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No.22A
ガンダム、星の海へ

【シナリオデモ1開始】
現在位置 移動中

リョウト(………)「…宇宙か…」「あの子を失った宇宙…僕はまた、ここに帰ってきた…」
ウッソ(………)
リョウト(ウッソだ。何をしてるんだろう?)「ウッソ、どうしたの?」
ウッソ「あ、リョウトさん。僕は宇宙が初めてなので、地球を眺めようと思って…」
リョウト「そうか、カサレリアの子達は全員アースノイドだもんね」「で、初めて宇宙に上がった感想は?」
ウッソ「何か、こう…足が地にかない感じですね」
リョウト「はは、そりゅあそうだよ。無重力空間だからね」
ウッソ「…そうですよね。ところで、リョウトさんは何をしてたんです?」
リョウト「僕? 少し…考え事をしていたんだ」
ウッソ「考え事…ですか?」
リョウト「ああ…友だちのことをね」
ウッソ「もしかして、その人ってリョウトさんの恋人ですか?」
リョウト「…そういうわけじゃないけど…」
ウッソ「それで、その人は今、どこにいるんですか?」
リョウト(………)「…その子さ、この宇宙で行方不明になったんだ」
ウッソ「! す、すみません…余計なことを言ってしまって…」
リョウト「構わないよ。それに、僕はあの子が死んだなんて思えないんだ」
ウッソ(………)
リョウト「宇宙に上がってから、あの子がどこかで生きているような気がしてきてさ…自分でも不思議なんだけど」
ウッソ「じゃあ、きっとその人は生きていますよ」
リョウト(………)「ありがとう。何となく気が楽になったよ」
キース「何だ、二人共。こんな所にいたのか。そろそろブリーフィングが始まるぞ」
リョウト「そうか。バニング大尉が宇宙空間の模擬戦の説明をするって言ってた…」

オリファー「…このメンバーの中には無重力空間での戦闘が初めての者が多い」「ラビアンローズへ着く前に模擬戦形式の戦闘訓練を行なう」
バニング「俺とオリファーさんで全体の指揮を執る。シュラク隊とモンシアは初心者連中の指導にまわってくれ」
ジュンコ「了解です」
モンシア「俺様の指導は厳しいぜ。ヒヨッ子共は覚悟しておけよ」
ケイト「モンシア中、逆に指導されないようにしなよ」
モンシア「チッ、口の減らねえ姉ちゃんだぜ」
バニング「モンシア、訓練の目的を勘違いするんじゃないぞ」
モンシア「大尉、こういうのは厳しくやらねえといけませんぜ。甘くすると今の若いモンは…」
バニング「では、ウラキとキースをお前に任せる」
モンシア「了解でさ。覚悟しろよ、ウラキ、キース!」
キース「は、はい…」
コウ「…よろしくお願いします」
マヘリア「ウッソはあたい達が優しく教えてやるからね」
ウッソ「は、はあ…どうも」
キース「う、うらやましい…」
モンシア「あん? 何か言ったか、キース!?」
キース「い、いえ! 何も!!」
バニング「それから、ウラキ少尉。ガンダム1号機はラビアンローズに着くまで使用を禁止する」
コウ「そ…そんな! どうしてですか、大尉!?」
バニング「今のガンダム試作1号機は陸戦仕様だ。ニナさんから宇宙では性能が低下してしまうと聞いている」
コウ(ガンダム1号機は機体の調整次第で宇宙でも戦えるはずだ…)
オリファー「では、こちらが決めたプログラムに従って訓練を開始する」
コウ(………)

