TOP PAGEへ

No.16
咆哮、EVA初号機

【シナリオデモ開始】
現在位置 Nerv本部

シンジ(………)
ミサト「ごめんね、まだNerv内部に慣れてなくて…確か、この辺りだったんだけど…」
シンジ「さっき通りましたよ、ここ」
ミサト(………)
〔扉の開閉音〕
リツコ「何やってたの、葛城一尉?」
ミサト「あ、あら…リツコ」
リツコ「…あきれた。また迷ったのね。私達は人手もなければ、時間もないのよ」
ミサト「ご、ごめん」
リツコ「…例の男の子ね?」
シンジ(………)
ミサト「そう。マルドゥックの報告書によるサードチルドレン」
リツコ「私はE計画担当博士…赤木リツコ。よろしくね」
シンジ「は、はい…」
ミサト「これまた父親そっくりなのよ。可愛げのない所とかね…」
シンジ(………)
ミサト「それより、碇司令は何故零号機を出撃させたの? 結果がああなるのは見えてたじゃない」
リツコ「…あれは時間稼ぎだったのよ。あなたと彼がここに来るまでのね」
ミサト(………)「使徒の様子は?」
リツコ「連邦軍の部隊が一度撃退に成功したわ。けれど、表層部にダメージを与えただけで、依然進行中よ」
ミサト「やっぱり、使徒はA.T.フィールドを持っていたの?」
リツコ「おまけに学習機能も備えていて、外部からの遠隔操作でなく…」「プログラムによって動作する一種の知的巨大生命体とMAGIシステムは分析しているわ」
ミサト「それって…」
リツコ「そう。EVAと同じ」
ミサト(………)「それにしても、使徒とまともに戦える部隊が連邦軍にいたの?」「例のSDFならともかく…信じられないわね」
リツコ「その部隊は特機…俗に言うスーパーロボットの混成チームだったわ。それにSRX計画の機体もいたようだし」
ミサト「なるほど…SRX計画か。あそこの機体なら、使徒と張り合うことぐらいは出来るかもね」
リツコ「噂だと、使徒やEVAを倒せるぐらいの力を持った人型機動兵器を開発しているそうだけど…どうかしらね」
ミサト「ま、お手並み拝見ってトコか。で、初号機はどうなの?」
リツコ「B型装備のまま、現在冷却中」
ミサト「それ、ホントに動くの? まだ一度も動いたことないでしょ」
リツコ「起動確率は0.000000001%。09(オー・ナイン)システムとはよく言ったものだわ」
ミサト「それって…動かないってこと?」
リツコ「あら失礼ね。0%ではなくってよ」
シンジ(………)

リツコ「着いたわよ、シンジ君」
シンジ「! 顔…? 巨大ロボット?」
リツコ「人の造りだした究極の汎用人型決戦兵器…人造人間エヴァンゲリオン。その初号機」「建造は極秘裏に行われた。我々人類最後の切り札よ」
シンジ「…これも父の仕事ですか?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「!!」
ゲンドウ「久しぶりだな」
シンジ「………父さん」
ゲンドウ「フ……」「出撃」
ミサト「出撃!? 零号機はさっき…まさか、初号機を使うつもりなの!?」
リツコ「他に道はないわ」
ミサト「ちょっと! レイはもう戦えないでしょ!? パイロットがいないわよ!」
リツコ「…さっき届いたわ」
ミサト「…マジなの?」
リツコ「碇シンジ君」
シンジ「はい…」
リツコ「あなたが乗るのよ」
シンジ「え!?」
ミサト「でも、綾波レイでさえEVAとシンクロするのに7ヶ月もかかったんでしょ!?」「今来たばかりのこの子には、とても無理よ!」
リツコ「座っていればいいわ。それ以上は望みません」
ミサト「しかし!」
リツコ「今は使徒撃退が最優先事項です」「そのためには誰であれ、EVAとわずかでもシンクロ可能な人間を乗せるしか方法はないわ」
ミサト(………)
リツコ「わかっているはずよ、葛城一尉」
ミサト「…そうね…」
シンジ「…父さん。何故、僕を呼んだの?」
ゲンドウ「お前の考えている通りだ」
シンジ「じゃあ、僕がこれに乗って使徒とかいう敵と戦っていうの?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「嫌だよ、そんなの! 何を今さらなんだよ! と、父さんは僕がいらないんじゃなかったの!?」
ゲンドウ「必要だから呼んだまでだ」
シンジ「何故、僕なの…?」
ゲンドウ「他の人間には無理だからな」
シンジ「無理だよ、そんなの…見たことも聞いたこともないのに、出来るわけないよ!!」
ゲンドウ「説明を受けろ」
シンジ「そんな…できっこないよ! こんなのに…乗れるわけないよ!!」
ゲンドウ「…お前でなければ無理なのだ。お前がやらなければ、人類は滅亡することになる」
シンジ「そ、そんなの関係ないよ!」
ゲンドウ「乗るなら早くしろ。そうでなければ…帰れ!」
シンジ「!!」
〔使徒の攻撃音〕
〔画面、振動〕
〔崩壊音〕

