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No.22B
戦いの海へ

【シナリオデモ開始】
現在位置 連邦軍極東支部

〔基地の警報〕
連邦軍兵「イゴール長官代理! 先程、探知したエアロゲイターの部隊が大鳥島に接近中です!」
イゴール「…やはり、あそこの情報も奴らに知られていたか。迎撃の方はどうなっている?」
連邦軍兵「コン・バトラーチームが大鳥島に急行中です!」
イゴール「獣戦機隊は?」
連邦軍兵「藤原少尉より、至急現場に向かうとの報告が入っています」
イゴール「うむ…あとは浜口博士や剛光代博士にまかせるしかないか…」

現在位置 大鳥島・ビッグファルコン

〔研究所の警報〕
光代「浜口博士、あと10分足らずでエアロゲイター部隊がここに現れます」
浜口「超電磁ジャミング装置で隠されていたこのビッグファルコン基地の位置までもがエアロゲイターに感づかれていたとはな…」
四ッ谷「もしや…地球を離れ、エアロゲイターと接触した剛健太郎博士に何かあったのでは…?」
光代(………)
浜口博士「四ッ谷博士、それを論じていても始まらん。だが、せめて…あの5人の訓練が完全に終了しておればな…」
四ッ谷「南原コネクションにコン・バトラーチームの出撃を要請した。後は彼らにまかせるしかありますまい」
浜口「うむ…だが、最悪の場合はボルトマシンの出撃もあり得る」
光代「ええ。準備だけは進めておいた方が良いでしょう」

健一「母さん、何だい? まだ訓練は終わってないんだぜ?」
光代「緊急事態が発生しました。状況によっては、あなた達に出撃してもらうかも知れません」
健一「出撃!? わけもわからず、こんな所へ引き込まれたと思えば…出撃だって!?」「一体、母さん達は俺達に何をさせようってんだ!?」
浜口(………)
光代(………)
大次郎「母さん! 兄さんのいう通りたい! おいどんは人形じゃごわはんど!」「それなのにこの1年間わけも知らされず、厳しい訓練を受けさせられたとごわんど!」
光代「…だから?」
一平「だからよ、並みの親じゃねえな。脱走すれば銃殺されるこのビッグファルコン基地へ我が子を放り込んだ…」
光代(………)
一平「浜口のとっつぁんよ、俺だってカリフォルニアのロデオ大会で優勝した途端に…」「日本へ連れてこられてここへ叩き込まれたんだ。一体、何のためだい?」
浜口(………)
一平「おいおい、だんまりかよ。なあ…甲賀流18代目のめぐみさんよ」
めぐみ「何?」
一平「あんたも聞きたいんじゃないのか? 一体どうして、ってよ?」
めぐみ「別に。私は理由を知ってるもの」
一平「何だって!?」
浜口「わけはすぐにわかる! 全世界が今、宇宙からの侵略者エアロゲイターに対して戦闘状態に入ったのだ!!」
健一「宇宙からの侵略者!?」
日吉「エアロゲイター!?」
大次郎「そりゃ、おおごっちゃ!」
一平「なるほど…謎が解けたぜ。道理で訓練の中に戦闘機の操縦方法なんかが入っていたわけだ」「あんたらは俺達にその侵略者と戦えってんだな!?」
浜口「そうだ」
日吉「ええっ、そんな! 本当なの、お母さん!?」
光代「浜口博士のおっしゃる通りです」
一平「全くもって鬼だね。日吉みたいなガキまで戦わせようってんだから…」
光代「今から、あなたたちと同じ役目を持った戦士達がここへ来ます」「彼らの戦いを見て、地球の平和のために異星人と戦う覚悟を決めなさい」
健一「母さん…本気なのか?」
一平「ヘッ、無茶苦茶な話だな。どうして俺達が異星人と戦わなきゃならねえんだ?」
浜口「それは君達に優れた能力があるからだ。そのため、私は君達をここへ集め、訓練を受けさせてきた」
めぐみ(………)
一平「おいおい、俺達の意志は関係なしかよ!?」
日吉「そうだよ。僕達が戦う理由なんてないよ!」
光代「…この基地は今日のことを予測して、今は行方の知れぬお父様…剛健太郎博士と私、浜口博士…」「そして四ッ谷博士や南原博士、めぐみさんのお父様でもある岡長官が協力して造り上げたものです」「全ては、この地球をエアロゲイターから守るための計画なのです」
健一(………)(行方不明になった父さんが…この基地を…)
光代「そして…私達が造り上げたものはこの基地だけではありません」
浜口「諸君、こちらに来たまえ。見せたいものがある」
健一(………)「わかりました、浜口博士」
一平「待ちな。健一さんよ…俺はまだ納得したわけじゃねえぜ?」
健一「異星人がここへ来るのなら、俺達に逃げ場はないんだ。それに、何もせずにこのまま死ぬつもりもない」
日吉「に、兄ちゃん…」
一平「やれやれ、付き合いきれねえな。俺はごめんだぜ。お前達だけで異星人と戦うんだな」
浜口「一平!」
健一「そうか。お前はもう少し骨のある奴だと思っていたがな」
一平「何だと!? この野郎、上等じゃねえか!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

