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No.35A
サタン・ファイト

【シナリオデモ開始】
現在位置 ブリタイ艦

ブリタイ「あの艦との戦闘で、奇妙な現象が確認されているだと?」
エキセドル「はい。敵艦付近で音波信号を受信し、戦闘不能になった兵士が何人もおります」
ブリタイ「戦闘不能だと?」
エキセドル「はい」
ブリタイ「もしや、それがあのマイクローンの持つ特別な能力だとでもうのか…」
エキセドル「断定は出来ませんが、より詳しい調査が必要でしょう」
ブリタイ「…わかった。第6惑星での作戦を変更しよう」

現在位置 移動中

グローバル「早瀬君、ヱクセリヲンとの連絡は取れたかね?」
未沙「いえ…応答ありません」
グローバル「そうか…」
未沙「まさか…巨人型の異星人との戦いで…」
グローバル「ヱクセリヲンは本艦を遥かに上回る規模の超ド級宇宙戦艦だ」「さらに、マシーン量産型のEOT兵器を持つトップ部隊もいる。そう簡単に沈むはずがない…」
未沙「では、応答がないのは、やはりジャミングによるものと?」
グローバル「うむ。エアロゲイターは我々地球人をカゴの中の鳥にしたいようだな…」
クローディア「しかし、彼らはこのまま我々を監視し続けるつもりでしょうか?」
グローバル「おそらくな。しかし、巨人型の異星人のほうはすぐにでも仕掛けてくるだろう…」「そのポイントは土星圏に間違いあるまい」「早瀬君、バルキリーの宙間戦闘用装備作業を急がせてくれ」
未沙「スーパーバルキリーですね。了解しました。土星圏に到達するより前に全作業を完了させます」
グローバル「土星より内側は地球人の勢力圏内だ。土星を抜ければ、地球帰還の目処も立つ…」

〔ノックの音〕
アヤ「誰?」
〔扉の開閉音〕
沙羅「見舞いに来たよ」
アヤ「沙羅…それにレコア少尉とエマ中尉も…」
レコア「どうやら、ケガの方は回復したようね」
アヤ「ええ…」
沙羅「どうしたんだい?」
アヤ「ごめんなさい…まだしばらく…独りにしておいて欲しいの…」
沙羅(………)
エマ「…あなたの様子を見てきてくれって、リュウセイ少尉に頼まれたの」
アヤ「…あの子が…?」
レコア「彼…ついこの間まで激しく落ち込んでいてわ。あなたを守れなかったと言って…」
アヤ(………)
沙羅「同情や慰めを言いに来たワケじゃないけど…独りで抱え込んでもしょうがないよ」
アヤ(………)
沙羅「…あたしの話を聞いてくれるかい?」
アヤ「話…?」
沙羅「そう…あんたと同じく、信じてた男に裏切られた女の話さ…」
アヤ「その話は私も聞いたわ」
沙羅「そう? あの時は、あたしもどうかしていたんだろうね…」
アヤ「…でも強引に止められなければ、あなたは、あのままシャピロ少佐と地球を捨てるつもりだったのでしょう?」
沙羅「そうかも知れないね…」「でもね、後であの男が愛していたのは自分自身だけだったとわかったのさ…」
アヤ(………)
沙羅「そして、あいつは自分の邪魔になるあたしを殺そうとした…」
エマ(………)
レコア(………)
沙羅「…あたしはあいつが許せない」「あたしにとっちゃ、地球の平和も二の次かも知れない…」
アヤ「沙羅…」
沙羅「あたしの戦う理由…それはあの男、シャピロ=キーツをこの手で倒すことさ」
アヤ「…同じように、私にもイングラム少佐と戦えと…?」
エマ「それを決めるのは他の誰でもない。あなた自身ではなくて?」「少なくとも私は自分の意志でティターンズを捨てたわ…」
アヤ「エマ中尉…」
レコア「戦いに理由は人それぞれよ」「でも、共通しているのは、自分が大切にしている何かを守るために戦うということよ」
アヤ(………)
レコア「もしかすると、私も大切なものを見つけたらこの艦を降りるかも知れないわ」
アヤ「レコア少尉…」
沙羅「よく考えてみるんだね。何があんたにとって一番大切なのかを」
アヤ「…わからない…」
エマ「わからない?」
アヤ「まだ、私の中には少佐への想いが残っている…」
レコア(………)
アヤ「その想いがあれは何かの間違いだ、あれは理由があるんだと、何度も何度も私に語り掛けてくる…」
沙羅「でも、あの男はエアロゲイターに戻っていったわ」
アヤ「だから、わからない…何を信じて何をすればいいのか…」
沙羅「じゃあ、それを探すんだよ。もう一度、イングラムに会えば全てがはっきりするかも知れないしね」
アヤ「もう一度、少佐に…」
沙羅「そうさ。ベッドの上で泣いて暮らすより、その方がマシだろ?」
アヤ(………)「…ありがとう…」
沙羅「早く元気になってリュウセイやライを安心させてやりなよ」
アヤ「ええ…」
〔扉の開閉音〕
アヤ「…イングラム少佐…」