コウ「この数値じゃ無理だ。各部バーニアの噴射時間を増やすしか方法はないか…」
ニナ「ウラキ少尉。訓練にも出ないで、何をやってるの?」
コウ「ガンダム1号機のバランサーを宇宙用に調整しているんだ」
ニナ「陸戦仕様のガンダム1号機でそんなことをしても意味がないでしょ?」
コウ「いや。ラビアンローズでフルバーニアンへ換装する前にこいつで宇宙に出てみせる」
ニナ「せっかちね。でも、コウ…宇宙じゃ今のガンダム1号機はジム以下なのよ?」
コウ「例え機体がジム以下でも、僕はこの機体で戦いたいんだ」「シミュレーションパターン1をやってみる」「スロットルレバーをこうやって…」
〔レバーの操作音〕
ニナ「あっ!! そんなに乱暴にしないで推力がノーマルに上がるまではもっと優しく…こう、でしょ?
コウ「あ、ああ…。覚えておくよ。じゃあ、こっちの値がこうなら…?」
ニナ「ああっ。そんな簡単に数値を変えてはダメよ!!」
コウ「でもさ…僕自身がこの数値を自分で直さないと、この機体を物にしたことにならないだろ?」
ニナ「こだわるわね、ガンダム1号機に。あなただったら、他のモビルスーツでも十分戦果を上げられると思うけど…?」
コウ「どうかな…? まだ、僕には宇宙での戦闘経験がないからね」
ニナ「なら、尚のこと他の機体で訓練に出ればいいじゃない。それに、この機体は出撃禁止ってさっき決まったでしょ?」
コウ「確かにそうだけど…今はさ、パイロットも機体も数が少ないだろ?」
ニナ「そうだけど…何もガンダム1号機で出なくても…」
コウ「聞いてくれ、ニナ。この状況下で、皆が戦力外と思っているガンダム1号機で僕が戦果をあげたら…」「あのモンシア中尉も、僕がガンダム1号機のパイロットだと認めてくれるかも知れない…」
ニナ「どうしてそんなことを…そのために私のガンダム1号機がどうなってもいいっていうの?」
モンシア「ガンダム1号機がどうしたって?」
コウ「!!」
モンシア「ウラキ。訓練にも出ねえで何やってんだ? 大体、それは出撃禁止の機体だろうが!」
コウ「でも…」
モンシア「デモも、ストライキもねえ! それはフルなんとかってのになるまでは駄目だって、さっき決まったろうが?」
コウ「モンシア中尉、正式名称はRX-78GP01Fbガンダム試作1号機フルバーニアンです」
モンシア「訓練にも出ねえ奴が口答えするんじゃねえ! 宇宙へ出たことがないくせに今の1号機で何をやるってんだ!?」
コウ「そ、それは…」
モンシア「機体がどうとか言う前に宇宙に出て、感覚をつかむのが先だろうが!?」
コウ(………)
ニナ「そうよ、コウ。気持ちはわかるけど、ガンダム1号機を使う使わない以前に少しでも宇宙での戦闘に慣れないと…」
コウ「し、しかし…」
ニナ「ガンダムは玩具じゃないのよ。遊び気分で乗られちゃ迷惑だわ」
コウ「! ニナは僕をガンダム1号機のパイロット認めてくれてるんじゃなかったのか!?」
ニナ「…自信過剰も程々にして。例え、アムロ大尉でも今のガンダム1号機では…」
コウ「くっ…!」
〔走り去る足音〕
ニナ「コウ、どこへ行くの!? コウ!」(………)
モンシア「ったく…訓練をサボったら、実戦で死ぬのはてめえなんだぞ」
リョウト「何かあったんですか?」
ニナ(………)
モンシア「…そうだ、リョウト。ウッソを見なかったか?」
リョウト「さっき、ブリッジへ行きましたけど…」
ニナ「ウッソ君に何か用なんですか?」
モンシア「え? い、いや…別に用ってことは…」
ニナ「?」

