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No.36B
ミス・マクロス

【シナリオデモ開始】
現在位置 ブリタイ艦

ブリタイ「あの艦との戦闘で、奇妙な現象が確認されているだと?」
エキセドル「はい。敵艦付近で音波信号を受信し、戦闘不能になった兵士が何人もおります」
ブリタイ「戦闘不能だと?」
エキセドル「はい…」
ブリタイ「もしや、それがあのマイクローンの持つ特別な能力だとでも言うのか…」
エキセドル「断定は出来ませんが、より詳しい調査が必要でしょう」
ブリタイ「そうだな。では、調査部隊をあの戦艦へ送り込め」

現在位置 マクロス艦内都市」

忍「ミス・マクロス・コンテストォ?」
柿崎「そう。マクロス艦内放送局の開局記念イベントだ」
シーブック「へえ…こんな軍艦の中で」
忍「ケッ、マクロウは敵の勢力圏内をウロチョロしてるってのにノンキなこった」
マックス「冥王星へのフォールド、異星人との戦闘、さらにマクロスのトランス・フォーメーションで…」「艦内都市の住民は不安に包まれています。それを少しでも和らげようという処置らしいですよ」
シーブック「そうえば、俺もフロンティア4のハイスクールでミス・カントリーサイドをやったっけなあ…」
一平「マクロスの中でそんなコンテストがあるなら、ウチの部隊からも何人か出場すりゃいいのにな」
雅人「ロンド=ベル隊は美人揃いだもんね」
豹馬「アスカや沙羅なんか黙ってりゃあ美人なんだから、優勝狙えるんじゃねえか?」
忍「ああ、喋らなければあのキッツイ性格はわからねえからな」
雅人「そんなこと言って…後でバレたら殺されるよ」
柿崎「いやいや、お姉様ことアマノ少尉のお色気にかなうものはないぜ」
マックス「赤木博士やエマ中尉も捨てがたいですね」
一平「俺は綾波かなあ…」
豹馬「…お前、マニアックだな」
一平「見る目があるって言って欲しいね」
マックス「そうえば、一条君の友人がコンテストに出るんですよね?」
輝「え? あ、ああ…ミンメイのこと?」
柿崎「そうそう。ミンメイちゃんなら優勝を狙えるかもな」
輝「まさか…そんなに甘くないよ」
マックス「一条君はミンメイさんがミス・マクロスに選ばれやしないかと心配しているんですね」
輝「バ、バカ。何言ってんだよ」
柿崎「何だ、ヤキモチかよ。ところでミンメイちゃんって、わりかしいいプロポーションしてるの知ってたか?」
マックス「ああ、トランジスタグラマーって奴だよ」
輝「何でお前らがそんなことに詳しいんだ!?」
マックス「この間、ミンメイさんのお店に行ったんです」
輝「お前ら、いつの間に…」
雅人「ところでさ、そのコンテストって、いつやるの?」
柿崎「確か、明日だったかな」
豹馬「へえ…ちょうどスクランブル要員が非番の時だな。じゃあ、行ってみるか」
忍「リュウセイも誘ってやろうぜ。あいつ、例の件で元気ねえからな」