日吉「う、うわっ!!」
浜口「くっ…奴らめ、ついに現れたか!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「戦いの海へ」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ジャンギャル「ここか…捕虜の剛健太郎が密かに建造していたという基地は」
ド=ズール「そうだ。この基地を破壊すれば、帝国監察軍内での我らの立場が上がるぞ」「さすれば、キャンベル星のオレアナから地球攻撃部隊の指揮権を奪い取れるかも知れぬ」
ジャンギャル「ド=ズール! ワシは心まで帝国監察軍に屈服した覚えはないぞ!!」「全てはハイネル様のため! そして、奴らに征服された母星、ボアザン星を解放するため!!」「そのために我らは今日の屈辱を耐えておるのだ!!」
ド=ズール「………」(この単細胞め…)
〔味方ユニット出現〕
豹馬「ここか、ビッグファルコン基地ってのは?」
十三「いつの間にこんな大層なモン造っとったんや!?」
豹馬「よく見れば、何となく南原コネクションに似てるなあ。あの番号がついた発進口とかさ」
小介「そんなことより、豹馬さん! あの敵は今まで見たことがありません!」
豹馬「ああ…ガルーダが送り込んでくるロボットでも、いつもの偵察機でもねえ。全く新しい敵ってわけかよ」
四ッ谷「聞こえるか、コン・バトラーチーム!」
ちずる「四ッ谷博士!」
大作「ちずる、誰ね?」
ちずる「おじいちゃんの友人の四ッ谷博士よ。コン・バトラーVや南原コネクションの建造にも関わっていた人なの」
四ッ谷「みんな、すまんが何とかこの場をしのいでくれんか。もうすぐ獣戦機隊が応援にやって来る!」
ちずる「わかりました!」
豹馬「おっちゃん、俺達が来たからには安心しな!」「みんな、行くぜ!!」
四ッ谷「頼んだぞ、コン・バトラーチーム!」
ド=ズール「ジャンギャルよ、あれがキャンベル部隊のガルーダの報告にあった5機合体の超電磁ロボじゃ」
ジャンギャル「よし…手はず通りに事を進めるのだ! まず奴らから血祭りに上げるぞ!!」
<戦闘開始>

<2PP>
豹馬「何だ、あいつら…攻めてきた割には、動きやしねえ」
十三「ホンマや。けったいなやっちゃな!」
小介(もしかして…ワナ!?)
健一「母さん、あれは…」
光代「彼らはコン・バトラーチームです」
めぐみ「お父様から聞いています。エアロゲイターと戦うため、私達に先に結成されたチームですね?」
光代「ええ、そうです」
大次郎「あいつらがおいどん達と同じ役目を持っとるっちゅうことは…」
日吉「僕達もあのマシンに乗ることになるの?」
浜口「君達には専用のマシンが用意してある」
健一「だったら、俺達も出撃します!」
浜口「………」(ボルトマシンもバトルマシンと同じく、5人そろわねば意味がない…)「出撃は許可できん」
健一「浜口博士! 何故です!?」

<3PP>
※※バトルマシンが合体していない場合、セリフ追加※※
豹馬「このままバトルマシンで攻撃してたってラチが明かねえ! みんな、コン・バインするぞ!!」
十三「よっしゃ!」
大作「おう!」
ちずる「いいわよ!」
小介「わかりました!」
豹馬「レェェェェッツ!! コォォン・バィィィィィン!!

