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No.24B
ボルテス起死回生

【シナリオデモ開始】
現在位置 キャンベル軍アジト
オレアナ「コン・バトラーと同じタイプのロボットが日本に現れたというのですか?」
ガルーダ「その通りです、母上。名をボルテスVとい、ボアザン軍の部隊がそれと戦って敗北しました」
オレアナ「ボアザン軍…プリンス=ハイネルの手の者か」
ガルーダ「帝国監察軍め…地球での任務は我々キャンベル軍に任せると言っておきながら…」「よりによって、新参者のボアザン軍を送り込んでくるとは…話が違う!」
オレアナ「黙りなさい、ガルーダ。お前の戦果が思わしくないからこそ、帝国監察軍は別部隊を送り込んでくるのです」
ガルーダ「…申し訳ございません、母上」
オレアナ「早急にコン・バトラーVとボルテスVを始末せねば…帝国監察軍内における我々の立場が危うくなるのですよ?」
ガルーダ「わかっております。現在、ミーアに超電磁エネルギーの解析作業を進めさせています」「超電磁エネルギーの秘密さえわかれば、コン・バトラーとボルテスVは我々の敵ではありません」
オレアナ「…よろしい。一刻も早く解析作業を終わらせなさい」
ド=ズール「その必要はありませんぞ」
ガルーダ「誰だ!?」
ド=ズール「ボアザン軍に所属する科学者、ド=ズールにございます」
ガルーダ「ボアザン軍だと! ミーアは何をしておったのだ!?」
ミーア「申し訳ありません、ガルーダ様。ド=ズール様は帝国監察軍の特使としてここへ参られたので…」
ガルーダ「帝国監察軍の…?」
ミーア「はい…」
ド=ズール(………)
オレアナ「ド=ズール…何の用だ?」
ド=ズール「あなた方にコン・バトラーV並びにボルテスVを打ち破る秘策を授けに参りました」
ガルーダ「何!? 秘策だと!?」
ド=ズール「はい。私はボルテスVを開発した剛健太郎という男に自白剤を使用し…」「超電磁エネルギーと超電磁マシンの秘密を聞き出しております」
オレアナ(………)
ガルーダ「して、超電磁エネルギーと超電磁マシンの秘密とは?」
ド=ズール「超電磁エネルギーは磁粒子をクラウンコイルへ流すことによって発生しております」「奴らの1号機にはそれを応用した超電磁発生装置が備え付けられ…」「超電磁の力場を作り出すことによって残りの4機と合体しているのです」
ガルーダ「ほほう…では、コン・バトラーVとボルテスVを倒す秘策とは何だ?」
ド=ズール「前回、我々はコン・バトラーVの超電磁発生装置を破壊し、合体を解除することに成功しました」
ガルーダ「フン。だが、ボルテスVが現れ、コン・バトラーVも再合体してお前達は敗れたではないか」
ド=ズール「おおせの通りですが、次の手はすでに考えてあります」
ガルーダ「それが秘策とやらか」
ド=ズール「はい。目には目を、超電磁には超電磁を…」「獣士に装備した超電磁装置で反超電磁ビームを発射し、それを奴らの合体する寸前に照射すれば…」「お互いのエネルギーはぶつかり、消滅することに…そして、奴らは合体することが不可能となります」
オレアナ(フフ…考えておることは同じか)
ガルーダ「なるほど。では、早速我々に反超電磁ビームの発射装置を渡せ」
オレアナ「待ちなさい、ガルーダ」
ガルーダ「母上…?」
オレアナ「ド=ズール…我々とボアザン軍は帝国監察軍に支配された母星を人質に取られ奴らに従っているだけに過ぎない…」
ド=ズール(………)
オレアナ「帝国監察軍への功績が少なければ、母星での奴らの支配が厳しくなるのは必至」「それなのに、何故我々に超電磁を破る情報を与えるのだ?」
ド=ズール(………)
オレアナ「おそらく、帝国監察軍の特使であるということも嘘なのだろう。お前の本当の目的は一体何なのだ?」
ド=ズール「…さすが、オレアナ様。全てお見通しのようで…」
ガルーダ「どういうことだ?」
ド=ズール「オレアナ様、ガルーダ様。是非、私と同盟を結んで頂きたいのです」
ガルーダ「同盟だと?」
ド=ズール「はい…私はボアザン皇帝、ズ=ザンバジルの密命を受け、ハイネルを亡き者にするのが目的なのでございます」
ガルーダ「何と! あやつを殺すというのか!?」
オレアナ「その理由は?」
ド=ズール「それは…申し上げられませぬ。ただ、このことを知っているのはボアザン軍の中でも私しかおりませぬ」「そこで是非、お二方のお力をお借りしたいと…」
オレアナ「信用できぬ。お前が我らを失脚させるために送り込まれたという可能性もある」
ドズール「ですから、同盟の証としてボルテスVとコン・バトラーVを倒す秘策をお教えに参ったのです」
オレアナ「…それでも信用できぬな」
ド=ズール「それでは、この件を帝国監察軍にご報告なさいませ」「そうすれば私はハイネルめに処刑されることでしょう」
オレアナ(………)「相当の覚悟を持ってここに来た、というのだな?」
ド=ズール「左様で。このようなことを相談できるのは帝国観察軍の中でもあなた方しかおられませぬ」
オレアナ「ふむ…」
ド=ズール「そして我らが手を組めば、我らの支配者、ラオデキヤ艦隊を乗っ取ることも可能でございます」
オレアナ「帝国監察軍に反旗をひるがえすと申すのか?」
ド=ズール「オレアナ様もただ奴らに従っているだけではないとお見受けしますが…?」
オレアナ(………)(こやつ…ここで同盟を断れば、ラオデキヤのところへ行って我らに謀反の疑いありと報告するつもりだな)(だが、ボアザン軍の総司令であるハイネルが死ねば、我々の立場は有利になる…)
ド=ズール「何とぞ、よしなに」
オレアナ「ならば、我らとの同盟の証としてお前がコン・バトラーVとボルテスVを倒してみせい後の話はそれからだ」
ド=ズール「………承知いたしました」(ちっ…やはり、一筋縄ではいかぬな)

