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No.34B
天敵との遭遇

【シナリオデモ開始】
現在位置 ヱクセリヲン

タシロ「副長、本艦の修理状況は?」
副長「現在、復旧率は73.7%です」
タシロ「そうか…ならば、何とか自力で地球圏に帰還することが出来そうだな」
副長「地球圏への帰還成功確率は現時点で56.2%です」
タシロ「あの時、エアロゲイターが現れなければ、こうして寿司などつまむことは出来んかったところだ」
副長「まったくです。ところで艦長、その大トロを頂いてもよろしいでしょうか?」
タシロ「ああ、構わんよ。何なら、このウニもどうかね?」
オオタ「艦長、お食事中失礼します」
タシロ「どうした、オオタ君」
オオタ「先日、我々が接触した正体不明の生物についての中間報告書がまとまりました」
タシロ「何かわかったかね?」
オオタ「やはり、あれは8年前に外宇宙探査艦るくしおんを撃沈したものと同一の存在です」
タシロ「では…STMC、SPACE TERRIBLE MONSTER CROWD…通称・宇宙怪獣なのかね?」
オオタ「はい。行動及び攻撃パターン、集団構成など、多くのデータが8年前と一致しています」
タシロ「しかし…エアロゲイターはともかくとして、例のや巨人型異星人の機動兵器だという可能性もあるが…」
オオタ「宇宙怪獣は生物に近い集団です。機動兵器を有する連中とは明らかに異質な存在です」
タシロ「ふむ。るくしおんの生き残りの君が言うことだ。間違いはあるまい」
オオタ(………)「宇宙怪獣の規模、生態系などについては調査中ですが、あれらが大量に地球圏へ侵攻して来る事態が発生すれば…」
タシロ「うむ。エアロゲイターや巨人型の異星人どころの騒ぎではなくなるな」
副長「ところで艦長、その巨人型の異星人についてですが…」
タシロ「何かあったのかね、副長?」
副長「太陽系絶対防衛圏付近で、彼らのものと思われる戦艦が多数ワープアウトした様子です」
タシロ「何だと…?」
副長「現在、エアロゲイターの部隊と交戦中です」
タシロ「そうか…やはり、エアロゲイターの目的は我々を巨人型の異星人との戦いに巻き込むことだったか…」
副長「DCの創設者、ビアン=ゾルダーク博士の予言は的中したことになりますね」
タシロ「うむ。博士が言っていた通り、人類は正に逃げ場を失ったようだな…」
オオタ(………)
タシロ「では副長、宇宙怪獣と巨人型の異星人の情報を地球のSDFに連絡してくれたまえ」
副長「それが…エアロゲイターがフォールド通信を妨害しているらしく、地球圏とは連絡が取れません」
タシロ「それは本当かね!?」
副長「はい。現状では通常通信が可能な宙域まで移動するしかありません」
タシロ「むむむ…」
オオタ「艦長、ここは戦力を立て直す意味でも、一度太陽系内に帰還した方がよろしいのではないでしょうか?」
タシロ(………)「よし、修理が完了次第、火星宙域へワープしよう」
副長「了解しました。全艦に伝達します」

〔マニピュレータの稼働音〕
ノリコ「左にモーメントが加わった場合は…打ち消しあうように…こう!」
〔マニピュレータの稼働音〕
ノリコ「だめだなぁ…また失敗」「はあ…誰もいない格納庫。マシーン兵器で孤独な自主トレ…。でも、全然上達しない…」「でも…ここであきらめるわけにはいかない。ペアを組んでいるお姉様の負担になりたくないもの…」「あれ…? お姉様とコーチだわ…」
オオタ「アマノ…こんな所に私を呼び出して何の用だ?」
カズミ(………)「…まだタカヤさんを実戦に出すつもりですか?」
オオタ「…どういう意味だ?」
カズミ「あの子の技量で実戦に出すのは危険すぎます。このままでは、確実に死ぬことになります!」
ノリコ「!」
オオタ「…それは俺が判断する…」
カズミ「しかし…現にパートナーである私が一緒に戦えないと…」
オオタ「どうあろうと…タカヤを引っ込めるつもりはない」
カズミ(………)「そうですか…では、今日限りでノリコとのペアを解消させて頂きます」
ノリコ「!!」
オオタ「どういうつもりだ?」
カズミ「ノリコがパートナーでは戦えないと言っているんです!」
ノリコ(そ…そんな…)
オオタ(………)
〔扉の開閉音〕
ノリコ「あ…」
カズミ「!」
ノリコ「あ、あの…」
カズミ「聞いていたの!?」
ノリコ(………)
カズミ「…悪く思わないで。あなたのためなのよ!」
〔歩く足音〕
ノリコ「………!」
オオタ「タカヤ! 俺はお前の素質を見出した! そして、アマノとのチームを作った!」「最高のペアになると考えたからだ!」
ノリコ(………)
オオタ「お前達二人の内、どちらかが欠けても、全てが水の泡だ!」「俺はお前の中の可能性を信じた。お前も自分自身を信じろ!」
ノリコ(………)
オオタ「そして、己をみがけ! お前の意地を見せてみろ!!」
ノリコ(………)