〔豹馬、合体〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ド=ズール「馬鹿め! すでに貴様らへの対抗策は考えておるわ!!」
ジャンギャル「行けい! 獣士ドクガガよ!!」
〔ドクガガ、豹馬へ隣接〕
ジャンギャル「頭を狙え! 剛健太郎の情報どおりだと、1号機の超電磁発生装置が破損すれば奴らは合体を維持できんはず!」
豹馬「うわっ! 何だ、こいつ!?」
[イベント戦闘「豹馬vs獣士ドクガガ」]
〔ひょうま、分離〕
大作「うわああ!!」
十三「な、何やて!? 勝手に分離しよったぞ!?」
ジャンギャル「ぐははは! 狙い通りだ!」
四ッ谷「い、いかん! 奴らめ、バトルジェットの超電磁発生装置を狙いおったのか!?」
浜口「何!? それでは、バトルマシンは…!」
光代「合体が維持できずに分離してしまった…!?」
健一「!!」
浜口(エアロゲイターめ…何故、超電磁ロボの弱点を知っているのだ?)(やはり…剛健太郎博士からその情報を聞き出したのか…!?)
ちずる「豹馬! 豹馬! 返事をして!!」
豹馬「う、うう…」
ちずる「豹馬! 無事なの!?」
豹馬「へ、へへへ…何とか…致命傷は免れたぜ…」
四ッ谷「小介君! 被害状況はどうだ!?」
小介「ぼ、僕が調べたところ…1号機の超電磁発生装置は小破で済んだようですが…」「超電磁エネルギー伝達装置が完全に破壊されています!」「外部から超電磁エネルギーを供給しない限り、この場での再コンバインは不可能です!!」
四ッ谷「な、何じゃと!」
浜口「………」(…外部からの超電磁エネルギー供給…あれが使えるかも知れん)
豹馬「それだけじゃないぜ…どうやら…俺の両腕もイカれちまったみたいだ…」
ちずる「豹馬!?」
豹馬「くっ…バトルジェットの…操縦が出来ねえ…ちっきしょう…」
十三「ば、万事休すかいな…!」
健一「母さん、浜口博士! 俺達は出撃します!!」
浜口「………」
めぐみ「浜口博士、ここでコン・バトラーチームがやられるのを黙って見ているわけにはいきません!」
大次郎「そうじゃ!」
光代「………」
日吉「母さん、僕も戦うよ!」
光代「………」
一平「しょうがねえな、俺もやってやらあ」
健一「一平!」
一平「ここでやらなきゃ、今までの1年間が無駄になっちまうからな」
光代「峰くん…」
浜口「よし、5人そろえば問題はない。すぐに出撃だ」
四ッ谷博士「浜口博士! 彼らはまだボルトマシンに乗ったことがないんですぞ!?」
光代「厳しいようですが、健一達には実戦で慣れてもらうしかありません」
四ッ谷「………」
光代「それに、あの人が…健太郎が造ったボルトマシンは必ず彼らを守ってくれます!」
四ッ谷「………」
浜口「ここで議論をしている時間はない。健一君、いいな?」
健一「はいっ!」
四ッ谷「………」「ちずる! バトルマリンの修理装置でバトルジェットの応急措置を!」
ちずる「は、はいっ!」
四ッ谷「他の者は撃墜されそうだったらすぐに戦線から離脱するんだぞ!」