現在位置 大鳥島・ビッグファルコン

浜口「…やはり、エアロゲイターはコン・バトラーVとボルテスVの弱点を把握していると考えた方がよかろう」
光代「今後もバトルジェットとボルトクルーザーに狙いを絞ってくる可能性が高いということですね」
浜口「うむ。早急に新型の超電磁発生装置、ウルトラマグコンを完成させねばならん」
光代「ですが、前回のウルトラマグコンは使用不可能になりました。やはり、磁粒子の過剰運動の制御に問題があるのでは…」
浜口「うむ。現在、四ッ谷博士がそれを踏まえて改良型の小型ウルトラマグコンを製作してくれている」「とりあえず、バトルジェットとボルトクルーザー用のマグコンの完成を優先させるが…」「最終的にはバトルマシンとボルトマシン全機に装備させるつもりだ」
光代「はい」
浜口「ところで、葵豹馬君の容態の方はどうかね?」
光代「オオミヤ博士による手術は成功しました。現在、豹馬君はリハビリの最中です」
浜口「そうか…」
光代「では、私は30分後から始まるボルテスチームの戦闘訓練の指揮を執ります」
浜口「30分後? 彼らは先程訓練を終えたばかりではないのかね?」
光代「あの5人は完全に連携が上手くいっているわけではありません。まだ訓練が必要です」「それに、日吉がまだボルトフリゲートを乗りこなせていません」
浜口「そうだな。だが…仕方あるまい。あの子はまだ父親が恋しい年頃だ」
光代「博士、あの子達には甘えは許されません。あの人…剛健太郎が私たちに託した役目を果たすためには」
浜口「うむ。では、頼むぞ」

ロバート「どうだ、豹馬君。義手の感触は?」
豹馬「全然違和感がねえや。もうバトルジェットにだって乗れるぜ」
ロバート「おいおい、無茶を言うな。戦えるようになるのはもうしばらくかかるよ」
ちずる「そうよ。もう無理はしないで」
豹馬「何だ、珍しいな。俺の心配をしてくれるなんてさ」
ちずる「え? だ、だって…豹馬はコン・バトラーVのメインパイロットだから…」
豹馬「ふ~ん、そういうこと」
ちずる「な、何よ! 変な誤解しないでね!」
ロバート(はは~ん、なるほど)
〔研究所の扉の開く音〕
豹馬「あ、おっちゃん」
四ッ谷「オオミヤ博士、ここにいたのか」
ロバート「どうしたんです?」
四ッ谷「すまんが、ワシ達が開発しているウルトラマグコンについて君の意見を聞かせてくれんか?」「エアロゲイターに超電磁ロボの弱点を知られた以上、早急にウルトラマグコンを完成させなければならんのだ」
ロバート「わかりました。行きましょう」
〔研究所の扉の開く音〕
豹馬「…奴らにコン・バトラーVの弱点を知られちまってるみたいだな」
ちずる「ええ…」
豹馬「やっぱり、こうしちゃいられねえ。ちずる、バトルジェットの修理はもう終わってるんだろ?」
ちずる「ダメよ、豹馬。ここで無理したって何にもならないわよ」
豹馬「だけど!」
ちずる「それにバトルジェットは修理が完全に終わるまでもうしばらくかかるみたいだし…」「今はボルテスチームに任せて、豹馬はリハビリのことだけを考えて」
豹馬(………)

四ッ谷「どうかね、オオミヤ博士」
ロバート「設計図段階での問題はなさそうですね」
浜口「マグコンそのものの小型化には成功しているのだが、この大きさで超電磁エネルギーを制御するのは困難なのだ」
小介「ボクは超電磁エネルギーの伝達回路に問題があると見ているんですが…」
ロバート「そうだな。磁力計からストラトコントロールへの方式と回路図を見せて頂けませんか?」
浜口「うむ。これだ」
ロバート(………)「ここのウルトラオメガ回路のポイントを切り替え、高感度ミクロ集積体とスコルピオンアダプターを使用してみては?」
四ッ谷「スコルピオンアダプター…なるほど、その手があったか!」
浜口「では、四ッ谷博士…早速作業にかかろう」
四ッ谷「わかりました」
小介「それにしても…さすがオオミヤ博士ですね。テスラ=ライヒ研究所の若き天才と称されただけのことはありますよ」
ロバート「いやあ…テスラ研時代の上司、ビアン=ゾルダーク博士とジョナサン=カザハラ博士の指導のおかげだよ」「それに、その歳でロボット工学に詳しい君のほうがよっぽど凄いよ、小介君」
小介「えへへ…そ、そんなことは…」
浜口「オオミヤ博士、できれば君にも手伝ってもらいたいのだが…」
ロバート「俺がお役に立てるなら喜んで」
四ッ谷「では、浜口博士。マグコンの装着はバトルジェットとボルトクルーザーのどちらを優先させるのですかな?」
浜口「………」
*選択
「バトルジェットを優先させる」
「ボルトクルーザーを優先させる」

