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No.34A
隠された殺意

【シナリオデモ開始】
現在位置 移動中

グローバル「早瀬君、マクロス艦内都市の様子はどうかね?」
未沙「トランスフォーメーション中に生じた被害の復旧作業は重力制御システム不調のせいもあり、停滞しています」「ですが、市民は何とか日常生活での落ち着きを取り戻しつつあるようです」
グローバル「そうか…それだけが唯一に救いだな」
クローディア「マクロス内の市民は他星系への移民を前提として選抜されていますから、順応が早いのでしょう」
グローバル「まったくだ。ところで、地球圏とのフォールド通信は通じたのか?」
未沙「いえ…何者かによってジャミングされており、通信は不可能です」
クローディア「フォールド通信をジャミングしているですって? そんなことが可能なの?」
未沙「同様の技術があればね…」
グローバル「つまり、エアロゲイターや巨人型の異星人が通信妨害をしているということか」
クローディア「これでは地球圏がどうなっているか全くわかりませんね」
キム「まさか…異星人の攻撃を受けて壊滅しちゃってるとか…」
シャミー(………)
グローバル「余計な詮索をしていても仕方がない。我々は一刻も早く地球圏へ帰還することを考えよう」
〔扉の開閉音〕
ミサト「グローバル艦長、定例会議のお時間です」
グローバル「うむ。クローディア君、後を頼むぞ」
クローディア「イエッサー」

未沙「現在、太陽系内に勢力を展開している異星人は2種類…」「複数の文明で構成される等身大型異星人のエアロゲイターと巨人型の異星人軍です」「そして、我々SDFの調査により、彼らが数百年に渡り宇宙規模の戦争を続けていることが判明しています」
シーラ「何故、それが?」
未沙「マクロスに巨人型の異星人との戦闘記録がわずかながら残されていたからです」
エレ「それでは、マクロスはエアロゲイターの戦艦なのですか?」
未沙「我々はそう仮定しています。ただし、年代的には相当古い戦艦のようですが…」
グローバル「とどのつまり、エアロゲイターはマクロスをブービートラップとして地球に残し…」「我々地球人を巨人型の異星人軍との戦いに巻き込むことが目的だったのだ」
ミサト「ですが…何故、彼らは今まで私達に直接的な接触を試みていなかったのでしょう?」「その気なら、すぐに地球圏を制圧することも出来るはず…なのに、どうして2年間も偵察行動を?」
グローバル「地球に侵略戦争を仕掛ければ、こちらに相当な被害が出る」「彼らの敵はあくまでも巨人型の異星人だ。そのために地球の戦力を温存しておきたかったのだろう…」
ミサト(………)
グローバル「だからこそ、地球圏の状況を調査し…」「最低限の戦力で地球圏を制圧するチャンスを狙っていたに違いない」
未沙「また、彼らは地球人特有の能力や技術に大きな関心を持っているようです」
ブライト「地球人特有の?」
未沙「例えば、オーラ力やニュータイプ、エヴァンゲリオン、様々な超エネルギーで動くスーパーロボットなどです」
ブライト「確かに…我々は作戦行動中、エアロゲイターと何回も接触した。あれはこちらを偵察していたのか…」
未沙「ロンド=ベル隊に代表されるような部隊はエアロゲイターにとっても貴重な戦力になるはずですから」
ミサト「なるほど…それで彼らはEVAや使徒が現れる第2新東京市をしつこく偵察していたワケね…」
グローバル「そして、地球人が保有する能力や技術の調査・研究のために何人かの地球人が彼らに捕らえられ…」「それと入れ替わりにエアロゲイターの秘密調査員が地球に送り込まれているようだ」「イングラム少佐、君はこの件についてどう思うかね?」
イングラム(………)「充分にあり得る話ですね」
グローバル(………)

豹馬「やれやれ…やっと休暇が出たか」
クリス「艦内都市もだいぶ復旧してきたみたいね」
シーブック「しかし…ここが戦艦の中とは思えませんね。まるでコロニーみたいだ」
クリス「ええ、そうね」
ジュドー「繁華街に住宅街、公園に自動車道…何でも揃ってるしね。これで天気が変われば完ペキなんだけど…」
マックス「今度、艦内でテレビ局が開局するそうですよ」
一平「ああ、聞いた聞いた。それで開局記念にミス・マクロス・コンテストをやるってんだろ?」
柿崎「ロンド=ベル部隊は美人ぞろいだから、誰か出場すればいいのにな。マッケンジー少尉はどう思います?」
クリス「わ、私は遠慮しとくわ。そういうの興味ないから…」
ジュドー「何だ…残念だなあ」
一平「意外にアスカとか沙羅だったら優勝が狙えるかも…」
豹馬「黙ってりゃ、あのキツイ性格はわからねえからな」
マックス「僕は赤木博士がいいと思います」
柿崎「いや、銀鈴さんのチャイナドレス姿も捨てがたいぜ」
一平「シーブックはどうなんだ?」
シーブック「お、俺か? そうだな…」「シーラ女王やエレ王女かな」
一平「お前、好みが上品だな」
柿崎「変り種ってことでチャムってのもありだな」
ジュドー「それはちょっとマニアックすぎるんじゃないの?」
クリス「もう…しょうがないわね、男の子って…」

