No.44Ａ
リィナの血
【シナリオデモ開始】
現在位置 移動中
ジュドー「何だって！ リィナがアクシズにいるだと？ そりゃどういうことだ!?」
エル「ご、ごめん、ジュドー。あたし達も知らない間に、リィナもグワダンへ潜りこんだようなんだ…」
ジュドー「くそっ！ それじゃ本末転倒じゃねえか！」
エル（………）
ルー「どこへ行くの、ジュドー!?」
ジュドー「決まってんだろ！ リィナを助けにアクシズへ行く！」
ルー「独りじゃ無茶よ！ アムロ大尉達に任せた方がいいわ！」
ジュドー「無茶でも何でも、リィナは俺が助け出す!!」
プル「あ、ジュドー！」
ジュドー「プル、悪いけど俺は忙しくなっちまった。一緒に遊ぶのは後だ！」
〔走る足音〕
プル「ジュドー!?」
イーノ「僕からも頼むよ｡ジュドーを行かせてやってくれ」
プル「えー！ どうしてぇ？」
エル「ジュドーにとって、リィナは一番大切だからね…」
プル「…ねえ、リィナって誰？」
イーノ「リィナはジュドーの妹だよ」
プル「ふ～ん…。ジュドーはあたしだけのお兄ちゃんじゃないんだ…。何か、つまんないな…」「よ～し！」
〔走る足音〕
イーノ「あ、君！ どこに行くんだ!?」
プル「あたしもアクシズに行ってジュドーのお手伝いをするんだ！」
クワトロ「…私だけを呼び付けるとは、どういうつもりだ、ハマーン？」
ハマーン「お前の本心を聞こうと思ったからだ」
クワトロ「本心…？」
ハマーン「そうだ。腐敗した地球連邦を内部から見てきたシャア＝アズナブルの本心を、だ」
クワトロ（………）
ハマーン「連邦に義がないことは明白だ。我々と共に真のジオンを再興するつもりはないのか？」
クワトロ（………）「確かに、今の地球連邦に地球圏を治める資格はない」「だが、今、考えなければならないことは人をどう統べるかではなく…どう生き残るか、だ」
ハマーン「…異星人との戦争は、ジオンの旗の下でやれば良い」
クワトロ「それでは７年前のザビ家と同じ過ちを繰り返すだけだ」
ハマーン「ジオンから彼らを排除すると言ってもか？」
クワトロ「ミネバを担ぎ出しておいて、よく言う…」
〔ノック〕
ハマーン「…入れ」
マシュマー「失礼致します」
ハマーン「何だ、マシュマー？」
マシュマー「アクシズにロンド＝ベル隊の機体が何機か侵入した様子です」
ハマーン（グレミーめ、易々と敵を侵入させるとは、こちらの手の内を探るつもりか…？）「…わかった。私が迎撃に出よう」
マシュマー「ハマーン様自ら!?」
ハマーン「ロンド＝ベル隊は連邦軍最強の独立機動部隊だ。そう簡単に勝てる相手ではない」「それはお前が良く知っていることであろう？」
マシュマー「はっ…」
ハマーン「行くぞ」
〔扉の開閉音〕
クワトロ（………）
〔扉の開閉音〕
ナナイ「お久しぶりです、大佐」
クワトロ「…ナナイ？ ニュータイプ研究所のナナイ＝ミゲルか？」
ナナイ「はい」
クワトロ（………）「今の私は、クワトロ＝バジーナだ。シャア＝アズナブルではない」
ナナイ（………）
クワトロ「…お前も私を説得しに来たのか？」
ナナイ「いえ、あなたをアクシズから脱出させるために…」
クワトロ「！」
ナナイ「今、ネオ・ジオンはギレン総帥とハマーンによって、２つに割れようとしています」「そして、私はア・バオア・クーに移られたギレン＝ザビ総帥の命令を受け…」「グレミー＝トトと共にこのアクシズでハマーンの監視をしていました」
クワトロ「ハマーンの目論みはア・バオア・クーのギレン＝ザビも知っているということか…」
ナナイ「はい」「ですが、私は真のジオンの指導者はギレン総帥、ハマーンのどちらでもないと思っています」
クワトロ（………）
ナナイ「大佐用の新型モビルスーツが用意してあります。とりあえず、ハマーンの下からお逃げ下さい」「別室のロンド＝ベル隊の人間も既に解放してあります」
クワトロ（………）「すまないな、ナナイ」
ナナイ「…いつの日か、ジオンの真の指導者が、私達の所へ戻られることを祈っております」
クワトロ（………）「私はただ、人の行く末をこの目で見届けたいだけだ」