ノリコ(………)(…お姉様に見放されちゃった…私の操縦技術じゃ当然よね…こないだの戦闘でも何も出来なかったもの…)(………)(私…どうしたらいいの…?)
イサム「よう、どうしたんだい?」
ノリコ「な…何か用ですか?」
イサム「落ち込んでる女の子を見ると放っておけない性分でね」
ノリコ「あの、あなたは…どこの所属? 見かけたことのない顔だけど…」
イサム「…まあ、知らないのも無理はねえか。新型機のトライアルでこの艦に出向している身だからな」
ノリコ「出向…? もしかして、南アタリア島のSDFの人ですか?」
イサム「ご名答!」
ノリコ「じゃあ、新型機って…バルキリーなんですか?」
イサム「ああ、そうだ。YF-19、SDF次期主力機候補のバルキリーさ。こいつがまたピーキーな奴でね…」「誰も乗りこなせねえってんで、俺がテストパイロットに選ばれたんだ」
ノリコ「でも…そんな機体見たことないけど」
イサム「SDFの次期主力機候補はもう1機種あってね。そいつとトライアルする予定なんだ」「だけど、パイロットと機体がまだこの艦に来てないんで、俺とYF-19の出番もないのさ」
ノリコ「だから、暇そうなんですね」
イサム「暇で悪かったな。ところで、あんたが落ち込んでる理由は何だい?」
ノリコ(………)「私達トップ部隊が二人一組のチーム編成になっているのは知ってますよね」
イサム「ははあ…さては、そのペアの相手に愛想を尽かされたのか」
ノリコ「ど、どうしてわかるの?」
イサム「図星か。ま、恋人にフラれたような顔をしてたからな」
ノリコ(………)「…ええ…私、お姉様にペアを解消されちゃったんです…私の操縦技術が未熟だからって…」
イサム(………)
ノリコ「このまま実戦に出ても死ぬだけだって…」
イサム(………)「じゃ、俺があんたのパートナーになってやってもいいぜ?」
ノリコ「ほ、本当ですか? 私でいいんですか?」
イサム「ああ。その代わり…今度、あんたの姉さんを紹介してくれよ」
ノリコ(…私とお姉様は姉妹じゃないんだけど…)
イサム「俺の名前、まだ言ってなかったな。イサム=ダイソン中尉だ。よろしくな」
ノリコ「ノリコ…タカヤノリコ少尉です」
イサム「じゃ、姉さんによろしく!」
ノリコ(………)「イサム=ダイソン中尉、か…」

副長「前方、0.5パーセクの加速空間を確保」
タシロ「うむ」
副長「バニシングモーター接続。亜空間突入準備よし!」
タシロ「全艦、ワープ!」
〔ワープ突入音〕
副長「亜空間に突入。全艦、異常なし」
タシロ「副長、ワープアウトまで、どのくらいの時間がかかるかな?」
副長「あと10分と58秒です」
タシロ「うむ。それにしても、地球圏へ帰還するのは久しぶりだな。グローバル君達は元気だろうか」
副長「予定ではマクロスは進宙式を終え、試験航行で火星へ向かっているはずです」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔ヱクセリヲンの警報〕

タシロ「な、何事だ!?」
副長「敵の攻撃です!」
タシロ「攻撃!? そんなバカな! ニュートン力学の通用しない空間だぞ!?」(いくらエアロゲイターとえども、亜空間での戦闘は不可能なはずだ!?)
副長「艦長、応戦しますか?」
「応戦する」
「応戦しない」

≪「応戦する」を選択≫

タシロ「よし、全砲門開け!!」
副長「し、しかし、亜空間内ではレーダーや照準器が使えません!」
タシロ「構わん、撃ちまくれ!!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔崩落音〕