アムロ「マクロス艦内都市は、もう完全に機能しているようだな」
輝「そうですね。TV局も無事開局しましたし」
柿崎「TVとえば! いや~ミス・マクロスに決まったリン=ミンメイちゃん、最高だよなあ~」
マックス「結局、君はそれですか…。その話はもう聞き飽きましたよ」
豹馬「でも、あの可愛さは本物だぜ。あっという間にトップアイドルに上り詰めたのも当然だよな」
ちずる「何よ、豹馬ったら。鼻の下をのばしちゃって…」
甲児「超人気のおかげでファーストコンサートのチケットを徹夜で並んで買うハメになっちまったしな」
マサキ「おいおい、甲児。そんなヒマ、どこにあったんだ?」
豹馬「何だ、お前は買ってねえのかよ」
マサキ「徹夜で並ぶなんて真似はしねえ。ちゃんと前もってビーチャ達に頼んで買って来てもらった」
さやか「結局買ってるんじゃないの」
ボス「お、俺様は売り切れで手に入らなかったのに…!?」
さやか「で、そのコンサートっていつなの?」
豹馬「知らなかったのか? 今日だよ」
ちずる「何だ、それであなた達、朝からそわそわしてたのね」
甲児「そりゃもう…ミンメイちゃんのデビュー曲だってバッチリ覚えたしな」
ちずる「本当に凄い人気なのね…」
マサキ「まあな」
さやか「ふーん、だったら、私もチケットを買えば良かったな…」
輝「じゃあ、俺のチケットをあげるよ」
さやか「え、どうして?」
輝「それが…スカル小隊は今日、スクランブル要員なんだ」
マサキ「本当かよ?」
柿崎「ホント。あんまりだよなあ…せめてチケットを買う前に教えて欲しかったよなあ」
マックス「フォッカー隊長もそれが原因で機嫌が悪いんですよ」
アムロ「…道理で部隊編成ミーティングの時に少佐が難しい顔をしていたワケだ」
輝「というわけで、俺達の分は君達にあげるよ」
さやか「ホント? ありがとう!」
柿崎「その代わり、会場限定発売のCDシングルを買ってきてくれよ」
ボス「おう、任せとけって!」
ちずる「しかし、意外ね。一条君って、アイドルのコンサートに行くような人に見えなかったけど…」
さやか「本当だわ。誰かさんと違って、もっとシャイでナイーブなタイプだと思ってたわ」
甲児「誰かさんって、俺のことか!?」
柿崎「おっと、お嬢さん方! この一条少尉を誤解してはいけませんよ」
輝「こら、柿崎! 余計なことを言うな!」
柿崎「だってミス・マクロス・コンテスト優勝の瞬間をTVで見て、ミンメイ嬢の大ファンになったんだろ?」
マックス「それに、初主演ドラマ『泣きたい夜に』も全話録画してますからね…」
輝「べ、別にいいじゃないか!」
ちずる「なあんだ。結局、甲児や豹馬と同じぐらいミーハーだったのね…」
さやか「でも…アムロ大尉。私達、コンサートに行っちゃっていいんですか?」
アムロ「スクランブル要員でないなら構わないさ。息抜きにもなるだろうし…」
ちずる「ところで、アムロ大尉もチケットを買われたんですか?」
アムロ「まさか。それじゃ、俺はリーンホースへ戻るよ」
〔歩き去る足音〕
豹馬「と、さわやかに笑いながら去っていくところが怪しいな」
マックス「まさか、アムロ大尉も…?」
甲児「意外とチケットを買ってるかも…」
マサキ「それはともかく、俺も用があるからここで別れるぜ」
甲児「用って?」
マサキ「ミンメイのコンサートにリュウセイも誘ってやろうと思ってさ」「あいつが格ゲーとロボット以外の趣味を持ってるかどうか知らねえが、ちったあ気晴らしにはなるだろ?」
さやか「そうね…リュウセイ君、例の件で元気ないもんね…」

