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No.42A
アクシズからの使者

【シナリオデモ開始】
現在位置 ヘルモーズ

ラオデキヤ「では、マクロスから新たに3隻の戦艦が発進したと申すのか?」
ユーゼス「はっ…マクロスより一足先に地球圏へ向かうようです」
ラオデキヤ「己が置かれた状況に気づき、焦り始めたようだな…」「ヴィレッタ戦爵、ゼントラーディとメルトランディの動きはどうなっておるか?」
ヴィレッタ「冥王星軌道外のゼントラーディ軍旗艦は太陽系に接近中のメルトランディ軍と交戦中のようです」「また、すでに太陽系内へ潜入したメルトランディ軍の部隊は…」「木星軌道から天王星軌道にかけての宙域で、我が軍及びゼントラーディ軍と交戦中です」
ラオデキヤ「ふむ…徐々に戦場が太陽系内へ移行しつつあるようだな」
ヴィレッタ「さらに…地球人の戦艦が正体不明の生物と戦闘を行ったという報告が入っております」
ユーゼス「!」(…この女、余計なことを…)
ラオデキヤ「正体不明の生物だと?」
ヴィレッタ「はい。どうやら太陽系の生物ではないようです。一応、地球人がそれら全て撃退したようですが…」
ラオデキヤ「ユーゼス、その生物についてお前は何か知っているのか?」
ユーゼス「…いえ」
ラオデキヤ「ならば、早急に調査を開始せよ」
ユーゼス「おおせのままに」
ラオデキヤ「それでは、余の艦隊…ゼ=バリマリィ帝国外宇宙方面監察軍第7艦隊は…」「巨人共を迎え撃つべく、これより本格的に軍事活動を開始する」
ユーゼス(………)(…士師は何故に巨人共との戦いにはやる…? 前回の奴らとの戦闘が原因だとうのか…?)(今は巨人共と戦うよりもサイコドライバーを造り出し、超資源トロニウムを手に入れなければならん)(でなければ、あの破壊神共に対抗することは出来ぬ)
イングラム(………)「ラオデキヤ士師。ゼントラーディとメルトランディは文化を持たない種族だと聞いています」「そのため、カルチャーショックを応用した攻撃は彼らに対して非常に有効だというデータを見たことがあるのですが…」
ラオデキヤ(………)
ユーゼス「イングラムよ、それは過去の戦争での話だ」
イングラム(………)
ユーゼス「我が帝国の文化はバルマー本星の最高権力者・霊帝とその配下・十二支族によって完全に管理されてきた…」「そして、永きに渡る霊帝の支配は帝国そのものの文化を逆行・退化させてしまっている」「他文明を取り込んではいるものの、バルマー自体は巨人共と同じく戦うだけの集団に変貌しつつあると言えよう…」
シャピロ「では、地球の文明なら、あの巨人達にカルチャーショックを与えることが出来ると?」
ラオデキヤ「その答えはマクロスが出すであろう…」
ユーゼス「士師のお言葉通りだ。そのために我が艦隊はマクロスに手出しをしなかったのだからな」
シャピロ(………)
ユーゼス「では、ラオデキヤ士師…ご采配を」
ラオデキヤ「うむ。ヴィレッタはレビ、シャピロと共に太陽系外へ赴き、巨人達を互いに戦わせるよう誘導せよ」
ヴィレッタ「はっ」
シャピロ(…ヴィレッタは俺の監視役か)
ラオデキヤ「イングラムはハイネルと共に地球へ向かい、地球軍勢統合の準備を行え」
イングラム「はっ」
ラオデキヤ「我が艦隊は地球の人的資源を必要としているが…」「あくまで我々に抵抗する軍勢や非戦闘員はその対象外だ」「後のバルマーによる支配を確立するため、反乱の火種となる者達を消去せよ」
イングラム「はっ…」
ユーゼス「それと…ジュピトリアンとボアザン軍、キャンベル軍監視を怠るな」「シロッコやカガチ、オレアナにハイネルは心底から余に従っているわけではないからな」
イングラム「はっ…」(…支配される者の怨念を吸って巨人共と戦う…つくづく業の深い連中だな)
ラオデキヤ「それでは、汝らの健闘に期待する…」
〔歩き去る足音〕
イングラム(………)
ユーゼス「イングラム、お前に話がある」
イングラム(………)
ユーゼス「お前は地球側独自の技術と我が帝国の技術を結集させた機動兵器を造っているそうだな?」
イングラム「…それが何か?」
ユーゼス「一つ忠告しておこう。お前の力でクロスゲート・パラダイム・システムを解明することは不可能だ」
シャピロ(クロスゲート・パラダイム・システム? 何だ、それは…?)
イングラム「…私がアストラナガンにあのシステムを組み込んでいると?」
ユーゼス「違うのか?」
イングラム「ご想像にお任せしましょう」
ユーゼス(………)「…まあ、いい。だが、イングラムよ…これだけは忘れるな」「宇宙で漂流していたお前を救い、新たな命と知識、力を与えたのはこのユーゼス=ゴッツォだということをな」
〔歩き去る足音〕
イングラム(………)
シャピロ「イングラム、お前はバルマー人ではないのか?」
イングラム「…どうやら、そうらしいな」
シャピロ(………)(この男…一体何者だ?)(今まで以上に警戒しておく必要があるな…)

