…そうかも知れないわね」
呉学人「し、しかし…あの遺跡は確か、２０００年前のもの…そんな時代に超機人が存在しているとは…」
エリ「でも、私はこの目で見ました…龍型と虎型の超機人２体を…」
大作「超機人って…確か、スーパーロボットのことですよね？」
銀鈴「そうよ、大作君」
大作「でも…２０００年前の中国にそんなものがあったんですか？」
呉学人「だから、私も驚いているのです。安西博士、その２体の発掘兵器は起動が可能な状態だったのですか？」
エリ「保存状態は良好でした。でも、詳細な調査を行おうとした時にＢＦ団が遺跡を襲ったのです…」
呉学人「で、では…ＢＦ団の技術によって、すでにその２体は…」
エリ「いえ。あの発掘兵器はまだ起動していないと思います」「少なくとも、私がＢＦ段に囚われていた時点ではそうでした」
呉学人「博士はＢＦ団で発掘兵器の何を調べておられたのですか？」
エリ「駆動装置です。どうやら、あの２体は五元素の循環を応用した装置で動くようでした」
呉学人「五元素の循環…!? では、自然界の気の流れを応用した…永久機関で動いていると？」
エリ「そういうことになります。しかも、あの２体には魂に似たものが設定されているようでした」
呉学人「それでは…永久機関を備えた完全自立型の兵器ということですか？」
エリ「おそらく…」
呉学人「何ということだ…そんな兵器がＢＦ団の手に渡ってしまったというのか…！」
エリ「ただ、ＢＦ団の技術をもってしたも、あの２体の眠りを解くことは不可能でした」「そこで、彼らは同じ様なロボットの技術を持つＤｒ．ヘルに超機人の覚醒作業を委託したのです」
銀鈴「Ｄｒ．ヘルに!? 彼にそんな技術があるんですか？」
呉学人「うむ。Ｄｒ．ヘルはかつて、安西博士の父上が設立された遺跡調査組織、ＬＴＲ機構の重要メンバーだった」「彼はバードス島の遺跡を調査中に古代ミケーネ帝国の機械巨人を発見したという…」「そして、機械獣はその機械巨人を再生し、発展させた兵器なのだ」
銀鈴（………）
呉学人「機械獣のノウハウはおそらく超機人にも活かせるはず…」
銀鈴「では現在、２体の発掘兵器はＤｒ．ヘルが所有していることになるんですね？」
エリ「はい。ＢＦ団は発掘兵器に応用が可能な技術…ＥＯＴを始めとする様々や技術をＤｒ．ヘルへ提供していました」「そして…私もＤｒ．ヘルのアジトへ送られそうになった所を銀鈴さん達に助けて頂いたのです」
呉学人（………）（しかし、何故ＢＦ団はＤｒ．ヘルに発掘兵器を手渡したのだろうか…）（Ｄｒ．ヘルが発掘兵器を使って反逆する可能性は非常に高いはずなのに…）（それに…ＢＦ団は発掘兵器の詳しい情報を持つ安西博士に何の処置もしていない）（しかも、横浜の事件以来、博士への追手も出されていない…）（これは…我々へ発掘兵器の情報を意図的に与えているとしか思えない。一体、ＢＦ団は何のために…？）
〔爆発音
〔画面、振動〕
大作「な、何だ!?」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔緊急警報〕
銀鈴「敵の襲撃!?」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「父との約束」
【戦闘マップ開始】
〔警報〕
岡「どうした、何事だ！？」
連邦軍兵「基地が何者かに攻撃を受けています！！」
岡「敵はどこにいるのだ！？」
連邦軍兵「敵機は確認されていません！！」
岡「ジェガンを緊急発進させろ！」
連邦軍兵「Ｎブロックと格納庫が破壊され、１機だけしか発進出来ません！！」
岡「構わん！」
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕
[イベント戦闘「ジェガンvsアルベルト」]
〔味方ユニット爆発〕
アルベルト「どうした、大した抵抗も出来ないのか？ この支部はお前らの中でもトップクラスの実力だと聞いているぞ…ククク」
呉学人「あ、あれは衝撃のアルベルト！？ ま、まさか、十傑集が動き出しているのですか！？」
岡「十傑集！？ ＢＦ団の最高幹部が！？」
呉学人「彼らは一人で一個師団を遥かに上回る戦力を持っています！」
岡「奴の狙いは何だ！？」
呉学人「そ、それは…」
アルベルト「ふん。アーガマ部隊はまだ帰還しておらんようだな…」「ちょうどいい。この機に乗じて、あの草間大作と安西博士を始末しておくとするか…」
呉学人「…私と銀鈴で、安西博士と大作君をこの基地から避難させます」
岡「頼む！」
呉学人「銀鈴！ あれを出動させるぞ！！」
銀鈴「わ、わかりました！」
アルベルト「草間大作はどこだ…？」
〔味方ユニット出現〕
銀鈴「よし…各部異常なし」
大作「ぎ、銀鈴さん…こ、このロボットは？」
銀鈴「国政警察機構北京支部がジャイアント・ロボを参考にして開発したロボットよ」
大作「ロ、ロボと言うより…銀鈴さんを参考にしているみたいですけど…」
銀鈴「…私が頼んだわけじゃないの。私だって…乗ってて恥ずかしいんだから」
呉学人「銀鈴、今はそんな話をしている場合じゃない。早く我々を安全な所へ！！」
銀鈴「は、はい！ 大作君、安西博士、しっかりつかってまっていて下さい！」
エリ「わ、わかりました」
銀鈴（鉄牛と載宗さんはこんな時に何をしてるの！？）
アルベルト「フン…あのようなロボットを新たは開発していたのか。だが…無駄なことだ！」
〔アルベルト、銀鈴へ隣接〕
銀鈴「！！」
呉学人「銀鈴！ 十傑集が相手では機体が持たない！ 防御するんだ！！」
[イベント戦闘「銀鈴vsアルベルト」]
銀鈴「大丈夫、まだやれるわ！」
アルベルト「フン…小癪な！」「小僧…ここまでだ！！」
銀鈴「だ、大作君！！」
大作「わああっ！ やられるっ！？」
〔アルベルトの周囲に土煙〕
アルベルト「ぐああっ…な、な何？」
大作「載宗さん！！」
アルベルト「載宗！ 貴様か！？」
載宗「鉄牛…博士達と一緒に行け」
鉄牛「へい。で、兄貴は？」
載宗「こんな野郎…俺一人で十分だ！」「アルベルトのおっさんよ…この俺がいる限り、勝手な真似はさせねえぜ」
アルベルト「フン…貴様がいたとはな」
載宗「衝撃の！ 安西博士と大作を狙ってこの基地へ来たのか！？」
アルベルト「そうだ。あの２人は我がＢＦ団にとって邪魔な存在になりつつあるからな」「この機会に始末しておこうと思ったのだが、今回はワシの勇み足だったようだ」
載宗「何だと！？」
アルベルト「ここで貴様との決着をつけてもよいのだが…」「貴様がいて、アーガマ隊がいないとなると、別の任務を優先せねばならんのでな…」
載宗「別の任務とは何だ！？」
アルベルト「そう焦るな。すぐにわかる、すぐにな…」「さらばだ、載宗。また会おう…」「イワン、後はまかせたぞ…」
載宗「ま、待ちやがれ！！」
〔敵ユニット離脱〕
銀鈴「！ 何かが飛んでくる！！」
〔敵ユニット出現〕
銀鈴「あ、あれは…この間の…！？」
イワン「フホホホ…さよう。ビッグ・ファイアのエキスパート…オロシャのイワン！」
鉄牛「し、しまった…！ アルベルトの野郎は囮だったのかよ！？」
イワン「そうです。そして、私は用済みの安西博士を始末しに来たのです」
エリ「！！」
呉学人「用済みだと！？ やはり、横浜の件は奴らに仕組まれたことだったのか！？」
イワン「やれ、ウラエヌス！！」
大作「うわああああっ！！」
〔警報〕
岡「どうした！？ 早くロボを地下に格納するんだ！」
連邦軍兵「そ、それが…ロボが発進を！！」
岡「何だと！ 大作君がロボを呼んだのか！？」