≪「バトルジェットを優先させる」を選択≫

浜口「ボルトクルーザーは敵が現れた時に出撃しなければならん。修理中のバトルジェットから先にマグコンを取り付けよう」

≪「ボルトクルーザーを優先させる」を選択≫
浜口「豹馬君はまだリハビリ中だ。ボルテスチームの訓練を中止し、ボルトクルーザーにマグコンを取り付けよう」

現在位置 ボアザン軍アジト

ジャンギャル「ド=ズール! 今までどこにいたのだ!?」
ド=ズール「あ、新しい獣士のテストをやっておったのじゃ」
ジャンギャル「フン。先程からハイネル様がお待ちかねだぞ!」
ド=ズール「ハ、ハイネル様が!?」
ジャンギャル「そうだ」
ド=ズール(も、もしや…オレアナとの密約を知られたのか!?)
ジャンギャル「どうした、その顔色は? お前のことだ…ハイネル様に何か隠し事でもしておるのか?」
ド=ズール「そ、そんなことはない」
ジャンギャル「ならば、急げ」

ド=ズール「ハイネル様、ご機嫌麗しゅう…」
ハイネル「下らぬ世辞はよい!」
ド=ズール「!」
ハイネル「それよりもド=ズール! 新たな超電磁マシーン、ボルテスVを倒す手はずは整っておろうな?」
ド=ズール「は、はい。万事滞りなく」(どうやら、バレてはおらんようじゃな…)
カザリーン「前回のような失敗は許しませんよ。わかっていますね」
ド=ズール「ははっ…反超電磁ビーム発射装置を備えた獣士ナマズンゴ…すなわち、強力ナマズンゴを待機させております」
ハイネル「フッ…超電磁エネルギーさえなければ、奴らはただの戦闘機だ」
ド=ズール「さらに、ボルテスチームには別の作戦を用意しております」
ハイネル「ほう…それは何だ?」
ド=ズール「地球人類の分析から、彼らの心理的弱点を発見致しました」
ジャンギャル「どんな弱点だ?」
ド=ズール「彼らは愛情に弱いのです」
カザリーン「何ですって…好戦的で野蛮な種族とわれている地球人が…愛情に弱い?」
ハイネル「ふむ…考えられぬ話ではない。角のない下等生物だとはいえ、あそこまでの文明を作り上げておる連中だからな」
ジャンギャル「しかし、それがお前の作戦とどう関係するのだ?」
ド=ズール「その愛情を逆手に取るのです。ボルテスVには地球人の捕虜、剛健太郎の肉親が必ずいるはず…」
ハイネル(………)
ド=ズール「剛健太郎には光代という妻と、健一、大次郎、日吉という息子がおります」「もし、彼らの前に剛が現れたら…それも裏切り者として」
ハイネル(………)
ド=ズール「彼を慕う感情と、彼への不信が計り知れぬ混乱をまねくことでしょう」
ジャンギャル「その隙を突いて…奴らを攻撃するというわけか」
ハイネル「では、その方法は?」
ド=ズール「剛健太郎に似せて作ったサイボーグを奴らに見せるのです。そして、我らへの降伏を勧めさせます」
カザリーン「なるほど…それで彼らを混乱させるというのですね」
ド=ズール「左様で」
ハイネル「よし、遠慮はいらん。ボルテスVとコン・バトラーVを血祭りに上げてやれい!」「行けい、ド=ズール! 帝国監察軍に我らボアザンの実力を見せつけるのだ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ボルテス起死回生」


【戦闘マップ開始】
≪「バトルジェットを優先させる」を選択≫
光代「では、これから戦闘訓練を開始します」「ボルテスチーム、発進!」
〔味方ユニット出現〕
光代「全員、V字編隊を組みなさい!」
健一「ようし、みんな! 行くぞ!!」
〔ボルテスチーム、フォーメーション〕
大次郎「どげんしたと、日吉? 動きが遅れちょるぞ!」
日吉「ご、ごめん!」
〔日吉、前進〕
一平「ヘッ、やっぱりボルトマシンにガキを乗せるなんて無理なんだよ。俺は足を引っ張られるのは御免だぜ」
光代「………」
日吉「………」
めぐみ「一平、何てことを言うの!?」
一平「俺は事実を言ったまでだぜ。日吉はボルトマシンのコクピットより、ママの側にいる方がいいんじゃねえのか?」
日吉「そ、そんなことないやい! 僕だってボルテスチームの一員なんだ!」
一平「心構えだけは立派だね」
健一「無駄口を叩くな、一平! 日吉がボルトマシンに慣れるためにも、こうやって訓練をしているんだぞ!」
大次郎「兄さんの言うとおりたい! 日吉は一番年下じゃ。仕方なか」
一平「ヘッ…兄弟仲のよろしいこって」
光代「私語は慎みなさい! 全員、散開してもう一度V字編隊を組むのです!」
〔研究所の警報〕
めぐみ「!!」
光代「エアロゲイターの機体がビッグファルコンに接近中です。ボルテスチームはそのまま迎撃を!」
健一「了解! いいな、日吉!」
日吉「う、うん!」
光代「健一、敵はあなたを狙ってくる可能性が高いわ。十分に気を付けて!」
〔敵ユニット出現〕
ド=ズール「ほほう…どうやらコン・バトラーVの方は出撃しておらぬようだな」
健一「みんな、このまま合体だ! ブイ・トゥゲザー!!」
ド=ズール「今だ! 強力ナマズンゴよ!!」
健一「レェッツ! ボルト・イィィィン!!」
〔健一合体〕
〔強力ナマズンゴ、健一へ隣接〕