ユーゼス「レビ=トーラーよ…ここ最近の戦闘においてカルケリア・パルスの出力値が落ちているようだな」
レビ(………)「地球人のリュウセイ=ダテや○○○○=○○○○○に接触してから頭痛が激しいのです…」
ユーゼス(………)
レビ「…彼らの念は私の中から何かを…引き出すようで…」「特にリュウセイ=ダテの念はジュデッカの精神障壁を中和するほど強力なのです」
ユーゼス(………)「恐れることはない。お前はゼ=バルマリィ帝国の救い主として、特別な力を持って生まれた存在だ」「力を全て解放したお前とジュデッカの眼前に敵などおらぬ」
レビ(………)
ユーゼス「だが、リュウセイ=ダテや○○○○=○○○○○は急速にその力を解放しつつある…」「お前と同種の力を持つ奴らをお前自身の手で葬り去るのだ。さすれば、頭痛も消えるだろう…」
レビ「…はい」
ユーゼス「そして、それは…ゼ=バルマリィ帝国の未来とラオデキヤ士師のためでもあるのだ」
レビ「…はい…私の全てはラオデキヤ様のために…」

ハイネル「では、余のボアザン軍は再び地球へ向かえと申すのか?」
イングラム「そうだ」
ハイネル(この男は余の監視役か…)「フン…ラオデキヤ士師も随分と気まぐれな指示を出してくれる」
イングラム(………)
カザリーン「いくらボアザン星がラオデキヤに支配されているとはえ…」「その仕打ちはボアザン貴族の出身であり、地球攻撃軍総司令であるハイネル様に対して無礼であろう?」
イングラム(………)
ハイネル「言うな、カザリーン。余は裏切り者の子として育った身だ。この程度の仕打ち、どうとうことはない」
カザリーン(………)
ハイネル「よかろう、イングラムよ。余は地球に向かおう。あの地に残したド=ズールのことも気になるからな」
イングラム「では…私は別行動を取らせてもらおう」
ハイネル「何? そなたは余の監視役ではないのか?」
イングラム(………)
ハイネル「…よかろう。そなたの行動は余の預かり知らぬ所だ。好きにするがいい」
イングラム(………)
〔歩き去る足音〕
カザリーン「よろしいのですか、ハイネル様。あの者を放っておいて…?」
ハイネル「奴の考えがどうであろうと、余には関係ない」「あやつの行動で帝国監察軍内に支障が生じれば、我々ボアザン軍にとって都合が良くなるやも知れぬ…」
カザリーン(………)
ハイネル「ジャンギャル、スカールークを地球へワープさせよ」
ジャンギャル「ははっ」
ハイネル「余は剛健太郎に話がある。後はまかせたぞ」

剛健太郎(健一…大次郎…日吉…。ボアザン軍はマキシンガル合金を利用して鎧獣士を造り始めた…)(お前達のボルテスやコン・バトラーでは鎧獣士を倒すことは出来ん…)(何とかして新しい超電磁発生装置・超電磁加重砲の設計図を浜口博士達に渡さねば…)
ハイネル「剛健太郎よ」
剛健太郎「…ハイネルか」
ハイネル「これより、余の軍団は地球へ向かう」
剛健太郎「!」
ハイネル「鎧獣士が完成した今、お前にボルテスとコン・バトラーが敗れ去る様を見せてやる。せいぜい楽しみにするがいい」
剛健太郎「…ハイネルよ。お前は何のために戦っているのだ?」
ハイネル「ラオデキヤ艦隊に制圧された母星を解放し、ボアザン皇帝陛下の身の安全を確保するためだ」「地球人であるお前ごときに言われる筋合いはない」
剛健太郎(………)「お前はボアザン皇帝・ズ=ザンバジルの身代わりとされているだけに過ぎない」「彼はお前がラオデキヤ艦隊に行って厄介払いが出来たとしか思っていないのだ」
ハイネル「無礼なことを申すな! 己が置かれている立場をわきまえよ!!」「それに、ボアザン皇帝陛下は余が裏切り者の子と知りながらも軍司令に取り立ててくれたお方だ!」
剛健太郎「…裏切り者…それはお前の父親のことか?」
ハイネル「そうだ。だが、父の顔は知らぬ。いや、知りたくもない。奴のおかげで母上は死に、余は過酷な仕打ちを受けた」
剛健太郎(………)
ハイネル「何だ、その目は!! 地球人の分際で余に同情するのか!?」「よいか、お前は優秀な科学者であるからこそ、こうやって生かしているだけだ。そのことを忘れるでない!」
〔歩き去る足音〕
剛健太郎(………)(ハイネルよ…健一達とは戦ってくれるな…)(………)(スカールークが地球へ向かうのなら、健一達に超電磁加重砲の設計図を渡すチャンスがあるかも知れん)