ウッソ(訓練の成果報告をしようと思って来たんだけど…皆で集まって話をしてる。出直した方がいいかな?)
ゴメス「…ようやく、これでエゥーゴの艦隊が集結する目途が立ったってワケだ」
ニュング「ジン=ジャハナムの尽力でロンド=ベルや破嵐財閥と関係が上手くいったおかげだな」
バニング「ジン=ジャハナム?」
ゴメス「ああ、バニング大尉は初耳だな。我々リガ・ミリティアのリーダーの名前だ」
ウッソ(ジン=ジャハナム…僕の家のデータベースで見たことがある。確か、魔物かなんかを意味する言葉だった)
ニュング「言っておくが、偽名だ」
ゴメス「しかも、リガ・ミリティアの中でその名を名乗る人間は1人じゃない」
バニング「何故です?」
ゴメス「俺達みたいな規模の小さい反地球連邦組織でも、ティターンズはきっちりとマークしてきやがってな…」「リガ・ミリティアの中心人物は皆ジン=ジャハナムという名を使っているのさ」
バニング「なるほど。トップの人間が誰だかわからなくするカムフラージュというわけですね」
ゴメス「俺の部隊に指示を出しているハンゲルグという男も、表向きにはジャハナムの名を使っているよ」
ウッソ「! その話、本当ですか!?」
マーベット「ウッソ…? 何故あなたがこんな所に…」
オリファー「立ち聞きは良くないな」
ウッソ「すみません。でも、ハンゲルグは僕の父と同じ名前なんです!」
ゴメス「な、何だって?」
ウッソ「ひょっとして、そのジャハナムは僕の父さんかも知れません。ハンゲルグの下は何てう名前なんですか?」
ゴメス「いや…俺はハンゲルグという名前しか知らないんだ。伯爵は知ってますか?」
ニュング「すまん、私も知らんのだ」
ウッソ「そうですか…でも、そのジン=ジャハナムさんに会えば父のことがわかるかも…」
マーベット「ウッソ…お父さん捜しに宇宙に出てきた甲斐があったわね。でも、大人の話を盗み聞きするのは感心できないわ」
ウッソ「す…すみません…」

マーベット「でも、どうなんでしょうね? 私達に指示を出すジン=ジャハナムが本当にウッソの父親なんでしょうか?」
ゴメス「チビにはかわいそうだが、名前が同じだけかもな」
ニュング「うむ…ハンゲルグという名前でさえも偽名かも知れん」
マーベット「そんな…」
ジュンコ「ねえ、マーベット…あの子は父親を捜すために宇宙まで出てきて戦ってるのかい?」
マーベット「ええ。お母さんもリガ・ミリティアに参加している可能性が高いのよ」
ジュンコ「そう…両方見つかるといいね」
オリファー「そうだな。我々も仕事の邪魔にならない程度に情報を集めてやるか…」
マーベット「ウッソは…私達の息子みたいなものですものね…」
ジュンコ「マーベット。それを言うなら…私達全員の…だろ?」
マーベット「あら、いけない。そうね…私達全員の宝ね」
ジュンコ「ああ。大切に育ててやらないといけないね」

ウッソ(このままリガ・ミリティアにいれば…父さん、そして母さんにも会えるかも知れない)
シャクティ「ウッソ、どうしたの? 嬉しそうな顔をして…」
ウッソ「あ、シャクティ…聞いてよ、僕の…」「!」
シャクティ「?」
ウッソ(そうだ…シャクティのお母さんのことはまだ何もわかっていないんだ…)(僕だけ喜ぶわけにはいかない)「何でもないよ、何でも」
シャクティ「そう…」「ねえ、ウッソ、聞いてくれる?」
ウッソ「何だい?」
シャクティ「私ね…お母さんがこの宇宙のどこかにいるような気がするの…何故だかわからないけど」
ウッソ「シャクティがそう感じるんだったらきっとそうだよ。僕達、宇宙に出てきて正解だったのかも知れないよ」
シャクティ「ウッソ…お父さんやお母さんと会えても、まだモビルスーツに乗って戦うつもりなの…?」
ウッソ「それは…わからない。父さんや母さんが何を考えて僕に色々なことを教えたのか…」「その答えが出てから決めるよ」
シャクティ(………)

モンシア「ウッソ!」
ウッソ「な、何ですか…?」
モンシア「もう一度、訓練で模擬戦をやるぞ!」
ウッソ「ど、どうしてですか? 僕の訓練はさっき終わりましたけど…」
モンシア「いいから、モビルスーツに乗れ!」
ニナ「一体、どうしたんです?」
キース「さっきの模擬戦でモンシア中尉はウッソに撃墜されたんですよ」「中尉ったら、それをウッソと一緒に乗っているハロのせいにして…」
ニナ「ハロ? ああ、あの子のハロには高性能のMSナビシステムが付いていたわね」
モンシア「キース! 余計なことを言いやがって…てめえも来い!!」
キース「え、ええっ!?」
モンシア「それから、リョウト!」
リョウト「はい」
モンシア「まだ訓練に出ていなかったな。お前もだ!」
リョウト(………)
「訓練に出ない」
「訓練に出る」