ゲンドウ「奴め…ここに気づいたか」
〔使徒の攻撃音〕
〔画面、振動〕

リツコ「…シンジ君、時間がないわ」
シンジ(………)
ミサト「乗りなさい」
シンジ「…嫌だよ…せっかく来たのに…こんなのないよ!!」
ミサト「シンジ君…何のためにここへ来たの?」「駄目よ、逃げちゃ! お父さんから…何よりも自分から」
シンジ「わかってるよ…でも…出来るわけないよっ!!」
〔使徒の攻撃音〕
〔画面、振動〕

ゲンドウ(………)「レイを起こせ。もう一度出撃させる」
ミサト「!!」
リツコ「初号機のシステムをレイに書き直して! 起動準備!」
シンジ(やっぱり僕は…いらない人間なんだ)
ミサト(………)「レイが来たわ」
ゲンドウ「…レイ」
レイ「…はい」
ゲンドウ「予備が使えなくなった。もう一度だ」
レイ「…はい」
シンジ「………!」(こんな…こんな子がパイロットをやってたのか!? しかも、あの大ケガで…!)
レイ「く…ううっ…はあっ…はあっ」
シンジ(…ケガをしているこの子を…またアレに乗せるっていうのか…? それなのに僕は…僕は…)(………)
「EVA初号機に乗る」
「EVA初号機に乗らない」

≪「EVA初号機に乗る」を選択≫

シンジ「………僕は…」
〔攻撃音〕
〔崩壊音〕

レイ「ああっ!」
ミサト「危ないっ! ライトが!!」
シンジ「うわっ!!」
〔崩壊音〕
ミサト「EVAが動いた!! しかも…右腕の拘束具を引きちぎって…」
ゲンドウ「フッ…」
リツコ「まさか…ありえないわ! エントリープラグも挿入していないのよ! 動くはずないわ!」
ミサト「インターフェイスもないのに反応している…? と、いうより、守ったの…? 彼を…」「…イケる!」
シンジ「き、君っ…だ、大丈夫!?」
レイ「う、う…ああ…あああっ…」
シンジ(!? ち、血だ…)
レイ「はあっ、はあ…」
シンジ「……!」(逃げちゃ駄目だ…)(逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ…!!)「やります! 僕が乗ります!!」
【シナリオデモ終了】

≪「EVA初号機に乗らない」を選択≫

シンジ(駄目だ…やっぱり、僕には出来ない…出来ないよ…)
レイ「うう…ああ…あああっ…」
ミサト「シンジ君! お父さんにあそこまで言われて黙っているつもり!?」「それに、あなたが乗らなければ傷ついたレイがまた乗ることになるのよ!」
シンジ(………)
ミサト「自分を情けないと思わないの!?」
シンジ「で、でも…僕には…」
ゲンドウ「葛城一尉。もういい」
シンジ(………)
ゲンドウ「赤木博士。初号機の起動を急いでくれ」
リツコ「…はい」
ゲンドウ「シンジ…お前には失望した。さっさとここから帰れ」
シンジ「……!」
ゲンドウ「何をしている? 早く帰れ」
シンジ「と、父さん…」
ゲンドウ「初号機に乗らないのであれば、お前は不要な人間だ」
シンジ(………)
ミサト「シンジ君…」
ゲンドウ(………)
シンジ(………)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「咆哮、EVA初号機」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