タシロ「ぐうっ! 本艦へ被害は!?」
副長「第2から第4補機関が大破! 亜空間航法が安定しません!!」
タシロ「な、何てこった!?」
副長「バニシング・モーター出力低下! このままではワープアウトします!!」
タシロ「うぬぬ…!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「天敵との遭遇」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

副長「通常空間に出ました!」
タシロ「本艦の位置は!?」
副長「宙間座標軸確認…冥王星軌道上です」
タシロ「天体に衝突しなかったのは不幸中の幸いだったが…」
副長「艦長! 本艦周囲に敵影を確認! 宇宙怪獣です!」
タシロ「な、何だと…! 奴らめ、本艦を追撃してきたというのか!?」「副長! トップ部隊、緊急発進だ!」
副長「だ、駄目です! 上部甲板第2射出器以外は先の攻撃で使用することが出来ません!」
タシロ「構わん! 出撃可能な機体だけでいい!!」
副長「了解!」
〔味方ユニット出現〕
ノリコ「たった…3機だけなの!?」
ユング「仕方ないわ。この間の戦闘でトップ部隊はほとんど壊滅状態だもの」「それに…あの敵の数なら、私とカズミのペアで十分だわ」
カズミ「ええ…ユングの言う通りよ。ノリコ、あなたは艦に戻りなさい」
ノリコ「そ、そんな…お姉様…」
〔味方ユニット出現〕
イサム「イヤッホー!!
カズミ「あれは…バルキリー!?」
ユング「あんな機種、見たことないわ」
イサム「そりゃごもっとも。俺の可愛い子ちゃんはこれが初めての出撃だからな」
ノリコ「ダイソン中尉!」
イサム「よっ、遅れて悪かったな」「いいか、俺がフォワードでお前がバックスだ。前方の敵は俺が片づける。お前は艦の援護に回れ」
ノリコ「は、はいっ!」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

副長「艦長!」
タシロ「どうした!?」
副長「この宙域へ接近してくる戦艦を探知しました!」
タシロ「戦艦だと!? まさか…エアロゲイターか!?」
副長「い、いえ…これは…識別番号SDF-1、マクロスです!」
〔味方戦艦出現〕
タシロ「ま、間違いない…! あれはマクロス…しかし、何故こんなところに!?」
未沙「艦長、ヱクセリヲンを肉眼で確認しました。正体不明機の襲撃を受けているようです!」
グローバル「よし、全艦戦闘配置! ヱクセリヲンを援護せよ!!」
未沙「了解。デルタ1よりロンド=ベル隊へ。緊急発進せよ。繰り返す、緊急発進せよ!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
甲児「な、何だ…あいつらは!?」
竜馬「怪獣…とでもうのか!?」
イングラム「………」
リョウト「まさか…使徒!?」
アスカ「何言ってんのよ! 使徒がこんな所に、しかも大量にいるわけないでしょ!」
リョウト「そ、そうだよね…使徒にしてはあまりにもまがまがしすぎる…」
アムロ「あの色…警戒色とでもうのか!?」
〔洸、気力+30〕
リョウト「!!」
リュウセイ「うぐっ…な、何だ!?」
アヤ「こ、この凄まじい念は一体…!?」
麗「これは…ライディーンの力…!?」
洸「…ライディーンのムートロンエネルギーが増大している…!!」
豹馬「どうしたんだ、洸!?」
洸「………」「もしかして、ライディーンが言っていた『虚空からの破壊神』とはこいつらのことじゃないのか…!?」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 ヱクセリヲン

グローバル「では…ヱクセリヲンは以前にも宇宙怪獣の襲撃を受けていたのですか?」
タシロ「うむ。我がヱクセリヲン艦隊はアステロイドベルトから出向した後、ワープ航法で雷王星宙域に到達した」「そこで異星人の侵攻に対し、警戒態勢をとっていたのだが…最初に接触したのは宇宙怪獣だった」
グローバル(………)
タシロ「そして、奴らと交戦状態に入った我が艦隊は本艦を除いて全滅してしまった…」
グローバル(………)「太陽系外から来た第三の勢力というわけですな」
タシロ「もしかすると…エアロゲイターや巨人型の異星人以上の脅威になるかも知れん」
グローバル「これからどうなさるおつもりなのです?」
タシロ「現時点の我々は宇宙怪獣に関しての情報が少な過ぎる」「そこで、本艦は火星圏への帰還予定を変更し、この宙域で宇宙怪獣の調査を行うことにした」
グローバル「しかし、ヱクセリヲンがあの状態では…」
タシロ「かとって、民間人を多数乗せているマクロスにこの任務を遂行させるわけにもいかんだろう?」
グローバル「ですが、この宙域にはエアロゲイターや巨人型の異星人も多数存在しており、非常に危険です」
タシロ「それは百も承知だ。それに、本艦はマクロスと違って当初から戦艦として建造されておる」「この任務は我々にしか出来ん。君達は一刻も早く地球圏へ帰還し、この脅威を人々に伝えてくれ」
グローバル(………)「わかりました」
タシロ「それから…エアロゲイターについてのことだが」「今まで、エアロゲイターは巨人型の異星人同様、太陽系外から適時侵攻していると考えられていた」
グローバル「ええ」
タシロ「だが…太陽系絶対防衛ライン上を航行していた我々はエアロゲイターと数える程しか接触していない」
グローバル「どういう意味です?」
タシロ「これはワシの勘だが…エアロゲイターはすでに太陽系内に侵入し、どこかに本拠地を構えておるのかも知れん」
グローバル(………)
タシロ「君達も十分気を付けてくれたまえ」