連邦軍兵「いえ、大作少年からのコールサインは入っていません！ しかも通常の５０倍のパワーで起動しています！！」
岡「まさか…操縦者の生命の危機に感知するオートガード回路が…！？」
〔味方ユニット出現〕
イワン「出たか…ジャイアント・ロボ。それに、草間大作！！」
大作「ロボ！ そいつを捕まえろ！！」
銀鈴「呉先生、鉄牛！ 安西博士を安全な所へ！！」
呉学人「銀鈴、君は！？」
銀鈴「私も大作君と一緒に戦います！」
呉学人「わ、わかった！ 頼むぞ！！」
＜戦闘開始＞
＜１ＥＰ・敵増援１出現＞
イワン「フフフ…草間大作よ。我らＢＦ団からジャイアント・ロボを奪った貴様の罪を償う時が来た！」
大作「父さんが造ったロボを世界征服のために使わせるものか！」
イワン「ほう…見上げた心意気だ」
大作「僕は父さんと約束したんだ。ロボと一緒にこの世界を救うために…」「そして、幸せは犠牲なしに得ることは出来ないのか…その答えを見つけるために戦うと！」
イワン「ロボが世界を救う…確かにその通りだ。我々ＢＦ団もそのつもりでロボを造ったのだからねえ」
大作「嘘だ！ お前達はロボを世界征服のために使うつもりだったはずだ！」
イワン「違うね…ロボは世界を統一するために必要なものなのだ」
大作「世界を統一する…！？」
イワン「そう。世界はビッグ・ファイアの名の下に統一されなければならないのだよ」
大作「ど、どうして！？」
イワン「理由はわからずとも良い。とにかく、お前には死んでもらう！！」
〔敵ユニット出現〕
銀鈴「ＢＦ団のロボット！ しかも３体も！！」
イワン「さあ、これでも君は守れるかね…？」
大作「！？」
イワン「父との約束を！」
大作「ううっ…と、父さん…！」
＜２ＰＰ・味方援軍１出現＞
〔味方ユニット出現〕
岡「あれは…ライディーン！！」
洸「岡長官！ 救援に来ました！」
岡「すまない！ 大作君とジャイアント・ロボを頼むぞ！」
洸「わかりました。君、大丈夫か！？」
大作「は、はいっ！」
洸「よし！ ミスター、麗、行くぞ！」
麗「ええ！」
神宮寺「任せろ！」
イワン「チッ…奴らが現れるとは予定外だな…」「まあ、いい。あのライディーンも一種の発掘兵器だ。今後の参考に実力を見せてもらおうか」
＜敵全滅or６ＥＰ・味方援軍２＆敵増援２出現＞
連邦軍兵「新たな敵機、急速接近中！」
岡「何っ！？ 数は！？」
連邦軍兵「２機です！！」
〔敵ユニット出現〕
岡「あ、あれは…ガンダム！？」
五飛「連邦軍極東支部…数々のＥＯＴ施設が存在する極東地区防衛の要」「ここを破壊すれば、連邦軍の戦力は大幅にダウンするはずだ」
カトル「あのガンダム…僕のサンドロックに似ている…もしかして、同時期に地球へ降下したガンダムの１機…？」「ここに現れたということは…目的も僕と同じなのだろうか」
岡「まさか…あの機体は各地の連邦軍基地を壊滅させたガンダムなのか？ ならば、彼らの目的は…この基地の破壊か！？」
五飛「ここを叩けば、あのアーガマ隊も現れるはずだ」
カトル「突出した戦力を持つアーガマ隊…今はティターンズやネオ・ジオンと戦っているからいいけれど…」「連邦軍やティターンズの体制に巻き込まれて、僕達のコロニーへその矛先を向けることになるかも知れないんだ」
五飛「奴らの中にはあのシャア＝アズナブルがいる。となれば、第二、第三のジオンやティターンズになる可能性も十分にある」「今のうちにティターンズやＯＺごと奴らを叩く！」
洸「あのガンダムは敵なのか！？」
麗「ええ…こちらへの敵意を感じます…」
岡「ガンダムが基地内に侵入されたら終わりだ！」「すまん、大作君、洸君！ 先程の攻撃でこの基地の防衛システムが作動していない！ 何とかして基地を守ってくれ！！」