ナナイ（………）
カミーユ「とりあえず、アクシズ内部都市へは脱出できたな」
洸「それにしても、どうして俺達の部屋の鍵が開いていたんだろう？ 見張りの兵士もいなかったし…」
エマ「ネオ・ジオンも決して一枚岩ではないということよ」
洸「ところで、ジュドーとクワトロ大尉はどうするんです？」
ビーチャ「おおーい！」
カミーユ「ビーチャ、モンド、それにリィナまで!? どうして、お前達がここに!?」
ビーチャ「ジュドーが心配だったんで、ランチに密航したんだけど…」
モンド「結局、アクシズまで俺達も来ちゃったんだ…」
カミーユ「何を考えているんだ!? 敵地に入るのがどれだけ危険か、お前達でもわかるだろう!?」
リィナ「…ご、ごめんなさい…」
〔警報ブザー〕
エマ「敵襲!?」
ビーチャ「アクシズの敵ってことは…ロンド＝ベル隊か？」
洸「確認は後だ！ まずは、ここを脱出しようぜ！」
モンド「わ、わかった！」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「リィナの血」
【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕
フォッカー「よし。侵入成功だ。クワトロ大尉達を救出するぞ！」
アムロ「全機、要塞部を抜けて、都市部を目指せ！ 雑魚には構うな！」
ハマーン「このプレッシャー、アムロ＝レイか？」
アムロ「…手強い奴が１人いる。もしや、これがハマーン＝カーン…？」
ハマーン「各機、侵入者を全て撃退しろ！ ミネバ様をお守りするのだ！」
シュタイナー「聞こえたな、ワイズマン伍長」
バーニィ「は、はい」
シュタイナー「だが、手柄を焦って無茶をするな。こんな所で死んだら何の意味もないぞ」
バーニィ「わ、わかっています」（いつまで…こんな戦争が続くんだ…？）（噂じゃ、異星人が地球圏に侵入してるってのに…）
＜戦闘開始＞
＜２ＰＰ・味方援軍１出現＞
〔味方ユニット出現〕
アムロ「ジュドー！ どうしてここに！？」
ジュドー「アムロさん！ リィナは…リィナは見つかったんですか！？」
アムロ「落ち着け、ジュドー。頭に血が上った状態でリィナを見つけることは出来ないぞ」
ジュドー「わかってますよ、そんなこと！」
ハマーン「失望したぞ、ジュドー＝アーシタ。お前がそれ程子供だと思わなかった…」
ジュドー「残念だったな。妹が敵地にいて冷静でいられるほど大人じゃないんだよ！」
ハマーン「お前にはわからないのか…？」「お前が与する連邦軍、そして連邦政府の上層部こそ地球を腐らせる根源なのだと…」
ジュドー「だからって、あなたに正義があるとは思えないな！」
ハマーン「私はアステロイドベルトでぞっとするほど暗く冷たい宇宙を見ながら何年も生きてきた…」「その間に地球の愚かな人間達は何をした？ 地球再建に奔走するあまり、地球の汚染を拡大させてきた…！」「あまつさえ、異星人の驚異に対しても、自分たちが逃げ出すことしか考えていない…」「それを許すわけにはいかない！」
ジュドー「………」
ハマーン「フ…フフフ…私はお前に対してはスラスラと本心を話してしまうようだ…」
ジュドー「そんなことを言っても、俺はあんたのものにはならない！」
ハマーン「わかっている。お前には確かにニュータイプの要素を感じるが、お前は流れに乗るということを知らなさすぎる」「もっとも、流れに乗るだけのシャアやアムロ＝レイは論外だが、直感だけに頼っているとやがて破滅するぞ」
ジュドー「ニュータイプなんて知らないね！ 俺はリィナを助けるだけだ！」
ハマーン「この期に及んで、個人的な感情で動くとは…。初めは私に期待を抱かせ、最後の最後に私を裏切る…！」「ジュドー＝アーシタ！ お前もシャアと同じだ！！」
ジュドー「！！」
＜味方が都市部へ到達・味方援軍２＆敵増援１出現＞
〔味方ユニット出現〕
ハマーン「サザビーだと！？」
クワトロ「………」
ハマーン「…二度も私の元から去るというのか、シャア…」