アヤ「アヤ=コバヤシ大尉です」
イングラム「入れ」
〔扉の開閉音〕
アヤ「少佐、私に話とは?」
イングラム「今から4時間後にSRXチームはRシリーズ3機による合体テストを行う」
アヤ「!?」「し、しかし…合体時に脚となるR-3のプラスパーツがありません」「それに、ライのR-2のトロニウム・エンジンも50%以上に出力を発揮していません」「パーツ不備な上に出力不足…合体は不可能だと思います」
イングラム「念動力で制御される機体には、脚などただの飾りに過ぎん」「それに、テストならばトロニウム・エンジンの出力を無理に上げる必要はない」
アヤ「…で、ですが…」
イングラム「どうした、自信がないのか?」
アヤ「…正直言って、今の私の念動力ではT-LINKシステムをフルドライブさせることは出来ません…」「ですから、合体に必要な念動フィールドを発生させることが…」
イングラム「我々には時間がない。ゼントラーディ…いや、巨人型の異星人と真っ向から戦うにはSRXの力が必要なのだ」
アヤ「しかし、もし合体に失敗すれば取り返しのつかないことに…」
イングラム「失敗は許さん。必ず成功させろ。今まで、そのための訓練をお前達に課してきたはずだ」
アヤ(………)「……私は…」「…私は…ただの実験体です…。しかし、リュウやライを…あの子達を計画の巻き添えにするわけには…」
イングラム(………)「命令に変更はない。以上だ」
アヤ(………)
イングラム「…アヤ。お前にもしものことがあった時は…俺がお前を守ってやる」
アヤ「少佐…!」
イングラム「我々が開発している究極の人型機動兵器SRXの要はお前だ。俺は…お前を失うわけにはいかない」
アヤ「少佐を…信じていいんですね?」
イングラム「もちろんだ」
アヤ「わかりました…私の妹、マイや母の死を無駄にしないためにも…」「そして、何よりもあなたのために…全力を尽くします」
イングラム(………)
アヤ「それでは…失礼します」
〔扉の開閉音〕
イングラム(………)(所詮は…人の心の甘さが生み出した欠陥品か)

リュウセイ「ホ、ホントか!? ホントにアレをやるのか!?」
アヤ「ええ、イングラム少佐の命令よ」
ライ(………)
リュウセイ「で、でも…大丈夫なのか、アヤ?」
アヤ「いつまでもあなた達に頼ってばかりはいられないもの。必ず合体を成功させて見せるわ」
ライ「大尉…プラスパーツなしのR-3だと、合体時に脚がないことになりますが…」
リュウセイ「なあに、宇宙空間じゃ脚がなくたって平気だって。一年戦争のジオングだってそうだったんだから」
マサキ「なあ、リュウセイ。SRXチームで一体何をやるんだ?」
リュウセイ「ふふふ…聞いて驚くな。実はなあ…R-1とR-2、それにR-3にはスゲエ秘密が隠されてるんだ」
<<ブリット>>
ブリット「合体して巨大ロボットにでもなるのか?」

リュウセイ「ヘ? お、お前…知ってたの!?」
<<ブリット>>
ブリット「ま、お前の目の輝きようから予測はついてたよ」

リュウセイ「な、何だよ、それ…せっかく驚かせてやろうと思ったのにさあ…」
マサキ「ふうん。Rシリーズって合体するのか…」
リュウセイ「マサキ! 何だ、その淡白な反応は!?」
クロ「だって、ロンド=ベル隊じゃ合体ロボットなんてそんなにめずらしくニャいもの」
マサキ「そうそう。ゲッターロボの合体変形とか普段から見慣れているからな」
<<ブリット>>
ブリット「極めつけはマクロスの合体だしな」

リュウセイ「確かに、あれは凄かった…」「だけど、Rシリーズの合体変形だって物凄いんだぞ!!」
シロ「そうかもね…Rシリーズって合体しそうには見えないもんニャ」
リュウセイ「ああ。だから、一回見ただけじゃ、どこがどう変形するんだか絶対わからねえぞ!」
マサキ「威張ることかよ。ま、Rシリーズが合体する時は俺もサイバスターで付き合ってやらあ」
<<ブリット>>
ブリット「じゃあ、俺も」(イングラム少佐のことが気になるからな…)

リュウセイ「君達…何か、あんまり興味なさそうだね」
クロ「そんニャことニャいわよ」
リュウセイ「ちぇっ…せっかく、ヴァリアブル・フォーメーションっていう名前も用意してあるのにさ…」
アヤ「中国大陸での作戦のときから不思議に思っていたんだけど…それってどういう意味なの?」
リュウセイ「俺が決めた合体の合い言葉さ」
アヤ「やっぱりね…いかにもあなたが考えつきそうなことだわ…」
ライ「大尉、どういうことです?」
アヤ「ほら、ゲッターチームやボルテスチームって合体する時に決まったキーワードがあるじゃない?」
リュウセイ「そう! コン・バトラーチームなら『レッツ・コンバイン』とかね」
<<ブリット>>
ブリット「もしかして…こないだ格納庫の隅でお前がやってた発声練習って…」「その合い言葉だったのか?」