クローディア「SDFの次期主力候補機を搭載した輸送船…?」
イサム「ああ。俺より後に地球か、アステロイド基地からヱクセリヲンに向けて発進しているはずなんだが…」
クローディア「私は知らないわ。未沙、何か聞いている?」
未沙「ダイソン中尉、もしかしてプロジェクト・スーパーノヴァのYF-21のことかしら?」
イサム「そうそう、それ」
クローディア「スーパー・ノヴァ?」
未沙「現行のVF-1シリーズ以上の能力を持った機体を開発するというSDFのプロジェクトよ」
クローディア「具体的にどんな機体が開発されてるの?」
未沙「超小型のバリアシステムや専用のフォールド・ブースターを装備する予定らしいわ」
クローディア「ふうん。マクロスでもまだ完全に実用化できてないのに…それをバルキリーに採用するなんて」
未沙「プロジェクト・スーパーノヴァには2機の候補機があって…」「ヱクセリヲンで比較性能試験を受けるという話を聞いていたけど…」
イサム「そうだ。だが、俺のお相手のYF-21がまだヱクセリヲンに来てないんだよ」
未沙「YF-21は南アタリア島で極秘裏にテストを行っていたから…」
クローディア「まさか、マクロスのフォールドに巻き込まれて…」
未沙(………)
イサム「じゃあ、南アタリア島ごと吹っ飛ばされたのか?」
未沙「…南アタリア島が消滅しているかどうかはまだ確認できていないわ」
イサム「…下手すりゃ、俺の不戦勝ってワケか…」

ノリコ「タカヤノリコ少尉です」
ユング「ユング=フロイト少尉です」
カズミ「アナノカズミ少尉です。噂に名高いロンド=ベルの皆様といっしょに戦えることになって光栄ですわ」
オオタ「では、ブライト中佐。以上の3名をロンド=ベル隊にお預けします」
ブライト「少佐、彼女達はヱクセリヲンの貴重な戦力ではないのか?」
オオタ「この3人にはいずれ重要な任務が与えられることになります」
ノリコ(…重要な任務?)
カズミ(………)
ユング(………)
オオタ「ロンド=ベル隊のように常に前線で戦っている部隊なら彼女達も学ぶ所が多いはずです」
ブライト「了解した。では、3人共これからよろしく頼むぞ」

ノリコ「あ、ダイソン中尉!」
イサム「よう、ノリコ。聞いたぜ…ロンド=ベル隊へ配属になったらしいな」
ノリコ「ええ…ダイソン中尉と会ったばかりなのに残念です」
イサム「その部隊で鍛えてもらえば腕も上がるだろう。ま、がんばれよ」
ノリコ「はい。ダイソン中尉もお元気で…」