クワトロ「ああ。お前が自分の考えを改めない限りはな」
ハマーン「………」「交渉は決裂だ。だが、お前のやり方では人類を救うことなど出来んぞ！」
クワトロ「だが、私は…今のロンド＝ベル隊にこの状況を打開する力があると信じている」
ハマーン「シャア…たった一つの部隊で何が出来るというのだ！」
カミーユ「赤いモビルスーツ！ もしかして、クワトロ大尉か！？」
エマ「どうして、それがわかるの！？」
カミーユ「間違いありません。あれには大尉が乗っています」
イリア「！ ロンド＝ベル隊の者か！？」
〔イリア、カミーユ達のいる地点へ移動〕
リィナ「きゃあ！」
エマ「リィナ！！」
〔イリア、前進〕
イリア「シャア＝アズナブル！ そのモビルスーツから降りろ！ さもなくば、この娘の命はないぞ！」
クワトロ「！」
ジュドー「あれはリィナか！？」
リィナ「お、お兄ちゃん！！」
イリア「残りの機体も武装解除しろ！」
フォッカー「汚い真似を…！」
ジュドー「ハマーン！ それがあんたのやり方かっ！？」
ハマーン「言ったはずだ。個人的な感情で動くのは愚かだと」
フォッカー「………」
輝「せ、先輩…どうするんです！？」
フォッカー「仕方あるまい…奴らの要求を受け入れよう」
ハマーン「愚かな…そんな軟弱な意志で異星人から地球圏を救えるものか」
フォッカー「バーロー！ 子供とは言え、女を見捨てられるか！」「お前らみたいに個人を犠牲にする奴は、結果的に人類全体も見捨てるに決まっている！」
〔味方ユニット出現〕
イリア「エルピー＝プル！？」
プル「ジュドーを苦しめる奴はあたしが許さないんだからっ！」
イリア「何だと！？」
〔プル、イリアへ隣接〕
[イベント戦闘「プルvsイリア」]
イリア「くっ！ 駆動部分に直撃だと！？」
リィナ「きゃあああっ！！」
〔敵ユニット撃破〕
ジュドー「リィナァァァァァッ！！」
プル「そ、そんな…あ、あたし…」
ジュドー「う、嘘だろ、リィナ…リィナァァァァッ！！」
カミーユ「ジュドー…！」
洸「くっ…！！」（ライディーン…ライディーン！）（俺の声が聞こえるなら、ここへ来てくれ！）
ジュドー「うう…ちきしょう…！！」
ハマーン「！？ な、何だ…この肌にまとわりつく不快感は…？」
ジュドー「ゆ、許せねえ…！ てめえら…許さねえッ！！」「うおおおおっ！！」
〔ジュドー、気力１５０〕
ハマーン「ジュ、ジュドー…この私にこんなプレッシャーをかけるとは…！」「危険だ…奴は危険過ぎる！」
マシュマー「ハマーン様！ この区域へ急速接近してくる物体が！」
ハマーン「何だと！？」
〔味方ユニット出現〕
洸「ライディーン、来てくれたのか！」「アムロさん！ カミーユさん達はライディーンで運びます！」
アムロ「了解した。各機、アクシズを脱出するぞ！」
ジュドー「アムロさん！ ここで逃げろってのかよ！？」
アムロ「ジュドー！ ここでお前まで失うわけにはいかない」
ジュドー「お、お前までって…そ、そんな！」
リョウト「ジュドー、リィナはまだ死んだと決まったわけじゃないよ！」
ジュドー「………」
リョウト「君さえ生きていればあの子を助け出すチャンスが必ずある！」
ジュドー「………」「…わかったよ、リョウトさん」
プル「ジュドー…あたし…あたしのせいで…」
ジュドー「………」
〔敵ユニット出現〕
＜リョウトvsハマーン＞
ハマーン「このプレッシャー…ジュドーと同じ…いや、それ以上か！？」「それ程の力を持っていながら、何故連邦に肩入れをする！？」
リョウト「連邦もジオンもないです！ 今は人類がどうやって生き残るか、それを考える時じゃないんですか！？」
ハマーン「シャアと同じことをこの私に説くか！」
リョウト「人類が滅んでしまったら人の革新だろうが何だろうが、全部無意味になってしまうんです！」
＜アムロvsハマーン＞
アムロ「ハマーン！ 今、俺達が戦っても何の益もない事が、なぜわからない！ これではシロッコの思うつぼだぞ！」
ハマーン「ジュピトリアンやお前達、そしてアースノイドも全て我々が粛清する！」