〔ノック〕
アヤ「誰?」
〔扉の開閉音〕
沙羅「見舞いに来たよ」
アヤ「沙羅…それにレコア少尉とエマ中尉も…」
レコア「どうやら、ケガの方は回復したようね」
アヤ「ええ…」
沙羅「どうしたんだい?」
アヤ「ごめんなさい…まだしばらく…独りにしておいて欲しいの…」
沙羅(………)
エマ「…あなたの様子を見てきてくれって、リュウセイ少尉に頼まれたのよ」
アヤ「…あの子が…?」
レコア「彼…ついこの間まで激しく落ち込んでいたわ。あなたを守れなかったと言って…」
アヤ(………)
沙羅「同情や慰めを言いに来たワケじゃないけど…独りで抱え込んでもしょうがないよ」
アヤ(………)
沙羅「…あたしの話を聞いてくれるかい?」
アヤ「話…?」
沙羅「そう…あんたと同じく、信じてた男に裏切られた女の話さ…」
アヤ「その話は私も聞いたわ」
沙羅「そう? あの時は、あたしもどうかしていたんだろうね…」
アヤ「…でも強引に止められなければ、あなたは、あのままシャピロ少佐と地球を捨てるつもりだったのでしょう?」
沙羅「そうかも知れないね…」「でもね、後であの男が愛していたのは自分自身だけだったとわかったのさ…」
アヤ(………)
沙羅「そして、あいつは自分の邪魔になるあたしを殺そうとした…」
エマ(………)
レコア(………)
沙羅「…あたしはあいつが許せない」「あたしにとっちゃ、地球の平和も二の次かも知れない…」
アヤ「沙羅…」
沙羅「あたしの戦う理由…それはあの男、シャピロ=キーツをこの手で倒すことさ」
アヤ「…同じように、私にもイングラム少佐と戦えと…?」
エマ「それを決めるのは他の誰でもない。あなた自身でなくて?」「少なくとも私は自分の意志でティターンズを捨てたわ…」
アヤ「エマ少尉…」
レコア「戦いに理由は人それぞれよ」「でも、共通しているのは、自分が大切にしている何かを守るために戦うということよ」
アヤ(………)
レコア「もしかすると、私も大切なものを見つけたらこの艦を降りるかも知れないわ」
アヤ「レコア少尉…」
沙羅「よく考えてみるんだね。何があんたにとって一番大切なのかを」
アヤ「…わからない…」
エマ「わからない?」
アヤ「まだ、私の中には少佐への想いが残っている…」
レコア(………)
アヤ「その想いが…少佐の行動は何かの間違いだ、何かわけがあるんだと私に何度も語りかけてくる…」
沙羅「でも、事実として、あの男はエアロゲイターに帰っていった」
アヤ「だから、わからない…何を信じて、何をすればいいのか…」
沙羅「じゃあ、それを探すんだよ。もう一度、イングラムに会えば全てがはっきりするかも知れないしね」
アヤ「もう一度、少佐に…」
沙羅「そうさ。ベッドの上で泣いて暮らすより、その方がマシだろ?」
アヤ(………)「…ありがとう…」
沙羅「早く元気になってリュウセイやライを安心させてやりなよ」
アヤ「ええ…」
〔扉の開閉音〕
アヤ「…イングラム少佐…」

リュウセイ「Rシリーズの調査結果が出たんだって?」
ライ「ああ」
アストナージ「とりあえず、SDF技術班の調査では問題がなかったそうだ」「これでRシリーズの再使用許可も出る」
リュウセイ「そうか…」
<<リョウト>>
リョウト「これで、イングラム少佐とも戦えるな」

リュウセイ「…ああ」
アストナージ「だが…一つ気になることがある」
ライ「何です?」
アストナージ「実はR-1とR-3から、どうしても用途のわからないシステムが発見されたんだ」
リュウセイ「何だって!?」
アストナージ「T-LINKシステムと直結している装置なんだが…心当たりはないか、リュウセイ?」
リュウセイ「いや、俺は…」
アストナージ「さらに、そのシステムは○○○の機体にも搭載されているんだ」
○○○「!」
ケーラ「やっぱり、それを取り付けたのはイングラム少佐なの?」
アストナージ「多分…」「ただ、地球の技術が使われていますし、危険性もないようだから特に問題視はされていませんが」
リュウセイ「SDF技術班でも解明できないブラックボックスか…一体、何なんだろう…?」
ライ「そのシステムについてはコバヤシ博士に聞くしかないな」
○○○(………)
忍「よう、リュウセイはいるか?」
リュウセイ「どうした、忍?」
忍「ミス・マクロス・コンテストってのがあるんだけど、お前も行かないか?」
リュウセイ(………)「悪ぃけど、今はそんな気分じゃないんだ」
忍「だから誘いに来たんだよ。大体、お前から元気を取ったら何も残らねえだろうが」
リュウセイ「あのな、お前に俺の気持ちが…」「!」(そうか…忍や沙羅達も上官のシャピロに裏切られて…)
ライ(………)
ライ「リュウ、機体の最終調整は俺に任せて、○○○と一緒に行って来い」
リュウセイ(………)
ライ「その方が少しは気分転換になるだろう」
リュウセイ「お…」
ライ「お?」
リュウセイ「お前って…実はいい奴だったんだな…」
ライ「…落ち込んだお前を見るのがうっとうしくなっただけだ。さっさと行ってこい」
リュウセイ「…すまねえな」
忍「じゃあ、決まりだな。行こうぜ」
ケーラ「ふ~ん…コンテストか…ねえ、アストナージ。あたし達も行こうよ」
アストナージ「ライだけをおいて行くわけにはいきませんよ」
ケーラ「またまた…無理しちゃって!」