健一「こ、こいつ!?」
[イベント戦闘「健一vs強力ナマズンゴ」]
〔健一、分離〕
健一「が、合体が破られた!?」
大次郎「どげんしたと!?」
光代「そ、そんな!」
ド=ズール「成功だ! 超電磁合体を破ったぞ!!」
健一「く、くそっ! もう一度だ! ブイ・トゥゲザー!!」
〔強力ナマズンゴ、健一へ隣接〕
[イベント戦闘「健一vs強力ナマズンゴ」]
健一「うわああっ!!」
ド=ズール「ふははは! 無駄じゃ、無駄じゃ!!」
浜口「超電磁が破られただと!? ボルトクルーザーの超電磁発生装置が破壊されたのか!?」
光代「そ、そうではないのです! 敵の放ったビームが超電磁を打ち消してしまったのです!」
浜口「もしや…あの獣士は反超電磁ビームを持っているのか!?」
光代「反超電磁ビーム!?」
浜口「うむ。超電磁エネルギーを中和するビームだと剛健太郎博士から聞いたことがある」「あれを使われたら、超電磁発生装置が無事でもボルトマシンは合体できん!」「反超電磁ビームを打ち破るのは…それ以上の超電磁エネルギーが必要だ!」
光代「で、では…小型のウルトラマグコンを使うしか…」
浜口「ウルトラマグコンはバトルジェットに装着中だ」「ボルトクルーザーに今からウルトラマグコンを装着する時間はない!」
光代「………」
日吉「お兄ちゃん、どうするんだよ!?」
大次郎「兄さん、何か手はなかと!?」
めぐみ「健一、基地へ引き返すのよ!」
健一「何だって!?」
一平「健一! 超電磁が破られたとあっちゃ、勝ち目はねえぞ!!」
健一「何を言ってるんだ! 俺は1人でもやるぞ!!」「例えビッグファルコンへ逃げ込んだとしても敵は追ってくるんだ。俺達は奴らと戦うのが任務なんだぞ!!」
浜口「無駄な戦いはやめろ! すぐに引き返すんだ!!」
十三「博士! こうなったらワイらも出撃するで!」
浜口「ダメだ! バトルマシンが出撃しても結果は同じだ! それに豹馬君はまだ戦える状態じゃない!」
大作「しかし、ボルトマシンだけじゃやられてしまうたい!」
浜口「今、極東支部に救援を要請している。ボルテスチームは時間を稼ぐだけでいい!!」
ド=ズール「くくく…奴らは応援を呼ぶじゃろう。その前に次の作戦を開始する!」
〔通信のコール音〕
浜口「む、何だ!? 敵からの通信か!?」
剛健太郎「健一、大次郎、日吉…」
光代「!!」
健一「あ、あの声は…お父さん!?」
剛健太郎「わかるか? お父さんだ!」
光代「そ、そんな…」
剛健太郎「光代…私だ。剛健太郎だ」
光代「あ、あなた…」
健一「………」
大次郎「おいどんは父さんと別れたのが5歳の時じゃけん、よく覚えちょらんが…あれはほんのこつ、お父さんの声な!?」
剛健太郎「どうした…健一、大次郎、日吉! お父さんだよ!」
健一「間違いない…一時だって忘れるもんか! あれはお父さんの声だ!」
日吉「お、お父さん…お父さん!!」
浜口「剛博士…や、やはり、エアロゲイターに囚われていたのか…」
剛健太郎「みんな、よく聞くんだ。もうすぐ我々はビッグファルコンに攻撃をかける」
健一「我々!?」
剛健太郎「エアロゲイターと戦っても無駄だ。健一、大次郎、日吉…私はお前達を迎えに来たのだ」
光代「あ、あなた…一体なにを…?」
剛健太郎「光代…私はエアロゲイターと接触してわかったのだ。地球人類はどうあがいても強大な彼らに勝つことはできない」「さあ、みんな。私と一緒に来るのだ」
健一「そ、そんな…お父さんは俺達に地球を裏切れっていうのかっ!?」
日吉「お、お父さん…」
大次郎「お父さんがそぎゃんこっつ…お父さんはだまされとるんじゃ!!」
ド=ズール「地球人よ…我らに反撃すれば剛健太郎を殺す!!」
浜口「な、何だと!?」
ド=ズール「いいな。剛健太郎の命が惜しくば、我々に反撃するでないぞ!!」
十三「な、なんちゅう汚いやっちゃ!!」
健一「ど、どうすればいいんだ!?」
浜口「………」
<戦闘開始>