リュウセイ「そう。スーパーロボットの合体に合い言葉は必要不可欠だからな」
ライ「ナンセンスだな」
リュウセイ「何だと!? てめえにゃ、スパロボ魂ってもんがねえのかよ!!」
ライ「ない」
リュウセイ「あ、あのなあ…合い言葉があるとなしじゃあ、その後の戦闘の気迫が違うんだよ」
アヤ「はいはい、2人ともそこまでよ」「Rシリーズの合体テストは4時間後のイングラム少佐の監視下で行うわ」「それまでに、合体制御プログラムの再チェックをしておいてね」
ライ「了解です」
リュウセイ「かーっ、腕が鳴るぜ!」
マサキ「…ところで、アヤ。何かいいことでもあったのか?」
アヤ「ど、どうしてそんなことを聞くの?」
マサキ「何だか、いつもより元気がいいなと思ってさ」
リュウセイ「ははあ…さてはイングラム教官と…」
アヤ「な、何をバカなことを言ってるの! さっさと準備をしなさい!!」
クロ「怒ってるところが怪しいニャ」
アヤ「…もう、からかわないで!」
<<<ブリット>>
ブリット(そうか…アヤさんはイングラム少佐のことを…)
○○○
(………)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「隠された殺意」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
イングラム「それでは、Rシリーズの合体テストを開始する。3人とも、機体に異常はないか?」
リュウセイ「合体制御プログラム、パターン00Cに切り替え終了!」「ヴァリアブル・クラッチの正常作動を確認。こっちはOKだぜ!」
ライ「トロニウム・エンジン、クォータードライブ。変形用サーボ・モーター、問題なし」
アヤ「T-LINK、開始…サイコ・クラッチ接続。リュウ、いつでもいいわよ」
リュウセイ「了解! 行くぜ!!」「ブイ・トゥゲザー!!」
アヤ「!?」
ライ「バカヤロウ! それはボルテスチームだ!」
マサキ「あのバカ…」
シロ「やると思ったニャ」
リュウセイ「わりぃ、わりぃ。一度言ってみたかったんだ」「でも、これで緊張が解けただろ、アヤ」
アヤ「…気を使ってもらわなくても大丈夫だから」
リュウセイ「それじゃ、気を取り直して…」
<<ブリット>>
ブリット「待て! 未確認物体が接近中だ!!」

リュウセイ「何だって!?」
〔敵ユニット出現〕
マサキ「エアロゲイターか!?」
クロ「こんニャ所まで追いかけて来たのね!」
シロ「敵はたった2機だけニャのか?」
リュウセイ「………」
マサキ「だったら、楽勝だぜ」
リュウセイ「い、いや…あの白い奴から…強力な念を感じる…」
マサキ「どうした? いつになく弱気じゃねえか!」
リュウセイ「………」
<<ブリット>>
ブリット「リュウセイの言うとおりだ…あいつは今までとはケタ違いに強いぞ」

マサキ「何だと…?」
アヤ「何故かしら…あの白い機体からの念…前にも感じたことがあるような…)
イングラム「………」
レビ「私の名はレビ…レビ=トーラー」「ラオデキヤ様直属の戦爵であり、ジュデッカを操る者…
リュウセイ「女…!?」
レビ「手はず通り、リュウセイ=ダテと○○○○=○○○○○がいるようだな」
リュウセイ「な、何だと!? どうして俺と○○○の名前を知っているんだ!?」
レビ「お前と○○○○=○○○○○についてのデータは…」「我々ゼ=バルマリィ帝国監察軍、ラオデキヤ艦隊に逐一報告されている」
<<ブリット>>
ブリット「!!」

リュウセイ「ど、どういうことだ!? 何で、俺達のデータがお前達に…」
シャピロ「久しぶりだな、イングラム」
イングラム「シャピロ=キーツか…」
シャピロ「フフフ…エアロゲイター、いやゼ=バルマリィ帝国監察軍から貴様の正体と目的を聞いたぞ、イングラム」
イングラム「………」
シャピロ「とんだ食わせ者だったようだな」
イングラム「………」
リュウセイ「ライ! アヤ! Rシリーズ、合体するぞ!!」
ライ「やめろ、リュウセイ! 実戦での合体はまだ危険過ぎる!」
リュウセイ「うるせえ! 今、合体しなきゃやられちまうぞ!!」
ライ「…大尉、大丈夫ですか?」
アヤ「ええ…やるしかないようね!」
ライ「…了解です。トリニウム・エンジン、出力50%! ハーフドライブ開始!」
アヤ「T-LINKフルコンタクト! 念動フィールド、ON!」
リュウセイ「よおし…行くぜ! ヴァリアブル・フォーメーション!!」
〔SRXチーム、フォーメーション〕
〔リュウセイへ落雷〕
〔SRXチーム、散開〕