現在位置 移動中

トーレス「ブライト艦長、月から発進したエゥーゴの戦艦、ラー・カイラムを確認しました」
ブライト「よし、合流ポイントを確認しろ」

ヘンケン「ブライト中佐、よく無事に地球圏へ帰って来てくれた」「ロンド=ベル隊とマクロスが行方不明になった時は、我々エゥーゴもどうなることかと思ったよ」
ブライト「ご心配をおかけしました。しかし…そちらもよくご無事で」
ヘンケン「ああ。ソロモンに続き、ア・バオア・クーまでネオ・ジオンに奪回され、連邦正規軍は壊滅状態だが…」「彼らが態勢を整えている間、エゥーゴも戦力を貯えることが出来た」「だからこそ、このラー・カイラムや新型機を君達に渡せる」
ブライト「いつも最優先で新型機を回してもらって感謝しています」
ヘンケン「構わんよ。その代わり、君達には何かと厄介な仕事を押しつけてしまっているからな」
ブライト「…搬入作業終了後、本艦はネオ・ジオンと停戦交渉をするためにアクシズへ向かいます」
ヘンケン「しかし、相手はザビ家そのものだ。一筋縄では行かんだろう…」
クワトロ「だが、彼らと手を結ばねばならない程に事態は悪化している」「人類が己のエゴを捨てられなければ…先に待っているのは滅亡だけだ」
ヘンケン「クワトロ大尉…今回の交渉は君にかかっている」
クワトロ「最大限の努力はするつもりだ」
ヘンケン「では、俺は君達が使っていたリーンホースJr.で月へ戻る」
ブライト「月でも何か動きが?」
ヘンケン「ああ。ジュピトリアンの艦隊が月へ降下したという情報がある」
クワトロ「ついに彼らがエアロゲイターと連動して侵略活動を開始したか…」

ジュドー「戦艦だけじゃなく新型機まで回してくれるなんて、相変わらずエゥーゴは太っ腹だな」
ルー「ま、アナハイムみたいなお金持ちのスポンサーが多いからね」
ジュドー「だから、百式改用のフルアーマーパーツも金色なのかよ?」
ルー「関係ないわよ。別に金で出来てるワケじゃないんだから…」
リョウト「ジュドー、新型機が優先されて送られてくるのは達が最前線にいる証拠だよ」
ルー「リョウトのいう通りだわ。あんたみたいに新型機を見て喜んでる場合じゃないんだから」
ジュドー「わかってるよ、そのぐらい」
リョウト(新型機か…)(連邦軍極東支部のSRX計画で僕の機体の後継機が開発中だっていう話を聞いたけど…)(もっとも、それが完成しても、僕が乗るかどうかはわからないし…)

≪ZII入手フラグ成立≫
カミーユ「アストナージさん、このモビルスーツは…?」
アストナージ「Zガンダムの発展型のモビルスーツ、ZII(ゼッツー)だ」
カミーユ「変形機構がゼータに比べてかなり簡略化されていますね」
アストナージ「だが、その分だけ機体が扱いやすくなっている。火力や機動性も申し分ないよ」「一度、使ってみてくれ」
カミーユ「わかりました」

カツ「アムロさん!」
アムロ「…カツ? カツ=コバヤシか!? どうしてここにいるんだ?」
カツ「地球のシャイアン基地であなたと会ってから、僕もカラバに志願したんです」「その後、宇宙に上がってエゥーゴに参加し、補充パイロットとしてラー・カイラムに配属されました」
アムロ「ハヤトやフラウは、この事を知っているのか…?」
カツ「母は最後まで、いい顔をしませんでした…」
アムロ「そうか…。だが、命を粗末にするような真似だけはするなよ」
カツ「はい! 訓練は充分にこなしてきました」
アムロ「カミーユ! カツを他のみんなに紹介してやってくれ」
カミーユ「わかりました」
〔歩き去る足音〕
クリス「あの子…母親と一緒にシャイアン基地を訪ねてきた子ですね?」
アムロ「ああ。張り切るのは結構だが、戦場を甘く見ているのが気になるな…」
クリス「ところで、大尉が設計した新型ガンダムはご覧になりました?」
アムロ「ああ。νガンダム、予想以上にいい仕上がりだ」
チェーン「納期が10日ほど繰り上がったんですけど…何とかなりました」
アムロ「チェーン!」
チェーン「お久しぶりです、アムロ大尉。やっぱり宇宙に上がって来てくれたんですね」
アムロ「上がったと言うより、上げられたと言うのが正しいけどね。ところで、君もこの艦に乗るのか?」
チェーン「ええ。νガンダムのサイコフレームはまだ調整が必要ですし…」「それにシャイアン基地での約束もありますしね」
アムロ「ああ、そうだったな」
チェーン「まさか、あの時の約束をお忘れになったわけではないですよね?」
アムロ(………)
「チェーンとの約束を覚えている」
「チェーンとの約束を忘れた」