≪「ボルトクルーザーを優先させる」を選択≫
四ッ谷「ボルトクルーザーへのウルトラマグコン装着まであと2、3分というところですな」
浜口「そうか。その間さえしのげば、敵が来ても…」
〔研究所の警報〕
浜口「!!」
光代「浜口博士、エアロゲイターの機体がビッグファルコンに接近中です!」
浜口「何だと!?」
〔敵ユニット出現〕
浜口「うぬっ…何というタイミングの悪さだ!」
光代「どうします、博士!?」
四ッ谷「コン・バトラーチームを出撃させましょう!」
浜口「しかし、豹馬君は…」
四ッ谷「豹馬以外の4人に何とか時間を稼いでもらうのです!」「十三、大作、ちずる、小介! 出撃じゃ!!」
〔味方ユニット出現〕
十三「よっしゃ、今回はワイがリーダーやからな!」
ちずる「喜んでいる場合じゃないでしょ! 私達だけでこの場を何とかしなきゃ!」
ド=ズール「何じゃ、バトルマシンが4機だけか? やはり、前回の攻撃は無駄ではなかったようじゃの」「ならば、奴らを地獄に送り込んでからボルテスチームを引きずり出すまでじゃ!!」
浜口「諸君、ボルテスチームの出撃まで何とか時間を稼いでくれ!」
十三「まかせとき!」
<戦闘開始>

≪「ボルトクルーザーを優先させる」を選択≫
<2PP>
大作「十三、多勢に無勢たい! このままじゃ、あと数分も保たんぞ!」
小介「せ、せめて…コンバイン出来れば!」
十三「何言うてんねん! 豹馬はケガしとるんや! ワイらが根性見せんでどないする!?」
豹馬「くそっ…俺が出撃するぜ!」
ロバート「ダメだ。まだ君の両腕は戦闘に耐えられん」
豹馬「そんなこといってる場合じゃねえ! 仲間がやられちまうかも知れねえんだぞ!」
ロバート「………」
豹馬「止めたって、俺は出るからな!」
ロバート「フッ…やはり、スーパーロボット乗りはそうでなくっちゃな」
豹馬「!?」
ロバート「…俺がバトルジェットの出撃準備をしてやる」
豹馬「いいのかよ!?」
ロバート「責任は俺が取る。その代わり、無茶はするなよ」
豹馬「ああ、わかってるよ!」
ロバート「よし、いい返事だ」

≪「ボルトクルーザーを優先させる」を選択≫
<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
〔味方ユニット出現〕
浜口「バトルジェットだと!?」
ちずる「豹馬!」
用茶「豹馬、何をする気なんだ!?」
豹馬「おっちゃんよ、バトルマシンが5機そろったらやることは一つだぜ!」
小介「両腕は大丈夫なんですか、豹馬さん!?」
豹馬「心配すんな、オオミヤ博士のお墨付きだぜ。それよりも、コンバインするぞ!!」
ド=ズール「ククク…出て来おったな」
豹馬「レェェェェッツ!」
ドズール「行け、強力ナマズンゴよ!!」
豹馬「コォォン・バイィィィィン!!」
〔豹馬、合体〕
〔敵ユニット出現〕
〔強力ナマズンゴ、豹馬へ隣接〕