≪「訓練に出ない」を選択≫

リョウト「すみません、後でバニング大尉と模擬戦をすることになっているんで…」
モンシア「しょうがねえな。ウッソ、キース! 行くぞ!」
【シナリオデモ終了】

≪「訓練に出る」を選択≫

リョウト「わ、わかりました」
モンシア「よし、行くぞ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ガンダム、星の海へ」


【戦闘マップ開始】
≪「訓練に出ない」を選択≫

〔味方ユニット出現〕
ハロ「リーンホースJr.ガ見エナクナッタゾ、ウッソ!」
ウッソ「中尉、リーンホースから離れすぎじゃないですか?」
キース「そうですよ、母艦が見えない所まで離れるなんて…」
モンシア「ピーピーわめくんじゃねえよ。ここだったら、確実にリーンホースは通るし、何より今はミノフスキー粒子も…」
キース「それが…戦闘濃度で散布されているみたいなんですけど…」
モンシア「何だとぉ!?」
〔敵ユニット出現〕
ハロ「敵ダ、敵ダ!!」
モンシア「何てこった…ありゃネオ・ジオンじゃねえか!」
シーマ「チッ…OZとかいう連中を何とか振り切って大気圏から脱出したってのに…」
ジオン兵「シーマ様、この宙域にはあの3機しかいないようです」
シーマ「訓練でもしていたのかい? だったら、都合がいい。どのみち、手ぶらではアクシズに戻れないからね…」「全機攻撃開始! そうすれば、あいつらの母艦が出てくるかも知れないからねえ」
モンシア(チッ…旧式のモビルスーツだが、あの手の敵は手練れが多いってのが相場だ)「ウッソ、キース! お前らは回避行動をとりつつリーンホースへ帰れ!!」
キース「ど、どうしてですか!?」
モンシア「ガキのお守りなんてやってられるか。その代わり、他の連中を早く連れて来るんだ!」
キース「それじゃ中尉が!」
モンシア「俺は奴らを引きつけた後、この宙域から脱出する!」「それにな、目の前でお前らが撃墜されるところなんて見たかねえんだよ!」
キース「………」「い、いえ! 中尉、自分もお供します!!」
ウッソ「僕もです!」
モンシア「何ィ!?」
ウッソ「すでにリーンホースへ敵発見の打電をしておきました」
キース「じ、自分達はそう簡単に落とされはしませんよ」
モンシア「ヘッ…やせ我慢しやがって。声が震えてるぞ、キース!」
キース「しょ、正直言ってこ、怖いですけど…」
モンシア「よし! リーンホースはあと2分かそこらでこの宙域へ来るはずだ。気合い入れて行くぞ!!」
ウッソ「は、はいっ!」
ハロ「ウッソ! マタ新タナ反応ダ!!」
ウッソ「何だって!?」
〔味方ユニット出現〕
シーマ「あれはさっきの…しつこい奴らだね、まったく!」
ウッソ「あのモビルスーツは!?」
ハロ「前ニ見タコトガアルゾ!」
ノイン「ゼクス特佐、連邦軍らしき機体がいます」
ゼクス「ロンド=ベル隊か?」
ノイン「その割には特機系の機体がいないようですが…」
ゼクス「どうする、ノイン? 彼らを助けるか、それとも…」
ノイン「私に意見を求める前にどうするか決めているのでしょう?」
ゼクス「ふ…そうだな。ロンド=ベル隊にはまだまだ働いてもらわねばならんからな…」「聞こえるか? こちらはOZのゼクス=マーキス特佐だ」
キース「OZだって!?」
ウッソ「やっぱり、あの白いモビルスーツはこの間の…」
ゼクス「こちらの任務はジオン部隊の追撃だ。諸君らと戦闘をする意志はない」「そちらの意向はどうか?」
ウッソ「どういうこと?」
キース「助けてくれるってことか?」
モンシア「こっちも今のところOZと戦う意志はねえ!」
ゼクス「了解した。これより援護する」
<戦闘開始>