≪「チェーンとの約束を覚えている」を選択≫

アムロ「ああ。無論、覚えているさ。宇宙で再会したらデートをする約束だろ?」
チェーン「ええ!」
アムロ「この戦争が終わったら、その約束は必ず果たすよ」
チェーン「ありがとうございます!」
クリス(やっぱり、アムロ大尉も楽しみにしていたのかしら?)
チェーン「いけない、肝心なことを言い忘れてました!」
アムロ「肝心なこと?」
チェーン「実は、νガンダムの装甲強化プロジェクトが月面のアナハイム本社で進んでいるんです」
アムロ「ほう…」
チェーン「完成次第、ラー・カイラムへ送られてくる手はずになっています」

≪「チェーンとの約束を忘れた」を選択≫
アムロ「約束…?」
クリス「大尉、チェーンさんと宇宙で再会したら、デートするって約束をなさってたじゃないですか」
アムロ「そうえば…」
クリス(ニュータイプといっても、こういう所は普通の人と変わらないのね)
アムロ「すまない、チェーン」
チェーン「いえ、いいんです。こうしてアムロ大尉と宇宙でお会いできただけで十分ですから」

ファ「レコアさん、お加減はいかがです?」
レコア「熱は下がったみたいだわ。こんな大変な時に寝込むなんて…私もだらしがないわね」
アヤ「しょうがないわ。地球圏に帰ってくるまで色々大変だったもの…」
レコア「そうね…でも、最近は戦うことに疲れたわ」
アヤ「疲れた?」
レコア「ええ。私、エゥーゴに参加する前は環境保護運動のタカ派としてゲリラ活動をしていたの」
ファ「そうなんですか?」
レコア「私の青春の思い出は常に戦場よ…。そして、気が付けばここにいたわ」
ファ「レコア少尉…」
レコア「私の戦いの意味は一体何なのか…私を必要としてくれる人はいるのか…」「…そんな事を考えていたら、ちょっと疲れてしまったのよ」
アヤ(………)
ファ「…アクシズに到着するまでまだ時間があります。それまで、ゆっくり休んで下さい」
レコア「ありがとう、ファ」「でもね、私みたいな女になっては駄目よ…」
ファ(………)
〔扉の開閉音〕
レコア(………)「誰の帰りも待っていない部屋だわ、ここは…

トーレス「ブライト艦長! ラー・カイラムの進路と並行する形で超巨大艦の航行をキャッチしました!」
ブライト「超巨大艦…? マクロスやヱクセリヲンではないのだな?」
トーレス「…この識別コードは、木星船団のジュピトリスです」
スレッガー「確か、ヘリウム3を運ぶための超大型輸送艦だったな。早速、俺達を追って来たのか?」
ライ「それならば、こちらに攻撃を仕掛けてくるはずです」
クワトロ「ラー・カイラムに平行しているということは…彼らもアクシズに向かっているのか?」
フォッカー「ワープ航法技術がありながら、堂々と接近してるってのは妙だな。アクシズを攻撃するつもりはないのか?」
クワトロ「おそらく…ジュピトリアンはジオンを懐柔するつもりだろう」
ブライト「…考えられるな。ジュピトリアンは、これまでも表面上はネオ・ジオンに協力してきた」
クワトロ(それに…カガチやシロッコはネオ・ジオンと協力し、エアロゲイターを内側から崩すつもりかも知れん…)
ブライト「よし、ジュピトリスを牽制する。総員、第1戦闘配置のまま待機しろ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「アクシズからの使者」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃ユニット選択〉
クワトロ(νガンダム…いい機体だ。アナハイムにサイコフレームの情報を流した甲斐があったな)
アムロ「よし…サイコフレームとの相性もいい。思っていた以上の仕上がりだ」
クワトロ(やはり、アムロには白いガンダムが良く似合う…)
カミーユ「カツ、君はラー・カイラムの護衛につくんだ」
カツ「いえ、僕も前線に出ます」
カミーユ「敵は木星軍の手練れだ。君の腕でかなう相手じゃない」
カツ「大丈夫です。やってみせます!」
シロッコ「ロンド=ベル隊…思ったより動きが早かったな」(もっとも、我々の目的とエアロゲイターの正体を知った以上、彼らはジオンと手を組むしかあるまい)(………)(後々、我々の手駒として使えそうな人間を調べておくか…)「モビルスーツ部隊で応戦する。各機、出撃せよ!」
〔敵ユニット出現〕
トーレス「ジュピトリスよりモビルスーツ部隊発進しました!」
ブライト「全機、攻撃開始!」
レコア(何なの? 何かが聞こえたみたい…)
シロッコ「……女か?」
<戦闘開始>