リュウセイ「うわあっ!!」
アヤ「あううっ…!」
ライ「いかん! トロニム・エンジン、緊急制御! 合体を解除する!」
リュウセイ「ダ、ダメだ! 合体失敗だ!!」
ライ「念動フィールドが合体時に必要な予定出力まで上がっていなかったか…」
マサキ「3人とも、大丈夫かっ!?」
ライ「ああ、何とかな」
アヤ「………」
ライ「大尉! どうしたんです!?」
アヤ「………」
ライ「まさか、T-LINKシステムのブレーカーが落ちて…気絶したのか!?」
<<ブリット>>
ブリット「な、何だって!?」

イングラム「………」
マサキ「敵が来るぞ! みんな、R-3を守るんだ!!」
<戦闘開始>

<2PP>
リュウセイ「イングラム教官! どうして戦わないんです!?」
イングラム「………」「俺はここでアヤを守る」
<<ブリット>>
ブリット「………」(まただ…また、あの嫌な予感がする…)


<3PP・敵増援1出現>
レビ「………」
シャピロ「どうかしましたか、レビ戦爵?」
レビ「…何でもない」(…何故だ? 奴らの念が妙にシンクロする…!)「………」(! う、ううっ…頭が…痛い。これもリュウセイ=ダテの念が私の脳を圧迫しているせいか…?)
リュウセイ「アヤ! しっかりしろ!!」
アヤ「………」
リュウセイ「チッ、駄目か!」
イングラム「フッ…フフフフ」
ライ「!?」
イングラム「これまでのようだな…」
リュウセイ「イングラム教官!?」
〔イングラム、味方から敵へ〕
アヤ「う…うう…」
イングラム「アヤ…」
アヤ「イングラム少佐…?」
イングラム「苦しまずに殺してやる」
アヤ「えっ…?」
[イベント戦闘「アヤvsイングラム」]
〔味方ユニット撃破〕
ライ「!!」
リュウセイ「ア、アヤァァァァッ!!」
マサキ「ば、馬鹿な…R-GUNが…R-3を撃墜した!?」
レビ「任務ご苦労だったな、イングラム=プリスケン」
イングラム「はっ…」
リュウセイ「イ、イングラム教官…こ、これはどういうことなんです…?」「ど、どうして…アヤを…」
イングラム「…アヤは念動力者としては欠陥品だった。だから処分したまでだ」
リュウセイ「け、欠陥品…!?」
<<ブリット>>
ブリット「…ま、まさか、イングラム少佐は…!!」

ライ「そうか…そういうことか」
イングラム「………」
ライ「…あなたもシャピロ少佐と同じく、地球を裏切ってエアロゲイター側につくことを選択したのか?」
イングラム「俺は選択などしていない」
ライ「何!?」
イングラム「何故なら、俺はエアロゲイターの人間だからな」
リュウセイ「!!」
ライ「!!」
マサキ「な、何だと!!」
イングラム「俺は地球人特有の特殊能力と技術を調査するために…」「エアロゲイターから送り込まれた特殊工作員なのだ」
マサキ「特殊…工作員!?」
リュウセイ「ほ、本当なのか…? イ、イングラム教官は…今まで俺達をだましていたのか…?」
イングラム「………」
リュウセイ「きょ、教官がエアロゲイターだなんて…今まで一緒に戦ってきたのに…」
イングラム「………」「悪いが、俺にとってお前達は地球人の単なるサンプルに過ぎない。出会った時から…それ以上の感情は持っていないのだ
リュウセイ「な、何だと俺達がサンプルだと!?
イングラム「リュウセイ少尉、俺を憎め。そうすればお前の本当の力が目覚める。俺の追い求めるサイコドライバーの力だな
リュウセイ「き、貴様! アヤが…どんな気持ちでてめえに撃たれたのかわからねえのかっ!?
イングラム「言ったはずだ。そういう感情は持ち合わせてない、と
リュウセイ「………」「イングラム教官…いや、イングラム=プリスケン! 俺はてめえを…許さねえっ!!
〔リュウセイ、気力上昇〕
イングラム「死にたくなければ…抵抗してみせろ

<4PP>
リュウセイ「イングラムッ!! そこを動くなぁぁぁっ!!」
イングラム「そうだ。その怒りだ。さあ、俺にお前達の真の力を見せてみろ」
マサキ「ふざけるな! 俺達はてめえの興味のために戦っているんじゃねえ!!」
イングラム「…これはお前達への試練だ。俺は今のところ、優秀なサンプルであるお前達を殺すつもりはない」
マサキ「何だと…!? だったら、アヤは必要がなくなったから殺したというのか!?」
イングラム「先程言った通りだ」
マサキ「て、てめえ! 人の命を何だと思ってやがるんだ!!」
<<ブリット>>
ブリット「そうだ…お前だけは…許せない!」

