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No.39A
終末への前奏曲

【シナリオデモ開始】
現在位置 ブリタイ艦

エキセドル「ブリタイ司令。第5惑星圏でメルトランディと帝国監察軍の戦闘が確認されました」
ブリタイ「では、ボドル旗艦艦隊の到着が遅れているのも女共のせいか?」
エキセドル「はい。この星系外の宙域で交戦状態に入っております」「ただ…旗艦遅延の理由はそれだけではないようですが」
ブリタイ「どういうことだ?」
エキセドル「それが…他の宙域に派遣されていた艦隊が正体不明の集団によって全滅するという事態が続けて発生しているようなのです」
ブリタイ「全滅だと…? 相手は帝国監察軍ではないのか?」
エキセドル「はい…現在、総司令は新たな敵についての情報を集めておられるようです」
ブリタイ「ならば、我々もマイクローンのサンプル捕獲を急がねばならないな」「…ボドル旗艦艦隊所属、第109分岐艦隊第7機甲師団を出動させる」
エキセドル「もしや…まさか…カムジン03850の師団では?」「いけません! あいつが何と呼ばれているか!」
ブリタイ「味方殺しのカムジンか…? だが、今回のマイクローン相手には奴が適任だろう…」

現在位置 移動中

キム「ねえねえ、一条少尉! あれからどうなの?」
輝「あれからって…何が?」
シャミー「また、とぼけちゃって! 週刊誌とかに色々書かれてるわよ」
輝「週刊誌…?」
モンシア「イ・チ・ジョォ~!! ジュピトリアンとの騒ぎですっかり忘れちまってたが…」
輝「な、何をです?」
モンシア「ミンメイちゃんと一緒にいた時のことだ。お前ら、本当に何もなかったのか!?」
輝「え?」
フォッカー「モンシア中尉の言う通りだ。どうだった? 我らがアイドル、ミンメイちゃんのお味は?」
マヤ「…不潔」
フォッカー「! い、いたのか、伊吹二尉…」
マヤ「…これからミーティングルームで作戦部の定例会ですから」
フォッカー「そ、そうか」
マヤ「行きましょ、キム、シャミー」
キム「一条少尉、あとで詳しい話を聞かせてね」
シャミー「じゃあね!」
〔走る足音〕
〔扉の開閉音〕

フォッカー(………)
輝「ぼ、僕は何もしてないですよ」
モンシア「嘘をつくんじゃねえ!」
輝「う、嘘じゃないですよ!」
柿崎「またまた…とぼけちゃって!
マックス「絶対、責任を取るべきです!」
輝「本当に何もしてないよ!」
フォッカー「じゃあ、1週間も2人きりで…」
柿崎「何もしなかったのか!?」
輝「しない!」
フォッカー「何だぁ!? お前それでも男か!?」
輝「そ、そんなこと言われても…あれから連絡とかもしてませんし…」
〔通信のコール音〕
輝「何だ? 呼び出しか…」「はい、一条です…」「ええっ!?」
フォッカー「?」
輝「わ、わかりました。すぐに行きます!」
モンシア「どうしたんだ、一条?」
輝「家族の者が急病で! し、失礼します!」
〔歩き去る足音〕
フォッカー「…家族だ?」
モンシア「あの野郎…逃げやがったな」
マックス「怪しいですね…」
フォッカー(………)「まあ、いいじゃないか。それより、これから飲みに行くぞ!」