<2PP>

トーレス「ブライト艦長! この宙域に接近する戦艦らしき物体を発見しました!」
ブライト「何だと…接触までの時間は!?」
トーレス「およそ2分後です!」
ブライト「各機へ! 敵のものと思われる戦艦が接近中だ! 十分に警戒しろ!」

<リョウトvsシロッコ>
シロッコ「以前に出会った時より成長したようだな。ユーゼスがお前を警戒するのも理解できる」
リョウト「何!?」
シロッコ「リョウト、私の元へ来い。お前の力ならエアロゲイターを倒すことが出来るかも知れん」
リョウト「悪いけど、その前にあなた達を倒さなきゃならない!」
シロッコ「フッ…お前も自分の力を間違って使用していることに気づいていないようだな」
リョウト「何だと!?」
シロッコ「そして、自分一人の力で、人類を救えると勘違いしている…」「選ばれた民であることを自覚せず、他人に情けをかけるだけで世界そのものが救えると思うな」「これからの人類に必要なのは下らんイデオロギーや感情に左右されることのない一握りの天才なのだ!」
リョウト「だからって…あなた達が地球に住む人を抹殺していいという理由になるものかっ!」
シロッコ「お前には世界を支配できる力があるとうのに…惜しいな」

<アムロvsシロッコ>
アムロ「このプレッシャー…この艦にシロッコがいるのか!?」
シロッコ「惜しいな。その力がアースノイドに使われるだけで終わるというのは…」
アムロ「だが、己のエゴのために力を使うよりは遥かにマシだ!」
シロッコ「自分自身の力と、それを使うにふさわしい立場を見極めて欲しいものだな、アムロ=レイ」「いつまでも一兵卒に甘んじているだけでは、大局を変えることは出来んぞ」
アムロ「俺はお前のように自分の力を過大評価していない!」「それに、一握りのインテリが先導した革新が良い結果を生むものか!」
シロッコ「フッ…人類が地球圏という狭い世界で、己の欲のために争いを繰り広げる時代は終わったのだよ!」「これからの人類に必要なのは下らんイデオロギーや感情に左右されることのない一握りの天才なのだ!」
アムロ「それがお前だと言うのか!!」

<アムロvsゴッドワルド>
ゴッドワルド「このガンダム…『連邦の白き流星』が復活したとでもいうのか!?」

<クワトロvsシロッコ>
シロッコ「シャア…お前は大局を静観しているだけで満足しているのか?」
クワトロ「何!?」
シロッコ「お前は気づいているはずだ…」「このまま戦いに身を投じれば、アムロのように戦争の道具として愚民共に利用されるだけだということを…」
クワトロ「異星人の力を利用してアースノイドの粛清を目論む貴様が言えることか!」

<クワトロvsゴッドワルド>
ゴッドワルド「そのような目立つ機体では的にしてくれと言っているようなもの! それとも自信があるということか!」
クワトロ「ならば、試してみるがいい」

<カミーユvsシロッコ>
シロッコ「ゼータのパイロット…カミーユ=ビダンか」
カミーユ「貴様のような人間がいるから戦いが終わらないんだ!」
シロッコ「この戦いに終わりはない。何故なら、最終的には種としての生存競争レベルまで行き着くからな」
カミーユ「だが、それとアースノイドの粛清は関係ないはずだ!」
シロッコ「愚民をこの戦いで生き残らせても同じ過ちを繰り返すだけだというかとが何故わからんのだ?」

<カミーユvsサラ>
サラ「パプテマス様の邪魔をする奴め! 落ちろ!」
カミーユ「シロッコがやろうとしている事の恐ろしさをなぜ気づかない!?」
サラ「パプテマス様はこの戦いで人類が生き延びる方法を考えておられる! お前達に邪魔はさせない!」
カミーユ「こいつ…! 強化人間…なのか!?」