<5PP・味方援軍1出現>
浜口「いいか、5人共。それがお前達の機体、ボルトマシンだ!」
健一「これがボルトマシン…」
一平「なるほど…訓練中にさんざんやらされたシミュレーターと同じだ」
浜口「ボルトマシン、発進!!」
〔味方ユニット出現〕
大次郎「うっ…やっぱり、初めてじゃとそう簡単に操縦でけんと!!」
浜口「バカモン! 今までの訓練は何だと思っておる!」
一平「ケッ、言ってくれるぜ! これぐらいのマシン、アイフルに初めて乗った時と比べりゃあ、何でもねえぜ!」
健一「日吉! 大丈夫か!?
日吉「う、うん。何とか…」
大作「あ、あのマシンは!?」
小介「僕達の機体と似ている…」
ちずる「もしかして…あたし達と同じ…」
豹馬「…バトルマシンなのか…?」
小介「で、でも…形が違いますよ!?」
ジャンギャル「むうっ! 何だ、あれは!?」
ド=ズール「戦闘機が5機!? ま、まさか」
健一「ようし、みんな! 行くぞ!!」
浜口「待て、ボルテスチーム! そのまま敵に向かえば、負けは間違いない!!」
健一「負けるだって!?」
浜口「そうだ。ボルトインしてこそ勝てる!」
光代「まず、1号機ボルトクルーザーを中心にV字型編隊を組みなさい!」
健一「了解!」
光代「その後、全員赤いボタンを押しなさい。いいわね?」「ブイ・トゥゲザー!」「レッツ! ボルトイン!!」
健一「ブイ・トゥゲザー!!」「レェェェェッツ!! ボルト・イィィィィン!!
[デモムービー「レッツ・ボルトイン」]
〔味方ユニット合体〕
四谷「お、おお…!」
健一「ボルトイン成功!!」
豹馬「…ボ、ボルテス…V…?」
浜口「そうだ。あれこそが超電磁マシーン、ボルテスVだ!!」
小介「超電磁マシーン…ボルテスV…」
浜口「ボルテスチーム、よく聞け。先程の合い言葉は声紋としてコンピューターに記録された」「今後は諸君以外の者が乗ってもボルトインは行われない」
健一「了解!」
ジャンギャル「ボルテスVだと!? う、うぬぬ…やはり超電磁ロボは一体だけでなかったのか!!」
健一「コン・バトラーチーム! 後は俺達に任せて戦線から離脱してくれ!!」
豹馬「………」
健一「ボルテスのパワーを見せてやる! みんな、行くぞ!!」
一平「OK!」
大次郎「チェストいけー!!」
日吉「全速前進!!」
めぐみ「くの一の腕を見せあげるわ!」
ジャンギャル「お、おのれ…地球人ごときが調子に乗りおって! あやつを先に叩き潰せ!!」
浜口「健一君! バトルマシンの援護を忘れるな!」
健一「了解!」

<4EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
光代「敵の増援!?」
ド=ズール「ジャンギャルよ、こんなこともあろうかと増援の手配をしておいたぞ」
ジャンギャル「フン…相変わらず抜け目のない奴め」
浜口「いかん。もし、このまま戦いが長引けばボルテスが不利だ!」
豹馬「…おっちゃんよ…」
四ッ谷「どうした、豹馬!?」
豹馬「…何とかもう一度、バトルマシンをコンバインさせることは出来ねえのか?」
四ッ谷「コンバインだと!? し、しかし…お前はその腕で戦えるのか!?」
ちずる「そうよ、豹馬! 無理しちゃダメよ! もし両腕が使えなくなったらどうするつもりよ!?」
豹馬「ヘッ…ちょっとの間ぐらいだったら、脳波コントロール装置と足で何とか動かしてやらあ!」
四ッ谷「あ、足じゃと!?」
豹馬「頼むぜ…あいつらの前でこのまま格好悪い所を見せるワケにはいかねえんだよ!」
四ッ谷「う、うむむ…」
浜口「四ッ谷博士、ボルテスチームは実戦経験が不足している。このままバトルマシンと共に撃墜されるかも知れん」「バトルマシンをコンバインさせよう!」
四ッ谷「しかし…どうやって!?」
浜口「現在、この基地で開発中のウルトラマグコンでバトルマシンに超電磁エネルギーを照射するのだ」
四ッ谷「た、確かに、あれだと再コンバインに必要なエネルギー程度なら与えることはできますが…」「今はまだ磁粒子の制御回路が不完全です。使用すれば、確実にウルトラマグコンは壊れますぞ!?」
半口「だが、背に腹は代えられん。我々はここで負けるわけにはいかんのだ。四ッ谷博士、準備を頼む!」
四ッ谷「…わかりました」