〔ざわめき〕
<<リョウト>>
リョウト「すごい、こんなに人が集まるなんて」

アスカ「敵地のど真ん中、おまけにここは太陽系の端っこだってのにみんな緊張感ないわね」
<<リョウト>>
リョウト「たまには息抜きも必要だよ」」

シンジ「ねえ、アスカ。どうしてコンテストに出なかったの?」
アスカ「…女性を外見だけで決める旧時代的なコンテストに何で私が出なくちゃいけないのよ?」
シンジ「そ、そうだよね…」
豹馬「その割にはしっかり見に来てんじゃねえか」
アスカ「いちいちうるさいわね。それに、私が出れば優勝は確実だし…つまんないじゃない?」
シンジ「あ、そう」
アスカ「な…何よ、その淡白な反応は!?」
シンジ「だって、そういうと思ったから」
アスカ「! バカシンジのくせに生意気言ってんじゃないわよ!」
忍「あ~うるせえな、夫婦ゲンカは後でしろ、後で! 集中できねえじゃねえか!」
アスカ「誰が夫婦ですってえ!?」
忍「だから、うるせえって言ってんだろ!」
〔通信のコール音〕
輝「な、何だ? 通信機が鳴ってる?」
輝(やば…スクランブル要員、無理言って変わってもらったこと、バレたか?)(どうする…?)
「呼び出しに応じる」
「呼び出しを無視する」

≪「呼び出しに応じる」を選択≫

輝(しょうがないな…)
〔通信のコール音〕
未沙「一条少尉。今、どこにいるの!?」
輝「え? ええっと…艦内都市ですが」
未沙「現在、敵部隊が本艦に接近中でう。至急、迎撃に回って下さい」
輝「ええっ、そんな…迎撃はスクランブル要員が担当することになっているんじゃ…」
未沙「非常事態なのよ! あなた、それでも軍人なの!?」
輝(…出撃したらミンメイの出番を見ることが出来なくなるってのに…)
未沙「いいわね、すぐにアームド2に戻って!」
輝「りょ、了解!」
【シナリオデモ終了】

≪「呼び出しを無視する」を選択≫

輝(もうすぐミンメイの出番だから…その後でこっちから連絡を入れよう)
〔通信のコール音〕
マサキ「何だ? 呼び出しかよ」
リュウセイ「せっかくこれから水着審査だってのに…」
〔通信のコール音〕
リュウセイ「こちらリュウセイ」
アヤ「リュウ? お休みのところ悪いけど、ロンド=ベル隊に緊急招集がかかったわ」
リュウセイ「緊急招集!?」
アヤ「敵の部隊が接近しているの。他のメンバーと一緒に戻ってきて」
リュウセイ「了解!」
マサキ「どうした? 出撃なのか?」
リュウセイ「ああ。敵が接近しているらしい」
忍「チッ…しゃあねえな!」
マサキ「おい、あそこにいるのは輝じゃねえか?」
忍「本当だ。おい、輝! スクランブルだぞ!」
輝「や、やっぱし…?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ミス・マクロス」