輝「お、お待たせ!」
ミンメイ「やだ、わかっちゃった?」
輝「わかるよ。写真集みんな持ってるもん」
ミンメイ「一所懸命変装したのに…」
輝「…こんなことして、大丈夫なの?」
ミンメイ「私といっしょじゃ…イヤ?」
輝「そ、そんなことないよ…」
ミンメイ(………)
輝「…よし! それじゃ、ひとつ今夜はパーッといきますか!」
ミンメイ「うん。ねえ、輝。展望ラウンジに連れてって」
輝「…それだったら…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「終末への前奏曲」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
輝「…さあ、目を開けてごらん」
ミンメイ「…うん」「わぁ、ステキ!!」
輝「どう?」
ミンメイ「もう最高! でも…戦闘機をこんなことに使って、後でしかられない?」
輝「大丈夫、大丈夫! じゃあ、星空のフライトと洒落込みますか!」
〔輝、マップ内を飛行〕
ミンメイ「………」
輝「どうしたの?」
ミンメイ「嫌になっちゃった…」
輝「え?」
ミンメイ「今の暮らし…」
輝「…歌手になるのが夢だったんだろ? 少しくらい我慢しなくちゃ」
ミンメイ「うん。でもね、時々誰も私の事を知らない所に行きたくなる時もあるの…」
輝「………」
〔通信のコール音〕
輝「何だ?」
〔味方ユニット出現〕
未沙「隠れたって無駄です、ミンメイさん」
ミンメイ「…すいません」
輝「早瀬中尉!?」
未沙「呆れたわ。バルキリーを私用で使うなんて!」
ミンメイ「輝が悪いんじゃないわ。私が無理矢理頼んだんです」
カイフン「ミンメイ、早く戻るんだ!」
ミンメイ「カイフン兄さん!」
カイフン「…一条君。今度のことがマスコミに発覚したら、ミンメイの歌手生命は終わりだ」「軍のお偉方には手を打ったが、君に対しては容赦しないからな!」
輝「わかってます。厳罰は覚悟の上です」
カイフン「何て軍人だ! 早く戻りたまえ!」
輝「わかりました」「…帰ろう」
ミンメイ「うん…」
〔通信のコール音〕
輝「敵!? や、やば…!!」
未沙「違うわ…これは重力震反応!? 巨大な物体がワープアウトしてくる!」
〔味方戦艦出現〕
未沙「あれは…SDF第零番旗艦ヱクセリヲン…!」
輝「あ、あれがヱクセリヲン…マクロスより大きい…!」
ミンメイ「地球の艦なの、あれ…?」
未沙「艦隊にかなりの損傷を受けているわ。何かあったのかしら…」
副長「艦長、通常空間に出ました」
タシロ「敵集団は?」
副長「本艦の周辺に敵影はありません」
タシロ「…何とか振り切れたか。全艦の損傷度チェックを急いでくれ」
副長「待って下さい。友軍機の反応があります。VT-1バルキリーです」
タシロ「バルキリーだと? では、この宙域にマクロスが…」
〔ヱクセリヲンの警報〕
タシロ「!!」
副長「艦長! 航道6時方向100宇宙キロに重力震多数! 何者かがワープアウトしてきます!」
タシロ「な、何っ!?」
〔敵ユニット出現〕
副長「本艦の周囲に敵集団が出現!」
タシロ「ば、馬鹿な…! 奴ら、レーダーも使わずにどうやってこちらの位置を…」
輝「な、何だ…あれは!?」
未沙「巨人型の異星人軍とは違う…全く別の敵だとうの!?」
副長「敵集団、接近を開始します!」
タシロ「くっ…全砲門開け! レーザー砲雷撃戦用意!」
〔味方ユニット出現〕
オオタ「いいか、お前達は本艦に接近してくる敵小型生物を迎撃しろ!」
カズミ「了解! ノリコ、いいわね!」
ノリコ「は、はいっ…!」
ミンメイ「ひ、輝…」
輝「大丈夫、心配はいらないよ…あっ!?」
ミンメイ「ど、どうしたの!?」
輝「いっけねえ! こいつ、訓練用だった!
ミンメイ「ええっ!?」
輝(や、やば…何とか逃げ切らなきゃ!)
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
フォッカー「こらぁ! 輝ぅ! また面倒かけやがって…ヒック!
輝「フォッカー先輩!
フォッカー「だけど、よくやった! 男はそれぐらい積極的でなくっちゃ女はものには出来ん! ヒック!
輝「先輩、酔ってますね!?
フォッカー「バーロー! 酒が怖くて戦が出来るかってぇ!
マックス「隊長、あれは5年前に進宙したSDFのヱクセリヲンでは?」
フォッカー「あン? ああ、確かにありゃヱクセリヲンだ。何でこんな所にいるんだ?」
柿崎「それよりも…その周りにいる奴は何なんです!?」
<<ブリット>>
ブリット「使徒…!? いや、違う…!」

フォッカー「ンなもん気にするな! パーッと片づけちまうぞ! ヒック!」
副長「艦長! SDF-1マクロスと連絡が取れました! 増援部隊がこちらに向かっているそうです!」
タシロ「よし、それまで何とか持ちこたえるんだ!」