リュウセイ「Rシリーズの調査結果が出たんだって?」
ライ「ああ」
アストナージ「とりあえず、SDF技術班の調査では問題がなかったそうだ」「これでRシリーズの再使用許可も出る」
リュウセイ「そうか…」
<<ブリット>>
ブリット「これで、イングラム少佐とも戦えるな」
リュウセイ「ああ…」
アストナージ「だが…一つ気になることがある」
ライ「何です?」
アストナージ「実はR-1とR-3から、どうしても用途のわからないシステムが発見されたんだ」
リュウセイ「何だって!?」
アストナージ「T-LINKシステムと直結している装置なんだが…心当たりはないか、リュウセイ?」
リュウセイ「いや、俺は…」
アストナージ「さらに、そのシステムは○○○の機体にも搭載されているんだ」
○○○「!」
ケーラ「それを取り付けたのはイングラム少佐なの?」
アストナージ「多分…」「ただ、地球の技術が使われていますし、危険性もないようだから特に問題視はしてませんが…」
リュウセイ「SDF技術班でも解明できないブラックボックスか…一体、何なんだろう…?」
ライ「そのシステムについてはコバヤシ博士に聞くしかないな」
○○○(………)
マサキ「よう、リュウセイはいるかい?」
リュウセイ「どうした、マサキ?」
マサキ「リン=ミンメイのコンサートがもうすぐ始まるんだけど、お前も行かないか?」
リュウセイ「…俺、色々あってチケットを買いに行くヒマがなかったんだ…」
マサキ「大丈夫だ。チケットはお前の分を含めて3枚あるぜ」
リュウセイ「だけど…」
ライ「リュウ、○○○と一緒に行って来い。機体の最終調整は俺に任せてくれればいい」
リュウセイ「お…」
ライ「お?」
リュウセイ「お前って…実はイイ奴だったんだな…」
ライ「…落ち込んだお前を見るのが嫌になっただけだ。早く行ってこい」
リュウセイ「ありがとよ。じゃ、行こうぜ! マサキ、○○○!」
〔去っていく足音〕
アストナージ(………)
ケーラ「どうしたの、アストナージ?」
アストナージ「いや…俺もチケットを買いに行けなかったんです…」
ケーラ(………)

〔歓声〕
ミンメイ「みなさ~ん、こんばんは! リン=ミンメイです」
〔歓声〕
ミンメイ「今日は私の初めてのコンサートにこんなに大勢の方に集まって頂き、本当にありがとうございます」
甲児「ミンメ~イ!!」
さやか「こ、甲児君! 声、大き過ぎるわよ! みんな見てるじゃないの」
甲児「当ったり前よ! スーパーロボット乗りの叫びをなめてもらっちゃ困るぜ!」
マサキ「…威張ることかよ」
さやか「…確かに、さっきのはブレストファイヤーを発射する時よりも気合が入っていたわね…」
十三「こんなトコで無駄なエネルギー使いおってからに…」
リュウセイ「俺も負けちゃいられねえ! ミンメェェェェェイ!!」
マサキ「こら、やめろって!」
ミンメイ「ありがとう。とっても元気な人がいるみたいね」
マサキ「ついさっきまで落ち込んでたけどな…」
ミンメイ「えー…私達のマクロスが地球を飛び立ってから、もう一ヶ月になります」「その間に本当にいろんなことがありましたし、つらい思いをされた方も大勢いらっしゃると思います…」(………)「…でも、今夜は、そんな悲しいことを忘れて思いっきり楽しんでいって下さい!」
〔歓声〕
ミンメイ「それでは、先日発売したファーストアルバムの中から、私のデビュー曲をお送りします」「『私の彼はパイロット』、聞いて下さい!」
ミンメイ「…キューンキューン、キューンキューン、私の彼は、パイロット…」「キラリ輝って 急降下、ゴーと噴かして 急上昇…」「長く尾を引く 飛行機雲で 大きな ハートが 重ねて二つ…」
〔マクロスの警報〕
ミンメイ「ええっ…?」
〔マクロスの警報〕
十三「まさか…敵襲かいな!?」
豹馬「ちきしょう! ミンメイちゃんのせっかくのファーストコンサートなのに!」
十三「ホンマや! なんちゅうタイミングの悪さや!」
<<ブリット>>
ブリット「ひょっとして、俺達にも出撃命令が出るんじゃないのか!?」
甲児「あり得るな…」
シンジ「甲児さん。プレゼント用のこの花束、どうします?」
豹馬「な、何だ、お前…いたのか!?」
シンジ「甲児さんに無理矢理連れてこられて…」
甲児「…仕方ねえ! シンジ、花束はお前が預かってろ!」
シンジ「え…僕が…ですか?」
マサキ「それより、格納庫へ急ごうぜ!」
甲児「ああ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「サタン・ファイト」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
未沙「デルタ1より各機へ。コース修正308、プラスA15!」「30秒後に射程圏内にに入る! 迎撃隊形に入れ!
フォッカー「スカルリーダーより各機へ! 聞いての通りだ。これより、迎撃フォーメーション17に移る! いいな!
<戦闘開始>