【戦闘マップ開始】
カイフン「ミンメイ、そろそろ出番だ」
ミンメイ「ええ、わかったわ。ところでカイフン兄さん…もし、私が優勝したらマネージャーをやってくれる?」
カイフン「…ああ、優勝したらな」
〔爆発音〕
ミンメイ「!!」
カイフン「なっ、何だ!?」
〔敵ユニット出現〕
ミンメイ「きゃああっ!!」
カイフン「艦内に敵が親友したのか!? 一体、軍は何をやっているんだ!?」
ゼントラン兵「何!? 何ということだ!!」「男と女が同じ場所に! こいつらも帝国監察軍と同じなのか!?」
〔味方ユニット出現〕
※※「呼び出しに応じる」を選択した場合のセリフ※※
輝「敵機が艦内に侵入するなんて…! 出撃が遅れたのが幸いしたってことか」
未沙「デルタ1よりスカル11へ。民間人が集中しているコンサート会場の敷地内に敵機を侵入させないで下さい!」
輝「スカル11、了解!」
未沙「一条少尉、援護の機体が来るまで何とか持ちこたえて。今はあなただけが頼りなんだから」
輝「…早瀬中尉からそんな言葉が聞けるなんて思ってもみなかったな」
未沙「そんなことを言っている場合じゃないわ!」
輝「わかってます! ミンメイがいるコンサート会場に敵を侵入させはしませんよ!」
※※「呼び出しを無視する」を選択した場合のセリフ※※
〈出撃ユニット選択〉
アムロ「敵機の侵入を許してしまったか!」
未沙「デルタ1よりロンド=ベル隊へ! 民間人が集中しているコンサート会場に敵機を侵入させないで下さい!」
アムロ「各機、敵をコンサート会場の敷地内に入れるな!」
忍「了解!」
輝(ミンメイがいるコンサート会場は絶対に守ってみせる!)

<戦闘開始>

<3PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
未沙「デルタ1より各機へ。エリア219に敵の増援部隊が出現! 至急迎撃に向かえ!

<敵全滅or5EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕

<敵全滅・勝利条件達成>
〔味方ユニット出現〕
カトル「あれは…ロンド=ベル隊…」
デュオ「チッ…出てくるタイミングをミスったな」
カトル「でも、結果的に艦内都市の安全は守れたんです。それだけでも良しとしないと…」
デュオ「俺達の安全はどうなるんだよ!」
カミーユ「あれはガンダムデスサイズ…デュオか!」
デュオ「リョウトにカミーユ…久しぶりだな」
カミーユ「まさか、お前達までマクロスに乗っているなんて…」
デュオ「色々とワケありでね」
リョウト「アムロ大尉…」
アムロ「ああ、わかっている。あのガンダムは俺達と戦うつもりはないようだ…」
カトル「聞こえますか、ロンド=ベル隊のみなさん」「僕は…あなた方と戦うつもりはありません…」
アムロ「その言葉、信じてもいいんだな?」
カトル「! は、はい」
沙羅「アムロ大尉、信用していいんですか!?」
忍「そうだ! あいつは俺達を何度も攻撃してきたガンダムじゃねえか!」
リョウト「忍君、心配はいらないよ。あの子やデュオは信用できる…」
忍「あの子って…お前、あのガンダムのパイロットを知ってんのかよ!?」
アムロ「すまないが、武装解除し、俺達と一緒に来てもらえないか?」
カトル「わかりました。そちらの指示に従います」
デュオ「しょうがねえな」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

輝(………)(結局、コンテストは見られなかったな…。結果はどうなったんだろう?)
フォッカー「おい、輝!!」
輝「どうしたんです、先輩。顔色変えちゃって…」
フォッカー「どうしたもこうしたもあるか!」「ミス・マクロス・コンテストだけどな…結局、優勝したのは誰だと思う!!」
輝「さあ…誰なんです?」
フォッカー「いいか、耳かっぽじって良く聞けよ!」
輝「はあ…」
フォッカー「ミンメイちゃんだよ! ミンメイちゃんがミス・マクロスに選ばれたんだ!!」
輝「!? ほ、本当ですか!?」
フォッカー「ああ、間違いない。さっき出レビの中継でやってたよ」
輝「ミンメイが…ミス・マクロス…」
フォッカー「どうした? 嬉しくないのか、お前」
輝(………)