洸「わかりました。あのガンダムを基地へ侵入させないようにすればいいんですね！？」
岡「頼む！」
五飛「目標捕捉！ 行くぞ、ナタク！」
※※熟練度６未満の場合、セリフ追加※※
〔味方戦艦出現〕
岡「アーガマ隊！ 戻って来てくれたのか！！」
ブライト「何とか間に合ったようですね。これより、基地を防衛します」
アムロ「あれは…ガンダムか！？」
クワトロ「いなくなったデュオのガンダムデスサイズに似ているな」
ブライト「各機、出撃せよ！ 敵を基地内へ侵入させるな！！」
〈出撃ユニット選択〉
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
≪熟練度６以上≫
＜敵増援１出現の次ＰＰ・味方援軍２出現＞
〔味方戦艦出現〕
岡「アーガマ隊！ 戻って来てくれたのか！！」
ブライト「何とか間に合ったようですね。これより、基地を防衛します」
アムロ「あれは…ガンダムか！？」
クワトロ「いなくなったデュオのガンダムデスサイズに似ているな」
ブライト「各機、出撃せよ！ 敵を基地内へ侵入させるな！！」
〈出撃ユニット選択〉
＜洸vsイワン＞
洸「行くぞ、ＢＦ団！！」
イワン「ムートロンエネルギーで動くライディーン…その力、試させてもらうぞ！」
＜カトル撃破＞
カトル「くっ…やはり強い！ だからこそ、彼らは危険な存在なんだ…」
＜五飛撃破＞
五飛「奴らより、俺の方が弱いと言うのか！？ くっ…情けない！！」
＜イワン撃破＞
イワン「くっ…ここまでか！ 安西博士の始末は出来なかったが、ちょうどいい時間稼ぎにはなった！」
＜Ｑボス撃破＞
Ｑボス「そんな馬鹿なぁぁぁぁっ！」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
現在位置 連邦軍極東支部
岡「ブライト中佐、洸君。君達のおかげで助かったよ」
洸「いえ。俺達も以前、ＳＲＸチームに助けてもらったことがありますから」
ブライト「とにかく、ご無事で何よりです」
岡「うむ…だが、地球の状況は以前より悪化している…」「連邦正規軍の主な拠点はネオ・ジオンやジュピトリアンの攻撃を受け、ほぼ壊滅した」「そして、残存部隊はそのほとんどがティターンズによって吸収されている」
クワトロ「カラバの行動は焼け石に水…ということですか」
岡「今のところはな。ネオ・ジオン軍は南アタリア島やオーストラリアから撤退しつつも…」「ヨーロッパ地区の制圧に成功している」
バニング「では、ジオンに鉱山基地を奪われたのですね…」
ブライト「７年前のオデッサの戦いとは立場が逆になったというわけか」
岡「ネオ・ジオン軍は地上で態勢を整え、再び南アタリア島に侵攻を開始するだろう…」
クワトロ「その時にガンダム２号機を使われたら…大変なことになる」
バニング（………）
岡「だが、我々はなんとしてもジオンの侵攻とティターンズの暗躍を阻止しなければならん」「そこで、以前から言っていた通り、君達アーガマ隊を正式にこの極東支部の所属とする」
ブライト「はい」
岡「部隊名称は連邦軍極東支部所属、第１３独立外部部隊・ロンド＝ベル隊だ」
ブライト「ロンド＝ベル…」
岡「この件はすでにエゥーゴのブレックス准将から了承を得てある」「以後、君達は独自の判断で地球圏を脅かす者達と戦ってもらう。無論、我々も協力を惜しまない」
ブライト「はい」
岡「早速だが、ロンド＝ベル隊の新たなメンバーを編入する」「国際警察機構からは草間大作君と銀鈴君が、ムトロポリスからはコープランダー隊が加わることになる」「さらに獣戦機隊も葉月博士の要望で、引き続きロンド＝ベル隊に編入されることになった」「それに伴い、結城沙羅少尉の拘留処分を解く」
クワトロ「…よろしいのですか？」