イングラム「○○○。言いたいことがあれば、俺の所まで来い…」

<4EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
ジャンギャル「レビ戦爵、お迎えに上がりました」
レビ「ボアザン軍のルイ=ジャンギャルか…」
ジャンギャル(いっそのこと、ここでレビを始末する手もあるが…仕損じればハイネル様のお立場が危うくなる…)
マサキ「あいつら、イングラム達を迎えに来たのか!?」
リュウセイ「逃がすか!!」

<5PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
洸「パトロール中に敵の反応があると思って来てみたら…」
大作「あれは…エアロゲイターです!」
健一「ボアザン軍も一緒か!?」
めぐみ「やっぱり、異星人同士でつながっていたの!?」
忍「リュウセイ、何があったんだ!?」
リュウセイ「………」
忍「リュウセイ!」
リュウセイ「…アヤが…イングラムにやられてしまった…」
銀鈴「な、何ですって!?」
沙羅「どうして、イングラム少佐がそんなことを…」
マサキ「あいつは…イングラム=プリスケンはエアロゲイターのスパイだったんだ!!」
沙羅「!! そ、それじゃ…」
忍「あの野郎…シャピロより始末に悪いじゃねえか!!」
ジャンギャル「ボルテスVか…ちょうどいい。あれを試すとするか」

<ブリットvsイングラム>
ブリット「俺がこの機体へ乗るように仕組んだのはやっぱりあんただったのか!?」
イングラム「そうだ。お前に秘められた力を解放させるためには…」
ブリット「じゃあ、クスハもそのために…俺のもとへ送り込んだと言うのか!?」
イングラム「ああ。クスハの記憶を操作してな」
ブリット「貴様っ!!」
イングラム「だが…クスハは殺さずにおいた。そのことに対して感謝して欲しいものだな」
ブリット「しかし、あいつは俺の敵になっている! それも俺の力を発揮させるためか!?」
イングラム「そうだ」
ブリット「一体、何のためにそうまでして俺やリュウセイ、マサキの力を必要とする!?」「巨人型の異星人と戦うためか!?」
イングラム「………」
ブリット「答えろっ!!」

<忍vsシャピロ>
忍「てめえ、シャピロかっ!?」
シャピロ「我々エアロゲイターに刃向かうのは無駄だと言ってもわからないようだな…」
忍「何だと!?」
シャピロ「それに…お前達は我々に生かされているだけだということを忘れるな」
忍「何だ、てめえ…もう異星人面してやがるのか…?」
シャピロ「…俺の才能は地球人の器に納まりきらんのだ」
忍「そうかい。だがな、いつまでも俺達がヒヨッコだと思ってると火傷するぜ!!」

<マサキvsイングラム>
マサキ「イングラム=プリスケン!」「俺は…てめえみたいな人の命をなんとも思っていない奴が許せねえっ!!」
イングラム「シュウと同じように…俺も追い続けるか、マサキ?」
マサキ「あたりまえだ! てめえらのような連中をほうっておいたら、何人も人間が死ぬことになるんだ!!」
イングラム「…裁きの日が近づいている今、力なき者は死あるのみ…」
マサキ「何だと!?」
イングラム「それは宇宙の真理だ。俺とシュウ=シラカワはそれを理解し、行動しているだけに過ぎない…」
マサキ「悪りぃが、俺はそれを聞いてハイそうですかと納得するほど、人間が出来ちゃいねえんだ!!」
イングラム「フッ…愚かな」
マサキ「愚かで結構! 魔装機神の名にかけて…俺はてめえを倒す!!」

<リュウセイvsイングラム>
リュウセイ「貴様! 俺の力をエアロゲイターに利用させるために…俺をSRXチームへ入れたってのか!?」
イングラム「そうだ」
リュウセイ「もしや、○○○もか!?」
イングラム「ああ。お前と同じく、サイコドライバーの優秀なサンプルだ」
リュウセイ「!!」
イングラム「リュウセイ…これからは教官としてではなく敵としてお前の力を引き出してやる」
リュセイ「俺にそんな力があるのなら…それはお前を倒すために使ってやるっ!!」

<リュウセイvsレビ>
レビ「!? な、何だ…この念は!?」
リュウセイ「こ、こいつは…!?」
レビ「う、ううっ…ああ…」
リュウセイ「うぐっ…何だ、この頭痛は…!!」
レビ「ば、馬鹿な…互いの念が…同調している…?」
リュウセイ「!?」「…見える…見えるぞ…こいつの向こうに…何かが…いる!?」「誰だ、誰がいるんだ…? それに…泣いている!?」
レビ「私の念を…中和しているのか!? こいつ、こんな力を…!!」「やはり、危険だ。お前の力はいずれ我々に災いをもたらす。ならば、今の内に!」