<5PP>
浜口「豹馬君、聞こえるか? 今からウルトラマグコンでバトルマシンに超電磁エネルギーを照射する!」「だが、ウルトラマグコンは開発中のため、合体に必要な超電磁エネルギーを一度しか作り出せん」
豹馬「了解!」「みんな、聞いての通りだ。もう一度コンバインする。ここで先輩の意地を見せてやろうぜ!!」
十三「よっしゃ!」
大作「まかせんしゃい!」
小介「やりましょう!」
ちずる「豹馬…本当に大丈夫なんでしょうね!?」
豹馬「………」
ちずる(豹馬…あなたは…)
浜口「ウルトラマグコン、始動!」
四ッ谷「超電磁エネルギー、照射!!」
〔ビッグファルコンからエネルギーの広がり〕
ジャンギャル「うぬっ、何をする気だ!?」
ド=ズール「ま、まさか…超電磁エネルギーを照射しているのか!?」
小介「豹馬さん、超電磁エネルギー充填完了です!」
豹馬「よおし、行くぞ! 元祖・超電磁ロボの合体だっ!!」「レェェェェッツ!! コォォン・バイィィィィィンッ!!
〔コン・バトラーチーム、フォーメーション〕
〔味方ユニット合体〕

健一「コン・バトラーV!? 大丈夫なのか!?」
豹馬「あったぼうよ。さあ、エアロゲイターに見せてやろうぜ…」「超電磁ロボと超電磁マシーン、夢の競演をな!!」
健一「おう!!」
ジャンギャル「ちょこざいな! 返り討ちにしてくれるわ!!」

<6PP・味方援軍2出現>
〔味方ユニット出現〕
豹馬「忍! それに○○○!」
忍「助けに来たぜ!!」
十三「何や…獣戦機も合体するんか?」
忍「おう、これが獣戦機の本当の姿…超獣機神ダンクーガだ!」
十三「やれやれ…何とかに刃物やな」
忍「あん? 何か言ったか!?」
ライ「忍、話をしている暇はない」
亮「早く敵を片づけるぞ!」
忍「ヘッ…言われるまでもねえぜ!」

<ジャンギャル撃破>
ジャンギャル「この恨み、次に必ず晴らしてくれる!!」

<敵全滅・勝利条件達成>
予言者「…間もなく、この世の終わりが来る…」「墓場から死者がよみがえり、全世界に不幸をまき散らすであろう」「天と地は暗く、暗黒大将軍によって、まず最初に日本が破滅の危機を迎えるであろう」「この世の終わりはすぐそこまで来ている…」「暗黒大将軍に立ち向かえるのはただ一つ…鉄(くろがね)の城、マジンガーZ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 大鳥島・ビッグファルコン

ちずる「豹馬! 腕は大丈夫なの!?」
豹馬「ヘ、ヘヘ…どうやら、無理がたたったみたいだぜ…」
ちずる「どうなんです、四ッ谷博士!?」
四ッ谷「むう…両腕の骨が完全に砕けている。この状態ではもう…」
ちずる「!! そ、そんな…」
小介「ひょ、豹馬さん…」
十三「豹馬…お前、何でそないになるまで…」
豹馬「何とかモルヒネは打ったんだけどな…」
十三「このドアホ! お前が戦えんようになったら、コン・バトラーはどないなるんや!!」
豹馬「そう怒鳴るんじゃねえ…そろそろ痛みがぶり返してきたんだ」
浜口「すぐに手術の用意を!」
光代「はい!」
健一(………)
豹馬「あんたが、ボルテスVのパイロットかい?」
健一「そうだ。俺の名前は剛健一…」
豹馬「両チームのリーダーで握手といきたいところだが、両腕がこのザマじゃあな…」
健一「すまない。俺達が不甲斐ないばかりに…君の両腕が…本当にすまない」
豹馬「いいってことよ。俺達、同じ超電磁ロボのパイロット同士じゃねえか…」
四ッ谷「さ、豹馬。今から手術室に運ぶ。それ以上喋るんじゃない」
豹馬(………)