豹馬「な、何だ!? こいつ!!」
[イベント戦闘「豹馬vs強力ナマズンゴ」]
〔豹馬、分離〕
豹馬「ま、また、合体が破られた!?」
ちずる「豹馬! どうしたの!?」
光代「そ、そんな!」
ド=ズール「成功だ! 超電磁合体を破ったぞ!!」
豹馬「く、くそっ! もう一度だ! レェェェェッツ!!」
[イベント戦闘「豹馬vs強力ナマズンゴ」]
豹馬「うわああっ!!」
ド=ズール「ふははは! 無駄じゃ、無駄じゃ!!」
浜口「超電磁が破られただと!? バトルジェットの超電磁発生装置が破壊されたのか!?」
光代「そ、そうではないのです! 敵の放ったビームが超電磁を打ち消してしまったのです!」
浜口「もしや…あの獣士は反超電磁ビームを持っているのか!?」
光代「反超電磁ビーム!?」
浜口「うむ。超電磁エネルギーを中和するビームだと剛健太郎博士から聞いたことがある」「あれを使われたら、超電磁発生装置が無事でもバトルマシンは合体できん!」「反超電磁ビームを打ち破るのは…それ以上の超電磁エネルギーが必要だ!」
光代「で、では…小型のウルトラマグコンを使うしか…」
浜口「ウルトラマグコンはボルトクルーザーに装着中だ」「バトルジェットに今からウルトラマグコンを装着する時間はない!」
光代「………」
十三「ど、どないするんや、豹馬!」
ちずる「豹馬、基地へ引き返すのよ!」
豹馬「何だって!?」
小介「豹馬さん! 超電磁が破られたとなれば僕達に勝ち目はありません!」
豹馬「そうかも知れねえが、ここで俺達が逃げたって結果は同じだぜ!」
浜口「無駄な戦いはやめろ! すぐに引き返すか、戦域から離脱するんだ!!」
健一「浜口博士! 俺達が出撃します!!」
浜口「ダメだ! ウルトラマグコンを装備せずに出撃しても、結果は同じだ!」
日吉「でも、バトルマシンだけじゃやられちゃうよ!」
浜口「今、極東支部に救援を要請している。バトルマシンは時間を稼ぐだけでいい!!」
ド=ズール「くくく…奴らは応援を呼ぶじゃろう。その前に次の作戦を開始する!」
〔通信のコール音〕
浜口「む、何だ!? 敵からの通信か!?」
剛健太郎「健一、大次郎、日吉…」
光代「!!」
健一「あ、あの声は…お父さん!?」
剛健太郎「わかるか? お父さんだ!」
光代「そ、そんな…」
剛健太郎「光代…私だ。剛健太郎だ」
光代「あ、あなた…」
健一「………」
大次郎「おいどんは父さんと別れたのが5歳の時じゃけん、よく覚えちょらんが…あれはほんのこつ、お父さんの声な!?」
剛健太郎「どうした…健一、大次郎、日吉! お父さんだよ!」
健一「間違いない…一時だって忘れるもんか! あれはお父さんの声だ!」
日吉「お、お父さん…お父さん!!」
浜口「剛博士…や、やはり、エアロゲイターに囚われていたのか…」
剛健太郎「みんな、よく聞くんだ。もうすぐ我々はビッグファルコンに攻撃をかける」
健一「我々!?」
剛健太郎「エアロゲイターと戦っても無駄だ。健一、大次郎、日吉…私はお前達を迎えに来たのだ」
光代「あ、あなた…一体なにを…?」
剛健太郎「光代…私はエアロゲイターと接触してわかったのだ。地球人類はどうあがいても強大な彼らに勝つことはできない」「さあ、みんな。私と一緒に来るのだ」
健一「そ、そんな…お父さんは俺達に地球を裏切れっていうのかっ!?」
日吉「お、お父さん…」
大次郎「お父さんがそぎゃんこっつ…お父さんはだまされとるんじゃ!!」
ド=ズール「地球人よ…我らに反撃すれば剛健太郎を殺す!!」
浜口「な、何だと!?」
ド=ズール「いいな。剛健太郎の命が惜しくば、我々に反撃するでないぞ!!」
十三「な、なんちゅう汚いやっちゃ!!」
健一「ど、どうすればいいんだ!?」
浜口「………」

≪「バトルジェットを優先させる」を選択≫
<2PP>
≪「ボルトクルーザーを優先させる」を選択≫
<4PP>

健一「く、くそっ…許せない…例え父であっても許せない!」
日吉「で、でも、あいつらに攻撃するとお父さんが…!!」
剛健太郎「健一…お父さんの言う通りにしてくれ。そうしないと私は殺されてしまうんだ」
日吉「やっぱり、そうだ! お父さんは裏切り者なんかじゃない!」
大次郎「そうたい! お父さんは奴らに脅迫されていたたい!」
光代「………」「本物の剛健太郎なら、自分を犠牲にしても地球を守ろうとするはずです」
浜口「………」
光代「構いません、豹馬君! 反撃しなさい!!」
浜口「いかん。コン・バトラーに合体できぬまま戦ってもやられるだけだ!」
一平「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!?」
浜口「今は…耐えろ。必ず反撃のチャンスはある!」(危険な賭けだが…彼らにまかせるしかない)
ド=ズール「さあ…我らに反撃すると剛健太郎の命はないぞ!」
健一「く、くそっ! 卑怯だぞ!!」

≪「バトルジェットを優先させる」を選択≫
<3PP・味方援軍2出現>
≪「ボルトクルーザーを優先させる」を選択≫
<5PP・味方援軍2出現>
〔味方ユニット出現〕

甲児「助けに来たぜ!」
※※「バトルジェットを優先させる」を選んだ場合のセリフ※※
健一「みんな!」
ド=ズール「来おったな…」
竜馬「どうしたんだ、健一君? 何故、まともに戦わないんだ!?」
健一「それが…俺の父さんが敵に捕まっていて…」
※※「ボルトクルーザーを優先させる」を選んだ場合のセリフ※※
豹馬「みんな!」
ド=ズール「来おったな…地球人の特殊部隊!」
竜馬「どうしたんだ、豹馬君? 何故、まともに戦わないんだ!?」
豹馬「それが…健一達の親父さんが敵に捕まっていて…」

ド=ズール「そうだ。我らに一度でも攻撃してみろ! 剛健太郎は命を落とすことになるぞ!」
ライ「○○○、洸…」
<<ブリット>>
ブリット「ああ、わかってる」

洸「こちらもOKです」
ド=ズール「さあ、我らに降伏せよ!」
<<ブリット>>
ブリット「…剛健太郎博士が本物だっていう証拠は?」

ド=ズール「な、何!?」
ライ「そうだな。博士が偽者だという可能性もある。本人だという証拠を見せてもらおう」
ド=ズール「しょ、証拠を見せる必要などない!」
<<ブリット>>
ブリット「どうした…焦っているのか?」