<ライvsイングラム>
イングラム「ライ…やはり、SRXチームには3人の念動力者が必要だった」
ライ「念動力を持っていない俺も用済みということか?」
イングラム「ああ、そうだ」
ライ「フッ…元々、俺が間に合わせの要員だということは知っていた…」
イングラム「………」
ライ「それに…俺はリュウや大尉にこの義手の痛みを…俺のような苦しみを味わって欲しくはなかった…!」「俺が貴様の素性にもっと早く気づいていれば…!」
イングラム「………」
ライ「イングラム、俺が必要ないと言ったな。だが、貴様を倒すまで、R-2のシートは俺のものだ!」

<シャピロ撃破>
シャピロ「ば、馬鹿な…この俺が…この俺がぁぁぁ!」

<イングラム撃破>
イングラム「フフフ…さすがだな」「お前達の成長が楽しみだ。また会おう」

<5EP・勝利条件達成>
ジャンギャル「行けい、マキシンガル合金で造られた鎧獣士サイモンよ!」
〔敵ユニット出現〕
〔サイモン、前進〕

ジャンギャル「ボルテスVよ! 貴様らの天空剣はこの鎧獣士サイモンには通用せんぞ!!」
健一「何だと、鎧獣士!?」
日吉「天空剣が通用しないだって? そんなバカなことがあるもんか!」
ジャンギャル「グハハハ! 嘘だと思うなら、試してみるがいい!」
健一「その言葉、後悔するなよ!!」
〔健一、サイモンへ隣接〕
[イベント戦闘「健一vsサイモン」]
一平「ば、馬鹿な!!」
めぐみ「あの獣士、ダメージを全く受けてないわ!?」
大次郎「て、天空剣が…破られたでごわんと!?」
ジャンギャル「グハハハ!」
健一「くっ…もう一度だ!!」
ジャンギャル「今までの恨みの限りを込めて、トドメを刺せぇーっ!!
レビ「ジャンギャル、そこまでだ。全機、撤退するぞ」
ジャギャル「な、何ですと!? ボルテスVを倒す機会は今しかござらん!!」
レビ「…ラオデキヤ様のご命令に逆らうのか?」
ジャンギャル「ぐっ…ぐぐ…承知!」「だが、覚えておれ、ボルテスV! きさまらはもう我々ボアザン軍の獣士には勝てんぞ!」
健一「………」
〔敵ユニット離脱〕
レビ「リュウセイ=ダテ、○○○○=○○○○○…覚醒するまでに倒さねばな…」
〔敵ユニット離脱〕
リュウセイ「…イングラム…」
銀鈴「!! リュウセイ君、R-3の反応が!」
リュウセイ「な、何だって…本当か!?」
銀鈴「機体は大破しているけど、生命反応があるわ。アヤ大尉は生きているわよ!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

ブライト「そうか、イングラム少佐が…」
加持「これで今までの彼の不可解な行動に納得が行くな」
リュウセイ(………)
ミサト「かなりの情報がエアロゲイターにもれていると考えて間違いないわね」
加持(おしらく、Nervの情報も…もしや、碇司令は知っていたのか…?)(イングラム少佐をスパイと知りながら泳がせる…まるで、俺に対する扱いと同じだな)
ミサト(………)
加持(あるいは…イングラム少佐と取引して、エアロゲイターの情報を得ていたのかも知れん…)
ブライト「ところで、アヤ大尉は?」
ライ「現在、集中治療室です。命に別状はありません。しかし…」
クワトロ「精神的なダメージが大きいというわけか」
ライ「…はい」
リュウセイ(………)
グローバル「少佐のR-GUNは?」

≪イングラム撃破≫
ライ「R-3以上に大破していますが、一応、機体は回収しました…」

グローバル「そうか…」
ライ「………」
グローバル「では、ライディース少尉。しばらくの間、Rシリーズの使用を禁止する」
リュウセイ「な、何だって!?」
グローバル「Rシリーズはイングラム少佐を中心として開発されたEOT兵器だ」「その彼がエアロゲイターだった以上、Rシリーズにどのような仕掛けがしてあるか不明だ」
リュウセイ「で、でも!」
クワトロ「少尉、RシリーズもヒュッケバインMK-Iのように暴走事故を起こすかも知れんのだ」
ライ(………)
リュウセイ「じゃ、じゃあ…俺達はどうなるんだ!? このまま、イングラムを放っておいていいのかよ!」
加持(………)
クワトロ(………)
グローバル「では、マクロス技術班でRシリーズの調査を行う。その結果が出るまで、SRXチームは出撃禁止だ」
リュウセイ「そ、そんな! 俺達が…出撃禁止だなんて!?」
ライ「リュウ、やめろ」
リュウセイ「!?」(こいつ、義手の左手で俺を…)
ライ「やめるんだ」
リュウセイ「わ、わかったよ…ライ」