健一「母さん、豹馬君の両腕は元通りにならないんですか?」
光代(………)
一平「このままじゃあ、コン・バトラーチームに申し訳が立たねえぜ」
小介「仕方ありません。豹馬さんが自分で決断したことです…」
日吉「で、でも…やっぱり、僕達のせいだよ…」
ちずる「誰のせいでもないわ。それにあそこで豹馬がコンバインを決断していなければ、あたし達やられていたわ」
大次郎「じゃけんど…」
沙羅「あたし達がもう少し早くここへ来れば…こんなことにはならなかった」
忍(………)
ライ「豹馬の腕を元通り使えるようにする方法はある」
<<ブリット>>
ブリット「本当ですか?」

光代「詳しく聞かせて下さい、少尉」
ライ「SRX計画の副産物として、超高性能な義手が開発されています」「そこで、豹馬の腕をサイボーグ化すればいいのです」
雅人「サ、サイボーグ化だって!?」
忍「でもよ、それでロボットが操縦できんのか!?」
ライ「問題ない。何故なら…俺の左手も義手だからだ」
○○○(………)
浜口「少尉、手配を頼めるか?」
ライ「すでに連絡済です。担当のオオミヤ博士がこちらに向かっています」
浜口「おお、あのテスラ研出身の若き天才、ロバート=オオミヤ君か。彼の技術なら安心だ」
ちずる「良かった…」
十三「今度からあいつとケンカする時は気をつけんとあかんな。サイボーグ化した腕で殴られたら大ケガするで」
ライ「それはない。筋肉への負担の問題から、義手に本来以上の力を与えることは出来ない」「何なら、俺の手で試してみるか?」
十三「いや、遠慮しとくわ」
ライ「フッ…残念だな」
めぐみ「うふふ…」
一平「どうした、めぐみ?」
めぐみ「だって、ライ少尉って冗談を言う人に見えなかったんだもの」
ライ(………)「…あいつの影響か」
忍「あいつって…ああ、なるほど」
<<ブリット>>
ブリット「リュウセイのことか」

雅人「ところで、めぐみさんて名字は岡って言うんだよね?」「もしかして…岡長官の親戚か何か?」
めぐみ「私のお父様よ」
雅人「そ、そうなのか…」
亮(………)
めぐみ「お父様はお元気? ここしばらく会ってないんだけど…」
雅人「そ、それは…」
浜口「諸君、話はそこまでだ。ボルテスチームは引き続き戦闘訓練に入る」
日吉「ええっ! 休みなしなの?」
浜口「バカモン! 敵はいつ現れるかわからんのだ。お前達に休む暇などない!」
光代「その通りです。豹馬君が復帰するまで、あなた達が戦わなければなりません」
日吉「わ、わかったよ、お母さん…」
四ッ谷「浜口博士、光代博士。極東支部のイゴール長官代理から緊急通信が入っておりますぞ」
浜口「緊急通信…?」
めぐみ(…長官代理って…お父様に何かあったの…?)

〔通信のコール音〕
〔モニターの開く音〕

イゴール「お久しぶりです、浜口博士、四ッ谷博士、剛博士」
浜口「何かあったんですか、長官代理?」
イゴール「単刀直入に申しましょうロンド=ベル隊の旗艦アーガマが行方不明になったのです」
忍「な、何だって!?」
亮「どういうことです?」
イゴール「こちらでも詳しいことはわからん。だが、アーガマは突然消息を絶ってしまったのだ」
沙羅「まさか…敵に撃墜されたとか…」
雅人「馬鹿言うなよ。アーガマにはアムロ大尉やクワトロ大尉が乗っているんだ。あの人達が簡単にやられるもんか」
イゴール「だが、あらゆるセンサーからアーガマの反応が消えてしまったのだ」
ライ(………)
亮「ネオ・ジオンやティターンズ、それにDr.ヘルがこの事実を知れば日本に総攻撃を仕掛けてくるかも知れん」
浜口「その可能性は高いな…」
イゴール「すでに、我々極東支部は非常警戒態勢へ移行しました」
浜口「わかりました。このビッグファルコン基地も非常警戒態勢をとりましょう」
<<ブリット>>
ブリット(アーガマが行方不明…なんだか嫌な予感がする…)