アムロ「人が人を裁くだと！？ それはお前のエゴだ！」
ハマーン「貴様もニュータイプなら私の下で人の革新の力となれ！」
アムロ「断る！ 俺は、まだお前ほど人類に絶望しちゃいない！」
＜アムロvsバーニィ＞
バーニィ「ガンダム！？ しかも、Ａのパーソナルマーク！ まさか、アムロ＝レイなのか！？」「く、くそっ…！ お、俺もここまでか！？」
＜クワトロがハマーンを説得＞
クワトロ「ジオンの名に縛られるな、ハマーン！」
ハマーン「黙れ！ 私の敵となったお前に用はない！」
クワトロ「だが、主義主張の名の下で他人を支配することはザビ家のやり方と何ら変わりはないぞ！」
ハマーン「例え異星人の脅威を排除したとしても、連邦の無能な官僚共は粛清しなければならない」
クワトロ「何故、そうまで答えを急ぐ？ 人の革新はいずれ必ず起きる。今は人類の存続を考えるべきではないのか」
ハマーン「笑止！ お前の甘い見通しで何が変わると言うのだ！？」
＜クリスがバーニィを説得＞
クリス「もしかして、あの時のザク！？」
バーニィ「恨みはないが、落ちてもらうぞ！」
クリス「あなた！ 命を粗末にするのは止めなさい！」
バーニィ「な、何だ？ 女！？」
クリス「あなたはネオ・ジオンのやり方が正しいと思っているの！？」
バーニィ「正しいだと！？」「そんなこと、戦場で考えている余裕があるものか！」
クリス「あなた達がそんな認識だから…戦争がいつまで経っても終わらないのよ！」
バーニィ「！！」
クリス「こんな無意味な争いばかり続けていたら、地球は異星人に侵略されてしまう！」
バーニィ「………！」
＜マシュマー撃破＞
マシュマー「この私がやられるとは…ハマーン様に申し訳が立たぬ！」
＜ニー撃破＞
ニー「チッ…油断したか！」
＜ランス撃破＞
ランス「こ、こんな所でロイヤルガードの私が…！？」
＜バーニィ撃破＞
バーニィ「く、くそっ…！ ザクじゃダメなのかよ！？」
＜シュタイナー撃破＞
シュタイナー「ちっ！ 任務失敗か！？」
＜ハマーン撃破orＨＰ８０％以下＞
ハマーン「さすがだな、ロンドーベル」（グレミーの動きも気になる…ならば、この者達を泳がせてザビ家一党の牽制に使う方が賢明か…）「私は撤退する。後は任せるぞ」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
＜敵全滅or全味方離脱・勝利条件達成＞
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ルー「ジュドーの様子は…？」
イーノ「部屋に閉じこもったきり、返事もないんだ…」
プル「ジュドー…」
エル「あんたのせいだよ！ あんたが余計な事するからリィナが！」
リョウト「やめてよ、エル」「あれはプルのせいじゃない。事故だったんだよ…」
エル「わかってるよ！ だけど、だけど…」
リョウト（………）
「ジュドーに会う」
「ジュドーに会わない」
≪「ジュドーに会う」を選択≫
リョウト「…僕、ジュドーと話をしてくるよ」
プル「あたしも行く…ジュドーを放っておけないもん…」
リョウト「…わかったよ」
≪「ジュドーに会う」を選択≫
〔扉の開閉音〕
リョウト「ジュドー、入るよ」
ジュドー（………）
プル「あの…あたし…リィナの事を謝りたくて…」
ジュドー（………）「…出てってくれよ。今は誰とも会いたくないんだ」
リョウト「ジュドー…」
ジュドー「…リョウトさん。あんたはつらい思いを乗り超えたかも知れないが、俺はあんたみたいな立派な人間じゃない」「俺にとっちゃ、人類の平和よりもリィナの幸せの方が大事だったんだ！ それなのに…」
リョウト「ジュドー…。君が落ち込んでいたって、リィナは帰って来ないよ」
ジュドー「！」
リョウト「それに…そんな君を見たらリィナは悲しむだけだよ」
ジュドー（………）
プル「あたしがリィナの代わりになる！ ジュドーの妹になる！ だから、お願い…元気出して…」
ジュドー「プル……」
リョウト「…これからどうするかは、君が決める事だ。だけど…」「この戦争が続けば、僕達やリィナのような悲しみを味わう人間が増えるってことを忘れないで」