フォッカー「よう、輝!」
輝「先輩…」
フォッカー「どうだ? ミンメイちゃんとの同居生活は?」
輝「ひ…人聞きの悪いこと言わないで下さいよ。お兄さんのカイフンさんやご両親と一緒なんですから」
フォッカー「だが…一つ屋根の下。若い男女が一緒にいたら間違いが起こる可能性だって高いからな…」
輝「何言ってんですか。先輩じゃあるまいし」
フォッカー「ま、あの閉鎖空間の中で何もしなかったお前だ。確かにその点に関しては安心できるな」
輝「余計なお世話ですよ!」
フォッカー「それより…これからどうするんだ、お前」
輝「どうするって言われても…」
フォッカー「どうだ、輝よ…昔みたいに俺と飛んでみる気はないか?」
輝「それって…軍に入れってことですか?」
フォッカー「ま、そういうことになるな」
輝(………)
フォッカー「正直言って、今のマクロスはパイロットが1人でも欲しい状態だ」
輝(………)
フォッカー「お前程の腕前なら、俺の小隊やロンド=ベル隊でも十分やっていけると思うんだが、どうだ?」
輝「先輩は俺にあんな連中と戦えって言うんですか?」
フォッカー「だが、誰かが戦わなければ、ミンメイ達が死ぬことになる…お前はそれでもいいのか?」
輝(………)
フォッカー「まあ、あせって答えを出す必要もないだろう。じっくり考えてみてくれ」
輝(………)
フォッカー「どうした、輝?」
輝「先輩…女の子って一日で変われるもんなんですか?」
フォッカー「何だぁ!?」
輝「昨日と今日でガラッと変われるもんなんですか?」
フォッカー(………)「フッ…フハハハハ!?」
輝「わ、笑わなくったっていいでしょう!」
フォッカー「お前…ホレたな?」
輝「そ、そんなんじゃ…」
フォッカー「心配するなよ、輝。お前がしょんぼりしてるから見てきて欲しいってミンメイに頼まれたんだ」
輝「ミンメイが…?」
フォッカー「元気を出して、ミンメイの所へ戻ってやれ!」
輝(………)
フォッカー「もっとも、あの手の女の子は気まぐれだからな。他の男に取られんよう気をつけろよ!」

ノリコ「す、すっご~い! マジンガーにゲッター…それにライディーン! あ、今回はバルキリーもいるのね!」「まさにスーパーロボット夢の共演よね。マニアの血が騒ぐわ…
カズミ「確かに色々な種類の機体があるわね」
ユング「数を寄せ集めただけじゃないの?」
ノリコ「あ、わかってないなあ。スーパーロボットはね、一騎当千の機体なのよ。存在感が違うんだから!」「ああ…ロンド=ベル隊に配属されて良かったあ…」
ユング「…そんなので喜んでるの、あんただけよ」「…それはともかく、マクロスって思ったより居住性が高いのね」「噂には聞いていたけど、本当に艦内都市があるとは思わなかったわ」
カズミ「この艦は純粋な宇宙戦艦であるヱクセリヲンと違って恒星間移民船として建造されているからよ」
ユング「あら…移民用じゃなく、地球脱出用の艦として、でしょ?」
〔扉の開閉音〕
マサキ「またメンバーが増えたって?」
甲児「ああ。何でも全員女の子らしいぜ」
ノリコ「!?」「ひょ、ひょっとして…あなた、兜甲児さんですか!?」
甲児「そ、そうだけど」
ノリコ「ホント!? す、すっご~い! マジンガーZのパイロットに会えるなんて夢みたい!!」
甲児(………)
ノリコ「今週のおとめ座はいい出会いがあるっていう占い、当たったわ!」
カズミ(この子…どこでマジンガーZというロボットを知ったのかしら…?)(私達はずっとヱクセリヲンに乗ってたというのに…)
マサキ「甲児、お前って結構有名人なんだな」
甲児「…マジンガーZに乗ったばかりの頃は何回もテレビに映されていたからな」
ノリコ「あ、でも…よく考えたら私もロンド=ベル隊に配属されたんだから、どっちみち会えたのよね…」
マサキ「もしかして…あんたが新しく配属になったっていうトップ部隊のメンバーかい?」
ノリコ「ええ。私、タカヤノリコ。よろしくね!」
マサキ「俺はマサキ=アンドーだ」
甲児(やれやれ…この子とリュウセイを会わせたら、うるさくなりそうだぜ…)

ミンメイ「輝!」
輝「ミンメイ…」
ミンメイ「もう、今までどこに行ってたの? お店が忙しいから、手伝って欲しいっておじさん達に言われていたでしょ?」
輝「ごめん…それよりさ、ミンメイ」
ミンメイ「なあに、輝?」
輝「色々考えたんだけどさ…俺、軍に入ることにするよ」
ミンメイ「えっ…」
輝「このまま何もしない訳にはいかないからね」
ミンメイ「そう…」
輝「軍隊に入ったら、あんまり会えなくなるね」
ミンメイ「バカね。同じ艦の中じゃない。休暇になれば、いつでも会えるわ」
輝「生きてればね…」
ミンメイ「でも、そんなこと言ったらお店に来る兵隊さん達だってみんな同じじゃない」
輝「…みんな同じ、か」(どうせ、そんなこったろうさ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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