豹馬「何だって? 天空剣が通用しない獣士が現れたって!?」
健一「ああ…」
小介「そ、そんな…天空剣は確か、超電磁力場を発生させて物質の分子結合を断っているはず…」
豹馬「そ、それって、どういうことだよ?」
十三「つまり、天空剣で斬れへんモンはないっちゅうことやろ?」
小介「そうです」
豹馬(だったら、最初からそう言えよな)
一平「単純に考えて、あの獣士には特殊な超合金が使われてるんじゃねえのか?」
めぐみ「マキシンガル合金…とか言ってたわね」
豹馬「ロペット、何かわかるか?」
ロペット(………)「照合スル データハ アリマセン。地球上ニハ 存在シナイ 金属ダト思ワレマス」「現在ノ 超電磁エネルギー発生装置デ ソノ合金ノ 分子結合ヲ 断ツコトハ デキマセン」
豹馬「じゃあ、同じウルトラマグコンを使ってるコン・バトラーもその獣士にゃかなわないってことか?」
健一「そういうことになる」
小介「ウルトラマグコン以上の超電磁エネルギーを発生する装置がないと勝てないかも…」
ちずる「そんな…あれだって、おじいちゃんや四ッ谷博士達がやっとの思いで完成させたものなのに…」
一平「やれやれ…振り出しに戻ったってワケかい」
豹馬「対抗手段を考えようにも、頼りのおっちゃん達は地球にいるしな…」
健一(………)(敵に捕らえられている父さんなら、何らかの解決法を知っているかも…)

リュウセイ(………)
<<ブリット>>
ブリット(リュウセイ…)

「リュウセイを励ます」
「リュウセイをそっとしておく」

≪「リュウセイを励ます」を選択

リュウセイ(………)
<<ブリット>>
ブリット「よう…」

リュウセイ「ああ」
<<ブリット>>
ブリット「イングラム少佐のことを考えていたのか?」

リュウセイ(………)
<<ブリット>>
ブリット(………)

リュウセイ「何となく…いつかはこうなるような気がしていたのかも知れねえ…」「確かに、あいつには前から得体の知れない所があったからな…」
<<ブリット>>
ブリット(………)

リュウセイ「お前は…あいつを疑っていたよな…」
<<ブリット>>
ブリット「…ああ。俺は…イングラムに利用されているだけだと薄々気づいてた」

リュウセイ「だけど、俺は心のどこかで…教官を、イングラムを信じていたんだ」「お前と□□□のことも、きっと何かワケがあるんじゃないかと思ってた」
<<ブリット>>
ブリット(………)

リュウセイ「だが…あいつはアヤを本気で撃った…アヤだって…あいつのことを…信じて…」「くそっ…俺は…何も気づかずに…こんな…!」
<<ブリット>>
ブリット(………)「…イングラム少佐は俺達で倒すしかない」

リュウセイ(………)
<<ブリット>>
ブリット「俺達と同じ目にあう人を、これ以上増やすわけにはいかないだろう?」

リュウセイ(………)
<<ブリット>>
ブリット「酷な言い方だけど…アヤ大尉が無事だったのが不幸中の幸いだった」

リュウセイ(そうだ…恋人が敵になっちまった○○○に比べたら、まだ俺は…)「俺に…落ち込んでる時間なんてないんだな?」
<<ブリット>>
ブリット「ああ」「俺達が今まで、知らぬ間にイングラムの野望に加担していたのなら…」「あいつを止めるのは俺達以外にはいないんだ」


≪「リュウセイをそっとしておく」を選択≫
<<ブリット>>
ブリット(やっぱり…そっとしておこう…)

〔去っていく足音〕
リュウセイ(………)
加持「リュウセイ君…少しいいか?」
リュウセイ「…加持さん…」
加持「イングラム少佐のことを考えていたのか?」
リュウセイ(………)「なんとなく…いつかはこうなるような気がしていたのかも知れない…」「確かに、あいつには前から得体の知れない所があったから…」
加持(………)
リュウセイ「加持さんて…イングラムをマークしてませんでしたか…?」
加持(………)「どうしてそう思うんだい?」
リュウセイ「…何となく。勘ですよ」
加持(………)「俺が彼を初めて見かけたのは1年前、南アタリア島のDC本部で開かれたEOT特別審議会だった」「その時から何か裏がある男だと思っていた。ま、これは俺の勘だったけどね」
リュウセイ(………) 「だけど、俺は心のどこかで…教官を、イングラムを信じていた…」「○○○のことも、きっと何かワケがあると思った…」「それに…俺がR-1に乗れるようになったのもあいつのおかげだった…」
加持(………)
リュウセイ「俺は…イングラムに追いつこうとして…いつか超えるべき目標だと思って…」
加持(………)
リュウセイ「だが…あいつはアヤを本気で撃った…アヤだって…あいつのことを…信じて…!」「くそっ…俺は…何も気づかずに…こんな…! どうしてこんなことに…!」
加持(………)「…イングラム少佐は俺達の敵に回った。これは事実だよ」
リュウセイ(………)
加持「つらくても…事実から目をそらしちゃいけない。後悔だけじゃ前には進めないんだ」
リュウセイ(………)
加持「これから何をすべきか…自分で考え、自分で決めるんだ」
リュウセイ(………)(俺が…これからするべきこと…)(………)(そうだ…俺には落ち込んでる時間なんてねえ)(俺があいつを倒さなきゃ、同じ目に遭う奴が増えるんだ…!)