≪「訓練に出る」を選択≫

〔味方ユニット出現〕
ハロ「ウッソ、リーンホースJr.ガ見エナクナッタゾ!」
ウッソ「中尉、リーンホースから離れすぎじゃないですか?」
キース「そうですよ。母艦が見えない所まで離れるなんて…」
モンシア「ピーピーわめくんじゃねえよ。ここだったら、確実にリーンホースは通るから安心しろい!」
リョウト「あ…」
キース「お、おい、リョウト…『あ…』って言ったよな…。もしかして敵が来たのか!?」
リョウト「多分ね」
ハロ「ウッソ! コノ宙域ハ ミノフスキー粒子ガ 戦闘濃度デ散布サレテイルゾ!!」
ウッソ「な、何だって!?」
〔敵ユニット出現〕
ハロ「敵ダ、敵ダ! 大当タリ!!」
ウッソ「ハロ、黙ってろ!」
モンシア「よりにもよって、ネオ・ジオンか!」
シーマ「チッ…OZとかいう連中を何とか振り切って大気圏から脱出したってのに…」
ジオン兵「シーマ様、この宙域にはあの4機しかいないようです」
シーマ「訓練でもしていたのかい? ま、どのみち、手ぶらではアクシズに戻れないんだ…全機、攻撃するよ!」「そうすれば、あいつらの母艦が出てくるかも知れないからねえ」
〔カーソル、主人公を指定〕
シーマ「あの機体は…前にも見たことがある」「もしかして、あれがEOTをつ方機体か?」(あれを捕獲すれば、どこの組織相手でも、取り引きがしやすくなるかも知れないねえ…)「よし、お前達! あのEOT機を集中的に狙いな!」
モンシア(チッ…旧式のモビルスーツだが、あの手の敵は手練れが多いんだよな)「ウッソ、キース! お前らは回避行動をとりつつリーンホースへ帰れ!!」
キース「ど、どうしてですか!?」
モンシア「ガキのお守りなんてしてる余裕がねえんだよ。その代わり、他の連中を早く連れて来るんだ!」
キース「それじゃ中尉とリョウトが!」
モンシア「俺とリョウトは奴らを引きつけて、この宙域から脱出する!」「リョウト、お前の機体には強力なバリアがあるから大丈夫だな?」
リョウト「は、はい!」
キース「で、でも!」
モンシア「俺は目の前でお前らが撃墜されるザマなんて見たかねえんだ!」
キース「………」「い、いえ! 中尉、自分もお供します!!」
ウッソ「僕もです!」
モンシア「何ィ!?」
ウッソ「すでにリーンホースへ敵発見の打電をしておきました」
キース「自分達もそう簡単に落とされはしませんよ」
モンシア「ヘッ…やせ我慢しやがって」
キース「しょ、正直言ってこ、怖いですけど…」
モンシア「よし! リーンホースはあと2分かそこらでこの宙域へ来るはずだ。気合い入れて行くぞ!!」
ウッソ「は、はいっ!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>

キース「中尉、リーンホースは…リーンホースはまだ来ないんですか!?」
モンシア「うるせえっ! 無駄口が多すぎるんだよ、お前は!」「それにしても…敵さんの親玉に動く気配がねえ。こっちの本隊が来るのを待ってるのか?」
ハロ「来タ! リーンホースJr.ダ!!」
ノイン「ゼクス特佐、彼らの母艦が来たようです」
ゼクス「ふむ…ならば、この場は彼らに任せた方が得策かも知れないな」
ノイン「そうですね。我々にはサイド4へ向かう目的もありますから」
ゼクス「よし、戦線を離脱する」
〔味方ユニット離脱〕
ウッソ「行ってしまった…次に会う時は敵か味方か、どっちになるんだろう…?」
〔味方戦艦出現〕
バニング「生きてるか、お前達?」
モンシア「バニング大尉!」
ゴメス「よし、モビルスーツ部隊出撃だ!」
〈出撃ユニット選択〉
ゴメス「各機へ! この宙域に新たな敵と思われるモビルスーツ部隊が接近中だ」「接触はおよそ30秒後! 十分に気をつけろ!」
シーマ「ほら、案の定戦艦が出てきたじゃないか…こちらも本格的に戦力を展開させな!」
〔敵ユニット出現〕
コウ「くそっ…敵の増援が近づいているのに出撃できないなんて!」「くそっ…ガンダム1号機だって、第2線ぐらい張れるのに!」