輝(………)(ミス・マクロスになったらマクロス放送局のドラマの種絵が決まっているんだよな、確か…)(これから…女優、歌手…。ミンメイが俺からどんどん離れていく…)
クローディア「一条少尉!」
輝「クローディアさん…どうしたんです?」
クローディア「未沙…早瀬中尉がね。少しあなたが落ち込んでいるようだから、見てきてくれって…」
輝「別に落ち込んだりはしてませんよ…」
クローディア「そうかしら?」
輝(………)「あの、クローディアさん、フォッカー先輩とは付き合い長いんですよね?」
クローディア「ええ。一年戦争の前からだから。それがどうしたの?」
輝「いや…きっとそれだけ続いている仲なら、最初から熱々だったんだろうなあって思って」
クローディア「私とロイが? とんでもない!」
輝「え?」
クローディア「私達、初めの頃はケンカばかりしていたわ」
輝「そうなんですか? 今からじゃ、想像つかないや…」
クローディア「男女の仲だもの。最初から上手くいくなんて、そう簡単には無理ね」「まして、相手はあのロイなのよ?」
輝「確かに…やっぱり苦労したんでしょうね」
クローディア「でも、そういうことがあったからこそ、今の私達の関係があるって言ってもいいじゃないかしら?」
輝「そう…かもしれませんね」
クローディア(………)「ミンメイさんだっけ? あなたの恋人は…」
輝「いえ、僕はその…」
クローディア「あら、隠さなくてもいいわよ。ロイからも聞いてるし…」
輝(………)
クローディア「いいじゃない。ミス・マクロスになろうが。女優になろうが。あの子はあの子でしょ?」「そして、あなたも軍人になったからとって違う人になった訳ではないでしょ?」
輝「俺は俺…ってことですか?」
クローディア「そうそう。ま、確かにこれからは会える機会も減るんでしょうけど。とにかく、がんばんなさいな!」
輝「…はい!」

現在位置 移動中

グローバル「では、君は…様々な超技術やEOT施設を破壊するためにコロニーから地球へ降下して来たのか」
カトル「僕の目的は、地球圏の平和のバランスを崩す力の存在を調査し必要ならば、それらを潰すことでした」
クワトロ「…やはり、君達のガンダムは単独での任務遂行を前提に造られたモビルスーツだったのか」
デュオ「俺はコロニーの脅威となる物の調査と破壊が任務だった。それで、月からのルートでエゥーゴに参加したのさ」
カトル「標的となったのはティターンズ、日本のEOT施設、極東支部、それにDC本部とASS-1…マクロスです」「ですが…南アタリア島へ行って異星人を放っておくことは、人類全体の危機だということを感じました」
アムロ「ならば、俺達に協力するつもりはあるのか?」
デュオ(………)
カトル「! デュオはともかく、一度あなた方と戦った僕を仲間として認めてくれるって言うんですか?」
ブライト「…君達は我々と戦う意志はないのだろう?」
カトル「…ええ。あなた方ロンド=ベルがどんな部隊か僕は僕なりに見てきたつもりですから」「あなた達は強大な戦力を持ちながら…それを振りかざすような感じは今までしませんでした」「だから、僕が住んでいたコロニーに攻撃を仕掛けてくるような人達じゃない、そう確信しました」
デュオ「そうだな。あんた達ならむしろコロニーの危機を救ってくれる、そんな気さえするもんな」
カトル「…それに、理由はそれだけではありません」「‥僕を含め、5つのスペースコロニーから地球へ送り込まれたガンダムは…」「目的は同じながら、それぞれ単独で任務を遂行してきました」「しかし…標的となる組織が肥大化していて…僕は独りの力の限界を知りました」「そして、それは人類全体にも当てはまると思います」
クワトロ「どういう意味だ?」
カトル「強大な敵と戦うためには、力を合わせることが必要なのです」「僕達の常識が通用しない異星人の侵攻の前に今こそ、人類は1つになるべきではないでしょうか…?」
グローバル(………)
カトル「人類同士で戦うのではなく、互いに手を取り合い、協力する…」「その大きな目的のために、まず僕自身がそれを実践します」「それで僕の罪が許されるとは思いませんし、出来ることなら異星人とも和解して戦いを回避したいのですが…」
アムロ(………)「グローバル艦長。私からもカトル君やデュオの受け入れをお願いします」
グローバル「…よかろう。二人の身柄はロンド=ベル隊に預ける」
カトル「ありがとうございます、グローバル艦長」