ド=ズール「何じゃと!?」
<<ブリット>>
ブリット「もっとも、俺の勘じゃ偽者だと思うけどな…」

甲児「○○○がそういうなら、偽者かも知れねえなあ。何せ、こいつは勘がいいからなあ」
麗「私も…偽者だと思います」
ド=ズール「だ、黙れ! 今すぐ剛健太郎を殺してももいいのだぞ!?」
忍「オッサン、そんなに焦るとますます怪しいぜ!?」
ド=ズール「ぬ、ぬぬ…」(地球人には特殊な力を持った者がいると聞く…まさか、こやつら、気づいておるのか…!?)
日吉「や、やめてよ! あの声は間違いなくお父さんの声だよ!!」
健一「…いや、偽者かも知れない」
ド=ズール「ぬぬぬ…よかろう! 今からスカールークの上に剛健太郎を出す!!」
健一「………」
剛健太郎「健一、大次郎、日吉! お父さんだ! 頼む、私を助けるためにも…」
ライ「洸、今だ!」
洸「了解! 透視光線、発射!」
〔スカールークに透視光線(エフェクトは精神コマンド「偵察」)〕
ド=ズール「な、何だ!? 何をしたのじゃ!?」
洸「分析結果が出たぜ! あの博士は人間じゃない、サイボーグだ! 偽者だ!!」
ド=ズール「!! な、何を証拠にそんなことを!?」
洸「悪いな。ライディーンには透視光線があるんだ。ゴッドバード使用時に敵の弱点を見抜くためにな」
ド=ズール「な、何だと…」
めぐみ「ボルトランダーのスパイビームでも確認したわ! 間違いなく博士は偽者よ!!」
<<ブリット>>>
ブリット「俺達の言葉につられて博士を表に出したのが失敗だったな!」

甲児「俺達の演技もなかなかのもんだろ」
健一「じゃ、じゃあ…」
洸「ここへ来る前、浜口博士から連絡があって、剛博士が偽者かどうか確かめるように言われていたんですよ」
健一「そ、そうだったのか」
浜口「剛健太郎がどういう男か、それはワシや光代博士がよく知っておる」「彼は決して我が身可愛さに同胞を売るような真似はしない」
ド=ズール「うぬぬっ…汚いぞ!!」
ライ「お前が言えたことか」
健一「よくも…よくも、父さんを使って俺達をだましてくれたな!」「ド=ズール! 絶対に許さん!!」
ド=ズール「だ、黙れ! こちらにナマズンゴがいる限り…お前達は合体することができんぞ!!」
ロバート「それはどうかな」
〔味方ユニット出現〕
※※「バトルジェットを優先させる」を選んだ場合のセリフ※※
浜口「コン・バトラーチーム! 豹馬君は大丈夫なのか!?」
豹馬「俺達だけじっとしているわけに行くかってんだ! それに、ウルトラマグコンの装着は終わったぜ!」
浜口「ロバート君!」
ロバート「大丈夫です。責任は俺が取ります」
ド=ズール「こちらに反超電磁ビームがある限り、超電磁合体などできぬぞ!!」
豹馬「うるせえ! ウルトラマグコンの力を見せてやる!!」「みんな行くぞ! レェェェッツ!!」
ド=ズール「無駄じゃ! 行け、ナマズンゴよ!!」
豹馬「コォォォン・バイィィィィン!!」
〔豹馬、合体〕
四ッ谷「よっしゃあ! 新超電磁合体成功じゃ!!」
ド=ズール「な、何じゃと!?」「う、うぬぬ…奴らめ、すでに反超電磁ビームを打ち破る程の超電磁発生装置を造り上げておったのか!?」
小介「豹馬さん、あのナマズメカを倒せばボルテスVも合体できるはずです!」
豹馬「ようし! みんな、行くぞ! 反撃だっ!!」
健一「俺達の怒りを思い知らせてやるっ!!」
※※「ボルトクルーザーを優先させる」を選んだ場合のセリフ※※
浜口「ボルテスチーム! ボルトクルーザーへのウルトラマグコン装着が完了したのか!?」
ロバート「ええ、そうです」
ド=ズール「うぬっ…だが、こちらに反超電磁ビームがある限り、超電磁合体などできぬぞ!!」
健一「黙れっ! 俺達兄弟の怒りとウルトラマグコンの力を今からたっぷりと思い知らせてやる!!」「みんな、行くぞ! ブイ・トゥゲザー!!」
ド=ズール「無駄じゃ! 行け、ナマズンゴよ!!」
健一「レッツ! ボルト・イイィィィン!!」
〔健一、合体〕
ロバート「やった、成功だ!!」
ド=ズール「な、何じゃと!?」
ロバート「あのナマズを倒せばコン・バトラーVも合体出来るはずだ!」
健一「了解! 反撃開始だっ!」


<ド=ズール撃破>
ド=ズール「ば、馬鹿な…!」

<強力ナマズンゴ撃破>
〔敵ユニット撃破〕
※※「バトルジェットを優先させる」を選んだ場合のセリフ※※
浜口「よし、これでボルトマシンもボルトインが可能になる!」
※※「ボルトクルーザーを優先させる」を選んだ場合のセリフ※※
四ッ谷「よし、これでバトルマシンもコンバインが可能になる!」