<6EP>
〔敵ユニット出現〕
未沙「巨人型の異星人軍!?」
カムジン「へっ…こんな所にマイクローンがいやがるとはな!」
輝「ま、まずい! 早瀬中尉達が!!」
カムジン「ひと暴れしておきたいところだが…初っぱなから命令違反じゃ、あのブリタイがうるせえからな」「野郎共! マイクローンの機体を捕獲しろ!」
〔ヌージャデルガー、ホワイトアークへ隣接〕
未沙「ああっ!」
輝「早瀬中尉!!」
〔敵ユニット離脱〕
〔味方ユニット離脱〕

カムジン「よし…退却するぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
ミンメイ「カイフン兄さん!」
輝「く、くそっ!!」
〔味方ユニット離脱〕
フォッカー「い、いかん! 輝達を追うぞ!!」
〔味方ユニット離脱〕

<7ターン目PP・味方援軍2出現>
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

エイブ「エレ様、ヱクセリヲンを確認致しました」
エレ「………」
エイブ「どうなさいました?」
エレ「…あの敵は一体…」
エイブ「エレ様!」
エレ「あの敵からは…純粋な破壊本能しか感じられません…」
エイブ「エレ様、大丈夫ですか!?」
エレ「え、ええ…エイブ艦長、出撃命令を…」
〈出撃ユニット選択〉
甲児「な、何だ…あいつらは!?」
竜馬「怪獣…なのか!?」
シンジ「生物みたいだってことは…あれも使徒なのかな」
アスカ「何言ってんのよ! 使徒がこんな所に、しかも大量にいるわけないでしょ!」
〔洸、精神コマンド「気合」×3使用〕
リュウセイ「うぐっ…な、何だ!?」
アヤ「こ、この凄まじい念は一体…!?」
麗「これは…ライディーンの力…!?」
洸「ライディーンのムートロンエネルギーが増大している…!!」
豹馬「どうしたんだ、洸!?」
洸「………」
リュウセイ「何が起きたんだ!?」
洸「ライディーンが…」「ライディーンがあの怪獣と戦えと言っている!!」
神宮寺「な、何だと!? どうしてライディーンがそんなことを…」
麗(ま、まさか、この怪獣が『虚空からの破壊神』なの!?)

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 移動中

グローバル「では…ヱクセリヲンは以前にもあの怪獣の襲撃を受けていたのですか?」
タシロ「うむ。我がヱクセリヲン艦隊はアステロイドベルトから出航した後、ワープ航法で雷王星宙域に到達した」「そこで異星人の侵攻に対し、警戒態勢をとっていたのだが…最初に接触したのは奴等、宇宙怪獣だった」
オオタ「宇宙怪獣についてですが、あれは8年前に外宇宙探査艦るくしおんを撃沈したものと同一の存在です」
グローバル「やはり、あれが…STMC、SPACE TERRIBLE MONSTER CORWD…通称・宇宙怪獣なのか…」
オオタ「はい。行動及び攻撃パターン、集団構成など、多くのデータが8年前と一致しています」
グローバル「…確か、オオタ少佐はるくしおんの生き残りだったな…」
オオタ「…ええ」
タシロ「その彼が言うのだ。間違いはあるまい」
オオタ「宇宙怪獣の規模、生態系などについては調査中ですが、あれらが大量に地球圏へ侵攻して来る事態が発生すれば…」
タシロ「うむ。エアロゲイターや巨人型の異星人どころの騒ぎではなくなるな」
グローバル(………)
タシロ「事実、宇宙怪獣の戦闘力は、これまで確認された異星人以上だ」「そのため、奴らと交戦状態に入った我が艦隊は本艦を除いて全滅してしまった…」
グローバル「全滅…」
タシロ(………)
グローバル「…提督、これからどうなさるおつもりなのです?」
タシロ「現時点の我々は宇宙怪獣に関しての情報が少な過ぎる」「そこで、本艦は土星から冥王星の太陽系絶対防衛ラインにかけて調査、ならびにパトロールを続行する」
グローバル「しかし、ヱクセリヲンがあの状態では…」
タシロ「かと言って、民間人を多数乗せているマクロスにこの任務を遂行させるわけにもいかんだろう?」
グローバル「ですが、この宙域にはエアロゲイターや巨人型の異星人も多数存在しており、非常に危険です」
タシロ「それは百も承知だ。それに、本艦はマクロスと違って当初から戦艦として建造されておる」「この任務は我々にしか出来ん。君達は一刻も早く地球圏へ帰還し、この脅威を人々に伝えてくれ」
グローバル(………)「わかりました」