ブライト「やむをえん。我々であの使徒を再度撃退するしかない!」
ウッソ「でも、また再生するかも知れません。そうなったら、こちらが所望していくだけでは…」
洸「攻撃が全く利かない相手じゃない。一度倒せたのなら、完全に倒すことだってできるはずだぜ」
※※「EVA初号機に乗る」を選択した場合のセリフ※※
トーレス「Nervから緊急通信が入っています!」
ブライト「何!?」
トーレス「連邦軍特別権限命令S-111で…退去せよ、と…」
ブライト「S-111だと…」
神宮寺「S-111って何のことだ?」
スレッガー「簡単に言えば、最重要・最優先命令のことさ」
クワトロ「軍内部でも、S-111の発令権を持っているのはごく一部の将官だ」
神宮寺「じゃあ、あのNervって連中にはそんな権限があるってのか…?」
エマ「ブライト艦長、第2新東京市に何か動きが…!」
[デモムービー「初号機リフト・オフ!」]
〔味方ユニット出現〕
マーベット「ま、また…あのロボットが出てきたわ!」
コウ「でも…昼間の機体と比べて、色も形も違いますよ」
ミサト「碇司令、構いませんね?」
ゲンドウ「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り我々に未来はない」
冬月「碇…本当にこれでいいんだな?」
ゲンドウ「………」
ミサト(シンジ君…死なないでよ)
シンジ「………」
ミサト「いいわね、シンジ君」
シンジ「は、はい」
ミサト「最終安全装置、解除! エヴァンゲリオン初号機、リフト・オフ!」
リツコ「シンジ君、今は歩くことだけを考えて」
シンジ(歩く…)
〔シンジ、サキエルへ接近〕
リツコ「…歩いた!」
ミサト「シンジ君…落ち着いて、敵の動きを良く見るのよ!」「それから、EVAには電源ビルからアンビリカルケーブルが接続されているから…移動が制限されるわ」「アンビルカルケーブル接続時は10ブロックの範囲にか移動出来ない」「それより先に行くにはケーブルを一度『切断』して、別の電源ビルの隣へ移動するのよ」「そして、自分の操作で『接続』して。電源ビルの隣へ行けば、そのコマンドが出るから」
シンジ「わ、わかりました」
ミサト「でも、一度ケーブルを切断するとEVA本体の内蔵電源に切り替わるから、普段よりENを多く消費してしまう」「ENが0になったらEVAは行動不能になり、自動回収されてしまうわ。だから気を付けて!」
シンジ「は、はい!」
※※「EVA初号機に乗らない」を選択した場合のセリフ※※
ブライト「各機、出撃せよ!」
〈出撃ユニット選択〉
冬月「いいのか? ロンド=ベル隊をあのままにしておいて…」
ゲンドウ「構わん。使徒撃滅の援護ぐらいにはなる。それより、初号機の発進を急げ」
冬月「発進までの所要時間は?」
マヤ「レイが上手く初号機とシンクロ出来ると仮定すれば…120秒です」
冬月(…今度も上手くいくとは思えん。あとは初号機次第か…)