ミサト「よろしいんですか、艦長。彼はSDFやDCを攻撃目標にしていたんですよ?」
グローバル「葛城三佐、カトル君の言っていたことは正しい」「まず、我々からそれぞれの偏見を捨てていこうではないか」
ミサト(………)
グローバル「それに、彼は嘘をいうような子ではないよ」
ミサト「…そうですね。純情そうで可愛いし…」
グローバル「君は年下好みなのかね?」
ミサト「いや…その…真面目に突っ込まれても困るんですけど…」
グローバル「ところで、ブライト中佐、クワトロ大尉。これからの事なのだが…」「私は木星圏で本艦の修理と補給を行おうと考えている」
クワトロ「木星圏で?」
ブライト「それは木星コロニーのジュピトリアンに接触するということですか?」
グローバル「そうだ。彼らと交渉し、一時的にせよ協力を願おうと考えている」
クワトロ「ですが、地球圏の混乱を目論んでいると思われるジュピトリアンが我々に手を貸すとは思えません」
ミサト「同感です。彼らは感覚的に地球人とは別種と考えた方が良いと判断します」
グローバル「無論、その危険性については十分承知しているつもりだ」「だが、彼らは異星人の情報について、地球圏にいた我々より詳しいかも知れん」「先程のカトル君の言葉通り、人類が存続するためには彼らと手を結ぶことも必要だろう…」
クワトロ(………)(だが、ジュピトリアンは地球を捨てた人間達だ。すでに異星人と手を結んでいるかも知れん)
ブライト「…了解しました。ですが、最悪の場合も想定するべきです」
グローバル「うむ…」

現在位置 ボドル艦隊

ボドルザー「ブリタイ7018…」
ブリタイ「はっ…」
ボドルザー「私の命令に背き、許可なくマイクローンと接触を図ったようだな」
ブリタイ「申し訳ございません。ですが、あのマイクローンは今までのタイプと違うことが判明し、その調査を行いました」
ボドルザー「帝国監察軍と違うタイプだと言うのか?」
ブリタイ「はっ…」
ボドルザー「詳しく報告せよ」
エキセドル「それでは、敵艦内へ潜入した部隊が入手した映像をお見せします」
ボドルザー「うむ」
〔大型モニターの開く音〕
ボドルザー(………)
エキセドル「敵艦内にはマイクローンが存在し、しかも…」
ボドルザー「帝国監察軍と同じく、男と女が一つの場所で共存しているようだな」
エキセドル「はい…それに、敵艦から発せられる音波信号を受けた兵が次々に戦闘不能に陥っております」
ボドルザー「音波信号だと…?」
エキセドル「帝国監察軍が使用する音波信号とは性質が全く違うようです」
ボドルザー(………)
エキセドル「それに加え、あの戦艦は超資源トロニウムを搭載している可能性があります」
ボドルザー「うむ…外見はかなり変わっているが、あの方は昔、トロニウムを輸送していた帝国監察軍の戦艦のようだな」(………)「ならば、ブリタイよ。敵マイクローンのサンプルを捕獲せよ」
ブリタイ「はっ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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