<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 大鳥島ビッグファルコン

健一「浜口博士…本物のお父さんはエアロゲイターに囚われているんですね」
浜口「…うむ。超電磁発生装置のことといい、反超電磁ビームといい…やつらは剛博士から情報を聞きだしているようだ」
光代(………)
日吉「そ、そんな…お、お父さん…う、ううっ…」
健一「泣くな、日吉。父さんが生きているとわかっただけでも十分だ」
大次郎「そうたい。後はおいどん達の手で父さんを助ければいいんじゃ」
日吉「う、うん…」
健一「俺は…あんな卑怯な手を使い、地球を侵略しようとするエアロゲイターを許すことはできない!」「浜口博士、母さん。俺達も豹馬君や甲児君達と一緒に、地球の平和を脅かす敵と戦います」
浜口「うむ。今後は彼らと行動を共にし、地球の平和のために戦うのだ」
健一「はい!」
めぐみ「でも…よく剛健太郎博士が偽者だってわかりましたね」
浜口「あれは…賭けだった。催眠術にかけられた本物だという可能性もあったからな」「そこを洸君や○○○君、ライ少尉が上手く誘導尋問に引っかけてくれた」
洸「お役に立てて良かったですよ」
浜口「それに…オオミヤ博士や小介君がウルトラマグコンの開発に成功してくれたからこそ勝てたのだ」
ロバート「いえ…結果的に、豹馬君には無理をさせることになってしまいましたが」
豹馬「いやいや。かえって荒療治になって良かったぐらいだぜ」
ロバート「これ以上、ちずるちゃんに心配をかけるなよ」
豹馬「何でちずるだけなんだよ?」
ちずる「そ、そうですよ、ロバートさん! 変なことを言わないで下さい」
小介「どうしたんですか、ちずるさん。顔が赤いですよ?」
ちずる「そ、そんなことないわよ!」
一平(ははあ…なるほどねえ…)
四ッ谷「ところで、浜口博士…」「剛博士がエアロゲイターに囚われている以上、超電磁メカのパワーアップを考えねばなりませんな」
浜口「うむ。南原コネクションの南原博士と連絡を取り、ボルテスとコン・バトラーの強化計画案を練ろう」

現在位置 ボアザン軍アジト

ハイネル「反超電磁ビームが破られ、剛健太郎のサイボーグを使った作戦も失敗しただと!?」
ド=ズール「も、申し訳ございません!」
ハイネル「ド=ズール! 一度ならず、二度までもボアザンや余の名誉を汚すような真似をしおって…」
ド=ズール「平に、平にご容赦を…」
ハイネル「ええい、もはやそちに任すことはできん! かくなる上は余自らが出撃して…」
カザリーン「ハイネル様、ラオデキヤ艦隊旗艦ヘルモーズから通信が入っておりまする」
ハイネル「ヘルモーズからだと!! 相手は誰だ?」
カアリーン「戦爵レビ=トーラーです」
ハイネル「…こちらへ回せ」
〔異星人のモニターの開く音〕
レビ「ハイネル…首尾はどうだ?」
ハイネル(………)
レビ「どうやら、貴公もガルーダと同じく、失敗が連続したようだな」
ハイネル「…言い訳はせん。今日は何の用か?」
レビ「地球への赴任早々で悪いのだが…プリンス=ハイネルよ。親衛隊のみ引き連れてヘルモーズへ帰還せよ」
ハイネル「何故だ? 我がボアザン軍の戦いはこれからだ。余が前線を離れるわけにはいかん」
レビ「これはラオデキヤ=ジュデッカ=ゴッツォ士師のご命令である…」
ハイネル「艦隊総司令のラオデキヤ士師が…?」
レビ「不満そうだな?」
ハイネル「…ラオデキヤ士師のご命令とあらば…」
レビ「そうか…私は貴公らとキャンベル軍が地球で同盟でも結び、我らゼ=バルマリィ帝国監察軍に反逆するつもりかと思ったぞ」
ド=ズール(!!)
ハイネル「我らとキャンベル軍が同盟だと? 何故、誇り高きボアザン貴族が奴らなどに協力せねばならんのだ!」
レビ「そうだ。貴公らは母星を救うためにそのプライドを捨ててでも、我々帝国監察軍に貢献しなければならない」「そのことを忘れるな。では、ヘルモーズで貴公を待っている…」
〔モニターの閉じる音〕
ハイネル(………)「おのれ、小娘の分際で! 余を何と心得ておるか!!」
カザリーン「ハイネル様、どうかお気をお鎮め下さいませ。全てはボアザン星のためでございまする」
ハイネル「……!」「…わかっておる。ズ=ザンバジル皇帝陛下が人質に取られておる以上、今は奴らに従うより他にない…」「だが、今に見ておれよ…余は必ずラオデキヤを倒し、ボアザン星を帝国監察軍から解放してみせる!!」「ド=ズール!」
ド=ズール「ははっ」
ハイネル「余はカザリーンやジャンギャルと共にスカールークで旗艦ヘルモーズへ戻る」「よいか、余の留守中にコン・バトラーVとボルテスVを必ず倒すのだ!!」
ド=ズーウル「お任せ下さい」(フヒヒ…ハイネルがいなくなれば…キャンベル軍とことが進めやすくなるわい…)
【シナリオエンドデモ終了】


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