めぐみ「浜口博士…」
浜口「どうした、めぐみ?」
めぐみ「聞きたいことがあるんです」
浜口「君の父上のことか?」
めぐみ「はい。父に何かあったんですか?」
浜口(………)「…岡長官はティターンズの呼び出しに応じてジャブローへ行き、そのまま拘束されたそうだ」
めぐみ「!!」
浜口「地球圏の早期団結を考えていた長官は独善的なティターンズに従う姿勢を見せなかった…」「イゴール長官代理は彼がティターンズの極東地区侵攻を食い止めるため、ジャブローへ向かったと言っていたが…」「私はそうだとは思わん」
めぐみ「ええ。おそらく、父はジャブローの実態を探るためにジャブローへ行ったはずです」
浜口「うむ。彼はああ見えても甲賀流忍術第17代目の当主だからな」
めぐみ「はい。お父様はきっと大丈夫です」

〔雷鳴〕
ゴーゴン「暗黒大将軍様…」「暗黒大将軍様! ゴーゴン大公、参上致しました」
暗黒大将軍(………)「ゴーゴン大公…地上の様子はどうじゃ?」
ゴーゴン「ははっ、地上と宇宙では人間共が様々な勢力に分かれ、争っております」
暗黒大将軍「それでは、例のエアロゲイターという異星人共は?」
ゴーゴン「地球侵略部隊を送り込んでおるようですが、ことごとくロンド=ベル隊の者共に敗れ去っておるようです」
暗黒大将軍「ふうむ…ロンド=ベルか。今のところ、余の目的の妨げとなるのは奴らだけのようだな…」
ゴーゴン「Dr.ヘルが苦戦しているマジンガーZもそこに力を貸しておりまする」
暗黒大将軍「マジンガーZ…我らの秘密を知る兜十蔵博士が造り上げたスーパーロボット…」「ロンベル隊の中でもあやつとゲッターロボはちと厄介だ。恐竜帝国は奴らのせいで滅びたからな…」
ゴーゴン「ですが、ロンド=ベル隊は現在、戦力を分散させております。しかも、その内の一隊は現在行方不明…」
暗黒大将軍「ほう…」
ゴーゴン「そのおかげで、マジンガーZがいる日本地区は非常に手薄となっております」「そこで…私は日本壊滅作戦を立てました」
暗黒大将軍「説明してみよ」
ゴーゴン「はっ…まず、Dr.ヘルの機械獣軍団で日本の主要都市を同時に攻撃し…」「日本に残っているスーパーロボットを分散させます」「そして…暗黒大将軍配下の戦闘獣で光子力研究所に集中攻撃をかけ…マジンガーZもろとも壊滅するのです」
暗黒大将軍「ふむ…余の戦闘獣と使うというのか?」
ゴーゴン「さらにとどめとして中国山東省からBF団が発掘した龍王機と虎王機も差し向けます」「この作戦ならば、たちどころに日本を壊滅させることが出来るでしょう…」
暗黒大将軍「よかろう、貴様にまかせる」「山岳地帯が多い日本は天然の巨大な要塞…しかも、超科学研究施設が集中しておる」「まず、手始めに日本を占領し、超科学技術を手に入れ、住人共に脳改造を施して兵士とする…」「人間共が互いに争っている隙に日本全土を我らミケーネ帝国の前進基地に改造すれば、地上征服などたやすい!」「そして、」その後でゆっくりとエアロゲイターの相手をしてやれば良いのだ」
ゴーゴン「ははっ」
暗黒大将軍「それから、今回の作戦…場合によっては余自ら出撃するぞ」
ゴーゴン「な、何と…大将軍が!?」(チッ…それでは手柄を横取りされてしまう…!)
暗黒大将軍「マジンガーZ…そしてロンド=ベル隊の実力をこの目で確かめるのもまた一興だろう」
ゴーゴン「は、ははっ!」
暗黒大将軍「行けい、ゴーゴン大公よ! そして我らミケーネ人の頭上に太陽の光を取り戻すのだ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


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● №23B「マジンガーZ対暗黒大将軍」 へ進む


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