<カツvsサラ>
サラ「パプテマス様の邪魔をする奴は私が倒す!」
カツ「女の子!? どうしてシロッコなんかに従っているんだ!?」「君はそんな子じゃないだろう!」
サラ「出会ったばかりで私の何がわかるというのだ!」

<ジュドーvsシロッコ>
シロッコ「お前も自分の力を間違った方法で使っているようだな」
ジュドー「いくら難しい言葉で語っても、あんた達のやろうとしている事はただの人殺しなんだよっ!」
シロッコ「お前はこの戦いで人類の全てが生き残れると思っているのか?」
ジュドー「何だと!?」
シロッコ「大局を見渡す者には非情さが必要だ…生身の感情をむき出しにする人間に人類を救うことは出来んよ」
ジュドー「だからって、人が無意味に殺されていくのを黙って見ていられるかよ!!」

<リュウセイvsシロッコ>
シロッコ「ユーゼスが○○○と同様、その力を警戒する男か…」
リュウセイ「なら、どうだってんだ!」
シロッコ「お前は自分の力が人類の命運に大きく関わっているという自覚を持っているのか?」
リュウセイ「な、何だって…俺が!?」
シロッコ「そうだ」
リュウセイ「………」
シロッコ「その力を有効に使うつもりがあるのなら…私の元へ来るがいい」
リュウセイ「確かに俺は頭悪ィからな。あんたにしちゃ、力の使い方って奴を間違ってんのかも知れねえが…」「俺にだって、あんたのやってることが間違ってるってことぐらいわかるぜ」
シロッコ「………」
リュウセイ「少なくとも、地球の人間を見捨てようとする奴に力を貸すものか!!」

<サラ撃破>
サラ「脱出します!」

<ルペ撃破>
ルペ「やってくれるじゃないか、あんた達!」

<ゴズ撃破>
ゴズ「は、馬鹿な!!」

<ブロッホ撃破>
ブロッホ「うおおお!」

<ゴッドワルド撃破>
ゴッドワルド「俺としたことが…!」

<シロッコ撃破or4EP・勝利条件達成>
※※シロッコ撃破の場合、セリフ追加※※
シロッコ「フフフ…思った以上にやるな」
〔敵ユニット撃破〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔第3軍ユニット出現〕
トーレス「ブライト艦長! ネオ・ジオン軍です!」
クワトロ「あれは…グワダン?」
シロッコ「フフ…役者が揃ったようだな」
クワトロ(それに…この感じ。あの戦艦に…いるのか、彼女が?)
ハマーン「私の名はハマーン=カーン。ネオ・ジオン総帥ギレン=ザビの代行として来た者である」
クワトロ(やはり、ハマーンか!)
ハマーン「貴公らはアクシズの領域を侵犯している。我が方と戦闘を行うつもりがなければ、即刻停戦せよ」
ブライト「………」
シロッコ「………」
ハマーン「その上で、我が艦グワダンにてロンド=ベル隊、ジュピトリアンとの三者会談を行う…」
ブライト「三者会談だと? ジュピトリアンと同じ席につけと言うのか!?」
シロッコ「ロンド=ベル隊の方で問題がなければ、こちらは兵を引こう」
ブライト(やはり、ジュピトリアンの目的もジオンと接触することか…)
クワトロ「ブライト艦長、我々の目的はあくまでもネオ・ジオンとの交渉だ。ここで戦力を消耗するわけにはいかない」
ブライト「………」
 ブライト選択
 「ハマーンの申し出を受ける」
 「ジュピトリアンとの戦闘を続ける」

≪「ハマーンの申し出を受ける」を選択≫

ブライト「…止むをえん。ここはネオ・ジオンに従おう」
ハマーン「では、両者共、こちらの誘導に従ってもらおう」
ブライト「了解した」
クワトロ(ハマーンめ…、ザビ家の下で何を企んでいる…)
ジュドー「………」
ルー「ジュドー、どうしたの?」
ジュドー(…あのハマーンって女…一体何者だ? シロッコとは違う…)
【戦闘マップ終了】

≪「ジュピトリアンとの戦闘を続ける」を選択≫

ブライト「やはり、ジュピトリアンとネオ・ジオンを接触させるわけにはいかん」
ハマーン「ならば、お前達はジュピトリアンと我々を敵に回すことになるが…」
ジュドー「どっちにしたって、あいつらは地球の人間がどうなろうと構わない連中なんだろう!?」「ここで一気にやっちまった方がいいぜ!」
クワトロ「………」
リョウト「ダメだ、ジュドー。それじゃティターンズと同じだよ!」
ジュドー「!」
リョウト「君もマクロスに乗って、人類同士で戦っていても事態は好転しないってわかっただろう?」
ジュドー「だ、だけどよ…」
カズミ「リョウトの言うとおりだわ。私達だけで目の前の敵を倒すことは出来るかも知れないけど…」「その結果は無意味に地球圏の戦域が拡大されることになるわ」
ブライト「………」「ネオ・ジオンの申し出を受ける。全機、帰還しろ」
ジュドー「…きっと後悔するぜ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
現在位置 移動中