<4PP・敵増援2出現>
ハロ「マタ新タナ機体ノ反応ダ!」
ウッソ「何だって!?」
〔敵ユニット出現〕
シーマ「ベスパか!?」
クロノクル「こんな所でリガ・ミリティアとジオンの戦闘に遭遇してしまうとはな」(それにあのガンダムは…カサレリアで私を撃墜した奴か!)
ゴッドワルド「中尉、どうするのだ? 我々はジュピトリスに帰還するのが目的だが…あの戦闘に加わるのか?」
クロノクル「ジュピトリアンとネオ・ジオンが同盟を結んでいる以上、彼らを無視するわけにはいかない」
ゴッドワルド「生真面目なのはいいが、中尉を撃墜したというガンダムに拘っているわけではないだろうな?」
クロノクル「………」「こちらはベスパのクロノクル=アシャー中尉だ。これより、そちらを援護する」
シーマ「クロノクル? ああ、ジュピトリアンの女王マリアの弟とかいう…」「でも、ご大層な肩書きの割には戦果を挙げていないって話さね」
クロノクル「くっ…!」
ゴッドワルド「中佐、そのような中傷を受ける言われはありませんな」
シーマ「ほう…『宇宙の虎』、ゴッドワルド=ハインも一緒とはね」「じゃあ、雑魚はあんた達にまかせるよ。せいぜい手柄を立てな」
ゴッドワルド「………」

<5PP・味方援軍2出現>
〔味方ユニット出現〕
ユカ「ラビアンローズに来るのが遅いと思ったら…こんな所で戦闘に巻き込まれてたとはね…」
ジュンコ「ユカ! それにフラニーとミリエラも!」
ヘレン「これでシュラク隊勢揃いだね」
ユカ「ジュンコ姉さん、今からリーンホースを援護します!」
ルー「ちょっと、ちょっと! コアファイターで戦闘に加われって言うんですか!?」
ユカ「あんたはテストパイロットだからね、自信がないんだったら、リーンホースに逃げ込んでもいいんだよ?」
ルー「誰が逃げるもんですか! ただ…いきなりだから、心の準備が出来ていないだけよ!」
ミリエラ「なら、ぶつくさ文句言わないの」
フラニー「そうそう。あたし達がちゃんと守ってやるよ」

<6PP・味方援軍3&敵増援3出現>
コウ「ゴメス艦長! こちら格納庫のウラキです。自分も出撃します!」
ゴメス「何だと? お前さんは乗る機体がないだろう!?」
コウ「ガンダム1号機で出ます!」
ゴメス「な、何っ!?」
ニナ「コウ!」
コウ「邪魔しないでくれ! ガンダム1号機でやるんだ!!」
モーラ「ウラキ少尉、馬鹿なこと言わないで!!」
コウ「2号機を奪ったジオンに皆が苦戦しているのに…何も出来ない自分が許せないんだ!」
ニナ「なら、せめて…このディスクを!」
コウ「そんなものをインストールしている暇はない!!」
ニナ「コウ!!」
〔味方ユニット出現〕
〔コウ、前進〕

バニング「ガンダム1号機! ウラキ少尉かっ? 貴様、どういうつもりだ!?」
コウ「やらせて下さい! 止めたって無駄ですよ!」
カミーユ「無茶だ! 標的になるだけですよ!!」
シーマ「フフフ…いい獲物が現れたようだね!」
ジオン「シーマ様のモビルスーツを!」
〔敵ユニット出現〕
シーマ「…よりどりみどり
〔シーマ、コウへ隣接〕
コウ「こ、こいつっ!」
シーマ「フフフ…どうする? 懐に飛び込んだよ!」
コウ「し、しまった…!」
シーマ「どうした、よたよたして? バサンラーでもやられてるのか?」
[イベント戦闘「コウvsシーマ」]
シーマ「しぶといね…なんて装甲だい!」
コウ「ううっ…く、くそっ!!」
ゴメス「各機! ガンダム1号機を援護しろ!!」

<カミーユvsシーマ>
カミーユ「こいつ、旧式のモビルスーツのくせに…!」
シーマ「フフフ…あたしに向かってきた以上はタダじゃ済まないよ!」

<カミーユvsクロノクル>
カミーユ「こいつら…もしかしてジュピトリアンなのか!?」
クロノクル「系統が違う機体…奴らも我々と同じく、モビルスーツの実験部隊だというのか!?」