<敵全滅or3PP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
未沙「デルタ1より各機へ! エリア108に大型戦艦出現! 艦載機多数!」「本艦に向けて接近中! 至急、迎撃に向かえ!
〔ヌージャデルガー、マクロスへ侵入〕
ヴァネッサ「敵がマクロス艦内に侵入しました!」
グローバル「奴らの狙いは、マクロス内部からの破壊か!?」
輝「くそっ…さっきの敵はオトリか!?」
輝選択
「マクロスに侵入した敵を追う」
「増援の敵部隊を迎撃する」

≪「マクロスに進入した敵を追う」を選択≫

〔輝、グローバルへ隣接〕
〔ヌージャデルガー、グローバルへ隣接〕
〔輝、ヌージャデルガーへ隣接〕
〔敵ユニット撃破〕

未沙「デルタ1よりスカル11へ! あなたの担当は敵戦艦の迎撃でしょ!」
輝「冗談じゃない! 助けてやったのに、そんな言い方はないだろ!
未沙「命令違反は営倉入りよ! 新入りのくせに逆らわないで!
輝「敵機が侵入してるんだ! 黙ってられるか!
未沙「!!」
輝「女の指図は受けるか! 艦内に入って敵を撃破する! 以上!
〔輝、変形〕
〔輝、マクロス艦内へ進入〕

未沙「あ、ちょっと待ってよ! もう、男と女、どっちが偉いって言うの!?
ヴァネッサ「グローバル艦長、新たなデフォールド反応を感知しました! 戦艦クラスです!」
グローバル「早瀬君、トランスフォーメーションの準備だ!」
未沙「了解!」
【戦闘マップ終了】

≪「増援の敵部隊を迎撃する」を選択≫
〔輝、グローバルへ隣接〕
〔ヌージャデルガー、グローバルへ隣接〕
〔輝、ヌージャデルガーへ隣接〕
〔敵ユニット撃破〕

未沙「デルタ1よりスカル11へ! あなたの担当は敵戦艦の迎撃でしょ!」
輝「冗談じゃない! 助けてやったのに、そんな言い方はないだろ!
未沙「命令違反は営倉入りよ! 新入りのくせに逆らわないで!
輝「敵機が侵入してるんだ! 黙ってられるか!
未沙「!!」
グローバル「早瀬君。一条少尉に侵入した敵機を追撃させるんだ」
未沙「了解。デルタ1より、スカル11へ。艦内に侵入した敵機を撃破せよ!」
輝「だったら、こっちの行動に文句をつけてもらいたくなかったな!」
未沙「あなたの指図は受けないわ。艦内の守備隊到着まで、艦内都市を防衛しなさい!」
輝「…了解っ!」
〔輝、変形〕
〔輝、マクロス艦内へ進入〕

未沙「まったく、誰に似たのかしら!」
クローディア「しょうがないわよ。ロイも若い頃はあんな感じだったし…」「でも、彼…きっといいパイロットになるわよ」
未沙「独りで突っ走ったって、撃墜されるのがオチだわ」

<敵全滅・勝利条件達成>
グローバル「早瀬君、艦内都市の状況は!?」
未沙「防衛隊が侵入した敵機と戦闘中です」
グローバル「出撃していないロンド=ベル隊をそちらに回してくれたまえ!」
未沙「了解!」
ヴァネッサ「グローバル艦長、新たなデフォールド反応を感知しました! 戦艦クラスです!」
グローバル「早瀬君、トランスフォーメーションの準備だ!」
未沙「了解!」
【戦闘マップ終了】


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