〔扉の開閉音〕
ジュドー「リィナ…、これからの俺が、お前のために出来る事って何だろうな…」
≪「ジュドーに会う」を選択≫
リョウト「酷な言い方だけど、他人が入り込める問題じゃないよ。今はそっとしておこう…」
≪「ジュドーに会う」を選択≫
〔扉の開閉音〕
プル「ジュドー…入るよ」
ジュドー「…プルか。悪いが、出て行ってくれ」
プル「ジュ、ジュドー…」
ジュドー「いいから、出てけよ！ お前のせいでリィナは…リィナは…！」
プル「ご、ごめん…そうだよね、あたしのせいだよね…」
ジュドー（………）
プル「あたし、この艦を降りる。アクシズに戻ってリィナを捜す！」
ジュドー（………）
プル「そしたら、あたしを許してくれる…？」
ジュドー（………）「結局、一番悪いのは俺さ。おだてられてパイロットなんかやってリィナに心配ばかりかけてさ…」
プル（………）
ジュドー「俺がラビアンローズでダブルゼータに乗らなければ、こんな事にならなかったのさ…」
プル「ジュドーが自分を責めてもリィナは悲しむだけだよ…」
ジュドー「お前にリィナの何がわかるんだよ!!」
プル「わかるわよ！ だって…、あたしだってリィナと同じくらいジュドーのことが好きなんだもん！」
ジュドー「プル…」
プル「「あたしがリィナの代わりになる！ ジュドーの妹になる！ だから、お願い…元気出して…」
ジュドー「…ごめんよ、プル。怒鳴ったりして…」
プル「ジュドー…」
ジュドー「でも、もう少し１人にしてくれ。これからどうするかを考えたいんだ…」
プル「うん…」
〔扉の開閉音〕
ジュドー「リィナ…、これからの俺が、お前のために出来る事って何だろうな…」
カミーユ「リョウト。ジュドーの様子はどうだ…？」
リョウト「やはり、ショックは大きいみたい…。もしかすると、艦を降りるかも知れないね…」
リュウセイ「無理ねえか。目の前で妹があんなことになったら…」
ライ「だが、死んだと決まったわけじゃない。モビルスーツには脱出ポッドもある…」「そのイリアとかいうパイロットと次の戦場で出会えば、リィナが生きているという確証になる」
アヤ「そうね…ライの言うとおりだわ」
〔扉の開閉音〕
リョウト「ジュドー…」
ジュドー「悪いね｡みんなに心配かけちゃったみたいだな」
ブライト「ジュドー…色々と大変だったな。もし、お前が艦を降りると言うなら…」
ジュドー「その事なんだけどさ。これまで通り、俺も戦わせてもらうぜ」
アヤ「大丈夫なの？」
ジュドー「ああ。俺、色々考えたんだ。どうすればリィナが喜んでくれるかって…」
リョウト（………）
ジュドー「そして、わかったのさ。俺達みたいな思いをする人をこれ以上増やしちゃいけない」「そのためにも、この戦争は終わらせなくちゃならない。それを俺にも手伝わせて欲しいんだ」
ブライト「そうか…そう言ってくれるとこちらも助かる」
ジュドー「礼なんていいよ｡俺は自分のために戦うんだからさ」「それにリィナはきっと生きてる。必ず俺が助け出してみせる」
〔轟音〕
〔警告音〕
ブライト「何事だ!?」
トーレス「本艦の前方に強力で断続的な重力震を感知！」
ブライト「重力震だと…？」
ジュドー「！」
〔ニュータイプ能力発現〕
ジュドー「これは…!?」
カミーユ「…アムロ大尉！」
アムロ「ああ…このプレッシャーはこれまでの敵の比ではないぞ…」
リュウセイ（………）
〔サイコドライバー能力発現〕
サイコドライバーの反応
リュウセイ（もしかして…あの白い十字架か!?）
トーレス「ブライト艦長！ アクシズから艦隊が出撃しました！」
ブライト「追撃部隊か！ 総員、第１種戦闘配置!!」
【シナリオエンドデモ終了】
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● No45Ａ「漆黒の天使来たりて」 へ進む
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