<コウvsクロノクル>
コウ「機体の制御が上手くいかなくても、何とか戦ってみせる!」
クロノクル「何だ…? 大気圏内仕様で出撃して来たのか!?」

<バニングvsシーマ>
バニング「俺の部下をやらせはせんぞ!」
シーマ「子供ばかりの部隊だと思っていたけど、どうやらベテランもいるらしいねえ」

<モンシアvsシーマ>
モンシア「ゲルググが相手かよ…一年戦争の頃を思い出すぜ!」
シーマ「じゃあ、ついでに7年前の悪夢も思い出させてやるよ!」

<ウッソvsシーマ>
ウッソ「これ以上、ジオンの好きにさせてたまるものか!」
シーマ「フフフ…可愛いねえ、坊や。たっぷり遊んであげるよ」

<ウッソvsクロノクル>
クロノクル「やはり、あの時の子供か!?」
ウッソ「あなたは!?」
クロノクル「もはや子供とて容赦せん!」
ウッソ「カテジナさんを…カテジナさんをどこへやったんです!?」
クロノクル「答える必要はない! それに彼女は自分の意志で我々の所へ来たのだ!」
ウッソ「な、何だって!?」

<ウッソvsゴッドワルド>
ウッソ「あなた達は故郷である地球の環境を破壊して何とも思わないんですか!?」
ゴッドワルド「! 子供が戦場にいるのか!?」

<クロノクル撃破>
クロノクル「わ、私がこんな所で…!」

<ゴッドワルド撃破>
ゴッドワルド「俺としたことが…!」

<シーマ撃破orHP50%以下・勝利条件達成>
※※撃破の場合のセリフ※※
シーマ「チッ…先走り過ぎたか! 全機、撤退するよ!」
〔敵ユニット撃破〕
※※HP50%以下の場合のセリフ※※
シーマ「やられた!? シャクだねえ! けど、今日のところは見逃してあげるよ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
バニング「ウラキ、ウラキ少尉! 聞こえるか、返事をしろ!!」
コウ「ニナ…すまない…。僕は1号機を…」
バニング「ウラキ、着艦は無理だ。機を捨てて脱出しろ!」
コウ「必ず持って帰るさ…。データ入れ替えなきゃ…」
ゴメス「モーラ! ガンダム1号機が帰還する! ただし、ウラキ少尉は気絶寸前だ!!」
モーラ「ガンダム1号機が降りてくるですって!? ネット、ネットの準備を!!」
バニング「ウラキ、右にやや流れた! 降りるんじゃないのか?」
コウ「…了解…ニナの言う通りだ…バランスを中央に…必ずリーンホースへ…」
モーラ「来るぞ、全員退避!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

バニング「ウラキ…わかっているな?」
コウ「はい…どんな処分でも覚悟は出来ています」
ニナ「待って下さい、バニング大尉。ウラキ少尉はフルバーニアンのテストパイロットとして必要です」「少尉がいなければ、換装と起動テストで時間を必要以上に消費してしまいます」
コウ(ニナ…)
バニング(………)
ゴメス「なあ、バニング大尉。ウラキ少尉が出なければ、この艦はさっきのゲルググに沈められていたかも知れん…」「それに、フルバーニアンの調整作業も急がにゃならん。今回は見逃してやった方がいいんじゃないか」
バニング「しかし、それでは軍の規律が…」
ゴメス「そう堅いことをいうな。リガ・ミリティアは正式な軍隊じゃないんだ」
バニング(………)
ニナ「大尉、お願いします…」
バニング「仕方がない。今回だけは見逃そう」
コウ「!」
ニナ「ありがとうございます、大尉!」
ゴメス「だが、ウラキ少尉。今度勝手な真似をしたら艦首のビームラムの清掃作業をやらせるぞ」
コウ「は、はい! 申し訳ありませんでした」

ハロ「ウッソ、ドウシタ? 元気出セ!」
ウッソ(………)
オデロ「よお、どうしたんだ?」
ハロ「ウッソ、元気ナイ」
ウォレン「オリファーさんやバニング大尉に何か言われたの?」
ウッソ「そんなんじゃないんだ…。カテジナさんは…やっぱりネオ・ジオンにいるようなんだ…」
オデロ「何だって!?」
ウッソ「カテジナさん…」