クワトロ「ハマーンとの交渉は私が担当する。艦長はもしもの場合を想定し、アムロと一緒に艦へ残ってくれ」
ブライト「すまんが、頼めるか?」
クワトロ「頼めるも何も…艦長はそのつもりで私をこの部隊へ選抜したと思っていたが…」
ブライト「ああ」
クワトロ「それから…カミーユ、ジュドー、洸、エマ中尉を連れて行く」
ブライト「カミーユ達を…?」
クワトロ「カミーユやジュドー、洸は交渉相手の目論みや邪念といったものを見抜くには適任だと思ってな…」
ブライト「…いいだろう。許可する」
レコア「…クワトロ大尉。私も同行してよろしいでしょうか?」
クワトロ「構わないが…理由は?」
レコア「私にも活躍できる場が欲しいのです。それに…敵地への潜入任務は慣れていますから」
クワトロ(………)「…いいだろう」「それから、アムロ。万が一の場合、後の事は頼むぞ」
アムロ「わかった。だが、これだけは覚えておいてくれ」「あなたの代わりは誰も出来ない。少なくとも俺は政治向きではないしな」
クワトロ(………)
アムロ「留守は任せてくれ。無事の帰還を祈ってるよ」

リュウセイ「三者会談か…。クワトロ大尉には悪いけど、猛烈に嫌な予感がするぜ…」
リョウト「僕もそう思うよ。だけど、大尉達に任せるしかないだろう?」「それに、ジュドーや洸も一緒だから何かあっても大丈夫だよ」
リュウセイ「…そうだな」
〔歩き去る足音〕
ビーチャ「…聞いたか?」
エル「うん。ジュドーもジオンの戦艦に行くんだね…」
リィナ「…どうして、お兄ちゃんばかりに危険な役を押し付けるの…?」
イーノ「リィナ…」
ビーチャ「ジュドーが心配だ。俺達もそのジオンの戦艦に行こうぜ」「ジオンの連中も子供相手だったら油断するだろうしな」
イーノ「じゃあ、僕達も連れて行ってもらえるよう頼むのかい?」
ビーチャ「バーカ! OKされるわけないだろ! 密航するんだよ、密航!」
リィナ「…私も行くわ! お兄ちゃんが心配だもの」
ビーチャ「何言ってんだ。リィナはエルやイーノと一緒にこの艦に残れよ」
リィナ(………)
ビーチャ「よし、モンド。早速ランチに忍び込もうぜ!」

現在位置 アクシズ

ハマーン「それぞれの護衛は、別室に待機してもらっている」「今ここには、我々3人と私の副官であるグレミーしかいない」
グレミー(………)
ハマーン「この場に臨んだ以上、双方の目的は我がネオ・ジオン軍との停戦交渉だと見受けるが、それに相違はないか?」
シロッコ「…少なくとも、私はそのつもりだ」
クワトロ「…我々もだ。異星人の侵略に対抗するためにはネオ・ジオン軍と一時的に和平を結ぶことが必要だと考えている」
ハマーン(………)
シロッコ「それはこちらも同じだ。現在、我々ジュピトリアンはエアロゲイターと手を結んではいるが…」「最終的な目的は全ての異星人を太陽系から排除することだ」
ハマーン(………)
クワトロ(………)
ハマーン「よかろう。ただし、停戦の条件として双方の武装解除及び…」「全戦力を我がネオ・ジオンへ明け渡してもらおう」
クワトロ「!」
シロッコ(………)
クワトロ「それは…ネオ・ジオンの傘下に下れとうことか!?」
ハマーン「当然だ。異星人に対抗するため、一時的に共闘するとしても…その指導者は我がネオ・ジオンでなければならない」
シロッコ(…愚かな。ジオンも所詮は魂を地球の重力に引かれた連中だということか…)
ハマーン「中枢を一本化せずして、異星人に対抗することは出来ない」
クワトロ「…それでは、ザビ家に地球圏の支配を行わせることになる。我々がそれを認めると思っているのか?」
ハマーン「ならば、自分達だけで異星人と戦うか、シャア?」
クワトロ(………)
シロッコ「私としても、その申し入れを受けるわけにはいかんな」
ハマーン「…ならば、どうするつもりだ? パプテマス=シロッコ…」
シロッコ「私はネオ・ジオンにジュピトリアンへの降伏を勧告する」
クワトロ「!」
ハマーン(………)
シロッコ「我々は地球人類を抹殺する地球クリーン作戦を開始しつつある…」「お前達が勧告を受け入れないのであれば、抹殺対象にネオ・ジオン軍をも含めるつもりだ…」
グレミー(ハマーン様。この男、この場で始末した方がよろしいかと…)
ハマーン(待て、グレミー。それではジュピトリアンにこちらを攻撃させる口実を与えることになる…)(今は、まだ様子を見るのだ)
シロッコ「…エアロゲイターと我々の戦力を考慮すれば、答えは一つしかないはずだ」
ハマーン「面白い申し出だ、パプテマス=シロッコ…」「だが、お前はここがどこであるかわかっていなかったようだな」
シロッコ「フッ…」
〔機械の発動音〕
〔画面、発光〕