<戦闘開始>

≪「EVA初号機に乗らない」を選択≫
<2PP・味方援軍1出現>

マヤ「碇司令! 格納庫から初号機パイロットの変更要請がありました」
ゲンドウ「………」
冬月「変更要請?」
ミサト「葛城です。初号機のパイロットはレイからシンジ君に変更します」
冬月「彼が乗るというのかね?」
ミサト「はい。発進準備はすでに進行中です」
ゲンドウ「………」
冬月「その場合、発進までの所要時間は?」
ミサト「60秒です」
冬月「何とか間に合うか…」
[デモムービー「初号機リフト・オフ!」]
〔味方ユニット出現〕
マーベット「ま、また…あのロボットが出てきたわ!」
コウ「でも…昼間の機体と比べて、色も形も違いますよ」
シンジ「………」(僕と必要としない父さんが造ったロボット…そいつが今、僕を必要としている…)(ふん、面白いじゃないか。やってやる)「どうせ死ぬのなんか怖くないんだ。父さんに僕を臆病者呼ばわりなんてさせない!」
ミサト「碇司令、構いませんね?」
ゲンドウ「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り我々に未来はない」
冬月「碇…本当にこれでいいんだな?」
ゲンドウ「………」
ミサト(シンジ君…死なないでよ)
シンジ「………」
ミサト「いいわね、シンジ君」
シンジ「は、はい」
ミサト「最終安全装置、解除! エヴァンゲリオン初号機、リフト・オフ!」
リツコ「シンジ君、今は歩くことだけを考えて」
シンジ(歩く…)
〔シンジ、サキエルへ接近〕
リツコ「…歩いた!」
シンジ「歩く…」
ミサト「シンジ君…落ち着いて、敵の動きを良く見るのよ!」「それから、EVAには電源ビルからアンビリカルケーブルが接続されているから…移動が制限されるわ」「アンビリカルケーブル接続時は10ブロックの範囲にか移動出来ない」「それより先に行くにはケーブルを一度『切断』して、別の電源ビルの隣へ移動するのよ」「そして、自分の操作で『接続』して。電源ビルの隣へ行けば、そのコマンドが出るから」
シンジ「わ、わかりました」
ミサト「でも、一度ケーブルを切断するとEVA本体の内蔵電源に切り替わるから、普段よりENを多く消費してしまう」「ENが0になったらEVAは行動不能になり、自動回収されてしまうわ。だから気を付けて!」
シンジ「は、はい!」

<サキエルダメージ>
ブライト「また修復しただと!? 今度は前より回復スピードが速いぞ!」
竜馬「た、倒せるのか…あいつを!?」

<シンジがダメージを受ける>
マヤ「EVA初号機、左腕部損傷、回路断線!」
シンジ「う、うぐああ…左腕が…!」
ミサト「シンジ君、落ち着いて! あなたの腕じゃないのよ!!」
シンジ「うああ!! く、くそっ!!」
リツコ「装甲がもう、もたない!」

<シンジが撃破されるor5EP・勝利条件達成>
※※5EPの場合、セリフ追加※※
[イベント戦闘「シンジvsサキエル」]
※※※※※※※※※※※※※※※※※

青葉「頭部破損、損害不明!」
ミサト「状況はっ!?」
マヤ「シンクログラフ反転、パルスが逆流しています!」
リツコ「回路遮断、せき止めて!」
マヤ「駄目です! 信号拒絶、受信しません!」
ミサト「シンジ君はっ!?」
日向「モニター反応なし、生死不明!」
青葉「初号機、完全に沈黙!」
リツコ「ミサト!」
ミサト「ここまでね…作戦中止! パイロット保護を最優先! プラグを強制射出して!」
マヤ「駄目です! 完全に制御不能です!!」
ミサト「何ですってぇ!?」
〔初号機、覚醒〕
青葉「初号機、再起動!」
マヤ「そんな…動けるはずありません!」
ミサト(まさか…!)
リツコ「暴走!?」
ダミープラグ「ウオオオオオオオ!!
冬月「勝ったな」
青葉「左腕復元!」
ミサト「す、凄い!」
マヤ「初号機がA.T.フィールドを展開。位相空間を中和してきます」
リツコ「いえ、侵食しているんだわ」
[イベント戦闘「ダミープラグvsサキエル」]
〔敵ユニット撃破〕
リツコ「あれがEVAの…本当の姿」
甲児「な、何モンだ、あのロボットは…」
豹馬「す、すげえ…」
洸(こ、この感覚は何だ…? ライディーンから…力が逆流するような感じが…)
コウ「一度、動かなくなってから攻撃力が倍増した…あれは一体…」
○○○「多分…暴走したんだ」
コウ「暴走!? システムダウンじゃなくて?」
カミーユ「ああ、俺もそう感じた。人が変わった…というか…」
アムロ「そう。あれは…暴走だ」
クワトロ「そういう特性を持った兵器というわけか…」
ブライト「…極東支部に帰還する」
アムロ「いいのか?」
ブライト「ああ。これ以上、我々がここにいても意味はなさそうだからな」
〔第3軍ユニット出現〕
アルベルト「ふん…どうやらあのEVAが本命のようだな」「ワシが自らここまで出向いた価値はあった」「とりあえず…奴らの目的も大体は判明した。それにロンド=ベル隊の実力も知ることが出来たからな」
〔第3軍ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 Nerv本部