カミーユ(………)
ルー「ねえ、カミーユ=ビダンってあなたでしょ?」
カミーユ「そうだけど…君は誰だ?」
ルー「私? 私はルー=ルカ」
ファ「あら、ルーじゃない! やっぱりシュラク隊と一緒に来てたのね」
ルー「ええ。元気だった?」
カミーユ「知り合いなのか、ファ?」
ファ「そうよ。エゥーゴで彼女と一緒にパイロット訓練を受けたの」
カミーユ「じゃ、その時に俺のことを聞いていたのか」
ルー「それもあるけど…あなたは私達の間じゃ有名人だからね」
カミーユ「私達?」
ルー「そう。Z計画の新型機…ZZガンダムの開発スタッフの間でね」
カミーユ「ダブルゼータ? もしかして、ゼータの後継機かい?」
ルー「そう。あなたが設計したZガンダムとRX-78ガンダムのコンセプトを共用した機体よ」
カミーユ「RX-78の? じゃあ、あのコアファイターはZZガンダムのものか」
ルー「さすがに鋭いわね。その通りよ」
ファ「でも、コアファイターだけなの?」
ルー「現在、ZZガンダムはラビアンローズで最終調整中よ」「私はダブルゼータのコアファイターのテストを兼ねてここまで来たの」「でも…まさか、あれで戦闘するとは思いもしなかったけど…」
ペギー「皆、ブリッジに上がって! ジオンが何か演説をするらしいの!」
ファ「本当ですか!?」
カミーユ「すぐに行きます!」

ゴメス「お、来たな、カミーユ。見ろよ、ジオンの連中いよいよ表だって行動し始めたぜ…」
カミーユ「演説が始まってからどのくらい経ったんです?」
ゴメス「まだ、始まったばかりだ。おい、録画しておけよ!」

デラーズ「…我々の戦争目的が正義だからだ。一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して百八十余年…」「宇宙に住む我々が自由を要求して何度連邦に踏みにじられたか!」「そして…今まで、スペースノイドの心からの希求である自治権要求に対し…」「連邦がその強大な軍事力を行使し、小さなその芽を摘み取ろうとしている意図を証明するにたる事実を、私は存じておる」「見よ! 我らが手に入れたこのガンダム試作2号機は核攻撃を目的として開発された物である」「南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実をってしても…」「呪わしき連邦の悪意を否定出来得る者がおろうか!」「我々は7年待った。もはや、ネオ・ジオンにためらいの吐息を漏らす者はおらん」「今、真の若人の熱き血潮を我が血としてここに私は改めて地球連邦政府に対し、宣戦を布告するものである!」「仮初の平和のささやきに惑わされることなく、繰り返し心に聞こえてくる祖国の名誉の為に……ジーク・ジオン!!

カミーユ「あれが…敵か」
ニュング「…今の演説で核弾頭装備のガンダム2号機の存在が明らかになった…」「これで連邦政府と連邦軍はネオ・ジオンに対して、政治的に敗北してしまったことになる…」
ゴメス「しかし…どうしてあの手の演説にギレン=ザビが出て来ないんだ? 確か、総大将はあの男なんだろう?」
ニュング「出てくる必要がないのか、出て来られない理由があるのか…」
オーティス「いずれにせよ、あのエギーユ=デラーズはギレン=ザビのカムフラージュに違いない」
カミーユ「やはり、裏でティターンズとつながっているだけあって、さっきの演説でその名が出ませんでしたね」
ニュング「ティターンズは最初からジオンに自分たちの反対勢力を始末させるつもりだったらしいな」
ゴメス「核バズーカの矛先が俺達やエゥーゴやSDFに向いているってわけですかい」
オーティス「それと、ティターンズ以外の連邦軍部隊にもな」
ニュング「ガンダム2号機を宇宙へ打ち上げた以上、ジオンは核を宇宙で使うつもりに違いない」「我々はその前に何としてもガンダム2号機を発見しなければならん」
コウ(そうだ…何としてもガンダム2号機を…ガトーと止めなければ!)
リョウト「コウ…1人で背負い込もうとしないで」
ニナ「そうよ、コウ。ガンダム2号機はあなただけでなく、みんなの問題なんだから…」「二度とあんな無茶な真似はしないで」
コウ「…ああ」
ゴメス「よし、本艦はこれより新型モビルスーツ受け取りのため、ラビアンローズへ向かう!」
【シナリオエンドデモ終了】


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