クワトロ「!!」
グレミー「シロッコが…消えていく!?」
シロッコ「これもエアロゲイターのEOTの一つでね。一種の空間転移法だよ」
ハマーン「おのれ…まやかしを!」
シロッコ「さらばだ。やがて来る絶望の中で自分が下した決定を後悔するがいい…」
グレミー「全艦、非常態勢! シロッコを逃がすな!」

〔グワダンの警報〕
ジュドー「な、何だ!?」
洸「会談で何かあったのか!?」
〔画面、発光〕
〔機械の発動音〕

 機械の発動音
シロッコ(………)
洸「人が…突然現れた!?」
シロッコ「フン…エアロゲイターの空間転移装置とえども、距離を稼ぐことは出来んようだな…」
カミーユ「お、お前は…パプテマス=シロッコ!?」
エマ「カミーユ、そこをどきなさい!!」
〔銃声〕
シロッコ(………)
エマ「レコア少尉! どうして邪魔をするの!?」
レコア(………)
シロッコ「お前は…」
レコア(私を呼んでいたのは、この人…パプテマス=シロッコ…)
シロッコ「私と一種に来い」
レコア「!! あなたは私を必要としてくれるのですか…?」
シロッコ「無論だ。時代は君のような強い女性を求めている」
エマ「レコア少尉、何を言ってるの!?」
〔銃声〕
レコア「みんな、そこを動かないで!」
エマ「レ、レコア…!」
〔扉の開閉音〕
サラ「パプテマス様、こちらです!」
シロッコ「すまんな、サラ」
カミーユ「レコアさん、行っちゃいけない! その男は危険だ!」
レコア「カミーユ、私には私というものがあるわ。あなたには関心をもってもらいたくないの」
〔扉の開閉音〕
洸「レコアさん!?」
カミーユ「レコア…ロンド!? 一体…どうしたっていうんだ…」

グレミー「…ハマーン様。ジュピトリスは、この宙域を離脱しました」
ハマーン「まあいい。いずれ、奴とは戦場で雌雄を決する日が来る」「さて、シャア。お前は私と一緒にアクシズへ来てもらおう」
クワトロ(………)
エマ「…シャア!?」
洸「シャアって…あのジオンの赤い彗星のシャア=アズナブル!?」
カミーユ(………)
洸(な、何となくそうじゃないかなとは思ってたけど…)
クワトロ「ハマーン。お前への回答は先程済ませたはずだ。ギレンにも同じ答えを言わせるのか?」
ハマーン「ギレン総帥はア・バオア・クーで、ドズル中将はソロモンで指揮を執っておられる」「アクシズにはミネバ様と私しかいない」
クワトロ(…ミネバの前で本心を聞かせろと言うのか?)
ハマーン「私はザビ家による地球圏の支配など考えてはいない…。シャア、お前はわかっているはずだ」
クワトロ「!」
ジュドー「何を言ってやがる! それでも結局やることはザビ家と同じに決まってらあ!」
ハマーン「…少年、名は?」
ジュドー「ジュドー! ジュドー=アーシタだ!」
ハマーン「…そちらの少年もそうだが、お前もいい素質を持っているようだな…」
カミーユ「素質?」
ハマーン「ニュータイプならば私に従うべきだ…。そうだろう、ジュドー=アーシタ…」
ジュドー(………)(なんか不思議な感じだ…。敵なのに…敵じゃないような気がする)
ハマーン「敵対する理由は何もない。我々は同じニュータイプなのだからな」
ジュドー(………)「違う! 他人を力で従わせようとするあんたは俺の敵だよ!」
ハマーン(………)「グレミー、この者達を監禁し、グワダンをアクシズへ向けよ」
グレミー「ロンド=ベル隊の旗艦、ラー・カイラムはどうするのです?」
ハマーン「シャアがここにいる以上、下手な手出しは出来まい。放っておけ」
グレミー「はっ…」(ジオンを捨てた赤い彗星…そして、ハマーン。ギレン総帥に2人の接触を報告せねばならないか)
【シナリオエンドデモ終了】


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