現在位置 木星圏

ユーゼス「地球圏偵察及び調査の任務、ご苦労だったな、イングラムよ」
イングラム「はっ…」
ユーゼス「お前のおかげで、地球人の貴重なデータを得ることが出来た。ラオデキヤ士師もお喜びになるだろう」
イングラム(………)
ユーゼス「…ところで、ラオデキヤ様がお見えになる前に問いただしたいことがある」
イングラム(………)
ユーゼス「お前が地球圏に到着してから約1年、私への調査経過報告がなかった。それは何故だ?」
イングラム(………)
ユーゼス「お前は見つけたのではないか…?我がゼ=バルマリィ帝国辺境銀河方面軍第7艦隊が長年探していた超資源を…」
イングラム「超資源…?」
ユーゼス「とぼけるな。我が帝国が遥か昔に失った…トロニウムだよ」
イングラム(………)
ユーゼス「トロニウムは微量で膨大なエネルギーを生み出すレアメタルだ」「しかし、唯一の原産地である惑星トロンはゼントラーディ軍との戦いで100年以上前に消滅した」「そして、現存しているトロニウムは旧時代にそれを輸送中、消息を絶った戦艦の積載分だけだと言われている…」
イングラム(………)
ユーゼス「そこで…私は地球に落下したあの戦艦こそがトロニウムを輸送していた艦ではないかと推測しているのだが…」
イングラム「あの艦…マクロスからトロニムは発見できませんでした」
ユーゼス(………)
イングラム「…ユーゼス騎爵、私はラオデキヤ士師への謁見がありますので、これで失礼します」
〔扉の開閉音〕
ユーゼス(………)「イングラムよ…お前が私に隠せることなどないのだよ」(………)「…ククク…そうか…トロニウムは地球にあったのか…。私の思った通りだ…ククク…」

レビ「皆の者…我らが士師、ラオデキヤ=ジュデッカ=ゴッツォ様のご来臨である」
シャピロ(………)
ハイネル(………)
イングラム(………)
ヴィレッタ(………)
ユーゼス(………)
ラオデキヤ「余の前へ出よ、イングラム=プリスケン」
イングラム「はっ…」
ラオデキヤ「任務、ご苦労であった。その功績を称え、汝に第2級戦闘指揮官・闘爵の位を授ける」
イングラム「身に余る光栄です」
ラオデキヤ「以後、機動部隊を率い、帝国の栄光のために戦うがいい」
イングラム「はっ…」
シャピロ(チッ…イングラムめ。俺より階級が上になったか…)
ラオデキヤ「では、報告を聞こう」
ユーゼス「まずはボアザン軍総司令、プリンス=ハイネルから報告せよ」
ハイネル「はっ。我が軍はマキシンガル合金を用いた鎧住士でボルテスVの必殺技を封じることに成功しました」
ラオデキヤ「ボルテス…確か地球人の優秀な科学者、剛健太郎が造った兵器か」
ハイネル「はっ。後一歩でボルテスを倒せたのですが、レビ戦爵の撤退命令により、トドメを刺せず、見逃すことに…」
レビ(………)
ユーゼス「ハイネルよ、レビの判断は間違っておらぬ」
ハイネル「!?」
ラオデキヤ「そうだ。ボルテスが所属するロンド=ベル隊は、いずれ余の艦隊にとって貴重な戦力となる」
ハイネル(………)
ラオデキヤ「ハイネルよ、ボルテスVが鎧獣士を倒せるようになるまで、その成長を見届けよ」
ハイネル「し、しかし、それでは…」
ラオデキヤ「ボルテスVが鎧獣士に敗北するようならば、汝の好きにするが良い」「余は力なき戦士は必要としておらぬからな」
ハイネル「は、ははっ…」
ラオデキヤ「では、次の報告を」
ヴィレッタ「ゼントラーディ軍の動向ですが、太陽系へ彼らの旗艦クラスが接近しつつあるようです」
ラオデキヤ「ほう…」
シャピロ(ゼントラーディの旗艦だと…今、太陽系内にいる奴らの艦隊は先遣部隊に過ぎないというのか?)
ラオデキヤ「ユーゼスよ、ゼントラーディの旗艦クラスと遭遇するのは10年ぶりだったか?」
ユーゼス「はっ…」
ラオデキヤ「フフ…今回の戦いはあれ以上の激戦となるであろうな」
ユーゼス「はい。地球軍の併合を急ぎませんと…」
シャピロ(ゼントラーディの旗艦は1隻ではないというのか…?)
ヴィレッタ「ラオデキヤ士師、地球人がマクロスと呼んでいる宇宙戦艦はいかが致しますか?」
ラオデキヤ(………)
ユーゼス(………)
ラオデキヤ「このヘルモーズが駐留する木星圏へ来させるのだ」「そこで彼らの力を見定め、優れた戦力となるようであれば、世の配下に加えるとしよう…」
【シナリオエンドデモ終了】


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