岡「それも博士の要望だ…獣戦機は４機揃わなければ真の力を発揮しない」「また、シャピロ少佐の件はこれからの獣戦機隊にとって、乗り越えなければならない壁だ」
ブライト「了解です」
洸「では、ブライト艦長。これから、よろしくお願いします」
ブライト「ああ、こちらこそ、よろしく頼む」
大作「載宗さん、鉄牛さん」
載宗「おう、大作。ロンド＝ベル隊に入ってもしっかりやれよ」
鉄牛「いつもみたいに、他の連中の足手まといになるんじゃねえぞ」
大作「はい。ところで、お二人はどこへ？」
載宗「俺達は安西博士と呉先生を連れて、国政警察機構の北京支部へ戻る」「あの２人には例の発掘兵器の対策を練ってもらわんとな…」
鉄牛「そろそろ行きましょうぜ、兄貴」
載宗「おう」
大作「お気をつけて」
載宗「いいか、大作。くれぐれも、自分一人で戦っていると勘違いするんじゃねえぞ」
大作（………）
載宗「お前には心強い仲間がいる。俺達や、ロンド＝ベル隊のメンバーがな。それを戦いの中で忘れるなよ」
大作「…わかりました、載宗さん」
載宗「それと…銀鈴のことを頼む。あいつを守ってやってくれ」
鉄牛（………）
大作「僕が…銀鈴さんと守る？」
載宗「今はその意味がわからなくてもいい。それに、女を守って戦うのは男の役目だからな」
大作（………）
載宗「じゃ、銀鈴によろしくな。国際警察機構の北京支部でまた会おう」
大作「…はい」
竜馬「久しぶりだな、洸君」
洸「ええ。俺とミスター、麗もこのロンド＝ベル隊へ参加することになりました。よろしくお願いします」
豹馬「え？ なに隊だって!?」
忍「ロンド＝ベル隊だ。アーガマ隊の新しい名前だよ」
豹馬「へえ…ロンドン＝ベルねえ」
洸「ロンドンじゃない。ロンドですよ」
亮「少しいいか、忍」
忍「どうした、亮？」
亮「俺達獣戦機隊の配属転換に伴い、沙羅の拘留処分を解くそうだ」
忍「…そうか」
竜馬「不満なのか、忍君？」
忍「そういうわけじゃねえが…」
竜馬「彼女が俺達を裏切ると思っているのか？」
忍「いや…シャピロが敵として現れた時、あいつが戦えるかどうか疑問でな」
亮「それは本人が決めることだ」
竜馬「そうだ。彼女を仲間として認めているのなら、信じるんだ」
忍「ああ…そうだな」
コウ「それにしても凄いロボットだな」
甲児「そうだな。あのスタイルがアフロダイＡよりグッと来るなあ」
コウ「僕が言ってるのは銀鈴ロボじゃなくて、ジャイアント・ロボのことなんだけど…」
甲児「え!? あ、そう…」
ウッソ「甲児さん、顔が赤いですよ」
甲児「お前、子供の割にはツッコミが厳しいなあ」
ウッソ「す、すみません」
甲児「それにしても、あんな重そうな機体、何を使って動かしてるんだろうな」
コウ「モビルスーツと同じ核融合炉か、それとも原子炉そのものか…」
大作「はい。ロボの動力は原子炉です」
コウ「…君は？」
大作「草間大作です。これから、よろしくお願いします」
コウ「君…年はいくつ？」
大作「１２ですけど…」
ウッソ「じゃあ、僕の一つ下なんだね。僕はウッソ＝エヴィン。よろしく」
大作「はい。こちらこそ」
甲児「大作、お前のロボは親父さんの形見なんだろ？」
大作「ええ」
甲児「…大事にしろよ」
大作「はい」
ウッソ「じゃあ、大作君。シャクティ達を紹介するよ。みんな、君と同じ年ぐらいだから、きっと仲良くなれるよ」
大作「わかりました」
コウ（………）
甲児（………）
コウ「甲児、どうして大作君にあんなことを言ったんだ？」
甲児「ん？ ああ…マジンガーＺもおじいちゃんが俺に遺してくれたものだからさ…」
コウ「…そうなのか…」「それにしても…俺達はあんな子供達を巻き込んで戦争をしているのか…」
甲児「ああ。早くこの戦いを終わらせて、子供が子供らしい生活に戻れるようにしないとな」（シロー…今頃、元気でやってるかな…）