ノリコ「タカヤノリコ少尉です」
ユング「ユング=フロイト少尉です」
カズミ「アナノカズミ少尉です。噂に名高いロンド=ベルの皆様といっしょに戦えることになって光栄です」
オオタ「では、ブライト中佐。以上の3名をロンド=ベル隊にお預けします」
ブライト「いいのか、少佐? 彼女達はヱクセリヲンの貴重な戦力ではないのか?」
オオタ「この3人にはいずれ重要な任務が課せられることになります」
ノリコ(重要な任務…)
カズミ(………)
オオタ「ロンド=ベル隊のように常に前線で戦っている部隊なら、彼女達も学ぶ所が多いはずです」
ブライト「了解した。では、3人共これからよろしく頼むぞ」

ノリコ「す、すっご~い! マジンガーにゲッター…それにライディーン! あ、今回はバルキリーもいるのね!」「まさにスーパーロボット夢の共演よね。マニアの血が騒ぐわ…
カズミ「確かに色々な種類の機体があるわね」
ユング「数を寄せ集めただけじゃないの?」
ノリコ「あ、わかってないなあ。スーパーロボットはね、一騎当千の機体なのよ。存在感が違うんだから!」「ああ…ロンド=ベル隊に配属されて良かったあ…」
ユング「…そんなので喜んでるの、あんただけよ」
ノリコ「でも、マクロスは思ったより居住性が高い艦なんですね」
ユング「噂には聞いていたけど、本当に艦内都市があるとは思わなかったわ」
カズミ「この艦は純粋な宇宙戦艦であるヱクセリヲンと違って恒星間移民船として建造されているからよ」
ユング「あら…移民用じゃなく、地球脱出用の艦として、でしょ?」
〔扉の開閉音〕
リュウセイ「今度新しく配属になったマシーン兵器ってのはどれだ?」
忍「さっきの戦闘でヱクセリヲンの周りにいた奴だろ。あれじゃねえのか?」
ノリコ「もしかして、ロンド=ベル隊の人!?」
リュウセイ「ああ、そうだけど」
ノリコ「私、新たに配属となったタカヤノリコです」
忍「何だ…新メンバーって女かよ」
ユング「その台詞…聞き捨てならないわね。女だからって、どうだっていうのよ?」
忍「うるせえな。文句あンのか」
ユング「こんな前時代的な男がいるなんて…ロンド=ベル隊も大したことないわね」
忍「何だと!?」
リュウセイ「…沙羅と同じパターンでケンカすんなよな」
ノリコ「あの…ロンド=ベル隊には他にどんなスーパーロボットがいるんですか?」
リュウセイ「スーパーロボットに興味あんの?」
ノリコ「もちろん!」
リュウセイ「き…」
ノリコ「き?」
リュウセイ「気に入った! よし、俺の秘蔵コレクションを見せてやるよ!」
ノリコ「ホントですか!? 私も超合金とはプラモデルとか大好きで色々集めてるんです」「合体ロボシリーズのアトラ○ジャーやザ・アニ○ージとか、メガロザマッ○とか全部揃えてます」
リュウセイ「そ、そんな通な奴まで…ますます気に入った!!」
カズミ「2人ともいいお友達になりそうね…」

グローバル「未帰還のスカル小隊と早瀬君からの連絡はあったか?」
シャミー「いえ…こちらからの通信にも応答ありません」
グローバル「そうか…。やはりゼントラーディに捕えられたか…」「シャミー君。ブライト中佐に連絡して早瀬君達の捜索を依頼してくれたまえ」
シャミー「了解」
クローディア(………)
キム「大丈夫ですよ、クローディア先輩。フォッカー少佐が一緒なんですから」
ヴァネッサ「そうですよ。早瀬先輩達を救出して、すぐに戻ってきますよ」
クローディア「そうね、ロイの事だもの…。きっと、何事もなかったように、涼しい顔で帰ってくるわよね…」
グローバル「クローディア君。マクロスはこの宙域にて、一旦待機だ」
クローディア「イエッサー」
グローバル「後は、ロンド=ベル隊の報告を待とう…」
クローディア(ロイ…、未沙達を頼むわよ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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