マヤ「初号機、パイロットとともに生存を確認。回収班、救急班を出動させます」
ミサト「何とか…勝てたわね」
リツコ「ええ…被害も大きいけどね」
ミサト「…シンジ君は無事なの?」
マヤ「意識を失っていますが、外傷はないようです」
ミサト「精神汚染の危険性は?」
リツコ「…その心配はないわ。ただ、脳神経にかなりの負担が掛かったと思うけど…」
ミサト「そう…いきなりアレだったものね…」「ところで、司令と副司令は?」
リツコ(………)

〔ゼーレの座〕
キール「使徒再来か…あまりに唐突だな。15年前と同じく、災いは何の前触れもなく訪れる…」
ゲンドウ(………)
声「しかし…NervとEVA、もう少し上手く使えんのかね?」「ゼロ号機に引き続き、君らが初陣で壊した初号機の修理費…国が一つ傾くよ」
ゲンドウ(………)
声「玩具を君の息子に与えるのはいいが、肝心なことを忘れてもらっては困る」
ゲンドウ(………)
キール「人類補完計画…これこそが君の急務だ」「我々にとって…この計画こそが、この絶望的状況下における唯一の希望なのだ」
ゲンドウ「わかっています」
キール「いずれにせよ、使徒再来によるスケジュールの遅延は認められない。それに…情報操作の方はどうなている」
ゲンドウ「ご安心を。その件についてはすでに対処済です」
声「それは一般に対する処置だろう?」「私が言っているのは、監視者と傍観者に対する処置のことだ」
ゲンドウ「…あえて情報を与えておくのも処置の一つだと考えますが」
声(………)
キール「彼らは例の文書と同等の情報を持っている可能性が高い」
ゲンドウ「記述によれば、還元された卵は1つです。自分たちの手元にそれがないと知れば、ここへ現れるでしょう」
キール「だからこそ、彼らは我々の計画を知ろうとしている。そんな連中に情報を与えるのは危険ではないのか?」
ゲンドウ「槍の引き揚げはまもなく完了します。あれさえ手に入れば、問題ありません」
キール(………)
ゲンドウ「それに、EVAをロンド=ベル隊に出向させれば、使徒をそちらに引きつけることが可能です」「また、その方がそちらのスケジュールに載っているSTMCと接触する可能性が高いと思われます」
声「EVAはSTMCと戦うために造られたものではない」
ゲンドウ(………)
声「いずれにせよ、使徒再来によるスケジュールの遅延は認められん。予算については一考しよう…」
キール「碇、後戻りは出来んぞ」
ゲンドウ(………)(わかっている…人間には時間がない)

冬月「委員会の連中はどうだった?」
ゲンドウ「彼らは我々を警戒している。スケジュールを遅らせるのではないかとな」
冬月「仕方のないことか。そうなるとゼーレの注意をしばらくそらす必要があるな」
ゲンドウ「すでに手は打ってある」
冬月「ほう。DCか? それともSDFか?」
ゲンドウ「両方だ」
冬月「なるほど…毒を以て毒を制すつもりか」
ゲンドウ「そうだ。それも、強力な毒を…」
冬月「その毒…シュウ=シラカワとイングラム=プリスケンはこちらに牙をむく可能性もあるぞ」
ゲンドウ「問題ない。彼らにとって、使徒とEVAは共に利用すべき存在のはずだ」「我々に抗おうとも、いずれは協力することになる」
冬月「だが、あの2人はゼーレ以上に危険な存在かも知れんぞ」
ゲンドウ(………)「それより、弐号機と例のサンプルの方は?」
冬月「昨日、セカンドチルドレンと共にドイツを発った。1週間後に南アタリア島へ到着する予定だ」「後は、使徒とゼーレを上手く欺けるかどうか…それが問題だな」
ゲンドウ「ロンド=ベル隊の手配はすでに済ませてある」「完成しているEVAシリーズはいずれあの部隊へ出向させる」
冬月「だが…それではここが手薄になるぞ」
ゲンドウ「ロンギヌスの槍さえ手元にあれば問題ない」「それに…使徒はサンプルを狙ってくるはずだ」
冬月(………)(ロンド=ベル隊…はたして彼らの鈴は上手く天使と悪魔を引き寄せられるのか…?)
【シナリオエンドデモ終了】


● No15「使徒、襲来」 へ戻る

● No17「GR対GR2」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦α」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。