アムロ「そのデータは使えるな。機体構造を推測して、ゼータ用に計算し直してみるのも手だ」
カミーユ「そうですね。ただ、変形機構の強度の違いが問題になるでしょうけど…」
ニナ「アナハイムでもガンダニュウム合金が精製出来るといいんですが…」
〔自動扉の開く音〕
＜＜ブリット＞＞
ブリット「３人で何をしているんですか？」
＜＜リョウト＞＞
ブリット「３人で何をしているんです？」
カミーユ「Ｚガンダムのデータを再検討していたんだ」
ブリット「ゼータガンダム？」
カミーユ「俺の設計案と、百式やガンダムＭＫ－IIのデータを元にした可変モビルスーツさ」「機体はほぼ完成し、今はヘンケン艦長の戦艦で地球へ輸送されている途中だ」
＜＜ブリット＞＞
ブリット「へえ…じゃあ、戦力アップが期待出来るなあ」
＜＜リョウト＞＞
リョウト「へえ…じゃあ、戦力アップが期待出来るね」
ニナ「そこで、この間現れた可変形のガンダムを参考にして、Ｚガンダムの変形機構の強度を見直していたのよ」
○○○「大気圏を単体で突破して来た翼付きのガンダムですか」
ニナ「ええ、そうよ」
カミーユ「あの翼付きのガンダムは可変型で、単独の大気圏突入機能と高い空間戦闘能力を持っていた」「そのコンセプトはＺガンダムと同じなんだ」
アムロ「あのガンダムの詳しいデータがあれば、Ζガンダムの機体調整に役立つかも知れないな」
ニナ「デュオ君がいれば、何かわかったかも知れませんね」
カミーユ（………）
＜＜ブリット＞＞
ブリット「あいつはまたここへ戻って来ますよ…」
＜＜リョウト＞＞
リョウト「彼はまたここへ戻って来ますよ…」
カミーユ「ああ。俺もそう思うよ…」
現在位置 アメリカ西海岸
ヒイロ「入学手続き、クリア。入学金未納、クリア。寄宿費未納、クリア…」
〔キーボードを叩く音〕
ヒイロ「学園援助金、クリア。ヒイロ＝ユイ資産調査、ノープロブレム」
〔キーボードを叩く音〕
ヒイロ「ＯＺ並びにアーガマ隊と接触。それらとの戦闘において機体損傷度７０％オーバー…だが、修理はすでに完了」「アーガマ隊の戦力は推定データを３倍近く上回っている。現状ではＯＺと同等に脅威的だと判断…」
〔コンピュータの機動音〕
ヒイロ「目標優先度変更命令…アーガマ隊の追跡とＮｅｒｖ、日本のＥＯＴ施設調査へ移行」「任務了解。極東地区日本へ移動するため、退学手続きを開始…」
リリーナ「ヒイロ…」
ヒイロ「！」
リリーナ「あなたとお話をするのは、あなたがこの学園に来てから初めてですね」
ヒイロ（………）
リリーナ「あの翼を持ったガンダムに乗っていたのは、あなたでしょう？」
ヒイロ「！」
リリーナ「何故なら、あのガンダムが現れてからあなたは私と出会い…そして、この学園に入学して来た」「教えて、あなたは何者なの？」
ヒイロ「それを知ってどうする？」
リリーナ（………）
ヒイロ「言ったはずだ。お前を殺す」
リリーナ「…あなたがそれで人を殺すのを最後にしてくれるのなら、構いません」
ヒイロ「！」
リリーナ「私にはわかります。あなたは本当は優しい人よ」
ヒイロ（………）（何故だ…何故、俺はこいつが殺せないんだ。こいつは死んでくれた方がいいはずなのに…）「………！」
〔走り去る足音〕
リリーナ「あ、待って、ヒイロ!!」（………）「…逃げないで。お願い、ヒイロ」
【シナリオエンドデモ終了】
● 南アタリア島ルート→ No13Ａ「少女が見た流星」 へ戻る
ジャブロールート→ No13Ｂ「翼を持ったガンダム」 へ戻る
● No15「使徒襲来」 へ進む
◆ 「スーパーロボット大戦α」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。